JP2015079489A - 業務復旧支援システム、業務復旧支援装置、復旧状況管理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
現場用端末装置は、業務を遂行するために不可欠なリソースとして設定されたリソースに関して、リソースの稼働状態が、予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報を入力するためのステータス情報入力手段と、このステータス情報入力手段により入力されたステータス情報を前記管理サーバへ送信し、管理サーバで管理されているリソースに関するステータス情報のうち、自装置以外の現場用端末装置から取得されたステータス情報を管理サーバから受信する通信手段と、ステータス情報入力手段により入力されたステータス情報および管理サーバから受信したステータス情報に基づき、業務における各リソースの稼働状態を、業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を提示する対策提示手段と、を備える。
管理サーバは、現場用端末装置との間でステータス情報の送受信を行う通信手段と、この通信手段により現場用端末装置から受信したリソースのステータス情報を、リソースごとに、ステータス情報を送信した現場用端末装置に関連付けて管理する情報管理手段と、を備える。
さらに好ましくは、現場用端末装置は、対策提示手段により提示される対策の実施状況を表す進捗情報を入力するための進捗情報入力手段をさらに備える。そして、通信手段は、進捗情報入力手段により入力された進捗情報を管理サーバへ送信し、管理サーバで管理されている進捗情報のうち、自装置以外の現場用端末装置から取得された進捗情報を管理サーバから受信する。対策提示手段は、進捗情報入力手段により入力された進捗情報および管理サーバから受信した進捗情報に基づき、対策の実施状況を提示する。管理サーバの情報管理手段は、通信手段により現場用端末装置から受信した進捗情報を、進捗情報に係るリソースと、進捗情報を送信した現場用端末装置とに関連付けて管理する。
さらに詳細には、この現場用端末装置のステータス情報入力手段は、少なくとも、(1)リソースが本来の状態で稼働している状態である第1段階と、(2)リソースは稼働しているが、本来の状態よりも稼働レベルが低下した状態である第2段階と、(3)リソースが稼働していない状態である第3段階と、を含む、複数の段階のいずれに該当するかを選択的に指定可能な入力インターフェイスを有する。
より詳細には、管理サーバは、管理対象の業務に属すリソースに関して、リソースの稼働状態を所定の稼働状態から業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した情報格納手段と、情報管理手段に管理されているステータス情報に基づき、リソースの稼働状態を通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された対策に係る目標時間に基づき、業務を稼働させるために必要な対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する復旧予定時間計算手段と、情報管理手段に管理されている進捗情報に基づき、復旧予定時間に対する対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する進度情報出力手段と、をさらに備える。
情報収集サーバは、リソースに関して、このリソースの稼働状態を所定の稼働状態から業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、この対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した情報格納手段と、管理対象の業務に属すリソースに関して、このリソースの稼働状態が、予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報、および、このステータス情報に基づいて特定される業務における各リソースの稼働状態を、通常の状態に復帰させるために実施すべき対策の実施状況を表す進捗情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段により取得されたリソースごとのステータス情報に基づき、リソースの稼働状態を通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された対策に係る目標時間に基づき、業務を稼働させるために必要な対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する復旧予定時間計算手段と、情報取得手段により取得されたリソースごとの進捗情報に基づき、復旧予定時間に対する対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する進度情報出力手段と、を備える。
集約サーバは、情報収集サーバからリソースのステータス情報を取得して管理すると共に、個々のリソースと利用者との対応関係を管理し、利用者からの情報取得要求に応じて、この情報取得要求を行った利用者に対応付けられたリソースの稼働状態に関する情報を返す。
本実施形態の業務復旧支援システムは、管理対象の業務に関して、その業務を遂行するために必要な各リソース(人的リソース、設備、資材など)の稼働状態を管理する。そして、リソースごとの稼働状態に応じて、予め定められた、各リソースを本来の稼働状態(業務を遂行するために要求される通常の状態)に復旧させるための対策を提示する。本実施形態では、災害等によって発生した被害に基づいて業務を復旧するための対策を設定するのではなく、業務を遂行するために必要な個々のリソースが本来の稼働状態に復帰するようにリソースごとに設定された対策を実施することにより、結果的に業務が復旧するように支援を行う。したがって、本実施形態による業務復旧支援システムを運用するにあたり、起こり得る災害を予め想定して被害を予測する必要はない。
まず、本実施形態が適用される業務復旧支援システムの全体構成について説明する。
図1は、本実施形態の業務復旧支援システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の業務復旧支援システムは、現場用端末装置100と、管理サーバ200と、管理用端末装置300とを備える。現場用端末装置100と管理サーバ200とは、ネットワーク400を介して接続されており、管理用端末装置300は、管理サーバ200に直接接続されている。
図2は、現場用端末装置100の機能構成例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態の現場用端末装置100は、画像表示部110と、入力操作部120と、ユーザ・インターフェイス制御部130と、通信制御部140と、リソース情報記憶部150と、対策情報記憶部160とを備える。
ここで、ユーザ・インターフェイス制御部130により画像表示部110に表示される各種の画面について説明する。本実施形態では、現場用端末装置100における情報の入出力のためにユーザ・インターフェイス制御部130が制御する画面として、メニュー画面100Aと、リソース状態確認画面100Bと、稼働状態入力画面100Cと、復旧管理画面100Dと、対策情報確認画面100Eの5種類の画面を用意する。
メニュー画面100Aは、現場用端末装置100を使用する際に初期的に表示され、各種の機能を呼び出すための画面である。図3に示す例では、メニュー画面100Aに、「通知」、「リソース」、「復旧情報」、「履歴」、「ログイン」、「チェックイン」の6個のボタン・オブジェクトが表示されている。「通知」ボタンは、現場用端末装置100を用いて入力した情報を管理サーバ200へ送信する処理を実行させるためのボタンである。「リソース」ボタンは、リソース状態確認画面100Bを呼び出すためのボタンである。リソース状態確認画面100Bの詳細については後述する。「復旧情報」ボタンは、復旧管理画面100Dを呼び出すためのボタンである。復旧管理画面100Dの詳細については後述する。「履歴」ボタンは、業務やリソースの復旧作業を行うのに伴ってやり取りされた通信等の履歴や内容を表示させるためのボタンである。「ログイン」ボタンは、現場用端末装置100の使用者(現場担当者)の認証情報を入力して現場用端末装置100を使用可能とするログイン操作を行うためのボタンである。「チェックイン」ボタンは、業務やリソースの復旧作業を現に行っている作業者を登録するチェックイン操作を行うためのボタンである。なお、図3に示すメニュー画面100Aの構成は例示に過ぎない。メニュー画面100Aの機能としては、少なくとも図示の「通知」ボタン、「リソース」ボタン、「復旧情報」ボタンに相当する機能が存在すれば良く、ボタンの種類や配置は図示の例に限定されない。
図3に示したメニュー画面100Aで「リソース」ボタンにタッチすると、ユーザ・インターフェイス制御部130により、リソース状態確認画面100Bが呼び出されて、画像表示部110に表示される。図4に示す例では、リソース状態確認画面100Bに、業務を遂行するために不可欠な「リソース」が並べて記載され、各「リソース」に関して、「ステータス」、「更新日時」の表示欄が設けられている。
・リソースが本来の状態で稼働しており、将来的にリソースの稼働が低下する要因が存在すると認識されない状態(Green)
・リソースが本来の状態で稼働しているが、将来的にリソースの稼働が低下する要因が存在すると認識される状態(Yellow)
・リソースは稼働しているが、本来の状態よりも稼働レベルが低下している状態(Orange)
・リソースが稼働していない状態(Red)
図5に示す例では、図4に示したリソース状態確認画面100Bで選択されたリソースの「派遣スタッフ」に関する稼働状態入力画面100Cが表示されている。図示の稼働状態入力画面100Cには、「ステータス」、「説明」の各表示欄と、リソースが該当する稼働状態を指定するための「チェック」欄とが設けられている。図示の稼働状態入力画面100Cの「ステータス」欄には、リソースの稼働状態の種類を示す「Green」「Yellow」、「Orange」、「Red」の各項目が記載されている。
図3に示したメニュー画面100Aで「復旧情報」ボタンにタッチすると、ユーザ・インターフェイス制御部130により、復旧管理画面100Dが呼び出されて、画像表示部110に表示される。図示の復旧管理画面100Dには、「該当ステータス」、「タイトル」、「復旧対象」、「チェックイン」、「終了時刻」の各表示欄が設けられている。この復旧管理画面100Dには、ステータス情報が「Green」に該当するリソース以外のリソースに関する情報が表示される。ステータス情報が「Green」に該当するリソースについては、復旧のための対策を実施する必要がないため、復旧管理画面100Dには表示されない。
図7に示す例では、図6に示した復旧管理画面100Dで選択された1番のエントリーに登録されているリソース「aaaaa」に関する対策情報確認画面100Eが表示されている。すなわち、図示の画面は、リソース「aaaaa」の稼働状態が「Yellow」である場合に対する対策情報確認画面100Eである。図示のように、対策情報確認画面100Eには、実施すべき対策の内容を記載した「説明」と、その対策を実施するのに要すると想定される時間を示す「目標時間」の二つの項目が記載されている。また、復旧対策が実施される状態となることをシステムに入力するための「チェックイン」ボタンが設けられている。
図6に示した復旧管理画面100Dと比較すると、図8に示す例では、「チェックイン」欄に担当者情報であるチェックインを行った担当者の氏名(図示の例では「○○太郎」)が表示されている。また、「終了時刻」欄には、復旧対策を実施中であることを示す情報(図示の例では「進行中」の文字)が表示されている。
図7に示した対策情報確認画面100Eと比較すると、図9に示す例では、チェックインが行われた日時(復旧対策の実施が開始された日時)を示す「スタート」、復旧対策の実施が完了した日時を示す「終了」、担当者情報を示す「チェックイン」の各項目が設けられている。このうち、既にチェックインが行われているので、「スタート」には、開始日時情報である日時(図示の例では、「2013/4/30 10:35:42」)が表示されており、「チェックイン」には、担当者情報(図示の例では、「○○太郎」)が表示されている。一方、復旧対策の実施が完了した旨の登録はこれから行うので、図示の例では、「終了」には日時が表示されていない。また、図7に示した対策情報確認画面100Eに表示されていた「チェックイン」ボタンに替えて、復旧対策の実施が完了したことをシステムに入力するための「終了」ボタンが設けられている。
図8に示した復旧管理画面100Dと比較すると、図10に示す例では、「終了時刻」欄に、図8で表示されていた「進行中」に替えて、文字終了日時情報である日時(図示の例では、「2013/4/30 11:55:34」)が表示されている。
図11は、管理サーバ200の機能構成例を示す図である。
図11に示すように、本実施形態の管理サーバ200は、対策情報格納部210と、通信制御部220と、稼働情報管理部230とを備える。
図12は、管理用端末装置300の機能構成例を示す図である。
図12に示すように、本実施形態の管理用端末装置300は、画像表示部310と、入力操作部320と、稼働情報取得部330と、稼働情報編集出力部340とを備える。
次に、管理サーバ200および管理用端末装置300によるリソース管理の例について説明する。
本実施形態では、リソース管理のために、ダッシュボード画面300A、稼働状態提示画面300B、復旧状況確認画面300C、チェックイン確認画面300Dの4種類の画面を用意する。これらの画面は、管理サーバ200から取得した情報に基づいて、管理用端末装置300の稼働情報編集出力部340が生成し、画像表示部310に表示させる。
ダッシュボード画面300Aは、管理対象の業務全体の稼働状態を把握するための画面である。図13に示す例では、業務全体(図では「全社」と記載)を対象とする情報として、稼働状態(ステータス)と、チェックイン数(復旧対策の実施にかかっている人数)とが表示されている。また、業務別の情報として、稼働状態(ステータス)と、業務に属す各リソースの稼働状態(ステータス)と、復旧対策として実施される作業手順のうち完了した作業の数(完了作業数)と、復旧対策としての全ての作業を完了するまでの目標日時と、チェックイン数とが表示されている。図示の例において、各リソースのステータスは、表示されたリソース名を囲む枠内をステータスの種類に合わせた色(緑色、黄色、橙色、赤色のいずれか)で塗りつぶすことで表現されている。
図14に示す例では、稼働状態提示画面300Bに、業務「物流」に関してリソースの稼働状態に関する情報が表示されている。画面には、業務「物流」を遂行するために不可欠な「リソース」が並べて記載され、各「リソース」に関して、「ステータス」、「報告者」、「報告日時」の表示欄が設けられている。
図15に示す例では、復旧状況確認画面300Cに、業務「物流」のリソース「オフィス」に関して稼働状態の復旧状況を示す情報が表示されている。画面には、業務「物流」のリソース「オフィス」のステータスごとに、「対策」、「チェックイン」、「目標日時」、「完了日時」、「遅延」の各項目が表示されている。また、この復旧状況確認画面300Cには、「Green」以外のステータスに関する情報が表示される。ステータスが「Green」である場合は、復旧のための対策を実施する必要がないためである。
チェックイン確認画面300Dは、業務単位でのチェックインの状況を管理するための画面である。図16に示す例では、業務ごとにチェックインの状況を示す情報(「チェックイン数」、「総数」、「チェックイン率」)が表示されている。また、個々の業務に関して、チェックインした担当者の情報(「氏名」、「チェックイン日時」、「チェックアウト日時」)が表示される。なお、担当者の情報については、図16に示す例では、業務「物流」の担当者の情報のみが表示されている。これらの情報の全てをチェックイン画面上に一度に表示できない場合は、例えば、所定の操作により個々の業務における担当者の情報の表示を切り替えたり、スクロール等で画面の表示範囲を移動させたりする機能を設けて、各情報を表示できるようにする。
ここで、管理サーバ200の対策情報格納部210に格納される情報(以下、対策情報)について、具体例を挙げて、さらに詳細に説明する。ここでは、対象業務の一例として、お客様窓口の業務を考える。
図17に示す例では、お客様窓口業務を遂行するために不可欠なリソースとして、「本社オペレータ」、「本社オフィス」、「地方オフィス」、「提携先オフィス」、「電話・PC」、「イントラ、データベースシステム」、「本社・基盤設備」の7種類のリソースが設定されている。すなわち、これら7種類のリソースの全てが稼働している場合(「Red」以外のステータスである場合)に、お客様窓口業務が稼働している状態となる。なお、図示の例では、「本社オフィス」、「地方オフィス」、「提携先オフィス」の三つのリソースを「オフィス」という分類にまとめ、全体を「スタッフ」、「オフィス」、「設備」、「システム」、「インフラ」の5種類に分類している。
図18に示す例では、ステータスが「Yellow」の場合に実施すべき対策として、三つの作業(アクション)が設定されている。各作業に対しては、目標時間(アクションごとの目標時間)としてそれぞれ「1時間」が設定されている。したがって、ステータスが「Yellow」の場合に実施すべき対策を全て実施するための目標時間(トータルの目標時間)は「3時間」となっている。同様に、ステータスが「Orange」の場合に実施すべき対策として、二つの作業(アクション)が設定されており、アクションごとの目標時間としてそれぞれ「1時間」が設定され、トータルの目標時間が「2時間」となっている。また、ステータスが「Red」の場合に実施すべき対策として、二つの作業(アクション)が設定されており、アクションごとの目標時間としてそれぞれ「1時間」が設定され、トータルの目標時間が「2時間」となっている。
次に、管理サーバ200および管理用端末装置300による業務管理の例について説明する。
本実施形態では、上記のようにして収集され、管理される業務ごとのリソースの稼働状態に関する情報に基づき、1または複数の組織(企業等)による複数の業務の稼働状態を管理することができる。本実施形態では、業務管理のために、稼働レベル管理画面300Eを用意する。これらの画面は、管理サーバ200から取得した情報に基づいて、管理用端末装置300の稼働情報編集出力部340が生成し、画像表示部310に表示させる。
稼働レベル管理画面300Eは、管理対象の複数の業務における管理対象の全てのリソースの稼働状態を提示すると共に、このリソースの稼働状態に基づいて判断される業務自体の稼働状態を提示する画面である。また、この稼働レベル管理画面300Eは、各リソースおよび業務の稼働状態に基づいて、現在稼働していないリソースや業務の復旧(稼働再開)時刻の予測(復旧予測)結果を提示する。本実施形態では、管理対象の業務を遂行するために必要なリソースが管理対象のリソースとして設定されるため、リソースの稼働状態の情報を収集することにより、そのリソースを含む業務の稼働状態を把握することができる。したがって、リソースの復旧予測に基づき、そのリソースが含まれる業務の復旧予測を行うことが可能となる。図19〜図25に示す例において、稼働レベル管理画面300Eには、管理対象である業務およびリソースを一覧する管理項目欄301と、業務およびリソースの復旧予測結果を表示する稼働状態グラフ302とが表示されている。
図19に示す例において、管理項目欄301の「業務」には、上から順に、「業務コミュニケーション」、「業務アプリケーション」、「業務支払」、「業務お客様窓口」、「業務品質管理」、「業務物流」の6種の業務が表示されている。また、「リソース」には、各業務に対応付けて、管理対象(すなわち、各業務を遂行するために不可欠なものとして設定されたリソース)として、41個(業務ごとに6個から8個)のリソースが表示されている。
リソースや業務の正常な稼働が妨げられるような障害が発生すると、各リソースの稼働状態を確認し、稼働レベルが低下したリソースを復旧させることが必要となる。本実施形態では、予め設定された事象(例えば、所定の規模以上の自然災害や事故等)が発生した場合に、これを契機として、現場用端末装置100を用いたリソースに関する情報の収集を実行する。このとき、管理用端末装置300に表示される稼働レベル管理画面300Eは、一度、全ての情報が未入力の状態となる。図示の例では、管理項目欄301の全ての「業務」および「リソース」が、通常時とは異なる表示態様で表示され、情報が未入力であることを示している。また、稼働状態グラフ302においても、全ての時間、全てのリソースにおいて、情報が未入力(「情報なし」)であることを示す表示となっている。
この時点までに、業務「業務アプリケーション」と業務「業務コミュニケーション」に関して、リソースの稼働状況の報告があったものとする。この結果、管理項目欄301を参照すると、業務「業務アプリケーション」に関しては、リソース「電気」、「本社オフィス」、「アプリ担当社員」が平常時通り稼働しており(ステータス「Green」)、リソース「PC」は稼働レベルが低下しているが稼働している状態であり(ステータス「Orange」)、リソース「アプリサーバ」、「公衆通信回線」は稼働していない状態である(ステータス「Red」)。そして、リソース「社員自宅」については、未だ情報が取得されていない。また、業務「業務コミュニケーション」に関しては、リソース「電気」、「本社オフィス」、「イントラ担当社員」、「PC」が平常時通り稼働しており(ステータス「Green」)、リソース「イントラネット」、「サポート担当社員」は稼働していない状態である(ステータス「Red」)。そして、リソース「社員自宅」については、未だ情報が取得されていない。いずれの業務も、ステータスが「Red」のリソースが存在するので、業務自体のステータスは「Red」となっている。
この時点までに、業務「業務お客様窓口」と業務「業務支払」に関して、リソースの稼働状況の報告があったものとする。この結果、管理項目欄301を参照すると、業務「業務お客様窓口」に関しては、リソース「業務サーバ」、「外部委託業者」、「電話」、「本社オフィス」、「コール・システム」が平常時通り稼働しており(ステータス「Green」)、リソース「オペレータ」は稼働レベルが低下しているが稼働している状態である(ステータス「Orange」)。このように、業務「業務お客様窓口」は、1個のリソースのステータスが「Orange」であり、その他の全てのリソースのステータスが「Green」であるので、業務自体のステータスも「Orange」となる。すなわち、業務自体が稼働している状態である。
この時点までに、業務「業務品質管理」に関して、リソースの稼働状況の報告があったものとする。この結果、管理項目欄301を参照すると、業務「業務品質管理」に関しては、リソース「電気」、「本社オフィス」、「社員」、「社員自宅」、「データベース」が平常時通り稼働しており(ステータス「Green」)、リソース「業務機器」は稼働レベルが低下しているが稼働している状態である(ステータス「Orange」)。このように、業務「業務品質管理」は、1個のリソースのステータスが「Orange」であり、その他の全てのリソースのステータスが「Green」であるので、業務自体のステータスも「Orange」となる。すなわち、業務自体が稼働している状態である。
この時点までに、業務「業務物流」に関して、リソースの稼働状況の報告があったものとする。この結果、管理項目欄301を参照すると、業務「業務物流」に関しては、リソース「電気」、「社員」、「派遣スタッフ」、「本社オフィス」、「電話」が平常時通り稼働しており(ステータス「Green」)、リソース「サーバ」、「PC」は稼働していない状態である(ステータス「Red」)。このように、業務「業務物流」は、2個のリソースのステータスが「Red」であるので、業務自体のステータスも「Red」となる。
この時点で、業務「業務アプリケーション」に関して、再度、リソースの稼働状況の報告があり、リソース「アプリサーバ」の復旧の見込みが立たなくなったものとする。この結果、管理項目欄301を参照すると、各業務および各リソースのステータスの表示は図24の状態から変わらないが、復旧予定時間を計算できない業務「業務アプリケーション」のリソース「アプリサーバ」の表示位置が、管理項目欄301の最上位に移動している。
次に、本実施形態による業務復旧支援システムの応用例について説明する。
ここでは、商品の出荷業務やサービス業務のような対外的に品物やサービスを提供する業務を行う会社の業務管理に本実施形態のシステムを適用し、そのような複数のシステムの管理情報を集約して利用する応用例を説明する。
図26に示すシステム構成では、全体集約サーバ600に複数の個社別管理サーバ500が接続されている。また、全体集約サーバ600には、複数の利用者システムのサーバ(以下、利用者サーバ)700が接続されている。全体集約サーバ600と個社別管理サーバ500との間の接続および全体集約サーバ600と利用者サーバ700との間の接続は、例えば、インターネット等の既存のネットワークを用いて行っても良いし、専用回線等を用いて行っても良い。通信プロトコルや回線の種類は特に限定されず、無線回線か有線回線かも問わない。なお、図26に示す例では、全体集約サーバ600に対して2台の個社別管理サーバ500および3台の利用者サーバ700を接続した構成が示されているが、全体集約サーバ600に対する各サーバの接続数は、図示の構成例に限定されない。
図26に示した集約管理システムの具体的な適用例について説明する。
この例では、利用者サーバ700を有する利用者α、利用者β、利用者γがそれぞれ自動車メーカであり、個社別管理サーバ500を有する会社A、会社Bが自動車部品の製造メーカであるものとする。そして、会社Aおよび会社Bは、利用者α、利用者β、利用者γに対する部品の出荷業務を行っており、会社Aおよび会社Bの各々の個社別管理サーバ500は、各利用者α〜γに出荷している部品に関して、各部品をリソースとするリソースおよび業務の稼働状態に関する情報を管理している。この稼働状態に関する情報は、会社Aおよび会社Bの個社別管理サーバ500から、それぞれ全体集約サーバ600へ送られ、全体集約サーバ600において集約管理される。
さらに、本実施形態の業務復旧支援システムでは、管理対象の業務を遂行するために必要なリソースが管理対象のリソースとして設定されるため、リソースの稼働状態の情報を収集することにより、そのリソースを含む業務の稼働状態を把握することができる。
現場用端末装置は、業務全体のステータスを決定する各業務を遂行するために不可欠なリソースとして設定されたリソースに関して、リソースの稼働状態が、各業務の具体的な実情に合わせて設定され予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報を入力するためのステータス情報入力手段と、このステータス情報入力手段により入力されたステータス情報を前記管理サーバへ送信し、管理サーバで管理されているリソースに関するステータス情報のうち、自装置以外の現場用端末装置から取得されたステータス情報を管理サーバから受信する通信手段と、ステータス情報入力手段により入力されたステータス情報および管理サーバから受信したステータス情報に基づき、業務における各リソースの稼働状態を、業務全体のステータスを決定する各業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を提示する対策提示手段と、を備える。
管理サーバは、現場用端末装置との間でステータス情報の送受信を行う通信手段と、この通信手段により現場用端末装置から受信したリソースのステータス情報を、リソースごとに、ステータス情報を送信した現場用端末装置に関連付けて管理する情報管理手段と、を備える。
さらに好ましくは、現場用端末装置は、対策提示手段により提示される対策の実施状況を表す進捗情報を入力するための進捗情報入力手段をさらに備える。そして、通信手段は、進捗情報入力手段により入力された進捗情報を管理サーバへ送信し、管理サーバで管理されている進捗情報のうち、自装置以外の現場用端末装置から取得された進捗情報を管理サーバから受信する。対策提示手段は、進捗情報入力手段により入力された進捗情報および管理サーバから受信した進捗情報に基づき、対策の実施状況を提示する。管理サーバの情報管理手段は、通信手段により現場用端末装置から受信した進捗情報を、進捗情報に係るリソースと、進捗情報を送信した現場用端末装置とに関連付けて管理する。
さらに詳細には、この現場用端末装置のステータス情報入力手段は、少なくとも、(1)リソースが本来の状態で稼働している状態である第1段階と、(2)リソースは稼働しているが、本来の状態よりも稼働レベルが低下した状態である第2段階と、(3)リソースが稼働していない状態である第3段階と、を含む、複数の段階のいずれに該当するかを選択的に指定可能な入力インターフェイスを有する。
より詳細には、管理サーバは、業務全体のステータスを決定する各業務に属すリソースに関して、リソースの稼働状態を所定の稼働状態から各業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した情報格納手段と、情報管理手段に管理されているステータス情報に基づき、リソースの稼働状態を通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された対策に係る目標時間に基づき、各業務を稼働させるために必要な対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する復旧予定時間計算手段と、情報管理手段に管理されている進捗情報に基づき、復旧予定時間に対する対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する進度情報出力手段と、をさらに備える。
情報収集サーバは、リソースに関して、このリソースの稼働状態を所定の稼働状態から各業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、この対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した情報格納手段と、業務全体のステータスを決定する各業務に属すリソースに関して、このリソースの稼働状態が、各業務の具体的な実情に合わせて設定され予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報、および、このステータス情報に基づいて特定される各業務における各リソースの稼働状態を、通常の状態に復帰させるために実施すべき対策の実施状況を表す進捗情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段により取得されたリソースごとのステータス情報に基づき、リソースの稼働状態を通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された対策に係る目標時間に基づき、各業務を稼働させるために必要な対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する復旧予定時間計算手段と、情報取得手段により取得されたリソースごとの進捗情報に基づき、復旧予定時間に対する対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する進度情報出力手段と、を備える。
集約サーバは、情報収集サーバからリソースのステータス情報を取得して管理すると共に、個々のリソースと利用者との対応関係を管理し、利用者からの情報取得要求に応じて、この情報取得要求を行った利用者に対応付けられたリソースの稼働状態に関する情報を返す。
Claims (11)
- 管理対象の業務の稼働状態に関する情報の入力を受け付ける現場用端末装置と、
前記現場用端末装置により入力された情報を収集して管理する管理サーバと、を備え、
前記現場用端末装置は、
前記業務を遂行するために不可欠なリソースとして設定されたリソースに関して、当該リソースの稼働状態が、予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報を入力するためのステータス情報入力手段と、
前記ステータス情報入力手段により入力されたステータス情報を前記管理サーバへ送信し、当該管理サーバで管理されている前記リソースに関するステータス情報のうち、自装置以外の前記現場用端末装置から取得されたステータス情報を当該管理サーバから受信する通信手段と、
前記ステータス情報入力手段により入力されたステータス情報および前記管理サーバから受信したステータス情報に基づき、前記業務における各リソースの稼働状態を、当該業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を提示する対策提示手段と、を備え、
前記管理サーバは、
前記現場用端末装置との間で前記ステータス情報の送受信を行う通信手段と、
前記通信手段により前記現場用端末装置から受信した前記リソースの前記ステータス情報を、当該リソースごとに、当該ステータス情報を送信した当該現場用端末装置に関連付けて管理する情報管理手段と、
を備えること、を特徴とする、業務復旧支援システム。 - 前記管理サーバの前記情報管理手段は、前記通信手段により前記現場用端末装置から受信した前記リソースの前記ステータス情報に基づき、当該リソースが属す前記業務の稼働状態を特定し管理すること、を特徴とする、請求項1に記載の業務復旧支援システム。
- 前記現場用端末装置は、前記対策提示手段により提示される前記対策の実施状況を表す進捗情報を入力するための進捗情報入力手段をさらに備え、
前記通信手段は、前記進捗情報入力手段により入力された進捗情報を前記管理サーバへ送信し、当該管理サーバで管理されている進捗情報のうち、自装置以外の前記現場用端末装置から取得された進捗情報を当該管理サーバから受信し、
前記対策提示手段は、前記進捗情報入力手段により入力された進捗情報および前記管理サーバから受信した進捗情報に基づき、前記対策の実施状況を提示し、
前記管理サーバの前記情報管理手段は、前記通信手段により前記現場用端末装置から受信した前記進捗情報を、当該進捗情報に係るリソースと、当該進捗情報を送信した当該現場用端末装置とに関連付けて管理すること、
を特徴とする、請求項1または請求項2に記載の業務復旧支援システム。 - 前記管理サーバは、前記情報管理手段に管理されている前記ステータス情報および前記進捗情報に基づいて得られる前記リソースごとの前記対策の実施状況に基づき、当該リソースが属す前記業務の稼働が再開される時間を予測する予測手段をさらに備えること、を特徴とする、請求項3に記載の業務復旧支援システム。
- 前記管理サーバは、
管理対象の業務に属す前記リソースに関して、当該リソースの稼働状態を所定の稼働状態から当該業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、当該対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した情報格納手段と、
前記情報管理手段に管理されている前記ステータス情報に基づき、当該リソースの稼働状態を前記通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された当該対策に係る前記目標時間に基づき、前記業務を稼働させるために必要な当該対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する復旧予定時間計算手段と、
前記情報管理手段に管理されている前記進捗情報に基づき、前記復旧予定時間に対する前記対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する進度情報出力手段と、
をさらに備えること、を特徴とする、請求項3または請求項4に記載の業務復旧支援システム。 - 管理対象の業務を遂行するために不可欠なリソースとして設定されたリソースに関して、当該リソースの稼働状態が、予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報を入力するためのステータス情報入力手段と、
前記ステータス情報入力手段により入力されたステータス情報に基づいて特定される前記業務における各リソースの稼働状態を、当該業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策の実施状況を表す進捗情報を入力するための進捗情報入力手段と、
前記ステータス情報入力手段により入力されたステータス情報および前記進捗情報入力手段により入力された進捗情報を外部サーバへ送信し、自装置以外の端末装置から取得されたステータス情報および進捗情報を当該外部サーバから受信する通信手段と、
前記ステータス情報入力手段により入力されたステータス情報および前記外部サーバから受信したステータス情報に基づき、前記リソースごとの前記対策を提示し、前記進捗情報入力手段により入力された進捗情報および前記外部サーバから受信した進捗情報に基づき、前記対策の実施状況を提示する
対策提示手段と、
を備えることを特徴とする、業務復旧支援装置。 - 前記ステータス情報入力手段は、少なくとも、
前記リソースが本来の状態で稼働している状態である第1段階と、
前記リソースは稼働しているが、本来の状態よりも稼働レベルが低下した状態である第2段階と、
前記リソースが稼働していない状態である第3段階と、
を含む、複数の段階のいずれに該当するかを選択的に指定可能な入力インターフェイスを有すること、を特徴とする、請求項6に記載の業務復旧支援装置。 - 管理対象の業務を遂行するために不可欠なリソースとして設定されたリソースに関して、当該リソースの稼働状態を所定の稼働状態から当該業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、当該対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した情報格納手段と、
管理対象の業務に属す前記リソースに関して、当該リソースの稼働状態が、予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報、および、当該ステータス情報に基づいて特定される当該業務における各リソースの稼働状態を、前記通常の状態に復帰させるために実施すべき対策の実施状況を表す進捗情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された前記リソースごとの前記ステータス情報に基づき、当該リソースの稼働状態を前記通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された当該対策に係る前記目標時間に基づき、前記業務を稼働させるために必要な当該対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する復旧予定時間計算手段と、
前記情報取得手段により取得された前記リソースごとの前記進捗情報に基づき、前記復旧予定時間に対する前記対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する進度情報出力手段と、
を備えることを特徴とする、復旧状況管理装置。 - 前記情報取得手段により取得された前記ステータス情報および前記進捗情報に基づいて得られる前記リソースごとの前記対策の実施状況に基づき、当該リソースが属す前記業務の稼働が再開される時間を予測する予測手段をさらに備えること、を特徴とする、請求項8に記載の復旧状況管理装置。
- コンピュータに、
管理対象の業務を遂行するために不可欠なリソースとして設定されたリソースに関して、当該リソースの稼働状態を所定の稼働状態から当該業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、当該対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した記憶装置に対してデータの読み書きを行う機能と、
管理対象の業務に属す前記リソースに関して、当該リソースの稼働状態が、予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報、および、当該ステータス情報に基づいて特定される当該業務における各リソースの稼働状態を、前記通常の状態に復帰させるために実施すべき対策の実施状況を表す進捗情報を取得する機能と、
取得された前記リソースごとの前記ステータス情報に基づき、当該リソースの稼働状態を前記通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された当該対策に係る前記目標時間に基づき、前記業務を稼働させるために必要な当該対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する機能と、
前記リソースごとの前記進捗情報に基づき、前記復旧予定時間に対する前記対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する機能と、
を実現させることを特徴とする、プログラム。 - 管理対象の業務を遂行するために不可欠なリソースとして設定されたリソースの稼働状態に関する情報を収集する情報収集サーバと、
複数の前記情報収集サーバにより収集された情報を集約して管理する集約サーバと、を備え、
前記情報収集サーバは、
前記リソースに関して、当該リソースの稼働状態を所定の稼働状態から前記業務を遂行するために要求される通常の状態に復帰させるために実施すべき対策と、当該対策の実施を完了するのに要する時間として設定された目標時間とを格納した情報格納手段と、
管理対象の業務に属す前記リソースに関して、当該リソースの稼働状態が、予め定められた複数の段階のいずれに該当するかを特定するステータス情報、および、当該ステータス情報に基づいて特定される当該業務における各リソースの稼働状態を、前記通常の状態に復帰させるために実施すべき対策の実施状況を表す進捗情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された前記リソースごとの前記ステータス情報に基づき、当該リソースの稼働状態を前記通常の状態に復帰させるために実施すべき対策を特定し、特定された当該対策に係る前記目標時間に基づき、前記業務を稼働させるために必要な当該対策の実施を完了するのに要する時間である復旧予定時間を計算する復旧予定時間計算手段と、
前記情報取得手段により取得された前記リソースごとの前記進捗情報に基づき、前記復旧予定時間に対する前記対策の実施状況の進度を表す進度情報を出力する進度情報出力手段と、を備え、
前記集約サーバは、
前記情報収集サーバから前記リソースのステータス情報を取得して管理すると共に、個々の当該リソースと利用者との対応関係を管理し、利用者からの情報取得要求に応じて、当該情報取得要求を行った利用者に対応付けられた当該リソースの稼働状態に関する情報を返すこと、
を特徴とする、集約管理システム。
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