JP2015068103A - 竪樋用継手 - Google Patents

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Shintaro Ohashi
晋太郎 大橋
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Abstract

【課題】雨量にかかわらずスムーズな排水を行うことができるものとする。【解決手段】両端が開口する筒状であるとともに両端が夫々竪樋2との接続部11,12となっており、その内周面には内周方向への突出量が軸方向中央部で最も大きく、両端に向かうにつれて内周方向への突出量が漸次小さくなるスロート部14を備えている【選択図】図1

Description

本発明は、竪樋の接続に用いられる竪樋用継手に関するものである。
住宅における雨樋は、一般に、屋根から流れ落ちる雨水を受ける軒樋と、集水器や呼び樋を介して軒樋に繋げられる竪樋とで構成されるが、近年、デザイン上の観点から、細めの軒樋及び竪樋が用いられることが多い。
しかし、細めの雨樋であると、大雨の時には排水しきれずに溢れてしまうことが生じる。
このために、サイフォンの原理を利用して単位時間当たりの排水量を増加させることで、細めの雨樋でも大雨時の雨水を好適に排水できるようにしたものが提案されている(特許文献1)。
これは竪樋を上下に接続するための竪樋用継手の内周面に、弾性を有する張出板を設けて、この張出板の中央部に、竪樋の内径よりも小さい内径の開口部を設けたものである。
流路面積を減少させるオリフィスを構成する上記張出板は、一定流量以上の雨水が竪樋に流入した際、抵抗となってその上方に雨水の滞留を生じさせる。そして滞留した雨水から作用する圧力(雨水の自重)がオリフィスによる抵抗力を上回れば、滞留した雨水がオリフィスを急激に流下することでオリフィスの下方側に負圧を生じさせる。この結果、オリフィスを流下する雨水の流速が増加するとともに、滞留した雨水は引っ張られて流下することになるために、単位時間当たりの流量が増大する。
しかし、雨量によっては、滞留した雨水が勢いよく流下する状態が間欠的に生じるために、雨水の流れが脈流となり、耳障りな騒音を生じることがある。
特開2012−144870号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、雨量にかかわらずスムーズな排水を行うことができる竪樋用継手を提供することを課題とする。
本発明にかかる竪樋用継手は、両端が開口する筒状であるとともに両端が夫々竪樋との接続部となっており、その内周面には内周方向への突出量が軸方向中央部で最も大きく、両端に向かうにつれて内周方向への突出量が漸次小さくなるスロート部を備えていることに特徴を有している。
上記スロート部は、複数の軸方向溝によって周方向において複数の片に分断されていてもよく、更には上記各片は、軸方向両端ほど細く且つ内周側ほど細くなっていることが好ましい。
本発明によれば、雨水の量がさほど多くない時にはスロート部がベンチュリとして機能して流速を早めるものであり、流路面積が小さくなっているスロート部の抵抗で上流側に雨水が滞留した時には、サイフォン効果を誘発して雨水を引っ張って流下させることができる。しかも、ベンチュリ効果で流速を増加させた時の流量は、サイフォン効果で増大した大流量時の流量との差が小さく、脈流の変化を小さくすることができる。このために雨量にかかわらずスムーズな排水を行うことができるとともに、脈流による騒音も抑えることができる。
本発明の一実施例の破断正面図である。 (a)は同上の斜視図、(b)は破断斜視図である。 同上の他例の平面図である。 別の実施例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は破断斜視図である。 同上の平面図である。
以下、本発明を図示実施例に基づいて詳述すると、図1及び図2に示すように、両端が開口する円筒状の継手1は、その軸方向中央部の外周面に鍔部10を有している。この鍔部10の両端側の外周面が、夫々竪樋2,2の内周側に嵌り込んで竪樋2と接続される接続部11,12となっている。
継手1の内周面は、軸方向両端縁がテーパーエッジ13,13となっており、両テーパーエッジ13,13間は、内周方向への突出量が軸方向中央部で最も大きく、両端に向かうにつれて内周方向への突出量が漸次小さくなるスロート部14となっている。竪樋2における流路面積よりも、継手1におけるスロート部14の流路面積が小さいために、スロート部はベンチュリとして機能することになる。
継手1の両端に竪樋2,2を接続し、雨水を竪樋2に流した時、雨水は竪樋2の内周面に沿って流下し、継手1のスロート部14ではスロート部の膨らみに沿って流れる。この雨水の量が多くなれば、スロート部14を通過する時に流路面積が狭くなっていることから、スロート部14がベンチュリとして機能し、雨水の流速を早める。
そして流下する雨水の量が更に多くなって、流路面積の減少による抵抗のために、スロート部14の上方に雨水が滞留し、その量が多くなって上記抵抗に滞留雨水の自重が勝れば、滞留雨水はスロート部14を一気に流下するとともに、竪樋2から継手1に流れる雨水を引き込むために、サイフォン効果を得ることができる。従って、雨水はスロート部14が存在していない場合に比して、単位時間当たりの流量が多くなる。
また、スロート部14より上方側に雨水が滞留する状態でなくなっても、ベンチュリとして機能するスロート部14は雨水の流速を早めて下流側に流すために、継手1よりも下流側における雨水の流れに脈流が生じるものの、その流量変化は前記従来例の場合に比して、小さく、脈流による騒音の発生も少ない。
スロート部14は竪樋2や継手1の外周面と同心であるものを好適に用いることができるが、図3に示すように、外周面に対して偏心した状態で設けられていてもよい。
図4及び図5に他の実施例を示す。これは上記実施例におけるスロート部14を、複数の軸方向溝15によって周方向において複数の片に分断したものを示している。なお、スロート部14の各片は、軸方向両端ほど細く且つ内周側ほど細くなっている。
この場合、上記の片の形状が軸方向両端ほど漸次細くなっているために、ベンチュリとしての効果が、スロート部14の内周側だけでなく、各片の両側面においても得ることができる。このために、ベンチュリとしての効果を利用して流速を早めて流す雨水の量を多くすることができるために、スロート部14上に滞留した雨水をサイフォン効果を利用して流す時と、ベンチュリ効果を利用して流す時の流量差を更に小さくすることができる。
脈流の流量変化を前記実施例のものよりも小さくすることができることから、よりスムーズな排水を行うことができる。
なお、この継手1は、できるだけ軒樋に近いところに配置することが好ましい。このために、軒樋から集水器、エルボ、呼び樋、エルボ、竪樋の順に接続される場合、エルボと竪樋との間に配置してもよい。集水器に竪樋を直に接続する場合は、集水器と竪樋との間に配置してもよい。つまりは上流側の接続部11を竪樋2にではなく、エルボや集水器に接続するのである。このために、接続部11の接続相手は竪樋に限定されるものではない。
また、上流側の接続部11は、竪樋2(あるいはエルボや集水器)内に差し込まれる形で接続されることが好ましい。テーパーエッジ13や流路面積が緩やかに変換するスロート部14による雨水の流れを円滑なものとすることができる。また、接続部12も下流側の竪樋2内に差し込まれて接続されるものとすることで、継手1の存在を目立たなくすることができる。
1 継手
2 竪樋
10 鍔部
11 接続部
12 接続部
13 テーパーエッジ
14 スロート部

Claims (3)

  1. 両端が開口する筒状であるとともに両端が夫々竪樋との接続部となっており、その内周面には内周方向への突出量が軸方向中央部で最も大きく、両端に向かうにつれて内周方向への突出量が漸次小さくなるスロート部を備えていることを特徴とする竪樋用継手。
  2. 上記スロート部は、複数の軸方向溝によって周方向において複数の片に分断されていることを特徴とする請求項1記載の竪樋用継手。
  3. 上記各片は、軸方向両端ほど細く且つ内周側ほど細くなっていることを特徴とする請求項2記載の竪樋用継手。
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