JP2015070121A - 基板処理装置 - Google Patents

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幸英 茂野
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Abstract

【課題】複数の吐出口列の吐出動作の良否を精度良く判定する。
【解決手段】
吐出ヘッド31は基板9に向けて複数の吐出口314から液滴を吐出することにより該基板9に基板処理を施す。複数の吐出口314は複数の吐出口列313a〜313dで構成されている。光出射部51は検査位置の下方に面状光510を出射する。吐出ヘッド31から液滴を吐出すると、液滴は面状光510を通過する際に輝点を生じさせる。この輝点を撮像手段52で撮像することで検査画像が取得され、この検査画像に基づいて各吐出口314の吐出動作が判定される。吐出ヘッド31と面状光510の間には特定の吐出口列313からの液滴のみを通過させるスリット62が形成されたバット61が配設されている。バット61を吐出口列の列設方向に順番に動かすことにより任意の吐出口列の液滴のみを撮像する。液滴の重なりが生じないため吐出動作の判定を精度よく実行できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、基板処理装置の複数の吐出口からの液滴の吐出動作を検査することが可能な基板処理装置に関する。
従来より、半導体基板(以下、単に「基板」という。)の製造工程では、基板処理装置を用いて酸化膜等の絶縁膜を有する基板に対して様々な処理が施される。例えば、基板の表面に洗浄液を供給することにより、基板の表面上に付着したパーティクル等を除去する洗浄処理が行われる。
一方、対象物に向けて液体を吐出する装置の1つとして、記録紙に向けてインクの液滴を吐出して画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。特許文献1のインクジェット記録装置では、印字ヘッドからのインクの吐出状態を検出する液滴検出装置が設けられる。当該装置では、光源から光センサに向かう平行光ビーム中にインクを吐出し、光センサからの出力に基づいてインクの液滴の吐出状態が検出される。当該装置では、印字ヘッドにマトリクス状に配置されたノズルのうち、直線状に配列された1列のノズル列について、吐出状態の検出が同時に行われる。
特開2005−280351号公報
ところで、特許文献1の液滴検出装置において、マトリクス状に配置された複数のノズ
ルの吐出状態を同時に検出しようとすると、インクの液滴が光軸方向にて重なってしまい
、吐出状態を精度良く検出することが難しい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板処理装置において、複数の吐出口
からの吐出動作の良否を精度良く判定することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板を水平姿勢で保持する基板保持手段と、所定の配列方向に並べられた複数の吐出口を該配列方向に交差する列設方向に複数列並べた複数の吐出口列を有するとともに、該複数の吐出口列から前記基板保持手段に保持された前記基板に向けて複数の液滴を吐出する吐出手段と、前記吐出手段を前記基板に対向する位置と、該基板に対向する位置から離れた検査位置との間で移動させる吐出手段移動機構と、前記検査位置に配置された前記吐出手段の前記複数の吐出口から吐出された複数の液滴に向けて、予め定められた光存在面に沿って光を照射する光出射手段と、前記液滴が前記面状光を通過する際に発する輝点を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が出力する検査画像に基づいて各吐出口の吐出動作を判定する判定手段と、前記複数の吐出口列のうちの少なくとも1つの吐出口列に対応する吐出口から吐出された液滴を通過させることが可能なスリットが形成されると共に、該吐出口列以外の吐出口列から吐出された液滴を遮断するバットと、前記吐出口と前記光存在面との間で、前記バットと前記吐出手段との位置関係を前記列設方向に変更させる位置変更手段と、前記光出射手段、前記撮像手段、および前記位置変更手段を制御することにより、前記撮像手段により撮像される液滴の列を順次変更しつつ、前記判定手段により前記吐出口の動作判定を行わせる制御手段と、を備えた基板処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記位置変更手段は、前記バットを前記吐出手段に対して移動させるバット移動手段である、請求項1記載の基板処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記吐出手段は、前記複数の吐出口から相互に分離した微小な液滴を連続的に吐出する装置である、請求項1または2記載の基板処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記光出射手段は、前記吐出口列の前記配列方向の長さ以上の幅に広がる面状の光を出射する、請求項1〜請求項3いずれか一項に記載の基板処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記検査位置は前記吐出手段の吐出口を保護する待機ポットの上方に配置されている、請求項1〜請求項4いずれか一項に記載の基板処理装置である。
本発明では、基板処理装置において、複数の吐出口からの吐出動作の良否を精度良く判
定することができる。
第1の実施の形態に係る基板処理装置の正面図である。 基板処理装置の平面図である。 吐出ヘッドの底面図である。 吐出ヘッドの断面図である。 制御ユニットの機能を示すブロック図である。 吐出ヘッドおよび待機ポッドの側面図である。 検査位置に配置された吐出ヘッド、ヘッド待機部、吐出検査部、および液滴分離部の斜視図である。 検査位置に配置された吐出ヘッド、ヘッド待機部、吐出検査5、および液滴分離部の側面図である。 検査画像の1である。 検査画像の1である。 吐出口の動作判定を説明する概念図である。 吐出口の動作判定を説明する概念図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置1の正面図である。図2は、基板処理装置1の平面図である。図2では、基板処理装置1の向きを図1から変更している。基板処理装置1は、半導体基板9(以下、単に「基板9」という。)を1枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1では、基板9に対して処理液が供給されて所定の処理が行われる。本実施の形態では、処理液である洗浄液の液滴を基板9上に吐出することにより、基板9上からパーティクル等を除去する洗浄処理が行われる。基板処理装置1では、例えば、直径約20μmの液滴が、基板9に向けてスプレー状に吐出される。
図1および図2に示すように、基板処理装置1は、基板保持部21と、カップ部22と、基板回転機構23と、処理液供給部3と、供給部移動機構35と、保護液供給部36と、ヘッド待機部4と、吐出検査部5と、チャンバ10と、後述する液滴分離部、制御ユニットとを備える。チャンバ10は、基板保持部21、カップ部22、基板回転機構23、処理液供給部3、供給部移動機構35、保護液供給部36、ヘッド待機部4および吐出検査部5等の構成を内部空間11に収容する。チャンバ10は、外部から内部空間11への光の入射を遮る遮光チャンバである。図1および図2では、チャンバ10を破線にて示し、チャンバ10の内部を図示している。
基板保持部21は、チャンバ10内において基板9の一方の主面91(以下、「上面91」という。)を上側に向けた状態で基板9を保持する。基板9の上面91には、回路パターン等の微細パターンが形成されている。カップ部22は、基板9および基板保持部21の周囲を囲む略円筒状の部材である。基板回転機構23は、基板保持部21の下方に配置される。基板回転機構23は、基板9の中心を通るとともに基板9の上面91に垂直な回転軸を中心として、基板9を基板保持部21と共に水平面内にて回転する。
処理液供給部3は、処理液を下方に向けて吐出する吐出ヘッド31と、吐出ヘッド31に接続される処理液配管32と、基板処理装置1の外部の処理液供給源から供給される処理液を処理液配管32を介して吐出ヘッド31に向けて圧送するポンプ33とを備える。
吐出ヘッド31は、カップ部22の内側において基板保持部21の上方に配置される。換言すれば、吐出ヘッド31の下面311(以下、「吐出面311」という。)は、カップ部22の上部開口220と、基板9の上面91との間に位置する。吐出ヘッド31は、後述する複数の吐出口から相互に分離した微小な液滴を連続的に吐出する装置である。吐出ヘッド31により、基板9の上面91に向けて処理液の微小液滴が吐出される。処理液としては、純水(好ましくは、脱イオン水(DIW:deionized water))、炭酸水、アンモニア水と過酸化水素水との混合液等の液体が利用される。吐出ヘッド31からの処理液の設計上の吐出方向は、上下方向(すなわち、重力方向)におよそ平行である。
図3は、吐出ヘッド31の吐出面311を示す底面図である。吐出ヘッド31の吐出面311は、上下方向におよそ垂直である。吐出ヘッド31の吐出面311には、複数の吐出口が設けられる。当該複数の吐出口は、それぞれが図3中の左右方向に略直線状に延びる4つの吐出口列313a〜313dを含む。吐出口列313a〜313dはそれぞれ、図3中の左右方向に所定の配列ピッチにて直線状に配列される吐出口群を含む。
以下の説明では、図3中の左右方向を「配列方向X」という。また、図3中の上側から下側に向かって配列される吐出口列313a〜313dをそれぞれ、「第1吐出口列313a」、「第2吐出口列313b」、「第3吐出口列313c」および「第4吐出口列313d」という。さらに、第1吐出口列313aの複数の吐出口を「第1吐出口314a」といい、第2吐出口列313bの複数の吐出口を「第2吐出口314b」という。第3吐出口列313cの複数の吐出口を「第3吐出口314c」といい、第4吐出口列313dの複数の吐出口を「第4吐出口314d」という。第1吐出口314a〜第4吐出口314dをまとめて「吐出口314a〜314d」ともいう。また、以下の説明では、図3中の上下方向を「複数の吐出口列の列設方向Y」、あるいは単に「列設方向Y」という。
各吐出口314a〜314dの直径は、およそ5μm〜10μmである。図3では、各吐出口314a〜314dを実際よりも大きく、吐出口314a〜314dの個数を実際よりも少なく描いている。吐出ヘッド31では、複数の吐出口314a〜314dのそれぞれから、処理液の微小液滴が噴射される。
第1吐出口列313a、第2吐出口列313b、第3吐出口列313cおよび第4吐出口列313dは、それぞれが上述の配列方向Xに延びる略直線状であり、吐出面311上において互いに平行に配置される。配列方向Xに垂直な方向(すなわち、図3中の上下方向)において、第1吐出口列313aと第2吐出口列313bとの間の距離は、第3吐出口列313cと第4吐出口列313dとの間の距離に等しく、第2吐出口列313bと第3吐出口列313cとの間の距離よりも小さい。なお第1乃至第4吐出口列313a乃至dの間隔を等しくしてもよい。
第1吐出口列313aと第3吐出口列313cとは、配列方向Xに関して同じ位置に配置される。第2吐出口列313bと第4吐出口列313dとも、配列方向Xに関して同じ位置に配置される。第2吐出口列313bおよび第4吐出口列313dはそれぞれ、第1吐出口列313aおよび第3吐出口列313cに対し、配列方向Xの一方側である図3中の右側に所定のシフト距離だけずれて配置される。換言すれば、複数の吐出口列313a〜313dはそれぞれ、隣接する吐出口列に対し、配列方向Xにシフト距離だけずれて配置される。当該シフト距離は、上述の配列ピッチよりも小さい距離であり、例えば、配列ピッチの半分の距離である。
吐出ヘッド31では、配列方向Xに垂直、かつ、吐出面311に平行な方向から見た場合、複数の第1吐出口314aと複数の第2吐出口314bとが配列方向に交互に並び、複数の第3吐出口314cと複数の第4吐出口314dとが配列方向に交互に並ぶ。また、複数の第1吐出口314aと複数の第3吐出口314cとがそれぞれ重なり、複数の第2吐出口314bと複数の第4吐出口314dとがそれぞれ重なる。
図4は、図3中のA−A位置にて吐出ヘッド31を切断した縦断面図である。吐出ヘッド31は、ヘッド本体部312と、圧電素子315とを備える。ヘッド本体部312の内部には、処理壁を保持する空間である処理液保持部316が設けられる。処理液保持部316の一方の端部は、処理液供給配管318を介して吐出ヘッド31に処理液を供給する処理液供給源およびポンプ33に接続される。処理液保持部316の他方の端部は、処理液回収配管319を介して吐出ヘッド31からの処理液を回収する処理液回収部に接続される。当該処理液回収部は、基板処理装置1の外部に設けられる。
ヘッド本体部312の外面の一部である下面は、上述の吐出面311である。複数の第1吐出口314aはそれぞれ処理液保持部316に接続される。吐出口314b〜314d(図3参照)についても、第1吐出口314aと同様である。圧電素子315は、ヘッド本体部312の上部に取り付けられる。圧電素子315により、ヘッド本体部312を介してヘッド本体部312内の処理液に振動が付与されることにより、複数の吐出口314a〜314dのそれぞれから処理液の微小液滴が吐出される。
図1および図2に示すように、供給部移動機構35は、アーム351と、回転軸352と、ヘッド回転機構353と、ヘッド昇降機構354とを備える。アーム351は、回転軸352から水平方向に延びる。アーム351の先端部には、吐出ヘッド31が取り付けられる。ヘッド回転機構353は、吐出ヘッド31をアーム351と共に回転軸352を中心として水平方向に回転する。ヘッド昇降機構354は、吐出ヘッド31をアーム351と共に上下方向に移動する。ヘッド回転機構353は、例えば、電動モータを備える。ヘッド昇降機構354は、例えば、ボールねじ機構および電動モータを備えており、吐出ヘッド31を精密に位置決めすることができる。ヘッド昇降機構354は、エアシリンダを備えるものであってもよい。後述するように、吐出ヘッド31は供給部移動機構35により、基板9に対向する位置と、ヘッド待機部4に対向する位置との間で移動するが、吐出ヘッド31の吐出面311は当該移動にかかわらず、ほぼ水平に維持される。
保護液供給部36は、吐出ヘッド31に直接的または間接的に固定され、保護液を斜め下方に向けて吐出する。図1および図2に示す例では、保護液供給部36はアーム351に取り付けられ、吐出ヘッド31に間接的に固定される。保護液としては、上述の処理液と同様に、純水(好ましくは、脱イオン水)、炭酸水、アンモニア水と過酸化水素水との混合液等の液体が利用される。保護液は処理液と同じ種類の液体でもよく、異なる種類の液体でもよい。
基板処理装置1では、保護液供給部36から基板9の上面91に向けて液柱状に吐出された保護液が、吐出ヘッド31の下方において基板9上に広がることにより、吐出ヘッド31の真下に所定の厚さの保護液の膜(以下、「保護液膜」という。)が形成される。保護液供給部36は、ヘッド回転機構353およびヘッド昇降機構354により、吐出ヘッド31と共に移動する。
図5は、制御ユニット7の機能を示すブロック図である。図5では、制御ユニット7以外の構成も併せて描いている。制御ユニット7は、処理制御部71と、検査制御部72と、判定部75とを備える。判定部75は、上述の吐出検査部5の一部でもある。判定部75は、その判定結果に基づいて、モニタ等の報知部78を制御する。処理制御部71は、保護液供給部36、基板回転機構23、供給部移動機構35、処理液供給部3、および駆動モータ65を制御する。検査制御部72は後述する吐出検査時に供給部移動機構35、処理液供給部3、駆動モータ65、光出射部51、および撮像部52を制御する。
図1および図2に示す基板処理装置1において基板9の処理が行われる際には、まず、チャンバ10の開閉可能な遮光扉(図示省略)が開放され、基板9がチャンバ10内に搬入されて基板保持部21に保持される。基板9の搬入時には、吐出ヘッド31は、図2に二点鎖線にて示すように、カップ部22の外側に配置されたヘッド待機部4の待機ポット上の待機位置にて待機している。
図6は、待機位置に位置する吐出ヘッド31をヘッド待機部4の待機ポッド40と共に拡大して示す側面図である。待機ポッド40は、略直方体の容器であり、上部に開口が設けられる。待機位置では、吐出ヘッド31の一部が上記開口を介して待機ポッド40内に挿入される。吐出ヘッド31の下面、すなわち、吐出面311は、吐出ヘッド31を基板9の基板処理に利用されない期間、待機ポッド40内に挿入されチャンバ10内に漂うミスト等から吐出口314が保護される。なお、図6では、保護液供給部36、吐出検査部5および液滴分離部6の図示を省略している。また、後述する検査位置に位置する吐出ヘッド31を二点鎖線にて示す。
図1および図2に示すように、基板9が基板保持部21により保持されると、上記遮光扉が閉鎖される。そして、処理制御部71により基板回転機構23が駆動され、基板9の回転が開始される。続いて、処理制御部71により供給部移動機構35のヘッド回転機構353およびヘッド昇降機構354が駆動され、吐出ヘッド31および保護液供給部36が、待機位置から待機ポッド41の上方へと上昇して回転し、カップ部22の上方へと移動した後に下降する。これにより、吐出ヘッド31および保護液供給部36が、カップ部22の上部開口220を介してカップ部22の内側かつ基板保持部21の上方へと移動する。
次に、保護液供給部36から基板9上への保護液の供給が開始され、基板9の上面91の一部を覆う保護液膜が形成される。また、吐出ヘッド31の複数の吐出口314a〜314d(図3参照)から、保護液膜が形成された基板9の上面91に向けて処理液の吐出(すなわち、微小液滴の噴射)が開始される。保護液膜は、複数の吐出口314a〜314dからの処理液の基板9上における設計上の複数の着液点(すなわち、微小液滴の着弾点)を覆う。
吐出ヘッド31から保護液膜に向けて噴射された多数の微小液滴は、基板9の上面91上の保護液膜に衝突し、保護液膜を介して基板9の上面91に間接的に衝突する。そして、基板9の上面91に付着しているパーティクル等の異物が、処理液の微小液滴の衝突による衝撃により基板9上から除去される。換言すれば、処理液の微小液滴により保護液膜を介して基板9に間接的に付与される運動エネルギーにより、基板9の上面91の洗浄処理が行われる。
このように、処理液の微小液滴が保護液膜を介して基板9に衝突することにより、微小液滴が直接的に基板に衝突する場合に比べて、基板9の上面91に形成されたパターン等にダメージを与えることを防止または抑制しつつ、基板9の洗浄処理を行うことができる。また、基板9上の洗浄処理が行われる部位が保護液により覆われているため、基板9上から除去されたパーティクル等が、基板9の上面91に再付着することを防止または抑制することができる。
基板処理装置1では、保護液および処理液の吐出と並行して、ヘッド回転機構353による吐出ヘッド31および保護液供給部36の回動が行われる。吐出ヘッド31および保護液供給部36は、回転中の基板9の中央部の上方と基板9の外縁部の上方との間にて、水平に往復移動を繰り返す。これにより、基板9の上面91全体に対して洗浄処理が行われる。基板9の上面91に供給された保護液および処理液は、基板9の回転により、基板9のエッジから外側へと飛散する。基板9から飛散した保護液および処理液は、カップ部22により受けられて廃棄または回収される。
吐出ヘッド31からの処理液による所定の処理(すなわち、基板9の洗浄処理)が終了すると、保護液および処理液の吐出が停止される。吐出ヘッド31および保護液供給部36は、ヘッド昇降機構354によりカップ部22の上部開口220よりも上側まで上昇する。そして、ヘッド回転機構353により、基板保持部21および基板9の上方からカップ部22の外側の検査位置(図6参照)へと移動する。検査位置は、待機ポッド41の上方の位置、すなわち、上述の待機位置の上方の位置である。吐出ヘッド31の検査位置では、吐出検査部5により、定期的に、または、必要に応じて、吐出ヘッド31の複数の吐出口314a〜314dからの処理液の吐出動作の検査が行われる。
図7は吐出検査部5による液滴検出の状態を示す斜視図であり、図8は同じ状態の吐出検査部5とその周辺部材を示す側面図である。吐出検査部5は、光出射部51と、撮像部52とを備える。光出射部51および撮像部52は、吐出ヘッド31の真下を避けて、吐出ヘッド31の斜め下方に配置される。光出射部51および撮像部52は、図5に示すように、制御ユニット7の検査制御部72により制御される。
光出射部51は、光源と、該光源からの光を略水平方向に延びる線状光に変換する光学系とを備える。光源としては、たとえば、レーザーダイオードやLED(light emitting diode)素子が利用される。光出射部51は、あらかじめ定められた仮想面である光存在面に沿って、吐出ヘッド31の下方に向けて光を出射する。図7では、光出射部51の光軸J1を一点鎖線にて描き、光出射部51から出射される面状の光の輪郭を、符号510を付す二点鎖線にて示す。面状光510は、配列方向Xの幅は各吐出口列313a〜313dの長さよりも大きな長さに設定されている。
光出射部51からの面状光510は、吐出ヘッド31の吐出面311の下方にて、吐出ヘッド31の真下を通過する。基板処理装置1では、検査制御部72から処理液供給部3に所定の駆動信号が送出され、複数の吐出口314a〜314d(図3参照)から待機ポッド41の内部に向けて処理液が吐出される。そして、吐出ヘッド31の複数の吐出口314a〜314dから吐出される処理液である複数の飛翔体が、上述の光存在面を通過する(すなわち、面状光510を通過する)際に、光出射部51から当該複数の飛翔体に光が照射される。面状光510は、吐出ヘッド311からの処理液の設計上の吐出方向(すなわち、複数の飛翔体の予め定められた所定の吐出方向)におよそ垂直である。厳密には、面状光510(すなわち、光存在面)は、複数の飛翔体の所定の吐出方向に垂直な平面に対して、わずかな角度(例えば、5°〜10°)だけ傾斜していることが好ましい。
撮像部52は、上記光存在面510よりも下方にて、撮像軸J2を吐出ヘッド31の下方に位置する面状光510に向けて配置される。撮像部52における撮像方向(すなわち、撮像軸J2の延長方向)は、複数の飛翔体の所定の吐出方向に垂直な平面に対して傾斜している。撮像部52としては、例えば、CCD(charge-coupled device)カメラが利用される。撮像部52の撮像軸J2は、光出射部51の光軸J1と交差する方向に向けられている。また、撮像軸J2と光軸J1との交点pは第1吐出口列313aと第4吐出口列313dの列設方向Yについての中間位置であることが望ましい。
また、撮像部52は、吐出ヘッド31の全ての吐出口314から吐出された液滴が面状光510と通過する点が同時に撮像できるだけの画角と焦点深度とを有している。
また、図7および図8に示すように、検査位置に配置された吐出ヘッド31と面状光510との間には吐出ヘッド31から吐出される複数の液滴のうち任意の吐出口列313からの液滴のみを通過させる液滴分離部6が配設されている。
液滴分離部6は、吐出ヘッド31の下面311と対向する薄板状のバット61と、バット61に連結されたナット63(図7では不図示)と、ナット63に螺合されたボールねじ64と、ボールねじ64を回転駆動する駆動モータ65とを有している。
バット61には配列方向Xに長尺なスリット62が形成されている。スリット62の長手方向長さは、第1吐出口列313a〜第4吐出口列313dの配列方向X長さより長い。一方、スリット62の短手方向長さは、少なくとも1個の液滴が通過可能な長さ以上であり、かつ、列設方向Yに隣接する2の吐出口314から吐出された2個の液滴が同時に通過することのできない長さとされている。また、バット61上面のスリット62に近接する位置にはテーパー66が付設されている。
バット61は図示しないガイドによって列設方向Yについて水平移動可能に支持される。バット61は、ボールねじ64の回転により列設方向Yに水平移動する。バット61は、吐出ヘッド31の直下の位置と、吐出ヘッド31の直下から外れた退避位置との間で往復移動することができる。バット61が吐出ヘッド31の直下に位置されるときに液滴検出が行われる。一方、バット61が退避位置まで移動すると、吐出ヘッド31と待機ポッド41との間にバット61が位置しなくなるため、吐出ヘッド31は待機ポッド41内の待機位置に向けて下降することができる。
吐出検査部5による液滴検出は以下のように行われる。まず、検査制御部72が駆動モータ65を駆動して、スリット62が第1吐出口列313aに対向する位置までバット42を移動させる。
次に、検査制御部72が吐出ヘッド31を作動させる。具体的には、処理液配管32から吐出ヘッド31内部に送給された処理液に吐出ヘッド31の圧電素子315から振動を与えることによって、複数の吐出口列313a〜313dの各吐出口314から液滴を吐出させる。
吐出ヘッド31から吐出された複数の液滴のうち、第1吐出口列313aから吐出された液滴はスリット62を通過して面状光510に到達して輝点を発する。これらの輝点は撮像部52により観測される。
一方、吐出ヘッド31から吐出された複数の液滴のうち、第2吐出口列313b〜第4吐出口列313dから吐出された液滴はバット61に遮断されてスリット62を通過することができない。このため、この時点で第2吐出口列313b〜第4吐出口列313dから吐出された液滴は撮像部52によって観測されない。なお、第2吐出口列313b〜第4吐出口列313dからの液滴がバット42に衝突することで微小液滴が発生するが、バット61の上面には上述のテーパー66が設けられているため、これらの微小液滴がスリット62を通過する液滴に干渉にして悪影響を与えることを防ぐことができる。
このとき検査制御部5は光出射部51から面状光510を出射させ、同時に撮像部52に液滴観測を行わせる。これにより撮像部52により、図9に示す検査画像8aが出力される。この検査画像8aには、第1吐出口列313aに属する複数の吐出口314から吐出した液滴に対応する輝点の画像のみが現れている。一方、第2吐出口列313b〜第4吐出口列313dに属する吐出口314から吐出した液滴に対応する輝点の画像は検査画像8aに現れていない。検査画像8aは判定部75(図5参照)に送られる。判定部75では、検査画像8aに対して2値化処理を行い、複数の輝点81aが抽出されるとともに背景のノイズ等が除去される
仮にバット61が存在しないとすると、撮像部52は複数の吐出口列313から吐出される液滴を識別して観測できる位置に配置しなければならない。この場合、撮像部52の配置位置の自由度が狭まることになる。
本実施形態では、第1吐出口列313aに属する吐出口314の液滴の観測を行うときには、第1吐出口列313a以外の吐出口列313から吐出された液滴をバット61によって遮断し、撮像部52により観測されないようにしている。このため、第1吐出口列313aから吐出された複数の液滴と、それ以外の吐出口列313から吐出された複数の液滴との検査画像8aにおける重畳を確実に防止することができる。
本実施形態では、複数の吐出口列313a〜313dから複数の液滴が同時に吐出される場合でも吐出口列間313a〜313dでの液滴の重畳を考慮する必要がない。したがって、吐出ヘッド31に対する撮像部52の配置位置の自由度を大きくすることができる。例えば、撮像部52を列設方向Yに正対する位置に配置することも可能である。
第1吐出口列313aに属する吐出口314の液滴観測が終了すると、検査制御部72は駆動モータ65を制御して、今度はスリット62が第2吐出口列313bに対向する位置までバット42を移動させる。
次に、検査制御部72は、撮像部52による液滴の観測を行わせる。これにより、図10に示す検査画像8bを取得することができる。今回は第2吐出口列313bから吐出された液滴のみがスリット62を通過して面状光510に到達し輝点を発している。そのため、検査画像8bには第2吐出口列313bからの液滴に対応する輝点の画像81bのみが現れている。以下、同様に、検査制御部72は駆動モータ65によってバット61を列設方向Yに移動させることで、撮像される液滴列を順次変更しつつ撮像手段52による液滴観測を行う。これにより、第3吐出口列313c、第4吐出口列313dからの液滴に関しても検査画像8c、8dが取得される。
次に、吐出検査部5の判定部75により、複数の吐出口314a〜314dの動作判定が行われる。判定部75は複数の吐出口314a〜314dから液滴が吐出されているか否かの判定(不吐出判定)を吐出口列313ごとに行う。
まず第1の吐出口列313aに属する複数の吐出口314aについての動作判定が行われる。具体的には、図11に示すように、複数の吐出口314aそれぞれに対応する複数の正常吐出判定枠82が検査画像8上に設定される。正常吐出判定枠82の個数は、吐出口314aの個数に等しい。各正常吐出判定枠82は所定の大きさの略矩形状であり、複数の正常吐出判定枠82の検査画像8a上における大きさは互いに等しい。図9および図10に示すように液滴の輝点の画像は手前側から奥側に向かうに従って小さくなるので、正常吐出判定枠82の大きさも同様に設定してもよい。本実施の形態では、各正常吐出判定枠82は略正方形であり、その四辺中の二辺は配列方向Xに平行であり、残りの二辺は配列方向Xの垂直方向に平行である。各正常吐出判定枠82は、対応する吐出口から所定の吐出方向へと、あるいは、当該吐出方向から許容範囲内のずれ量で僅かにずれた方向へと、処理液が吐出された場合に通過する面状光510上の領域を示す。
複数の正常吐出判定枠82は、検査画像8上における上述の配列方向に対応する方向に配列される。
検査画像8a上における各正常吐出判定枠82の位置は、各正常吐出判定枠82に対応する吐出口からの処理液の輝点基準位置に基づいて決定される。輝点基準位置は、各吐出口から処理液の設計上の吐出方向へと延びる吐出中心線が、面状光510(すなわち、上述の光存在面)と交わる点である。各正常吐出判定枠82は、検査画像8上における輝点基準位置を中心として設定される。
検査画像8上における輝点基準位置は、様々な方法により求められる。例えば、検査位置における吐出ヘッド31の設計位置および向き、吐出ヘッド31における各吐出口314a〜314dの位置、設計上の処理液の吐出方向、面状光510の位置、並びに、撮像部52の位置に基づいて、基板処理装置1において設定された3次元座標系における各輝点基準位置の座標が求められる。換言すれば、吐出ヘッド31、光出射部51および撮像部52の相対位置に基づいて、複数の輝点基準位置の座標が求められる。
続いて、複数の輝点基準位置の座標を、ビュー変換行列を用いてビュー変換することにより、撮像部52を原点とした3次元座標系における複数の輝点基準位置の座標が求められる。次に、ビュー変換された複数の輝点基準位置の座標を、透視投影変換することにより、検査画像8a上の2次元座標系における複数の輝点基準位置の座標が取得される。なお、基板処理装置1では、撮像部52に非テレセントリック光学系が利用された場合、上述のように、透視投影変換が行われるが、撮像部52にテレセントリック光学系が利用される場合、ビュー変換された複数の輝点基準位置の座標を正射影(平行射影または平行投影ともいう。)することにより、検査画像8上における複数の輝点基準位置の座標が取得される。
続いて、このように設定された複数の正常吐出判定枠82の内部に輝点81aが存在するか否かの判定が行われる。図11のように、各正常吐出判定枠82の内部に輝点81aが存在している場合は各正常吐出判定枠82に対応する吐出口314は正常に動作していると判定される。
一方、図12に示すように、正常吐出判定枠82内に輝点81aが存在しない場合には、この正常吐出判定枠82に対応する吐出口314からは正常に動作していない(液滴を吐出していない)と判定される。
以下、同様に、第2吐出口列313b〜第4吐出口列314dの複数の吐出口314b〜314dについても正常判定枠82が設定され、各正常判定枠82内に輝点81が存在するか否かによりこれら複数の吐出口314b〜314dの動作判定が行われる。
動作判定の結果は、判定部75から報知部78に送られる。動作判定の結果、吐出不良の吐出口314が発見された場合には、報知部78は故障している吐出口314の番号をディスプレイに表示するなどして、作業者の注意を喚起し、吐出ヘッド31の交換や清掃等を作業者に行わせる。
本実施形態では、検査画像8が複数の吐出口列313a〜313d毎に取得される。そして、吐出口313の動作判定も複数の吐出口列313a〜313d毎に実行されるため、正常吐出判定枠82が隣接する吐出口列間で重畳することがなくなる。その結果、吐出口列313の間での重なりを考慮することなく、正常吐出判定枠82を設定することが可能になる。
なお、上述の基板処理装置1は様々な変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、バット61を吐出ヘッド31に対して移動させることにより、バット61に形成されたスリット62が所望の吐出口列314に対向するようにしていた。しかし、バット61を移動させる代りに、吐出ヘッド31をバット61に対して、複数の吐出口列314a〜314dの列設方向Yに一列ずつ移動させるようにしてもよい。要は、バット61と吐出ヘッド31との相対的な位置関係を列設方向Yに変更する位置変更手段を有していればよい。
また、各吐出口314毎に正常吐出判定枠82を設定する代りに、吐出ヘッド31から正常に吐出された処理液上の複数の輝点を含む基準画像を予め準備しておき、当該基準画像と検査画像とを比較することにより、吐出口314の動作判定を行うようにしてもよい。
バット61に形成されるスリット62の数は1に限定されない。例えば、スリット62を2本形成してもよい。この場合、2本のスリット62の間隔を、第1の吐出口列313aと第3の吐出口列313cの間隔と同一にすることが望ましい。こうすると、本実施形態のように、第1吐出口列313aと第2吐出口列313bの間隔と、第3吐出口列313cと第4吐出口列313dの間隔が等しい場合、第1のスリット62を第1吐出口列313aに対向する位置から第2吐出口列313bに対向する位置まで移動させるだけで、第2のスリット62が第3吐出口列313cに対向する位置から第4吐出口列313dに対向する位置まで移動させるようになるからである。
また、上述の実施形態では、撮像部52は吐出ヘッド31から吐出されるすべての液滴が面状光510を通過する際に発する輝点を同時に撮像できるだけの画角と焦点深度を有するものとされた。しかし、本実施形態では、バット61によって撮像すべき液滴を絞り込むことができるため、撮像部52は必ずしもすべての液滴を合焦状態で撮像できる必要はない。例えば、バット61の列設方向Yへの移動に連動させて撮像部52の焦点調整を行うようにしてもよい。これによりスリット62を通過する液滴を常に合焦状態で撮像することが可能になる。同様に、バット61の列設方向Yへの移動に連動させて、撮像部52の撮像軸J2の向きを調整するようにしてもよい。これにより、撮像部52が、一の吐出口列313から吐出された液滴群を面状光510にて撮像できるだけの画角しか有していない場合でも、スリット62を通過する液滴を常に画角内で収めることが可能になる。バット61の下面に撮像部52を取り付けて液滴の輝点を撮像するようにしてもよい。
光出射部51では、必ずしも面状に光が出射される必要はない。たとえば、光存在面に沿って光出射部51から前方に直線状に延びる光が出射され、当該光が光存在面に沿ってポリゴンミラー等の光走査手段により走査されてもよい。これにより、複数の吐出口314a〜314dから吐出された処理液である複数の飛翔体が光存在面を通過する際に、当該複数の飛翔体に光が照射される。また、光存在面は、吐出ヘッド31からの処理液の設計上の吐出方向に垂直であってもよく、撮像部52における撮像方向は、当該設計上の吐出方向に垂直な平面に平行であってもよい。
上記実施の形態および各変形例の構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてもよい。
1 基板処理装置
9 基板
10 チャンバ
21 基板保持部
31 吐出ヘッド
5 吐出検査部
51 光出射部
52 撮像部
6 液滴分離部
61 バット
62 スリット
63 ナット
64 ボールねじ
65 駆動モータ

Claims (5)

  1. 基板を水平姿勢で保持する基板保持手段と、
    所定の配列方向に並べられた複数の吐出口を該配列方向に交差する列設方向に複数列並べた複数の吐出口列を有するとともに、該複数の吐出口列から前記基板保持手段に保持された前記基板に向けて液滴を吐出する吐出手段と、
    前記吐出手段を前記基板に対向する位置と、該基板に対向する位置から離れた検査位置との間で移動させる吐出手段移動機構と、
    前記検査位置に配置された前記吐出手段の前記複数の吐出口から吐出された複数の液滴に向けて、予め定められた光存在面に沿って光を照射する光出射手段と、
    前記液滴が前記面状光を通過する際に発する輝点を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が出力する検査画像に基づいて各吐出口の吐出動作を判定する判定手段と、
    前記複数の吐出口列のうちの少なくとも1つの吐出口列に対応する吐出口から吐出された液滴を通過させることが可能なスリットが形成されると共に、該吐出口列以外の吐出口列から吐出された液滴を遮断するバットと、
    前記吐出口と前記光存在面との間で、前記バットと前記吐出手段との位置関係を前記列設方向に変更させる位置変更手段と、
    前記光出射手段、前記撮像手段、および前記位置変更手段を制御することにより、前記撮像手段により撮像される液滴の列を順次変更しつつ、前記判定手段により前記吐出口の動作判定を行わせる制御手段と、を備えた基板処理装置。
  2. 前記位置変更手段は、前記バットを前記吐出手段に対して移動させるバット移動手段である、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記吐出手段は、前記複数の吐出口から相互に分離した微小な液滴を連続的に吐出する装置である、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記光出射手段は、前記吐出口列の前記配列方向の長さ以上の幅に広がる面状の光を出射する、請求項1〜請求項3いずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記検査位置は前記吐出手段の吐出口を保護する待機ポットの上方に配置されている、請求項1〜請求項4いずれか一項に記載の基板処理装置。
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