JP2015069132A - 放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法 - Google Patents

放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015069132A
JP2015069132A JP2013205196A JP2013205196A JP2015069132A JP 2015069132 A JP2015069132 A JP 2015069132A JP 2013205196 A JP2013205196 A JP 2013205196A JP 2013205196 A JP2013205196 A JP 2013205196A JP 2015069132 A JP2015069132 A JP 2015069132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation light
radiation image
intensity
scanning
image reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013205196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5921511B2 (ja
Inventor
石川 弘美
Hiromi Ishikawa
弘美 石川
大田 恭義
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
井上 知己
Tomoki Inoue
知己 井上
小倉 信彦
Nobuhiko Ogura
信彦 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2013205196A priority Critical patent/JP5921511B2/ja
Priority to EP14177079.2A priority patent/EP2853924A1/en
Priority to US14/340,834 priority patent/US9310492B2/en
Publication of JP2015069132A publication Critical patent/JP2015069132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5921511B2 publication Critical patent/JP5921511B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2012Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
    • G01T1/2014Reading out of stimulable sheets, e.g. latent image

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

【課題】高画質、かつ走査ムラが小さい、放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法を提供する。
【解決手段】放射線画像読取装置10では、蓄積性蛍光体シートIPから放射線画像情報を読み取るモードとして、高解像度モード(画素サイズ:25μm/画素)及び低解像度モード(画素サイズ100μm/画素)が設けられている。制御部20は、高解像度モードでは低解像度モードで放射線画像情報を読み取る場合よりも、励起光の強度を小さくしている。また、制御部20は、高解像度モードでは低解像度モードで放射線画像情報を読み取る場合よりも、走査速度を遅くしている。
【選択図】図10

Description

本発明は、放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法に係る。
蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)に放射線(X線、α線、β線、γ線、紫外線、電子線等)を照射すると、放射線のエネルギの一部が蓄積性蛍光体中に蓄積される。その後、蓄積性蛍光体にレーザ光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて蓄積性蛍光体が輝尽発光する。
一般に、蓄積性蛍光体を利用した放射線画像読取装置が医療用及び産業用非破壊検査等に用いられている。放射線画像読取装置では、溶接部分等の被写体の放射線画像の画像情報を一旦蓄積性蛍光体の層を有するシート(イメージプレート:蓄積性蛍光体シート)に記録し、蓄積性蛍光体シートIPを励起光で走査して発光させた輝尽発光光を光電的に読み取る。
例えば、特許文献1には、通常解像度用の蓄積性蛍光体シート及び高解像度用の蓄積性蛍光体シートを使用し、高解像度で読み取る場合は、蓄積性蛍光体シートの表面に励起光を照射するためのポリゴンミラーを低速で回転させ、低解像度で読み取る場合は、ポリゴンミラーを高速で回転させる放射線画像読取装置が記載されている。
一方、放射線画像に生じるムラ(走査ムラ)を除去することが求められている。特許文献2には、放射線画像のスジムラ(直線状のムラ)を除去する技術として、放射線画像読取装置により読み取った直線状のムラを有する元画像から、画像補正により直線状のムラを除去する技術が記載されている。
特開2004−163792号公報 特開2010−239480号公報
特許文献2に記載の技術では、画像補正により画像データ上でムラを除去するため、検査対象の部位を誤って消してしまう恐れがある。例えば、検査対象の部位が溶接部欠陥等の場合、欠陥が線状であるため、ムラとして補正されてしまう場合がある。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、高画質、かつ走査ムラが小さい、放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線画像読取装置は、放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに対して走査手段により励起光を走査し、励起光の照射を受けた蓄積性蛍光体シートから発生した輝尽発光光を光電的に読み取る読取手段と、読取手段に対して、第1の解像度で読み取る場合は、第1の走査速度、かつ第1の強度の励起光で読み取り、第1の解像度よりも高解像度である第2の解像度で読み取る場合は、第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度、かつ第1の強度よりも小さい第2の強度の励起光で読み取らせる制御を行う制御手段と、を備える。
本発明の放射線画像読取装置における蓄積性蛍光体シートの表面における励起光のビーム径は、解像度にかかわらず共通であり、第1の解像度の画素サイズは、励起光のビーム径サイズよりも大きく、第2の解像度の画素サイズは、励起光のビーム径サイズよりも小さい。
また、本発明の放射線画像読取装置における第2の強度は、蓄積性蛍光体シートの表面において2.0mW以上であることが好ましい。
また、本発明の放射線画像読取装置における蓄積性蛍光体シートの表面における第2の強度は、蓄積性蛍光体シートの表面における第1の強度の30%以下の強度であることが好ましい。
また、本発明の放射線画像読取装置では、励起光のビーム径サイズが30μm、第1の解像度の画素サイズが100μm、及び第2の解像度の画素サイズが25μmであることが好ましい。
本発明の放射線画像読取プログラムは、本発明の放射線画像読取装置の制御手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
本発明の放射線画像読取方法は、制御手段により、放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに対して走査手段により励起光を走査し、励起光の照射を受けた蓄積性蛍光体シートから発生した輝尽発光光を光電的に読み取る読取手段に対して、第1の解像度で読み取る場合は、第1の走査速度、かつ第1の強度の励起光で読み取り、第1の解像度よりも高解像度である第2の解像度で読み取る場合は、第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度、かつ第1の強度よりも小さい第2の強度の励起光で読み取らせる制御を行う工程を備える。
本発明によれば、高画質、かつ走査ムラを小さくすることができるという効果が得られる。
本実施の形態の蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像の画像情報を読み取る放射線画像読取装置10の概略構成を示す縦断面図である。 本実施の形態に係る励起光走査ユニットの構成の一例を示す平面図である。 本実施の形態に係る励起光走査ユニットの構成の一例を示す側面図である。 走査ムラを説明するための説明図であり、読み取った放射線画像に発生する走査ムラを表した概念図である。 走査ムラを説明するための説明図であり、図3Aの走査ムラが生じた放射線画像の副走査方向の画像濃度(QL値)を示した説明図である。 本実施の形態の放射線画像読取装置における、走査ムラの発生を抑制するための主要構成の概略図の一例である。 高解像度モード及び低解像度モードにおける励起光の強度と走査ムラ強度(QL値)との対応関係の一例を示すグラフである。 高解像度モードにおける励起光の強度と走査ムラとの対応関係の一例を示す説明図である。 低解像度モードにおける励起光の強度と走査ムラとの対応関係の一例を示す説明図である。 蓄積性蛍光体シートIP表面における励起光のビーム径と画素サイズとの対応関係を説明するための説明図であり、励起光のビーム径が画素サイズよりも大きい場合を示している。 蓄積性蛍光体シートIP表面における励起光のビーム径と画素サイズとの対応関係を説明するための説明図であり、励起光のビーム径が画素サイズよりも小さい場合を示している。 高解像度モードにおける励起光の強度と放射線画像のSN比との対応関係の一例を示しており、励起光の強度との対応関係の一例を示すグラフである。 高解像度モードにおける励起光の強度と放射線画像のSN比との対応関係の一例を示しており、励起光の強度とSN比との対応関係の一例を示す説明図である。 高解像度モードにおける励起光のビーム径と解像性との対応関係の一例を示すグラフである。 本実施の形態の放射線画像読取装置における高解像度モードの各条件と、低解像度モードにおける各条件とを示す説明図である。 本実施の形態の放射線画像読取装置の制御部で実行される読取制御処理の一例の流れを表すフローチャートである。
以下、各図面を参照して本実施の形態の一例について説明する。
まず、本実施の形態の放射線画像読取装置の概略構成について説明する。図1は、蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像の画像情報(以下、「放射線画像情報」という)を読み取る放射線画像読取装置10の概略構成を示す縦断面図である。本実施の形態の放射線画像読取装置10としては、例えば、産業用CR(コンピューテッドラジオグラフィ)システム等において、蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像情報を読み取る放射線画像読取装置が挙げられる。
図1に示すように、放射線画像読取装置10の外形を構成する筐体30の上部には、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネル32が設けられている。タッチパネル32の下方には、複数、例えば、4個のカセッテ34を着脱自在なカセッテ装填部36a〜36dが設けられている。
カセッテ34は、蓄積性蛍光体シートIPを収容する長方形のケース40と、ケース40の開口部42を開閉自在とする蓋体44と、を有する。
カセッテ装填部36a〜36dには、カセッテ34を載置するための支持台46が各々設けられる。また、カセッテ装填部36a〜36dには、筐体30の内部を遮光するためのシャッター部材48が開閉自在に各々配置される。また、カセッテ装填部36a〜36dには、カセッテ34の位置を固定するカセッテ位置固定機構(図示省略)と、カセッテ34の蓋体44を開閉させる蓋体開閉機構(図示省略)と、が組み込まれる。
さらに、カセッテ装填部36a〜36dの内部には、昇降枚葉部50が装着される。昇降枚葉部50は、カセッテ装填部36a〜36dの任意の1個に対応して配置され、任意のカセッテ34から蓄積性蛍光体シートIPを取り出す一方、読み取り消去後の蓄積性蛍光体シートIPをカセッテ34内に戻す機能を有する。昇降枚葉部50は、蓄積性蛍光体シートIPを一枚ごと搬送するためのローラを含むシート体枚葉機構52と、シート体枚葉機構52を上下方向(矢印A方向)に昇降自在な昇降機構54と、を備える。
昇降枚葉部50のシート体枚葉機構52には、蓄積性蛍光体シートIPを搬送するメイン搬送路60が連設される。メイン搬送路60は、昇降枚葉部50から下方向に延在した後、筐体30の下部において湾曲し、水平方向に延在して読取搬送路70に至る。なお、読取搬送路70を構成する第1ローラ対80及び第2ローラ対82は、蓄積性蛍光体シートIPを挟持して矢印Y方向に副走査搬送する。なお、本実施の形態の第1ローラ対80及び第2ローラ対82は、外周面がゴム製のローラを用いている。
読取搬送路70は、湾曲して上方向に延在した後、水平方向に延在する退避搬送路94に連続している。また、読取搬送路70と退避搬送路94との間には、消去搬送路96の一端が連続されている。消去搬送路96は、他端がメイン搬送路60に連続しており、退避搬送路94から搬送された蓄積性蛍光体シートIPをメイン搬送路60に供給する。
上方向に湾曲する読取搬送路70の内周側上部には、励起光走査ユニット64及び上部読取ユニット66が配設される。
図2A及び図2Bは、励起光走査ユニット64の構成の一例を示す構成図である。図2(A)は、励起光走査ユニット64の平面図を示しており、図2(B)は、励起光走査ユニット64の側面図を示している。
図2(A)及び図2(B)に示すように、励起光走査ユニット64は、光源12と、光源12から発せられた光ビームである励起光Lを発散光とするための発散レンズ系13と、を備える。励起光Lは発散レンズ系13によって発散光となる。光源12としては、例えば、レーザダイオード等が挙げられる。
励起光走査ユニット64は、発散レンズ系13により発散された励起光Lを蓄積性蛍光体シートIPの表面(走査面)に向けて反射偏向するための回転多面鏡14と、回転多面鏡14の後段に配され、励起光Lを蓄積性蛍光体シートIP上に結像する走査結像光学系に含まれる第1レンズ16、第2レンズ17と、励起光Lを蓄積性蛍光体シートIPに向けて反射するための反射ミラー18と、を備える。
励起光走査ユニット64によれば、光源12から出射された励起光Lは、発散レンズ系13により一旦、発散光とされた後、回転多面鏡14の外周面に設けられた偏向面により反射される。
回転多面鏡14の偏向面により反射された励起光Lは、第1レンズ16及び第2レンズ17を通過し、反射ミラー18により反射されて蓄積性蛍光体シートIP上に結像され、蓄積性蛍光体シートIP上を主走査方向に走査露光する。一方、蓄積性蛍光体シートIPは、駆動手段(図1参照)により、励起光Lが走査する主走査方向と交差する副走査方向に駆動されており、これにより、蓄積性蛍光体シートIPの表面が励起光Lにより走査される。励起光Lが照射された蓄積性蛍光体シートIPからは、放射線画像情報を含む輝尽発光光が出力される。
上部読取ユニット66は、集光ガイド84と、光電変換器86と、を備える。集光ガイド84は、下端部の入射面が第1ローラ対80及び第2ローラ対82間に近接して配置されるアクリル板等の透明体を含む。光電変換器86は、集光ガイド84の上端部の出射面に接続されるフォトマルチプライア等を含む。
また、集光ガイド84の入射面に近接して、輝尽発光光Rを入射面に効率的に導くため、集光ミラー88が配設される。光電変換器86は、集光ガイド84を介して導入された輝尽発光光を電気信号に変換する。
なお、本実施の形態では、図1に示すように、光電変換器86が、光入射部(光電面)以外の部分が磁気シールド材90で覆われている。磁気シールド材90としては、例えば、透磁率の高い材料が適しており、具体的には、パーマロイ、方向性ケイ素鋼板、鉄板(純鉄)等を用いることができるが、他の材料であっても良い。なお、磁気シールド材90としては、パーマロイが最も適している。
退避搬送路94と消去搬送路96との間には、放射線画像読取装置10の全体の制御を行う制御回路120と、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シートIPに残存する放射線エネルギを消去する消去ユニット122と、が配設される。消去ユニット122は、ケース124内に冷陰極蛍光管等からなる複数の消去光源126を収容している。
次に、放射線画像読取装置10による蓄積性蛍光体シートIPから放射線画像を読み取る読取動作の流れについて説明する。
本実施の形態では、放射線画像読取装置10における搬送方向が蓄積性蛍光体シートIP(蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像)の長手方向(図3(A)、矢印L1方向)に対応しており、副走査方向となっている。また、蓄積性蛍光体シートIPの長手方向と交差する方向(図3(A)、矢印W1方向)が、主走査方向となっている
蓄積性蛍光体シートIPを下側に向けてカセッテ34に収容し、そのカセッテ34をカセッテ装填部36a〜36dに装填する(図1参照)。
カセッテ装填部36a〜36dに装填されたカセッテ34は、カセッテ34の位置を固定する機構によってその位置が固定された後、カセッテ34の蓋体44が開かれ、昇降枚葉部50によって蓄積性蛍光体シートIPがカセッテ34から枚葉される。枚葉された蓄積性蛍光体シートIPは、メイン搬送路60によって搬送され、読取搬送路70に供給される。
読取搬送路70は、蓄積性蛍光体シートIPを第1および第2ローラ対80、82によって挟持し、矢印Y方向に副走査搬送する。
一方、読取搬送路70の上部に配設された励起光走査ユニット64は、光源12から出力された励起光Lを回転多面鏡14によって主走査方向に偏向し、蓄積性蛍光体シートIPの蓄積性蛍光体層(図示省略)を走査する。励起光Lが照射された蓄積性蛍光体シートIPの蓄積性蛍光体層は、放射線画像情報を含む輝尽発光光を出力する。
蓄積性蛍光体シートIPの蓄積性蛍光体層から出力された輝尽発光光は、上部読取ユニット66に備えられた集光ガイド84の入射面に直接入射し、あるいは、集光ミラー88によって反射されて入射面に入射した後、出射面から光電変換器86に導かれ、電気信号に変換される。
光電変換器86によって得られた放射線画像情報に係る電気信号は、制御回路92、及び有線または無線の通信回線等を介して外部装置等に転送される。
読み取りが終了した蓄積性蛍光体シートIPは、読取搬送路70から一旦、退避搬送路94に搬送された後、消去搬送路96に供給される。なお、読み取りが終了した蓄積性蛍光体シートIPを一旦、退避搬送路94に搬送する間、他の蓄積性蛍光体シートIPを読取搬送路70に供給し、並行して読取処理を行うことができる。
消去搬送路96に供給された蓄積性蛍光体シートIPには、消去ユニット122に備えられた消去光源126から消去光Qが蓄積性蛍光体層に照射され、蓄積性蛍光体層に残存する放射線画像情報が消去される。消去後の蓄積性蛍光体シートIPは、メイン搬送路60を介して昇降枚葉部50まで搬送された後、所望のカセッテ34に戻される。
放射線画像読取装置10により、蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像情報に基づく放射線画像に濃度変動によるムラ(走査ムラ)が生じる場合が有る。図3(A)及び図3(B)には、走査ムラを説明するための説明図を示す。図3(A)は、読み取った放射線画像に発生する走査ムラを表した概念図である。図3(B)は、図3(A)の走査ムラが生じた放射線画像の副走査方向の画像濃度(QL値)を示した説明図である。図3(A)及び図3(B)に示すように、走査ムラは、放射線画像の主走査方向に沿って発生する。走査ムラでは、画像濃度(QL値)が高くなる。
走査ムラの発生原因には、蓄積性蛍光体シートIPを副走査搬送するために用いられるモータ(図示省略)の回転速度変動、蓄積性蛍光体シートIPを搬送するために用いるローラ対80、82等の偏芯、ローラ対80、82へ蓄積性蛍光体シートIPが入る際の負荷変動、及びローラ対80、82から出る際の負荷変動等が挙げられる。
放射線画像に生じる走査ムラに対しては、例えば、産業用CRでは、画像をモニタ上で縮小や拡大したり、階調を極端に立てる等したりするため、厳しい要求がある。しかしながら、走査ムラを画像補正により画像データ上で除去した場合は、検査対象の部位を誤って消してしまう恐れがある。例えば、検査対象の部位が溶接部欠陥等の場合、欠陥が線状であるため、走査ムラとして画像補正されてしまう場合があり、最終的に得られる放射線画像から欠陥が除去されてしまう。
そこで、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、放射線画像情報を読み取る際に、走査ムラの発生を抑制する。具体的には、放射線画像読取装置10では、制御回路120において励起光走査ユニット64の駆動を制御して励起光のパワーを制御することにより、走査ムラの発生を抑制する。図4には、本実施の形態の放射線画像読取装置10における、走査ムラの発生を抑制するための主要構成の概略図の一例を示す。
図4に示すように、制御回路120は、制御部20、解像度設定部22、光源制御部24、モータ駆動回路26、及びI/F部28を備えている。制御部20、解像度設定部22、光源制御部24、モータ駆動回路26、及びI/F部28はバス29により各種情報の授受が可能に接続されている。
制御部20は、マイクロコンピュータによって構成されており、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びHDD(Hard Disc Drive)を備えている。本実施の形態の制御部20では、CPUが、ROMに記憶されているプログラムを実行することにより、詳細を後述する読取制御処理が実行される。なお、制御部20は、図4に示した構成に限らず、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やプログラマブルロジックデバイス等で実現されていてもよい。
解像度設定部22には、放射線画像を読み取る解像度が設定される。本実施の形態の放射線画像読取装置10では、放射線画像の読取の解像度として、高解像度モードと、低解像度モードと2つのモードが設けられている。高解像度モードは、低解像度モードよりも解像度が高く、具体的には、画素サイズが25μm/画素である。また、低解像度モードは、高解像度モードよりも解像度が低く、具体的には、画素サイズが100μm/画素であり、低解像度モードの方が、高解像度モードに比べて画素サイズが大きい。なお、画素サイズとは、主走査方向及び副走査方向ともに、蓄積性蛍光体シートIP上の走査幅を画素数で除算した値を意味する。また、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、高解像度モードの方が低解像度モードよりも読取速度が低速である。
放射線画像読取装置10の上部に設けられたタッチパネル32やI/F部28を介してユーザが解像度を指示した場合は、指示した解像度(高解像度モードまたは低解像度モード)が解像度設定部22に設定される。
光源制御部24は、励起光走査ユニット64の光源12を制御する機能を有している。本実施の形態では、制御部20により光源制御部24を制御することにより、光源12の励起光の強度(レーザパワー)を制御する。励起光の強度の制御方法は特に限定されず、例えば、光源12がレーザダイオードの場合は、駆動電流の電流値を制御するようにしてもよい。
モータ駆動回路26は、励起光走査ユニット64の回転多面鏡14を駆動(回転)する機能を有している。本実施の形態では、制御部20によりモータ駆動回路26を制御することにより、回転多面鏡14の回転速度を制御する。本実施の形態の放射線画像読取装置10では、蓄積性蛍光体シートIPの表面を副走査方向に走査する走査速度を制御して、放射線画像の読取速度(サンプリング速度)を制御する。具体的には、制御部20が、回転多面鏡14の回転速度を制御している。なお、本実施の形態では、回転多面鏡14の回転速度を回転数(r.p.m)で表す。回転数が多いほど、回転速度は速くなり走査速度も速くなる。一方、回転数が少ないほど、回転速度は遅くなり走査速度も遅くなる。I/F部28は、外部装置と情報の授受を行うためのインターフェースである。
高解像度モードにおける走査ムラの発生と低解像度モードにおける走査ムラの発生について説明する。図5(A)〜図5(C)には、高解像度モード及び低解像度モードにおける励起光の強度と走査ムラ強度(QL値)との対応関係の一例を示す。図5(A)は、高解像度モード及び低解像度モードにおける励起光の強度と走査ムラ強度(QL値)との対応関係の一例を示すグラフである。また、図5(B)は、高解像度モードにおける励起光の強度と走査ムラとの対応関係の一例を示す説明図である。また、図5(C)は、低解像度モードにおける励起光の強度と走査ムラとの対応関係の一例を示す説明図である。
なお、本実施の形態において用いられる蓄積性蛍光体シートIPは、輝尽性蛍光体がBaFX:Eu2+;X=Br及びI)のものを用いている。また、高解像モードの場合は、具体的一例として、富士フイルム(株)製、富士フイルムイメージングプレート工業用UR−1を用いている。また、低解像モードの場合は、具体的一例として、富士フイルム(株)製、富士フイルムイメージングプレート工業用ST−VIを用いている。
また、高解像度モードにおける読取条件は、画素サイズが25μm/画素、走査速度(読取速度)が0.7μsec/画素、励起光の波長が660nm、及び励起光の半値幅におけるビーム径が30μmである。また、低解像度モードにおける読取条件は、画素サイズが100μm/画素、走査速度(読取速度)が1.0μsec/画素、励起光の波長が660nm、及び励起光の半値幅におけるビーム径が30μmである。このように本実施の形態の放射線画像読取装置10では、励起光の波長及びビーム径は、高解像度モード及び低解像度モードに関わらず同様としている。なお、本実施の形態では、蓄積性蛍光体シートIP表面における励起光の半値幅で規定したビーム径を、「ビーム径」と記述している。
図5(A)〜図5(C)に示すように、高解像度モード及び低解像度モードのいずれにおいても、励起光の強度が強くなると、走査ムラの強度(QL値)は大きくなり、励起光の強度が小さいと、走査ムラの強度(QL値)は小さくなる。当該励起光の強度と走査ムラの強度との対応関係は蓄積性蛍光体シートIP特有の性質と考えられている。また、励起光の強度が同じ場合は、高解像度モードに比べて、低解像度モードの方が、走査ムラの強度(QL値)は小さい。
図5(A)〜図5(C)に示すように、走査ムラに関して、励起光の強度を同一とすると、励起光のビーム径が画素サイズよりも大きい場合の方が、励起光のビーム径が画素サイズよりも小さい場合よりも発生した走査ムラを視認しやすい傾向にあり、この原因の一例として、以下のことが挙げられる。
本実施の形態の放射線画像読取装置10では、励起光走査ユニット64から照射された励起光は、読取画素に応じて走査される。図6(A)及び図6(B)には、蓄積性蛍光体シートIP表面における励起光のビーム径と画素サイズとの対応関係を説明するための説明図を示す。図6(A)は、励起光のビーム径が画素サイズよりも大きい場合を示している。また、図6(B)は、励起光のビーム径が画素サイズよりも小さい場合を示している。
図6(A)に示すように、励起光のビーム径が画素サイズよりも大きい場合、蓄積性蛍光体シートIP表面では、n番目のライン(画素行)を読み取った際に照射された励起光と、n+1番目のライン(画素行)を読み取った際に照射された励起光とが重なり合い、走査ムラが生じ易くなる。一方、図6(B)に示すように、励起光のビーム径が画素サイズよりも小さい場合、蓄積性蛍光体シートIP表面では、n番目のライン(画素行)を読み取った際に照射された励起光と、n+1番目のライン(画素行)を読み取った際に照射された励起光とは重なり合わない。
励起光のビーム径が画素サイズよりも大きい場合は、図6(A)に示したように、重なり合う部分の蓄積性蛍光体シートIPでは、励起光が2度照射されることになるため、励起光のビーム径が画素サイズよりも小さい場合よりも走査ムラが視認しやすくなる。
一般的に、走査ムラの強度(QL値)は、10以下であれば、放射線画像上に走査ムラが発生していても視認しづらく、被写体像の読影に及ぼす影響が少ない走査ムラの強度(QL値)が10の場合における励起光の強度は、図5(A)に示したグラフから算出すると、高解像度モードは、9.7mW、低解像度モードは、32mWと求められる。低解像度モードの励起光の強度に対する高解像度モードの励起光の強度は、約30%となる。
従って、低解像度モードにおいて、例えば上述のように走査ムラの強度(QL値)が10以下等、走査ムラが問題となっていない場合は、低解像度モードの励起光の強度に対して高解像度モードの励起光の強度を30%以下とすれば、高解像度モードにおいても走査ムラの発生を抑制できる。
本実施の形態の放射線画像読取装置10では、制御部20がこのように高解像度モード及び低解像度モードにおける励起光の強度を制御することにより、走査ムラの発生を抑制することができる。なお、図5(A)〜図5(C)によれば、走査ムラの観点からは、励起光の強度は、2.0W以下であることが好ましい。
一方、励起光の強度が高いほど、SN比が高く、放射線画像の画質は高画質になる。図7(A)及び図7(B)には、高解像度モードにおける励起光の強度と放射線画像のSN比との対応関係の一例を示す。図7(A)は、励起光の強度との対応関係の一例を示すグラフである。また、図7(B)は、励起光の強度とSN比との対応関係の一例を示す説明図である。なお、図7(A)及び図7(B)において、高解像度モードにおける各条件は、上記と同様である。
ISO17636−2(溶接)に準拠した画質として、溶接の欠陥の検査のために用いる放射線画像のSN比は、80以上であることが好ましい。製造バラツキ等を加味すると、放射線画像のSN比は100以上であることがさらに好ましい。
放射線画像のSN比を100以上にするためには、図7(A)及び図7(B)より、励起光の強度として2.0mW以上が必要であることがわかる。なお、低解像度モードにおいても、励起光の強度が2.0mW以上であれば、高解像度モードと同様に、放射線画像のSN比は100以上になる。
なお、励起光の強度が大きくなると、SN比が向上する効果よりも、上述(図5(A)参照)のように、走査ムラの強度が大きくなることによる影響が大きくなるため、図7(A)及び図7(B)より励起光の強度の上限としては、9.7mW以下とすることが好ましい。
また、高解像度モードでは、解像性を高くするため、励起光のビーム径は、小さいほど好ましいが、ビーム径を小さくするためには、励起光走査ユニット64の走査結像光学系に含まれるレンズの数を増やす等の必要があり、高コスト化を招く。そのため、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、低コスト化のために高解像度モードでは、励起光のビーム径を画素サイズよりも大きくしている。ビーム径のサイズは、高解像度モードの解像性に応じて定めることにより高解像と低コスト化とを両立することができる。
図8には、高解像度モードにおける励起光のビーム径と解像性との対応関係の一例を示す。なお、図8において、高解像度モードにおける各条件は、励起光の強度を2.0mWとした、ビーム径を任意とした他は、上記と同様である。
一般に、産業用CRの解像性については、EN462−5で規定されるDuplex Wireと呼ばれる2本の針金で解像性能を計測することが求められている。溶接部の検査を行う場合では、DD13(50μmのワイヤを50μm開ける条件)で解像性が20%以上であることが要求されている。図8によれば、画素サイズが25μmの高解像度モードでは、ビーム径が36μm以下であれば、要求される20%以上の解像性を得ることができる。なお、これらのことから本実施の形態の放射線画像読取装置10では、ビーム径は解像度(モード)によらず30μm、高解像度モードにおける画素サイズを25μmとしている。
上述のことから、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、制御部20により、高解像度モードの場合は、低解像度モードに比べて励起光の強度を小さくする読取制御処理を行うことにより走査ムラの発生を抑制する。図9には、本実施の形態の放射線画像読取装置10における高解像度モードの各条件と、低解像度モードにおける各条件とを示す。なお、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、これらの各条件は、予め制御部20のHDDや、解像度設定部22に記憶されている。
図10には、本実施の形態の放射線画像読取装置10の制御部20で実行される読取制御処理の一例の流れを表すフローチャートを示す。図10に示した読取制御処理は、放射線画像情報の読み取りが指示された場合等、蓄積性蛍光体シートIPから放射線画像情報を読み取る場合に実行される。なお、図10に示した読取制御処理は、制御部20のCPUがROMに記憶されているプログラムを実行することにより実行される。
ステップS100では、制御部20は、解像度を取得する。解像度設定部22に解像度が設定されている場合は、高解像度モード及び低解像度モードのいずれかを取得する。なお、I/F部28等を介して解像度が指示された場合は、当該指示に基づいて解像度(高解像度モード及び低解像度モードのいずれか)を取得する。
次のステップS102では、制御部20は、高解像度モードであるか否か判断する。低解像度モードの場合、制御部20は、ステップS102からステップS106へ進む。ステップS106では、制御部20は、低解像度モードにおける走査速度(第1走査速度)及び励起光の強度(第1強度)を決定する。本実施の形態の制御部20は、図9に示すように、低解像度モードでは走査速度を1.0μsec/画素、励起光の強度を20mWと決定する。
一方、高解像度モードの場合は、ステップS102からステップS104へ進む。ステップS104では、制御部20は、高解像度モードにおける走査速度(第2走査速度)及び励起光の強度(第2強度)を決定する。本実施の形態の制御部20は、図9に示すように、高解像度モードでは走査速度を0.7μsec/画素、励起光の強度を2.0mWと決定する。すなわち、高解像度モードの場合は、低解像度モードよりも遅い走査速度に決定する(第2走査速度<第1走査速度)。また、高解像度モードの場合は、低解像度モードよりも小さい励起光の強度に決定する(第2強度<第1強度)。
ステップS104及びステップS106の次のステップS108では、制御部20は、決定した走査速度及び励起光の強度を指示した後、本読取制御処理を終了する。制御部20は、決定した走査速度をモータ駆動回路26に指示する。モータ駆動回路26は、当該指示に基づいて、回転多面鏡14を駆動(回転)させる。また、制御部20は、決定した励起光の強度を光源制御部24に指示する。光源制御部24は、当該指示に基づいて光源12の発光を制御する。
以上説明したように本実施形態の放射線画像読取装置10では、蓄積性蛍光体シートIPから放射線画像情報を読み取るモードとして、高解像度モード(画素サイズ:25μm/画素)及び低解像度モード(画素サイズ100μm/画素)が設けられている。制御部20は、高解像度モードでは低解像度モードで放射線画像情報を読み取る場合よりも、励起光の強度を小さくしている。また、制御部20は、高解像度モードでは低解像度モードで放射線画像情報を読み取る場合よりも、走査速度を遅くしている。具体的一例として、高解像度モードでは、回転多面鏡14の回転速度を812r.p.m、走査速度(読取速度)を0.7μsec、及び励起光の強度を2.0mWとしている。また、低解像度モードでは、回転多面鏡14の回転速度を2273r.p.m、走査速度(読取速度)を1.0μsec、及び励起光の強度を20mWとしている。
このように本実施の形態の放射線画像読取装置10では、高解像度モードと低解像度モードとで励起光の強度を切り替えており、また、高解像度モードの方が低解像度モードに比べて励起光の強度が小さいため、放射線画像に発生する走査ムラを抑制することができる。
従って、本実施の形態の放射線画像読取装置10によれば、走査ムラを画像補正により画像データ上で除去せずとも、放射線画像の走査ムラを抑制することができる。本実施の形態の放射線画像読取装置10によれば、走査ムラを画像補正により画像データ上で除去しなくてよいため、検査対象の部位を画像補整により誤って消してしまう恐れがない。
また、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、低解像度モードの励起光の強度に対して高解像度モードの励起光の強度を30%以下としているため、低解像度モードにおいても走査ムラの発生を適切に抑制できる。
また、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、高解像度モードにおける励起光の強度を2.0mWとしているため、走査ムラの発生を適切に抑制することができると共に、高いSN比を得ることができる。
また、本実施の形態の放射線画像読取装置10では、高解像度モードでは、画素サイズ<励起光のビーム径であり、低解像度モードでは、画素サイズ>励起光のビーム径としている。さらに、高解像度モードでは、画素サイズを25μm、ビーム径を30μmとしている。これにより、高解像度モードにおいて高解像と低コスト化との両立化を図ることができる。
なお、上記各実施の形態では、予め読取制御処理プログラムが放射線画像読取装置10の制御部20に記憶されている場合について説明したが、フレキシブルディスク、DVD(Digital Versatile Disk)、光磁気ディスク、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体や、外部装置等から取得して、記憶させてもよい。なお、本実施の形態では、読取制御処理をソフトウエア処理により実現しているが、ハードウエア資源により実現してもよい。
また、本実施の形態では、本発明の放射線は、特に限定されず、X線やγ線等を適用することができる。
また、本実施の形態で説明した放射線画像読取装置10、励起光走査ユニット64、上部読取ユニット66、及び制御回路120等の構成、動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
10 放射線画像読取装置
14 回転多面鏡
20 制御部
24 光源制御部
26 モータ駆動回路
64 励起光走査ユニット
66 上部読取ユニット
IP 蓄積性蛍光体シート

Claims (7)

  1. 放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに対して走査手段により励起光を走査し、励起光の照射を受けた前記蓄積性蛍光体シートから発生した輝尽発光光を光電的に読み取る読取手段と、
    前記読取手段に対して、第1の解像度で読み取る場合は、第1の走査速度、かつ第1の強度の励起光で読み取り、前記第1の解像度よりも高解像度である第2の解像度で読み取る場合は、前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度、かつ前記第1の強度よりも小さい第2の強度の励起光で読み取らせる制御を行う制御手段と、
    を備えた放射線画像読取装置。
  2. 前記蓄積性蛍光体シートの表面における励起光のビーム径は、解像度にかかわらず共通であり、前記第1の解像度の画素サイズは、前記励起光のビーム径サイズよりも大きく、前記第2の解像度の画素サイズは、前記励起光のビーム径サイズよりも小さい、
    請求項1に記載の放射線画像読取装置。
  3. 前記第2の強度は、前記蓄積性蛍光体シートの表面において2.0mW以上である、
    請求項1または請求項2に記載の放射線画像読取装置。
  4. 前記蓄積性蛍光体シートの表面における前記第2の強度は、前記蓄積性蛍光体シートの表面における前記第1の強度の30%以下の強度である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線画像読取装置。
  5. 前記励起光のビーム径サイズが30μm、前記第1の解像度の画素サイズが100μm、及び前記第2の解像度の画素サイズが25μmである、
    請求項4に記載の放射線画像読取装置。
  6. 前記請求項1から前記請求項5のいずれか1項に記載の放射線画像読取装置の制御手段としてコンピュータを機能させるための放射線画像読取プログラム。
  7. 制御手段により、放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに対して走査手段により励起光を走査し、励起光の照射を受けた前記蓄積性蛍光体シートから発生した輝尽発光光を光電的に読み取る読取手段に対して、第1の解像度で読み取る場合は、第1の走査速度、かつ第1の強度の励起光で読み取り、第1の解像度よりも高解像度である第2の解像度で読み取る場合は、前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度、かつ前記第1の強度よりも小さい第2の強度の励起光で読み取らせる制御を行う工程を備えた放射線画像読取方法。
JP2013205196A 2013-09-30 2013-09-30 放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法 Active JP5921511B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013205196A JP5921511B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法
EP14177079.2A EP2853924A1 (en) 2013-09-30 2014-07-15 Radiographic image reading device, radiographic image reading program, and radiographic image reading method
US14/340,834 US9310492B2 (en) 2013-09-30 2014-07-25 Radiographic image reading device, computer readable medium, and radiographic image reading method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013205196A JP5921511B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015069132A true JP2015069132A (ja) 2015-04-13
JP5921511B2 JP5921511B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=51178763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013205196A Active JP5921511B2 (ja) 2013-09-30 2013-09-30 放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9310492B2 (ja)
EP (1) EP2853924A1 (ja)
JP (1) JP5921511B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764218A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Fujitsu Ltd 放射線画像読取装置
JP2001313815A (ja) * 1999-03-23 2001-11-09 Fuji Photo Film Co Ltd 画像情報読取方法および装置
JP2002365748A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取方法および装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0391734A (ja) * 1989-09-04 1991-04-17 Eastman Kodatsuku Japan Kk 放射線画像読取装置
DE69213948T2 (de) * 1992-11-25 1997-04-03 Agfa Gevaert Nv Verfahren zur Wiedergabe eines Strahlungsbildes
US6343142B1 (en) * 1994-05-20 2002-01-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image analyzing apparatus
JP3394375B2 (ja) * 1995-12-01 2003-04-07 富士写真フイルム株式会社 放射線画像読取装置
US6314198B1 (en) * 1996-09-25 2001-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Radiographic, digital image processing system
US6365909B1 (en) * 1997-11-10 2002-04-02 Konica Corporation Radiographic image reading apparatus
US6580525B1 (en) * 1999-03-23 2003-06-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of and system reading out image signal
US6437359B1 (en) * 1999-11-19 2002-08-20 Eastman Kodak Company CR reader with vertical scanning
US6696698B2 (en) * 2000-06-29 2004-02-24 Essex Electro Engineers, Inc. Method and apparatus for radiographic imaging
US6969861B2 (en) * 2001-10-02 2005-11-29 Konica Corporation Cassette for radiographic imaging, radiographic image reading apparatus and radiographic image reading method
JP2004163792A (ja) 2002-11-15 2004-06-10 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取装置
EP1484707A3 (en) * 2003-06-03 2006-05-17 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Medical image system, and medical image processing method
GB2431536A (en) * 2005-10-18 2007-04-25 Intense Ltd Linear scanning head for computed radiography
US7148501B1 (en) * 2005-12-28 2006-12-12 Eastman Kodak Company Storage phosphor reader having frame vibration isolation and frame locking
US7446331B2 (en) * 2006-08-21 2008-11-04 Carestream Health, Inc. Apparatus for scanning stimulable phosphor medium
US7622730B2 (en) * 2006-12-18 2009-11-24 Carestream Health, Inc. Single sided dual scanning for computed radiography
US20090039288A1 (en) * 2006-12-18 2009-02-12 Kulpinski Robert W Single sided dual scanning for computed radiography
US7504648B2 (en) * 2007-04-27 2009-03-17 Carestream Health, Inc. Method and apparatus for determining focus of a scanning system
JP5010637B2 (ja) 2009-03-31 2012-08-29 富士フイルム株式会社 画像補正方法および画像補正装置
KR20120079333A (ko) * 2011-01-04 2012-07-12 삼성전자주식회사 화상독취장치 및 그 제어 방법

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764218A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Fujitsu Ltd 放射線画像読取装置
JP2001313815A (ja) * 1999-03-23 2001-11-09 Fuji Photo Film Co Ltd 画像情報読取方法および装置
JP2002365748A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5921511B2 (ja) 2016-05-24
EP2853924A1 (en) 2015-04-01
US9310492B2 (en) 2016-04-12
US20150090910A1 (en) 2015-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4059257B2 (ja) 放射線画像処理方法および放射線画像処理装置
JP3832109B2 (ja) 放射線画像処理装置
JP3700419B2 (ja) 放射線画像処理装置
JP5921511B2 (ja) 放射線画像読取装置、放射線画像読取プログラム、及び放射線画像読取方法
JP2002303947A (ja) 放射線画像記録読取方法および装置ならびに蓄積性蛍光体シート
JPH07191421A (ja) 蓄積性蛍光体シートの残留ノイズ検出方法および消去方法ならびにその装置
JP2006223891A (ja) 放射線画像処理装置
JP4241663B2 (ja) 画像読取装置
JP3765155B2 (ja) 放射線画像読取装置
JP2007121428A (ja) 消去装置及び消去方法
JP2007147584A (ja) 放射線画像変換パネルおよび放射線画像取得システム
JP4342994B2 (ja) 放射線画像記録読取装置並びに放射線画像記録用カセッテ
JP3030556B2 (ja) 放射線画像情報処理方法
JP3738851B2 (ja) 放射線画像読取りにおけるシェーディング補正方法
JP6362872B2 (ja) Ip読み取り装置及びx線診断装置
JP2004163792A (ja) 放射線画像読取装置
JP2001033902A (ja) 消去レベル決定方法および装置
JP2005072448A (ja) 半導体レーザ装置および放射線画像情報読取装置
JP2004163539A (ja) 放射線画像情報読取装置
JP2005303448A (ja) 放射線画像処理装置、放射線画像読取装置、放射線画像処理方法及び放射線画像読取方法
JP2005055654A (ja) 放射線画像読取装置、その読取感度調整方法及びプログラム
JP2007218719A (ja) 位置検出用マーカ、この位置検出用マーカを備えた放射線画像変換パネルおよびこれを用いる放射線画像取得システム
JP2005257620A (ja) 放射線画像変換パネル、カセッテ及び画像読取装置
JPH11284813A (ja) 放射線画像読取装置
JP2005266526A (ja) 放射線画像情報記録読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5921511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250