JP2015082209A - 健康管理システムおよび建物 - Google Patents
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Abstract
Description
前記各種の生体データを用いて演算処理を行う演算部2と、
前記演算部2の演算結果に基づいて前記各種の生体データの測定結果を表示するための表示部3と、
前記各種の生体データの測定結果を選択するための操作部4と、を備える健康管理システムにおいて、
前記表示部3は洗面台11aの鏡20の背面に設けられ、前記鏡20はハーフミラーとしての機能を有しており、
前記操作部4は、起床時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引し、帰宅時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する設定となっていることを特徴とする。
また、表示部3は、ハーフミラーとしての機能を有する洗面台11aの鏡20の背面に設けられているので、普段は鏡20を通常の鏡として使用することができ、健康状態を把握する作業を行う際に鏡20を、健康状態の確認画面として使用することができる。
前記操作部4は、入浴時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する設定となっていることを特徴とする。
前記操作部4は、前記各種の生体データの測定結果を選択するためのメニューが表示される表示面4aを有しており、
前記表示面4aに表示されるメニューには、
起床時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する起床時メニュー42Aと、
帰宅時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する帰宅時メニュー42Bと、
入浴時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する入浴時メニュー42Cと、が含まれることを特徴とする。
前記操作部4は、外部端末50とネットワーク(例えばインターネット2b)を介して通信可能に接続されていることを特徴とする。
さらに、例えば外部端末50の所有者が医師等の医療従事者である場合には、当該医療従事者がユーザの健康状態を判断し、ユーザに対して、ユーザの健康状態に関する専門的なアドバイスを提供することができる。
前記演算部2は、前記各種の生体データの測定結果の数値に対応し、かつ所定の基準線33a,33b,34a,35a,36a,37aに対して垂直な二方向に伸びる棒グラフを前記表示部3に表示することを特徴とする。
前記洗面台11aが設置された洗面所11と、玄関7近くに配設される居室10と、建物5の上階または下階に配設される寝室9と、を備えており、
前記洗面所11は、平面視において前記居室10と前記寝室9とに対して近接配置されていることを特徴とする。
本実施の形態の健康管理システムは、図1〜図28に示すように、ユーザの各種の生体データを測定する測定部1と、各種の生体データを用いて演算処理を行う演算部2と、演算部2の演算結果に基づいて各種の生体データの測定結果を表示するための表示部3と、各種の生体データの測定結果を選択するためのメニューが表示される表示面4aを有する操作部4と、を備えるものである。
また、このような健康管理システムは、図2〜図4に示すように、住宅等の建物5に対して組み込まれている。また、図4においては紙面の上側が北とされ、建物5に対して方角が設定されている。
また、生体データとは、測定部によって測定されるユーザ固有の生体情報・生活情報であり、本実施の形態においては、例えば血圧や体重、活動量、消費カロリー、睡眠時間等を指している(後述する)。
図4は建物5の一階を示している。
建物5の一階は、南東側が外部に開放されたポーチ6とされ、このポーチ6を囲むようにして平面視略L字状に形成されている。
そして、ポーチ6に面して二つの玄関7,8が配設されている。
一方の玄関7はホール7aを備えており、ホール7aの北側出入口を通過すると主寝室9が配設されている。また、ホール7aの西側出入口を通過すると居室10が配設されている。この居室10はリビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋である。
主寝室9の西側であって、かつ居室10の北側に洗面所11が配設されている。洗面所11における西側の部位には洗面台11aが設置され、洗面所11における南東側の一画に洗濯機置場11bが配設されている。洗面所11の北側には、浴室12とトイレ13とが配設されている。
また、他方の玄関8はホール8aを備えており、ホール8aの北側には二階へと続く階段14が設けられている。なお、図示はしないが、二階には、子世帯の居住者が居住する居住空間がある。
すなわち、このような建物5は、洗面台11aが設置された洗面所11と、玄関7近くに配設される居室10と、建物5の下階に配設される主寝室9と、を備えており、洗面所11は、平面視において居室10と寝室9とに対して近接配置されている。これによって、起床時においては主寝室9から洗面所11へと行きやすく、帰宅時においても玄関7から洗面所11へと行きやすくなるので、ユーザが健康状態を把握する作業を毎日継続しやすくなる。
さらに、居室10についてより詳細に説明すると、当該居室10は、流し台やコンロ等のあるキッチン10aや、ダイニングテーブルのあるリビングダイニング10bを備える。さらに、玄関7のホール7aから西側に向かって直線状に設けられる廊下10cを備える。当該廊下10cは、玄関7と洗面所11とを結ぶ動線であり、帰宅時における健康状態を把握する作業を行う際に好適に用いられる。
つまり、ユーザが健康状態を把握する作業を毎日継続しやすくするためには、建物5のプランニングも重要であり、本実施の形態においては、起床時や帰宅時に洗面所11に行きやすいプランが採用されているので好ましい。
なお、建物5のプランニングは、以上のものに限られるものではなく、適宜変更可能であることは言うまでもない。
枠体21は矩形枠状で、かつ幅広に形成されている。そして、その背面側が洗面所11の壁に取り付けられるようにして設置されている。さらに、この枠体21の前端面に鏡20が取り付けられている。すなわち、枠体21の内側空間は、鏡20によって閉じられた空洞部として形成され、当該空洞部内に表示部3が収納される。さらに、枠体21の上枠および下枠には、表示部3の稼働に伴って発せられた熱を逃がすための通気口21aが複数ずつ形成されている。
また、この枠体21の下方に間隔を空けて洗面テーブル23が設けられている。
洗面テーブル23は、枠体21と略等しい長さに設定され、その背面側と長さ方向両端部とが洗面所11の壁に取り付けられるようにして設置されている。洗面テーブル23の下方空間は開放されており、後述する体組成計1bが置かれている。
洗面所11の天井には、音声を出力するスピーカー24が複数設けられている。これらスピーカー24は、スピーカーケーブルによって演算部2に接続されている。このようなスピーカー24を備えることによって、例えば、演算部2の記憶手段に記憶された音声案内プログラムに基づいてスピーカー24から発せられる音声によって、起床時や帰宅時における操作部4の操作手順等を音声案内することができる。すなわち、ユーザが健康状態を把握する作業を毎日継続できるように、ユーザを巧みに誘導できる。
また、洗面所11の天井には、鏡20の前に立つ人の有無を検知する人感センサー25が設けられている。この人感センサー25は、当該人感センサー25の検知信号を処理するマイコンボード26を介して演算部2に接続されている。なお、人感センサー25の検知範囲は、人が立って作業をすることが多い洗面テーブル23の洗面ボウル前方付近とされている。
まず、測定部1は、ユーザの生体データを測定するものであり、本実施の形態においては、血圧計(図示せず)と、睡眠計(図示せず)と、活動量計1aと、体組成計1bと、が採用されている。
このような睡眠計によって測定される生体データは、本実施の形態においては睡眠時間とされているが、必要に応じて睡眠時の呼吸パターン等の他の睡眠に係る生体データを測定するようにしてもよい。
なお、このような睡眠計は、ベッドに敷くマットレス型のものでもよいし、枕元に設置する据置型のものでもよい。
なお、このような活動量計1aは持ち運びが可能であり、ユーザが日常的に身につけているものである。
記憶手段には、各種測定部1(1a,1b)から伝送された各種生体データを表示部3に表示するための演算プログラムおよびデータが格納されている。これにより適宜、各種生体データを演算処理し、当該各種生体データを表示部3に表示することができる。
なお、このような演算部2および無線ルーター2aは、洗濯機置場11bの上方空間を利用した収納空間11cに収納されている。
本実施の形態においては当該表示部3と演算部2は、図2に示すように、例えばHDMIケーブル等の接続ケーブルによって接続されている。
より詳細に説明すると、表示部3は、当該表示部3の筺体に取り付けられる支持部材22を介して枠体21に固定されている。さらに、当該表示部3は、そのディスプレイ本体3aが鏡20の背面に密着するようにして設けられている。したがって、表示部3に生体データの測定結果を表示する際には、そのディスプレイ本体3aが発光することによって、当該ディスプレイ本体3aに表示された測定結果が鏡20の前面側に映し出されることになる。
また、表示部3は、図2,図4に示すように、洗面テーブル23の洗面ボウルの真上の位置から側方にずれた位置に配置されている。これによって、例えば洗面ボウルの真上の位置に表示部3を配置する場合とは異なり、洗面ボウル前で鏡20を見ながら、健康状態を把握する作業を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態の鏡20としてはハーフミラーを採用したが、これに限られるものではなく、ハーフミラーとしての機能を有するもの、すなわちハーフミラーの光学特性を有するものであればよい。
ディスプレイ本体3aに映し出される画面としては、測定部1によって測定される生体データの種類によって異なる測定結果の画面(後述する)を始め、様々な画面が挙げられる。
図6は、生体データの測定結果を映し出す前の待機画面である。待機画面においては生体データの測定結果は表示されない。また、この待機画面には、「日付・時間」欄30a、「気象情報」欄30b、「気象アドバイス情報」欄30c、「電力の売買状況」欄30dを表示する各種情報欄がある。当該各種情報欄30a〜30dはその情報の性質上、刻々と変化するものであり、図6の具体例だけに限られるものではない。
また、後述するが、表示部3にはその他にも、操作部4の操作に応じて、呼びかけ欄31や健康アドバイス表示欄32、各種の生体データの測定結果を表示する欄33〜37等が表示されるように設定されている。
本実施の形態においては当該操作部4と演算部2は、図2に示すように、無線ルーター2aを介して無線接続されている。
なお、この操作部4は携帯情報端末であるため持ち運びが可能であるが、本実施の形態においては洗面所11で使用するものとする。ただし、これに限られるものではなく、例えば活動量計1aのように持ち運んで使用するものと一緒に外出先でも使用することができる。
さらに、本実施の形態において操作部4は携帯情報端末であるとしたが、洗面所11に設置される据置型の操作パネル(コントローラー)であってもよい。洗面所11における設置場所についても適宜変更可能である。
この操作部4を起動させると、表示面4aに所定の画面を映し出すことができる。表示面4aに映し出される画面としては、上述のような各種の生体データの測定結果を選択するためのメニュー画面が挙げられる。
図7は、前記メニュー画面である。このメニュー画面には、複数の選択ボタンが表示された三つの枠41,42,43と、表示部3に表示された画面を操作するためのスイッチを選択できるセレクトスイッチ枠44とが表示されている。
起床時メニュー42Aには、ユーザが起床時に血圧の状態を把握する作業を行う時に押される「血圧」ボタン42aと、ユーザが起床時に睡眠の状態を把握する作業を行う時に押される「睡眠」ボタン42bとが表示されている。
帰宅時メニュー42Bには、ユーザが帰宅時に消費カロリーを把握する作業を行う時に押される「消費カロリー」ボタン42cと、ユーザが帰宅時に活動量を把握する作業を行う時に押される「活動量」ボタン42dとが表示されている。
入浴時メニュー42Cには、ユーザが入浴時に体重を把握する作業を行う時に押される「体重」ボタン42eが表示されている。
また、第二枠42には、ユーザが、血圧の状態と、睡眠の状態と、消費カロリーと、活動量と、体重の全てのコンテンツを確認する時に押される「ALL」ボタン42fが表示されている。
セレクトスイッチ枠44には、表示部3に表示された画面を操作するためのスイッチとして、「再生(決定)」スイッチ44aと、「一時停止」スイッチ44bと、「巻き戻し」スイッチ44cと、「早送り」スイッチ44dとが表示されている。
また、第一枠41の健康ボタン41aを押した後は、第二枠42に表示された各ボタン42a〜42fがアクティブな状態となり、選択可能となる。また、第二枠42のいずれかのボタンを押した後は、第三枠43の詳細ボタン43aがアクティブな状態となる。
さらに、第一枠41および第二枠42でユーザが押したボタンは、第三枠43の詳細ボタン43aがアクティブな状態となった後も濃度や明度が高い状態を保持する。
さらに、例えば外部端末50の所有者が医師等の医療従事者である場合には、当該医療従事者がユーザの健康状態を判断し、ユーザに対して、ユーザの健康状態に関する専門的なアドバイスを提供することができる。
ここでは、測定部1である血圧計による血圧の測定は、ユーザが、毎日の朝晩に定期的に行っているものとする。
また、表示部3および操作部4は、人感センサー25による人の検知によって起動する設定となっている。すなわち、ユーザは起床時に、洗顔等の日常的な作業を行うために洗面所11へと向かい、洗面所11内に立ち入る。その際に、ユーザは人感センサー25によって検知される。この時、表示部3および操作部4が起動する。
続いてユーザは、図7に示すような表示面4aに表示されたメニュー画面のうち、健康ボタン41aを押す(タップする)。これによって、図8に示すように、第二枠42にある各ボタンがアクティブな状態となる。
そして、起床時であるため、ユーザは、第二枠42の起床時メニュー42Aに表示された血圧ボタン42aと睡眠ボタン42bのうち、いずれか一方を押して選択操作する。ここでは、血圧ボタン42aを押したものとする。
続いて、ユーザは、セレクトスイッチ枠44の再生スイッチ44aを押す。
再生スイッチ44aを押すと、図10に示すように表示部3に呼びかけ欄31が表示される。この呼びかけ欄31には、ユーザの名前とユーザに対する挨拶の言葉が表示されるように設定されている。起床時の場合は、図10に示すように朝の挨拶が表示される。
健康アドバイス表示欄32には、血圧に係るアドバイスが表示される。この血圧に係るアドバイスは、ユーザの血圧の状態に対応して適宜変更されるものであって、図示例に限定されるものではない。
また、健康アドバイス表示欄32には、ユーザに対して、より詳細な健康情報があることを知らせるための誘導アイコン32aが表示される。この誘導アイコン32aは、画面上で動くように設定されている。
基準線33aは収縮期血圧(いわゆる上の血圧)の基準線であり、基準線33bは拡張期血圧(いわゆる下の血圧)の基準線である。これら基準線33a,33bの数値は、各ユーザに適した数値が採用されており、ユーザごとに適宜変更可能である。
棒グラフは、3日前の晩から当日の朝までの分であり、それぞれ、基準線33aから上方および下方に伸びている。また、血圧の数値が、基準線33bには届かない状態となっている。なお、当該棒グラフは、測定結果を表すものであるため日々刻々と変化するものであり、図11の具体例だけに限られるものではない。
また、より詳細な血圧に係る健康情報を知りたい場合には、図9に示す第三枠43に表示された詳細ボタン43aを押す。詳細ボタン43aを押すと、図12に示すような血圧に係る詳細な健康情報が、操作部4の表示面4aに表示される。
このような詳細な健康情報の画面においては、測定結果を「週間」と「月間」と「過去データ」とで切り換えて表示することができる。表示を切り換える際は、「週間」タブ45aと「月間」タブ45bと「過去データ」タブ45cのいずれかを押すことで、表示を切り換えることができる。
以上のようにして、ユーザは、起床時に血圧に係る健康状態を把握することができる。
なお、ここでは、測定部1である睡眠計によって夜間の睡眠の状態がスキャンされ、睡眠計によって測定(スキャン)された睡眠に係る生体データ(睡眠データ)が、演算部2に伝送されている。
続いて、ユーザは、セレクトスイッチ枠44の再生スイッチ44aを押す。再生スイッチ44aを押すと、朝の挨拶が表示された呼びかけ欄31が表示される。
健康アドバイス表示欄32には、睡眠に係るアドバイスが表示される。この睡眠に係るアドバイスは、ユーザの睡眠の状態に対応して適宜変更されるものであって、図示例に限定されるものではない。
また、健康アドバイス表示欄32には、画面上で動くように設定された誘導アイコン32aが表示される。
基準線34aはユーザの日常的な就寝時間を示す基準線である。この基準線34aの数値は、各ユーザに適した数値が採用されており、ユーザごとに適宜変更可能である。
棒グラフは、2日前から当日までの睡眠時間、就寝時間、起床時間を示しており、それぞれ、基準線34aに対して垂直な方向に伸びている。基準線34aに達しない時間に就寝した場合には、棒グラフと基準線34aが交わらない。なお、当該棒グラフは、測定結果を表すものであるため日々刻々と変化するものであり、図14の具体例だけに限られるものではない。
また、より詳細な睡眠に係る健康情報を知りたい場合には、図13に示す第三枠43に表示された詳細ボタン43aを押す。詳細ボタン43aを押すと、図15に示すような睡眠に係る詳細な健康情報が、操作部4の表示面4aに表示される。
このような詳細な健康情報の画面においては、測定結果を「週間」と「月間」と「過去データ」とで切り換えて表示することができる。表示を切り換える際は、「週間」タブ45aと「月間」タブ45bと「過去データ」タブ45cのいずれかを押すことで、表示を切り換えることができる。
以上のようにして、ユーザは、起床時に睡眠に係る健康状態を把握することができる。
ここでは、測定部1である活動量計1aによって、消費カロリーおよび活動量の測定が行われているものとする。なお、活動量計1aは起床時からユーザが身につけておくようにする。
また、ユーザは帰宅時に、手洗い等の日常的な作業を行うために洗面所11へと向かい、洗面所11内に立ち入る。その際に、ユーザは人感センサー25によって検知される。この時、表示部3および操作部4が起動する。
続いてユーザは、図7に示すメニュー画面のうち、健康ボタン41aを押す(タップする)。これによって、図8に示すように、第二枠42にある各ボタンがアクティブな状態となる。そして、帰宅時であるため、ユーザは、第二枠42の帰宅時メニュー42Bに表示された消費カロリーボタン42cと活動量ボタン42dのうち、いずれか一方を押して選択操作する。ここでは、消費カロリーボタン42cを押したものとする。
続いて、ユーザは、セレクトスイッチ枠44の再生スイッチ44aを押す。
再生スイッチ44aを押すと、図17に示すように表示部3に呼びかけ欄31が表示される。この呼びかけ欄31には、ユーザの名前とユーザに対する挨拶の言葉が表示されるように設定されている。帰宅時の場合は、図17に示すようにユーザを迎える挨拶が表示される。
健康アドバイス表示欄32には、消費カロリーに係るアドバイスが表示される。この消費カロリーに係るアドバイスは、ユーザのその日の消費カロリーに対応して適宜変更されるものであって、図示例に限定されるものではない。
また、健康アドバイス表示欄32には、画面上で動くように設定された誘導アイコン32aが表示される。
基準線35aは、1日の目標値を示す基準線であり、この基準線35aの数値は、各ユーザに適した数値が採用されており、ユーザごとに適宜変更可能である。
棒グラフは、2日前から当日までの分であり、それぞれ、基準線35aに対して垂直に伸びている。消費カロリーが基準線35aに達しない場合には、棒グラフと基準線35aとが交わらない。なお、当該棒グラフは、測定結果を表すものであるため日々刻々と変化するものであり、図18の具体例だけに限られるものではない。
また、より詳細な消費カロリーに係る健康情報を知りたい場合には、図16に示す第三枠43に表示された詳細ボタン43aを押す。詳細ボタン43aを押すと、図19に示すような消費カロリーに係る詳細な健康情報が、操作部4の表示面4aに表示される。
このような詳細な健康情報の画面においては、測定結果を「週間」と「月間」と「過去データ」とで切り換えて表示することができる。表示を切り換える際は、「週間」タブ45aと「月間」タブ45bと「過去データ」タブ45cのいずれかを押すことで、表示を切り換えることができる。
以上のようにして、ユーザは、帰宅時に消費カロリーに係る健康状態を把握することができる。
活動量ボタン42dを押すと、図20に示すように、当該活動量ボタン42dはアクティブな状態となり、第二枠42の他のボタンは非アクティブな状態となる。また、セレクトスイッチ枠44の各スイッチがアクティブな状態となる。
続いて、ユーザは、セレクトスイッチ枠44の再生スイッチ44aを押す。再生スイッチ44aを押すと、ユーザを迎える挨拶が表示された呼びかけ欄31が表示される。
健康アドバイス表示欄32には、活動量に係るアドバイスが表示される。この活動量に係るアドバイスは、ユーザの活動量に対応して適宜変更されるものであって、図示例に限定されるものではない。
また、健康アドバイス表示欄32には、画面上で動くように設定された誘導アイコン32aが表示される。
基準線36aはユーザの外出時と在宅時とを分ける境界線を示す基準線である。この基準線36aの数値は、各ユーザに適した数値が採用されており、ユーザごとに適宜変更可能である。
棒グラフは、2日前から当日までの外出時および在宅時における活動量(METs)を示しており、それぞれ、基準線36aに対して垂直な方向に伸びている。なお、当該棒グラフは、測定結果を表すものであるため日々刻々と変化するものであり、図21の具体例だけに限られるものではない。
また、より詳細な睡眠に係る健康情報を知りたい場合には、図20に示す第三枠43に表示された詳細ボタン43aを押す。詳細ボタン43aを押すと、図22に示すような活動量に係る詳細な健康情報が、操作部4の表示面4aに表示される。
このような詳細な健康情報の画面においては、測定結果を「週間」と「月間」と「過去データ」とで切り換えて表示することができる。表示を切り換える際は、「週間」タブ45aと「月間」タブ45bと「過去データ」タブ45cのいずれかを押すことで、表示を切り換えることができる。
以上のようにして、ユーザは、帰宅時に活動量に係る健康状態を把握することができる。
なお、ここでは、測定部1である体組成計1bによってユーザの主に体重が測定され、体組成計1bによって測定された体重・体組成に係る生体データ(体重・体組成データ)が、演算部2に伝送される。
続いて、ユーザは、セレクトスイッチ枠44の再生スイッチ44aを押す。再生スイッチ44aを押すと、慰労の挨拶が表示された呼びかけ欄31が表示される。
健康アドバイス表示欄32には、体重に係るアドバイスが表示される。この体重に係るアドバイスは、ユーザの体重に対応して適宜変更されるものであって、図示例に限定されるものではない。
また、健康アドバイス表示欄32には、画面上で動くように設定された誘導アイコン32aが表示される。
基準線37aは目標体重を示す基準線であり、この基準線37aの数値は、各ユーザに適した数値が採用されており、ユーザごとに適宜変更可能である。
棒グラフは、2日前から当日までの体重を目標体重と照らし合わせて示しており、それぞれ、基準線37aに対して垂直な方向に伸びている。目標体重以下になった場合には、棒グラフと基準線37aとが交わらない。なお、当該棒グラフは、測定結果を表すものであるため日々刻々と変化するものであり、図25の具体例だけに限られるものではない。
また、より詳細な体重に係る健康情報を知りたい場合には、図23に示す第三枠43に表示された詳細ボタン43aを押す。詳細ボタン43aを押すと、図26に示すような体重に係る詳細な健康情報が、操作部4の表示面4aに表示される。
このような詳細な健康情報の画面においては、測定結果を「週間」と「月間」と「過去データ」とで切り換えて表示することができる。表示を切り換える際は、「週間」タブ45aと「月間」タブ45bと「過去データ」タブ45cのいずれかを押すことで、表示を切り換えることができる。
以上のようにして、ユーザは、起床時に睡眠に係る健康状態を把握することができる。
ALLボタン42fを押すと、図11に示す血圧グラフ表示欄33と、図14に示す睡眠グラフ表示欄34と、図18に示す消費カロリーグラフ表示欄35と、図21に示す活動量グラフ表示欄36と、図25に示す体重グラフ表示欄37とが、表示部3に順番に全て表示される。
より詳細には、ALLボタン42fを押すと、当該ALLボタン42fはアクティブな状態となり、第二枠42の他のボタンは非アクティブな状態となる。また、セレクトスイッチ枠44の各スイッチがアクティブな状態となる。
続いて、ユーザが、セレクトスイッチ枠44の再生スイッチ44aを押すと、各コンテンツのグラフ表示欄が順番に表示されることになる。なお、各グラフ表示欄が切り替わるタイミングは、人感センサー25によって人が検知された時である。
また、セレクトスイッチ枠44の一時停止スイッチ44bを押せば、表示部3に表示されているグラフ表示欄を一時停止させ、人感センサー25によって人の検知が行われた場合であっても、画面が切り替わらないようにすることができる。なお、再生スイッチ44aを押せば一時停止は解除される。
さらに、巻き戻しスイッチ44cや早送りスイッチ44dを押せば、表示部3の画面を切り替えて一つ手前のグラフ表示欄や次のグラフ表示欄を表示させることができる。
より詳細には、エネルギーボタン41bを押すと、図27に示すように、当該エネルギーボタン41bはアクティブな状態となり、健康ボタン41aは非アクティブな状態となる。そして、エネルギーボタン41bを押した後は、操作部4の表示面4aに、エネルギーマネージメント情報の画面46が表示される。
なお、このエネルギーマネージメント情報は、ユーザが建物5内で使用される各種エネルギーの使用状況を確認したり、家族間でのコミュニケーションツールとして利用したりする際に使う情報である。
また、表示部3は、ハーフミラーとしての機能を有する洗面台11aの鏡20の背面に設けられているので、普段は鏡20を通常の鏡として使用することができ、健康状態を把握する作業を行う際に鏡20を、健康状態の確認画面として使用することができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。
また、上述の操作部4においては、当該操作部4自体が、各種の生体データの測定結果を選択するためのメニューが表示される表示面4aを備えるものとしたが、本変形例においては表示部3に、各種の生体データの測定結果を選択するためのメニューが表示される。
すなわち、本変形例の健康管理システムは、距離センサーによってユーザの動作を検知し、それに基づいて、表示部3に表示されるメニューの選択が行えるように構成されている。より詳細に説明すると、ユーザは、距離センサーを利用し、手振り等のジェスチャーによってメニューの選択を行うことができる。
操作部および表示部3の起動後、表示部3には、図29に示すように、「日付・時間」欄30a、「気象情報」欄30b、「気象アドバイス情報」欄30c、「電力の売買状況」欄30dを表示する各種情報欄が表示されるとともに、各種の生体データの測定結果を選択するためのメニュー画面が表示される。
さらに、健康アイコン141aとエネルギーアイコン141bとの間には、左向きの矢印Y1と右向きの矢印Y2とが表示されている。当該矢印Y1,Y2は、ユーザがジェスチャーによって、健康アイコン141aとエネルギーアイコン141bのいずれかを選択する際のジェスチャー(手振り)の方向を示している。
すなわち、健康アイコン141aを選択する際は、ユーザは鏡20に向かって立ち、自身の手を左の方向に振ることで、当該健康アイコン141aを選択することができる。一方、自身の手を右の方向に振ることで、エネルギーアイコン141bを選択することができる。
起床時メニュー142Aには、ユーザが起床時に血圧の状態を把握する作業を行う時に選択される「血圧」アイコン142aと、ユーザが起床時に睡眠の状態を把握する作業を行う時に選択される「睡眠」アイコン142bとが表示されている。
帰宅時メニュー142Bには、ユーザが帰宅時に消費カロリーを把握する作業を行う時に選択される「消費カロリー」アイコン142cと、ユーザが帰宅時に活動量を把握する作業を行う時に選択される「活動量」アイコン142dとが表示されている。
入浴時メニュー142Cには、ユーザが入浴時に体重を把握する作業を行う時に選択される「体重」アイコン142eが表示されている。
また、第二枠142には、ユーザが、血圧の状態と、睡眠の状態と、消費カロリーと、活動量と、体重の全てのコンテンツを確認する時に選択される「ALL」アイコン142fが表示されている。
すなわち、起床時メニュー142Aを選択する際は、ユーザは鏡20に向かって立ち、自身の手を上の方向に振ることで、当該起床時メニュー142Aを選択することができる。起床時メニュー142Aが選択されると、第二枠142中の、当該起床時メニュー142Aのみがアクティブな状態となる。そして、血圧アイコン142aと睡眠アイコン142bとを選択することができる状態となる。これら血圧アイコン142aと睡眠アイコン142bとを選択する際、ユーザは、自身の手を上の方向に振ることで血圧アイコン142aを選択することができ、自身の手を下の方向に振ることで睡眠アイコン142bを選択することができる。なお、血圧アイコン142aと睡眠アイコン142bのいずれかが選択された場合には、第一枠141と第二枠142とが表示されている部分が消え、代わりに、例えば図11に示すような血圧に係る健康情報が表示される(第三枠143は残る)。すなわち、健康アドバイス表示欄32と血圧グラフ表示欄33に表示される情報が、第一枠141と第二枠142が消えた箇所に表示される。
第一枠141と第二枠142が消えた箇所に表示される画面には、より詳細な健康情報があることを知らせるか(例えば誘導アイコン32aと同様の機能)、または、その詳細な健康情報を表示する画面に移行するための操作を誘引するようなアイコン(後述する詳細アイコン143aまたは矢印Y8と同様の機能)が表示される。
また、このような要領で、帰宅時メニュー142Bの消費カロリーアイコン142cと活動量アイコン142dの選択作業も行うことができる。
入浴時メニュー142CおよびALLアイコン142fは、当該アイコン142C,142fを選択した時点で適宜、健康情報を表示することができる。
また、図示はしないが、健康情報を表示する画面に、円状の矢印が表示されていてもよい。当該円状の矢印の向きと同様にジェスチャー(手振り)をすることで、第二枠142がアクティブ化された状態の画面に戻ることができる。すなわち、例えば血圧アイコン142aが選択され、健康情報が表示された後に、当該円状の矢印に即してジェスチャーすることで、健康アイコン141aを選択した直後の画面に戻ることができる。または、一つ前の画面に戻る設定であってもよい。
詳細アイコン143aの近傍には下向きの矢印Y8が表示される。ユーザが自身の手を矢印Y8の方向に振ることで詳細アイコン143aを選択することができる。なお、詳細アイコン143aが選択された場合には、第一枠141と第二枠142が表示されていた部分に、詳細な健康情報を表示することができる。
また、第三枠143内には円状の矢印Y12が表示されており、ユーザが当該矢印Y12の向きと同様にジェスチャー(手振り)をすることで、第二枠142に戻ることができ、各アイコン142A,142B,142C,142fの選択を再度行うことができる。
再生・一時停止アイコン143bの近傍には上向きの矢印Y9が表示される。ユーザが自身の手を矢印Y9の方向に振ることで再生・一時停止アイコン143bを選択することができる。
巻き戻しアイコン143cの近傍には左向きの矢印Y10が表示される。ユーザが自身の手を矢印Y10の方向に振ることで巻き戻しアイコン143cを選択することができる。
早送りアイコン143dの近傍には右向きの矢印Y11が表示される。ユーザが自身の手を矢印Y11の方向に振ることで早送りアイコン143dを選択することができる。
ユーザは、当該矢印Y9,Y10,Y11に対応する動作を行うことで、適宜画面の操作を行うことができる。
また、以上の変形例においては、手振りを中心としたジェスチャーに基づいて表示部3に表示される画面の操作を行うものとしたが、その他にも、指さしで画面の操作を行えるようにしてもよいし、手以外の体の部分を使って画面の操作を行えるようにしてもよい。
すなわち、このような場合の健康管理システムは、例えば第一枠141において、ユーザが「ケンコウ」と発声すれば、健康アイコン141aを選択することができる。また、第二枠142において、ユーザが「キショウ」と発声すれば(または、「オハヨウ」等のように「起床」に類する言葉を発声すれば)、起床時メニュー142Aを選択することができる。
このような要領で、表示部3に表示される画面の操作を適宜行えるようにしてもよいものとする。
さらには、健康管理システムは、位置センサーとマイクロフォンの双方を備え、ジェスチャーと音声の双方で表示部3に表示される画面の操作を行えるようにしてもよいものとする。
2 演算部
3 表示部
4 操作部
5 建物
11 洗面所
11a 洗面台
20 鏡
Claims (6)
- ユーザの各種の生体データを測定する測定部と、
前記各種の生体データを用いて演算処理を行う演算部と、
前記演算部の演算結果に基づいて前記各種の生体データの測定結果を表示するための表示部と、
前記各種の生体データの測定結果を選択するための操作部と、を備える健康管理システムにおいて、
前記表示部は洗面台の鏡の背面に設けられ、前記鏡はハーフミラーとしての機能を有しており、
前記操作部は、起床時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引し、帰宅時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する設定となっていることを特徴とする健康管理システム。 - 請求項1に記載の健康管理システムにおいて、
前記操作部は、入浴時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する設定となっていることを特徴とする健康管理システム。 - 請求項2に記載の健康管理システムにおいて、
前記操作部は、前記各種の生体データの測定結果を選択するためのメニューが表示される表示面を有しており、
前記表示面に表示されるメニューには、
起床時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する起床時メニューと、
帰宅時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する帰宅時メニューと、
入浴時にユーザが健康状態を把握する作業を行うように誘引する入浴時メニューと、が含まれることを特徴とする健康管理システム。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の健康管理システムにおいて、
前記操作部は、外部端末とネットワークを介して通信可能に接続されていることを特徴とする健康管理システム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の健康管理システムにおいて、
前記演算部は、前記各種の生体データの測定結果の数値に対応し、かつ所定の基準線に対して垂直な二方向に伸びる棒グラフを前記表示部に表示することを特徴とする健康管理システム。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の健康管理システムが組み込まれる住宅等の建物であって、
前記洗面台が設置された洗面所と、玄関近くに配設される居室と、建物の上階または下階に配設される寝室と、を備えており、
前記洗面所は、平面視において前記居室と前記寝室とに対して近接配置されていることを特徴とする建物。
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