JP2017122598A - 磁気検出装置、紙葉類識別装置、および磁気検出方法 - Google Patents

磁気検出装置、紙葉類識別装置、および磁気検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検知対象の磁気検出におけるノイズの影響を低減する磁気検出装置を提供する。【解決手段】磁気検出装置100は、周期的な発振信号を発生して出力する発振回路OSCと、印加される磁束の変化に応じて変化する抵抗値を有する磁気抵抗素子MRを有し、この抵抗値の変化に基づいて変化する基準電圧を出力する基準電圧生成回路VGCと、前記磁気抵抗素子MRの近傍を通過するように前記検知対象Zを搬送する搬送部Fと、前記発振信号と、前記基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいたパルス波を含む比較結果信号を出力する比較器COMPと、前記比較結果信号のパルス幅の変化に基づいて、前記検知対象の磁気特性を判定する判定回路DCと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、磁気抵抗(Magneto Resistance)素子を用いた磁気検出装置、紙葉類識別装置、および磁気検出方法に関する。
従来、磁気センサとして磁気抵抗素子を用いた磁気検出装置が知られている。
このような従来の磁気検出装置には、磁気パターンのエッジ部分の検出のみならず、紙幣等に印刷された磁気パターン内部に含まれる磁性粉の微弱な濃淡変化に対応した磁束の変化を検出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この従来の磁気検出装置では、出力信号検出手段を、磁束の変化の影響を受けない位置に配置したので、磁束変化検出手段に印加される一定な外部磁界と磁気パターンに含まれる磁性体微粒子との磁気的相互作用に基づいた磁束の変化の影響を受けることがなくなり、磁束変化検出手段の抵抗値の変化分のみを磁束の変化に比例した出力信号として検出する。
特開2005−37337号公報
上述の特許文献1に開示されたような一般的な信号処理回路において、磁気抵抗素子から出力される信号の変化量は微小である。そのため、磁気抵抗素子の抵抗値の変化を磁気検出の判定に用いる場合には、判定に使用できるレベルまで高ゲインのアンプを用いて当該信号を増幅する必要がある。その結果、電気信号に乗った微小なノイズが増幅され、S/N比が低下する場合があった。
また、その他にも、OPアンプのポップコーンノイズ、コンデンサのピエゾノイズのように、電子部品に固有な性質に基づくノイズも、当該信号処理回路に影響を及ぼす場合があった。
したがって、磁気抵抗素子を用いた磁気検出においてノイズの影響を低減可能な技術が望まれている。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、検知対象の磁気検出におけるノイズの影響を低減することが可能な磁気検出装置、紙葉類識別装置、及び磁気検出方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施形態に従った磁気検出装置は、検知対象の磁気を検出する磁気検出装置であって、周期的な発振信号を発生して出力する発振回路と、印加される磁束の変化に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子を有し、この抵抗値の変化に基づいて変化する基準電圧を出力する基準電圧生成回路と、前記磁気抵抗素子の近傍を通過するように前記検知対象を搬送する搬送部と、前記発振信号と、前記基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいたパルス波を含む比較結果信号を出力する比較器と、前記比較結果信号のパルス幅の変化に基づいて、前記検知対象の磁気特性を判定する判定回路と、を備えることを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記発振信号は、三角波またはノコギリ波であることを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記比較器は、一端に前記基準電圧が供給される第1の抵抗と、一端に前記発振信号が供給される第2の抵抗と、第1の入力端子に前記第1の抵抗の他端が接続され、第2の入力端子に前記第2の抵抗の他端が接続され、前記第1の抵抗の他端の電圧と前記第2の抵抗の他端の電圧とを比較した結果に基づいて、出力端子から前記比較結果信号を出力するコンパレータと、を備えることを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記比較結果信号を整流する処理回路をさらに備え、前記判定回路は、前記処理回路により整流された比較結果信号のパルス幅に基づいて、前記磁気特性を判定することを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記判定回路は、前記処理回路により整流された前記比較結果信号が入力され、前記比較結果信号をアナログ/デジタル変換した判定結果信号を出力するADコンバータを含むことを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記判定回路は、前記比較結果信号のパルス幅とパルス周期からデューティー比を算出し、算出した前記デューティー比の変化に基づいて、前記磁気特性を判定することを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記検知対象は、軟磁性体又は硬磁性体の少なくとも何れかを含み、前記検知対象が前記磁気抵抗素子の近傍を通過する前、又は、前記検知対象が前記磁気抵抗素子の近傍を通過しているときの少なくとも何れかにおいて、前記検知対象に磁界を印加する印加部を、さらに備えることを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記判定回路は、前記算出したデューティー比と、予め設定された基準値とを比較することにより、前記検知対象の磁気特性を判定することを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記比較器は、前記発振信号が前記基準電圧未満である場合には、前記比較結果信号のレベルを、前記パルス波を構成する第1のレベルにし、前記発振信号が前記基準電圧以上である場合には、前記比較結果信号のレベルを、前記第1のレベルと異なる第2のレベルにすることを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記搬送部は、前記検知対象が前記磁気抵抗素子の近傍を通過するときに、前記検知対象が出力する磁気が前記磁気抵抗素子に一時的に印加されるように、前記検知対象を搬送することを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記搬送部は、前記検知対象が予め設定された一定の搬送速度で前記磁気抵抗素子の近傍を通過するように、前記検知対象を搬送することを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記磁気抵抗素子は、一端が一定の電源電圧を出力する電源に接続され、他端が前記基準電圧を出力する分圧出力端子に接続された第1の磁気抵抗素子と、一端が前記分圧出力端子に接続され、他端が接地に接続された第2の磁気抵抗素子と、を含むことを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記第1の磁気抵抗素子と前記第2の磁気抵抗素子は、同じ磁気抵抗効果の特性を有することを特徴とする。
前記磁気検出装置において、前記第2の磁気抵抗素子は、前記第1の磁気抵抗素子に隣接するように、前記第1の磁気抵抗素子に対して所定の配置方向に配置され、前記配置方向と、前記検知対象の搬送方向とは、平行になるように設定されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施形態に従った紙葉類識別装置において、前記検知対象は、磁気インクを含む紙葉類であり、前記磁気検出装置と、前記磁気検出装置を制御するとともに、前記磁気検出装置の前記判定回路の判定結果の情報を含む判定結果信号に基づいて前記紙葉類を識別する制御部と、前記制御部による識別結果を記憶する記憶部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施形態に従った磁気検出方法は、検知対象の磁気を検出する磁気検出方法であって、周期的な発振信号を発生して出力するステップと、磁気抵抗素子の近傍を通過するように前記検知対象を搬送するステップと、前記発振信号と、前記磁気抵抗素子の抵抗値の変化に基づいて変化する前記基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいたパルス波を含む比較結果信号を出力するステップと、前記比較結果信号のパルス幅の変化に基づいて、前記検知対象の磁気特性を判定するステップと、を備えることを特徴とする。
前記磁気検出方法において、前記発振信号は、三角波またはノコギリ波であることを特徴とする。
前記磁気検出方法において、検知対象が磁気抵抗素子の近傍を通過する前に、検知対象に磁界を印加するステップを、さらに備えることを特徴とする。
本発明に係る磁気検出装置、紙葉類識別装置、及び磁気検出方法によれば、検知対象の磁気検出におけるノイズの影響を低減することができる。
図1は、本発明の一態様である実施形態に係る紙葉類識別装置1000の構成の一例を示す図である。 図2は、図1に示す磁気検出装置100の構成の一例を示す図である。 図3は、図2に示す比較器CXに入力される発振信号Ein及び基準電圧VREF、及び比較器CXが出力する比較結果信号Eoutの信号波形の一例を示す図である。 図4は、基準電圧生成回路VGC(磁気抵抗素子MR)に対する検知対象Zの磁性体が存在する領域Zaの位置と、処理回路RECにおいて増幅されて出力される比較結果信号Ebとの関係を示す概念図である。 図5は、検知対象Zが基準電圧生成回路VGCの近傍(特に第1の磁気抵抗素子MR1に近接)を搬送方向Xに通過しているとき位置関係における、比較器CXの入力波形と出力波形との一例を示す図である。 図6は、検知対象Zが基準電圧生成回路VGCの近傍(特に第1の磁気抵抗素子MR1と第2の磁気抵抗素子MR2の中間に近接)を搬送方向Xに通過しているとき位置関係における、比較器CXの入力波形と出力波形との一例を示す図である。 図7は、検知対象Zが基準電圧生成回路VGCの近傍(特に第2の磁気抵抗素子MR2に近接)を搬送方向Xに通過しているとき位置関係における、比較器CXの入力波形と出力波形との一例を示す図である。 図8は、磁気検出装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明の一態様である実施形態に係る紙葉類識別装置1000の構成の一例を示す図である。また、図2は、図1に示す磁気検出装置100の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、紙葉類識別装置1000は、磁気検出装置100と、制御部CONと、記憶部Mと、通信部50と、を備える。
磁気検出装置100は、検知対象の磁気を検出し、この検出結果に応じて、検知対象の磁気特性を判定するようになっている。検知対象Zは、例えば、磁気インクを含む、紙幣、金券の紙葉類である。検知対象Zは、軟磁性体又は硬磁性体の少なくとも何れかを、例えば、既述の磁気インクに含む。
また、制御部CONは、磁気検出装置100を制御するとともに、磁気検出装置100の検出部D(図2の判定回路DC)が出力する判定結果信号Soutに基づいて検知対象(紙葉類)Zの種類等を識別するようになっている。
この制御部CONは、例えば、図1に示すように、紙葉類識別部10と、搬送制御部20と、磁気検出制御部30と、処理部40と、を備える。
例えば、紙葉類識別部10は、検知対象(紙葉類)Zの検出された磁気特性に応じた判定結果信号Soutと、予め検知対象となる検知対象(紙葉類)Zに関して記憶部Mに記憶されている基準値とを比較することにより、検知対象(紙葉類)Zの種類等を特定する機能を有する。
具体的には、例えば、検知対象Zが米国紙幣である場合には、記憶部Mには予め1ドル、2ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル及び100ドルの各紙幣の磁気特性の基準値が記憶されている。そして、処理中の検知対象(紙葉類)Zの検出された磁気特性に応じた判定結果信号Soutが、各基準値と比較される。その結果、検知対象(紙葉類)Zの検出された磁気特性に応じた判定結果信号Soutが、100ドル紙幣の磁気特性の基準値と所定範囲内で一致するとともに他の金種の磁気特性の基準値と所定範囲を超えて異なる場合に、この検知対象(紙葉類)Zを100ドル紙幣であると判定する。
なお、例えば、紙葉類識別部10は、検知対象(紙葉類)Zを撮像部(図示せず)により撮像した画像と、予め検知対象となる検知対象(紙葉類)Zに関して記憶部Mに記憶されている基準画像とを比較することにより、検知対象(紙葉類)Zの種類等を特定する機能をさらに有するようにしてもよい。
具体的には、例えば、検知対象Zが米国紙幣である場合には、記憶部Mには予め1ドル、2ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル及び100ドルの各紙幣の基準画像が記憶されている。そして、処理中の検知対象(紙葉類)Zを撮像した画像の特徴部分が、各基準画像と比較される。その結果、検知対象(紙葉類)Zを撮像した画像が、100ドル紙幣の基準画像と所定範囲内で一致するとともに他の金種の基準画像と所定範囲を超えて異なる場合に、この検知対象(紙葉類)Zを100ドル紙幣であると判定するようにしてもよい。
なお、検知対象とする検知対象(紙葉類)Zが紙幣である場合には、紙葉類識別部10は、このように金種識別を行う他、紙幣が本物であるか否かを判定する真偽識別や、紙幣が所定基準を満たし再利用可能な紙幣であるか否かを判定する正損識別等の処理を行うこともできる。このような紙葉類の識別処理は、紙幣識別装置の分野において従来から利用されている技術であるため、詳細な説明は省略する。
この制御部20は、例えば、各種の処理を実現するためのソフトウェアプログラムと、当該ソフトウェアプログラムを実行するCPUと、当該CPUによって制御される各種ハードウェア等によって構成されている。各部の動作に必要なソフトウェアプログラムやデータの保存には、記憶部Mや、別途専用に設けられたRAMやROM等のメモリやハードディスク等が利用される。
また、搬送制御部20は、検知対象Zを搬送する、磁気検出装置100の搬送部Fを、制御するようになっている。
また、磁気検出制御部30は、検知対象Zの磁気を検出する、磁気検出装置100の検出部Dを、制御するようになっている。
また、処理部40は、各部の動作に必要な各種の処理を実行するようになっている。
また、記憶部Mは、揮発性又は不揮発性のメモリやハードディスク等の記憶装置で構成され、紙葉類識別装置1000で行われる処理に必要な各種のデータを記憶するために利用される。
この記憶部Mは、制御部CONによる識別結果を記憶するようになっている。また、記憶部Mは、検知対象(紙葉類)Zの判定処理等を行うために利用される各種の基準値と、これらに関連する情報とを記憶している。また、記憶部Mは、検知対象(紙葉類)Zを撮像した各画像の全体又は特徴部の判定処理等を行うために利用される各種の基準画像と、これらに関連する情報とを記憶している。
また、通信部50は、紙葉類識別装置1000の外部からの信号を受信し、紙葉類識別装置1000から外部へ信号を送信する機能を有する。
この通信部50によって、例えば、外部からの信号を受信して、制御部CONの動作設定を変更したり、記憶部Mに記憶されているソフトウェアプログラムやデータの更新、追加及び削除の処理を行ったり、紙葉類識別装置1000による検知対象(紙葉類)Zの識別結果を外部へ出力することができる。
ここで、図1、図2に示すように、磁気検出装置100は、磁気検出部Dと、搬送部Fと、を備える。
磁気検出部Dは、例えば、図2に示すように、発振回路OSCと、基準電圧生成回路VGCと、比較器CXと、搬送部Fと、処理回路(整流回路)RECと、判定回路DCと、印加部Aと、を備える。
発振回路OSCは、周期的な発振信号Einを発生して出力するようになっている。この発振信号Einは、例えば、三角波またはノコギリ波である。
また、基準電圧生成回路VGCは、上記磁気抵抗素子MRの抵抗値の変化に基づいて変化する基準電圧VREFを出力するようになっている。この基準電圧生成回路VGCは、例えば、図2に示すように、印加される磁束の変化に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子MR(第1の磁気抵抗素子MR1、第2の磁気抵抗素子MR2)を有する。
ここで、基準電圧生成回路VGCの磁気抵抗素子MRは、例えば、図2に示すように、第1の磁気抵抗素子MR1と、第2の磁気抵抗素子MR2と、を含む。
第1の磁気抵抗素子MR1は、一端が一定の電源電圧を出力する電源VSに接続され、他端が基準電圧VREFを出力する分圧出力端子DNに接続されている。
第2の磁気抵抗素子MR2は、一端が分圧出力端子DNに接続され、他端が接地に接続されている。
すなわち、基準電圧生成回路VGCは、電源VSが出力する電源電圧を第1、第2の磁気抵抗素子MR1、MR2で分圧した分圧電圧を、分圧出力端子DNから基準電圧VREFとして出力する。
なお、第1の磁気抵抗素子MR1と第2の磁気抵抗素子MR2は、同じ磁気抵抗効果の特性を有する。
また、第2の磁気抵抗素子MR2は、第1の磁気抵抗素子MR1に隣接するように、第1の磁気抵抗素子MR1に対して所定の配置方向Yに配置されている。そして、この配置方向Yと、検知対象Zの搬送方向Xとは、例えば、平行になるように設定される。
また、印加部Aは、検知対象Zが磁気抵抗素子MRの近傍を通過する前に、検知対象Zに磁界を印加するようになっている。
これにより、検知対象Zの硬磁性体が、磁気抵抗素子MRの近傍を通過する前に、着磁される。したがって、検知対象Zの硬磁性体の磁束を検出する磁気抵抗素子MRで検出することができる。
さらに、印加部Aは、検知対象Zが磁気抵抗素子MRの近傍を通過しているときに、検知対象Zに磁界を印加するようになっている。
これにより、検知対象Zの軟磁性体が、磁気抵抗素子MRの近傍を通過しているときに、着磁される。したがって、検知対象Zの軟磁性体の磁束を検出する磁気抵抗素子MRで検出することができる。
また、搬送部Fは、配置方向Yに平行に、搬送方向Xに沿って、磁気抵抗素子MRの近傍を通過するように検知対象Zを搬送するようになっている。この搬送部Fは、例えば、検知対象Zを搬送するローラ等の搬送機構を備える。
この搬送部Fは、検知対象Zが磁気抵抗素子MRの近傍を通過するときに、検知対象Zが出力する磁気が磁気抵抗素子MRに一時的に印加されるように、搬送方向Xに沿って検知対象Zを搬送する。特に、搬送部Fは、検知対象Zが予め設定された一定の搬送速度で磁気抵抗素子MRの近傍を通過するように、搬送方向Xに沿って検知対象Zを搬送する。
また、比較器CXは、発振信号Einと基準電圧VREFとを比較し、この比較結果に基づいたパルス波を含む比較結果信号Eoutを出力するようになっている。
この比較器CXは、発振信号Einが基準電圧VREF未満である場合には、比較結果信号Eoutのレベルを、パルス波を構成する第1のレベル(“High”レベル)にする。この第1のレベル(“High”レベル)が、パルス部分になる。
一方、比較器CXは、発振信号Einが基準電圧VREF以上である場合には、比較結果信号Eoutのレベルを、第1のレベルと異なる第2のレベル(“Low”レベル)にする。
この比較器CXは、例えば、図2に示すように、第1の抵抗R1と、第2の抵抗R2と、コンパレータCOMPと、を備える。
第1の抵抗R1は、一端が基準電圧生成回路VGCの出力(分圧出力端子DN)に接続され、他端が第1の入力端子Iaに接続されている。この第1の第1の抵抗R1は、一端に基準電圧VREFが供給されるようになっている。
また、第2の抵抗R2は、一端に発振信号Einが供給されるようになっている。
なお、第1、第2の磁気抵抗素子MRは、例えば、MR(Magneto Resistance)素子、AMR(Anisotropic Magneto Resistance)素子、TMR(Tunnel Magneto Resistance)素子等である。
また、コンパレータCOMPは、第1の入力端子Iaに第1の抵抗R1の他端が接続され、第2の入力端子Ibに第2の抵抗R2の他端が接続されている。
このコンパレータCOMPは、第1の抵抗R1の他端の電圧と第2の抵抗R2の他端の電圧とを比較した結果に基づいて、出力端子Icから比較結果信号Eoutを出力するようになっている。
ここで、図3は、図2に示す比較器CXに入力される発振信号Ein及び基準電圧VREF、及び比較器CXが出力する比較結果信号Eoutの信号波形の一例を示す図である。
比較器CXには、一定の振幅を有する周期的な発振信号の一例である三角波が発振信号Einとして入力される。比較器CXには、基準電圧も入力される。
図3に示すように、比較器CXは、発振信号Einが基準電圧VREF未満である場合には、比較結果信号Eoutのレベルを、パルス波を構成する第1のレベル(“High”レベル)にする。この第1のレベル(“High”レベル)が、パルス部分になる。
一方、比較器CXは、発振信号Einが基準電圧VREF以上である場合には、比較結果信号Eoutのレベルを、第1のレベルと異なる第2のレベル(“Low”レベル)にする。
図3に示す比較結果信号Eoutは、基準電圧VREFが電圧レベル210である場合について示している。
なお、基準電圧VREFは、直列に配置された第1、第2の磁気抵抗素子MR1、MR2の抵抗値の分圧比に応じて変化する。当該分圧比は、磁気抵抗素子MRと検知対象Zの磁性体との位置関係や磁束の大きさ(検知対象に含まれる磁性体の量)に応じて変化し、この変化に応じて、基準電圧VREFは電圧レベル220、230に変化する。
上記ように、検知対象Zの磁性体が磁気抵抗素子MR上を一定の搬送速度で通過すると、二つの第1、第2の磁気抵抗素子MR1、MR2の抵抗値が変化し、基準電圧VREFが変化する。発振信号Einの振幅が一定の場合、当該基準電圧VREFの変化に応じて上記パルスの幅が変化する。このパルスの幅の変化は、デューティー比の変化として検出可能となる。
また、図2に示すように、処理回路RECは、比較結果信号Eoutを整流して(必要に応じて増幅して)、比較結果信号Ebを出力するようになっている。
また、判定回路DCは、比較結果信号Eout(若しくは比較結果信号Eb)のパルス幅の変化に基づいて、検知対象Zの磁気特性を判定し、この判定結果の情報を含む判定結果信号Soutを出力するようになっている。この判定回路DCは、処理回路RECが比較結果信号Eoutを増幅する場合、増幅後の信号レベルを用いて、検知対象Zにおける磁性体の磁気特性を判定する。
より詳しくは、この判定回路DCは、比較結果信号Eoutのパルス幅とパルス周期からデューティー比を算出し、算出したデューティー比の変化に基づいて、検知対象Zの磁気特性を判定する。特に、判定回路DCは、算出したデューティー比と、予め設定された基準値とを比較することにより、検知対象Zの磁気特性を判定する。この基準値は、例えば、記憶部Mに記憶されている。
このように、判定回路DCは、比較器CXが出力する比較結果信号Eoutのデューティー比の変化を整流して、当該変化を電圧の増減としてとらえる。このようにすると、磁気インク(磁性体)の存在に基づく信号を同じレベルの変化として得るための増幅器の増幅率は、例えば、従来の約10分の1にできる。その結果、回路素子からのノイズのその他の変動成分も抑えることができるため、S/N比が改善され得る。
なお、判定回路DCは、例えば、処理回路RECにより整流された比較結果信号Ebが入力され、比較結果信号Ebをアナログ/デジタル変換した判定結果信号Soutを出力するAD(Analog to Digital)コンバータを含むようにしてもよい。
すなわち、判定回路DCとして、高速かつ高分解能のADコンバータを使用すれば、処理回路REC(整流回路)を使用することなく、デジタル回路として磁気検出装置100を構成することもできる。
なお、本実施形態においては、判定回路DCは、処理回路RECにより整流された比較結果信号Ebのパルス幅に基づいて、検知対象Zの磁気特性を判定して、判定結果信号Soutを出力するようになっている。なお、この処理回路RECは、必要に応じて、省略されていてもよい。この場合、判定回路DCは、コンパレータCOMPが出力した比較結果信号Eoutが直接入力され、この比較結果信号Eoutのパルス幅に基づいて、検知対象Zの磁気特性を判定して、判定結果信号Soutを出力する。
ここで、以上のような構成を有する磁気検出装置100の検知対象Zの磁気特性を判定回路が判定するための動作特性について説明する。
図4は、基準電圧生成回路VGC(磁気抵抗素子MR)に対する検知対象Zの磁性体が存在する領域Zaの位置と、処理回路RECにおいて増幅されて出力される比較結果信号Ebとの関係を示す概念図である。
図4に示すように、検知対象(ここでは、紙幣)Zは、磁気検出装置100の基準電圧生成回路VGC(磁気抵抗素子MR)に対して、搬送方向Xに搬送される。このとき、開始地点Saから終了地点Sbまでの範囲から磁性体が検出され得る。
信号波形330は、処理回路RECにおいて増幅された比較結果信号Ebを示す。比較結果信号Eoutのレベル(変化量)は微小であるため、このレベルをそのまま判定に用いることは好ましくない。そこで、増幅後の比較結果信号Ebを判定に用いることが好ましい。この場合、既述のように、信号の増幅率は、例えば、従来の磁気検出装置における増幅率の10分の1程度に抑えることができる。
そのため、磁気検出装置100における回路素子に起因するノイズ等の影響を抑制することができる。
ここで、図5は、検知対象Zが基準電圧生成回路VGCの近傍(特に第1の磁気抵抗素子MR1に近接)を搬送方向Xに通過しているとき位置関係における、比較器CXの入力波形と出力波形との一例を示す図である。また、図6は、検知対象Zが基準電圧生成回路VGCの近傍(特に第1の磁気抵抗素子MR1と第2の磁気抵抗素子MR2の中間に近接)を搬送方向Xに通過しているとき位置関係における、比較器CXの入力波形と出力波形との一例を示す図である。また、図7は、検知対象Zが基準電圧生成回路VGCの近傍(特に第2の磁気抵抗素子MR2に近接)を搬送方向Xに通過しているとき位置関係における、比較器CXの入力波形と出力波形との一例を示す図である。なお、図5〜図7において、簡単のため、検知対象Zの尺度を、小さくして表記している。
例えば、図5に示すように、検知対象Z(すなわち、磁性体)が第1の磁気抵抗素子MR1に近接して搬送方向Xに通過しているとき、第1の磁気抵抗素子MR1の抵抗値が大きくなるため、基準電圧VREFが低下する。これにより、比較結果信号Eoutのパルス波のパルス幅Waが狭くなる。
その後、図6に示すように、検知対象Z(すなわち、磁性体)が第1の磁気抵抗素子MR1と第2の磁気抵抗素子MR2の中間に近接して搬送方向Xに通過しているとき、第1の磁気抵抗素子MR1の抵抗値が小さくなるとともに第2の磁気抵抗素子MR2の抵抗値が大きくなるため、基準電圧VREFが上昇する。これにより、比較結果信号Eoutのパルス波のパルス幅Wbがパルス幅Waよりも広くなる。
その後、図6に示すように、検知対象Z(すなわち、磁性体)が第2の磁気抵抗素子MR2に近接して搬送方向Xに通過しているとき、第1の磁気抵抗素子MR1の抵抗値がさらに小さくなるとともに第2の磁気抵抗素子MR2の抵抗値がさらに大きくなるため、基準電圧VREFがさらに上昇する。これにより、比較結果信号Eoutのパルス波のパルス幅Wcがパルス幅Wbよりも広くなる。
このように、検知対象Z(すなわち、磁性体)が基準電圧生成回路VGCの近傍を通過することにより、比較結果信号Eoutのパルス波のパルス幅が、変化することとなる。
そして、既述のように、判定回路DCは、このようにして変化する比較結果信号Eoutのパルス幅とパルス周期からデューティー比を算出し、算出したデューティー比の変化に基づいて、検知対象Zの磁気特性を判定するものである。
次に、以上のような構成、磁気特性を有する磁気検出装置100の動作フローの一例について説明する。ここで、図8は、磁気検出装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、磁気検出装置100の発振回路OSCは、周期的な発振信号Einを発生して出力する(ステップS1)。この発振信号Einは、比較器CXに入力される。
そして、磁気検出装置100の印加部Aは、検知対象Zが磁気抵抗素子MRの近傍を通過する前に、検知対象Zに磁界を印加する(ステップS2)。なお、検知対象Zが磁気抵抗素子MRの近傍を通過するときにも、検知対象Zに磁界を印加するようにしてもよい。
そして、磁気検出装置100の搬送部Fは、磁気抵抗素子MRの近傍を通過するように検知対象Zを搬送する(ステップS3)。
そして、磁気検出装置100の基準電圧生成回路VGCは、磁束の変化に基づく磁気抵抗素子MRの抵抗値の変化に基づいて変化する基準電圧VREFを出力する(ステップS4)。この基準電圧VREFは、比較器CXに入力される。
そして、磁気検出装置100の比較器CXは、発振信号Einと、磁気抵抗素子MRの抵抗値の変化に基づいて変化する基準電圧VREFとを比較し、この比較結果に基づいたパルス波を含む比較結果信号Eoutを出力する(ステップS5)。
そして、磁気検出装置100の判定回路DCは、比較結果信号Eout(Eb)のパルス幅の変化に基づいて、検知対象Zの磁気特性を判定する(ステップS6)。
以上のようにして、本実施形態に係る磁気検出装置100によれば、検知対象Zの磁気特性は、比較結果信号Eoutのパルス幅として捉えられて、比較結果信号Eoutのデューティー比に基づいて検知対象Zの磁気特性を判定する。これにより、例えば、検知対象Zから得られる信号の増幅率を従来の技術を用いる場合の増幅率の10分の1程度に抑制することができる。結果として、S/N比が向上し、また、ノイズの影響を低減することができる。
また、判定回路DCに高速で高分解能なADコンバータを用いることにより、パルス幅に基づくデューティー比の変化をデジタルデータとして得ることができる。その結果、磁気検出装置100をデジタル回路で構成することもできる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1000 紙葉類識別装置
100 磁気検出装置
CON 制御部
M 記憶部
50 通信部
10 紙葉類識別部
20 搬送制御部
30 磁気検出制御部
40 処理部
D 磁気検出部
F 搬送部
OSC 発振回路
VGC 基準電圧生成回路
CX 比較器
F 搬送部
REC 処理回路(整流回路)
DC 判定回路
A 印加部

Claims (18)

  1. 検知対象の磁気を検出する磁気検出装置であって、
    周期的な発振信号を発生して出力する発振回路と、
    印加される磁束の変化に応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子を有し、この抵抗値の変化に基づいて変化する基準電圧を出力する基準電圧生成回路と、
    前記磁気抵抗素子の近傍を通過するように前記検知対象を搬送する搬送部と、
    前記発振信号と、前記基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいたパルス波を含む比較結果信号を出力する比較器と、
    前記比較結果信号のパルス幅の変化に基づいて、前記検知対象の磁気特性を判定する判定回路と、を備える
    ことを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記発振信号は、三角波またはノコギリ波であることを特徴とする請求項1に記載の磁気検出装置。
  3. 前記比較器は、
    一端に前記基準電圧が供給される第1の抵抗と、
    一端に前記発振信号が供給される第2の抵抗と、
    第1の入力端子に前記第1の抵抗の他端が接続され、第2の入力端子に前記第2の抵抗の他端が接続され、前記第1の抵抗の他端の電圧と前記第2の抵抗の他端の電圧とを比較した結果に基づいて、出力端子から前記比較結果信号を出力するコンパレータと、を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気検出装置。
  4. 前記比較結果信号を整流する処理回路をさらに備え、
    前記判定回路は、
    前記処理回路により整流された比較結果信号のパルス幅に基づいて、前記磁気特性を判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気検出装置。
  5. 前記判定回路は、前記処理回路により整流された前記比較結果信号が入力され、前記比較結果信号をアナログ/デジタル変換した判定結果信号を出力するADコンバータを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の磁気検出装置。
  6. 前記判定回路は、
    前記比較結果信号のパルス幅とパルス周期からデューティー比を算出し、算出した前記デューティー比の変化に基づいて、前記磁気特性を判定する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の磁気検出装置。
  7. 前記検知対象は、軟磁性体又は硬磁性体の少なくとも何れかを含み、
    前記検知対象が前記磁気抵抗素子の近傍を通過する前、又は、前記検知対象が前記磁気抵抗素子の近傍を通過しているときの少なくとも何れかにおいて、前記検知対象に磁界を印加する印加部を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気検出回路。
  8. 前記判定回路は、前記算出したデューティー比と、予め設定された基準値とを比較することにより、前記検知対象の磁気特性を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気検出装置。
  9. 前記比較器は、
    前記発振信号が前記基準電圧未満である場合には、前記比較結果信号のレベルを、前記パルス波を構成する第1のレベルにし、
    前記発振信号が前記基準電圧以上である場合には、前記比較結果信号のレベルを、前記第1のレベルと異なる第2のレベルにする
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気検出装置。
  10. 前記搬送部は、前記検知対象が前記磁気抵抗素子の近傍を通過するときに、着磁された前記検知対象の磁気特性を前記磁気抵抗素子が検知できるように、前記検知対象を搬送する
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気検出装置。
  11. 前記搬送部は、前記検知対象が予め設定された一定の搬送速度で前記磁気抵抗素子の近傍を通過するように、前記検知対象を搬送する
    ことを特徴とする請求項10に記載の磁気検出装置。
  12. 前記磁気抵抗素子は、
    一端が一定の電源電圧を出力する電源に接続され、他端が前記基準電圧を出力する分圧出力端子に接続された第1の磁気抵抗素子と、
    一端が前記分圧出力端子に接続され、他端が接地に接続された第2の磁気抵抗素子と、を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気検出装置。
  13. 前記第1の磁気抵抗素子と前記第2の磁気抵抗素子は、同じ磁気抵抗効果の特性を有することを特徴とする請求項12に記載の磁気検出装置。
  14. 前記第2の磁気抵抗素子は、前記第1の磁気抵抗素子に隣接するように、前記第1の磁気抵抗素子に対して所定の配置方向に配置され、
    前記配置方向と、前記検知対象の搬送方向とは、平行になるように設定されていることを特徴とする請求項13に記載の磁気検出装置。
  15. 前記検知対象は、磁気インクを含む紙葉類であり、
    請求項1ないし14のいずれか一項に記載の前記磁気検出装置と、
    前記磁気検出装置を制御するとともに、前記磁気検出装置の前記判定回路の判定結果の情報を含む判定結果信号に基づいて前記紙葉類を識別する制御部と、
    前記制御部による識別結果を記憶する記憶部と、を備えることを特徴とする紙葉類識別装置。
  16. 検知対象の磁気を検出する磁気検出方法であって、
    周期的な発振信号を発生して出力するステップと、
    磁気抵抗素子の近傍を通過するように前記検知対象を搬送するステップと、
    前記発振信号と、前記磁気抵抗素子の抵抗値の変化に基づいて変化する前記基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいたパルス波を含む比較結果信号を出力するステップと、
    前記比較結果信号のパルス幅の変化に基づいて、前記検知対象の磁気特性を判定するステップと、を備える
    ことを特徴とする磁気検出方法。
  17. 前記発振信号は、三角波またはノコギリ波であることを特徴とする請求項16に記載の磁気検出方法。
  18. 前記検知対象が前記磁気抵抗素子の近傍を通過する前に、前記検知対象に磁界を印加するステップを、さらに備える
    ことを特徴とする請求項17に記載の磁気検出方法。
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