JP2015065342A - シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器 - Google Patents

シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015065342A
JP2015065342A JP2013198887A JP2013198887A JP2015065342A JP 2015065342 A JP2015065342 A JP 2015065342A JP 2013198887 A JP2013198887 A JP 2013198887A JP 2013198887 A JP2013198887 A JP 2013198887A JP 2015065342 A JP2015065342 A JP 2015065342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
circuit board
shield container
printed circuit
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013198887A
Other languages
English (en)
Inventor
光司郎 生駒
Hikarishiro Ikoma
光司郎 生駒
眞次 芳野
Shinji Yoshino
眞次 芳野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP2013198887A priority Critical patent/JP2015065342A/ja
Priority to CN201480064232.1A priority patent/CN105746009A/zh
Priority to KR1020167007879A priority patent/KR20160062013A/ko
Priority to PCT/JP2014/075174 priority patent/WO2015046190A1/ja
Priority to TW103133361A priority patent/TWI612885B/zh
Publication of JP2015065342A publication Critical patent/JP2015065342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/002Casings with localised screening
    • H05K9/0022Casings with localised screening of components mounted on printed circuit boards [PCB]
    • H05K9/0024Shield cases mounted on a PCB, e.g. cans or caps or conformal shields
    • H05K9/0029Shield cases mounted on a PCB, e.g. cans or caps or conformal shields made from non-conductive materials intermixed with electro-conductive particles
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/002Casings with localised screening
    • H05K9/0022Casings with localised screening of components mounted on printed circuit boards [PCB]
    • H05K9/0024Shield cases mounted on a PCB, e.g. cans or caps or conformal shields
    • H05K9/003Shield cases mounted on a PCB, e.g. cans or caps or conformal shields made from non-conductive materials comprising an electro-conductive coating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/002Casings with localised screening
    • H05K9/0022Casings with localised screening of components mounted on printed circuit boards [PCB]
    • H05K9/0037Housings with compartments containing a PCB, e.g. partitioning walls
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/002Casings with localised screening
    • H05K9/0039Galvanic coupling of ground layer on printed circuit board [PCB] to conductive casing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

【課題】薄型化が可能であり、取り扱いを向上することが可能なシールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器を提供する。
【解決手段】シールド収容体10は、導電層3と、導電層3に積層された絶縁層4とを有したシールド部材6により形成されており、電子回路40を収容する立体的形状に形成され、絶縁層4が電子回路40側の面に配置された収容部11と、収容部11の周縁部に配置され、プリント基板20に当接される鍔部12と、鍔部12に形成され、プリント基板20の表面及び/又は裏面に形成されたグランドパターン22の少なくとも一部を露出させるように導電層3及び絶縁層4を貫通する貫通部7とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器に関する。
従来、プリント回路板上に設けられた電子回路を電磁波から保護すると共に、電子回路から放射される電磁波から他のデバイスを保護するためのシールドキャップがある(例えば、特許文献1)。このようなシールドキャップは、SUS等の金属層によって蓋状に形成されて、保護対象となる電子回路を覆うように配置される。また、シールドキャップは、金属層がプリント回路板におけるグランド用配線パターンに接続されてシールド効果を高めることが行われている。
ところで、シールドキャップは、内壁面がプリント回路板上の電子回路に接触しないように電子回路と内壁面との空隙を設ける必要から薄型化が困難であった。そこで、特許文献2及び3のようなものがある。
特許文献2には、ポリアミドイミドの薄膜樹脂層を形成した金属箔を成形加工した電子部品収納パッケージ用金属キャップが開示されている。また、特許文献3には、熱融着性絶縁層と、該熱融着性絶縁層に積層された電磁波シールド層とからなり、前記熱融着性絶縁層を内面とする凹状の収納部と、該収納部の外周に連接された鍔部とが設けられ、前記鍔部の少なくとも一部を前記プリント基板のアースパターンに加熱押圧することにより、該押圧された押圧部に位置する前記電磁波シールド層と前記アースパターンとを電気的に接触させるとともに、前記加熱押圧により該押圧部の付近に押し出された前記熱融着性絶縁層にて該押圧部の付近に形成される貼着部で前記プリント基板に貼着されるシールドケース、が開示されている。
特開2001−345592号公報 特開2002−237542号公報 特開2006−216782号公報
しかしながら、特許文献1及び2は、立体的に成型したシールドキャップを、プリント基板に半田や接着剤を塗布して接着する必要があり製造工程が多くなってしまっていた。また、特許文献3は、プリント基板に接着する鍔部を折り返して形成する必要があり、工程が複雑であった。
そこで、本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、薄型化が可能であり、取り扱いを向上することが可能なシールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、プリント基板に実装された電子回路の露出面を覆うことにより前記電子回路への電磁波侵入及び電磁波放射を抑制するシールド収容体であって、導電層と、前記導電層に積層された絶縁層とを有したシールド部材により形成されており、前記電子回路を収容する立体的形状に形成され、前記絶縁層が前記電子回路側の面に配置された収容部と、前記収容部の周縁部に配置され、前記プリント基板に当接される鍔部と、前記鍔部に形成され、前記プリント基板の表面及び/又は裏面に形成されたグランドパターンの少なくとも一部を露出させるように前記導電層及び前記絶縁層を貫通する貫通部とを有する。
上記の構成によれば、貫通部を介してプリント基板のグランドパターンに導電性の固定手段を接続すれば、シールド収容体のプリント基板への取り付けが完了すると共に、シールド収容体の導電層をプリント基板の表面及び/又は裏面に形成されたグランドパターンに電気的に接続することができる。これにより、基板上の電子回路から発生する電磁ノイズが外部に放射することを抑制することができると共に、外部からの電磁ノイズに対して電子回路を保護することができる。また、収容部が電子回路を収容したときに、絶縁層が電子回路側の面に配置されているため、電子回路が絶縁層で覆われた状態になることから、導電層が電子回路に電気的に接続することによる不具合の発生が防止される。上記の構成によれば、シールド収容体を簡単にプリント基板に実装することができると共に、電子回路とシールド収容体とを接触状態にまで接近させることができるため、プリント回路板の厚みを薄くすることができる。ここで、シールド部材は、フィルム、シート、プレートを含む。貫通部は、切り欠き、穴(丸穴、長穴、異形穴等)を含む。
また、本発明のシールド収容体において、前記鍔部における前記絶縁層が粘着性を有してもよい。
上記の構成によれば、貫通部を介してプリント基板のグランドパターンに導電性の固定手段を接続する際に、プリント基板に対するシールド収容体の仮止めを鍔部の絶縁層の粘着性により行うことができる。これにより、シールド収容体が位置決め位置から外れた状態で固定手段により固定されることによる不具合の発生を防止することができる。
また、本発明のシールド収容体において、前記収容部における前記絶縁層が粘着性を有してもよい。
上記の構成によれば、シールド収容体をプリント基板に取り付けたときに、シールド収容体の収容部を絶縁層の粘着性により電子回路に接着し、シールド収容体と電子回路及びプリント基板とを一体化して構造上の強度を高めることができるため、加工時や運搬時等における衝撃や振動に対する不具合の発生を防止することができる。
また、本発明のシールド収容体において、さらに、前記絶縁層に剥離可能に積層された剥離フィルムを有してもよい。
上記の構成によれば、プリント基板にシールド収容体を取り付ける直前まで剥離フィルムで絶縁層を覆うことができるため、絶縁層の粘着性により想定外の部位にシールド収容体が接着することを防止することができる。
また、本発明のシールド収容体において、さらに、前記導電層における前記絶縁層の積層側とは反対側の面に積層された外部絶縁層を有してもよい。
上記の構成によれば、プリント基板にシールド収容体を取り付けたときに、シールド収容体の電子回路側とは反対側の面に外部絶縁層を位置させることによって、導電層を外部の電気的接触及び機械的な負荷から保護することができる。
また、本発明のシールド収容体において、前記貫通部は、穴及び切欠きの少なくとも一つからなり、前記収容部と前記鍔部との境界線方向の一端側から他端側にかけて形成されてもよい。
上記の構成によれば、穴及び切欠きの少なくとも一つからなる貫通部が、収容部と鍔部との境界線方向の一端側から他端側にかけて形成されているため、プリント基板へのシールド収容体の位置決め精度が低くても、貫通部とプリント基板のグランドパターンとの位置合わせを容易に行うことができる。これにより、生産性を向上させることができる。
また、本発明のシールド収容体において、前記収容部に形成され、前記収容部内の空間と外部とを連通する連通孔を有してもよい。
上記の構成によれば、プリント基板にシールド収容体を取り付けた後に、温度上昇により収容部内の空気が膨張しても、膨張分の空気を連通孔から外部に放出させることができるため、シールド収容体の内圧が過剰に上昇することによる破損や接着不良等の不具合を防止することができる。
本発明は、プリント回路板であって、上記に記載のシールド収容体を備えている。
上記の構成によれば、厚みが薄いプリント回路板を容易に得ることができる。
また、本発明の電子機器は、上記に記載のプリント回路板を備えている。
上記の構成によれば、厚みの薄い電子機器を容易に得ることができる。
薄型化、及び、取り扱いを向上することができる。
シールド収容体の構造を示す説明図である。 貫通部の説明図である。 シールド収容体の説明図である。 シールド収容体の説明図である。 シールド収容体の製造方法の一例を示す説明図である。 シールド収容体の変形例を示す図である。 シールド収容体の変形例を示す図である。 シールド収容体の変形例を示す図である。 シールド収容体の変形例を示す図である。 シールド収容体の変形例を示す図である。 シールド収容体の構造を示す説明図である。 『KEC電界シールド効果』及び『KEC電磁シールド効果』の測定結果を示すグラフである。 『KEC電界シールド効果』及び『KEC電磁シールド効果』の測定結果を示すグラフである。 『KEC電界シールド効果』及び『KEC電磁シールド効果』の測定結果を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(シールド収容体10の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態のシールド収容体10は、プリント基板20に実装された電子回路40(プリント基板20における信号パターン21、及び、プリント基板20に実装された電子部品30等)の露出面を覆うことにより電子回路40への電磁波侵入及び電磁波放射を抑制する。シールド収容体10は、導電層3と、導電層3に積層された絶縁層4とを有したシールド部材6により形成されている。シールド収容体10は、電子回路40を収容する立体的形状に形成され、絶縁層4が電子回路40側の面である内側面に配置された収容部11と、収容部11の周縁部に配置されプリント基板20に当接される鍔部12と、鍔部12に形成され、プリント基板20の表面及び/又は裏面に形成されたグランドパターン22の少なくとも一部を露出させるように導電層3及び絶縁層4を貫通する貫通部7とを有する。シールド収容体10は、電子回路40と共にプリント基板20に設けられ、プリント回路板100としてノートパソコン及びタブレット端末等の各種の電子機器300に設けられる。尚、本実施形態において、『内側面』は電子回路40側に位置する面を意味しており、『外側面』は電子回路40側とは逆側に位置する面を意味している。
本実施形態では、図1に示すように、導電層3における絶縁層4の積層側とは反対側の面に外部絶縁層2が積層されているがこれに限定されない。これにより、プリント基板20にシールド収容体10を取り付けたときに、シールド収容体10の外側面に外部絶縁層2が位置されることによって、導電層3が外部の電気的接触及び機械的な負荷から保護されることになる。尚、シールド収容体10は、外部絶縁層2を有することに限定されない。即ち、導電層3に外部絶縁層2が積層されない形態であってもよい。
また、貫通部7は、導電層3に積層される外部絶縁層2についても貫通するように形成される。これにより、シールド収容体10の鍔部12において、貫通部7を介してプリント基板20に設けられているグランドパターン22が外部へ露出される。この貫通部7には、導電性を有した固定部8(固定手段)の充填や固定手段の挿入が行われる。これにより、シールド収容体10がプリント基板20に固定されるとともに、プリント基板20のグランドパターン22と導電層3とが電気的に接続される。
シールド収容体10は、図2に示すように、電子回路40を収容する立体的形状に形成され、図4の剥離フィルム5が内側面に配置された収容部11と、グランドパターン22を含む取付部位に対応するように収容部11の周縁部に配置された鍔部12と、を有している。
シールド収容体10の形状や大きさは特に限定されず用途に応じて適宜選択される。例えば、プリント基板20全体を覆うようなシールドケースであってもよいし、プリント基板20における特定の領域を覆うシールドカバーであってもよいし、少数(例えば一つ)の電子部品領域を覆うシールドキャップであってもよい。
また、本実施形態では、シールド収容体10は、収容部11が、一面が開放された立方体形状に形成されているがこれに限定されない。例えば、収容部11は、半球状等に形成されていてもよいし、プリント基板20に実装された電子回路40(電子部品30、及び/又は、信号パターン21)の配置態様に応じて複雑な形状に形成されていてもよい。また、収容部11の内側面は、収容される電子回路40に接触していてもよいし、非接触であってもよい。また、シールド収容体10は、鍔部12が上記開放面の周縁全体に形成されているがこれに限定されず、開放面の周縁の一部に形成されていてもよい。
このように、貫通部7を介してプリント基板20のグランドパターン22に導電性の固定部8を接続すれば、シールド収容体10のプリント基板への取り付けが完了すると共に、シールド収容体の導電層3をプリント基板のグランドパターンに電気的に接続することができる。また、収容部11が電子回路40を収容したときに、絶縁層4が内側面に配置されているため、電子回路40が絶縁層4で覆われた状態になることから、導電層3が電子回路40に電気的に接続することによる不具合の発生が防止される。これにより、上記の構成によれば、シールド収容体10を簡単にプリント基板20に実装することができると共に、電子回路40とシールド収容体10とを接触状態にまで接近させることができるため、プリント回路板の厚みを薄くすることができる。以下、シールド収容体10の各構成について具体的に説明する。
(シールド収容体10:シールド部材6)
シールド部材6は、導電層3と、絶縁層4とを有している。
(シールド収容体10:シールド部材6:導電層3)
導電層3は、導電性を有し、シールドフィルム1が覆う電子回路40への外部からの電磁波侵入を抑制すると共に、電子回路40からの電磁波が外部へ放射されないように抑制する機能を有している。
導電層3は、蒸着、及び、スパッタリング等により形成された金属薄膜層や、圧延や電解により形成された金属箔など特に限定されないが、導電性粒子含有樹脂層であることが好ましい。これにより、金属薄膜層よりも、プレス打ち抜き加工時における導電層の割れを抑えることが可能になる。
導電層3が導電性粒子含有樹脂層である場合、これに用いる導電性粒子としては、カーボン、銀、銅、ニッケル、ハンダ、アルミ及び銅粉に銀メッキを施した銀コート銅粒子、さらには樹脂ボールやガラスビーズ等に金属メッキを施したフィラー又はこれらの粒子の混合体が用いられる。導電性粒子には、比較的安価で優れた導電性を有し、さらに信頼性の高い銀コート銅又はニッケルを用いるのが好ましい。
導電性粒子の樹脂への配合割合は、粒子の形状等にも左右されるが、銀コート銅粒子の場合は、樹脂100重量部に対する下限値を、100重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは200重量部とするのがよい。また、樹脂100重量部に対する銀コート銅粒子の上限値を、1500重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは1000重量部とするのがよい。また、ニッケル粒子の場合は、樹脂100重量部に対する下限値を150重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは300重量部とするのがよい。また、樹脂100重量部に対するニッケル粒子の上限値を2000重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは1000重量部とするのがよい。尚、導電性粒子の形状は、球状、針状、繊維状、フレーク状、樹枝状のいずれであってもよい。
また、導電層3が導電性粒子含有樹脂層である場合、これに用いる樹脂としては、例えば、分子量1000以上200万以下のエポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂が挙げられるがそれに限定される必要はない。
導電層3が金属薄膜層や金属箔である場合の金属材料としては、銅、アルミ、銀、金などを挙げることができる。
導電層3の厚みの上限は、100μmが好ましく、80μmがより好ましく、50μmがさらに好ましい。また、導電層3の厚みの下限は、0.01μmが好ましく、1μmがより好ましく、10μmがさらに好ましい。100μm以上の厚みは、低背化の目的に反するため好ましくなく、0.01μm未満の厚みは、シールド特性が悪くなるため好ましくない。
(シールド収容体10:シールド部材6:絶縁層4)
絶縁層4は、導電層3に積層される。絶縁層4は、絶縁性を有していれば材料は特に限定されないが、少なくとも鍔部12における絶縁層4が常温で粘着性を有する粘着部を有していることが好ましい。これにより、貫通部7を介してプリント基板20のグランドパターン22に導電性の固定手段を接続する際に、プリント基板20に対するシールド収容体10の仮止めを鍔部12の絶縁層4の粘着性により行うことができる。これにより、シールド収容体10が位置決め位置から外れた状態で固定手段により固定されることによる不具合の発生を防止することができる。
尚、これに限定されず、絶縁層4が粘着性を有していなくてもよいし、収容部11における絶縁層4が粘着性を有していてもよいし、絶縁層4の特定の領域のみが粘着性を有していてもよい。具体的には、図3Aに示すように、絶縁層4の全体が粘着性を有していてもよい。この場合は、収容部11の内側面及び鍔部12の内側面の全面が粘着性を有することによって、収容部11の内側面が電子部品30等の電子回路40に付着することにより耐振動性を向上させる耐振動性機能を発揮させることが可能になると共に、鍔部12の内側面がプリント基板20に付着することによりシールド収容体10の仮止めを行う仮止め機能を発揮させることが可能になる。尚、収容部11の内側面及び鍔部12の内側面の全面において、全体として均一となるように分散配置された複数の点状や線状の領域に粘着性を有していてもよい。この場合は、上記の両機能を発揮させながら粘着剤の低減によるコストダウンを図ることができる。
また、絶縁層4の特定の領域として鍔部12の部分にだけ粘着性を有していてもよい。具体的に説明すると、図3Bに示すように、シールド収容体10は、収容部11及び鍔部12を有している。シールド収容体10を形成するシールドフィルム1は、外部絶縁層2と導電層3と絶縁層4とが、図1のプリント基板20側に向かって順次積層されることにより形成されている。尚、絶縁層4は、全面に積層された非粘着層4aと、鍔部12の非粘着層4aの内側面にだけ積層された粘着層4bとを有している。尚、これに限定されず、粘着層4bは、鍔部12において部分的に積層されるものであってもよい。
上記の構成によれば、シールド収容体10の仮止め機能を発揮させながら、絶縁層4の全体が粘着性を有する場合よりも、粘着剤の使用量を低減することができる。さらに、鍔部12は、分散配置された複数の点状や線状の領域に粘着性を有していてもよく、この場合は、さらに粘着剤の使用量を低減することができる。
粘着剤としては、アクリル系、ゴム系、シリコン系、ウレタン系等が挙げられる。中でもアクリル系粘着剤は、耐久性や価格の面で好ましい。
絶縁層2の厚みの上限は、150μmが好ましく、100μmがより好ましく、50μmがさらに好ましい。また、絶縁層2の厚みの下限は、1μmが好ましく、2μmがより好ましく、5μmがさらに好ましい。150μm以上の厚みは、低背化の目的に反するため好ましくなく、1μm未満の厚みは、絶縁特性が悪くなるため好ましくない。
(シールド収容体10:外部絶縁層2)
外部絶縁層2は、導電層3における絶縁層4の積層側とは反対側の面に積層されている。外部絶縁層2には、高伸度PETを用いることが好ましいが、絶縁性を有していれば特に限定されない。例えば、その他のカバーフィルム又は絶縁樹脂のコーティング層からなるものであってもよい。カバーフィルムとしては、エンジニアリングプラスチックからなる。例えば、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、ポリエステル、ポリベンツイミダゾール、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などが挙げられる。あまり耐熱性を要求されない場合は、安価なポリエステルフィルムが好ましく、難燃性が要求される場合においては、ポリフェニレンサルファイドフィルム、さらに耐熱性が要求される場合にはポリイミドフィルムが好ましい。絶縁樹脂としては、絶縁性を有する樹脂であればよく、例えば、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化性樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、アクリル変性シリコン樹脂などが挙げられる。紫外線硬化性樹脂としては、例えば、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、及びそれらのメタクリレート変性品などが挙げられる。なお、硬化形態としては、熱硬化、紫外線硬化、電子線硬化などどれでもよく、硬化するものであればよい。
外部絶縁層2の厚みの上限は、100μmが好ましく、75μmがより好ましく、50μmがさらに好ましい。また、導電層3の厚みの下限は、1μmが好ましく、2μmがより好ましく、5μmがさらに好ましい。尚、100μm以上の厚みは、低背化の目的に反するため好ましくなく、1μm未満の厚みは、絶縁性が悪くなるため好ましくない。
(貫通部7)
図2に示すように、貫通部7は、シールド収容体10における鍔部12に形成される。貫通部7は、シールド収容体10がプリント基板20に実装された際のプリント基板20のグランドパターン22に対応する位置に予め形成される。貫通部7は、鍔部12を貫通し、プリント基板20のグランドパターン22の少なくとも一部を露出させる。尚、貫通部7は、シールド収容体10に少なくとも1つが形成されていればよい。また、貫通部7が複数形成される場合には、その何れか1つがグランドパターン22に対応する位置にあればよい。
尚、図1においては、平面のグランドパターン22にシールド収容体10が配置される場合に、貫通部7上から見てグランドパターン22が露出する状態を示しているが、これに限定されるものではない。即ち、貫通部7は、図10に示すように、プリント基板20の裏面に形成されたグランドパターン22の少なくとも一部を露出させるように形成されていてもよい。具体的に説明すると、プリント基板20に形成された基板側貫通穴20aの位置に対応するように、貫通部7を配置しておき、基板側貫通穴20aと貫通部7とを位置合わせすることによって、プリント基板20の裏面に形成されたグランドパターン22が基板側貫通穴20a及び貫通部7を介して露出させることが可能になる。さらに、貫通部7は、プリント基板20の表面及び裏面にそれぞれ形成されたグランドパターン22・22の少なくとも一部を露出させるように形成されていてもよい。
貫通部7は、円形状、長円形状、矩形状等の多角形状、異形形状の何れの開口形状の貫通穴であってもよい。また、貫通部7は、貫通穴であることに限定されず、鍔部12において積層方向に貫通されていればよい。例えば、図2において二点鎖線で示すように、鍔部12の縁から形成された切欠7aが貫通部7とされていてもよい。
また、貫通部7は、穴及び切欠きの少なくとも一つからなり、収容部11と鍔部12との境界線方向の一端側から他端側にかけて形成されていてもよい。例えば、図7に示すように、貫通部17は、長円形状の開口形状を有した貫通穴(長穴)からなり、収容部11と鍔部12との境界線に平行な長径方向を有するように配置されていてもよい。
また、例えば、図8に示すように、貫通部17は、収容部11と鍔部12との境界線に沿って直列状に配置された複数の貫通穴からなっていてもよい。尚、貫通部17は、複数の貫通穴がマトリクス状に配置されたものからなっていてもよい。また、例えば、図9に示すように、貫通部17は、収容部11と鍔部12との境界線に沿った方向に波線状に形成された1以上の貫通穴からなっていてもよい。さらに、貫通部17は、境界線に沿った方向に対して交互に交差するジグザグ形状や、樹枝形状、ハニカム形状等の様々な形状の1以上の貫通穴からなっていてもよい。
これにより、シールド収容体10は、図7に示すように、プリント基板20へのシールド収容体の位置決め精度が低くても、貫通部17とプリント基板20のグランドパターン22a・22bとの位置合わせを容易に行うことを可能にし、ひいては生産性を向上させることが可能になっている。
(固定部8)
図1に示すように、固定部8は導電性を有しており、貫通部7に充填・挿入され、シールド収容体10をプリント基板20に固定するとともに、シールド収容体10の導電層3をプリント基板20のグランドパターン22に電気的に接続する。固定部8は、導電性を有していれば特に限定されないが、導電性ペーストが好ましい。尚、固定部8は、これに限定されず、図10に示すように、導電性のリベット、ビス、ボルト等を用いてもよい。また、プリント基板20の貫通部7に対応する位置や貫通部7の内壁にビス及びボルト等を螺合させるための螺合部を設けることが好ましい。さらに、固定部8としてセルフタッピングビスを用いて、シールド収容体10をプリント基板20に取り付ける際に、このような螺合部を形成するものであってもよい。また、固定部8として、導電性接着剤や半田を用いてもよい。
固定部8として導電性ペースト(導電性粒子含有樹脂)を用いる場合、この導電性粒子としては、カーボン、銀、銅、ニッケル、ハンダ、アルミ及び銅粉に銀メッキを施した銀コート銅粒子、さらには樹脂ボールやガラスビーズ等に金属メッキを施したフィラー又はこれらの粒子の混合体が用いられる。導電性粒子には、比較的安価で優れた導電性を有し、さらに信頼性の高い銀コート銅又はニッケルを用いるのが好ましい。
導電性粒子の樹脂への配合割合は、粒子の形状等にも左右されるが、銀コート銅粒子の場合は、樹脂100重量部に対する下限値を、100重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは200重量部とするのがよい。また、樹脂100重量部に対する銀コート銅粒子の上限値を、1500重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは1000重量部とするのがよい。また、ニッケル粒子の場合は、樹脂100重量部に対する下限値を150重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは300重量部とするのがよい。また、樹脂100重量部に対するニッケル粒子の上限値を2000重量部とするのが好ましく、さらに好ましくは1000重量部とするのがよい。尚、導電性粒子の形状は、球状、針状、繊維状、フレーク状、樹枝状のいずれであってもよい。
また、固定部8として導電性粒子含有樹脂を用いる場合、これに用いる樹脂としては、例えば、分子量1000以上200万以下のエポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂が挙げられるがそれに限定される必要はない。
(シールド収容体10の製造方法)
シールド収容体10の製造方法について説明する。尚、ここでは、導電層3に導電性粒子含有樹脂を用いる場合について説明するがこれに限定されない。
本実施形態では、外側絶縁層2、導電層3、及び、絶縁層4に、さらに剥離フィルム5が積層されたシールドフィルム1を用いてシールド収容体10が製造される。ここで、剥離フィルム5は、絶縁層4に剥離可能に積層されると共に電気絶縁性を有している。剥離フィルム5は、絶縁層4に対して剥離性を有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、シリコンや非シリコン系のメラミン離型剤やアクリル離型剤がコーティングされたPETフィルム等を使用することができる。剥離フィルム5の厚みの上限は、100μmが好ましく、75μmがより好ましく、50μmがさらに好ましい。また、剥離フィルム5の厚みの下限は、1μmが好ましく、2μmがより好ましく、5μmがさらに好ましい。100μm以上の厚みは、低背化の目的に反するため好ましくなく、1μm未満の厚みは、絶縁性が悪くなるため好ましくない。
上記のようなシールドフィルム1は、ロール状に巻回され、順次シールド収容体10の形状にプレス打抜き加工される。具体的に、図4に示すように、ロールに巻回されたシールドフィルム1が、シールド収容体10の形状に凹んだ凹部200aを有する凹金型200に順次送り出される。そして、凹金型200上のシールドフィルム1に対して、凹部200aに嵌合する凸金型201が冷間加工によりプレスされる。これにより、収容部11が凸状に形成される。図示しないが、プレス時には、凸金型201によって、収容部11の周囲のシールドフィルム1が切断されて鍔部12が形成されることになる。
そして、図5に示すように、シールド収容体10の実装時においては、シールド収容体10から鍔部12における剥離フィルム5が剥離される。そして、絶縁層4が粘着性を有している場合には、位置決めされた後にプリント基板20に仮止めされる。さらに、図1に示すように、貫通部7に固定部8が介在することによりシールド収容体10がプリント基板20に接着される。
以上の詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明したが、本発明は、以上の詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は可能な限り広く解釈されるべきである。
また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされるべきである。また、本発明の目的及び本発明の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌することが望まれる。
(変形例)
例えば、本実施形態では、電磁波遮蔽の機能の他、湿度等からの電子回路40を保護すべくシールド収容体10によって内側空間が密閉にされているがこれに限定されない。例えば、図6に示すように、シールド収容体10の収容部11に連通孔13が形成されるものであってもよい。連通孔13は、収容部11内の空間と、外部とを連通するように、収容部11を貫通して形成されている。
尚、連通孔13は、シールドフィルムの製造時において形成されるものであってもよい。また、連通孔13は、シールドフィルムにおける電子回路の露出面を覆う部位に形成され、層厚方向へ貫通するように形成されてもよい。
連通孔13の孔径は、電子回路から放射する電磁波の波長や、シールド収容体10が外部から受ける電磁波の波長に応じて設計されることが好ましい。この理由は、図11A、図11B、図11Cに示すように、『KEC電界シールド効果』及び『KEC電磁シールド効果』について、ピンホールサイズ径が0.10mm、0.62mm、1.00mmの穴なし、1穴、4穴、及び9穴についてそれぞれ測定したところ、全ての場合について、『KEC電磁シールド効果』は略同一値を示しているが、『KEC電界シールド効果』については、ピンホールサイズ径が0.62mmを境にして異なる値を示しているからである。
具体的には、ピンホールサイズ径が1.00mmである場合は、50MHz付近において、KEC電界シールド効果が『穴なし』の82dBに対して、『9穴』が73dBと大きな差を有しているが、ピンホールサイズ径が0.62mm及び0.10mmの場合は、『穴なし』及び『9穴』が略同一値の80dBを示している。これにより、ピンホールサイズ径が0.62mm以下であれば、複数のピンホール(パンチング穴)が存在する場合においても、『KEC電界シールド効果』及び『KEC電磁シールド効果』が有効であるとの結果が得られているからである。
上記の『KEC電界シールド効果』及び『KEC電磁シールド効果』の測定方法を説明する。転写フイルム厚みが50μm、保護層厚みが5μm、金属薄膜層厚みが0.1μm、異方導電性接着剤層が10μmからなるシールドフィルム(タツタ電線株式会社製:製品名:SF−PC5500−C)を準備した。そして、このシールドフィルムを用いて、試料サイズが15cm×15cm、開口形状が円形、開口径が1.00mm、0.62mm、0.10mm、開口数が1個、4個、9個について、それぞれ正方形板状の測定片を作成した、尚、開口数が1個の場合は、開口部を測定片の中央部に配置し、開口数が4個及び9個の場合は、測定片の中央を頂点とした1.5cm幅の格子状に配置した。そして、これらの各測定片をセルで挟み込み、電磁波を発生させ、資料を通過する電界を他方で受信し、通過による減衰を測定することによって、電界シールド効果及び電磁シールド効果を測定した。
1 シールドフィルム
2 外部絶縁層
3 導電層
4 絶縁層
5 剥離フィルム
6 シールド部材
7 貫通部
8 固定部
10 シールド収容体
11 収容部
12 鍔部
20 プリント基板
21 信号パターン
22 グランドパターン
30 電子部品
40 電子回路
100 プリント回路板
200 凹金型
200a 凹部
201 凸金型
300 電子機器

Claims (9)

  1. プリント基板に実装された電子回路の露出面を覆うことにより前記電子回路への電磁波侵入及び電磁波放射を抑制するシールド収容体であって、
    導電層と、前記導電層に積層された絶縁層とを有したシールド部材により形成されており、
    前記電子回路を収容する立体的形状に形成され、前記絶縁層が前記電子回路側の面に配置された収容部と、
    前記収容部の周縁部に配置され、前記プリント基板に当接される鍔部と、
    前記鍔部に形成され、前記プリント基板の表面及び/又は裏面に形成されたグランドパターンの少なくとも一部を露出させるように前記導電層及び前記絶縁層を貫通する貫通部と
    を有することを特徴とするシールド収容体。
  2. 前記鍔部における前記絶縁層が粘着性を有することを特徴とする請求項1に記載のシールド収容体。
  3. 前記収容部における前記絶縁層が粘着性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のシールド収容体。
  4. さらに、前記絶縁層に剥離可能に積層された剥離フィルムを有することを特徴とする請求項2又は3に記載のシールド収容体。
  5. さらに、前記導電層における前記絶縁層の積層側とは反対側の面に積層された外部絶縁層を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシールド収容体。
  6. 前記貫通部は、穴及び切欠きの少なくとも一つからなり、前記収容部と前記鍔部との境界線方向の一端側から他端側にかけて形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシールド収容体。
  7. 前記収容部に形成され、前記収容部内の空間と外部とを連通する連通孔を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のシールド収容体。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のシールド収容体を備えたことを特徴とするプリント回路板。
  9. 請求項8に記載のプリント回路板を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2013198887A 2013-09-25 2013-09-25 シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器 Pending JP2015065342A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198887A JP2015065342A (ja) 2013-09-25 2013-09-25 シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器
CN201480064232.1A CN105746009A (zh) 2013-09-25 2014-09-24 屏蔽壳体、印刷线路板及电子设备
KR1020167007879A KR20160062013A (ko) 2013-09-25 2014-09-24 차폐 수용체, 프린트 회로판, 및 전자 기기
PCT/JP2014/075174 WO2015046190A1 (ja) 2013-09-25 2014-09-24 シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器
TW103133361A TWI612885B (zh) 2013-09-25 2014-09-25 屏蔽容納體、印刷電路板及電子設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198887A JP2015065342A (ja) 2013-09-25 2013-09-25 シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015065342A true JP2015065342A (ja) 2015-04-09

Family

ID=52743326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013198887A Pending JP2015065342A (ja) 2013-09-25 2013-09-25 シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP2015065342A (ja)
KR (1) KR20160062013A (ja)
CN (1) CN105746009A (ja)
TW (1) TWI612885B (ja)
WO (1) WO2015046190A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020115567A (ja) * 2020-04-02 2020-07-30 東洋インキScホールディングス株式会社 電子素子
JP2023128769A (ja) * 2022-03-04 2023-09-14 Necプラットフォームズ株式会社 電子部品及びその製造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106409774B (zh) * 2015-07-31 2019-04-26 鹏鼎控股(深圳)股份有限公司 屏蔽罩、封装结构及封装结构制作方法
CN207070595U (zh) * 2017-08-16 2018-03-02 苏州城邦达力材料科技有限公司 电磁屏蔽膜的导电层及电磁屏蔽膜
KR101925258B1 (ko) * 2018-07-03 2018-12-04 (주)크린앤사이언스 금속박막과 라이너를 갖는 전자파 차폐재 및 그 제조방법
CN110225696A (zh) * 2019-07-09 2019-09-10 四川蓝手科技有限公司 磁保护器壳体、磁保护器和磁保护系统
JP6690801B1 (ja) * 2020-01-21 2020-04-28 東洋インキScホールディングス株式会社 電磁波シールドシート、および電磁波シールド性配線回路基板

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003273562A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Murata Mfg Co Ltd 電磁波シールドシートおよび電子機器
JP2003298273A (ja) * 2002-04-03 2003-10-17 Kitagawa Ind Co Ltd カバー構造及びその形成方法
JP2004511107A (ja) * 2000-10-06 2004-04-08 ストルク・プリンツ・ベー・ベー 干渉放射線に対して遮蔽された印刷回路基板の製造方法
JP2005064266A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Murata Mfg Co Ltd 電磁波シールドシートおよび電子機器
JP2006032845A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Tdk Corp 透明シールドケース及びその製造方法並びに遊技機
JP2009188083A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Murata Mfg Co Ltd 電磁遮蔽シート及び電磁遮蔽方法
WO2011111324A1 (ja) * 2010-03-11 2011-09-15 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、これを用いたフレキシブル基板及びその製造方法
JP2012033704A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Hitachi Chem Co Ltd 電子部品用電磁波シールドフィルムを用いた電子部品の電磁波シールド方法
WO2013132831A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 東洋インキScホールディングス株式会社 導電性微粒子およびその製造方法、導電性樹脂組成物、導電性シート、並びに電磁波シールドシート

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001345592A (ja) 2000-05-31 2001-12-14 Kyocera Corp 電子部品及びその製造方法
JP2002237542A (ja) 2001-02-08 2002-08-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 電子部品収納パッケージ用金属キャップ
JP4689287B2 (ja) 2005-02-03 2011-05-25 北川工業株式会社 シールドケース及び導電材同士の接触、固定方法
JP5707216B2 (ja) * 2011-04-26 2015-04-22 藤森工業株式会社 Fpc用電磁波シールド材

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004511107A (ja) * 2000-10-06 2004-04-08 ストルク・プリンツ・ベー・ベー 干渉放射線に対して遮蔽された印刷回路基板の製造方法
JP2003273562A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Murata Mfg Co Ltd 電磁波シールドシートおよび電子機器
JP2003298273A (ja) * 2002-04-03 2003-10-17 Kitagawa Ind Co Ltd カバー構造及びその形成方法
JP2005064266A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Murata Mfg Co Ltd 電磁波シールドシートおよび電子機器
JP2006032845A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Tdk Corp 透明シールドケース及びその製造方法並びに遊技機
JP2009188083A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Murata Mfg Co Ltd 電磁遮蔽シート及び電磁遮蔽方法
WO2011111324A1 (ja) * 2010-03-11 2011-09-15 タツタ電線株式会社 電磁波シールドフィルム、これを用いたフレキシブル基板及びその製造方法
JP2012033704A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Hitachi Chem Co Ltd 電子部品用電磁波シールドフィルムを用いた電子部品の電磁波シールド方法
WO2013132831A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 東洋インキScホールディングス株式会社 導電性微粒子およびその製造方法、導電性樹脂組成物、導電性シート、並びに電磁波シールドシート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020115567A (ja) * 2020-04-02 2020-07-30 東洋インキScホールディングス株式会社 電子素子
JP7010323B2 (ja) 2020-04-02 2022-01-26 東洋インキScホールディングス株式会社 電子素子
JP2023128769A (ja) * 2022-03-04 2023-09-14 Necプラットフォームズ株式会社 電子部品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN105746009A (zh) 2016-07-06
TWI612885B (zh) 2018-01-21
WO2015046190A1 (ja) 2015-04-02
KR20160062013A (ko) 2016-06-01
TW201526781A (zh) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015046063A1 (ja) シールド収容体、プリント回路板、電子機器、及び、シールド収容体の製造方法
WO2015046190A1 (ja) シールド収容体、プリント回路板、及び、電子機器
JP6511473B2 (ja) 電磁波シールドフィルム
US8648261B2 (en) Printed circuit board
TWI627256B (zh) 導電性黏接膜、印刷電路板及電子設備
WO2013183632A1 (ja) シールドフィルム、及び、シールドプリント配線板
EP2633746B1 (en) Composite film for board level emi shielding
US20050006119A1 (en) Electromagnetic interference shield and method of making the same
TWI599002B (zh) 封裝結構製作方法
CN112292917A (zh) 电磁波屏蔽片
JP2014123630A (ja) シールドプリント配線板の製造方法、シールドフィルム、及び、シールドプリント配線板
KR20160013126A (ko) 형상 유지 필름, 및 이 형상 유지 필름을 구비한 형상 유지형 플렉시블 배선판
US10149417B2 (en) Magnetism suppressing sheet and manufacturing method thereof
JP4484042B2 (ja) 透明シールドケース及びその製造方法並びに遊技機
JP2016029748A (ja) シールドプリント配線板の製造方法
US20220046788A1 (en) Shielded Printed Wiring Board, Method For Manufacturing Shielded Printed Wiring Board, And Connecting Member
JP6607331B1 (ja) 電子部品搭載基板および電子機器
CN109642126B (zh) 压敏胶带、其制造方法及包括其的电子设备
US20190215954A1 (en) Positioning structure and flexible printed circuit
KR20190001141U (ko) 전자파 차폐막의 도전층, 전자파 차폐막
JP2015220259A (ja) 磁気抑制シート及びその製造方法
JP2015220260A (ja) 磁気抑制シート及びその製造方法
CN212894568U (zh) 一种导电无纺布
TWI826240B (zh) 可絕緣及抑制電磁波之無線電路模組及製造方法
CN110769667A (zh) 电磁屏蔽膜、线路板及电磁屏蔽膜的制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150713

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150713

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170207