JP2014197653A - 基板処理装置 - Google Patents

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Takao Chichibu
孝夫 秩父
幸英 茂野
Yukie Shigeno
幸英 茂野
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【課題】処理位置における吐出ヘッドの吐出動作の良否を判定する。【解決手段】基板処理装置1は、カップ部22の内側の処理位置において複数の吐出口から基板9に向けて処理液を吐出する吐出ヘッド31と、吐出ヘッド31の吐出動作を検査する吐出検査部5とを備える。吐出検査部5は、カップ部22の周囲に配置される光出射部51および撮像部52を備える。光出射部51は、予め定められた仮想面である光存在面に沿って、カップ部22の上部開口220を介してカップ部22の内側に向けて面状の光を出射する。撮像部52は、光存在面を通過する処理液をカップ部22の上部開口220を介して撮像することにより、処理液上に現れる輝点を含む検査画像を取得する。そして、当該検査画像に基づいて、処理位置における吐出ヘッド31の吐出動作の良否が精度良く判定される。【選択図】図1

Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置に関する。
従来より、半導体基板(以下、単に「基板」という。)の製造工程では、基板処理装置を用いて酸化膜等の絶縁膜を有する基板に対して様々な処理が施される。例えば、基板の表面に洗浄液を供給することにより、基板の表面上に付着したパーティクル等を除去する洗浄処理が行われる。
例えば、特許文献1の基板処理装置では、基板の上面において処理液の液滴が噴射される領域が、保護液の液膜により覆われる。吐出ヘッドの複数の吐出口から噴出された処理液の液滴は、保護液の液膜を介して基板に衝突する。これにより、基板の上面に付着しているパーティクル等が除去される。
特開2012−216777号公報
ところで、特許文献1のような装置では、吐出口が詰まって液滴の噴出が行われなかったり、吐出口から噴出される液滴が所定の吐出方向からずれて斜めに噴出されるといった吐出不良が、基板の処理中に生じる可能性がある。また、吐出ヘッドの待機位置にて液滴が正常に吐出されている場合であっても、吐出ヘッドが基板の上方へと移動する際に不具合が生じ、基板に対する処理を行う処理位置では、吐出動作に異常が生じるおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、処理位置における吐出ヘッドの吐出動作の良否を判定することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記カップ部の内側において前記基板保持部の上方に配置され、前記基板に向けて処理液を吐出する吐出ヘッドと、前記カップ部の外側に配置され、予め定められた光存在面に沿って前記カップ部の上部開口を介して前記カップ部の内側に向けて光を出射することにより、前記吐出ヘッドから吐出される処理液が前記光存在面を通過する際に前記処理液に光を照射する光出射部と、前記カップ部の外側に配置され、前記光存在面を通過する前記処理液を前記カップ部の前記上部開口を介して撮像することにより、前記処理液上に現れる輝点を含む検査画像を取得する撮像部と、前記検査画像に基づいて前記吐出ヘッドの吐出動作の良否を判定する判定部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記基板保持部の上方において前記吐出ヘッドを所定の移動経路に沿って水平方向に移動する供給部移動機構をさらに備え、前記吐出ヘッドが、前記処理液をそれぞれ吐出する複数の吐出口を有し、前記光出射部により、前記複数の吐出口から吐出される前記処理液である複数の飛翔体が前記光存在面を通過する際に前記複数の飛翔体に光が照射され、前記撮像部により、前記吐出ヘッドが前記移動経路上の複数の検査位置にそれぞれ位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体が撮像され、前記複数の飛翔体上に現れる複数の輝点をそれぞれ含む複数の検査画像が取得され、前記判定部により、前記複数の検査画像に基づいて前記複数の吐出口のそれぞれの吐出動作の良否が判定される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の基板処理装置であって、前記撮像部が、撮像素子と、前記吐出ヘッドが前記複数の検査位置にそれぞれ位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体にフォーカスを合わせるオートフォーカス機構とを備える。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の基板処理装置であって、前記撮像部が、前記吐出ヘッドが前記複数の検査位置のうち第1の位置に位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体を撮像する第1撮像部と、前記吐出ヘッドが前記複数の検査位置のうち第2の位置に位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体を撮像する第2撮像部とを備える。
請求項5に記載の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記光出射部の前記吐出ヘッドに対する相対位置が固定されており、前記供給部移動機構により、前記光出射部が前記吐出ヘッドと共に移動する。
請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記光存在面が、前記吐出方向に垂直な平面に対して傾斜している。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記基板保持部、前記カップ部、前記吐出ヘッド、前記光出射部および前記撮像部を内部空間に収容するとともに、外部から前記内部空間への光の入射を遮る遮光チャンバをさらに備える。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記吐出ヘッドによる前記基板に対する処理液の供給と並行して前記撮像部による前記検査画像の取得が行われる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の基板処理装置であって、前記判定部により前記吐出ヘッドの吐出動作が不良と判定された際に、前記吐出ヘッドからの処理液の吐出を停止する処理制御部をさらに備える。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記判定部により前記吐出ヘッドの吐出動作が不良と判定された際に、吐出不良の発生を記録する不良記録部をさらに備える。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記判定部により前記吐出ヘッドの吐出動作が不良と判定された際に、吐出不良の発生を通知する報知部をさらに備える。
本発明では、処理位置における吐出ヘッドの吐出動作の良否を判定することができる。
一の実施の形態に係る基板処理装置の正面図である。 基板処理装置の平面図である。 吐出ヘッドの底面図である。 吐出ヘッドの断面図である。 制御ユニットの機能を示すブロック図である。 吐出ヘッド、光出射部および撮像部の斜視図である。 光出射部および撮像部を示す投影図である。 基板処理装置の平面図である。 撮像部の構成を示す図である。 基板処理装置の他の構造を示す平面図である。 基板処理装置の他の構造を示す平面図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る基板処理装置1の正面図である。図2は、基板処理装置1の平面図である。図2では、基板処理装置1の向きを図1から変更している。基板処理装置1は、半導体基板9(以下、単に「基板9」という。)を1枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1では、基板9に対して処理液が供給されて所定の処理が行われる。本実施の形態では、処理液である洗浄液の液滴を基板9上に吐出することにより、基板9上からパーティクル等を除去する洗浄処理が行われる。基板処理装置1では、例えば、直径約20μmの液滴が、基板9に向けてスプレー状に吐出される。
図1および図2に示すように、基板処理装置1は、基板保持部21と、カップ部22と、基板回転機構23と、処理液供給部3と、供給部移動機構35と、保護液供給部36と、ヘッド待機部4と、吐出検査部5と、チャンバ6と、後述する制御ユニットとを備える。チャンバ6は、基板保持部21、カップ部22、基板回転機構23、処理液供給部3、供給部移動機構35、保護液供給部36、ヘッド待機部4および吐出検査部5等の構成を内部空間60に収容する。チャンバ6は、外部から内部空間60への光の入射を遮る遮光チャンバである。チャンバ6は、例えば、透光性を有さない不透明な材料により形成されてもよく、あるいは、透光性を有するチャンバ本体と、チャンバ本体の外面を覆う透光性を有さない遮光シートとを備える構造であってもよい。図1および図2では、チャンバ6を破線にて示し、チャンバ6の内部を図示している(図8,10,11においても同様)。
基板保持部21は、チャンバ6内において基板9の一方の主面91(以下、「上面91」という。)を上側に向けた状態で基板9を保持する。基板9の上面91には、回路パターン等の微細パターンが形成されている。カップ部22は、基板9および基板保持部21の周囲を囲む略円筒状の部材である。基板回転機構23は、基板保持部21の下方に配置される。基板回転機構23は、基板9の中心を通るとともに基板9の上面91に垂直な回転軸を中心として、基板9を基板保持部21と共に水平面内にて回転する。
処理液供給部3は、処理液を下方に向けて吐出する吐出ヘッド31と、吐出ヘッド31に接続される処理液配管32と、基板処理装置1の外部の処理液供給源から供給される処理液を処理液配管32を介して吐出ヘッド31に向けて圧送するポンプ33とを備える。処理液配管32は、吐出ヘッド31への処理液の供給を行う処理液供給配管318(図4参照)と、吐出ヘッド31からの処理液の回収を行う処理液回収配管319(図4参照)とを備える。
吐出ヘッド31は、カップ部22の内側において基板保持部21の上方に配置される。換言すれば、吐出ヘッド31の下面311(以下、「吐出面311」という。)は、カップ部22の上部開口220と、基板9の上面91との間に位置する。吐出ヘッド31は、後述する複数の吐出口から相互に分離した微小な液滴を連続的に吐出する装置である。吐出ヘッド31により、基板9の上面91に向けて処理液の微小液滴が吐出される。処理液としては、純水(好ましくは、脱イオン水(DIW:deionized water))、炭酸水、アンモニア水と過酸化水素水との混合液等の液体が利用される。吐出ヘッド31からの処理液の設計上の吐出方向は、上下方向(すなわち、重力方向)におよそ平行である。
図3は、吐出ヘッド31の吐出面311を示す底面図である。吐出ヘッド31の吐出面311には、複数の微細な吐出口314が設けられる。複数の吐出口314は、それぞれが図3中の左右方向に略直線状に延びる4つの吐出口列を備える。各吐出口列では、複数の吐出口314が所定の配列ピッチにて配列される。各吐出口314の直径は、およそ5μm〜10μmである。図3では、各吐出口314を実際よりも大きく、吐出口314の個数を実際よりも少なく描いている。
図4は、吐出ヘッド31を図3中のA−Aの位置にて切断した縦断面図である。吐出ヘッド31は、ヘッド本体部312と、圧電素子315とを備える。ヘッド本体部312の内部には、処理液を保持する空間である処理液保持部316が設けられる。処理液保持部316の一方の端部は、処理液供給配管318を介して吐出ヘッド31に処理液を供給する処理液供給源およびポンプ33に接続される。処理液保持部316の他方の端部は、処理液回収配管319を介して吐出ヘッド31からの処理液を回収する処理液回収部に接続される。当該処理液回収部は、基板処理装置1の外部に設けられる。ヘッド本体部312の外面の一部である下面は、上述の吐出面311である。圧電素子315は、ヘッド本体部312の上面に取り付けられる。圧電素子315により、ヘッド本体部312を介してヘッド本体部312内の処理液に振動が付与されることにより、複数の吐出口314のそれぞれから処理液の微小液滴が吐出される。
図1および図2に示すように、供給部移動機構35は、アーム351と、回転軸352と、ヘッド回転機構353と、ヘッド昇降機構354とを備える。アーム351は、回転軸352から水平方向に延びる。アーム351の先端部には、吐出ヘッド31が取り付けられる。ヘッド回転機構353は、吐出ヘッド31をアーム351と共に回転軸352を中心として水平方向に回転する。ヘッド昇降機構354は、吐出ヘッド31をアーム351と共に上下方向に移動する。ヘッド回転機構353は、例えば、電動モータを備える。ヘッド昇降機構354は、例えば、ボールねじ機構および電動モータを備える。
保護液供給部36は、吐出ヘッド31に直接的または間接的に固定され、保護液を斜め下方に向けて吐出する。図1および図2に示す例では、保護液供給部36はアーム351に取り付けられ、吐出ヘッド31に間接的に固定される。保護液としては、上述の処理液と同様に、純水(好ましくは、脱イオン水)、炭酸水、アンモニア水と過酸化水素水との混合液等の液体が利用される。保護液は処理液と同じ種類の液体でもよく、異なる種類の液体でもよい。
基板処理装置1では、保護液供給部36から基板9の上面91に向けて液柱状に吐出された保護液が、吐出ヘッド31の下方において基板9上に広がることにより、吐出ヘッド31の真下に所定の厚さの保護液の膜(以下、「保護液膜」という。)が形成される。保護液供給部36は、ヘッド回転機構353およびヘッド昇降機構354により、吐出ヘッド31と共に移動する。
吐出検査部5は、光出射部51と、撮像部52とを備える。光出射部51および撮像部52は、カップ部22の周囲に配置される。光出射部51および撮像部52は、カップ部22の外側において、カップ部22の上部開口220よりも上方に配置される。したがって、光出射部51および撮像部52は、カップ部22の内側に位置する吐出ヘッド31の斜め上方に位置する。
光出射部51は、光源と、当該光源からの光を略水平方向に延びる線状光に変換する光学系とを備える。光源としては、例えば、レーザダイオードやLED(light emitting diode)素子が利用される。光学系は、例えば、シリンダレンズやホログラフィック素子を含む。光出射部51は、予め定められた仮想面である光存在面に沿って、カップ部22の上部開口220を介してカップ部22の内側に向けて面状の光を出射する。撮像部52は、カップ部22の上部開口220を介してカップ部22の内部を撮像する。撮像部52としては、例えば、CCD(charge-coupled device)カメラが利用される。図1では、光出射部51の光軸J1、および、撮像部52の撮像軸J2を二点鎖線にて示す。
図5は、制御ユニット7の機能を示すブロック図である。図5では、制御ユニット7以外の構成も併せて描いている。制御ユニット7は、処理制御部71と、検査制御部72と、判定部75と、不良記録部77と、報知部78とを備える。判定部75、不良記録部77および報知部78は、上述の吐出検査部5の一部でもある。判定部75は、吐出ヘッド31の吐出動作の良否を判定し、その判定結果に基づいて、ハードディスク等の不良記録部77、および、モニタ等の報知部78を制御する。
図1および図2に示す基板処理装置1において基板9の処理が行われる際には、まず、チャンバ6の開閉可能な遮光扉(図示省略)が開放され、基板9がチャンバ6内に搬入されて基板保持部21により保持される。基板9の搬入時には、吐出ヘッド31は、図2に二点鎖線にて示すように、カップ部22の外側に配置されたヘッド待機部4上にて待機している。基板9が基板保持部21により保持されると、上記遮光扉が閉鎖される。そして、処理制御部71により基板回転機構23が駆動され、基板9の回転が開始される。
続いて、処理制御部71により供給部移動機構35のヘッド回転機構353およびヘッド昇降機構354が駆動され、吐出ヘッド31および保護液供給部36が、ヘッド待機部4上から上昇して回転し、カップ部22の上方へと移動した後に下降する。これにより、吐出ヘッド31および保護液供給部36が、カップ部22の上部開口220を介してカップ部22の内側かつ基板保持部21の上方へと移動する。吐出ヘッド31は、基板9の中央部の上方に位置する。以下の説明では、図1および図2に示す吐出ヘッド31の位置を「処理開始位置」という。
次に、保護液供給部36から基板9上への保護液の供給が開始され、基板9の上面91の一部を覆う保護液膜が形成される。また、吐出ヘッド31の複数の吐出口314(図3参照)から、保護液膜が形成された基板9の上面91に向けて処理液の吐出(すなわち、微小液滴の噴射)が開始される。保護液膜は、複数の吐出口314からの処理液の基板9上における設計上の複数の着液点(すなわち、微小液滴の着弾点)を覆う。基板処理装置1では、吐出ヘッド31による基板9に対する処理液の供給と並行して、吐出検査部5による吐出動作の検査が行われる。吐出検査部5による検査の詳細については後述する。
吐出ヘッド31から保護液膜に向けて噴射された多数の微小液滴は、基板9の上面91上の保護液膜に衝突し、保護液膜を介して基板9の上面91に間接的に衝突する。そして、基板9の上面91に付着しているパーティクル等の異物が、処理液の微小液滴の衝突による衝撃により基板9上から除去される。換言すれば、処理液の微小液滴により保護液膜を介して基板9に間接的に付与される運動エネルギーにより、基板9の上面91の洗浄処理が行われる。
このように、処理液の微小液滴が保護液膜を介して基板9に衝突することにより、微小液滴が直接的に基板に衝突する場合に比べて、基板9の上面91に形成されたパターン等にダメージを与えることを防止または抑制しつつ、基板9の洗浄処理を行うことができる。また、基板9上の洗浄処理が行われる部位が保護液により覆われているため、基板9上から除去されたパーティクル等が、基板9の上面91に再付着することを防止または抑制することができる。
基板処理装置1では、保護液および処理液の吐出と並行して、ヘッド回転機構353による吐出ヘッド31および保護液供給部36の回動が行われる。吐出ヘッド31および保護液供給部36は、回転中の基板9および基板保持部21の上方において、基板9の中央部の上方(すなわち、処理開始位置)と基板9の外縁部の上方との間を結ぶ所定の移動経路に沿って、水平方向に往復移動を繰り返す。これにより、基板9の上面91全体に対して洗浄処理が行われる。以下の説明では、基板9に対する処理が行われる際の吐出ヘッド31の移動経路を「処理経路」といい、処理経路上の各位置(上述の処理開始位置も含む。)を「処理位置」という。基板9の上面91に供給された保護液および処理液は、基板9の回転により、基板9のエッジから外側へと飛散する。基板9から飛散した保護液および処理液は、カップ部22により受けられて廃棄または回収される。
吐出ヘッド31からの処理液による所定の処理(すなわち、基板9の洗浄処理)が終了すると、保護液および処理液の吐出が停止される。吐出ヘッド31および保護液供給部36は、ヘッド昇降機構354によりカップ部22の上部開口220よりも上側まで上昇する。そして、ヘッド回転機構353により、基板保持部21および基板9の上方からヘッド待機部4の上方へと移動する。
上述のように、基板処理装置1では、基板9の洗浄処理と並行して、吐出ヘッド31の吐出動作の検査が行われる。図6は、吐出ヘッド31、並びに、吐出検査部5の光出射部51および撮像部52を示す斜視図である。図6では、カップ部22等の図示を省略する。また、図6では、光出射部51の光軸J1を一点鎖線にて描き、光出射部51から出射される面状の光の輪郭を、符号510を付す二点鎖線にて示す。
光出射部51から斜め下方に出射された面状光510は、カップ部22の上部開口220(図1参照)を介して、処理開始位置に位置する吐出ヘッド31の吐出面311の下方を通過する。吐出ヘッド31の複数の吐出口314(図3参照)から吐出される処理液である複数の飛翔体は、面状光510(すなわち、上述の光存在面)を通過する。複数の飛翔体が光存在面を通過する際には、光出射部51により複数の飛翔体に面状光510が照射される。面状光510は、吐出ヘッド31からの処理液の設計上の吐出方向(すなわち、複数の飛翔体の予め定められた所定の吐出方向)におよそ垂直である。厳密には、面状光510(すなわち、光存在面)は、複数の飛翔体の所定の吐出方向に垂直な平面に対して、僅かな角度(例えば、5°〜10°)だけ傾斜していることが好ましい。
撮像部52は、カップ部22の外側において、撮像軸J2を斜め下方に向けて配置される。撮像部52における撮像方向(すなわち、撮像軸J2が向く方向)は、複数の飛翔体の所定の吐出方向に垂直な平面に対して傾斜している。
図7は、光出射部51および撮像部52を示す投影図である。符号J4を付す一点鎖線は、撮像部52の撮像軸J2(図6参照)を、吐出ヘッド31からの処理液の設計上の吐出方向に垂直な投影面(すなわち、水平面)上に当該吐出方向に投影した投影撮像軸である。符号J3を付す一点鎖線は、光出射部51の光軸J1を、当該投影面上に吐出方向に投影した投影光軸である。投影撮像軸J4と投影光軸J3とは交点K1を有する。投影撮像軸J4の交点K1と撮像部52との間の部位と、投影光軸J3の交点K1と光出射部51との間の部位との成す角度αは、90°よりも大きい。
図6に示す撮像部52は、面状光510を通過する処理液である複数の飛翔体を、カップ部22の上部開口220を介して撮像することにより、複数の飛翔体上に現れる複数の輝点を含む検査画像を取得する。換言すれば、撮像部52により、上記複数の飛翔体の飛翔状態が観測される。吐出検査部5では、撮像部52による撮像結果から、1フレームの静止画が検査画像として抽出される。吐出ヘッド31による基板9に対する処理液の供給と並行して取得された検査画像は、撮像部52から判定部75(図5参照)に送られる。
判定部75では、撮像部52からの検査画像に基づいて、吐出ヘッド31における複数の吐出口314(図3参照)のそれぞれの吐出動作の良否が判定される。判定部75による判定は、例えば、吐出ヘッド31から正常に吐出された処理液上の複数の輝点を含む基準画像を予め準備しておき、当該基準画像と検査画像とを比較することにより行われる。基準画像上の輝点に対応する輝点が検査画像上に存在しない場合、あるいは、対応する輝点の位置が大きくずれている場合、判定部75では、検査画像上の当該輝点に対応する吐出口314からの処理液の吐出に異常が生じていると判定される。吐出動作の異常(すなわち、吐出不良)は、例えば、吐出口314から処理液が吐出されない不吐出や、吐出口314からの液滴が所定の吐出方向からずれて吐出される斜め吐出である。なお、判定部75による吐出ヘッド31の吐出動作の良否判定は、基準画像と検査画像との比較以外の様々な方法により行われてもよい。
図5に示す判定部75により吐出ヘッド31の吐出動作が不良と判定された際には、判定部75により報知部78が制御され、吐出不良の発生が作業者等に報知部78を通じて通知される。また、判定部75から不良記録部77へと吐出不良に係る様々な情報(例えば、吐出不良の検出日時や並行して行われていた基板処理の処理情報)が送られ、不良記録部77により吐出不良の発生情報として記録される。さらに、判定部75から処理制御部71へと吐出不良の発生が通知される。そして、処理制御部71により処理液供給部3が制御され、吐出ヘッド31からの処理液の吐出、および、保護液供給部36からの保護液の吐出が停止される。また、処理制御部71により基板回転機構23が制御され、基板9の回転が停止される。換言すれば、判定部75により吐出ヘッド31の吐出動作が不良と判定された際には、基板9に対する処理が停止される。その後、必要に応じて、図示省略のメンテナンス部により吐出ヘッド31のメンテナンスが行われたり、作業者による吐出ヘッド31の交換が行われる。
以上に説明したように、基板処理装置1では、カップ部22の内側の処理開始位置に位置する吐出ヘッド31から処理液が吐出され、光出射部51から当該処理液に面状光510が照射される。そして、撮像部52により、処理液上に現れる輝点を含む検査画像が取得され、判定部75により、当該検査画像に基づいて吐出ヘッド31の吐出動作の良否が判定される。これにより、処理開始位置における吐出ヘッド31の吐出動作の良否を精度良く判定することができる。
基板処理装置1では、撮像部52による検査画像の取得は、必ずしも吐出ヘッド31が処理開始位置に位置する状態で行われる必要はなく、吐出ヘッド31が上述の処理経路上の一の処理位置に位置する状態で行われてもよい。検査画像の取得が行われる際の吐出ヘッド31の位置を「検査位置」と呼ぶと、検査位置は、処理経路上に任意に設定された一の処理位置である。これにより、処理位置における吐出ヘッド31の吐出動作の良否を精度良く判定することができる。
上述のように、基板処理装置1では、吐出ヘッド31の吐出動作の良否を精度良く判定することができる。このため、基板処理装置1の構造は、検査画像に複数の輝点が含まれ、吐出動作の良否判定が比較的難しい吐出ヘッド、すなわち、処理液をそれぞれ吐出する複数の吐出口を有する吐出ヘッドの吐出動作の良否判定に特に適している。
基板処理装置1では、撮像部52による検査画像の取得が、吐出ヘッド31による基板9に対する処理液の供給と並行して行われる。これにより、基板9の処理中に吐出不良が発生した場合であっても、吐出不良の発生を迅速に検出することができる。また、吐出ヘッド31の吐出動作が不良と判定された際に、吐出ヘッド31からの処理液の吐出が停止されるため、処理不良の基板9の発生を抑制することができる。
さらに、基板処理装置1では、吐出不良の発生が報知部78により作業員等に報知されることにより、吐出ヘッド31のメンテナンスや交換を迅速に行うことができる。その結果、基板9に対する処理の停止から再開までの時間を短くすることができ、基板処理装置1の生産性を向上することができる。また、吐出不良の発生が不良記録部77に記録されるため、当該情報を利用して吐出不良の発生要因等の解析を容易とすることができる。
基板処理装置1では、吐出ヘッド31、光出射部51および撮像部52を内部空間60に収容するチャンバ6が、外部から内部空間60への光の入射を遮る遮光チャンバである。これにより、光出射部51からの面状光510以外の光が、基板9やカップ部22等にて反射して検査画像に含まれることを防止することができる。その結果、検査画像中の輝点を容易に判別することができ、吐出ヘッド31の吐出動作の良否を、さらに精度良く判定することができる。
吐出検査部5では、投影光軸J3と投影撮像軸J4との間の角度αが90°よりも大きい。このため、面状光510が照射された処理液からの前方散乱光を、撮像部52により十分に取り込むことができる。これにより、検査画像上における輝点が明るくなり、輝点を容易に抽出することが可能となる。その結果、吐出ヘッド31の吐出動作の良否を、より精度良く判定することができる。
また、吐出検査部5では、光存在面が、処理液の所定の吐出方向に垂直な平面に対して傾斜している。これにより、検査画像上において複数の輝点が互いに重なることを抑制することができる。その結果、複数の吐出口314における吐出動作の良否判定精度を、より一層向上することができる。また、吐出検査部5では、撮像部52における撮像方向が、吐出ヘッド31からの処理液の所定の吐出方向に垂直な平面に対して傾斜している。これにより、検査画像上において複数の輝点が互いに重なることをさらに抑制することができる。その結果、複数の吐出口314における吐出動作の良否判定精度をさらに向上することができる。
上記説明では、撮像部52による検査画像の取得は、吐出ヘッド31が処理経路上の1つの検査位置に位置する状態で行われるが、基板処理装置1では、吐出ヘッド31が処理経路上の複数の検査位置にそれぞれ位置する際に撮像部52による撮像が行われ、複数の検査画像が取得されてもよい。各検査画像には、上述の検査画像と同様に、処理液である複数の飛翔体上に現れる複数の輝点が含まれる。判定部75では、当該複数の検査画像に基づいて、複数の吐出口314のそれぞれの吐出動作の良否が判定される。
例えば、図8に示すように、吐出ヘッド31が、実線にて示す第1の検査位置に位置する際、および、二点鎖線にて示す第2の検査位置に位置する際に、撮像部52による検査画像の取得が行われる。第1の検査位置は、基板9の中央部の上方であり、第2の検査位置は、基板9の外縁部の上方である。光出射部51では、光源からの光が光学系により略水平方向に大きく拡げられ、光出射部51からの面状光510(図6参照)は、吐出ヘッド31がいずれの検査位置に位置する場合であっても、吐出ヘッド31からの処理液に照射される。また、吐出ヘッド31がいずれの検査位置に位置する場合であっても、面状光510による複数の飛翔体(処理液)上の輝点が含まれる検査画像が、撮像部52により取得される。基板処理装置1では、3以上の検査位置のそれぞれにおける検査画像が取得されてもよい。
複数の検査画像に基づく吐出動作の検査は、例えば、各検査位置について取得された基準画像が予め準備され、各検査位置において当該検査位置にて取得された検査画像が対応する基準画像と比較されることにより行われる。吐出不良の判断は、上述と同様であり、基準画像上の輝点に対応する輝点が検査画像上に存在しない場合、あるいは、対応する輝点の位置が大きくずれている場合、検査画像上の当該輝点に対応する吐出口314(図3参照)からの処理液の吐出に異常が生じていると判定される。
複数の検査画像では、撮像時における吐出ヘッド31と撮像部52との相対位置が互いに異なるため、仮に、一の検査画像において複数の輝点が重なって区別できない場合であっても、他の検査位置で取得した他の検査画像において、当該複数の輝点が離間して個々に検出可能となる。したがって、複数の検査画像に基づいて吐出動作の良否を判定することにより、複数の吐出口314における吐出動作の良否判定精度を、より一層向上することができる。
図8に示す例では、光出射部51および撮像部52をそれぞれ水平に回転させる光出射部回転機構および撮像部回転機構が設けられ、吐出ヘッド31の移動に合わせて光出射部51および撮像部52が回転してもよい。これにより、面状光510の幅や撮像部52の撮像範囲を大きくすることなく、吐出ヘッド31の位置に関わらず、吐出ヘッド31からの処理液に面状光510が照射され、処理液上の輝点を含む検査画像が取得される。
ところで、上述のように複数の検査位置にて検査画像を取得する場合、いずれかの検査位置において、処理液上の輝点が撮像部52の合焦範囲の外側に位置する可能性がある。そこで撮像部52では、図9に示すように、撮像素子521と、オートフォーカス機構522とが設けられることが好ましい。そして、オートフォーカス機構522により、吐出ヘッド31が複数の検査位置にそれぞれ位置する際に、面状光510(すなわち、光存在面)を通過する処理液である複数の飛翔体にフォーカスが合わせられる。これにより、複数の検査位置のそれぞれにおいて、処理液上の複数の輝点を高精度に撮像することができる。その結果、吐出ヘッド31の吐出動作の良否判定精度を、より一層向上することができる。
あるいは、撮像部52は、オートフォーカス機構に代えて、吐出ヘッド31の複数の検査位置にそれぞれ対応して配置される複数の撮像素子を備えていてもよい。例えば、撮像部52は、図10に示すように、上述の第1の検査位置に対応する第1撮像部523と、第2の検査位置に対応する第2撮像部524とを備え、第1撮像部523および第2撮像部524はそれぞれ撮像素子を備える。第1撮像部523は、吐出ヘッド31が第1の検査位置に位置する際に、光出射部51からの面状光510(光存在面)を通過する処理液である複数の飛翔体を撮像する。第1撮像部523により取得される検査画像では、複数の飛翔体上に現れる輝点の全てまたは大部分が、第1撮像部523の合焦範囲に位置する。第2撮像部524は、吐出ヘッド31が第2の検査位置に位置する際に、面状光510を通過する処理液である複数の飛翔体を撮像する。第2撮像部524により取得される検査画像では、複数の飛翔体上に現れる輝点の全てまたは大部分が、第2撮像部524の合焦範囲に位置する。
これにより、複数の検査位置のそれぞれにおいて、処理液上の複数の輝点を高精度に撮像することができる。そして、第1撮像部523および第2撮像部524により取得された複数の検査画像に基づいて吐出動作の良否を判定することにより、複数の吐出口314における吐出動作の良否判定精度を、さらに向上することができる。
吐出検査部5では、光出射部51が、例えば、図11に示すように、供給部移動機構35のアーム351に取り付けられ、供給部移動機構35により吐出ヘッド31と共に移動してもよい。換言すれば、光出射部51の吐出ヘッド31に対する相対位置が固定される。これにより、面状光510の幅を大きくすることなく、また、上述の光出射部回転機構を設けることなく、吐出ヘッド31の位置に関わらず、吐出ヘッド31からの処理液に同じ方向から面状光510を照射することができる。なお、光出射部51は、吐出ヘッド31に対する相対位置が固定されるのであれば、アーム351に直接的または間接的に固定されてもよく、アーム351以外の部位に直接的または間接的に固定されてもよい。
基板処理装置1では、様々な変更が可能である。
例えば、吐出ヘッド31の吐出動作の検査は、上述の処理位置にて行われるのであれば、必ずしも、吐出ヘッド31による基板9に対する処理と並行して行われる必要はなく、基板9に対する処理の開始直前に行われてもよい。また、基板9が基板保持部21により保持されていない状態で、吐出ヘッド31の吐出動作の検査が行われてもよい。
光出射部51では、必ずしも面状に光が出射される必要はなく、光存在面に沿って光出射部51から前方に直線状に延びる光が出射され、当該光がポリゴンミラー等の光走査手段により光存在面に沿って走査されてもよい。これにより、複数の吐出口314から吐出された処理液である複数の飛翔体が光存在面を通過する際に、当該複数の飛翔体に光が照射される。また、光存在面は、吐出ヘッド31からの処理液の設計上の吐出方向に垂直であってもよく、撮像部52における撮像方向は、当該設計上の吐出方向に垂直な平面に平行であってもよい。
撮像部52は、図11に示す例の光出射部51のように、アーム351等に直接的または間接的に取り付けられて吐出ヘッド31に対する相対位置が固定され、供給部移動機構35により吐出ヘッド31と共に移動してもよい。
吐出ヘッド31から吐出される処理液は、必ずしも、液滴状には限定されず、液柱状に連続する処理液が吐出ヘッド31から吐出されてもよい。基板処理装置1の構造は、吐出口が1つのみ設けられた吐出ヘッドを備える基板処理装置に適用されてもよい。
基板処理装置1は、基板9の洗浄以外の様々な処理に利用されてよい。また、基板処理装置1では、半導体基板以外に、液晶表示装置、プラズマディスプレイ、FED(field emission display)等の表示装置に使用されるガラス基板の処理に利用されてもよい。あるいは、基板処理装置1は、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板および太陽電池用基板等の処理に利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 基板処理装置
6 チャンバ
9 基板
21 基板保持部
22 カップ部
31 吐出ヘッド
35 供給部移動機構
51 光出射部
52 撮像部
60 内部空間
71 処理制御部
75 判定部
77 不良記録部
78 報知部
220 (カップ部の)上部開口
314 吐出口
510 面状光
521 撮像素子
522 オートフォーカス機構
523 第1撮像部
524 第2撮像部

Claims (11)

  1. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記カップ部の内側において前記基板保持部の上方に配置され、前記基板に向けて処理液を吐出する吐出ヘッドと、
    前記カップ部の外側に配置され、予め定められた光存在面に沿って前記カップ部の上部開口を介して前記カップ部の内側に向けて光を出射することにより、前記吐出ヘッドから吐出される処理液が前記光存在面を通過する際に前記処理液に光を照射する光出射部と、
    前記カップ部の外側に配置され、前記光存在面を通過する前記処理液を前記カップ部の前記上部開口を介して撮像することにより、前記処理液上に現れる輝点を含む検査画像を取得する撮像部と、
    前記検査画像に基づいて前記吐出ヘッドの吐出動作の良否を判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記基板保持部の上方において前記吐出ヘッドを所定の移動経路に沿って水平方向に移動する供給部移動機構をさらに備え、
    前記吐出ヘッドが、前記処理液をそれぞれ吐出する複数の吐出口を有し、
    前記光出射部により、前記複数の吐出口から吐出される前記処理液である複数の飛翔体が前記光存在面を通過する際に前記複数の飛翔体に光が照射され、
    前記撮像部により、前記吐出ヘッドが前記移動経路上の複数の検査位置にそれぞれ位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体が撮像され、前記複数の飛翔体上に現れる複数の輝点をそれぞれ含む複数の検査画像が取得され、
    前記判定部により、前記複数の検査画像に基づいて前記複数の吐出口のそれぞれの吐出動作の良否が判定されることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記撮像部が、
    撮像素子と、
    前記吐出ヘッドが前記複数の検査位置にそれぞれ位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体にフォーカスを合わせるオートフォーカス機構と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記撮像部が、
    前記吐出ヘッドが前記複数の検査位置のうち第1の位置に位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体を撮像する第1撮像部と、
    前記吐出ヘッドが前記複数の検査位置のうち第2の位置に位置する際に、前記光存在面を通過する前記複数の飛翔体を撮像する第2撮像部と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記光出射部の前記吐出ヘッドに対する相対位置が固定されており、
    前記供給部移動機構により、前記光出射部が前記吐出ヘッドと共に移動することを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記光存在面が、前記吐出方向に垂直な平面に対して傾斜していることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記基板保持部、前記カップ部、前記吐出ヘッド、前記光出射部および前記撮像部を内部空間に収容するとともに、外部から前記内部空間への光の入射を遮る遮光チャンバをさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記吐出ヘッドによる前記基板に対する処理液の供給と並行して前記撮像部による前記検査画像の取得が行われることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項8に記載の基板処理装置であって、
    前記判定部により前記吐出ヘッドの吐出動作が不良と判定された際に、前記吐出ヘッドからの処理液の吐出を停止する処理制御部をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記判定部により前記吐出ヘッドの吐出動作が不良と判定された際に、吐出不良の発生を記録する不良記録部をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記判定部により前記吐出ヘッドの吐出動作が不良と判定された際に、吐出不良の発生を通知する報知部をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
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