JP2015066959A - ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパ反転位置に雪塊が成長することを抑制したワイパ装置を提供する。
【解決手段】車両1のフロントガラス10を払拭するワイパ装置を、ワイパアーム200に取り付けられ所定の払拭範囲内を往復して払拭するとともに、一方の反転位置がフロントガラスの側端部に設けられたピラー20に隣接して配置されるブレード210と、ブレードがピラー側に進行する際にピラーに沿って成長する雪塊からの反力が入力される反力入力部322と、反力入力部への入力に応じてワイパアームをフロントガラスから離間する方向へ駆動するワイパアーム駆動手段300とを備える構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車等の車両のフロントガラスを払拭するワイパ装置に関し、特にワイパ反転位置に雪塊が成長することを抑制したものに関する。
自動車等の車両のフロントガラスには、ゴム製のブレードによって雨水や雪等を払拭するワイパ装置が設けられる。
ワイパ装置は、ワイパモータによって駆動され回転軸回りに揺動するワイパアームの先端部に、ブレードを取付けて構成されている。
ここで、ブレードの一方の反転位置がフロントガラスの側端部に沿って設けられたAピラーの近傍に配置されている場合、ブレードによって払拭された雪がAピラーに沿った雪塊として成長する場合がある。
この雪塊が過度に成長すると、視界の妨げになるとともに、ブレードの動作を阻害することになる。
このようなワイパ装置に関する従来技術として、例えば特許文献1には、霜、雪、氷等の払拭効率を高めるため、主ブレードに隣接してガラスから当接離反するよう可動する副ブレードを設けることが記載されている。
また、特許文献2には、ブレードの弾性反力を利用して、ガラス面に土、埃等を掻き上げ、吐き出すようにしたことが記載されている。
また、特許文献3には、ブレードの上部からピラー側にかけて庇状のカバーを設定し、レバーアッセンブリへの雪の付着を抑制することが記載されている。
また、特許文献4、5には、ピラーとフロントガラスとの境界部に、所定の斜面を有するピラーカバー(モールディング)を設定することが記載されている。
特許第3964895号 特開2006−151164号公報 特開2006−232078号公報 実開昭63− 64516号公報 実開平 4− 70550号公報
近年、雨天時等のフロントガラスの排水性を向上させるため、Aピラーからフロントガラスの側部に庇状に張り出したピラーカバーを設けて、ピラーカバーの内部に水を導入して排水することが提案されている。
しかし、このような庇状のピラーカバーを設けた場合、降雪時には庇状の部分に雪が溜まることによって雪塊が成長しやすくなり、特許文献1乃至3に記載されたような技術をもってしても、雪塊の成長を抑制することは困難である。
また、特許文献4、5のようにピラーカバーに斜面を形成した場合には、このような斜面を設けない場合に対してワイパの反転位置がガラス中央側となるため、拭き残しによる視界悪化が懸念され、また、ピラーカバーの排水性の確保にも問題が生じる。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、ワイパ反転位置に雪塊が成長することを抑制したワイパ装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、車両のフロントガラスを払拭するワイパ装置であって、ワイパアームに取り付けられ所定の払拭範囲内を往復して払拭するとともに、一方の反転位置がフロントガラスの側端部に設けられたピラーに隣接して配置されるブレードと、前記ブレードが前記ピラー側に進行する際に前記ピラーに沿って成長する雪塊からの反力が入力される反力入力部と、前記反力入力部への入力に応じて前記ワイパアームを前記フロントガラスから離間する方向へ駆動するワイパアーム駆動手段とを備えることを特徴とするワイパ装置である。
これによれば、ワイパが払拭した雪がピラーに沿って固まって雪塊が形成された際に、ブレードがピラーに接近して雪塊に干渉すると、雪塊からの反力が反力入力部に伝達され、ブレード駆動手段はブレードをフロントガラスから離間させる方向に駆動する。
これによって、ブレードは一旦フロントガラスから浮き上がって雪塊に乗り上げ、フロントガラスの表面に再接触する際に雪塊を粉砕する機能を発揮する。
その結果、雪塊は粉砕されつつピラー側へ押しのけられてフロントガラス上から除去され、視界が改善する。
請求項2に係る発明は、前記反力入力部は、前記ワイパアームに対して前記反力の入力方向にほぼ沿って相対変位可能に取り付けられ、前記ワイパアーム駆動手段は、前記反力入力部が前記ワイパアームに対して相対変位した際に所定の回転軸回りに回動して前記フロントガラスの表面を押圧するカム機構を有することを特徴とする請求項1に記載のワイパ装置である。
これによれば、上述した効果を簡単な機構によって確実に得ることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、ワイパ反転位置に雪塊が成長することを抑制したワイパ装置を提供することができる。
本発明を適用したワイパ装置の実施例を有する車両の車体前半部の模式的側面図である。 図1のII部矢視断面図であって、Aピラー部の基本断面を示す図である。 実施例のワイパ装置における助手席側ワイパアームを車外側から見た外観図である。 図3のIV−IV部矢視断面図(図2のIV部拡大図)である。 実施例のワイパ装置におけるワイパアーム駆動機構の動作を示す図である。
本発明は、ワイパ反転位置に雪塊が成長することを抑制したワイパ装置を提供する課題を、ワイパアームがAピラー近傍の反転位置付近において雪塊と干渉した際に、ワイパアームをフロントガラスから浮き上がらせ、雪塊に乗り上げる方向に駆動するワイパアーム駆動手段を設けることによって解決した。
以下、本発明を適用したワイパ装置の実施例について説明する。
図1は、実施例のワイパ装置を有する車両の車体前半部の模式的側面図である。
図2は、図1のII部矢視断面図であって、Aピラー部の基本断面を示す図である。
車両1は、キャビン2の前部にエンジンルーム3を有する、いわゆる2ボックス又は3ボックス型の乗用車である。
キャビン2は、フロントガラス10、Aピラー20、ルーフ30、フロントドア40、Aピラーカバー100、ワイパアーム200等を備えている。
フロントガラス10は、キャビン2の前部に設けられている。
フロントガラス10は、正面から見た平面形が実質的に矩形状に形成されるとともに、車幅方向における中央部が前方側に張り出すよう2次元曲面状に湾曲して形成されている。
フロントガラス10は、2枚のガラスを中間層となる樹脂フィルムを挟んで接着した合わせガラスとなっている。
フロントガラス10の下端部は、エンジンルーム3上部のフード後端部に隣接して配置されている。
Aピラー20は、フロントガラス10の左右側端部に沿って配置された柱状の部材である。
フロントガラス10の側端部は、Aピラー20に接着材Bによって固定されている。
Aピラー20は、上端部が下端部に対して後退するように後傾して配置されている。
図2に示すように、Aピラー20は、第1インナパネル21、第2インナパネル22、アウタパネル23、インナトリム24等を有して構成されている。
第1インナパネル21、第2インナパネル22、アウタパネル23は、それぞれ例えば鋼板をプレス加工して形成されている。
第1インナパネル21、第2インナパネル22は、中空閉断面を形成するようモナカ状に閉じ合わされ、Aピラー20の本体部を構成する部材である。
第1インナパネル21と第2インナパネル22とは、フロントガラス10の側端部における裏面(車室内側の面)近傍、及び、ドアサッシュ43と隣接する箇所にそれぞれ設けられたフランジ部を、スポット溶接等によって接合されている。
アウタパネル23は、第1インナパネル21の外表面にほぼ沿って配置されたパネルである。
アウタパネル23の外側には、後述するAピラーカバー100が設けられる。
インナトリム24は、例えばPP等の樹脂系材料によって形成された内装部材であって、第2インナパネル22の車室内側の面部を被覆するとともに、衝突時における乗員頭部保護を図るものである。
ルーフ30は、キャビン2の天井を構成する部分であって、枠体状のフレーム上にルーフパネルを接合するとともに、下面部にルーフトリムを設けて構成されている。
ルーフ30は、フロントガラス10の上端部から車両後方側へ延びて配置されている。
フロントドア40は、キャビン2の前半部における側部に設けられ乗員が乗降する扉である。
フロントドア40は、前端部に設けられたヒンジ回りに揺動して開閉される。
フロントドア40は、本体部41、ドアガラス42、サッシュ43等を有して構成されている。
本体部41は、窓肩部よりも下側の領域であって、例えば鋼板をプレス成型して形成されたアウタパネル、インナパネルを接合することによって中空に形成されている。
本体部41の内部には、図示しないドアビームや、ドアガラス42の昇降機構、ロック機構等が設けられている。
ドアガラス42は、本体部41の上方に突き出して配置されるとともに、本体部41の内部に引き込まれることによって昇降可能となっている。
ドアガラス42は、全閉時(上昇時)において、前端部がAピラー20に沿って配置されるとともに、上端部がルーフ30の側端部に沿って配置されている。
サッシュ43は、上昇時におけるドアガラス42の前端部、上端部、後端部に沿って配置され、ドアガラス42の端部を保持する枠状の部材である。
サッシュ43は、例えば鋼板をロール成形することによって形成されている。
また、図2に示すように、サッシュ43とドアガラス42の端部との間、及び、サッシュ43とAピラー20との間には、雨水等の浸入を防止するゴム製のシール材であるウェザーストリップ44,45,46が設けられている。
Aピラーカバー100は、Aピラー20の車室外側の面部を実質的に全面的に覆うように配置された外装部材である。
Aピラーカバー100は、例えばPP等の樹脂系材料をインジェクション成形することによって形成されている。
図2に示すように、Aピラーカバー100は、本体部110、庇状部120、隔壁部130等を一体に形成している。
本体部110は、Aピラー20のアウタパネル23の車室外側の面部にほぼ沿って配置された面部である。
本体部110は、車室外側が凸となるように湾曲して形成されるとともに、Aピラー20のアウタパネル23とは間隔を隔てて対向して配置されている。
本体部110とAピラー20との間には、空間部S2が形成される。
空間部S2は、Aピラー20の長手方向にわたって連通している。
本体部110の車幅方向外側(車両後方側)の端部には、Aピラー20側に突出した突出面部111が形成されている。
突出面部111の突端部は、Aピラー20のアウタパネル23に実質的に当接している。
突出面部111は、フロントドア40を閉じた際におけるサッシュ43の上部に隣接して配置され、ウェザーストリップ45のリップ部が当接するようになっている。
庇状部120は、本体部110の車幅方向内側(車両前方側)の端部に設けられ、突端部がフロントガラス10側端部の表面側にラップするように配置された面部である。
庇状部120の突端部は、フロントガラス10の表面に対して車両前方側に張り出すようにして配置され、フロントガラス10の表面と間隔を隔てて対向している。
隔壁部130は、本体部110の内面(Aピラー20と対向する面)から突出して形成された面部である。隔壁部130の先端部131は、車幅方向内側へ突出するよう他部に対して屈曲して形成されている。
先端部131は、Aピラー20のアウタパネル23と隣接するとともに、フロントガラス10の側端部に対して車室内側に配置されている。
上記構成によって、フロントガラス10の側端部近傍には、庇状部120、隔壁部130及びその先端部131によって仕切られた空間部S1が形成される。
空間部S1はAピラー20の長手方向にわたって延在している。
ワイパアーム200は、フロントガラス10の表面を払拭するワイパ装置に設けられ、フロントガラス10の下部に設けられた中心軸回りに揺動し、ブレードが扇形の払拭領域を払拭するよう往復するものである。
ワイパアーム200は、ブレード210を備えている。
ブレード210は、例えばゴム等の弾性を有する材料で形成され、フロントガラス10の表面と当接して水等を払拭するリップ部を備えている。
ブレード210は、後述するワイパアーム駆動機構300を介して、ワイパアーム200に取り付けられている。
ブレード210がAピラー20側へ進行して雨水等を搬送した場合、フロントガラス10の表面上を車幅方向外側へ流れる水Wは庇状部120に案内されて、空間部S1内に流入し、空間部S1内を自重によって流下し、排水される。
ワイパアーム駆動機構300は、ワイパアーム200がAピラー20側の反転位置に接近した際に、Aピラー20に沿って形成された雪塊と干渉すると、雪塊から受ける反力Fに応じて、ワイパアーム200をフロントガラス10から離間させる方向に駆動するものである。
ワイパアーム駆動機構300は、ブレード保持部310、ブレードカバー320、弾性体330、カム340等を有して構成されている。
ブレード保持部310は、ブレード210を保持するとともに、ワイパアーム200に固定される部材である。
ブレード保持部310は、本体部311、ピン部312、フランジ部313、ホルダ部314、突起部315等を有して構成されている。
本体部311は、ピン部312とホルダ部314との間に設けられている。
ピン部312は、本体部311のワイパアーム200側に突き出した円柱状の部分である。
フランジ部313は、ピン部312の本体部311とは反対側の端部に固定された平板状の部材である。
フランジ部313は、本体部311と所定の間隔を隔てて対向して配置されている。
本体部311とフランジ部313との間には、ブレードカバー320の基部321が、ピン部312に案内されてスライド可能に保持される。
ホルダ部314は、本体部311のフロントガラス10側に設けられ、ブレード210を保持するクリップ状の部材である。
突起部315は、本体部311からカム340側へ突き出して形成され、ブレードカバー320がブレード保持部310に対して相対変位した際に、カム340を押圧して回動させるものである。
ブレードカバー320は、ブレード210のAピラー20側を覆うようにして設けられた部材である。
ブレードカバー320は、基部321、斜面部322を有して構成されている。
基部321は、フロントガラス10の表面と実質的に平行となるように形成された平板状の部分であって、ブレード210の長手方向に沿って延びた帯板状に形成されている。
基部321は、本体部311とフランジ部313との間に挟まれるように配置されている。
基部321は、ブレード保持部310に対して、ブレード210の進行方向にほぼ沿って相対変位(スライド)可能となっている。
基部321には、ブレード保持部310のピン部312が挿入される長穴321aが形成され、この長穴に沿ってワイパアーム200等に対して直進案内される。
斜面部322は、基部321のAピラー20側の端部からフロントガラス10側へ突き出して形成された面部である。
斜面部322は、フロントガラス10側の端部が、基部311側の端部に対してAピラー20側へ張り出すよう、フロントガラス10に対して傾斜して配置されている。
斜面部322のブレード210側の面部から突出して、後述するカム340を保持するブラケット323が設けられている。
弾性体330は、ブレード保持部310とブレードカバー320との間にわたして設けられた例えばゴム又はバネ等の部材である。
弾性体330は、例えば柱状に形成されるとともに、ブレードカバー320の斜面部322のブレード210側の面部と、ブレード保持部311との間に渡して設けられている。
弾性体330は、ブレードカバー320が雪塊によって押圧された際に圧縮変形し、ブレードカバー310のワイパアーム200に対するスライド量に応じた弾性力(復元力)を発生する。
カム340は、ブレードカバー320の斜面部322が雪塊Sに押圧された際に回動し、ワイパアーム200をフロントガラス10から離間する方向に駆動するものである。
カム340は、円筒部341、第1面部342、第2面部343等を一体に形成して構成されている。
カム340は、ブレードカバー320によって覆われるとともに、ブレードカバー320から突出したブラケット323によって保持されている。
円筒部341は、ブレード320の長手方向に沿った回転軸回りに回動可能なようブレードカバー320のブラケット323に設けられた回転軸が挿入され保持されている。
第1面部342、第2面部343は、円筒部341の外周面から外径側へ径方向に沿って突出した平板状の部分である。
第1面部342は、円筒部341のフロントガラス10側とは反対側から突出している。
第2面部343は、円筒部341のフロントガラス10側から突出している。
第2面部343は、ブレードカバー320が雪塊と干渉していない初期状態においては、突端部がブレードカバー320の斜面部322のフロントガラス10側の端部側にオフセットするよう、フロントガラス10の法線方向に対して傾斜して配置されている。
この初期状態においては、第2面部343の突端部は、フロントガラス10の表面から離間するようになっている。
また、円筒部341は、図示しないバネによって、第1面部342が突起部315側へ揺動し、第2面部343がフロントガラス10から離間する方向へ揺動するよう、図4における反時計回り方向に付勢されている。
以下、上述したワイパアーム駆動機構300の動作について説明する。
図5は、ワイパアーム駆動機構300の動作を示す図である。
図5(a)は、ブレードカバー320が雪塊と干渉していない初期状態を示し、図5(b)は、ブレードカバー320が雪塊から反力Fを受けて、ワイパアーム200に対してスライドした状態を示している。
図5(b)に示すように、ブレードカバー320の斜面部322が雪塊と干渉して反力Fを受けると、弾性体330が圧縮変形しながらブレードカバー320はブレード保持部310に対してAピラー20から見て後退する方向(図5における左側)に相対変位する。
このとき、ブレード保持部310の突起部315は、カム340の第1面部342を押圧して、カム340を図5における時計回り方向に回動させるモーメントを発生する。
カム340が回動すると、第2面部343は、下端部がブレードカバー320に対して下方に繰り出される。
このとき、ワイパアーム200、ブレード210は、フロントガラス10から離間する方向に駆動される。
さらに、このとき、カム340は、ワイパアーム200等を、フロントガラス10から離間すると同時に、Aピラー20側に近接するよう、フロントガラス10の法線方向に対して斜めに(図5における右斜め上方向に)駆動する。
以上説明した実施例によれば、ワイパのブレード210が払拭した雪がAピラー20及びAピラーカバー100に沿って固まって雪塊が形成された際に、ブレード210がAピラー20に接近して雪塊に干渉すると、雪塊からの反力がブレードカバー320の斜面部322に伝達され、ブレード駆動機構300はブレード210をフロントガラス10から離間させる方向に駆動する。
これによって、ブレード210は一旦フロントガラス10から浮き上がって雪塊に乗り上げ、フロントガラス10の表面に再接触する際に雪塊を粉砕する機能を発揮する。
その結果、雪塊は粉砕されつつAピラー20側へ押しのけられ、且つ、雪塊が自重で下方へ落ちてフロントガラス10上から除去され、視界が改善する。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)ワイパ装置を構成する各部材の形状、構造、材質、製法、部品の分割等は適宜変更することが可能である。
例えば、実施例のワイパアーム駆動機構の具体的な構成は一例であって、適宜変更することが可能である。
(2)実施例のワイパ装置は、Aピラー部に庇状部を有するAピラーカバーを有する車両に設けらえるものであったが、本発明のワイパ装置は、このようなピラーカバーを持たない車両にも適用することが可能である。
1 車両 2 キャビン
3 エンジンルーム 10 フロントガラス
20 Aピラー 21 第1インナパネル
22 第2インナパネル 23 アウタパネル
24 インナトリム 30 ルーフ
40 フロントドア 41 本体部
42 ドアガラス 43 サッシュ
44〜46 ウェザーストリップ
100 Aピラーカバー 110 本体部
111 突出面部 120 庇状部
130 隔壁部 131 先端部
200 ワイパアーム 210 ブレード
300 ワイパアーム駆動機構 310 ブレード保持部
311 本体部 312 ピン部
313 フランジ部 314 ホルダ部
315 突起部 320 ブレードカバー
321 基部 321a 長穴
322 斜面部 323 ブラケット
330 弾性体 340 カム
341 円筒部 342 第1面部
343 第2面部

Claims (2)

  1. 車両のフロントガラスを払拭するワイパ装置であって、
    ワイパアームに取り付けられ所定の払拭範囲内を往復して払拭するとともに、一方の反転位置がフロントガラスの側端部に設けられたピラーに隣接して配置されるブレードと、
    前記ブレードが前記ピラー側に進行する際に前記ピラーに沿って成長する雪塊からの反力が入力される反力入力部と、
    前記反力入力部への入力に応じて前記ワイパアームを前記フロントガラスから離間する方向へ駆動するワイパアーム駆動手段と
    を備えることを特徴とするワイパ装置。
  2. 前記反力入力部は、前記ワイパアームに対して前記反力の入力方向にほぼ沿って相対変位可能に取り付けられ、
    前記ワイパアーム駆動手段は、前記反力入力部が前記ワイパアームに対して相対変位した際に所定の回転軸回りに回動して前記フロントガラスの表面を押圧するカム機構を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のワイパ装置。
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