JP2014104070A - 患者情報表示システム - Google Patents

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厚樹 武富
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Abstract

【課題】入院したばかりの患者に対して、紙媒体を用いることなく、適切に入院案内の情報を表示できるようにする。
【解決手段】入院患者情報を表示するディスプレイ5をベッドサイドに設置するとともにベッド上の人を検出するセンサー10を設置し、新たに入院した患者の入院患者情報を入力した場合に、その入院患者情報をディスプレイ5に表示するとともに、新たに入院した患者の入院患者情報を入力した後にセンサー10から検出信号を入力した場合に、入院案内情報をディスプレイ5に所定時間だけ表示させるので、患者が入院案内情報を表示させる操作を行う必要がなくなり、入院案内情報を印刷した紙媒体が不要になる。また、入院患者が二回目以降にベッドに乗った場合には入院案内情報がディスプレイ5に表示されないため、入院したばかりの患者に対して、適切に入院案内情報を表示することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、病院などで患者が居るベッドサイドに患者情報や入院案内情報を表示するための患者情報表示システムに関する。
入院患者が居るベッドのベッドサイドには、様々な機器が設置されている。例えば、ディスプレイを備えた情報端末をベッドサイドに設置し、入院患者に必要な情報をそのディスプレイに表示することが知られている(例えば、特許文献1など)。この特許文献1に記載の技術によれば、入院したばかりの患者に対して、入院案内といった情報を提供することができる。
この入院案内情報としては、例えば、ナースコール子機の使用方法などの情報が含まれる。ここで、ナースコール子機は、患者が看護師などの医療従事者を呼び出すためのナースコールシステムで使用される。ナースコールシステムは、患者の居るベッドの近傍(例えば、ベッドサイドなど)に設置されたナースコール子機と看護師が居るナースステーションなどに設置されたナースコール親機とを有線や無線などにより接続して構成されている。
また、ナースコール子機は、呼び出しを行うためのボタンを備えており、このボタンが操作されることで、呼出信号を出力する。また、ナースコール親機は、ナースコール子機から出力された呼出信号を入力するとスピーカーなどにより報知を行う。また、ナースコール子機に通話機能が搭載されている場合には、ナースコール親機により報知が行われている状態で、ナースコール親機に設けられたハンドセットをオフフックすることで、ナースコール親機とナースコール子機との間で通話が可能となる。このとき、ナースコール親機により行われていた報知が停止する。この状態でハンドセットをオンフックすると、ナースコール親機とナースコール子機との間の通話が終了する。
このように、患者が医療従事者を呼び出すためには、患者はナースコール子機のボタンを操作しなければならないが、その操作方法については、入院時に医療従事者が患者に説明する必要があった。また、その他の入院時に患者に案内すべき入院案内情報についても、医療従事者が患者に説明する必要があった。そのため、医療従事者への負担が増してしまうという問題があった。
このような問題を解決するために、上述した情報端末にナースコール子機の使用方法などの情報を含む入院案内情報を表示することが考えられる。しかしながら、入院案内情報は、患者が情報端末を操作することにより情報端末のディスプレイに表示されるため、患者が入院案内情報をディスプレイに表示させる操作を行わない限り、患者が入院案内情報を確認することができなくなってしまう。
これを回避するために、入院案内情報を紙媒体に印刷して、ベッドサイドの所定の場所に貼り付けたり、吊り下げたりすることが知られている。これにより、入院したばかりの患者は、入院案内情報を確認することができるようになる。
しかしながら、入院案内情報を印刷した紙媒体をベッドサイドの所定の場所に貼り付けたり、吊り下げたりした場合、入院してからある程度の日数を経過した患者は、入院案内情報を必要としなくなるため、入院案内情報を印刷した紙媒体を邪魔に感じてしまうという問題があった。
特開2000−285181号公報
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、入院したばかりの患者に対して、紙媒体を用いることなく、適切に入院案内情報を表示することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ベッドを使用する患者の患者情報を表示するディスプレイをベッドサイドに設置し、ベッド上の人を検出するセンサーを設置して、新たに入院した患者の患者情報を入力した場合に、ディスプレイの患者情報を書き換えるとともに、新たに入院した患者の患者情報を入力した後に、センサーがベッド上の人を検出した場合に、入院案内情報をディスプレイに所定時間だけ表示させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、新たに入院した患者の患者情報を入力した後に、センサーがベッド上の人を検出した場合にのみ、入院案内情報が所定時間だけディスプレイに表示されるので、患者が入院案内情報を表示させる操作を行う必要がなくなり、入院案内情報を印刷した紙媒体が不要になる。また、入院患者が二回目以降にベッドに乗った場合には入院案内情報がディスプレイに表示されないため、入院したばかりの患者に対して、適切に入院案内情報を表示することができる。
本実施形態による患者情報表示システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態による患者情報表示システムの外観例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による患者情報表示システムの構成例を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態による患者情報表示システムの外観例を示す図である。図1に示すように、本実施形態による患者情報表示システムは、情報端末1およびセンサー10を備えて構成されている。また、情報端末1は、制御部2、インターフェース3、記憶部4、ディスプレイ5を備えて構成されている。
また、図2に示すように、ディスプレイ5は、ベッドサイドの壁面に設置されている。また、情報端末1の他の構成要素は、壁面に埋め込まれている(図示せず)。この情報端末1は、各ベッドに対応して設置されており、そのベッドを使用している入院患者の氏名や担当医師の氏名、担当看護師の氏名などを表示する。また、センサー10は、ベッド上の人を検出するためのものであり、本実施形態では、マットセンサーを用いている。センサー10が人を検出すると、センサー10は検出信号を出力する。なお、センサー10として他のセンサー(例えば、超音波センサーや赤外線センサー、ドップラーセンサーなど)を用いるようにしても良い。
また、ベッドサイドの壁面にはナースコール子機が取り付けられている。患者がナースコール子機のボタンを操作すると、ナースステーションに設置されているナースコール親機(図示せず)や医療従事者が携行している携帯端末にて報知が行われる。
次に、情報端末1の各構成要素について説明する。制御部2は、情報端末1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。インターフェース3は、情報端末1とセンサー10とを接続して通信を行うとともに、情報端末1と病院内情報サーバーなどとを接続して通信を行う。ここで、インターフェース3は、センサー10が出力した検出信号を入力するとともに、病院内情報サーバーなどから入院患者情報を入力する。
記憶部4は、インターフェース3が入力した入院患者情報を記憶する。ここで、入院患者情報としては、入院患者の氏名、担当医師の氏名、担当看護師の氏名などが含まれる。また、記憶部4は、ナースコール子機の使用方法などの入院案内情報を予め記憶している。ここで、ナースコール子機の使用方法を示す入院案内情報は、例えば、ナースコール子機の画像情報と、ナースコール子機のボタンを押すことにより看護師などの医療従事者が応答する点を詳細に説明したテキスト情報とを含む。また、これ以外の入院案内情報としては、テレビや冷蔵庫の使用方法、消灯時間、食事の時間、食事のメニュー、入浴時間、売店の案内、インターネット使用方法などの情報が含まれる。
ディスプレイ5は、インターフェース3が入力した入院患者情報を表示する。ここで、インターフェース3が新たに入院患者情報を入力すると、制御部2は、入力した新しい入院患者情報を記憶部4に記憶させるとともに、ディスプレイ5に表示させる(図2参照)。また、この状態で、インターフェース3がセンサー10から検出信号を入力したかどうかを制御部2は判定する。
すなわち、インターフェース3が新しい入院患者情報を入力した状態で、インターフェース3が検出信号を入力したか否かを制御部2にて判定する。インターフェース3が検出信号を入力したと制御部2にて判定すると、制御部2は、記憶部4から入院案内情報を読み出し、ディスプレイ5に所定時間だけ表示させる。
一方、インターフェース3が新しい入院患者情報を入力していない状態で、インターフェース3が検出信号を入力しても、制御部2は入院案内情報をディスプレイ5に表示させない。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、入院患者情報を表示するディスプレイ5を備えた情報端末1をベッドサイドに設置するとともにベッド上の人を検出するセンサー10を設置し、新たに入院した患者の入院患者情報を情報端末1のインターフェース3が入力した場合に、その入院患者情報をディスプレイ5に表示するとともに、新たに入院した患者の入院患者情報を入力した後に、インターフェース3がセンサー10から検出信号を入力したと制御部2にて判定した場合に、制御部2は、記憶部4から入院案内情報を読み出し、ディスプレイ5に所定時間だけ表示させるようにしている。
これにより、情報端末1が新たに入院した患者の入院患者情報を入力した後に、ベッド上の人を検出するセンサー10が人を検出した場合にのみ、入院案内情報が所定時間だけディスプレイ5に表示されるので、患者が入院案内情報を表示させる操作を行う必要がなくなり、入院案内情報を印刷した紙媒体が不要になる。また、入院患者が二回目以降にベッドに乗った場合には入院案内情報がディスプレイ5に表示されないため、入院したばかりの患者に対して、適切に入院案内情報を表示することができる。
なお、前述した実施形態では、入院案内情報がディスプレイ5に所定時間だけ表示されるが、これに限定されない。例えば、図示しない操作部を情報端末1に設け、この操作部が操作されるまで入院案内情報をディスプレイ5に表示し続けるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、インターフェース3が検出信号を入力したタイミングで、入院案内情報がディスプレイ5に表示されるが、これに限定されない。例えば、患者がディスプレイ5を観るタイミングを考慮して、インターフェース3が検出信号を入力してからある程度の時間が経過してから入院案内情報をディスプレイ5に表示するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、入院患者が最初にベッドに乗った場合にのみ、入院案内情報がディスプレイ5に表示されるが、これに限定されない。例えば、図示しない操作部を情報端末1に設け、この操作部の操作により入院案内情報を再びディスプレイ5に表示させるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、ナースコール子機にはボタンが一つのみ搭載されているが、これに限定されない。ナースコール子機に様々な操作手段やセンサーなどが搭載されていても良い。この場合、情報端末1の記憶部4に記憶されている入院案内情報もこれに適合したものとなる。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 情報端末
2 制御部
3 インターフェース
4 記憶部
5 ディスプレイ
10 センサー

Claims (1)

  1. ベッド上の人を検出するセンサーと、
    外部から入院患者の患者情報を入力するインターフェースと、患者情報および入院患者に対する案内を示す入院案内情報を少なくとも記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている患者情報および入院案内情報を表示し、ベッドサイドに設置されるディスプレイと、前記インターフェースが患者情報を入力した場合に、前記記憶部に記憶されている患者情報を書き換えるとともに、前記インターフェースが患者情報を入力した後に、前記センサーがベッド上の人を検出した場合に、前記記憶部に記憶されている入院案内情報を前記ディスプレイに所定時間だけ表示させる制御部とを有する情報端末と、
    を備えた患者情報表示システム。
JP2012258083A 2012-11-27 2012-11-27 患者情報表示システム Pending JP2014104070A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102032436B1 (ko) * 2019-03-20 2019-10-15 (주)에이원의료기산업 조작의 편리성과 시인성이 향상된 의료용 침대의 보호구 및 이를 포함하는 침대
CN110812047A (zh) * 2019-11-28 2020-02-21 四川大学华西医院 一种床头牌

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