JP2015074356A - 移動体の制御方法及び倒立二輪移動体 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、バッテリの温度が低温となると、バッテリの出力電圧が低下してしまうという問題がある。この問題は、潤沢な容量を有するバッテリを搭載することにより解消することができる。しかしながら、倒立二輪移動体では、小型化・軽量化が求められるため、潤沢な容量を有するバッテリを倒立二輪移動体に搭載することは困難な場合がある。
また、一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は、他の一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相と逆となっている。これにより、一の前記制御部及び他の一の前記制御部が振動電流を付加した駆動電流を前記モータに供給しても、一の前記制御部が生成した振動電流と他の一の前記制御部が生成した振動電流とが互いに打ち消し合う。そのため、前記移動体に搭乗した搭乗者に、複数の前記制御部が生成する振動電流に由来する微振動が伝わる影響を低減することができる。
また、一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は、他の一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相と逆となっている。これにより、一の前記制御部及び他の一の前記制御部が振動電流を付加した駆動電流を前記モータに供給しても、一の前記制御部が生成した振動電流と他の一の前記制御部が生成した振動電流とが互いに打ち消し合う。そのため、前記倒立二輪移動体に搭乗した搭乗者に、複数の前記制御部が生成する振動電流に由来する微振動が伝わる影響を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる倒立二輪移動体(移動体)100の概要構成を示す斜視図である。倒立二輪移動体100は、図1に示すように、同軸に配置された2つの車輪1、ステッププレート2、制御装置3(後述)等を備える。
図2に示すように、制御装置3は、マイクロコントローラ11、12(以下、「マイコン」とも呼ぶ)、DCDCコンバータ(以下、「DCDC」とも呼ぶ)13、14、バッテリ15、16、インバータ17〜20、リレー回路(以下、「リレー」とも呼ぶ)21〜24、モータ25、26、回転角センサ27〜30、姿勢角センサ31、32、及び荷重センサ33、34等を備える。
具体的には、搭乗者が前方に荷重を作用させて倒立二輪移動体100を前方に傾斜させると、制御装置3は、倒立二輪移動体100の倒立状態を維持するように、左右の車輪1を駆動するモータ25、26を制御する。これにより、倒立二輪移動体100は、前方に加速する。
また、搭乗者が後方に荷重を作用させて倒立二輪移動体100を後方に傾斜させると、制御装置3は、倒立二輪移動体100の倒立状態を維持するように、左右の車輪1を駆動するモータ25、26を制御する。これにより、倒立二輪移動体100は、後方に加速する。
また、マイコン11、12のそれぞれの記憶部に格納されるプログラムは、CPUに実行されることにより、マイコン11、12のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部は、例えば、このプログラムや、マイコン11、12における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
マイコン12は、モータ25を制御する指令値をインバータ19に出力する。また、マイコン12は、モータ26を制御する指令値をインバータ20に出力する。
同様に、マイコン12は、回転角センサ29から出力される、モータ25の回転角を示す回転角信号に基づいて、モータ25をフィードバック制御するように、インバータ19に出力する指令値を生成する。また、マイコン12は、回転角センサ30から出力される、モータ26の回転角を示す回転角信号に基づいて、モータ26をフィードバック制御するように、インバータ20に出力する指令値を生成する。
DCDC14は、バッテリ16から供給される電力における電圧を、マイコン12への供給に適した電圧に変圧して、その電力をマイコン12に供給する。
インバータ18は、マイコン11から出力された指令値に基づいて、PWM制御を行う。これにより、インバータ18は、バッテリ15から供給される電力から、モータ26を駆動する駆動電流を生成する。そして、インバータ18は、リレー22を介してモータ26に当該駆動電流を供給する。
インバータ19は、マイコン12から出力された指令値に基づいて、PWM制御を行う。これにより、インバータ19は、バッテリ16から供給される電力から、モータ25を駆動する駆動電流を生成する。そして、インバータ19は、リレー23を介してモータ25に当該駆動電流を供給する。
インバータ20は、マイコン12から出力された指令値に基づいて、PWM制御を行う。これにより、インバータ20は、バッテリ16から供給される電力から、モータ26を駆動する駆動電流を生成する。そして、インバータ20は、リレー24を介してモータ26に当該駆動電流を供給する。
リレー22は、マイコン11による0系の構成部品の故障検出に応じて行われる、マイコン11からの制御に応じて、インバータ18とモータ26とを分離する。
リレー23は、マイコン12による1系の構成部品の故障検出に応じて行われる、マイコン12からの制御に応じて、インバータ19とモータ25とを分離する。
リレー24は、マイコン12による1系の構成部品の故障検出に応じて行われる、マイコン12からの制御に応じて、インバータ20とモータ26とを分離する。
このように、故障した制御系をモータ25、26から分離することによって、誤制御を防止し、制御における安全性を担保する。
また、上述したように、制御部4は、バッテリ15の電力からモータ25、26を駆動するための駆動電流を生成し、モータ25、26に当該駆動電流を供給する。同様に、制御部5は、バッテリ16の電力からモータ25、26を駆動するための駆動電流を生成し、モータ25、26に当該駆動電流を供給する。
また、モータ25は、制御部4から供給される駆動電流と、制御部5から供給される駆動電流とにより駆動される。具体的には、図2に示すように、モータ25は、インバータ17からリレー21を介して供給される駆動電流と、インバータ19からリレー23を介して供給される駆動電流とにより駆動される。そして、モータ25を駆動することによって、倒立二輪移動体100の左側(図3の向かって左側)の車輪1が回動する。
同様に、モータ26は、制御部4から供給される駆動電流と、制御部5から供給される駆動電流とにより駆動される。具体的には、モータ26は、インバータ18からリレー22を介して供給される駆動電流と、インバータ20からリレー24を介して供給される駆動電流とにより駆動される。そして、モータ26を駆動することによって、倒立二輪移動体100の右側(図3の向かって右側)の車輪1が回動する。
これにより、バッテリ15、16の温度が基準温度より低い場合(低温時)に、当該バッテリ15、16の温度を上昇させることができる。
なお、バッテリ15、16には、バッテリ15、16の温度を計測するための温度計(不図示)が設置されている。そして、マイコン11は、当該温度計からバッテリ15の温度に関する情報を取得する。同様に、マイコン12は、当該温度計からバッテリ16の温度に関する情報を取得する。
また、図4の上側に、0系の制御部4が、バッテリ15が出力する電力から生成した駆動電流、振動電流、及び、振動電流が付加された駆動電流を示す。また、図4の下側に、1系の制御部5が、バッテリ16が出力する電力から生成した駆動電流、振動電流、及び、振動電流が付加された駆動電流を示す。また、図4の右側に、制御部4が生成した振動電流が付加された駆動電流と、制御部5が生成した振動電流が付加された駆動電流とを足し合わせて得られる供給電流を示す。
これに対して、制御部4及び制御部5が生成する振動電流の波形は、制御部4及び制御部5が生成する駆動電流の周波数よりも高い周波数を有する波形となっている。換言すれば、振動電流の波形は、駆動電流の波形よりも細かく振動する波形となっている。また、振動電流の波形は、駆動電流のような正弦波である必要はない。また、制御部4、5は、振動電流の振幅及び周波数は、バッテリ15、16の温度を何度上昇させるかに基づいて、決定する。
これにより、制御部4が生成した振動電流と制御部5が生成した振動電流とを足し合わせると、互いに打ち消し合う。
そのため、倒立二輪移動体100に搭乗した搭乗者に、制御部4及び制御部5が生成する振動電流に由来する微振動が伝わる影響を低減することができる。
これにより、倒立二輪移動体100に搭乗した搭乗者に、制御部4及び制御部5が生成する振動電流に由来する微振動が伝わってしまうことをより確実に防ぐことができる。
なお、制御部4が生成する振動電流と制御部5が生成する振動電流とを足し合わせて得られる電流の振幅は、搭乗者に伝わる微振動が倒立二輪移動体100の機能上問題がない範囲であればよい。換言すれば、上記所定値とは、制御部4及び制御部5が生成する振動電流に由来する微振動が倒立二輪移動体100の機能上問題がない範囲となる値であればよい。
それに対して、片方の制御系を縮退して単一系で動作している場合には、モータ25、26に対して、1つの制御系のみから駆動電流を供給して駆動することになる。そのため、二重系での動作時と比較して、半分のトルクでモータ25、26を駆動することとなる。
なお、1系の制御方法(ステップS201〜ステップS205)は、0系の制御方法(ステップS101〜ステップS105)と同様であるため、その説明を省略する。
なお、ステップS101の処理とステップS102の処理の順序は逆であってもよいし、当該2つの処理が同時に行われてもよい。本発明にかかる倒立二輪移動体100の制御方法は、当該2つの処理が行われる順序に関係なく、その効果を奏することができる。
ステップS103において、バッテリ15の温度が基準温度以上である場合には(ステップS103;Yes)、ステップS106の処理に移行する。
ステップS103において、バッテリ15の温度が基準温度より低い場合には(ステップS103;No)、マイコン11は、振動電流を生成するために必要なパラメータ(振動パラメータ)を参照する(ステップS104)。ここで、振動パラメータとは、例えば、バッテリ15の温度と、振動電流の振幅と、振動電流の周波数と、が関連付けられたデータである。そして、マイコン11は、バッテリ15の温度に基づいて、振動パラメータを参照することにより、振動電流の振幅及び周波数を取得することができる。また、マイコン11は、取得した振動電流の振幅及び周波数に基づいて、振動電流を生成するための指令値を算出する。マイコン11が当該指令値をインバータ17、18に入力することにより、インバータ17、18は、バッテリ15から供給される電力から振動電流を生成する。
同様に、インバータ18は、振動電流が付加された駆動電流をモータ26(モータコイル261)に供給する(ステップS106)。なお、ステップS103において、バッテリ15の温度が基準温度以上であった場合には(ステップS103;Yes)、ステップS106において、インバータ18は、振動電流が付加されていない駆動電流をモータ26(モータコイル261)に供給する。
同様に、ステップS203において、バッテリ16の温度が基準温度より低かった場合には(ステップS203;No)、ステップS206において、インバータ20は、振動電流が付加された駆動電流をモータ26(モータコイル262)に供給する。
同様に、インバータ18が生成する振動電流の位相と、インバータ20が生成する振動電流の位相とは、逆となっている。そのため、モータ26にインバータ18、20から振動電流が付加された駆動電流が供給されると、インバータ18が生成した振動電流とインバータ20が生成した振動電流とが打ち消し合う。これにより、倒立二輪移動体100に搭乗した搭乗者に、インバータ18、20が生成する振動電流に由来する微振動が伝わる影響を低減することができる。
また、0系のバッテリ15の温度と1系のバッテリ16の温度との間に多少の差がある場合や、0系の制御部4と1系の制御部5との間で同期がとれていない場合、制御部4と制御部5とが通信を行うことにより、一方の制御部4、5が生成する振動電流の振幅及び周波数に、他方の制御部4、5が生成する振動電流の振幅及び周波数を合わせるようにしてもよい。これにより、制御部4が生成する振動電流と制御部5が生成する振動電流とが確実に打ち消し合うこととなる。
これにより、倒立二輪移動体100に搭乗した搭乗者に、制御部4及び制御部5が生成する振動電流に由来する微振動が伝わってしまうことをより確実に防ぐことができる。
本発明の実施の形態2にかかる倒立二輪移動体は、制御装置3が、0系の制御系、1系の制御系、及び、2系の制御系の三重系のシステムとなっている点、制御装置3がバッテリ15、16の他にバッテリ35を備える点、モータ25、26がそれぞれ三重巻のモータである点が、実施の形態1にかかる倒立二輪移動体100と異なる。よって、同一の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
同様に、制御部5は、バッテリ16が出力する電力からモータ25、26を駆動する駆動電流を生成する。また、制御部5は、バッテリ16が出力する電力から振動電流を生成する。そして、制御部5は、当該駆動電流又は振動電流が付加された駆動電流をモータ25のモータコイル252及びモータ26のモータコイル262に供給する。
同様に、制御部6は、バッテリ35が出力する電力からモータ25、26を駆動する駆動電流を生成する。また、制御部6は、バッテリ35が出力する電力から振動電流を生成する。そして、制御部6は、当該駆動電流又は振動電流が付加された駆動電流をモータ25のモータコイル253及びモータ26のモータコイル263に供給する。
なお、制御部4、5、6は、バッテリ15、16、35の温度が基準温度より低い場合に、振動電流を生成し、当該振動電流を付加した駆動電流をモータ25、26に供給する。
また、図7の上側に、0系の制御部4が、バッテリ15が出力する電力から生成した駆動電流、振動電流、及び、振動電流が付加された駆動電流を示す。図7の2段目に、1系の制御部5が、バッテリ16が出力する電力から生成した駆動電流、振動電流、及び、振動電流が付加された駆動電流を示す。また、図7の下側に、2系の制御部6が、バッテリ35が出力する電力から生成した駆動電流、振動電流、及び、振動電流が付加された駆動電流を示す。また、図7の右側に、制御部4が生成した振動電流が付加された駆動電流と、制御部5が生成した振動電流が付加された駆動電流と、制御部6が生成した振動電流が付加された駆動電流とを足し合わせて得られる供給電流を示す。
これに対して、制御部4、制御部5及び制御部6が生成する振動電流の波形は、制御部4、制御部5及び制御部6が生成する駆動電流の周波数よりも高い周波数を有する波形となっている。換言すれば、振動電流の波形は、駆動電流の波形よりも細かく振動する波形となっている。また、振動電流の波形は、駆動電流のような正弦波である必要はない。また、制御部4、5、6は、振動電流の振幅及び周波数は、バッテリ15、16、35の温度を何度上昇させるかに基づいて、決定する。
これにより、制御部4、5が生成した振動電流と制御部6が生成した振動電流とを足し合わせると、互いに打ち消し合う。
そのため、倒立二輪移動体に搭乗した搭乗者に、制御部4、制御部5及び制御部6が生成する振動電流に由来する微振動が伝わる影響を低減することができる。
これにより、倒立二輪移動体に搭乗した搭乗者に、制御部4、制御部5及び制御部6が生成する振動電流に由来する微振動が伝わってしまうことをより確実に防ぐことができる。
なお、制御部4が生成する振動電流と、制御部5が生成する振動電流と、制御部6が生成する振動電流とを足し合わせて得られる電流の振幅は、搭乗者に伝わる微振動が倒立二輪移動体の機能上問題がない範囲であればよい。換言すれば、上記所定値とは、制御部4、制御部5及び制御部6が生成する振動電流に由来する微振動が倒立二輪移動体の機能上問題がない範囲となる値であればよい。
さらに、バッテリの温度が基準温度より低い場合に、バッテリの温度をより早く上昇させるために制御部が生成する振動電流の位相及び振幅を上述のように設定することにより、制御装置3が4重系以上の制御系を有するシステムとなっていても、本発明を適用することができる。
2 ステッププレート
3 制御装置
4、5、6 制御部
15、16、35 バッテリ
25、26 モータ
251、252、253、261、262、263 モータコイル
100 倒立二輪移動体(移動体)
Claims (7)
- 車輪と、前記車輪を回動させるモータと、それぞれバッテリの電力から前記モータを駆動するための駆動電流を生成し前記モータに当該駆動電流を供給する複数の制御部と、を備える移動体を制御する制御方法であって、
前記制御部は、前記バッテリの温度が基準温度より低い場合に、前記駆動電流の周波数よりも高い周波数を有する振動電流を付加して前記駆動電流を前記モータに供給し、
一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は、他の一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相と逆となっている、移動体の制御方法。 - 同軸に配置された2つの車輪と、2つの前記車輪をそれぞれ回動させる2つのモータと、それぞれバッテリの電力から前記モータを駆動するための駆動電流を生成し前記モータに当該駆動電流を供給する複数の制御部と、を備える移動体を制御する制御方法であって、
前記制御部は、前記バッテリの温度が基準温度より低い場合に、前記駆動電流の周波数よりも高い周波数を有する振動電流を付加して前記駆動電流を前記モータに供給すし、
一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は、他の一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相と逆となっている、移動体の制御方法。 - 前記移動体は、前記モータにそれぞれ前記駆動電流を供給する3つの前記制御部を備え、
3つの前記制御部のうち、2つの前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は同じであり、
当該2つの前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は、他の1つの前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相と逆となっている、請求項1又は2に記載の移動体の制御方法。 - 複数の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の振幅の大きさは、当該複数の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流を足し合わせて得られる電流の振幅が所定値以下となるように、設定される、請求項1乃至3の何れか一項に記載の移動体の制御方法。
- 同軸に配置された2つの車輪と、2つの前記車輪をそれぞれ回動させる2つのモータと、それぞれバッテリの電力から前記モータを駆動するための駆動電流を生成し前記モータに当該駆動電流を供給する複数の制御部と、を備え、
前記制御部は、前記バッテリの温度が基準温度より低い場合に、前記駆動電流の周波数よりも高い周波数を有する振動電流を付加して前記駆動電流を前記モータに供給すし、
一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は、他の一の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相と逆となっている、倒立二輪移動体。 - 前記倒立二輪移動体は、前記モータにそれぞれ前記駆動電流を供給する3つの前記制御部を備え、
3つの前記制御部のうち、2つの前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は同じであり、
当該2つの前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相は、他の1つの前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の位相と逆となっている、請求項5に記載の倒立二輪移動体。 - 複数の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流の振幅の大きさは、当該複数の前記制御部が前記駆動電流に付加する前記振動電流を足し合わせて得られる電流の振幅が所定値以下となるように、設定されている、請求項5又は6に記載の倒立二輪移動体。
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