JP2015072943A - 半導体装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易で信頼性の高い半導体装置1を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、半導体回路12が形成されている基板部11と、半導体回路12と接続されている導体層20と、誘電率がシリコンよりも低い低誘電率材料からなる絶縁層30とを含む多層配線回路13とを有し、前記絶縁層30が側面に露出している半導体チップ10と、前記半導体チップ10の外周面の少なくとも前記絶縁層30が露出している領域を覆う、前記低誘電率材料よりも耐湿性に優れた材料からなる保護層40と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、低誘電率材料からなる絶縁層を含む多層配線回路が形成された半導体チップを具備する半導体装置、及び前記半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置には、半導体技術により作製された微細パターンからなる半導体回路と、大きな外部接続電極等との整合性を取るために、導体層と絶縁層とからなる多層配線回路、いわゆる再配線回路が不可欠である。近年、高性能化のために、再配線回路の絶縁層材料として、酸化シリコンよりも低誘電率の材料、いわゆるLow−k材料が用いられている。
しかし、一般的にLow−k材料は、従来の絶縁層材料である酸化シリコン等に比べ、水蒸気の浸透性が高い、すなわち耐湿性が低い材料であることが知られている。Low−k材料を絶縁層とするチップサイズパッケージ型の半導体装置は、Low−k材料が外周部に露出しているため、信頼性が十分ではないおそれがあった。すなわち、Low−k材料からなる絶縁層に水分が浸透すると、比誘電率が上昇し寄生容量が増加し信号遅延が生じるため動作不良が生じたり、金属配線の腐食が生じたりするおそれがあった。
特開2008−78382号公報には、半導体素子チップの低誘電率絶縁層を含む再配線回路の側面を、低誘電率絶縁材料よりも耐湿性に優れたアンダーフィル材のフィレットで覆って封止した半導体装置が開示されている。
しかし、上記公報記載の半導体装置は、アンダーフィル材のフィレット形成を厳密に行う必要があり、製造が容易ではないおそれがあった。
特開2008−78382号公報
本発明の実施形態は、製造が容易で信頼性の高い半導体装置、及び製造が容易で信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
実施形態の半導体装置は、半導体回路が形成されている基板部と、前記半導体回路と接続されている導体層と、誘電率がシリコンよりも低い低誘電率材料からなる絶縁層とを含む多層配線回路とを有し、前記絶縁層が側面に露出している半導体チップと、前記半導体チップの外周面の少なくとも前記絶縁層が露出している領域を覆う、前記低誘電率材料よりも耐湿性に優れた材料からなる保護層と、を具備する。
別の実施形態の半導体装置の製造方法は、半導体ウエハに、複数の半導体回路を形成する工程と、それぞれの前記半導体回路と接続されている導体層と、誘電率がシリコンよりも低い低誘電率材料からなる絶縁層とを含む複数の多層配線回路が形成される工程と、前記半導体ウエハに、半導体回路及び多層配線回路を取り囲む、前記絶縁層を貫通する溝が形成される工程と、前記溝が、前記低誘電率材料よりも耐湿性に優れた保護材料で充填される工程と、前記保護材料が側面に露出するように、前記溝に沿って、前記溝の幅よりも狭い切りしろで、前記半導体ウエハが切断される工程と、を具備する。
本発明の実施形態によれば、製造が容易で信頼性の高い半導体装置、及び製造が容易で信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供できる。
第1実施形態の撮像装置の斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の図1のII−II線に沿った断面図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2実施形態の撮像装置の斜視図である。 第2実施形態の撮像装置の図8のIX−IX線に沿った断面図である。 第2実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第2実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2実施形態の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 変形例1の撮像装置の製造方法を説明するための断面図である。 変形例2の撮像装置の断面図である。
<第1実施形態>
<半導体装置の構成>
図1及び図2に示すように、第1実施形態の半導体装置1は、半導体チップ10と、半導体チップ10の外周面に配設された保護層40と、を具備する。
半導体チップ10は、基体部11と多層配線回路13とを有する。基体部11は、例えばシリコンからなり、半導体回路12が形成されている。多層配線回路13は、導体層20と絶縁層30とが積層されており、導体層20は半導体回路12と接続されている、いわゆる再配線回路である。半導体回路12は導体層20を介して半導体装置1の上面の外部接続端子21と接続されている。
そして、多層配線回路13の複数の絶縁層30のうち、少なくともいずれかは、低誘電率材料(Low−k材料)からなる。すなわち、複数の絶縁層30の絶縁材料は異なる材料で構成されていてもよいが、少なくとも1つの絶縁層は、低誘電率材料(Low−k材料)からなる。
低誘電率材料とは、酸化シリコン(k=4.0)よりも比誘電率kが低い材料であり、好ましくは比誘電率kが3.0以下の材料である。低誘電率材料の比誘電率kの下限値は、低いほど好ましいとも言えるが、技術的限界により1.5以上、現状ではコスト上の問題等から2.0以上が現実的である。
例えば、低誘電率材料には、ポーラスSiOC(k=2.7〜2.9)が用いられる。ポーラスSiOCは、CH基を含む炭素含有シリコン酸化物であり、分子構造内に間隙を生じるために多孔質で、比誘電率kが低い。
低誘電率材料としては、HSQと呼ばれる水素含有ポリシロキサン系材料、MSQと呼ばれるメチル含有ポリシロキサン系材料、FSGと呼ばれるフッ素含有シリコン酸化膜(SiOF)系材料、又は、有機ポリマー(ポリイミド系、ポリパラキシリレン系、その他)材料若しくは有機ポリマーのポーラス材料等も使用可能である。
なお、半導体回路12の絶縁層(不図示)に低誘電率材料が使用されていても良い。また、半導体装置1が配線板等に実装されるときに封止樹脂によりアンダーフィリングされる場合には最表面に低誘電率材料からなる絶縁層が露出していても、よい。
そして、半導体装置1では、保護層40に覆われていない半導体チップ10の外周面10SWと、保護層40の外周面40SWとが、段差のない連続した切断面である。ここで、切断面とはダイシングブレード等を用いた切断により形成された加工面である。
保護層40は、保護層40の内側の領域への水の浸透を遮断する防湿壁である。すでに説明したように、低誘電率材料からなる絶縁層30は、耐湿性が十分ではない。保護層40は、絶縁層30の低誘電率材料よりも耐湿性に優れた材料からなり、保護層40の内側の低誘電率材料への水の浸透を遮断している。
半導体装置1は、半導体チップ10の側面に露出した低誘電率材料からなる絶縁層30が、保護層40で覆われている。このため、半導体装置1は、例えば、85℃・85%の高温多湿環境に1000時間放置しても、特性が劣化することがなく信頼性が高い。
<半導体層の製造方法>
次に、図3から図7を用いて、半導体装置1の製造方法について説明する。
<半導体回路形成工程>
基体部11となるシリコン等からなる半導体ウエハ11Wに、半導体製造技術を用いて、例えば、撮像素子等の半導体回路12が形成される。
<多層配線形成工程>
図3に示すように、半導体ウエハ11Wに、微細配線(不図示)を有する半導体回路12と外部接続端子21とを接続するための再配線回路である多層配線回路13が形成されたウエハ1Wが作製される。なお、半導体回路12が撮像素子の場合には、半導体回路12の周囲に多層配線回路13が形成される。
多層配線回路13は、導体層20が絶縁層30を介して積層されており、絶縁層30の貫通孔を介して上下の導体層20が接続されている。そして、いずれかの絶縁層30は、低誘電率材料からなる。なお、ウエハ1Wとして複数の半導体装置1を同時に製造するため、それぞれの半導体回路12の間にも、絶縁層30等は形成されている。
<溝形成工程>
図4及び図5に示すように、ウエハ1Wに、それぞれの半導体回路12及び多層配線回路13を取り囲むように、4本の直線状の幅がW1の溝(トレンチ)40Tが形成される。
溝40Tは、ダイシングブレードを用いて、いわゆるハーフカットダイシングにより形成される。ハーフカットダイシングとは、半導体ウエハ11Wを完全に切断しないように切り込むダイシング方法である。溝40Tは、適度な切り込み深さを有しており、半導体ウエハ11Wの裏面までは達していない。
なお、等方性エッチング又はレーザ加工等を用いて溝40Tを形成してもよい。また、図5では、縦横の溝40Tが同じ幅W1であるが、直交する2本の溝の幅は異なっていてもよい。
<保護材料充填工程>
図6に示すように、ウエハ1Wの溝40Tが保護材料40Mで充填される。保護材料40Mは、絶縁層30よりも耐湿性に優れた材料であれば、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂等の樹脂でも良いが、無機材料、例えば、めっき法により形成される銅、ニッケル、クロム又は金等の金属材料、又は、CVD法により形成される絶縁材料からなることが好ましい。銅等の金属材料、酸化シリコン及び窒化シリコン等の絶縁材料は、耐湿性が特に優れている。
なお、保護材料40Mによる充填は、例えば、銅層及び酸化シリコン層の積層であってもよい。すなわち、保護材料40Mは、複数の異なる材料からなる複数の層で構成されていてもよい。
例えば、溝40Tの内面を覆うようにCVD法により絶縁層として窒化シリコン層を形成し、さらに絶縁層を導電層となる銅層で覆った後に、電気めっき法により溝40Tを、いわゆるビアフィルめっき法によって銅めっき膜で埋めることができる。溝40Tの外部に形成された銅めっき膜は、例えばCMP法により除去される。
なお、ビアフィルめっきでは、フィリング後に中心部に芯(シーム)が生じることがないように厳密な制御が求められる。しかし、本実施形態では、後述するように溝40Tの中心部は切断工程において、切りしろ(reserving space for cutting)として失われてしまうため、必要以上に厳密に制御する必要はない。
<切断工程>
図7に示すように、溝40Tに沿って、すなわち、ブレードの中心が溝40Tの中心と一致するように、ウエハ1Wが切断される。このとき、保護材料40Mが側面に露出するように、溝40Tの幅W1よりも幅がW2の狭い切りしろで切断される。すなわち、溝形成工程で用いたブレードよりも、厚さの薄いブレードにより切断される。
例えば、溝40Tの幅W1が100μmの場合、W2を80μmでダイシングすると、半導体装置1の外周面40SWの保護層40の厚さは10μmとなる。また、金属材料で充填された溝40Tは、ダイシングにおいてチッピングが発生しにくいという効果も有する。
このため、切断により個片化された半導体装置1は、図2に示したように、保護層40に覆われていない半導体チップ10の外周面10SWと、保護層40の外周面40SWとが、段差のない連続した切断面である。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、側面に露出した絶縁層30が保護層40で覆われている信頼性の高い半導体装置1を容易に製造できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の半導体装置1A及び半導体装置1Aの製造方法について説明する。半導体装置1A等は半導体装置1等と類似しているので、同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図8及び図9に示すように、半導体装置1Aでは、半導体チップ10Aの外周面が保護層40Aで覆われている。すなわち、半導体チップ10Aの基体部10の側面が全て保護層40Aで覆われている。言い換えれば、半導体装置1Aの外周面は、保護層40Aの外周面40SWであり、外周面40SWは、図12における保護材料40Mの切断面である。
半導体装置1Aは、半導体装置1と同様の効果を有する。さらに、作製済みの半導体チップ10Aに更に仕様に応じた保護材料40Mからなる保護層40Aを付加することで、所望のレベルの耐湿性を担保することができるので、より信頼性が高い。
<半導体層の製造方法>
次に、図10から図13を用いて、半導体装置1Aの製造方法について説明する。
<半導体チップ作製工程>
半導体装置1と同様の方法で、半導体ウエハに、複数の半導体回路12及び多層配線回路13が形成される。そして、半導体ウエハが、それぞれが半導体回路12及び多層配線回路13を含み、絶縁層30が側面に露出している複数の半導体チップ10Aに個片化される。なお、すでに個片化されている半導体チップ10Aを外部業者等から入手してもよい。
<再配列基板作製工程>
図10及び図11に示すように複数の半導体チップ10Aが、所定間隔W3で保持基板50に接着層51を介して接合された再配列基板60が作製される。すなわち、再配列基板60には、複数の半導体チップ10Aが、間に幅W3の隙間(溝)40Gが生じるように保持基板50にチップリプレイスされている。なお、図10では、縦横の間隔が同じW3であるが、縦横の間隔は異なっていてもよい。
<保護材料充填工程>
図12に示すように、再配列基板60の隣り合う半導体チップ10Aの間の隙間(溝)40Gが、低誘電率材料よりも耐湿性に優れた保護材料40Mで充填される。保護材料充填工程は既に説明した第1実施形態と略同様である。
<再配列基板切断工程>
図13に示すように、保護材料40Mが側面に露出するように、隙間(溝)40Gに沿って隙間(溝)の幅W3よりも狭い幅W4の切りしろで切断されることにより、溝40Tが形成され、再配列基板60がハーフカットダイシングされる。その後、保持基板50から、それぞれの半導体装置1Aが分離される。
もちろん、ハーフカットダイシングではなく、再配列基板60を保持基板50まで切断した後に、半導体装置1Aと半導体装置1Aに接着されている保持基板50の一部とを分離してもよい。また半導体装置1Aの構成要素として切断された保持基板50を用いてもよい。例えば、保持基板50として熱伝導率の高い銅板を用いて、切断された保持基板50を半導体装置1Aの放熱部材(ヒートシンク)としてもよい。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、側面が保護層40で覆われている信頼性の高い半導体装置1Aを容易に製造できる。
<変形例>
次に、変形例の半導体装置1B、1C及び半導体装置1B、1Cの製造方法について説明する。半導体装置1B、1C等は半導体装置1等と類似しているので、同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
変形例の半導体装置1B、1Cは、実施形態の半導体装置と同じように、ウエハレベルで半導体チップ間の溝(隙間)が保護材料40Mで充填されたのち、溝に沿って切断される。このため、半導体装置1B、1Cは、外周面が保護層40B、40Cで覆われている。言い換えれば、半導体装置1B、1Cは外周面が保護層40の外周面(切断面)である。半導体装置1B、1Cは、低誘電率材料からなる絶縁層30の端面が保護層40B、40Cに覆われているため信頼性が高い。
図14に示すように、変形例1の半導体装置1Bは、2種類の半導体チップ10B1、10B2を含むチップモジュールである。そして、半導体チップ10B1、10Bの上に共通再配線回路である多層配線回路13Bが配設されている。
半導体装置1Bは、半導体装置1A等と同様の方法で製造される。すなわち、2種類の半導体チップ10B1、10B2を1組として、組毎に所定間隔W3で保持基板50に接合後に、半導体装置1Bの間の隙間(溝)を保護材料40Mで充填してから、隙間に沿って、切りしろW4で切断することで半導体装置1Bは、作製される。なお、半導体チップ10B1と半導体チップ10B2との間隔は適宜設定される。
3種類以上の半導体チップからなるチップモジュールも同様の方法により製造することができる。複数の半導体チップを含む半導体装置1Bは、機能性の高いモジュールである。
一方、図15に示す変形例2の半導体装置1Cは、半導体装置1Bと同様に、2種類の半導体チップ10C1、10C2を含むチップモジュールである。そして、半導体チップ10C1、10C2が、それぞれ、導体層20Cと低誘電率材料からなる絶縁層30Cとを有する第1の多層配線回路12C(12C1、12C2)を含む。すなわち、第1の多層配線回路12Cは、それぞれの半導体回路の一部を構成している。
そして、第1の多層配線回路12C1、12C2の上に、低誘電率材料からなる絶縁層を有しない第2の多層配線回路13Dが形成されている。第2の多層配線回路13Dが再配線回路である。
半導体装置1Cの外周面は、半導体チップ10C1、10C2との隙間を埋めている保護層40Cの外面と、第1の多層配線回路13Cの外面とからなる切断面である。
すなわち、実施形態の半導体装置は、半導体装置1Cのように半導体回路に低誘電率材料からなる絶縁層を含む半導体装置にも適用可能である。もちろん、半導体回路及び再配線回路に低誘電率材料からなる絶縁層を含む半導体装置にも適用可能である。
本発明は上述した実施形態、又は変形例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等ができる。
1、1A〜1C…半導体装置
10…半導体チップ
11…基体
12…半導体回路
13…多層配線回路
20…導体層
30…絶縁層
40…保護層
40M…保護材料
50…保持基板
51…接着層
60…再配列基板

Claims (7)

  1. 半導体回路が形成されている基板部と、前記半導体回路と接続されている導体層と誘電率がシリコンよりも低い低誘電率材料からなる絶縁層とを含む多層配線回路とを有し、前記絶縁層が側面に露出している半導体チップと、
    前記半導体チップの外周面の少なくとも前記絶縁層が露出している領域を覆う、前記低誘電率材料よりも耐湿性に優れた材料からなる保護層と、を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体装置の外周面が、切断面であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記保護層に覆われていない前記半導体チップの外周面と、前記保護層の外周面とが、段差のない連続した切断面であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記保護層は、めっき法により形成される金属材料、又は、CVD法により形成される絶縁材料からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
  5. 半導体ウエハに、複数の半導体回路を形成する工程と、
    それぞれの前記半導体回路と接続されている導体層と、誘電率がシリコンよりも低い低誘電率材料からなる絶縁層とを含む複数の多層配線回路が形成される工程と、
    前記半導体ウエハに、半導体回路及び多層配線回路を取り囲む、前記絶縁層を貫通する溝が形成される工程と、
    前記溝が、前記低誘電率材料よりも耐湿性に優れた保護材料で充填される工程と、
    前記保護材料が側面に露出するように、前記溝に沿って、前記溝の幅よりも狭い切りしろで、前記半導体ウエハが切断される工程と、を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 半導体ウエハに、複数の半導体回路を形成する工程と、
    それぞれの前記半導体回路と接続されている導体層と、誘電率がシリコンよりも低い低誘電率材料からなる絶縁層とを含む複数の多層配線回路が形成される工程と、
    前記半導体ウエハが、それぞれが半導体回路及び多層配線回路を含み、前記絶縁層が側面に露出している複数の半導体チップに個片化される工程と、
    前記複数の半導体チップが、所定間隔で保持基板に接合された再配列基板が作製される工程と、
    前記再配列基板の前記複数の半導体チップの隙間が、前記低誘電率材料よりも耐湿性に優れた保護材料で充填される工程と、
    前記保護材料が側面に露出するように、前記隙間に沿って、前記隙間の幅よりも狭い切りしろで、前記再配列基板が切断される工程と、を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記保護材料は、めっき法により形成される金属材料、又は、CVD法により形成される絶縁材料であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
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