JP2002083055A - 在宅での日常健康管理システム及びそのシステムに使用される洗面化粧台並びにそれらの販売方法 - Google Patents

在宅での日常健康管理システム及びそのシステムに使用される洗面化粧台並びにそれらの販売方法

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JP2002083055A
JP2002083055A JP2000272027A JP2000272027A JP2002083055A JP 2002083055 A JP2002083055 A JP 2002083055A JP 2000272027 A JP2000272027 A JP 2000272027A JP 2000272027 A JP2000272027 A JP 2000272027A JP 2002083055 A JP2002083055 A JP 2002083055A
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health
computer
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vanity
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Application number
JP2000272027A
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English (en)
Inventor
Kaneo Tanaka
鉦男 田中
Masahiro Ogasawara
正博 小笠原
Shizuto Oka
志津人 岡
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの健康状態を反映する身体各部位の特
性を、自然な形で、負担が少なく、手軽に計測可能と
し、在宅での日常の健康管理を体系的に行えるようにす
る。 【解決手段】 ユーザの健康状態を反映する身体部位の
特性を計測する健康測定機器をユーザが日常生活におい
て使用する住宅の使用空間に配備し、健康測定機器の計
測データが伝送される通信機能を有するコンピュータ及
び出力装置を前記使用空間に配置し、該コンピュータは
前記健康測定機器から伝送されたデータを時系列に蓄積
し、ユーザが使用空間を使用しているとき自己健康チェ
ックのために該計測データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血圧などユーザの
健康状態を反映する身体各部位の特性を定期的に計測
し、ユーザが在宅時に自己健康管理するシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】在宅医療として、身体各部位の計測デー
タを遠隔通信を利用して医療専門機関に送信し、医師が
該計測データに基づいて診断、指示することは行われて
いる。この遠隔通信を利用した診断、指示は、医療行為
の簡便化を図るためになされているものであり、疾患を
持つ患者に対して、日常の医療を施すため、或いは身体
状態の急変に対処する医療行為として行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遠隔通
信を利用した診断、指示は、すべて医療行為として実施
されており、取扱いが煩雑な特別の装置を必要とし、計
測時間等を常に意識していなければならず、ユーザに与
える負担が多大であった。このため、在宅での日常の健
康管理に利用することはできなかった。
【0004】また、健康学についても、健康管理と疾病
の疫学的な関係についての情報蓄積も充分でなく、日常
の健康管理から直ぐに医学的な診断ができることは少な
い。その結果、日常の健康管理は進まず、ある程度、疾
病が進行して自覚或いは発見した後で医療行為に入るた
め、健康の回復に時間を要したり、場合によっては重大
な疾患、疾病に至ってしまうことがあった。このため、
在宅での日常の健康管理を、できるだけ自然な形で、負
担が少なく、手軽に行えるシステムの出現が強く望まれ
ていた。
【0005】本発明は、従来の係る要望に応えるために
なされたもので、ユーザの健康状態を反映する身体各部
位の特性を、自然な形で、負担が少なく、手軽に計測可
能とし、在宅での日常の健康管理を体系的に行えるよう
にしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、ユーザの
健康状態を反映する身体部位の特性を計測する健康測定
機器をユーザが日常生活において使用する住宅の使用空
間に配備し、健康測定機器の計測データが伝送される通
信機能を有するコンピュータ及び出力装置を前記使用空
間に配置し、該コンピュータは前記健康測定機器から伝
送されたデータを時系列に蓄積し、ユーザが前記使用空
間を使用しているとき自己健康チェックのために該計測
データを出力することである。
【0007】請求項2に係る発明の構成上の特徴は、ユ
ーザの健康状態を反映する身体部位の特性を計測する健
康測定機器をユーザが定期的に使用する洗面化粧室に配
備し、健康測定機器の計測データが伝送される通信機能
を有するコンピュータ及び表示装置を前記洗面化粧室に
備えられた洗面化粧台に装備し、該コンピュータは前記
健康測定機器から伝送された計測データを時系列に蓄積
し、ユーザが前記洗面化粧台を使用しているとき自己健
康チェックのために該計測データを表示装置に表示する
ことである。
【0008】請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請
求項2に記載の在宅での日常健康管理システムにおい
て、ユーザの健康状態を反映する身体部位を撮影する撮
影装置を前記洗面化粧室に配置し、該撮影装置により撮
影された画像データを前記コンピュータに伝送し、該コ
ンピュータは前記画像データを記憶し、ユーザが前記洗
面化粧台を使用しているとき自己健康チェック及び必要
に応じ身支度のために前記画像データを前記表示装置に
表示することである。
【0009】請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の在宅での日常健
康管理システムにおいて、ユーザの健康状態を反映する
身体部位の特性を前記使用空間又は洗面化粧室以外にお
いても住宅の他の空間の使用目的に合った身体状態で計
測するように他の健康測定機器を計測に適した住宅の他
の空間に配置し、該他の健康測定機器を前記コンピュー
タに接続したことである。
【0010】請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項4のいずれかに記載の在宅での日常健
康管理システムにおいて、前記コンピュータは前記計測
データ及び前記画像データの少なくとも一方を分析して
健康管理情報及び身支度情報の少なくとも一方を出力す
ることである。
【0011】請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項5のいずれかに記載の在宅での日常健
康管理システムにおいて、前記コンピュータは遠隔通信
手段を介して医療専門機関、健康管理専門機関及び身支
度専門機関の中の少なくとも一つの専門機関のコンピュ
ータに接続され、前記計測データ及び画像データの少な
くとも一方を前記専門機関に送信し、計測データ及び画
像データの少なくとも一方に基づく前記専門機関からの
健康管理情報及び身支度情報の少なくとも一方を受信し
て出力することである。
【0012】請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項6のいずれかに記載の在宅での日常健
康管理システムにおいて、前記コンピュータは遠隔通信
手段を介して医療専門機関のコンピュータに接続され、
前記健康測定機器から伝送された計測データが身体異常
状態を示す計測データであると判断した場合、該計測デ
ータを医療専門機関のコンピュータに即時に送信するこ
とである。
【0013】請求項8に係る発明の構成上の特徴は、ユ
ーザの健康状態を反映する身体部位を撮影する撮影装置
を定期的に使用する洗面化粧室に配置し、該撮影装置に
より撮影された画像データが伝送される通信機能を有す
るコンピュータ及び表示装置を前記洗面化粧室に備えら
れた洗面化粧台に装備し、該コンピュータは前記撮影装
置から伝送された画像データを記憶し、ユーザが前記洗
面化粧台を使用しているとき自己健康チェック及び必要
に応じ身支度のために前記画像データを前記表示装置に
表示することである。
【0014】請求項9に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至請求項8のいずれかに記載の在宅での日常健
康管理システムにおいて、前記使用空間又は洗面化粧台
のコンピュータにセキュリティ装置のセキュリティセン
サ及び設備機器のメンテナンスセンサの少なくとも一方
の信号を伝送し、該コンピュータは前記センサからの信
号を記憶し、表示装置に表示することである。
【0015】請求項10に係る発明の構成上の特徴は、
請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の在宅での日常
健康管理システムにおいて、前記コンピュータは、遠隔
通信手段を介してセキュリティ専門機関及びメンテナン
ス専門機関の少なくとも一方のコンピュータに接続さ
れ、戸締まりを含むセキュリティ情報及び前記設備機器
に関するメンテナンス情報の少なくとも一方を前記専門
機関に送信し、前記専門機関から前記情報に基づくサー
ビスの提供を受けることである。
【0016】請求項11に係る発明の構成上の特徴は、
住宅内で使用される洗面化粧台にして、ユーザの健康状
態を反映する身体部位の特性を計測する健康測定機器及
び該洗面化粧台を使用中のユーザを撮影する撮影装置の
少なくとも一方が装備され、該健康測定機器の計測デー
タ及び前記撮影装置により撮影された画像データの少な
くとも一方が伝送される通信機能を有するコンピュータ
を装着され、該コンピュータの表示装置がユーザの見や
すい位置に配置されたことである。
【0017】請求項12に係る発明の構成上の特徴は、
請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の在宅での日
常健康管理システム又はそのシステムに使用される洗面
化粧台の販売方法において、ユーザが前記健康測定機器
で計測した計測データを前記使用空間又は洗面化粧台の
コンピュータ及び遠隔通信手段により指定医療専門機関
に送信すれば該医療専門機関の有料サービスを受けるこ
とができるようにしたことである。
【0018】請求項13に係る発明の構成上の特徴は、
請求項12に記載の在宅での日常健康管理システム又は
そのシステムに使用される洗面化粧台の販売方法におい
て、ユーザが前記健康測定機器で計測した計測データ、
前記撮影装置により撮影した画像データ、前記セキュリ
ティ装置のセキュリティセンサからの信号及び設備機器
のメンテナンスセンサからの信号の少なくとも一つを前
記使用空間又は洗面化粧台のコンピュータ及び遠隔通信
手段により専門機関に送信し、該専門機関の有料サービ
スを受ける仕組みを整備したことである。
【0019】請求項14に係る発明の構成上の特徴は、
請求項13に記載の在宅での日常健康管理システム又は
そのシステムに使用される洗面化粧台の販売方法におい
て、前記システム、洗面化粧台の販売関連業者は、健康
測定機器、健康測定機器による計測データの分析、診断
ソフトウエアを前記使用空間又は洗面化粧台のコンピュ
ータ及び販売関連業者のコンピュータ及び遠隔通信手段
を使用して販売することである。
【0020】請求項15に係る発明の構成上の特徴は、
請求項14に記載の在宅での日常健康管理システム又は
そのシステムに使用される洗面化粧台の販売方法におい
て、前記販売間連業者は、前記有料サービスから得られ
るユーザに優位に働く情報をユーザの許可を得て使用
し、ユーザにメリットのある商品、サービスを販売する
ことである。
【0021】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、ユーザの健康状態を反映する身体
部位の特性を計測する健康測定機器をユーザが日常生活
において使用する住宅の使用空間に配備し、該使用空間
に配置されたコンピュータは、健康測定機器から伝送さ
れたデータを時系列に蓄積し、ユーザが使用空間を使用
しているとき自己健康チェックのために計測データを出
力するようにしたので、ユーザの健康状態を反映する身
体各部位の特性を、自然な形で、負担が少なく、手軽に
計測し、自己健康チェックすることができ、在宅での日
常の健康管理を体系的に行うことができる。
【0022】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、ユーザの健康状態を反映する身体部位の特
性を計測する健康測定機器をユーザが定期的に使用する
洗面化粧室に配備し、洗面化粧室に備えられた洗面化粧
台に装備されたコンピュータは、健康測定機器から伝送
された計測データを時系列に蓄積し、ユーザが前記洗面
化粧台を使用しているとき自己健康チェックのために計
測データを化粧台に装備した表示装置に表示するように
したので、ユーザが概ね起床時、入浴前、入浴後、就寝
前の一日4回定期的に使用する洗面化粧台の前で、ユー
ザの健康状態を反映する身体部位の特性を自然な形で、
負担が少なく、手軽に計測し、自己健康チェックするこ
とができ、在宅での日常の健康管理を体系的に行うこと
ができる。
【0023】上記のように構成した請求項3に係る発明
においては、請求項2に記載の在宅での日常健康管理シ
ステムにおいて、ユーザの健康状態を反映する身体部位
を撮影する撮影装置を洗面化粧室に配置し、洗面化粧台
に装備されたコンピュータは、撮影装置から伝送された
画像データを記憶し、ユーザが前記洗面化粧台を使用し
ているとき自己健康チェック及び必要に応じ身支度のた
めに前記画像データを前記表示装置に表示するようにし
たので、請求項2に記載の発明の効果に加え、ユーザ
は、例えば顔の肌の画像を見て、健康状態を判断し、肌
の状態に合わせて化粧品を選択するなどの身支度をする
ことができる。
【0024】上記のように構成した請求項4に係る発明
においては、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
在宅での日常健康管理システムにおいて、ユーザの健康
状態を反映する身体部位の特性を住宅の空間の使用目的
に合った身体状態で計測するようにしたので、例えば風
呂での脈拍数を湯船に浸かった状態で計測できるなどユ
ーザの健康状態を反映する身体部位の複数の特性を、自
然な形で、負担が少なく、手軽に計測することができ
る。
【0025】上記のように構成した請求項5に係る発明
においては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
在宅での日常健康管理システムにおいて、コンピュータ
は計測データ、画像データを分析して健康管理情報、身
支度情報を出力するので、ユーザは係る情報を参考にし
て食事のメニューを選択するなどの健康管理を行うこと
ができ、身支度情報を参考にして服の色を選択するなど
して身支度することができる。
【0026】上記のように構成した請求項6に係る発明
においては、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
在宅での日常健康管理システムにおいて、コンピュータ
は計測データ、画像データを専門機関に送信し、計測デ
ータ、画像データに基づく専門機関からの健康管理情
報、身支度情報を出力するので、ユーザは係る専門機関
によるアドバイスを参考にして食事のメニューを選択す
るなどの健康管理を行うことができ、身支度情報を参考
にして化粧品を選択するなどして身支度することができ
る。
【0027】上記のように構成した請求項7に係る発明
においては、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
在宅での日常健康管理システムにおいて、コンピュータ
は健康測定機器から伝送された計測データが入浴中、排
泄中、睡眠中等に生じやすい身体異常状態を示す計測デ
ータである場合、計測データを医療専門機関のコンピュ
ータに即時に送信するようにしたので、ユーザの身体異
常時に医療専門機関の適切な診断、指示を迅速に受ける
ことができる。
【0028】上記のように構成した請求項8に係る発明
においては、ユーザの健康状態を反映する身体部位を撮
影する撮影装置を洗面化粧室に配置し、洗面化粧台に装
備されたコンピュータは、撮影装置から伝送された画像
データを記憶し、ユーザが洗面化粧台を使用していると
き自己健康チェック及び必要に応じ身支度のために画像
データを表示装置に表示するようにしたので、ユーザ
は、例えば顔の肌の接写画像を見て健康状態を判断し、
肌の状態に合わせて化粧品を選択するなど身支度するこ
とができる。
【0029】上記のように構成した請求項9に係る発明
においては、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
在宅での日常健康管理システムにおいて、使用空間又は
洗面化粧台のコンピュータにセキュリティ装置のセキュ
リティセンサ、設備機器のメンテナンスセンサの信号を
伝送し、該コンピュータはセンサからの信号を表示装置
に表示するようにしたので、ユーザがよく利用する場所
で、健康管理とともにセキュリティ管理、メンテナンス
管理を便利に行うことができる。
【0030】上記のように構成した請求項10に係る発
明においては、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載
の在宅での日常健康管理システムにおいて、健康管理と
ともにセキュリティ管理、メンテナンス管理を行うコン
ピュータは、戸締まりを含むセキュリティ装置のセキュ
リティセンサの信号、設備機器のメンテナンスセンサの
信号を専門機関のコンピュータに送信し、専門機関から
センサ信号に基づくサービスの提供を受けるようにした
ので、長期に亙るセキュリティセンサ信号、メンテナン
スセンサ信号を長年の傾向、経年変化などを加味して分
析した上での専門機関による適切なサービスを受けるこ
とができる。
【0031】上記のように構成した請求項11に係る発
明においては、住宅内で使用される洗面化粧台に、ユー
ザの健康状態を反映する身体部位の特性を計測する健康
測定機器、洗面化粧台を使用中のユーザを撮影する撮影
装置を装備し、健康測定機器の計測データ、撮影装置に
より撮影された画像データを伝送される通信機能を有す
るコンピュータを装着し、コンピュータの表示装置をユ
ーザが見やすい位置に備えたので、ユーザは洗面化粧台
を日常生活で使用するときに、血圧、肌の状態などを手
軽に計測、撮影することができ、負担の少ない健康管理
に供する洗面化粧台を提供することができる。
【0032】上記のように構成した請求項12に係る発
明においては、請求項1乃至請求項11のいずれかに記
載の在宅での日常健康管理システム又はそのシステムに
使用される洗面化粧台の販売において、ユーザが前記健
康測定機器で計測した計測データを指定医療専門機関に
送信すれば該医療専門機関の有料相談サービスを受ける
ことができるようにしたので、ユーザは医療専門機関に
気軽に相談できるサービスの提供を保証されて本システ
ムを購入することができる。
【0033】上記のように構成した請求項13に係る発
明においては、請求項12に記載の在宅での日常健康管
理システム又はそのシステムに使用される洗面化粧台の
販売方法において、ユーザが健康測定機器で計測した計
測データ、撮影装置により撮影した画像データ、セキュ
リティ装置のセキュリティセンサからの信号及び設備機
器のメンテナンスセンサからの信号の少なくとも一つを
専門機関に送信し、該専門機関の有料サービスを受ける
仕組みを整備したので、ユーザは各種専門機関からのサ
ービス提供を保証されて本システムを購入することがで
きる上記のように構成した請求項14に係る発明におい
ては、請求項13に記載の在宅での日常健康管理システ
ム又はそのシステムに使用される洗面化粧台の販売方法
において、販売関連業者は、健康測定機器、健康測定機
器による計測データの分析、診断ソフトウエアを販売す
るようにしたので、ユーザは本システムに適した最新の
健康測定機器、分析、診断ソフトウエアの紹介、提供を
受けることができる。
【0034】上記のように構成した請求項15に係る発
明においては、請求項14に記載の在宅での日常健康管
理システム又はそのシステムに使用される洗面化粧台の
販売方法において、販売間連業者は、各種サービスから
得られるユーザに優位に働く情報をユーザの許可を得て
使用し、ユーザにメリットのある商品、サービスを販売
するので、ユーザは自分に適した商品、サービスの紹
介、提供を受けることができる。
【0035】
【実施の形態】図1は本発明に係る在宅での日常健康管
理システムの全体構成を示した図である。ユーザが、起
床時、入浴前、入浴後、就床前の少なくとも一日4回定
期的に使用する洗面化粧室1に備えられた洗面化粧台2
には、自動血圧計3a等のユーザの健康状態を反映する
身体各部位の特性を計測する健康測定機器3がビルトイ
ンされるとともに、健康測定機器3の計測データがロー
カルエリヤネットネットワーク(以下、LANとい
う。)、インタフェース4を介して伝送されるサーバと
してのコンピュータ5が内臓され、コンピュータ5の表
示装置6は鏡7と並んでユーザが見やすい位置に取付け
られている。コンピュータ5に接続されたスピーカ8、
プリンタ9は洗面化粧台2下部に収納されている。洗面
化粧台2にビルトイン或いは取外し可能に備えられる健
康測定機器3としては、自動血圧計3aの他に体重計、
サーモビュアを使用した顔表皮温度計、体脂肪計、体温
計などがある。
【0036】自動血圧計3aは洗面化粧台2上に直ぐに
計測できる状態でセットされ、気軽に計測が可能となっ
ている。計測データは、コンピュータ5に伝送され、計
測時刻とともにコンピュータ5の記憶装置14に時系列
に記憶され、健康管理に使用される。洗面化粧台2は、
起床時、入浴前、入浴後、就床時の4回、毎日ほぼ定期
的に使用されるので、血圧も同じ時刻に計測され、ほぼ
同一時刻における計測データの偏差値を求めることがで
き、いつもと相違する度合を認識することができる。血
圧変化は最も有効な健康管理上の指標となるデータの一
つである。血圧は一日の中でも、生活形態でも変わりや
すいものであるが、洗面化粧台2を使用する起床時、入
浴前、入浴後、就床時に血圧を計測することで、毎日ほ
ぼ決まった時刻に計測したデータを蓄積することがで
き、これら計測データを比較することで、健康状態を正
確に判断することが可能となる。入浴後の血圧について
は、入浴後の計測データ同士の比較或いは入浴負荷の影
響を見るために使用される。血圧の計測データだけで健
康判断することは困難であり、健康状態を反映する身体
各部位の特性を計測する他の健康測定機器3が用意され
ている。
【0037】洗面化粧台2にはユーザを特定するための
個人識別装置10としてコンピュータ5の表示装置6に
は、ユーザの名前が記載されたタッチスイッチが表示さ
れたユーザ識別画面が表示される。ユーザは洗面化粧台
2の健康測定機器3で計測するとき自分の名前が記載さ
れたタッチスイッチに触れる。これによりコンピュータ
5は、健康測定機器3から送られた計測データを個人識
別装置10により特定されたユーザのデータを記憶する
記憶装置14のエリヤに計測日時分とともに記憶する。
個人識別装置10としては、セレクトスイッチでユーザ
を特定してもよく、指紋、声紋或いは角膜紋等によりユ
ーザを特定する装置を使用することも可能である。
【0038】洗面化粧台2には、顔などユーザの健康状
態を反映する身体部位を撮影する撮影装置11を洗面化
粧室2に配置するために、撮影装置11としての多機能
型カメラ12aが鏡7を見るユーザの顔を撮影するよう
に鏡7の一部に組込まれている。12bは洗面化粧台2
に着脱可能に備えられた接写用多機能ハンディカメラ
で、ユーザが通常見ることができない咽喉、頭皮等の隠
部位を写すために使用する。多機能型カメラ12a,接
写用多機能ハンディカメラ12bはインタフェース13
を介してコンピュータ5に接続されている。多機能型カ
メラ12a,接写用多機能ハンディカメラ12bで撮影
された画像データはコンピュータ5に伝送されて記憶装
置14に一旦記憶され、ユーザが洗面化粧台2を使用中
に表示装置6に表示するようになっている。多機能型カ
メラ12a,接写用多機能ハンディカメラ12bの画像
データをコンピュータによる画像認識技術により解析す
ることにより、顔色から健康チェックが行われ、発疹や
肌荒れが識別される。ユーザは多機能型カメラ12a,
接写用多機能ハンディカメラ12bの画像を身支度のた
めにも活用することができる。
【0039】日常的な健康チェックに係わる計測で、起
床時、就床時、入浴前後の4回以外にも計測するのが好
ましいユーザの健康状態を反映する身体部位の特性を計
測するために、住宅の他の空間例えばトイレ15、浴室
16、寝室17等において、各室の使用目的に合った身
体状態で計測するように他の健康測定機器3がその計測
に適した住宅の他の空間に配置されている。トイレ15
に備えられる健康測定機器3としては、排泄時の心拍
数、尿糖などを夫々計測する健康測定機器3がある。
【0040】尿糖の自動計測のために尿糖自動測定機3
bが便器18に装備されている。トイレ使用時にトイレ
に設置したセレクトスイッチ等の個人識別装置10bに
よりユーザが特定され、尿糖自動測定機3bに内臓され
たマイコン19に記憶される。尿糖自動測定機3bは、
使い捨て方式の尿中葡萄糖検査試薬をメカニカルな方式
で排尿軌道線上に差し出して十分な量の排尿を検査試薬
に付着させるようになっている。検査試薬に尿が付着し
たことを試薬に尿が当たる衝撃を試薬を支持する部材に
取付けた圧電素子等で検出し、衝撃がなくなって30秒
経過後、検査試薬を十分な照明で照らし、色彩判定セン
サが作動して検査試薬の色彩を読取り、青色は陰性、淡
黄緑色は±0.1、黄緑色は+0.25、淡褐色は++
0.5、褐色は+++1、濃褐色は++++2と判定
し、マイコン19に計測日時分とともに記憶される。マ
イコン19はLAN、インタフェース4を介してコンピ
ュータ5に接続され、判定結果は日時分とともにコンピ
ュータ5に送信され、記憶装置14の個人識別装置10
bで特定されたユーザのエリヤに記憶されるようになっ
ている。
【0041】浴室16に備えられる健康測定機器3とし
ては、脈拍数、血流量、体温を夫々測定するものがあ
る。例えば、浴槽設置型の自動心拍計3cを使用すれ
ば、入浴中の心拍数をモニタリングすることができる。
これら健康測定機器3は、LAN、インタフェース4を
介してコンピュータ5に接続されている。浴室にも個人
識別装置10cが設けられ、自動心拍計3cによる計測
データはコンピュータ5に送信され、記憶装置14の個
人識別装置10cで特定されたユーザのエリヤに計測日
時分とともに記憶される。
【0042】寝室17に備えられる健康測定機器3とし
ては、睡眠中の心拍数、寝返り数、呼吸数を夫々計測す
る圧電素子を使用した健康測定機器3がある。これら健
康測定器3もLAN、インタフェース4を介してコンピ
ュータ5に接続され、計測データは、記憶装置14の寝
室17を利用するユーザのエリヤに計測日時分とともに
記憶される。
【0043】コンピュータ5はインタフェース36を介
しインターネット等の遠隔通信手段20を使用して病院
・クリニック等の医療専門機関35のコンピュータ35
c、栄養士、スポーツジム・クラブ、介護福祉事業所等
の健康管理専門機関21のコンピュータ21c、カラー
コーディネータ、色彩判定士、服装デザイナ、メークア
ップアーティスト、ヘアースタイリスト等の身支度専門
機関22のコンピュータ22cに接続されている。コン
ピュータ5は、健康測定機器3の計測データ、多機能型
カメラ12a,接写用多機能ハンディカメラ12bの画
像データを遠隔通信手段20を介して医療専門機関3
5、健康管理専門機関21のコンピュータ35c,21
cに送信する。医療専門機関35、健康管理専門機関2
1はこれら計測データ、画像データを分析し、専門家に
よるユーザ毎の健康管理情報をコンピュータ35c,2
1cを介してコンピュータ5に送信する。多機能型カメ
ラ12a,接写用多機能ハンディカメラ12bの画像デ
ータは、身支度専門機関22のコンピュータ22cに送
信される。身支度専門機関22は画像データを分析し、
専門家によるユーザ毎のおしゃれ、身支度に関する身支
度情報をコンピュータ22cを介してコンピュータ5に
送信する。
【0044】コンピュータ5には、玄関、戸、窓等の開
口部の施錠を確認するセンサ、火災検知機、不法侵入検
知機等のセキュリティセンサ25がLAN、インタフェ
ース26を介して接続されている。コンピュータ5は、
遠隔通信手段20を介して保安会社、警察、消防署等の
セキュリティ専門機関27のコンピュータ27cに接続
されている。これによりユーザは、戸締まり等の日常の
セキュリティ管理を洗面化粧台2の表示装置6でチェッ
クすることができ、異常時にはセキュリティ専門機関2
7に通報することができる。
【0045】さらに、コンピュータ5には、家電機器の
フィルタの目詰まり等の経年変化を検知するセンサ、排
水、上水などの水廻りを含む住宅設備機器の保守に使用
するために各設備機器に装着された圧力、温度、隙間等
を計測するセンサ等のメンテナンスセンサ28がLA
N、インタフェース26を介して接続されている。コン
ピュータ5は、遠隔通信手段20を介して修理事業者、
リフォーム業者等のメンテナンス専門機関29のコンピ
ュータ29cに接続されている。これにより、メンテナ
ンス専門機関29は、家電機器、住宅設備機器の故障個
所を正確に特定することができ、適切な修理を行うこと
ができる。また、洗面化粧台2に装備した携帯可能な接
写用多機能ハンディカメラ12bにより故障個所を撮影
した画像データをコンピュータ29cに送信すれば、メ
ンテナンス専門機関29は故障を的確に把握し、十分準
備した上で、修理に出かけることができる。
【0046】ユーザは、起床時洗面化粧室1に入り、洗
面化粧台2の前に立ち、顔を洗い、歯を磨いた後、健康
状態を反映する身体部位の特性を計測する。コンピュー
タ5の表示装置6に表示された個人識別画面上で自分の
名前が記載されたタッチスイッチを押す。これによりコ
ンピュータ5はユーザが誰であるか識別する。(ステッ
プ30)。次に健康測定機器3により健康状態を反映す
る身体部位の特性を計測する。例えば、自動血圧計3a
に腕を挿入し、測定開始ボタンを押すと、自動血圧計3
aはユーザの血圧を計測し、計測値をホールドする(ス
テップ31)。自動血圧計3aの測定を終了するとイン
タフェース4の自動血圧計3aの測定終了のフラッグが
立てられる。一定周期で健康測定機器3の状態を監視し
ているコンピュータ5は、自動血圧計3aのフラッグが
オンであるので、自動血圧計3aの計測値を取り込み、
記憶装置14の該当するユーザの血圧の欄に計測日時分
とともに記憶する(ステップ32)。記憶が終了すると
コンピュータ5は、インタフェース4の自動血圧計3a
のフラッグをオフにし、次回の計測に備える。他の健康
測定機器3についても同様に計測し、計測データを記憶
装置14に記憶する。
【0047】ユーザが洗面化粧台2の手前に設けられた
シャッタを押すと多機能型カメラ12aは、ユーザの上
半身を撮影し画像データを撮影日時分とともに記憶する
(ステップ33)。撮影が終了するとインタフェース1
3の多機能型カメラ12aの撮影終了のフラッグが立て
られる。コンピュータ5は、多機能型カメラ12aのフ
ラッグがオンであるので、多機能型カメラ12aの画像
データを取り込み、記憶装置14の特定したユーザの該
当エリヤに撮影日時分とともに記憶する(ステップ3
4)。記憶が終了するとコンピュータ5は、インタフェ
ース13の多機能型カメラ12aのフラッグをオフに
し、次回の撮影に備える。ユーザは、必要に応じて接写
用多機能ハンディカメラ12bを洗面化粧台2から外
し、シャッタを押して咽喉等の隠部位を撮影或いは顔の
肌を接写し、同様に画像データを記憶装置14に記憶す
る。
【0048】洗面化粧台2で計測したデータに基づく自
己健康チェックを行う場合、ユーザは、コンピュータ5
の表示装置6に表示されたサービス選択画面から化粧台
自己健康チェックと記載されたタッチスイッチに触れて
選択する。これに基づいてコンピュータは、毎朝計測さ
れた血圧、顔表皮温度、体重、体脂肪、体温等を過去数
週間の計測データとともにグラフにして表示する。ユー
ザはこのデータを見て自己健康診断を行う。さらに、コ
ンピュータ5は、計測データを経時変化分析、各種デー
タとの相関分析、多変量データ分析を行い、ユーザが自
分で健康状態を認識できる言語情報として表現するとと
もに、その健康状態に適した食事プラン、運動プラン等
を提供し、表示装置6に表示又はスピーカ8を通してユ
ーザに伝える。記憶装置14には、健康辞書機能が具備
されていて、ユーザの計測データ分析結果に応じて適切
な健康情報を選択し提供することができる。
【0049】また、コンピュータ5は、多機能型カメラ
12aで撮影した上半身の写真、及び接写用多機能ハン
ディカメラで撮影した咽喉等の写真を表示装置6に表示
する。ユーザはこの映像から咽喉等の状態の良否を見て
健康状態を自己判断する。ユーザが老人性白内障等の眼
障害を持つ場合、コンピュータ5は、個人識別装置10
によりユーザを特定し、該ユーザが老人性白内障である
ことは登録されているので、該ユーザに合わせて画像に
視覚補正を行う。これによりユーザの目には、上半身の
写真の顔色が事実に近い状態で伝えられ、正確な自己健
康チェックを行うことができる。
【0050】ユーザが医療専門機関35の医師に相談す
る場合、ユーザは、サービス選択画面から化粧台医療機
関と記載されたタッチスイッチに触れる。これにより、
記憶装置14に蓄積された計測データが医療機関35の
コンピュータ35cに送信され、医師との間で多機能型
カメラ12a、表示装置6及び遠隔通信手段20により
テレビ通信し、送信した計測データと医師とユーザとの
会話に基づいて医師の健康指導等を受けることができ
る。
【0051】この遠隔通信サービスは、有償で提供さ
れ、サービスの種類、回数、相談先等に応じて課金され
る。サービスの種類には、ユーザの健康状態を考慮し
た、適切な運動メニューの提案、栄養価を考慮した食事
メニューの提案、遠隔診断、訪問回診、看護婦・介護ヘ
ルパの派遣等がある。
【0052】日常的な健康チェックに係わる計測で、洗
面化粧台2以外で行うものについて、例えばトイレで尿
糖、心拍数を計測する場合について説明する。図3にお
いて、ユーザはトイレに入るとき、個人識別装置10b
のセレクタスイッチを自分に割振られた位置に回す。こ
れによりコンピュータ5はユーザが誰であるか識別する
(ステップ41)。次に便器に向かって放尿すると、尿
糖自動測定機3bが作動して尿糖が自動的に測定され、
マイコン19に計測日時分とともに記憶される(ステッ
プ42)。尿糖の計測が終了すると、インタフェース4
の尿糖自動測定器3bの測定終了フラッグが立てられ
る。一定周期で健康測定機器3の状態を監視しているコ
ンピュータ5は、尿糖自動計測器3bのフラッグがオン
であるので、マイコンン19に記憶された尿糖を個人識
別装置10の信号とともに取り込み、記憶装置14の該
当するユーザの尿糖の欄に計測日時分とともに記憶する
(ステップ43)。記憶が終了するとコンピュータ5
は、インタフェース4の、尿糖自動計測器3bのフラッ
グをオフにし、次回の計測に備える。排泄時の心拍数に
ついても同様に計測し、計測データを記憶装置14に記
憶する。
【0053】トイレ15で計測したデータに基づく自己
健康チェックを行う場合、ユーザは、洗面化粧室1に入
り、洗面化粧台2の表示装置6に表示された個人識別画
面上で自分の名前が記載されたタッチスイッチを押す。
これによりコンピュータ5はユーザが誰であるか識別す
る(ステップ44)。ユーザは、表示装置6に表示され
たサービス選択画面からトイレ自己健康チェックと記載
されたタッチスイッチに触れる(ステップ45)。これ
に基づいてコンピュータは、計測された尿糖、排泄時の
心拍数を過去数週間の計測データとともにグラフにして
表示する(ステップ46)。ユーザはこのデータを見て
自己健康診断を行う。さらに、コンピュータ5は、尿糖
を経時変化分析し(ステップ47)、1.心配ない、
2.やや要注意、3.要注意、4.精密検査して下さい等
の情報を表示装置6に表示又はスピーカ8を通してユー
ザに伝える(ステップ48)。
【0054】ユーザが医療専門機関35の医師に相談す
る場合、ユーザは、サービス選択画面からトイレ医療機
関と記載されたタッチスイッチに触れる。これにより、
記憶装置14に蓄積された尿糖等の計測データが医師の
コンピュータ35cに送信され(ステップ49)、医師
との間で多機能型カメラ12a、表示装置6及び遠隔通
信手段20によりテレビ通信し、送信した計測データと
医師とユーザとの会話に基づいて医師の健康指導等を受
けることができる。医師が精密検査が必要と判断した場
合(ステップ50)、ユーザは病院に行き精密検査を受
ける(ステップ51)。精密検査が実施された後、治療
方法が相談して決定される(ステップ52)。食事療法
の段階を超えているか否か判断され(ステップ53)、
超えている場合、インシュリン投与、入院治療等が行わ
れる(ステップ54)。食事療法の場合は、食生活の遠
隔指導を受けることができる(ステップ55)。食生活
の遠隔指導としては、献立、調理方法の提供、朝、昼、
晩、週間、月間のメニュースケジュール等がある。ユー
ザには上記サービスに応じた課金がなされる(ステップ
56)。
【0055】浴室、寝室においても、洗面化粧台2以外
で行う日常的な健康チェックに係わる計測が、トイレの
場合と同様に行われ、医療専門機関35、健康管理専門
機関21から健康に関する指導を受けることができる。
この遠隔通信サービスは、有償で提供され、サービスの
種類、回数、相談先等に応じて課金される。サービスの
種類には、適切な睡眠時間・寝具(マットレス、枕な
ど)の提案、入浴時の湯温度・入浴時間の取り方、風呂
・トイレの空間温度の提案、遠隔診断、訪問回診、看護
婦・介護ヘルパの派遣等がある。
【0056】上記各種健康測定機器3により計測された
計測データは、洗面化粧台2に装備されたコンピュータ
5へ送信され、情報加工が施される。加工された情報
は、ユーザの自己認識情報として、熟睡度、疲労度、ス
トレス度として表現され、またお勧めの遊び、運動など
の2次的指標に表現されてコンピュータ5の表示装置6
に表示される。このようなハードウエア、ソフトウエア
は有料でユーザに提供される。
【0057】コンピュータ5は、健康測定機器3から伝
送された計測データが入浴中、排泄中、睡眠中等に生じ
やすい身体異常状態を示す計測データであると判断した
場合、該計測データを医療専門機関35のコンピュータ
35cに自動的に即時に送信する。この緊急連絡により
ユーザは医療専門機関35による適切な処置を迅速に受
けることができる。
【0058】洗面化粧室1でおしゃれ等の身支度を行う
場合、ユーザは前述の化粧台健康チェックの場合と同様
に、洗面化粧台2の手前に設けられたシャッタを押して
多機能型カメラ12aによりユーザの上半身を撮影す
る。コンピュータはこの画像データを記憶装置14に記
憶するとともに表示装置6に表示する。さらに、ユーザ
は接写用多機能ハンディカメラ12bを洗面化粧台2か
ら外し、シャッタを押して顔の肌を接写し、同様に画像
データを記憶装置14に記憶する。接写用多機能ハンデ
ィカメラ12bにはズーム機能や隠部照明・撮影機能が
具備されているため、肌荒れ、髪、頭皮等の状況を撮影
することができる。
【0059】撮影した画像を参考にして自分でお化粧、
身支度する場合、ユーザはコンピュータ5の表示装置6
に表示されたサービス選択画面から身支度自己チェック
と記載されたタッチスイッチに触れて選択する。これに
基づいてコンピュータ5は、表示装置6に接写用多機能
ハンディカメラ12bにより撮影された顔の肌、髪、頭
皮等の接写画像等を映し出す。ユーザはこの映像を見て
肌の荒れ具合等を判断し、肌の状態に適した化粧品を選
択することができる。さらに、コンピュータ5は、画像
データから肌荒れ程度、頭皮の状態等を分析し、ユーザ
に手入れ方法等適切なアドバイスを表示装置6に表示又
はスピーカ8を通してユーザに伝える。洗面化粧台2に
ビルトインされた照明装置、表示装置6、多機能型カメ
ラ12a,接写用多機能ハンディカメラ12bには、老
人性白内障に対応した光補正機能が備えられ、コンピュ
ータ5はこの疾病を持つユーザを認識したとき、光補正
機能を作動し、ユーザに身だしなみや顔色を事実に近い
状態で知らせ、ユーザのおしゃれを支援する。
【0060】ユーザが身支度専門機関22の例えばメー
クアップアーティストに相談する場合、ユーザは、サー
ビス選択画面から身支度専門機関と記載されたタッチス
イッチに触れ、身支度専門機関22の中の選択画面でメ
ークアップアーティストを選択する。これにより、記憶
装置14に蓄積された画像データがメークアップアーテ
ィストのコンピュータ22cに送信され、メークアップ
アーティストとの間で多機能型カメラ12a、表示装置
6及び遠隔通信手段20によりテレビ通信し、送信した
画像データに基づきユーザはメークアップアーティスト
と会話しながら化粧の指導を受けることができる。
【0061】この遠隔通信サービスは、有償で提供さ
れ、サービスの種類、回数、相談先等に応じて課金され
る。サービスの種類には、顔立ち、顔色に一番似合う配
色と服仕立てをアドバイスするカラーコーディネイトと
色彩判定サービス、表示装置6上で本人の外観スタイル
・着せ替えを表現する3次元シミュレーションサービ
ス、ヘアスタイリングアレンジ、エステティックサービ
ス、服装・化粧品ネット販売等がある。
【0062】ユーザは就床前に住宅の開口部の戸締まり
をチェックする場合、洗面化粧台2の表示装置6のサー
ビス選択画面でセキュリティ自己チェックと記載された
タッチスイッチに触れる。これに基づいてコンピュータ
5は、玄関、窓等の開口部の施錠を確認するセンサのオ
ン・オフ状態を取り込み、施錠されていない個所を住宅
の見取り図上に表示し、或いはスピーカで施錠されてい
ない個所を報知する。自動施錠機能を付加すれば、ユー
ザが全開口部施錠と記載されたタッチスイッチに触れる
と、コンピュータ5は、全開口部の施錠機構のアクチュ
エータを施錠方向に移動する指令を出力し、全開口部の
施錠が行われる。電気系統についても、同様に機器の作
動状態を表示装置6の画面上で確認することができる。
コンピュータ5による電気機器のオン・オフ機能を付加
すると、夜間オフにする機器でオン状態にあるものにつ
いて、その機器の画面に上に表示されたスイッチをオフ
にすることにより、コンピュータ5はこの機器をオフに
する出力を電気機器の制御盤に出力してこの機器を停止
することができる。さらに、外出先から遠隔通信手段2
0を介して洗面化粧台2のコンピュータ5にアクセス
し、電気機器を外出先から操作する機能を付加すること
も可能である。しかし、このセキュリティ管理機能の最
大の特徴は、洗面化粧台2という就床前というタイミン
グにその時に訪れる場所で、視覚的、聴覚的な確認誘導
を受けながら、一括してセキュリティ管理の操作及び設
定ができる点にある。
【0063】セキュリティ専門機関27のサービスを受
ける場合、ユーザはサービス選択画面のセキュリティ専
門機関と記載されたタッチスイッチに触れて、自動セキ
ュリティ管理状態にセットする。この状態で外部からの
侵入者、火災等により施錠を確認するセンサがオフ状態
になり、或いは火災報知機、不法侵入検知機等が作動す
ると、コンピュータ5はこれらセキュリティセンサ25
からの異常信号に基づいて異常の種類を判断し、ユーザ
の在宅時、不在時に拘わりなく、防犯会社、警察、消防
署等の中で最適のセキュリティ専門機関27に遠隔通信
手段20を介して自動的に緊急通報する。上記防犯設
備、防犯システムのコンピュータソフトウェアを有料で
提供する。
【0064】一般的に住宅設備機器の排水、上水などの
水廻りを含む異常、家電機器のフィルタや不測のトラブ
ルを含む異常など家庭で使用される機器の異常に対して
は、最寄りの修理業者などを探して電話を掛け、訪問予
定日時を設定して修理に来てもらうのが通常である。こ
の場合、修理業者が家に来て始めて機器の診断が開始さ
れるので、初回は応急的な処置しかできず、本格的な修
理を後日に行うことになる。最近、これらのトラブルに
対し24時間体制で対応する業者もでてきているが、基
本的に業者はユーザの依頼時の電話での説明に基づく故
障診断をベースに準備して依頼者宅を訪問するので、結
果的に初回は応急処置に留まることが殆どである。
【0065】機器にトラブルが生じると、ユーザは洗面
化粧台2の表示装置6のサービス選択画面でメンテナン
ス自己チェックと記載されたタッチスイッチに触れ、コ
ンピュータ5によりメンテナンス管理されている機器の
リストにおいて、トラブルの生じた機器の名称に触れて
指定する。コンピュータ5は、各機器のメンテナンスセ
ンナ30の計測値を定期的に取り込んで記憶装置14に
計測データとして記憶しているので、指定された機器の
メンテナンスセンサ30の蓄積データを表示装置6に表
示する。このデータに基づいてユーザがトラブルを特定
することができ、例えばフィルタ交換でトラブルが解消
すると判断すれば自分でフィルタ交換する。
【0066】トラブルの特定ができない場合、ユーザは
サービス選択画面でメンテナンス専門機関と記載された
タッチスイッチに触れる。これに基づいてコンピュータ
5は、この機器のメンテナンス専門業者29を特定し、
その業者のコンピュタ29cにこの機器のメンテナンス
センサ30の蓄積された計測データを遠隔通信手段20
を介して送信する。必要に応じて洗面化粧台2の接写用
多機能ハンディカメラ12bでこの機器のトラブル個所
を撮影し、画像データも送信する。これによりこの機器
のメンテナンス専門業者29は、遠隔通信だけで、トラ
ブルの症状を画像で確認しながらメンテナンスセンサ3
0の計測値、機器の経年変化に基づいてトラブルの診断
を正確に行うことができ、1回の依頼者宅訪問で本格的
な修理を迅速に行うことができる。これにより従来のメ
ンテナンスサービスに比して時間的にも、費用的にもユ
ーザに有利なサービスを24時間体制で提供することが
できる。
【0067】この遠隔通信サービスは、有償で提供さ
れ、洗面化粧台2からの遠隔通信で十分な情報を受けた
専門リホーム業者、修理事業者が必要なサービスを行う
ことである。この場合、事前に見積書と作業内容が遠隔
通信で提示され、初回訪問時に必要な道具・材料も整
い、最低限度の時間で質の高いメンテナンスサービスを
ユーザは受けることができる。
【0068】次に、本発明に係る在宅での日常健康管理
システム及びそのシステムに使用される洗面化粧台等の
機器及びサービスの紹介・販売方法について説明する。
図1に示すように、該システム等の販売業者、サービス
業者等の販売関連業者は、ユーザの洗面化粧台2のコン
ピュータ5及び専門機関35,21,22,27,29
のコンピュータ35c,21c、22c、27c、29
cに遠隔通信で接続されている。図4において、販売関
連業者は、第1段階として本発明に係る在宅での日常健
康管理システム又はこのシステム使用される洗面化粧台
2を販売するとき、ユーザが健康測定機器3で計測した
計測データを洗面化粧台2のコンピュータ5及び遠隔通
信手段20を使用して、指定した医療専門機関35に送
信すれば該医療専門機関35の有料健康管理サービスを
受けることができる体制を整備する。健康と一対一で直
接に対応する生体計測情報はまだなく、生体計測データ
に基づく健康判断は医師しかできないので、毎日ほぼ決
まった時間に使用する洗面化粧台2において計測すると
いう計測タイミングに着目した血圧、脈拍、体重、体脂
肪などに絞った経時変化する計測データに基づく医師に
よる健康管理サービスを有料で提供する。このためシス
テム販売関連業者は健康管理サービスに応じる医師と契
約し、サービス手数料、サービス時間等について取決
め、サービス手数料をユーザから徴収し、仲介料を差し
引いて医師に支払う。
【0069】血圧、脈拍、体重、体脂肪などに絞った経
時変化する計測データに基づく医師による健康管理サー
ビスに加え、第2段階では、トイレでの尿糖、浴室での
脈拍数、睡眠中の心拍数等も含めた医師による健康管理
サービス及び入浴中、排泄中、睡眠中等に生じた身体異
常時の医師による緊急対応サービスが追加される。さら
に、健康に関する身体的診断を伴わない場合には、理学
療法士、作業療法士、スポーツ療法士、栄養士などの健
康管理専門機関21によるサービス、身支度専門機関2
2によるおしゃれ、身支度サービスを有料で提供する。
このサービスの対価としては、例えば、月定額制で課金
する。セキュリティ専門機関27によるセキュリティ管
理サービス、メンテナンス専門機関29によるメンテナ
ンスサービス、弁護士による法律相談等を仲介料をとっ
て提供する。
【0070】販売関連業者40は、第3段階として、面
倒でなく、気軽に、手軽に健康測定を行える機器、計測
データの蓄積が可能な機器など、ユーザのニーズに合っ
た健康測定機器を自己のコンピュータ40c、洗面化粧
台2のコンピュータ5及び遠隔通信手段20を使って紹
介、販売する。
【0071】健康学は進展中で、健康測定機器による計
測データと健康との相関が順次明らかになってきてい
る。販売関連業者40は、第4段階として、これら健康
測定機器による計測データを分析し健康診断するソフト
ウエアを自己のコンピュータ40c、洗面化粧台2のコ
ンピュータ5及び遠隔通信手段20を使って紹介、販売
する。特に複数の健康測定機器による計測データを多変
量的に診断できるようになれば、これら処理はコンピュ
ータで行えるので、医学的に十分な知識がなくても、或
いは複雑な診断評価方法を知らなくても、ユーザが自分
自身で健康状態をモニタリングすることができる。発展
的にはユーザ個人の最適な行動を示唆する新しいソフト
ウエア、例えば、昨夜は十分深い睡眠がとられておら
ず、起床時の血圧も高いので、本日は疲労度が高く運転
は行わない方がよいなどの判断が可能なソフトウエアを
紹介、販売する。
【0072】本システムにより収集されるユーザの個人
情報は、健康状態に関するものだけでなく、多くのサー
ビスに係わる多岐に渡るものである。販売関連業者は、
第5段階として、ユーザに優位に働く情報については、
ユーザの許可を得て使用し、個人情報に基づいて個人の
嗜好に合った衣類等の販売、或いは健康管理を日々行っ
ていることを有利に活かして掛け金の低い保険の適応を
可能にするなど、ユーザにメリットのある商品、サービ
ス、或いはこれら豊富な情報を分析して新しい商品、サ
ービスを提供する。
【0073】前記実施形態においては、コンピュータ5
を洗面化粧室1内に備えられる洗面化粧台2に装備した
が、コンピュータ5を居間等のユーザが毎日使用する使
用空間に配備してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る在宅での日常健康管理システム
を示す図である。
【図2】 化粧台での健康測定機器による計測を示すフ
ロー図である。
【図3】 尿糖自動計測機による尿糖計測を示すフロー
図である。
【図4】 本発明に係る在宅での日常健康管理システム
を販売する方法を示す図である。
【符号の説明】
1…洗面化粧室、2…洗面化粧台、3…健康測定機器、
5…コンピュータ、6…表示装置、10…個人識別装
置、11…撮影装置、14…記憶装置、15…トイレ、
16…浴室、17…寝室、20…遠隔通信手段、21…
健康管理機関、22身支度専門機関、27…セキュリテ
ィ専門機関、29…メンテナンス専門機関、35…医療
専門機関、40…販売関連業者。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/04 G08B 25/04 H 25/08 25/08 C (72)発明者 岡 志津人 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB00 BB41 DD00 FF03 5C087 AA02 AA03 AA19 BB11 BB74 DD04 DD05 DD25 DD26 EE12 EE16 EE18 FF01 FF02 FF04 FF19 FF20 FF23 GG02 GG07 GG23 GG46 GG66 GG67 GG70 GG83

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの健康状態を反映する身体部位の
    特性を計測する健康測定機器をユーザが日常生活におい
    て使用する住宅の使用空間に配備し、健康測定機器の計
    測データが伝送される通信機能を有するコンピュータ及
    び出力装置を前記使用空間に配置し、該コンピュータは
    前記健康測定機器から伝送されたデータを時系列に蓄積
    し、ユーザが前記使用空間を使用しているとき自己健康
    チェックのために該計測データを出力することを特徴と
    する在宅での日常健康管理システム。
  2. 【請求項2】 ユーザの健康状態を反映する身体部位の
    特性を計測する健康測定機器をユーザが定期的に使用す
    る洗面化粧室に配備し、健康測定機器の計測データが伝
    送される通信機能を有するコンピュータ及び表示装置を
    前記洗面化粧室に備えられた洗面化粧台に装備し、該コ
    ンピュータは前記健康測定機器から伝送された計測デー
    タを時系列に蓄積し、ユーザが前記洗面化粧台を使用し
    ているとき自己健康チェックのために該計測データを表
    示装置に表示することを特徴とする在宅での日常健康管
    理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の在宅での日常健康管理
    システムにおいて、ユーザの健康状態を反映する身体部
    位を撮影する撮影装置を前記洗面化粧室に配置し、該撮
    影装置により撮影された画像データを前記コンピュータ
    に伝送し、該コンピュータは前記画像データを記憶し、
    ユーザが前記洗面化粧台を使用しているとき自己健康チ
    ェック及び必要に応じ身支度のために前記画像データを
    前記表示装置に表示することを特徴とする在宅での日常
    健康管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の在宅での日常健康管理システムにおいて、ユーザの健
    康状態を反映する身体部位の特性を前記使用空間又は洗
    面化粧室以外においても住宅の他の空間の使用目的に合
    った身体状態で計測するように他の健康測定機器を計測
    に適した住宅の他の空間に配置し、該他の健康測定機器
    を前記コンピュータに接続したことを特徴とする在宅で
    の日常健康管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の在宅での日常健康管理システムにおいて、前記コンピ
    ュータは前記計測データ及び前記画像データの少なくと
    も一方を分析して健康管理情報及び身支度情報の少なく
    とも一方を出力することを特徴とする在宅での日常健康
    管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の在宅での日常健康管理システムにおいて、前記コンピ
    ュータは遠隔通信手段を介して医療専門機関、健康管理
    専門機関及び身支度専門機関の中の少なくとも一つの専
    門機関のコンピュータに接続され、前記計測データ及び
    画像データの少なくとも一方を前記専門機関に送信し、
    計測データ及び画像データの少なくとも一方に基づく前
    記専門機関からの健康管理情報及び身支度情報の少なく
    とも一方を受信して出力することを特徴とする在宅での
    日常健康管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の在宅での日常健康管理システムにおいて、前記コンピ
    ュータは遠隔通信手段を介して医療専門機関のコンピュ
    ータに接続され、前記健康測定機器から伝送された計測
    データが身体異常状態を示す計測データであると判断し
    た場合、該計測データを医療専門機関のコンピュータに
    即時に送信することを特徴とする在宅での日常健康管理
    システム。
  8. 【請求項8】 ユーザの健康状態を反映する身体部位を
    撮影する撮影装置を定期的に使用する洗面化粧室に配置
    し、該撮影装置により撮影された画像データが伝送され
    る通信機能を有するコンピュータ及び表示装置を前記洗
    面化粧室に備えられた洗面化粧台に装備し、該コンピュ
    ータは前記撮影装置から伝送された画像データを記憶
    し、ユーザが前記洗面化粧台を使用しているとき自己健
    康チェック及び必要に応じ身支度のために前記画像デー
    タを前記表示装置に表示することを特徴とする在宅での
    日常健康管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の在宅での日常健康管理システムにおいて、前記使用空
    間又は洗面化粧台のコンピュータにセキュリティ装置の
    セキュリティセンサ及び設備機器のメンテナンスセンサ
    の少なくとも一方の信号を伝送し、該コンピュータは前
    記センサからの信号を記憶し、表示装置に表示すること
    を特徴とする在宅での日常健康管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載の在宅での日常健康管理システムにおいて、前記コン
    ピュータは、遠隔通信手段を介してセキュリティ専門機
    関及びメンテナンス専門機関の少なくとも一方のコンピ
    ュータに接続され、戸締まりを含むセキュリティ情報及
    び前記設備機器に関するメンテナンス情報の少なくとも
    一方を前記専門機関に送信し、前記専門機関から前記情
    報に基づくサービスの提供を受けることを特徴とする在
    宅での日常健康管理システム。
  11. 【請求項11】 住宅内で使用される洗面化粧台にし
    て、ユーザの健康状態を反映する身体部位の特性を計測
    する健康測定機器及び該洗面化粧台を使用中のユーザを
    撮影する撮影装置の少なくとも一方が装備され、該健康
    測定機器の計測データ及び前記撮影装置により撮影され
    た画像データの少なくとも一方が伝送される通信機能を
    有するコンピュータを装着され、該コンピュータの表示
    装置がユーザの見やすい位置に配置されたことを特徴と
    する洗面化粧台。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれかに
    記載の在宅での日常健康管理システム又はそのシステム
    に使用される洗面化粧台の販売方法において、ユーザが
    前記健康測定機器で計測した計測データを前記使用空間
    又は洗面化粧台のコンピュータ及び遠隔通信手段により
    指定医療専門機関に送信すれば該医療専門機関の有料サ
    ービスを受けることができるようにしたことを特徴とす
    る在宅での日常健康管理システム又はそのシステムに使
    用される洗面化粧台の販売方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の在宅での日常健康
    管理システム又はそのシステムに使用される洗面化粧台
    の販売方法において、ユーザが前記健康測定機器で計測
    した計測データ、前記撮影装置により撮影した画像デー
    タ、前記セキュリティ装置のセキュリティセンサからの
    信号及び設備機器のメンテナンスセンサからの信号の少
    なくとも一つを前記使用空間又は洗面化粧台のコンピュ
    ータ及び遠隔通信手段により専門機関に送信し、該専門
    機関の有料サービスを受ける仕組みを整備したことを特
    徴とする在宅での日常健康管理システム又はそのシステ
    ムに使用される洗面化粧台の販売方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の在宅での日常健康
    管理システム又はそのシステムに使用される洗面化粧台
    の販売方法において、前記システム、洗面化粧台の販売
    関連業者は、健康測定機器、健康測定機器による計測デ
    ータの分析、診断ソフトウエアを前記使用空間又は洗面
    化粧台のコンピュータ及び販売関連業者のコンピュータ
    及び遠隔通信手段を使用して販売することを特徴とする
    在宅での日常健康管理システム又はそのシステムに使用
    される洗面化粧台の販売方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の在宅での日常健康
    管理システム又はそのシステムに使用される洗面化粧台
    の販売方法において、前記販売間連業者は、前記有料サ
    ービスから得られるユーザに優位に働く情報をユーザの
    許可を得て使用し、ユーザにメリットのある商品、サー
    ビスを販売することを特徴とする在宅での日常健康管理
    システム又はそのシステムに使用される洗面化粧台の販
    売方法。
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