JP2015063320A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フランジ部を有する容器にシュリンクフィルムが熱収縮装着された包装体において、消費者がPOPラベルの表示片4を見易くなるように貼り付ける。【解決手段】 本発明の包装体9は、上端から下方に向かって縮径した縮径部61a又は上端から下方に向かって直胴状の直胴部を有する上面開口型の容器本体61と前記容器本体61の上端から径外方向に突出されたフランジ部62とを有する容器6と、前記フランジ部62を含む容器本体61の周囲に熱収縮装着されたシュリンクフィルム7と、貼付片3と表示片4を有するPOPラベル1と、を有し、前記フランジ部62の突出端62aとシュリンクフィルム7の間に、前記容器本体61の外面から離れた状態で下方に垂下された保持部を有する保持片63aが介在されており、前記シュリンクフィルム7の外面の、前記保持部の外面に対応する位置に前記POPラベル1の貼付片3が貼り付けられている。【選択図】 図4

Description

本発明は、シュリンクフィルムが熱収縮装着され且つフランジ部を有する容器にPOPラベルが貼り付けられた包装体に関する。
従来、消費者の注意を惹き且つ広告宣伝効果を高めるため、ボトル型容器の上方部にPOPラベルが貼着された包装体が知られている(特許文献1)。POPラベルは、広告宣伝などが表された表示片をボトル型容器から突出させて貼着することにより、消費者の注意を惹くラベルであり、通称アイキャッチラベルとも呼ばれる。
かかるPOPラベルは、一般に所定形状のラベル基材から形成されており、ボトル型容器の一部分に貼着可能な貼付片と、前記ボトル型容器から離れて起立する表示片と、を有する。
ところで、即席麺などを包装した包装体は、即席麺などを入れた上面開口型の容器本体とその容器本体の上端から径外方向に突出されたフランジ部とを有する容器が、シュリンクフィルムで全体的に被包されている。
このような包装体にも前記POPラベルを貼着すれば、その包装体の広告宣伝効果を高めることができる。
しかしながら、かかる包装体は、フランジ部が容器本体の径外方向に突出している上、そのフランジ部を含む容器の周囲にシュリンクフィルムが熱収縮装着されているので、POPラベルが容器の上端よりも上方に突出するように、POPラベルの貼付片を容器の上方部に貼着した際、表示片が恰もお辞儀するように前方斜めに傾いて起立するという問題点がある。
このように表示片が前方斜めに傾くと、消費者からPOPラベルの表示片が見え難く、十分な広告宣伝効果を発揮できない。
特開2002−351333
本発明の目的は、フランジ部を有する容器にシュリンクフィルムが熱収縮装着された包装体において、消費者が表示片を見易くなるように工夫してPOPラベルが貼り付けられた包装体を提供することである。
本発明の包装体は、上端から下方に向かって縮径した縮径部又は上端から下方に向かって直胴状の直胴部を有する上面開口型の容器本体と前記容器本体の上端から径外方向に突出されたフランジ部とを有する容器と、前記フランジ部を含む容器本体の周囲に熱収縮装着されたシュリンクフィルムと、貼付片と表示片を有するPOPラベルと、を有し、前記フランジ部の突出端とシュリンクフィルムの間に、前記容器本体の外面から離れた状態で下方に垂下された保持部を有する保持片が介在されており、前記シュリンクフィルムの外面の、前記保持部の外面に対応する位置に前記POPラベルの貼付片が貼り付けられ、前記POPラベルの表示片が起立している。
本発明の好ましい包装体は、前記容器が、前記フランジ部の上面に取り付けられ且つ前記容器本体の上面開口部を塞ぐシート蓋をさらに有し、前記保持片が、前記シート蓋から延出され且つフランジ部の突出端から下方に垂下された摘み片である。
本発明の好ましい包装体は、前記POPラベルに、剥離可能な粘着ラベルが貼付されている。
本発明の包装体は、POPラベルの表示片が鉛直方向に起立し易いので、包装体の正面から、消費者がPOPラベルを見易くなる。本発明によれば、POPラベルの広告宣伝効果を十分に発揮できる。
また、本発明の好ましい包装体は、POPラベルに粘着ラベルが貼付されているので、包装体を開封後、その粘着ラベルを例えば仮止めシールなどに利用することもできる。
1つの実施形態に係るPOPラベルの正面図。 図1のII−II線で切断した断面図。 同POPラベルが貼付された1つの実施形態に係る包装体の斜視図。 図3のIV−IV線で切断した縦断面図。 他の実施形態に係るPOPラベル付き包装体の縦断面図。 さらなる他の実施形態に係るPOPラベル付き包装体の縦断面図。 さらなる他の実施形態に係るPOPラベル付き包装体の縦断面図。 貼付されたPOPラベルが前方斜めに傾いている包装体(参考例に係る包装体)の縦断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
ただし、本明細書において、「上」は、包装体を水平面に安定的に自立させた状態を基準にして、水平面から離れる側(上側)を指し、「下」は、同状態を基準にして、水平面に近づく側(下側)を指す。
また、断面図におけるラベルなどの厚みは、実際のものとは異なっていることに留意されたい。
[POPラベル]
図1及び図2において、POPラベル1は、基材11と粘着剤層12を有し、その基材11は、シュリンクフィルムに貼着可能な貼付片3と、貼付片3をシュリンクフィルムに貼り付けた際に包装体から離れて突出する表示片4と、に区画されている。
前記貼付片3の裏面は、粘着剤が露出した粘着面とされている。前記表示片4の裏面は、実質的に粘着剤が露出していない非粘着面とされているか、又は、貼付片3をシュリンクフィルムに貼付した際に、表示片4の曲げ復元力に抗するほどの貼着力を有さず且つ表示片4が包装体から離れる程度に僅かに粘着剤が露出した微弱粘着面とされている。
さらに、POPラベル1の表面には、粘着ラベル2が貼付されている。粘着ラベル2は、基材21と、前記基材21の裏面に設けられた粘着剤層22と、を有する。粘着剤が設けられていることにより、基材21の裏面は、粘着剤が露出した粘着面とされている。以下、POPラベル1の基材を第1基材、POPラベル1の粘着面を第1粘着面、粘着ラベル2の基材を第2基材、粘着ラベル2の粘着面を第2粘着面という。
粘着ラベル2は、POPラベル1の表面に剥離可能に貼付されている。粘着ラベル2は、POPラベル1の表面全体に貼付されていてもよいが、図示例では、POPラベル1の表示片4の表面に貼付されている。もっとも、粘着ラベル2は、POPラベル1の貼付片3の表面に貼付されていてもよいし、POPラベル1の表示片4の裏面に貼付されていてもよい(図示せず)。また、粘着ラベル2は、図示のように1枚に限られず、2枚以上貼付されていてもよい。
前記第1基材11及び第2基材21は、柔軟なシート材から形成され、その材質は特に限定されず、それぞれ独立して、例えば、紙、合成紙、合成樹脂製シート、金属蒸着シート、発泡樹脂シートなどが挙げられる。また、前記シート材は、前記各種シートの積層体などでもよい。合成樹脂製シート等の材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィン、ポリエチレンを含む共重合ポリマーなどのポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリアミド系、ポリスチレン系などが挙げられる。第1基材11及び第2基材21の厚みも特に限定されず、それぞれ独立して、例えば、30〜150μm程度が好ましい。
第1基材11は、大面積の矩形部分と小面積の矩形部分が繋がった正面視略T字状に形成されている。前記大面積の矩形部分が表示片4であり、小面積の矩形部分が貼付片3である。第2基材21は、表示片4と略同じ大きさに形成されている。もっとも、第1基材11及び第2基材21の正面視形状は、このような形状に限定されるわけではない。
第1基材11及び第2基材21の表面には、各種表示(商品名、懸賞案内などの広告を含む)を表した意匠印刷が施されている。なお、必要に応じて、第1基材11及び第2基材21の裏面にも、前記意匠印刷を施してもよい。
第1基材11の裏面全体には、粘着剤が設けられている。前記粘着剤を設けることにより、第1基材11の裏面に粘着剤層12が積層されている。さらに、前記表示片4に対応する前記粘着剤層12の裏面に、マスキング剤を設けることにより、隠蔽層13が積層されている。隠蔽層13は、前記粘着剤の粘着力を隠蔽する又は弱める層である。前記隠蔽層13を設けることにより、表示片4の裏面に非粘着面又は微弱粘着面が形成されている。他方、前記貼付片3に対応する前記粘着剤層12の裏面は、露出している。従って、貼付片3の裏面に第1粘着面が形成されている。
前記粘着剤としては、通常、感圧型粘着剤が用いられるが、感熱型粘着剤を用いることも可能である。前記マスキング剤としては、例えば、紫外線硬化型インキなどを用いることができる。
第2基材21の裏面全体には、第1基材11と同様に粘着剤が設けられている。前記粘着剤を設けることにより、第2基材21の裏面に粘着剤層22が積層されている。他方、第1基材11の表示片4の表面には、剥離剤が設けられている。前記剥離剤を設けることにより、表示片4の表面に剥離層14が積層されている。剥離層14は、粘着ラベル2をPOPラベル1に剥離可能に貼付するために設けられている。従って、剥離層14は、粘着ラベル2の第2粘着面が接する箇所に少なくとも設けられ、粘着ラベル2が表示片4の表面以外の箇所に粘着ラベル2が貼り付けられる場合には、その箇所に剥離層14が設けられる。前記剥離剤としては、シリコーン樹脂などが挙げられる。
[POPラベルを貼付した包装体]
図3及び図4において、包装体9は、容器本体61とフランジ部62とシート蓋63とを有する容器6と、前記フランジ部62を含む容器本体61の周囲に熱収縮装着されたシュリンクフィルム7と、を有する。このフランジ部62の突出端62aとシュリンクフィルム7の間には、前記容器本体61の外面から離れた状態で下方に垂下された保持部を有する保持片が介在されている。上記POPラベル1は、シュリンクフィルム7の外面の、前記保持部の外面に対応する位置に貼り付けられ、表示片4が上方に起立している。ただし、図3においては、容器6とPOPラベル1の関係を判りやすくするため、シュリンクフィルム7を仮想線(二点鎖線)で表している。また、図4において、容器本体61内に収納された収納物は、図示していない。
容器6に収納される収納物は、特に限定されず、即席麺、ヨーグルト、ゼリー、菓子、スープなどの食品の他、玩具などの食品以外のものが収納されていてもよい。
容器本体61の上面開口部及び底面は、円形状である。特に図示しないが、上面開口部が、楕円状、四角形状などの多角形状などでもよい。
容器本体61は、上端から下方に向かって縮径した縮径部61aを有する。下方に向かって縮径とは、下方に向かうに従って外周長が小さくなっていることを言う。図示例では、容器本体61は、上端から下端まで徐々に縮径しており、従って、容器本体61の全体の外形は、逆円錐台状に形成されている。もっとも、容器本体61は、全体が縮径している場合に限定されず、その上端から上下方向中途部まで下方に向かって縮径していてもよい。つまり、容器本体61は、上端から中途部までの間に縮径部61aが形成され、それ以外が直胴状などであってもよい(図示せず)。また、特に図示しないが、容器本体61は、上端から下方に向かって直胴状の直胴部を有していてもよい。直胴状とは、上端から下方に向かって何れの箇所も外周長が同じであることをいう。なお、前記直胴状は、容器本体61の上端から下端まで(容器本体61の全体)でもよいし、上端から上下方向中途部まででもよい。全体が直胴状の容器本体61の外形は、円筒状、楕円筒状、四角筒などの多角形筒状などである。
フランジ部62は、容器本体61の上端から径外方向(容器本体61の軸芯から離れる方向)に突出されている。フランジ部62は、容器本体61の全周に亘って突出されている。従って、フランジ部62は、上方部から見ると、リング状を成している。フランジ部62の突出高さは、特に限定されないが、例えば、1.5mm〜10mmであり、好ましくは2mm〜7mmである。
シート蓋63は、フランジ部62の上面に熱溶着又は接着剤若しくは溶剤を用いて接着されている。シート蓋63は、平坦状であり、容器本体61の上面開口部を塞いでいる。シート蓋63は、柔軟なシート材からなる。シート蓋63は、熱収縮性を有さず、シュリンクフィルム7よりも剛性が大きい。剛性が大きいとは、シュリンクフィルム7の収縮応力によって、後述する摘み片63aが容器本体61の外面に密着しない程度の機械的強度を有することをいう。
このシート蓋63の縁部には、摘み片63aが延出されている。摘み片63aは、フランジ部62の取り付けられたシート蓋63を捲り取る際に、指で摘む部分である。摘み片63aは、シート蓋63がフランジ部62に取り付けられた状態において、フランジ部62に取り付けられておらず、フランジ部62の突出端62aから径外方向に突出している。摘み片63aの形状は、指で摘むことができれば特に限定されず、例えば、図示したような、半円状などが挙げられる。また、摘み片63aの面内に、指掛け用の孔が形成されていてもよい。
シュリンクフィルム7は、加熱することによって収縮するフィルムである。シュリンクフィルム7は、容器本体61とシート蓋63とからなる容器全体の周囲を包むように、容器6に熱収縮装着されている。なお、このように容器全体を被包したシュリンクフィルム7(一般に、オーバーラップフィルムとも呼ばれる)は、熱収縮前には、1枚のフィルムであるため、熱収縮後には、1枚のフィルムを袋状にするための線状の熱溶着部分が生じるが、その熱溶着部分は、図示していない。
また、シュリンクフィルム7は、容器全体を被包するものに限られず、フランジ部62を含む容器本体61の上方部に少なくとも熱収縮装着されていればよい。従って、例えば、筒状に形成されたシュリンクフィルム7を用いてもよい。筒状のシュリンクフィルム7’を容器6の上面から底面にまで装着した場合を図5に示す。筒状のシュリンクフィルム7’を用いた場合、シート蓋63の上面の中央部A及び容器本体61の底面の中央部Bは、シュリンクフィルム7’で覆われなくなる。
熱収縮装着されたシュリンクフィルム7は、容器本体61及びシート蓋63に密着している。フランジ部62から突出した柔軟な摘み片63aは、シュリンクフィルム7が密着することによってフランジ部62の突出端62aにて下方に折れ曲がり、容器本体61の外面から離れた状態でフランジ部62の突出端62aから下方に垂下される(図4参照)。
前記フランジ部62の突出端62aとシュリンクフィルム7の間において、フランジ部62の突出端62aから下方に垂下された摘み片63aが、保持片に相当し、摘み片63aのうち突出端62aよりも下方の下方部(容器本体61の外面から離れた状態で下方に垂下された部分)が、保持部に相当する。シュリンクフィルム7が熱収縮装着された状態で、摘み片63aは、ほぼ下方向に垂下し、摘み片63aの外面は鉛直方向(水平面に対して直交する方向)に起立する。ただし、摘み片63aは、柔軟であるため、摘み片63aの外面が鏡面のようの平坦になっているわけではないことに留意されたい。つまり、摘み片63aは、部分的に皺を生じているが、全体として見ると、容器本体61に密着せずに下方向に垂下している。
そして、シュリンクフィルム7の外面であって、摘み片63aの下方部の外面に対応する位置に、POPラベル1の表示片4を上方に向けつつPOPラベル1の貼付片3が貼付されている。貼付されたPOPラベル1は、表示片4が容器本体61の上端よりも上方に突出して起立している。なお、POPラベル1の貼付片3は、少なくとも摘み片63aの下方部の外面に対応する位置に貼り付けられていればよく、例えば、摘み片63a全体に対応する位置に貼り付けられていてもよい。
本発明の包装体9は、POPラベル1が貼り付けられた位置において、シュリンクフィルム7とフランジ部62の間に摘み片63a(保持片)が介在している。かかる摘み片63aは、容器本体61から離れて下方に垂下した下方部を有するため、貼付されたPOPラベル1の貼付片3は、鉛直方向に延び、貼付片3と同一平面上に延びる表示片4もまた、図4に示すように、鉛直方向に延びる。このため、POPラベル1の表示片4が前方斜めにお辞儀した状態となり難く、消費者からPOPラベル1の表示片4が見え易くなる。
図8に示す、本発明に含まれない包装体90を参考にして詳しく説明する。フランジ部620が突出されている容器60は、フランジ部620の突出端620aと容器本体610の外面との間に大きな段差Cを有する。かかる容器60にシュリンクフィルム70を熱収縮装着すると、図8に示すように、前記段差Cにおいてシュリンクフィルム70が大きく収縮する。その収縮度合いは、容器本体610の縮径部610aよりも大きい。他方、POPラベルの表示片が容器本体610の上端よりも上方に突出するようにするためには、図8に示すように、POPラベル10の貼付片30をフランジ部620の下側に貼り付ければよいが、そうすると、POPラベル10がフランジ部620に押されて前方斜めで起立することになる。このようにPOPラベル10が斜めになると、包装体90の正面から表示片40が見え難くなる。
この点、図4に示すように、本発明の包装体9は、介在された摘み片63a(保持片)の下方部によってシュリンクフィルム7の外面の一部分に鉛直方向に延びる面が形成される。このため、シュリンクフィルム7の外面であって摘み片63aの下方部の外面に対応する位置に貼付されたPOPラベル1は、フランジ部62に押されず、表示片4がほぼ鉛直方向に起立するようになる。
かかる本発明のPOPラベル付き包装体9は、表示片4が目立ち、消費者の注意を惹き、十分な広告宣伝効果を発揮できる。
さらに、本発明のPOPラベル1には、粘着ラベル2が剥離可能に貼付されているので、包装体9を開封後、粘着ラベル2をPOPラベル1から引き剥がすことにより、シート蓋63を仮止めシールとして利用することもできる。例えば、容器内に即席麺が収納された包装体9の場合、シート蓋63を開け且つお湯を注いだ後にシート蓋63を再び閉じるが、この際、再閉するシート蓋63の仮止めシールとして粘着ラベル2を利用することができる。
なお、本発明のPOPラベル付き包装体は、上記実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で様々に変更できる。
例えば、シュリンクフィルム7のうち摘み片63a(保持片)に対応する部分に、切込み線又はミシン目線などの切り目(図示せず)を形成しておいてもよい。かかる切り目が形成された部分には、POPラベル1の貼付片3が貼り付けられるので、そのPOPラベル1を引き剥がすと同時に、前記切り目を開裂起点としてシュリンクフィルム7を分断除去できる。
また、上記実施形態では、保持片がシート蓋63の摘み片63aであるが、保持片はシート蓋63の摘み片63aに限られない。例えば、図6に示すように、容器本体61とシュリンクフィルム7の間に、これらと別途独立した保持部材8を介在させてもよい。この保持部材8は、第1板片81と、第1板片81の端部に略直角に連設された第2板片82と、を有する。かかる保持部材8は、例えば、帯板状の部材を略直角に折り曲げたような形状を成し、例えば、厚紙や合成樹脂成形品などを用いて形成できる。
この保持部材8の第2板片82の上方部内面をフランジ部62の突出端62aに密着させながら第1板片81を容器本体61の上面(シート蓋63を有する容器6の場合には、シート蓋63の上面)に載せ、その状態でシュリンクフィルム7を熱収縮することにより、フランジ部62の突出端62aとシュリンクフィルム7の間において、第2板片82の下方部が容器本体61の外面から離れた状態で垂下する。かかる第2板片82が保持片に相当し、その下方部が保持部に相当する。この第2板片82の下方部(保持部)に対応する位置に、POPラベル1の貼付片3を貼付することにより、上記実施形態と同様に、表示片4がほぼ鉛直方向に起立したPOPラベル付き包装体9を構成できる。
さらに、図7に示すように、上記保持部材8の第2板片82に、段部822が形成されていてもよい。この段部822は、第2板片82の上方部821と下方部823の間に形成されており、前記下方部823が上方部821よりも内側にずれることにより形成されている。この段部822と第2板片82の上方部821と第1板片81とによって、コの字状の係止部が形成される。かかる保持部材8は、第2板片82の上方部内面をフランジ部62の突出端62aに密着させながら取り付けられ、第2板片82の下方部823が容器本体61の外面から離れた状態で垂下する。このような保持部材8は、前記係止部を有するので、フランジ部62に抱着できる。このため、シュリンクフィルム7を熱収縮装着した際に、保持部材8が位置ずれすることを防止できる。なお、かかる段部822を余りに大きくすると(下方部823を内側に大きくずらし過ぎると)、第2板片82の下方部823が容器本体61の外面に実質的に沿ってしまうので、第2板片82の下方部823が容器本体61から離れた状態を維持しつつ、係止部を形成できる程度に、前記段部822は形成される。
また、保持片の形状は、上記各実施形態に限られず、容器本体61の外面から離れた状態で垂下する保持部を有していればその形状は特に限定されない。
また、上記実施形態では、POPラベル1に粘着ラベル2が貼付されているが、粘着ラベル2を具備しないPOPラベル1だけを包装体9に貼付してもよい。
1…POPラベル、2…粘着ラベル、3…貼付片、4…表示片、6…容器、61…容器本体、61…縮径部、62…フランジ部、62a…フランジ部の突出端、63…シート蓋、63a,82…保持片、7,7’…シュリンクフィルム、9…包装体

Claims (3)

  1. 上端から下方に向かって縮径した縮径部又は上端から下方に向かって直胴状の直胴部を有する上面開口型の容器本体と前記容器本体の上端から径外方向に突出されたフランジ部とを有する容器と、
    前記フランジ部を含む容器本体の周囲に熱収縮装着されたシュリンクフィルムと、
    貼付片と表示片を有するPOPラベルと、を有し、
    前記フランジ部の突出端とシュリンクフィルムの間に、前記容器本体の外面から離れた状態で下方に垂下された保持部を有する保持片が介在されており、
    前記シュリンクフィルムの外面の、前記保持部の外面に対応する位置に前記POPラベルの貼付片が貼り付けられ、POPラベルの表示片が起立している、包装体。
  2. 前記容器が、前記フランジ部の上面に取り付けられ且つ前記容器本体の上面開口部を塞ぐシート蓋をさらに有し、
    前記保持片が、前記シート蓋から延出され且つフランジ部の突出端から下方に垂下された摘み片である、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記POPラベルに、剥離可能な粘着ラベルが貼付されている、請求項1または2に記載の包装体。
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