JP2015060966A - 塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び記憶媒体 - Google Patents

塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2015060966A
JP2015060966A JP2013194145A JP2013194145A JP2015060966A JP 2015060966 A JP2015060966 A JP 2015060966A JP 2013194145 A JP2013194145 A JP 2013194145A JP 2013194145 A JP2013194145 A JP 2013194145A JP 2015060966 A JP2015060966 A JP 2015060966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
transfer
substrate
wafer
transport mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013194145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5867473B2 (ja
Inventor
知広 金子
Tomohiro Kaneko
知広 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2013194145A priority Critical patent/JP5867473B2/ja
Priority to TW103131613A priority patent/TWI591750B/zh
Priority to KR1020140123553A priority patent/KR102243966B1/ko
Priority to US14/488,737 priority patent/US9411235B2/en
Publication of JP2015060966A publication Critical patent/JP2015060966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5867473B2 publication Critical patent/JP5867473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/2035Exposure; Apparatus therefor simultaneous coating and exposure; using a belt mask, e.g. endless
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/3042Imagewise removal using liquid means from printing plates transported horizontally through the processing stations

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】塗布、現像装置の生産性を向上させることができる技術を提供すること。
【解決手段】第1の載置モジュールから第2の載置モジュールに各々基板の受け渡しを行い、基板の受け渡し時に一方が選択される第1の搬送機構及び第2の搬送機構と、前記第1の搬送機構及び第2の搬送機構により夫々基板の受け渡しが行われ、基板の処理を行うための第1の処理モジュール及び第2の処理モジュールと、制御部とが設けられる。前記制御部は、基板を第2の載置モジュールに搬送することに起因して、第1の処理モジュールまたは第2の処理モジュールから基板を搬出するタイミングが遅くなる遅れ時間を第1の搬送機構及び第2の搬送機構の夫々について求め、前記遅れ時間が短い方の搬送機構を選択し、基板の搬送を行うように各搬送機構を制御する。
【選択図】図12

Description

本発明は、処理モジュールを含む塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び前記装置に用いられるコンピュータプログラムを含む記憶媒体に関する。
塗布、現像装置は、基板である半導体ウエハ(以下、ウエハとする)にレジストを塗布し、露光された前記レジストに現像を行う。この塗布、現像装置においては多数のモジュールと、各モジュール間でウエハの搬送を行う複数の搬送アームとが設けられる。ここでは装置内でウエハが置かれる場所をモジュールとする。
前記ウエハを格納したキャリアが当該塗布、現像装置に搬送されると、当該キャリア内の同種の処理を行う全てのウエハについて、キャリアから払い出される前に搬送スケジュールが設定される。この搬送スケジュールは、キャリアから払い出してからキャリアに戻るまでの間の各ウエハの搬送先のモジュールを決めたスケジュールである。そのように搬送されるモジュールが決定されることにより、モジュール間の搬送に用いられる各搬送アームについても、どの搬送アームを用いるか、ウエハがキャリアから払い出される前に決定されていた。
ところで前記塗布、現像装置について具体的に説明すると、前記レジスト塗布処理を行うレジスト塗布モジュール及び現像処理を行う現像モジュールを含む処理ブロックと、露光装置と前記処理ブロックとの間でウエハを搬送するインターフェイスブロックと、が設けられる。前記インターフェイスブロックには、例えば特許文献1、2に記載されるような露光前のウエハWを洗浄する処理モジュール、露光後のウエハを洗浄する処理モジュールが夫々設けられる。また、特許文献3に示されるように、インターフェイスブロックは、これら処理モジュールと、処理ブロックの各部と、露光装置とにウエハを受け渡すために互いに積層された多数の受け渡しモジュールとが設けられるように構成される場合がある。この場合、複数の搬送アームが前記多数の受け渡しモジュールに対する搬送を分担して行うように構成される。
ところが上記の搬送スケジュールによって、前記複数の搬送アームのうちの一方の搬送アームがモジュール間を例えば3回搬送する間、他方の搬送アームがモジュール間を例えば5回搬送するというように、搬送アームの間において搬送工程の数(搬送を行う回数)に差が生じる場合がある。そして、このように搬送アーム間で搬送工程数に偏りが生じると、搬送工程数が多い方の搬送アームの動作により、装置の生産性が律速となってしまうおそれがある。また、前記装置の生産性を高くするためには、上記の処理モジュールにおいてウエハの処理が終了したら、後続の未処理のウエハを当該処理モジュールに搬送できるように速やかに処理済みのウエハを搬出して、処理モジュールを効率よく利用することが求められる。
特開2010−287686 特許4584926 特開2012−199318
本発明はこのような事情においてなされたものであり、その目的は塗布、現像装置の生産性を向上させることができる技術を提供することである。
本発明の塗布、現像装置は、
キャリアブロックに搬入されたキャリアから取り出された基板に対し処理ブロックにてレジスト膜を含む塗布膜を形成し、インターフェイスブロックに接続された露光装置により露光された後の基板に対し前記処理ブロックにて現像処理を行う塗布、現像装置において、
基板が載置される第1の載置モジュール、及びこの第1の載置モジュールから基板が受け渡されて基板が載置される第2の載置モジュールと、
前記第1の載置モジュールから第2の載置モジュールに各々基板の受け渡しを行い、基板の受け渡し時に一方が選択される第1の搬送機構及び第2の搬送機構と、
前記第1の搬送機構及び第2の搬送機構により夫々基板の受け渡しが行われ、基板の処理を行うための第1の処理モジュール及び第2の処理モジュールと、
前記第1の載置モジュールに基板が置かれた後、前記基板を第2の載置モジュールに搬送する搬送機構を前記第1の搬送機構及び第2の搬送機構の中から選択して、基板を搬送するように制御信号を出力する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記基板を第2の載置モジュールに搬送することに起因して、第1の処理モジュールまたは第2の処理モジュールから基板を搬出するタイミングが遅くなる遅れ時間を第1の搬送機構及び第2の搬送機構の夫々について求め、前記遅れ時間が短い方の搬送機構を選択するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の載置モジュールから第2の載置モジュールに各々基板の受け渡しを行い、この受け渡しに一方が選択される第1の搬送機構及び第2の搬送機構が設けられ、この選択は、基板を第2の載置モジュールに搬送することに起因して、第1の処理モジュールまたは第2の処理モジュールから基板を搬出するタイミングが遅くなる遅れ時間を求め、この遅れ時間が短い方の搬送機構が選択されるように行われる。このように基板の搬送状況によって搬送機構が決定されるので、前記第2の載置モジュールへの搬送を行うために第1の搬送機構及び第2の搬送機構のうちの一方の搬送機構が使用され続けることが防がれる。従って、搬送機構間における搬送工程数の偏りが抑えられる。さらに、第1の処理モジュール及び第2の処理モジュールにおいて、既に搬送可能になった基板が滞留する時間が抑えられる。その結果として、塗布、現像装置の生産性の向上を図ることができる。
本発明に係る塗布、現像装置の平面図である。 前記塗布、現像装置の斜視図である。 前記塗布、現像装置の概略縦断側面図である。 前記塗布、現像装置に設けられるインターフェイスブロックの側面図である。 前記塗布、現像装置に設定される搬送ルートを示す表図である。 前記搬送ルートによるウエハのフローを示す経路図である。 作成中の搬送スケジュールを示す表図である。 塗布、現像装置の制御部の判定工程を示すフローチャートである。 塗布、現像装置の制御部の判定工程を示すフローチャートである。 前記インターフェイスブロックにおける搬送機構の動作を示す説明図である。 前記インターフェイスブロックにおけるウエハの搬送状況を示す説明図である。 ウエハについての搬送の遅れ時間を説明するための模式図である。 マルチモジュールにおけるウエハの搬送ルールを示す説明図である。 マルチモジュールにおけるウエハの搬送ルールを示す説明図である。 マルチモジュールにおけるウエハの搬送ルールを示す説明図である。 マルチモジュールにおけるウエハの搬送ルールを示す説明図である。 ウエハについての搬送の遅れ時間を説明するための模式図である。 マルチモジュールにおけるウエハの搬送ルールを示す説明図である。 マルチモジュールにおけるウエハの搬送ルールを示す説明図である。
本発明の実施形態に係る塗布、現像装置1について、図1〜図3を用いて説明する。図1、図2、図3は夫々塗布、現像装置1の平面図、斜視図、概略縦断側面図である。塗布、現像装置1は、キャリアブロックD1と、多目的ブロックD2と、処理ブロックD3と、インターフェイスブロックD4と、を直線状に接続して構成されている。インターフェイスブロックD4には、さらに露光装置D5が接続されている。以降の説明ではブロックD1〜D4の配列方向を左右方向とし、この配列方向に直交する水平方向を前後方向とする。
キャリアブロックD1は、基板であるウエハWを複数枚含むキャリアCを塗布、現像装置1内に対して搬入出する役割を有し、キャリアCの載置台11と、開閉部12と、開閉部12を介してキャリアCからウエハWを搬送するための搬送アーム13とを備えている。
多目的ブロックD2には、タワーT1と、搬送アーム14と、タワーT2とがこの順で、前後方向に設けられている。タワーT1はブロックD2の前後の中央部に設けられ、互いに積層された載置モジュールSCPL1〜SCPL3、TRS1〜TRS3を備えている。SCPL及び後述のICPLと記載する載置モジュールは、ウエハWを載置するステージに冷却水が供給されるように構成され、前記ウエハWを温調する。タワーT1の載置モジュールSCPL、TRSにより、キャリアブロックD1と、処理ブロックD3との間でウエハWの受け渡しを行うことができる。タワーT2には、ウエハW表面を疎水化処理する疎水化処理モジュールADH1〜ADH4が互いに積層されて設けられている。搬送アーム14は、タワーT1及びT2に含まれる各モジュール間でウエハWを受け渡すことができる。
処理ブロックD3は、この例ではウエハWに液処理を行う第1〜第3の単位ブロックE1〜E3が、下から順に積層されて構成されている。第1の単位ブロックE1は、レジスト膜を形成する処理を行うためのブロックである。第2の単位ブロックE2は、前記レジスト膜上に保護膜を形成する処理を行うためのブロックである。第3の単位ブロックE3は、露光装置D5にて露光されたレジスト膜を現像し、当該レジスト膜にレジストパターンを形成するためのブロックである。
単位ブロックのうち、代表して図1に示す第1の単位ブロックE1について説明する。多目的ブロックD2からインターフェイスブロックD4へ向かう直線状の搬送領域15に沿って、棚ユニット16A〜16Dが左右方向に配置されている。一つの棚ユニット16はモジュールを積層可能に構成され、この例ではウエハWを加熱処理する加熱モジュールPAB1〜PAB5が、棚ユニット16A〜16Dに含まれている。搬送領域15を挟んで棚ユニット16A〜16Dに対向するように、液処理モジュールであるレジスト塗布モジュールCOT1〜COT3が設けられており、各々ウエハWにレジストを供給してレジスト膜を形成する。以降、前記前後方向について、前記棚ユニット16A〜16Dが設けられる側を後方側、液処理モジュールが設けられる側を前方側として説明する。
前記搬送領域15には搬送アームF1が設けられており、前記加熱モジュールPAB1〜PAB5と、前記レジスト塗布モジュールCOT1〜COT3と、前記タワーT1及び後述タワーT3において単位ブロックE1と同じ高さに位置する載置モジュールと、の間でウエハWを搬送することができる。
第2の単位ブロックE2は、液処理モジュールとしてレジスト塗布モジュールCOT1〜COT3の代わりに、保護膜形成モジュールITC1〜ITC3が設けられていることを除いて、第1の単位ブロックB1と同様に構成されている。図3で、搬送アームF1に相当する搬送アームをF2として示している。また、当該単位ブロックE2に設けられる加熱モジュールを、PAB11〜PAB15として示す場合がある。
第3の単位ブロックE3は、液処理モジュールとしてレジスト塗布モジュールCOT1〜COT3の代わりに、現像モジュールDEV1〜DEV4が設けられていることを除いて、第3の単位ブロックB3と同様に構成されている。図3で、搬送アームF1に相当する搬送アームをF3として示している。また、当該単位ブロックE3に設けられる加熱モジュールをPEB1〜PEB5として示す場合がある。搬送アームF1〜F3はインターフェイスブロックD4と、処理ブロックD2との間でウエハWを受け渡す移載機構である。
続いて、インターフェイスブロックD4について、図4の側面図を参照しながら説明する。インターフェイスブロックD4は、前後の中央部にタワーT3を備えている。タワーT3には、載置モジュールTRS11〜TRS15、SBU1、SBU2、ICPL1、ICPL2及びSCPL11〜SCPL15が互いに積層されて設けられている。SBUと記載した載置モジュールには、複数枚のウエハWを載置することができる。また、タワーT3の後方側には、第1の積層体をなす裏面洗浄モジュールBST1、BST2が互いに上下に積層されて設けられている。この裏面洗浄モジュールBSTは、ブラシにより露光前のウエハWの裏面を洗浄する。タワーT3の前方側には、第2の積層体をなす露光後洗浄モジュールPIR1、PIR2が、上下に互いに積層されて設けられている。この露光後洗浄モジュールPIRは、露光後のウエハWの表面に洗浄液を供給し、洗浄処理及び保護膜の除去を行う。
また、インターフェイスブロックD4には、第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22が設けられる。第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22は、昇降部31、昇降部31上で鉛直軸回りに回転自在な回転台32、回転台32上で進退自在なウエハ保持部33を備えている。図中34は、昇降部31のガイドである。第1の搬送アーム21は、露光後洗浄モジュールPIR1、PIR2の積層体と、タワーT3を構成する載置モジュール群との間に設けられ、これらのモジュール間でウエハWの受け渡しを行うことができるように構成されている。第2の搬送アーム22は、裏面洗浄モジュールBST1、BST2の積層体と、タワーT3を構成する載置モジュール群との間に設けられ、これらのモジュール間でウエハWの受け渡しを行うことができるように構成されている。即ち、インターフェイスブロックD4は、タワーT3を構成する各載置モジュールに、第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22の両方がアクセスできるレイアウトとされている。そして、露光後洗浄モジュールPIR1、PIR2には、第1の搬送アーム21のみが、裏面洗浄モジュールBST1、BST2には第2の搬送アーム22のみがアクセスできるレイアウトとされている。
また、インターフェイスブロックD4には、第3の搬送アーム23が設けられている。第3の搬送アーム23は、例えばタワーT3に対して露光装置D5側に設けられており、搬送アーム21、22と同様に構成され、露光装置D5とタワーT3に設けられる載置モジュールICPL1、ICPL2、TRS13、TRS14との間でウエハWを受け渡すことができる。
塗布、現像装置1には、制御部3が設けられている。制御部3はコンピュータであり、プログラム、メモリ、CPUからなるデータ処理部などを備えている。前記プログラムは後述するように、ウエハWの搬送ルートに基づいて、モジュール間における搬送経路を定義した搬送スケジュールを設定し、この搬送スケジュールに従ってウエハWが搬送されるように、各搬送アームに制御信号を送信して、その動作を制御する。その他に、前記プログラムは、後述のフローに従って使用する搬送アームの決定を行い、さらに、各モジュールにおけるウエハWの処理動作を制御する。前記プログラムは、コンピュータの記憶媒体例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)及びメモリーカードなどの記憶媒体に格納されて制御部3にインストールされる。
図5の表は、上記の塗布、現像装置1におけるウエハWの搬送ルートを示している。この搬送ルートは、塗布、現像装置1内での搬送の順番を表すSTEPと、各STEPのモジュールの種別と、各STEPのモジュールに対してウエハWの搬入及び搬出を行うために各々使用される搬送アームと、を指定したデータであり、ウエハWの搬送を開始する前に予め制御部3に記憶される。
ところで、このように搬送ルートが指定されることで、キャリアCからの搬送の順番が同じとなり、且つ処理の種別が互いに同じ複数のモジュールについては、マルチモジュールとして記載する場合がある。このマルチモジュールには、単にウエハを載置する載置モジュールも含まれる。例を挙げると、裏面洗浄モジュールBST1、BST2は互いにマルチモジュールを構成し、載置モジュールSCPL1〜SCPL3は互いにマルチモジュールを構成する。同じマルチモジュールを構成するモジュールのうちの一つにウエハWは搬送される。搬送ルートは、マルチモジュールのうちのどのモジュールについて搬送するかについては、指定していない。搬送スケジュールは、ウエハWの搬送先のモジュールを指定したスケジュールであり、マルチモジュール内のどのモジュールについても搬送を行うか指定する。
図5の搬送ルート中、STEP7、8で載置モジュールTRSからSCPLへの搬送に使用する搬送アームをアームグループとして示している。このアームグループは、上記した第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22により構成されるグループであり、載置モジュールTRSから載置モジュールSCPLへの搬送を、搬送アーム21、22のうちいずれか一方により行うことを、この搬送ルートで指定している。このアームグループ内にて使用する搬送アームの決定手順について、後に詳しく述べる。
また、制御部3は、各モジュールから送信される信号に従って、各モジュールにおけるウエハWの有無を認識することができ、さらに各モジュールのウエハWが、現時点から搬送可能となるまでの時間を予測することができるように構成されている。さらに、制御部3は、搬送アームの搬送実行状態を認識することができる。具体的にはウエハWを搬送中か、搬送を行わずに待機状態(アイドル状態)となっているかを認識することができる。それに加えて、搬送アームの現在位置から特定のモジュールまでの移動距離及び予測の移動時間を取得することができるように構成されている。
図6は、上記の搬送ルートに従って行われる塗布、現像装置1内でのウエハWの搬送フローを模式的に示しており、使用される搬送アーム毎に、モジュールを枠で囲って示している。この搬送フローについて説明すると、載置台11にキャリアCが載置されると、ウエハWは搬送アーム13→タワーT1の載置モジュールTRS1→搬送アーム14→疎水化処理モジュールADH1〜ADH4の順で搬送され、疎水化処理を受ける。
疎水化処理後のウエハWは、タワーT1の載置モジュールSCPL1〜SCPL3→搬送アームF1→レジスト塗布モジュールCOT1〜COT3の順で搬送され、レジスト膜が形成される。その後、ウエハWは、搬送アームF1→加熱モジュールPAB1〜PAB5→タワーT3の載置モジュールTRS11→第1の搬送アーム21または第2の搬送アーム22→載置モジュールSCPL11〜SCPL13→搬送アームF2→保護膜形成モジュールITC1〜ITC3の順で搬送され、レジスト膜の上層に保護膜が形成される。
前記保護膜が形成されたウエハWは、搬送アームF2→加熱モジュールPAB11〜PAB15→搬送アームF2→タワーT3の載置モジュールTRS12→第2の搬送アーム22→載置モジュールSBU1〜SBU2→第2の搬送アーム22→裏面洗浄モジュールBST1〜BST2の順で搬送されて、裏面洗浄処理を受ける。然る後、ウエハWは、第2の搬送アーム22→タワーT3の載置モジュールICPL1〜ICPL2→第3の搬送アーム23→露光装置D5の順で搬送され、所定のパターンに沿ってレジスト膜が露光される。
露光後のウエハWは、第3の搬送アーム23→タワーT3の載置モジュールTRS13〜TRS14→第2の搬送アーム22→露光後洗浄モジュールPIR1、PIR2の順で搬送され、露光後洗浄処理を受ける。洗浄処理を受けたウエハWは、第1の搬送アーム21→タワーT3の載置モジュールTRS15→搬送アームF3→加熱モジュールPEB1〜PEB5→搬送アームF3→タワーT3の載置モジュールSCPL14〜SCPL15→搬送アームF3→現像モジュールDEV1〜DEV4の順で搬送されて、現像処理される。現像処理後のウエハWは、搬送アームF3→タワーT1の載置モジュールTRS2→搬送アーム14→タワーT1の載置モジュールTRS3→搬送アーム13→キャリアCの順で搬送される。ウエハWはこのような順番で1枚ずつ、後にキャリアCから払い出されたものが、先にキャリアCを払い出したものを追い越さずに搬送される。
この塗布、現像装置1においては、キャリアCからウエハWが搬出される直前に、制御部3が当該ウエハWについて、搬送先を指定する搬送スケジュールを設定する。つまり搬送スケジュールは、ウエハWごとに異なるタイミングで設定される。ここで設定される搬送スケジュールは、ウエハWが通過するブロックと、キャリアCの次にウエハWが搬送されるモジュール(即ち、載置モジュールTRS1)と、についてだけが設定されたものである。
図7の表は、そのように設定された搬送スケジュールを示している。図7の搬送スケジュール中、一例として表したA1は、処理の種別「A」が行われる1枚目のウエハWであることを示している。これ以降、このA1と同様にウエハWを、処理の種別と番号とによって表す場合がある。STEP2において、ウエハA1は上記のように載置モジュールTRS1に搬送されることが決定されているが、STEP3以降のSTEPでウエハA1が搬送されるモジュールは決定されていないので、図7の表中の該当する欄にモジュールを記載していない。また、このように搬送スケジュールが設定されるときには、前記アームグループ内で使用される搬送アームについても決定されていない。
この搬送スケジュールに従ってウエハA1を搬送するとして、各ブロック内のモジュール間での搬送スケジュールは、当該ウエハA1の搬送中に、他のウエハWの搬送状況に応じて制御部3により決定される。また、アームグループ内で、載置モジュールTRS11からSCPL11〜13へウエハA1を搬送するために使用される搬送アームについては、他のウエハWの搬送状況及び搬送アーム21、22の動作状況に応じて、制御部3により決定される。
続いて、制御部3による各搬送アームについての動作の制御のフローチャートである図8を参照しながら説明する。このフローは図5中、一のSTEPで指定される種別のモジュールから、次のSTEPで指定される種別のモジュールへウエハWの搬送を行うか否かを決定する手順を示す。
先ず、一のモジュール(搬送元モジュール)から、前記搬送ルートによって指定された搬送アームを用いてウエハWを搬出可能か否かが判定される(工程S1)。搬出可能と判定されると、この搬送元モジュールから前記搬送アームにより搬送されるように指定されたモジュール(搬送先候補モジュール)について、当該ウエハWを搬送可能なモジュールがあるか否かが判定される(工程S2)。つまり、搬送先候補モジュールがマルチモジュールでは無く、単一のモジュールである場合は、当該単一のモジュールについて搬送可能か否かが判定され、搬送先候補モジュールがマルチモジュールである場合、当該マルチモジュールのうちのいずれかのモジュールに搬送できるか否かが判定される。
工程S2で、搬送先候補モジュールの中に搬送可能なモジュールがあると判定された場合、当該搬送可能なモジュールをウエハWの搬送先モジュールとして決定する(工程S3)。つまり、ウエハWの搬送スケジュールが決定される。この工程S2、S3で、搬送先候補モジュールがマルチモジュールである場合に、マルチモジュールの中のいずれのモジュールを搬送先モジュールとして決定するかについては後述する。
搬送先モジュールの決定に続いて、搬送元モジュールから搬送先モジュールへウエハWを搬送する搬送アームは、アームグループであるか否かが判定される(工程S4)。工程S4について、アームグループであると判定された場合、アームグループのうち、どの搬送アームにより搬送を行うかを決定する(工程S5)。この工程S5については後に詳しく説明する。
そして、搬送を実行する搬送アームについて決定されたか否かが判定され(工程S6)、決定されたと判定された場合は、そのように決定した搬送アームを用いて、搬送元モジュールから工程S3において決定された搬送先モジュールへウエハWを搬送する(工程S7)。このようにウエハWの搬送が行われる場合は、図5、図6で説明したように、搬送元モジュールは載置モジュールTRS11、搬送先モジュールは載置モジュールSCPL11〜SCPL13のうちのいずれかであり、搬送アーム21または22のうちの決定された方の搬送アームにより搬送が行われる
前記工程S4で、搬送先モジュールへウエハWを搬送する搬送アームがアームグループではないと判定された場合、前記搬送元モジュールから搬出可能になったウエハWを搬送する搬送アームが、他のウエハWの搬送を実行中か否か判定される(工程S8)。工程S8で、搬送を実行中ではないと判定された場合、当該搬送アームで搬送元モジュールから搬送先モジュールへウエハWの搬送を行うように決定される(工程S9)。その後、前記工程S7が実行され、搬送先モジュールへウエハWの搬送が行われる。
工程S1にて搬送元モジュールからウエハWの搬出ができないと判定された場合、工程S2にて搬送可能なモジュールが無いと判定された場合、工程S6にて搬送アームが決定されていないと判定された場合、及び工程S8において搬送元モジュールから搬出可能になったウエハWを搬送する搬送アームが、他のウエハWの搬送を実行中であると判定された場合は、搬出元モジュールからのウエハWの搬送が行われない(工程S10)。この一連の工程S1〜S10は速やかに行われるため、搬送先モジュールの決定と、搬送先モジュールがアームグループにより搬送されるモジュールである場合の当該アームグループ中の使用する搬送アームの決定と、は略同タイミングで行われる。
上記の工程S4における搬送アームがアームグループであるか否かの判定工程、及び工程S5におけるウエハWの搬送を行う搬送アームを決定する手順について、詳細に示した図9のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、ウエハWが搬出可能となっている搬送元モジュールと、この搬送元モジュールに対する搬送先モジュールとへ共にアクセス可能な搬送アームが2つ以上設けられているか否かが判定される(工程T1)。この工程T1は、前記工程S4を言い換えたものであり、搬送元モジュールから搬送先モジュールへ搬送を行う搬送アームが、アームグループであるか否かの判定を行っている。
工程T1で、搬送元モジュール及び搬送先モジュールにアクセス可能な搬送アームが2つ以上設けられていないと判定されると、搬送元モジュールから搬送先モジュールへアクセス可能な唯一の搬送アームが、ウエハWの搬送を実行中であるか否か判定される(工程T2)。工程T2で、実行中では無いと判定された場合、当該搬送アームで搬送元モジュールから搬送先モジュールへ、搬送を行うように決定される(工程T3)。工程T2で搬送が実行中と判定された場合は、図のフローに示すように工程T2が繰り返し実施される。
工程T1で、搬送元モジュール及び搬送先モジュールにアクセス可能な搬送アームが2つ以上設けられていると判定されると、そのように2つ以上設けられた搬送アームを搬送実行候補アームとして、当該搬送実行候補アームから、搬送実行可能のアームを検出する(工程T4)。搬送実行可能のアームとは、アイドル状態、つまりウエハWの搬送を実行しておらず、静止した待機状態にある搬送アームのことである。搬送実行可能のアームが無い場合には、搬送実行可能のアームが現れるまで、この工程T4が繰り返し行われる。そして、検出された搬送実行候補アームが2つ以上あるか否かが判定され(工程T5)、2つ以上無いと判定された場合は、上記工程T3が実行される。即ち、搬送実行可能な搬送実行候補アームで搬送元モジュールから搬送先モジュールへウエハWを搬送するように決定される。
ここまでのフローで、前記工程T1について具体的に述べると、塗布、現像装置1では、図5、図6で説明したようにウエハWの搬送元モジュールが載置モジュールTRS11であり、搬送先モジュールが載置モジュールSCPL11〜SCPL13のうちのいずれかであるときに、第1の搬送アーム21、第2の搬送アーム22がこれらのモジュールにアクセスできるように搬送ルートが設定されている。従って、この載置モジュールTRS11以外のモジュールからウエハWが搬送可能となり、当該モジュールがウエハWの搬送元モジュールとなる場合には、工程T1において、搬送元モジュール及び搬送先モジュールへ共にアクセス可能な搬送アームは2つ以上設けられていないという判定になる。載置モジュールTRS11からウエハWが搬出可能となり、当該載置モジュールTRSが搬送元モジュールとなる場合、この工程T1において、前記アクセス可能な搬送アームが2つ以上設けられているという判定になる。
工程T1に続いて行われる工程T4、T5、T3のフローを具体的に述べる。工程T4では、第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22が、前記搬送実行候補アームとされ、これらの搬送アーム21、22のうち搬送実行可能なアームが検出される(工程T4)。そして、検出されたのは搬送アーム21、22のいずれか一方であるか、両方であるかが判定される(工程T5)。いずれか一方であれば、その一方の搬送アームを用いて載置モジュールTRS11から載置モジュールSCPL11〜SCPL13のうちの一つのSCPLにウエハWを搬送するように決定される(工程T3)。両方であれば、後述のステップT6が行われる。
前記工程T5において、搬送実行可能な搬送実行候補のアームが2つ以上あると判定されると、これら2つ以上の搬送実行候補のアームの中で、搬送元モジュールから搬送先モジュールへウエハWを搬送するとした場合、この搬送中に、当該搬送を行っている搬送実行候補のアームにより搬送実行可能となる予定のウエハWが無いものが存在するか否かが判定される(工程T6)。より詳しく述べると、前記搬送先モジュールに一の搬送実行候補のアームによりウエハWを搬送するとした場合に、この搬送中に、一の搬送実行候補のアームによりウエハWを搬出するように設定されている処理モジュールから搬出可能になるウエハWがあるか否かが判定される。搬送実行候補のアームごとにそのようなウエハWがあるか否かが判定される。いずれかの搬送実行候補のアームについて、そのようなウエハWが無ければ、前記工程T6は該当する搬送実行候補のアームが存在するという判定になる。すべての搬送実行候補のアームについて、そのようなウエハWがあれば、前記工程T6は該当する搬送実行候補のアームが無いという判定になる。
工程T6において、該当する搬送実行候補のアームがあると判定された場合で、且つ、当該搬送実行候補のアームが2つ以上ある場合、各搬送実行候補のアームについて、各搬送アームが待機状態にある位置から搬送元モジュールまでの移動距離が算出される(工程T7)。そして、搬送元モジュールまでの移動時間が最も短い搬送実行候補アームにより、搬送元モジュールから搬送先モジュールへの搬送を行うように決定される(工程T8)。前記工程T7では、前記移動距離の代わりに待機状態にある各搬送実行候補アームの位置から搬送元モジュールまでの移動時間を算出し、移動時間が最も短い搬送実行候補アームにより搬送を行うようにしてもよい。また、前記工程T6で、該当する搬送実行候補のアームが1つしかない場合、この搬送実行候補のアームを用いて搬送元モジュールから搬送先モジュールへの搬送を行うように決定される。
工程T6〜工程T8のフローについて、具体例である図10を参照して説明する。例えばウエハA15が搬送元モジュールである載置モジュールTRS11から搬出可能になったとする。第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22は、ウエハWの搬送を行っておらず、図中に実線で示す位置に各々待機しており、工程T5において搬送実行候補のアームが2つ以上あると判定された状態となっているものとする。また、載置モジュールTRS11の搬送先モジュールは、載置モジュールSCPL11に決定されているものとする。
この状態から、仮に第1の搬送アーム21が載置モジュールTRS11から載置モジュールSCPL11にウエハA15を搬送するとした場合に、この搬送中において、第1の搬送アーム21によりウエハWの搬出が行われるように設定されている露光後洗浄モジュールPIR1、PIR2において搬出可能となるウエハWが存在するか否かが判定される。また、仮に第2の搬送アーム22が載置モジュールTRS11から載置モジュールSCPL11にウエハWを搬送するとした場合に、この搬送中において、第2の搬送アーム22によりウエハWの搬出が行われるように設定されている載置モジュールTRS12、載置モジュールSBU1、SBU2、及び裏面洗浄モジュールBST1、BST2において搬出可能となるウエハWが存在するか否かが判定される。ここでは第1の搬送アーム21、第2の搬送アーム22について、共にそのように搬出可能となるウエハWが存在しないと判定されたものとする(工程T6)。
このように判定されたことで、第1の搬送アーム21、第2の搬送アーム22夫々について、載置モジュールTRS11までの移動距離が算出される(工程T7)。図10に示すように、第2の搬送アーム22の方が載置モジュールTRSまでの移動距離が短い。そのため、第2の搬送アーム22により、ウエハA15を載置モジュールTRS11から搬送するように決定され(工程T8)、鎖線で示すように、第2の搬送アーム22がウエハA15を受け取るために載置モジュールTRS11へ向けて移動する。
図9のフローに戻って、工程T6において該当する搬送実行候補のアームが無いと判定された場合について説明する。この場合は、即ち、どの搬送実行候補のアームを用いて前記搬送先モジュールへウエハWを搬送しても、この搬送中に、搬送元モジュール以外のモジュールにおいて、前記搬送中の搬送実行候補のアームにより搬出可能なウエハWが存在する場合である。
この場合、搬送実行候補のアームごとに、搬送元モジュールからウエハWを搬送することで、当該ウエハWの搬送実行中に搬送可能となる他のウエハWの搬送を開始する遅れ時間を算出する(工程T9)。この遅れ時間とは、モジュールにおいてウエハWを搬出可能になった時点から、搬送アームにより当該モジュールから実際に当該ウエハWが搬出される時点に至るまでの時間であり、いわゆるモジュールにおける待機時間である。そして、搬送実行候補のアームのうち、この遅れ時間が最も短くなる搬送アームを、搬送元モジュールからウエハWの搬送を行うアームとして決定する(工程T10)。以上、説明したT2〜T10の各工程は、図8のフローの工程S5に相当する。
工程T6、T9、T10のフローについて、具体例を挙げて説明する。図11に示す例では、図10の例と同じく載置モジュールTRS11にウエハA15が載置され、当該TRS11から搬出可能になったものとする。そして、第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22は待機状態となっており、上記の工程T5における搬送実行候補のアームが2つ以上ある状態となっているものとする。また、図10の例と同じく、TRS11からはSCPL11にウエハA15を搬送するように決定されているものとする。
ただし、図10で説明した例と異なり、図11に示す例では、裏面洗浄モジュールBST2にウエハA12が搬送されており、露光後洗浄モジュールPIR1にウエハA5が搬送されている。第2の搬送アーム22により、ウエハA15を載置モジュールSCPL11へ搬送する場合、この搬送中に裏面洗浄モジュールBST2からウエハA12が搬出可能になる。第1の搬送アーム21により、ウエハA15を載置モジュールSCPL1へ搬送する場合、この搬送中に裏面洗浄モジュールBST2からウエハA5が搬出可能になる。つまり、工程T6で該当する搬送アームは存在しないという判定になっているものとする。
この場合、ウエハA5及びウエハA12についての前記搬送の遅れ時間が算出される。この遅れ時間の算出方法を模式的に示した図12を参照しながら説明する。先ずウエハA15を、第1の搬送アーム21で載置モジュールSCPL11へ搬送するために要する時間(K1)、第2の搬送アーム22で載置モジュールSCPL1へ搬送するために要する時間(K2)を夫々求める。ここでは、K1が6秒、K2が5秒であるものとする。
そして、このように搬送の遅れ時間の算出を行う時点、つまり載置モジュールTRS11からウエハWを搬出可能になった時点から露光後洗浄モジュールPIR1においてウエハA5が搬出可能になるまでの時間(L1)、裏面洗浄モジュールBST2においてウエハA12が搬出可能になるまでの時間(L2)が、夫々求められる。ここではL1は4秒、L2は2秒であるものとする。そして、ウエハA5について、当該ウエハA5が露光後洗浄モジュールPIR1から搬出可能になってから搬出が開始されるまでの搬送の遅れ時間(K1−L1=2秒)が算出される。同様にウエハA12について、当該ウエハA12が裏面洗浄モジュールBST2から搬出可能になってから搬出が開始されるまでの搬送の遅れ時間(K2−L2=3秒)が算出される(工程T9)。
そして、算出された遅れ時間について、短くなる方の搬送アームで搬送を行うように決定される。この場合、第1の搬送アーム21でウエハA15を搬送した方が遅れ時間が短くなるので、当該第1の搬送アーム21でウエハA15を載置モジュールTRS11からSCPL11へ搬送するように決定する(工程T10)。
このように搬送の遅れ時間に基づいて搬送アームを決定する理由について説明するために、インターフェイスブロックD4の構成についてさらに説明しておく。当該インターフェイスブロックD4では、処理ブロックD3の各単位ブロックEにウエハWを受け渡すために、載置モジュールが各単位ブロックEの高さに合わせて複数段に積層される。これら載置モジュール間で搬送を行うことと、インターフェイスブロックD4内の限られたスペースに多くの処理モジュールを配置して装置の生産効率を高める目的と、から既述のように載置モジュールのタワーT3の前後に搬送アーム21、22を配置し、積層した複数の露光後洗浄モジュールPIRと積層した複数の裏面洗浄モジュールBSTとを搬送アーム21、22を挟むように前後に夫々配置している。
このようなモジュール及び搬送アームの配置としたときに、タワーT3の載置モジュールについては、搬送アーム21、22が共通にアクセスできることになるが、背景技術の項目で述べたように搬送アーム21、22の搬送工程数が偏ると、装置の生産性を高くすることができなくなってしまう。即ち、搬送アーム21、22が共通にアクセス可能な載置モジュールについては、これらの載置モジュール間を搬送アーム21、22のいずれか一方のみで搬送を行うように設定するよりも、ウエハWの搬送状況に応じて搬送アーム21、22のうち、いずれを用いて搬送するかを決定することが得策である。
また、搬送アーム21、22間の搬送工程数の偏りが抑えられても、各処理モジュールから処理済みのウエハWを速やかに搬出しないと、後続のウエハWを当該処理モジュールに搬送できないので、装置の生産性を十分に高くすることができない。そこで、上記搬送アーム21、22のうち、いずれを用いて搬送するかの決定を上記のように搬送の遅れ時間に基づいて行い、処理モジュール内にて処理済みのウエハWが長く滞留することが抑えられるようにしている。つまり、インターフェイスブロックD4内にて上記のようにモジュール及び搬送アームのレイアウトを設定したことと、搬送の遅れ時間に基づいて搬送アーム21、22のうち使用されるアームが決定されるように制御することとの相乗作用により、装置の生産効率の向上を図ることができる。なお、露光後洗浄モジュールPIR及び裏面洗浄モジュールBSTは上記のように夫々複数積層して設けることが有効であるが、一基ずつ設けられていてもよい。
続いて、図8の工程S1〜S3における搬送先モジュールの決定について説明する。インターフェイスブロックD4内の各モジュールについては、一のモジュール(前段モジュール)にウエハWが搬送されると、既述の搬送ルートに基づいて、次のSTEPのモジュールにウエハWが搬送されるように搬送先モジュールが決定されて、搬送スケジュールが設定される。前記次のSTEPのモジュールがマルチモジュールである場合について説明する。マルチモジュールには予めモジュール番号が設定されているものとする。
前段モジュールに搬送された各ウエハWについて前記工程S1〜S2が実行されるにあたり、前記マルチモジュールに先発のウエハWが存在しない場合、マルチモジュールのうち前記モジュール番号が若いモジュールから順番に、サイクリックにウエハWが搬送されるように、ウエハWごと工程S3が実施される。例えば、前記載置モジュールTRS11から載置モジュールSCPL1〜SCPL3にウエハA1〜A5の搬送を行うにあたり、このウエハA1〜A5が載置モジュールTRS11から搬送可能になったいずれのときにも、SCPL1〜SCPL3に先行するウエハWが無いとした場合、SCPL1→SCPL2→SCPL3→SCPL1→SCPL2の順で、サイクリックにウエハA1〜A5が搬送される。
また、前記工程S1〜S2が実行されるとき、マルチモジュールのうちウエハWが存在しないモジュールが1つだけある場合、前段モジュールからウエハWが、当該ウエハWが存在しないモジュールに搬送されるように、工程S3にてウエハWの搬送先が決定される。具体的には例えば、図13に示すように前記載置モジュールTRS11からウエハA5を搬出可能であるときに、載置モジュールSCPL11〜SCPL13のうち、SCPL11にウエハWが存在せず、SCPL12、SCPL13にウエハWが存在する場合、前記ウエハA5は、SCPL11に搬送されるように決定される。
また、マルチモジュールにおいて、ウエハWが存在しないモジュールが複数ある場合は、ウエハWが存在しないモジュールの中で若い番号のモジュールに搬送される。図14の例では、SCPL12、SCPL13に共にウエハWが存在せず、TRS11のウエハA5が番号の若いSCPL12に搬送されるように決定された例を示している。
また、マルチモジュールのうち全てにウエハWが搬送されており、当該マルチモジュールへの搬送が行えないときは、既述の工程S2、S10に従って搬送先の決定が行われず、マルチモジュールのうち、ウエハWを搬入可能なモジュールができるまで、前段のモジュールからの搬送先の決定が保留される。図15には具体例として、載置モジュールSCPL11〜SCPL13全てにウエハWが搬送され、TRS11のウエハA5の搬送が保留された例を示している。ただし、ウエハWに処理を行う処理モジュールについては、当該処理モジュール内で処理中のウエハWが搬出可能になる時刻が近くなると、所定の信号を出力する。従って、処理モジュールがマルチモジュールであり、マルチモジュール内の全てのモジュールにウエハWが搬送されている場合は、当該信号に基づいて搬送先が決定される。図16は、露光後洗浄モジュールPIR1,PIR2にウエハA1、A2が共に搬送されて処理されているが、PIR1から前記信号が出力され、TRS13のウエハA3の搬送先が、当該PIR1に決定された例を示している。ウエハA1搬出後、ウエハA3がPIR1に搬送される。
続いて、搬送先のマルチモジュールがSBUのように複数のウエハWを搬入可能なモジュールである場合について説明する。一つのSBUにだけウエハWが搬送可能で、他のSBUにウエハWを搬送不可の場合、搬送可能なSBUにウエハWを搬送するように搬送先が決定される。図17ではTRS12からウエハWを搬送するにあたり、SBU1にウエハWが満杯で搬送不可であるため、前記ウエハWがSBU2に搬送されるように決定された例を示している。複数のSBUにウエハWを搬送可能な場合、番号の若いSBUにウエハWが搬送されるように決定される。具体例である図18では、SBU1、SBU2が共にウエハWを受け入れ可能であるため、TRS12のウエハWがSBU1に搬送されるように決定された例を示している。また、いずれのSBUにもウエハWを搬送不可である場合、前段モジュールからの搬送先の決定が保留される。具体例である図19では、SBU1、SBU2において共にウエハWが満杯であるため、TRS12のウエハWの搬送が保留された例を示している。
他のブロックにおける搬送スケジュールの設定についても簡単に説明する。キャリアブロックD1及び多目的ブロックD2においては、インターフェイスブロックD3と同様のルールで搬送スケジュールが設定される。処理ブロックD3中の単位ブロックE1〜E3については、単位ブロックの入り口である載置モジュールからウエハWが搬送可能になると、単位ブロックE内の搬送アームFがアクセスするモジュールについて、搬送先が決定され、当該単位ブロックE内での当該ウエハWの搬送スケジュールが設定される。つまり、例えば単位ブロックE1においては、載置モジュールSCPL1〜SCPL3からウエハWが搬出可能になったときに、既述の工程S1〜S3に従って、COTのいずれか、PABのいずれか、単位ブロックE1の出口であるTRS11に搬送されるように搬送先が決定される。ここで、各マルチモジュールについては、ウエハWの当該単位ブロックE1内での処理が早く終了するように決定される。このように、各ブロックにおいてウエハWの搬送中に順次搬送スケジュールが設定される。
この塗布、現像装置1によれば、搬送アーム21、22の使用状況に基づいて、これら搬送アーム21、22が共にアクセス可能な載置モジュールTRS11からウエハWの搬送を行おうとするたびに、いずれの搬送アームを用いてウエハWを搬送するかが決定される。これによって、第1の搬送アーム21、第2の搬送アーム22のうちのいずれかが載置モジュールTRS11からのウエハWの搬送を行うか予め決定しておき、その搬送アームを使い続けることに比べ、第1の搬送アーム21と第2の搬送アーム22との間での搬送工程数の偏りを抑えることができる。そして、この決定は、搬送アーム21、22がアクセス可能なモジュール内で、モジュールからのウエハWの搬出の遅れ時間が抑えられるように行われる。その結果として、塗布、現像装置1の生産効率の向上を図ることができる。
また、載置モジュールTRS11からウエハWの搬送可能になったとき、第1の搬送アーム21、第2の搬送アーム22夫々で当該ウエハWを搬送中に、第1の搬送アーム21、第2の搬送アーム22により搬送されるウエハWが無いと判定されると、第1の搬送アーム21及び第2の搬送アーム22の各位置に基づいて、前記ウエハWを搬送する搬送アームが決定される。これによって、載置モジュールTRS11により早くアクセス可能な搬送アームを用いて、当該TRS11からウエハWを搬出することができる。従って、前記搬送工程数を抑えると共に、塗布、現像装置1の生産性をより確実に向上させることができる。
さらに、ウエハWごとに、ウエハWの搬送中にマルチモジュールの搬送先が決定されて、モジュール間でのウエハWの搬送スケジュールが設定される。そのため、キャリアCから搬出する前に全てのウエハWについて、搬送ルートにおける各STEPの全てのモジュールを特定した搬送スケジュールを設定する場合に比べて、例えば前記マルチモジュールを構成する一のモジュールが使用不可になっても、搬送スケジュールが大幅に変更されることを防ぐことができる。搬送スケジュールの変更が大きくなると、再度搬送スケジュールを設定し直すために時間を要し、そのように設定し直す間ウエハWの搬送を行えなくなるので、塗布、現像装置1ではそのようなウエハWの搬送停止を防ぐことができる。従って、塗布、現像装置1内のスループットの向上を図ることができる。
上記の例において、例えば載置モジュール12からSBU1、SBU2への搬送についてもアームグループにより行い、図9のフローで説明したように搬送に用いる搬送アームが、適宜決定されるようにしてもよい。また、アームグループで搬送を行う場所をインターフェイスブロックとしているが、例えば多目的ブロックD2をアームグループで搬送するように、塗布、現像装置を構成してもよい。具体的には、タワーT1の前方側に搬送アーム14と同様の搬送アーム(前方側アームとする)を設け、そのさらに前方側には複数の処理モジュールが積層されたタワーを設ける。この処理モジュールとしては、例えば多目的ブロックD2の前方側に設けられるモジュールと同じく、疎水化処理モジュールADHであり、前方側アームによりアクセス可能とする。そして、前方側アーム、搬送アーム14をアームグループとする。前記アームグループにより、図6に示す載置モジュールTRS2からTRS3への搬送を行い、搬送アーム14及び前方側アームで、各々が搬送を受け持つADHモジュールから載置モジュールSCPL1〜SCPL3への搬送を行う。なお、これまでに述べた処理モジュールには、ウエハWの検査を行う検査モジュールも含まれる。
1 塗布、現像装置
21 第1の搬送アーム
22 第2の搬送アーム
3 制御部
BST 裏面洗浄モジュール
C キャリア
D1 キャリアブロック
D2 多目的ブロック
D3 処理ブロック
D4 インターフェイスブロック
TRS、SCPL、SBU 載置モジュール
PIR 露光後洗浄モジュール
W ウエハ

Claims (9)

  1. キャリアブロックに搬入されたキャリアから取り出された基板に対し処理ブロックにてレジスト膜を含む塗布膜を形成し、インターフェイスブロックに接続された露光装置により露光された後の基板に対し前記処理ブロックにて現像処理を行う塗布、現像装置において、
    基板が載置される第1の載置モジュール、及びこの第1の載置モジュールから基板が受け渡されて基板が載置される第2の載置モジュールと、
    前記第1の載置モジュールから第2の載置モジュールに各々基板の受け渡しを行い、基板の受け渡し時に一方が選択される第1の搬送機構及び第2の搬送機構と、
    前記第1の搬送機構及び第2の搬送機構により夫々基板の受け渡しが行われ、基板の処理を行うための第1の処理モジュール及び第2の処理モジュールと、
    前記第1の載置モジュールに基板が置かれた後、前記基板を第2の載置モジュールに搬送する搬送機構を前記第1の搬送機構及び第2の搬送機構の中から選択して、基板を搬送するように制御信号を出力する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記基板を第2の載置モジュールに搬送することに起因して、第1の処理モジュールまたは第2の処理モジュールから基板を搬出するタイミングが遅くなる遅れ時間を第1の搬送機構及び第2の搬送機構の夫々について求め、前記遅れ時間が短い方の搬送機構を選択するように構成されていることを特徴とする塗布、現像装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の載置モジュールの基板を第2の載置モジュールに搬送することに起因して第1の処理モジュール及び第2の処理モジュールから基板を搬出するタイミングが遅くなる基板が無いと、
    第1の搬送機構及び第2の搬送機構のうち、より早く第1の載置モジュールから基板を搬出できる方の搬送機構を選択することを特徴とする請求項1記載の塗布、現像装置。
  3. 前記第1の載置モジュール及び第2の載置モジュールは上下に配置され、
    前記第1の搬送機構及び第2の搬送機構は、前記第1の載置モジュール及び第2の載置モジュールの並びを挟んで両側に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の塗布、現像装置。
  4. 前記処理ブロックは、第1の単位ブロック及び第2の単位ブロックを含む複数の単位ブロックを上下に積層した積層体を備え、
    前記単位ブロックは、露光前の基板に対して塗布膜を形成するかまたは露光後の基板に対して現像処理を行うための複数の処理モジュールと、キャリアブロックから見て奥側に伸びる直線搬送路に沿って移動し、前記複数の処理モジュールの間で基板の移載を行う移載機構と、を備え、
    前記第1の載置モジュール及び第2の載置モジュールは、夫々前記第1の単位ブロック及び第2の単位ブロックに対応して互いに上下に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の塗布、現像装置。
  5. 前記第1の処理モジュールは、複数の処理モジュールが上下に積層されている第1の積層体の中に設けられ、
    前記第2の処理モジュールは、複数の処理モジュールが上下に積層され、前記第1の積層体とは異なる第2の積層体の中に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の塗布、現像装置。
  6. 前記第1の載置モジュール、第2の載置モジュール、第1の処理モジュール、第2の処理モジュール、第1の搬送機構及び第2の搬送機構は、前記処理ブロックと露光装置との間に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の塗布、現像装置。
  7. キャリアブロックに搬入されたキャリアから取り出された基板に対し処理ブロックにてレジスト膜を含む塗布膜を形成し、インターフェイスブロックに接続された露光装置により露光された後の基板に対し前記処理ブロックにて現像処理を行う塗布、現像装置において、
    第1の載置モジュールに基板が置かれた後、第1の搬送機構により前記基板を第2の載置モジュールに搬送し、次いで前記第1の搬送機構により第1の処理モジュールから基板を取り出す工程と、
    前記第1の載置モジュールに基板が置かれた後、第2の搬送機構により前記基板を第2の載置モジュールに搬送し、次いで前記第2の搬送機構により第2の処理モジュールから基板を取り出す工程と、
    前記第1の載置モジュールに基板が置かれた後、前記基板を第2の載置モジュールに搬送する搬送機構を前記第1の搬送機構及び第2の搬送機構の中から選択する工程と、を含み、
    前記搬送機構を選択する工程は、前記基板を第2の載置モジュールに搬送することに起因して、第1の処理モジュールまたは第2の処理モジュールから基板を搬出するタイミングが遅くなる遅れ時間を第1の搬送機構及び第2の搬送機構の夫々について求め、前記遅れ時間が短い方の搬送機構を選択する工程であることを特徴とする塗布、現像装置の運転方法。
  8. 前記搬送機構を選択する工程は、
    前記第1の載置モジュールの基板を第2の載置モジュールに搬送することに起因して第1の処理モジュール及び第2の処理モジュールから基板を搬出するタイミングが遅くなる基板が無いと、
    第1の搬送機構及び第2の搬送機構のうち、より早く第1の載置モジュールから基板を搬出できる方の搬送機構を選択する工程を含むことを特徴とする請求項7記載の塗布、現像装置の運転方法。
  9. 塗布、現像装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記プログラムは請求項7または8記載の運転方法を実行するためにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
JP2013194145A 2013-09-19 2013-09-19 塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び記憶媒体 Active JP5867473B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013194145A JP5867473B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び記憶媒体
TW103131613A TWI591750B (zh) 2013-09-19 2014-09-12 塗布、顯影裝置、塗布、顯影裝置之運轉方法及記憶媒體
KR1020140123553A KR102243966B1 (ko) 2013-09-19 2014-09-17 도포, 현상 장치, 도포, 현상 장치의 운전 방법 및 기억 매체
US14/488,737 US9411235B2 (en) 2013-09-19 2014-09-17 Coating and developing apparatus, method of operating the same and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013194145A JP5867473B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015060966A true JP2015060966A (ja) 2015-03-30
JP5867473B2 JP5867473B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=52667692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013194145A Active JP5867473B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び記憶媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9411235B2 (ja)
JP (1) JP5867473B2 (ja)
KR (1) KR102243966B1 (ja)
TW (1) TWI591750B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023032391A (ja) * 2021-08-27 2023-03-09 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112262466B (zh) * 2018-08-01 2023-04-14 平田机工株式会社 搬运装置及控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010219434A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Sokudo Co Ltd 基板処理装置
JP2012033863A (ja) * 2010-07-09 2012-02-16 Tokyo Electron Ltd 塗布、現像装置
JP2013069873A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Tokyo Electron Ltd 基板処理システム、基板搬送方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2013098477A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Tokyo Electron Ltd 基板処理システム、基板搬送方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823237B1 (ko) * 2000-01-17 2008-04-18 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 기판반송제어장치 및 기판반송방법
JP2002184671A (ja) * 2000-12-14 2002-06-28 Tokyo Electron Ltd 基板処理システム及び基板処理方法
US7070915B2 (en) 2003-08-29 2006-07-04 Tokyo Electron Limited Method and system for drying a substrate
JP2005294460A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Tokyo Electron Ltd 塗布、現像装置
JP4492875B2 (ja) * 2005-06-21 2010-06-30 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム及び基板処理方法
JP5132920B2 (ja) * 2006-11-22 2013-01-30 東京エレクトロン株式会社 塗布・現像装置および基板搬送方法、ならびにコンピュータプログラム
JP2010287686A (ja) 2009-06-10 2010-12-24 Tokyo Electron Ltd 塗布、現像装置及び基板の裏面洗浄方法。
JP5287913B2 (ja) 2011-03-18 2013-09-11 東京エレクトロン株式会社 塗布、現像装置、塗布、現像方法及び記憶媒体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010219434A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Sokudo Co Ltd 基板処理装置
JP2012033863A (ja) * 2010-07-09 2012-02-16 Tokyo Electron Ltd 塗布、現像装置
JP2013069873A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Tokyo Electron Ltd 基板処理システム、基板搬送方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2013098477A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Tokyo Electron Ltd 基板処理システム、基板搬送方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023032391A (ja) * 2021-08-27 2023-03-09 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
JP7289881B2 (ja) 2021-08-27 2023-06-12 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
TWI828196B (zh) * 2021-08-27 2024-01-01 日商斯庫林集團股份有限公司 基板處理裝置及基板處理方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR102243966B1 (ko) 2021-04-23
JP5867473B2 (ja) 2016-02-24
TWI591750B (zh) 2017-07-11
US20150077727A1 (en) 2015-03-19
KR20150032635A (ko) 2015-03-27
US9411235B2 (en) 2016-08-09
TW201517203A (zh) 2015-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4560022B2 (ja) 塗布、現像装置及び塗布、現像装置の制御方法並びに記憶媒体
JP5267720B2 (ja) 塗布、現像装置、塗布、現像方法及び記憶媒体
JP4908304B2 (ja) 基板の処理方法、基板の処理システム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP5408059B2 (ja) 塗布、現像装置、塗布、現像方法及び記憶媒体
KR101553417B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP5187274B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
US20060276046A1 (en) Substrate processing system and substrate processing method
JP5223778B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP4957426B2 (ja) 塗布、現像装置及び塗布、現像装置の運転方法並びに記憶媒体
JP5867473B2 (ja) 塗布、現像装置、塗布、現像装置の運転方法及び記憶媒体
US8480319B2 (en) Coating and developing apparatus, coating and developing method and non-transitory tangible medium
TWI718356B (zh) 排程器、基板處理裝置、以及基板搬運方法
JP2007287909A (ja) 塗布、現像装置及び塗布、現像装置の制御方法並びに記憶媒体
KR20060048322A (ko) 작은 랏 크기 리소그래피 베이
JP5348290B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP5644915B2 (ja) 塗布、現像装置、塗布、現像方法及び記憶媒体
JPWO2008062515A1 (ja) 半導体製造システム
JP7347658B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2011211218A (ja) 塗布、現像装置及び塗布、現像装置の制御方法並びに記憶媒体
JP5644916B2 (ja) 塗布、現像装置
JP2013243406A (ja) 塗布、現像装置、塗布、現像方法及び記憶媒体
JP5590201B2 (ja) 塗布、現像装置、塗布、現像方法及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5867473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250