JP2015081669A - トルク伝達用継手及び電動式パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、従来構造のトルク伝達用継手15の場合には、前記鋼球19により、前記出力軸12と前記ウォーム軸6との間でスラスト力を伝達する事ができて、このスラスト力が前記緩衝部材18に伝達されない様にする事はできるが、前記鋼球19によりスラスト力を低減(吸収)する事はできない。この為、前記出力軸12と前記ウォーム軸6との間で伝達されるスラスト力が過大になる可能性がある。又、前記電動モータ7の正転時と逆転時とで、前記ウォーム軸6には軸方向に関して反対向きのスラスト力が作用する為、このウォーム軸6は軸方向に変位する(がたつく)傾向になるが、前記鋼球19によっては、この様なウォーム軸6のがたつきを抑制できない。この為、前記ウォーム軸6及び前記出力軸12と前記鋼球19とが勢いよく衝突して、異音を発生させる可能性がある。又、前記緩衝部材18と前記鋼球19とを、それぞれ別々に組み付ける必要がある為、組立作業効率が低くなるだけでなく、組み付け時に鋼球19が脱落する等して、トルク伝達用継手15から欠品し易くなる。
即ち、前記緩衝部材18のうちで、円周方向に隣り合う前記各駆動側腕部21と前記各被駆動側腕部23との円周方向側面同士の間部分に介在される前記各被挟持部25、25と、前記出力軸12と前記ウォーム軸6との間に挟持される前記鋼球19に相当する部分とでは、それぞれが発揮する機能が異なる事に基づき、要求される特性が異なる。この為、前記緩衝部材18を構成する材料として、例えば前記各被挟持部25、25に適した材料をそのまま使用した場合に、前記鋼球19に相当する部分で十分な機能を発揮できなくなる可能性がある。例えば、前記各被挟持部25、25は、円周方向に隣り合う前記各駆動側腕部21と前記各被駆動側腕部23との円周方向側面同士の間で、円周方向に弾性変形させられて、歯打ち音の発生を防止するといった機能を発揮するが、この様な機能を発揮する面からは、温度に応じて剛性(捻り方向の剛性)が変化し易い材料を使用しても、大きな問題になる事はない。この為、前記緩衝部材18を、この様な材料から造る事も考えられる。但し、前記鋼球19に相当する部分は、温度に応じて剛性(軸方向の剛性)が大きく変化してしまうと、前記出力軸12と前記ウォーム軸6とに適正な予圧を付与するといった機能を十分に発揮できなくなる。この様に、前記緩衝部材18の一部に、前記鋼球19に相当する部分を単に設けただけでは、温度変化に拘わらず、前記出力軸12と前記ウォーム軸6との相対変位に基づく異音の発生を防止する事は難しくなる。
又、必要に応じて、駆動軸と被駆動軸との偏心を十分に吸収できる構造や、緩衝部材の外部からの視認性を高められる構造を実現するものである。
このうちの駆動側伝達部材は、前記駆動軸の端部に支持される駆動側基部と、この駆動側基部のうちで前記被駆動側伝達部材に対向する面に、円周方向に関して間欠的に、それぞれ軸方向に突出する状態で設けられた複数本の駆動側腕部とを備える。
又、前記被駆動側伝達部材は、前記被駆動軸の端部に支持される被駆動側基部と、この被駆動側基部のうちで前記駆動側伝達部材に対向する面に、円周方向に関して間欠的に、それぞれ軸方向に突出する状態で設けられた複数本の被駆動側腕部とを備える。
更に、前記緩衝部材は、複数本の被挟持部を備える。
そして、前記各駆動側腕部と前記各被駆動側腕部とを円周方向に関して交互に配置すると共に、円周方向に隣り合う駆動側腕部と被駆動側腕部との円周方向側面同士の間部分に、前記各被挟持部をそれぞれ介在させている。
そして、この軸方向予圧部材を、前記緩衝部材の例えば中央部に設けられた支持筒部の内側に、軸方向に関する抜け止めを図った状態で挿入している。
又、上述の様な請求項4に記載した発明を実施する場合には、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記軸方向予圧部材を、前記複数の緩衝片のうち少なくとも支持筒部が設けられた緩衝片よりも、耐熱性及び耐寒性に優れた材料{例えばシリコーンゴム(VMQ)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)、四フッ化エチレンゴム(PTFE)}から造る。
更には、上述した様な請求項4〜5に記載した発明を実施する場合には、例えば請求項6に記載した発明の様に、前記緩衝部材を構成する複数の緩衝片を、これら緩衝片にそれぞれ設けられた係合部と被係合部との係合(例えばスナップフィット)により互いに結合する。
尚、前記被挟持組み合わせ部を構成する1対の被挟持部は、上述の様な関係を有する事で、放射方向に対する傾斜角度の大きさは互いに同じになるが、傾斜方向は逆向きになる。
又、上述の様な請求項7に記載した発明を実施する場合には、例えば前記各被挟持組み合わせ部を円周方向等間隔4個所に設け、前記緩衝部材を十字筒状とする事ができる。
このうちのハウジングは、固定の部分に支持されて回転する事がない。
又、前記操舵用回転軸は、前記ハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作により回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する。
又、前記ウォームホイールは、前記ハウジングの内部で前記操舵用回転軸の一部に、この操舵用回転軸と同心に支持されて、この操舵用回転軸と共に回転する。
又、前記ウォームは、ウォーム軸の軸方向中間部にウォーム歯を設けて成り、このウォーム歯を前記ウォームホイールと噛合させた状態で、前記ウォーム軸の軸方向両端部をそれぞれ軸受により前記ハウジングに対し回転自在に支持されている。
又、前記電動モータは、前記ウォームを回転駆動する為のものである。
更に、前記トルク伝達用継手は、前記電動モータの出力軸と前記ウォーム軸との間に設けられて、これら両軸同士の間でトルクを伝達するもので、上述の様な、本発明のトルク伝達用継手である。
即ち、本発明の場合には、弾性材製の軸方向予圧部材を、駆動軸と被駆動軸との端面同士の間で挟持している為、これら両軸同士の間で伝達されるスラスト力の一部を吸収(低減)できる。又、前記軸方向予圧部材を、緩衝部材に設けた支持筒部に対して軸方向に関する抜け止めを図った状態で挿入している為、トルク伝達用継手の組立作業時に、前記軸方向予圧部材と前記緩衝部材とを一体的に取り扱う事が可能になると共に、この軸方向予圧部材の脱落防止も図れる。この為、組立作業効率の低下及び欠品の発生を有効に防止できる。更に、この軸方向予圧部材を、前記緩衝部材とは別体に構成している為、この軸方向予圧部材をこの緩衝部材とは異なる材料から造る事が可能になる。この為、この軸方向予圧部材を耐熱性や耐寒性に優れた材料(温度変化によって軸方向の剛性が変化しにくい材料)から造る事が可能になる。従って、温度変化に拘わらず、前記駆動軸と前記被駆動軸とに適正な予圧を付与し続ける事が可能になり、これら両軸の相対変位に基づく異音の発生を有効に防止できる。
又、請求項3に記載した発明によれば、前記支持筒部に対する前記軸方向予圧部材の抜け止めをより有効に図れる。
図1〜16は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の場合には、電動式パワーステアリング装置を構成する電動モータ7の出力軸12aの先端部と、ウォーム式減速機を構成するウォーム軸6aの基端部との間に、本例のトルク伝達用継手15aを設けて、前記出力軸12aから前記ウォーム軸6aにトルクを伝達可能としている。このトルク伝達用継手15aを除く、電動式パワーステアリング装置の構成及び作用は、前述の図25〜26に示した構造を含め、従来から広く知られている電動式パワーステアリング装置と同様であるから説明を省略し、以下、前記トルク伝達用継手15aの構成及び作用に就いて説明する。
先ず、本例の場合には、耐熱性及び耐寒性に優れた弾性材製の軸方向予圧部材26を、前記出力軸12aの先端面と前記ウォーム軸6aの基端面との間で挟持している為、前記電動モータ7の運転に伴い、このウォーム軸6aが前記出力軸12aに対して軸方向に変位した場合にも、衝突に基づく異音が発生する事を有効に防止できる。又、前記軸方向予圧部材26が弾性変形する事で、前記ウォーム軸6aと前記出力軸12aとの間で伝達されるスラスト力の一部を吸収(低減)する事ができ、残りのスラスト力を伝達できる。この為、前記ウォーム軸6aと前記出力軸12aとの間で伝達されるスラスト力が過大になる事を防止できる。又、前記軸方向予圧部材26が軸方向に弾性変形すると共に、前記環状連結部49が軸方向に弾性変形する(外周縁部と内周縁部との軸方向位置を変化させる)事で、前記緩衝部材18a(内側緩衝片31)にスラスト力が伝達される事を有効に防止できる為、この緩衝部材18aの耐久性を長期間に亙り確保する事もできる。又、前記軸方向予圧部材26の設置位置を、前記内側緩衝片31を介して規制できる為、この軸方向予圧部材26により発揮されるスラスト力の吸収機能を安定して得る事ができる。
初めに、前記出力軸12aを図6の時計回りに回転駆動させて、トルクの伝達を開始する場合を考える。この場合、前記各駆動側腕部21a、21aのうちの回転方向前方側の円周方向側面29a、29aと、前記各被駆動側腕部23a、23aのうちの回転方向後方側の円周方向側面30b、30bとの間で、前記緩衝部材18aを構成する4本の被挟持部33a、33aが挟持される。そしてこの場合に、前記各駆動側腕部21a、21aを構成する円周方向側面29a、29aが、放射方向に対して径方向外側に向かう程回転方向前方に向かう方向に傾斜している事に起因して、前記各被挟持部33a、33a(膨出部40a、40a)は、外径側部分から内径側部分へと徐々に円周方向に弾性変形させられる(押し潰される)。そして、前記各被挟持部33a、33aには、前記緩衝部材18aの径方向内方に向いた力が作用する。
その他の構成及び作用効果に就いては、前述した従来構造のトルク伝達用継手、及び、電動式パワーステアリング装置の場合と同様である。
図17〜24は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の特徴は、支持筒部44に対する軸方向予圧部材26aの抜け止め構造を工夫した点にある。その他の部分の構成及び作用効果に就いては、上述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明並びに図示は省略し、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
2 ステアリングシャフト
3 ハウジング
4 ウォームホイール
5 ウォーム歯
6、6a ウォーム軸
7 電動モータ
8 ウォーム
9a、9b 転がり軸受
10 押圧駒
11 コイルばね
12、12a 出力軸
13 スプライン孔
14 スプライン軸部
15、15a トルク伝達用継手
16、16a 駆動側伝達部材
17、17a、17b 被駆動側伝達部材
18、18a 緩衝部材
19 鋼球
20、20a 駆動側基部
21、21a 駆動側腕部
22、22a、22b 被駆動側基部
23、23a、23b 被駆動側腕部
24 円筒部
25 被挟持部
26、26a 軸方向予圧部材
27 駆動側セレーション孔
28 被駆動側セレーション孔
29a、29b 円周方向側面
30a、30b 円周方向側面
31 内側緩衝片
32 外側緩衝片
33a、33b 被挟持部
34 外径側覆い部
35 被挟持組み合わせ部
36a、36b 内側被挟持片
37 内側覆い片
38a、38b 外側被挟持片
39 外側覆い片
40a、40b 膨出部
41 内径側連続部
42 内側連続部
43 外側連続部
44 支持筒部
45 貫通孔
46 係止爪片
47 係合凹部
48 凹溝
49 環状連結部
50 軸部
51a、51b 抜け止め部
Claims (9)
- 軸方向に関して互いに直列に配置された駆動軸と被駆動軸との端部同士の間でトルクを伝達するもので、
前記駆動軸の端部にこの駆動軸と同心に支持される駆動側伝達部材と、前記被駆動軸の端部にこの被駆動軸と同心に支持される被駆動側伝達部材と、これら駆動側伝達部材と被駆動側伝達部材との間に設けられる弾性材製の緩衝部材とを備え、
このうちの駆動側伝達部材は、前記駆動軸の端部に支持される駆動側基部と、この駆動側基部のうちで前記被駆動側伝達部材に対向する面に、円周方向に関して間欠的に、それぞれ軸方向に突出する状態で設けられた複数本の駆動側腕部とを備えたものであり、
前記被駆動側伝達部材は、前記被駆動軸の端部に支持される被駆動側基部と、この被駆動側基部のうちで前記駆動側伝達部材に対向する面に、円周方向に関して間欠的に、それぞれ軸方向に突出する状態で設けられた複数本の被駆動側腕部とを備えたものであり、
前記緩衝部材は、複数本の被挟持部を備えたものであり、
前記各駆動側腕部と前記各被駆動側腕部とを円周方向に関して交互に配置すると共に、円周方向に隣り合う駆動側腕部と被駆動側腕部との円周方向側面同士の間部分に、前記各被挟持部をそれぞれ介在させているトルク伝達用継手に於いて、
前記駆動軸と前記被駆動軸との端面同士の間に軸方向に圧縮した状態で挟持され、これら駆動軸と被駆動軸とに予圧を付与する、弾性材製の軸方向予圧部材が、前記緩衝部材とは別体に設けられており、この軸方向予圧部材が、この緩衝部材に設けられた支持筒部の内側に、軸方向に関する抜け止めが図られた状態で挿入されている事を特徴とするトルク伝達用継手。 - 前記軸方向予圧部材が、前記支持筒部の内側に圧入されている、請求項1に記載したトルク伝達用継手。
- 前記軸方向予圧部材の軸方向中間部を前記支持筒部の内側に配置しており、この軸方向予圧部材のうちで前記支持筒部からそれぞれ軸方向に突出した軸方向両端部に、この支持筒部の内径寸法よりも外径寸法が大きい抜け止め部がそれぞれ設けられている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載したトルク伝達用継手。
- 前記緩衝部材が、複数の緩衝片を軸方向に重ね合わせて構成されており、このうちの何れかの緩衝片に、前記支持筒部が設けられている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したトルク伝達用継手。
- 前記軸方向予圧部材が、前記複数の緩衝片のうちで少なくとも支持筒部が設けられた緩衝片よりも、耐熱性及び耐寒性に優れた材料から造られている、請求項4に記載したトルク伝達用継手。
- 前記緩衝部材を構成する複数の緩衝片が、これら緩衝片にそれぞれ設けられた係合部と被係合部との係合により互いに結合されている、請求項4〜5のうちの何れか1項に記載したトルク伝達用継手。
- 前記緩衝部材が、この緩衝部材の中心軸を含む仮想平面に関して鏡面対称で、且つ、放射方向に対して径方向外側に向かう程この仮想平面に近づく方向にそれぞれ傾斜したそれぞれが平板状である1対の被挟持部より成る被挟持組み合わせ部を、円周方向等間隔複数個所に配置し、円周方向に隣り合う被挟持部同士の間で、それぞれの外径側端部同士を外径側覆い部を介して連続させた部分と、それぞれの内径側端部同士を内径側連続部を介して連続させた部分とを、円周方向に関して交互に配置して成る、非円形の筒状に構成されたものであり、前記支持筒部が、これら内径側連続部に連結された状態で設けられている、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載したトルク伝達用継手。
- 前記各駆動側腕部又は前記各被駆動側腕部のうち一方の腕部を構成する1対の円周方向側面のうちで、前記駆動軸の回転方向に関して前方に位置する円周方向側面が、放射方向に対して径方向外側に向かう程回転方向前方に向かう方向に傾斜しており、
前記各被挟持組み合わせ部を構成する1対の被挟持部同士の間部分に、前記各駆動側腕部又は前記各被駆動側腕部のうち他方の腕部を配置すると共に、円周方向に隣り合う被挟持組み合わせ部同士の間部分に、前記各駆動側腕部又は前記各被駆動側腕部のうち一方の腕部を配置して、これら各駆動側腕部とこれら各被駆動側腕部とのうちの何れか片方の腕部の外周側面を前記各外径側覆い部によりそれぞれ覆っている、請求項7に記載したトルク伝達用継手。 - 固定の部分に支持されて回転する事のないハウジングと、このハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作により回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する操舵用回転軸と、前記ハウジングの内部でこの操舵用回転軸の一部に、この操舵用回転軸と同心に支持されて、この操舵用回転軸と共に回転するウォームホイールと、ウォーム軸の軸方向中間部にウォーム歯を設けて成り、このウォーム歯を前記ウォームホイールと噛合させた状態で、前記ウォーム軸の軸方向両端部をそれぞれ軸受により前記ハウジングに対し回転自在に支持されたウォームと、このウォームを回転駆動する為の電動モータとを備え、この電動モータの出力軸と前記ウォーム軸とをトルク伝達用継手により、トルクの伝達を可能に接続している電動式パワーステアリング装置に於いて、このトルク伝達用継手が、請求項1〜8のうちの何れか1項に記載したトルク伝達用継手である、電動式パワーステアリング装置。
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