JP2015058738A - 液中固体物取出装置および液中固体物取出方法 - Google Patents

液中固体物取出装置および液中固体物取出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】局所への荷重の集中を防ぎつつ、液中に配置された固体物を容易に取り出すこと。
【解決手段】貯蔵プール100の液中に配置された固体物110を取り出すための液中固体物取出装置1であって、貯蔵プール100の上方を塞ぐ天井部101に第一開口部102および第二開口部103が設けられており、第一開口部102を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられて固体物110を第一開口部102から貯蔵プール100の外部に回収する回収装置2と、第二開口部103を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられて固体物110を回収装置2に対して案内する案内装置3と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、液中にある固体物を取り出すための液中固体物取出装置および液中固体物取出方法に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載の液中作業装置は、液中を航行する移動体と、移動体に装備されて液中の物体(固体物)を保持および保持解除するハンドリング装置と、ハンドリング装置に接続された牽引装置と、物体を収納するゴンドラと、ゴンドラを液中から液の液面の上方の間で上下方向に移動させる昇降装置と、昇降してきたゴンドラを液面の上方で受け入れる位置に配置されてゴンドラを受け入れる開口が開閉自在な遮蔽キャスクと、遮蔽キャスクを支持して移動する運搬装置と、を備え、前記遮蔽キャスクは内部が集塵装置と乾燥装置に接続されていることが開示されている。
特許第4448761号公報
上述した特許文献1に記載の液中作業装置は、物体が貯蔵されている貯蔵プールの上方に一カ所だけ設けられた開口部を介して、移動体およびゴンドラを貯蔵プール内の液中に配置するようにしている。ここで、移動体は、上述したハンドリング装置の他に液中を航行するための推進装置が設けられており、その他に照明装置やカメラが搭載されているため、これらを遠隔操作するための電源線や信号線などのケーブルが開口部から貯蔵プール内に引かれる。さらに、移動体は、ハンドリング装置に接続された牽引装置のワイヤーロープが開口部から貯蔵プール内に引かれる。また、物体を収納するゴンドラは、上述した昇降装置が開口部から貯蔵プール内に配置される。このため、上述した構成が開口部に集中することで、昇降装置の昇降動作をケーブルやワイヤーロープが阻害するおそれがあり、物体の取り出しが困難となる可能性がある。しかも、上述した構成が開口部に集中することで、開口部の周囲に荷重が集中するため、特許文献1に記載のように、貯蔵プールの躯体の垂直な壁の上方に、補強ベースを置き、補強ベースの上部に貯蔵プールの上方を覆うように補強床を置いて、補強床の貯蔵プールの開口部の真上に当該開口部と同じ大きさの開口を備えており、この補強床で荷重を受けるようにしなければならない。
本発明は上述した課題を解決するものであり、局所への荷重の集中を防ぎつつ、液中に配置された固体物を容易に取り出すことのできる液中固体物取出装置および液中固体物取出方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明の液中固体物取出装置は、貯蔵プールの液中に配置された固体物を取り出すための液中固体物取出装置において、前記貯蔵プールの上方を塞ぐ天井部に第一開口部および第二開口部が設けられており、前記第一開口部を介して前記貯蔵プール内に配置可能に設けられて前記固体物を前記第一開口部から前記貯蔵プールの外部に回収する回収装置と、前記第二開口部を介して前記貯蔵プール内に配置可能に設けられて前記固体物を前記回収装置に対して案内する案内装置と、を備えることを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、回収装置が第一開口部から貯蔵プール内にアクセスするように構成され、案内装置が第二開口部から貯蔵プール内にアクセスするように構成されているため、局所(1つの開口部)への荷重の集中を防ぐことができ、荷重の集中を防ぐための構造物を不要とすることができる。しかも、案内装置が第一開口部に係わらないため、第一開口部において回収装置により固体物を回収する場合に、案内装置が干渉する事態を防ぐことができ、液中に配置された固体物を容易に取り出すことができる。
また、第2の発明の液中固体物取出装置では、第1の発明において、前記回収装置は、前記固体物に取り付けられる係合部と、前記係合部に固定された索条と、前記索条を巻き上げる巻上部と、を有しており、前記案内装置は、前記貯蔵プールの液中を移動可能とする移動部と、前記固体物に対して取り付いた状態を維持する固着部と、前記回収装置の係合部を前記固体物に取り付ける取付部と、を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、回収装置では、巻上部により係合部に固定された索条を巻き上げることで、係合部が取り付けられた固体物を回収する。また、案内装置では、移動部により貯蔵プールの液中を移動し、固着部により固体物に取り付いて、取付部により回収装置の係合部を固体物に取り付ける。このため、液中に配置された固体物を容易に取り出すことができる。
また、第3の発明の液中固体物取出装置では、第2の発明において、前記取付部がアームに取り付けられており、当該アームを回転移動可能とする回転部を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、回転部によりアームを回転移動させることで、係合部を固体物に取り付ける位置に取付部を配置することができる。
また、第4の発明の液中固体物取出装置では、第2または第3の発明において、前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記案内装置は、前記投入ワイヤを前記固体物から除去するワイヤ除去部を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、固体物に投入ワイヤが取り付けられている場合、この投入ワイヤをワイヤ除去部により除去することができ、固体物の回収時に投入ワイヤが邪魔になったり、固体物とともに投入ワイヤが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
また、第5の発明の液中固体物取出装置では、第4の発明において、前記ワイヤ除去部がアームに取り付けられており、当該アームを回転移動可能とする回転部を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、回転部によりアームを回転移動させることで、投入ワイヤを固体物から除去する位置にワイヤ除去部を配置することができる。
また、第6の発明の液中固体物取出装置では、第2〜第5のいずれか一つの発明において、前記移動部は、前記案内装置に対して中立浮力を付与する浮力付与機構と、前記案内装置を前記貯蔵プールの液中で3次元方向に移動させる液中推進機構と、を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、貯蔵プールの液中での案内装置の移動を実現することができる。
また、第7の発明の液中固体物取出装置では、第2〜第5のいずれか一つの発明において、前記移動部は、前記貯蔵プールの液面を移動可能に設けられて前記案内装置を支持する液面推進機構を含むことを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、水面推進機構により貯蔵プールの液中を攪拌させる事態を抑えることができ、貯蔵プールの液の濁りを抑制しつつ貯蔵プールの液中での案内装置の移動を実現することができる。
また、第8の発明の液中固体物取出装置では、第2〜第5のいずれか一つの発明において、前記移動部は、前記貯蔵プールの液面の上方で水平方向に移動可能に設けられて前記案内装置を支持する水平移動機構を含むことを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、水平移動機構により貯蔵プールの液中を攪拌させる事態を抑えることができ、貯蔵プールの液の濁りを抑制しつつ貯蔵プールの液中での案内装置の移動を実現することができる。
また、第9の発明の液中固体物取出装置では、第1の発明において、前記回収装置は、前記固体物に取り付けられる係合部と、前記係合部に固定された索条と、前記索条を巻き上げる巻上部と、を有しており、前記案内装置は、前記固体物を搬送する搬送部を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、回収装置では、巻上部により係合部に固定された索条を巻き上げることで、係合部が取り付けられた固体物を回収する。また、案内装置では、搬送部により固体物を貯蔵プールの液中で搬送し、当該固体物を回収装置の係合部を取り付ける位置に移動させる。このため、液中に配置された固体物を容易に取り出すことができる。
また、第10の発明の液中固体物取出装置では、第9の発明において、前記搬送部は、前記第二開口部に挿入されて上下方向に延在し上下に連結可能に設けられた縦軸部と、前記縦軸部を上下方向に延在する縦回転軸の廻りに回転させる縦軸回転機構と、前記縦軸部を前記縦回転軸に沿って上下方向にスライド移動させる縦軸スライド機構と、前記縦軸部の下端に設けられた横軸部と、前記横軸部を伸縮させる横軸伸縮機構と、前記横軸部を前記縦軸部に対して揺動させる横軸揺動機構と、前記横軸部の伸縮する先端に設けられて前記固体物を把持する把持機構と、前記把持機構を前記横軸部の伸縮方向に延在する横回転軸の廻りに回転させる把持回転機構と、前記把持機構を前記横軸部に対して揺動させる把持揺動機構と、を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、回収装置の係合部を固体物に取り付ける位置に固体物を移動させることを実現できる。このため、液中に配置された固体物を容易に取り出すことができる。
また、第11の発明の液中固体物取出装置では、第9または第10の発明において、前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記回収装置は、前記投入ワイヤを前記固体物から除去するワイヤ除去部を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、固体物に投入ワイヤが取り付けられている場合、この投入ワイヤをワイヤ除去部により除去することができ、固体物の回収時に投入ワイヤが邪魔になったり、固体物とともに投入ワイヤが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
また、第12の発明の液中固体物取出装置では、第9または第10の発明において、前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記案内装置は、前記投入ワイヤを前記固体物から除去するワイヤ除去部を有することを特徴とする。
この液中固体物取出装置によれば、固体物に投入ワイヤが取り付けられている場合、この投入ワイヤを案内装置に設けたワイヤ除去部により除去することができ、固体物の回収時に投入ワイヤが邪魔になったり、固体物とともに投入ワイヤが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
上述の目的を達成するために、第13の発明の液中固体物取出方法は、貯蔵プールの液中に配置された固体物を取り出すため、前記貯蔵プールの上方を塞ぐ天井部に設けられた第一開口部および第二開口部を用いる液中固体物取出方法であって、前記固体物を回収する回収装置を、前記第一開口部を介して前記貯蔵プール内に配置する工程と、前記固体物を前記回収装置に対して案内する案内装置を、前記第二開口部を介して前記貯蔵プール内に配置する工程と、前記案内装置にて前記固体物を前記回収装置に案内し、当該回収装置にて前記固体物を前記貯蔵プールの外部に回収する工程と、を含む。
この液中固体物取出方法によれば、回収装置が第一開口部から貯蔵プール内にアクセスするように構成され、案内装置が第二開口部から貯蔵プール内にアクセスするように構成されているため、局所(1つの開口部)への荷重の集中を防ぐことができ、荷重の集中を防ぐための構造物を不要とすることができる。しかも、案内装置が第一開口部に係わらないため、第一開口部において回収装置により固体物を回収する場合に、案内装置が干渉する事態を防ぐことができ、液中に配置された固体物を容易に取り出すことができる。
また、第14の発明の液中固体物取出方法では、第13の発明において、前記回収装置は、前記固体物に取り付けられる係合部と、前記係合部に固定された索条と、前記索条を巻き上げる巻上部と、を有し、前記案内装置は、前記貯蔵プールの液中を移動可能とする移動部と、前記固体物に対して取り付いた状態を維持する固着部と、前記回収装置の前記係合部を前記固体物に取り付ける取付部と、を有しており、前記移動部により前記係合部を前記固体物の位置に移動させ、前記固着部により前記固体物に取り付いた状態で、前記係合部を前記取付部により前記固体物に取り付ける工程と、前記巻上部により前記索条を巻き上げて前記係合部が取り付けられた前記固体物を回収する工程と、を含むことを特徴とする。
この液中固体物取出方法によれば、液中に配置された固体物を容易かつ確実に取り出すことができる。
また、第15の発明の液中固体物取出方法では、第14の発明において、前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記係合部を前記固体物に取り付ける前に、前記案内装置に設けられたワイヤ除去部により前記投入ワイヤを除去する工程をさらに含むことを特徴とする。
この液中固体物取出方法によれば、固体物に投入ワイヤが取り付けられている場合、この投入ワイヤをワイヤ除去部により除去することで、固体物の回収時に投入ワイヤが邪魔になったり、固体物とともに投入ワイヤが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
また、第16の発明の液中固体物取出方法では、第13の発明において、前記回収装置は、前記固体物に取り付けられる係合部と、前記係合部に固定された索条と、前記索条を巻き上げる巻上部と、を有し、前記案内装置は、前記固体物を搬送する搬送部を有しており、前記搬送部により前記固体物を前記係合部の直下の位置に搬送する工程と、搬送された前記固体物に前記係合部を取り付け、前記巻上部により前記索条を巻き上げて前記係合部が取り付けられた前記固体物を回収する工程と、を含むことを特徴とする。
この液中固体物取出方法によれば、液中に配置された固体物を容易に取り出すことができる。
また、第17の発明の液中固体物取出方法では、第16の発明において、前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記係合部を前記固体物に取り付ける前に、前記回収装置または前記案内装置に設けられたワイヤ除去部により前記投入ワイヤを除去する工程をさらに含むことを特徴とする。
この液中固体物取出方法によれば、固体物に投入ワイヤが取り付けられている場合、この投入ワイヤをワイヤ除去部により除去することで、固体物の回収時に投入ワイヤが邪魔になったり、固体物とともに投入ワイヤが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
本発明によれば、局所への荷重の集中を防ぎつつ、液中に配置された固体物を容易に取り出すことができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置の概略図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置における回収装置のブロック図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置における案内装置の概略図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置における案内装置のブロック図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図7は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図8は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置の他の例を示す概略図である。 図9は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置の他の例を示す概略図である。 図10は、本発明の実施形態1に係る液中固体物取出装置の他の例を示す概略図である。 図11は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置の概略図である。 図12は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置における回収装置と液中固体物との係合部の概略図である。 図13は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置における回収装置のブロック図である。 図14は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置における案内装置のブロック図である。 図15は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図16は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図17は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図18は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図19は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。 図20は、本発明の実施形態2に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る液中固体物取出装置の概略図であり、図2は、本実施形態に係る液中固体物取出装置における回収装置のブロック図であり、図3は、本実施形態に係る液中固体物取出装置における案内装置の概略図であり、図4は、本実施形態に係る液中固体物取出装置における案内装置のブロック図であり、図5〜図7は、本実施形態に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図であり、図8〜図10は、本実施形態に係る液中固体物取出装置の他の例を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態の液中固体物取出装置1は、貯蔵プール100の液中に配置された固体物110を取り出すためのものである。固体物110は、高線量の固体廃棄物であって、例えば、図1の固体物は高線量の放射性固体廃棄物を内蔵したものである。
貯蔵プール100は、その上方を塞ぐ天井部101が設けられている。この天井部101は、第一開口部102および第二開口部103が設けられている。第一開口部102は、固体物110を貯蔵プール100の液中に投入するもので、通常時は蓋部(図示せず)により塞がれている。また、第二開口部103は、水の温度や水位など貯蔵プール100の点検を行うもので、通常時蓋部(図示せず)により塞がれている。第一開口部102は、貯蔵プール100の上方の中央付近に設けられ、固体物110を投入できる最小の大きさで開口して形成されている。従って、第一開口部102は、固体物110を取り出すことができる最小の大きさである。第二開口部103は、第一開口部102よりも小さい開口であり、貯蔵プール100の点検を行える。なお、第一開口部102のみが設けられている貯蔵プールの場合、天井部101に第二開口部103に相当する穴を形成する。
液中固体物取出装置1は、回収装置2と、案内装置3と、を備える。回収装置2は、第一開口部102を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられ、固体物110を第一開口部102から貯蔵プール100の外部に回収するものである。案内装置3は、第二開口部103を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられ、固体物110を回収装置2に対して案内するものである。
以下、液中固体物取出装置1の構成の詳細について説明する。回収装置2は、図1および図2に示すように、覆い部20と、牽引機構21と、カメラ22と、モニタ23と、操作部24と、回収装置制御部25と、を有する。
覆い部20は、第一開口部102の上部を覆い、第一開口部102から貯蔵プール100の外部に回収された固体物110を囲む空間をなすものである。覆い部20は、放射線を遮蔽する機能を有する。
牽引機構21は、覆い部20の内部の上方に配置されており、固体物110に取り付けられる係合部21aと、係合部21aに固定された索条21bと、索条21bを巻き上げる巻上部21cと、を有している。係合部21aは、固体物110に設けられた環状の係留部110aに引っかけられる、いわゆるフックなどである(図3参照)。図3に示すフックは外れ止め機構を有している。索条21bは、いわゆるワイヤである。
カメラ22は、第一開口部102から貯蔵プール100の内部を撮影するものである。このカメラ22はライト付きであることが撮影した映像を認識しやすくするうえで好ましい。モニタ23は、カメラ22で撮影した映像を映すものである。操作部24は、回収装置2を操作するものである。
回収装置制御部25は、回収装置2を統括的に制御するものである。回収装置制御部25は、貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられ、牽引機構21の巻上部21c、カメラ22、モニタ23、および操作部24と接続されている。巻上部21cおよびカメラ22は、貯蔵プール100に配置されているため、電源線や信号線を含むケーブル26を介して貯蔵プール100から隔離された回収装置制御部25に接続される。モニタ23および操作部24は、回収装置制御部25と同様に貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられている。
そして、回収装置制御部25は、カメラ22で撮影した映像をモニタ23に映す。オペレータは、モニタ23に映された映像を確認しながら操作部24を操作する。回収装置制御部25は、操作部24の入力に応じて牽引機構21の巻上部21cを作動させる。これにより、牽引機構21の係合部21aが取り付けられた固体物110を索条21bの巻き上げにより貯蔵プール100の外部に牽引することができる。
案内装置3は、図3および図4に示すように、移動部30と、固着部31と、第一アーム32と、第二アーム33と、回転部34と、カメラ35と、モニタ36と、操作部37と、案内装置制御部38と、を有する。
移動部30は、貯蔵プール100の液中を移動可能とするものである。移動部30は、案内装置3に対して中立浮力を付与する浮力付与機構を有する。浮力付与機構は、例えば、案内装置3の筐体内に配置され、例えば、気泡を有する樹脂(例えば、発泡スチロール)や、筐体内の密閉空間に空気や窒素などの気体を充填した構造がある。これにより、浮力付与機構は、案内装置3に重力と浮力とが釣り合う中立浮力を付与する。また、移動部30は、案内装置3を3次元方向に移動させる液中推進機構を有する。液中推進機構は、図には明示しないが、スクリューの方向を変える構造や、スクリューおよび舵からなる構造や、進行の後方に高圧のウォータージェットを噴出する構造などがある。
固着部31は、固体物110に対して案内装置3が取り付いた状態を維持するものである。固着部31は、例えば、固体物110をハンドで抱え込むようにする機構や、固体物110に吸引や磁力により吸着する機構がある。
第一アーム32および第二アーム33は、マニピュレータとして構成され、モータやソレノイドなどのアーム駆動部32A,33Aにより動作する。第一アーム32および第二アーム33は、固体物110に対して回収装置2の牽引機構21における係合部21aを取り付けるための取付部32B,33Bを有する。取付部32B,33Bは、マニピュレータにおいてモータやソレノイドなどで動作するハンド機構として構成される。また、第一アーム32および第二アーム33は、投入ワイヤ110bを除去するワイヤ除去部32C,33Cを有する。投入ワイヤ110bは、上述した牽引機構21の索条21bと同様であり、係合部(例えば、外れ止め機構付きフック)21aを介して固体物110の係留部110aに取り付けられているもので、固体物110が貯蔵プール100に投入される際に切断され、固体物110に取り付けられたままになっている。ワイヤ除去部32C,33Cは、この投入ワイヤ110bを固体物110から除去するためのもので、例えば、係合部21aの外れ止め機構を解除するハンド機構や、外れ止め機構または索条21bを切断する切断工具として構成される。これら、第一アーム32と第二アーム33とは、例えば、案内装置3の対向位置(上下位置)に設けられ、固体物110の係留部110aの位置にアクセスできるいずれかを用いればよい。また、第一アーム32および第二アーム33は、案内装置3の移動を阻害しないように、移動の際に折りたたまれるように構成されている。なお、第一アーム32および第二アーム33は、双方を必須とする必要はなく、第一アーム32のみとしてもよい。また、固体物110に投入ワイヤ110bが取り付けられていない場合は、ワイヤ除去部32C,33Cは設けなくてもよい。また、第一アーム32に取付部32Bのみを設け、第二アーム33にワイヤ除去部33Cのみを設けてもよい。
回転部34は、取付部32Bやワイヤ除去部32Cが設けられた第一アーム32、および取付部33Bやワイヤ除去部33Cが設けられた第二アーム33を、回転移動可能に支持するものである。例えば、第一アーム32に取付部32Bのみを設け、第二アーム33にワイヤ除去部33Cのみを設けた場合、第一アーム32および第二アーム33を回転移動させることで、各アーム32,33を固体物110の係留部110aの位置に対して入れ替えて異なる機能を用いることができる。また、第一アーム32のみの構成として取付部32Bおよびワイヤ除去部32Cを設けた場合、第一アーム32を回転移動させることで、第一アーム32を固体物110の係留部110aの位置にアクセスさせることができる。また、第一アーム32に取付部32Bおよびワイヤ除去部32Cを設け、第二アーム33に取付部33Bおよびワイヤ除去部33Cを設けた場合、第一アーム32および第二アーム33を回転移動させることで、各アーム32,33を固体物110の係留部110aの位置に合わせて微調整することができ、または、各アーム32,33を固体物110の係留部110aの位置に対して入れ替えて異なる機能を用いることができる。
カメラ35は、例えば、各アーム32,33に設けられ、取付部32B,33Bやワイヤ除去部32C,33Cによる作動状況を撮影するものである。このカメラ35はライト付きであることが撮影した映像を認識しやすくするうえで好ましい。モニタ36は、カメラ35で撮影した映像を映すものである。操作部37は、案内装置3を操作するものである。
案内装置制御部38は、案内装置3を統括的に制御するものである。案内装置制御部38は、貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられ、移動部30、固着部31、アーム駆動部32A,33A、取付部32B,33B、ワイヤ除去部32C,33C、回転部34、カメラ35、モニタ36、および操作部37と接続されている。移動部30、固着部31、アーム駆動部32A,33A、取付部32B,33B、ワイヤ除去部32C,33C、回転部34、およびカメラ35は、貯蔵プール100に配置されているため、電源線や信号線を含むケーブル39を介して貯蔵プール100から隔離された案内装置制御部38に接続される。モニタ36および操作部37は、案内装置制御部38と同様に貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられている。
そして、案内装置制御部38は、カメラ35で撮影した映像をモニタ36に映す。オペレータは、モニタ36に映された映像を確認しながら操作部37を操作する。案内装置制御部38は、操作部37の入力に応じて移動部30、固着部31、アーム駆動部32A,33A、取付部32B,33B、ワイヤ除去部32C,33C、および回転部34を作動させる。これにより、牽引機構21の係合部21aを固体物110の係留部110aに取り付けることができる。
上述した液中固体物取出装置1の動作(液中固体物取出方法)について図5〜図7を参照して説明する。液中固体物取出装置1を用いるにあたり、液面にカメラおよびライトを有する撮影装置120を配置する。図5に示すように、案内装置3を移動部30により移動させ、任意の固体物110に対し案内装置3を固着部31により取り付ける。ここでの固体物110は、投入ワイヤ110bが付けられている。このため、案内装置3において、ワイヤ除去部32C(33C)により投入ワイヤ110bを除去する。その後、図6に示すように、回収装置2において、巻上部21cにより索条21bを引き出して係合部21aを液中に送る。そして、案内装置3において、取付部32B(33B)により係合部21aを固体物110の係留部110aに取り付ける。その後、図7に示すように、案内装置3を固体物110から離し、回収装置2において、巻上部21cにより索条21bを巻き上げ、固体物110を引き上げて回収する。
なお、案内装置3を固体物110の位置に移動させる以前に、回収装置2において、巻上部21cにより索条21bを引き出して係合部21aを液中に送っておき、案内装置3において、索条21bまたは係合部21aを取付部32B(33B)により掴み、移動部30により任意の固体物110に移動することで、係合部21aを固体物110の位置に誘導してもよい。
このように、本実施形態の液中固体物取出装置1は、貯蔵プール100の液中に配置された固体物110を取り出すための液中固体物取出装置1であって、貯蔵プール100の上方を塞ぐ天井部101に第一開口部102および第二開口部103が設けられており、第一開口部102を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられて固体物110を第一開口部102から貯蔵プール100の外部に回収する回収装置2と、第二開口部103を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられて固体物110を回収装置2に対して案内する案内装置3と、を備える。
この液中固体物取出装置1によれば、回収装置2が第一開口部102から貯蔵プール100内にアクセスするように構成され、案内装置3が第二開口部103から貯蔵プール100内にアクセスするように構成されているため、局所(1つの開口部)への荷重の集中を防ぐことができ、荷重の集中を防ぐための構造物を不要とすることができる。しかも、案内装置3が第一開口部102に係わらないため、第一開口部102において回収装置2により固体物110を回収する場合に、案内装置3が干渉する事態を防ぐことができ、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、回収装置2は、固体物110に取り付けられる係合部21aと、係合部21aに固定された索条21bと、索条21bを巻き上げる巻上部21cと、を有しており、案内装置3は、貯蔵プール100の液中を移動可能とする移動部30と、固体物110に対して取り付いた状態を維持する固着部31と、回収装置2の係合部21aを固体物110に取り付ける取付部32B(33B)と、を有する。
この液中固体物取出装置1によれば、回収装置2では、巻上部21cにより係合部21aに固定された索条21bを巻き上げることで、係合部21aが取り付けられた固体物110を回収する。また、案内装置3では、移動部30により貯蔵プール100の液中を移動し、固着部31により固体物110に取り付いて、取付部32B(33B)により回収装置2の係合部21aを固体物110に取り付ける。このため、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、取付部32B(33B)がアーム32(33)に取り付けられており、当該アーム32(33)を回転移動可能に支持する回転部34を有する。
この液中固体物取出装置1によれば、回転部34によりアーム32(33)を回転移動させることで、係合部21aを固体物110に取り付ける位置に取付部32B(33B)を配置することができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、固体物110に、貯蔵プール100への投入時に用いられた投入ワイヤ110bが取り付けられており、案内装置3は、投入ワイヤ110bを固体物110から除去するワイヤ除去部32C(33C)を有する。
この液中固体物取出装置1によれば、固体物110に投入ワイヤ110bが取り付けられている場合、この投入ワイヤ110bをワイヤ除去部32C(33C)により除去することができ、固体物110の回収時に投入ワイヤ110bが邪魔になったり、固体物110とともに投入ワイヤ110bが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、ワイヤ除去部32C(33C)がアーム32(33)に取り付けられており、当該アーム32(33)を回転移動可能とする回転部34を有する。
この液中固体物取出装置1によれば、回転部34によりアーム32(33)を回転移動させることで、投入ワイヤ110bを固体物110から除去する位置にワイヤ除去部32C(33C)を配置することができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、移動部30は、案内装置3に対して中立浮力を付与する浮力付与機構と、案内装置3を貯蔵プール100の液中で3次元方向に移動させる液中推進機構と、を有する。
この液中固体物取出装置1によれば、貯蔵プール100の液中での案内装置3の移動を実現することができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、案内装置3の移動部30は、図8に示すように、液面推進機構40を含む。液面推進機構40は、貯蔵プール100の液面に浮くように構成され、図には明示しないが、液面での移動や液面に沿う水平方向の向きを変えることができるように、スクリューの方向を変える構造や、スクリューおよび舵からなる構造や、送風機の方向を変える構造や、送風機および舵からなる構造や、進行の後方に高圧のウォータージェットを噴出する構造などがある。この液面推進機構40は、案内装置3のケーブル39を介して案内装置3を支持している。ケーブル39は、液面推進機構40で案内され、案内装置3の移動に伴い案内装置3と液面推進機構40との間の距離を変えられるように液面推進機構40に取り付けられている。液面推進機構40の操作は、上述した案内装置制御部38により制御され操作部37により操作される。このため、液面推進機構40は、案内装置制御部38に対し、電源線や信号線を含むケーブル41により第二開口部103を通して接続されている。
このように、図8に示す本実施形態の液中固体物取出装置1では、移動部30は、貯蔵プール100の液面を移動可能に設けられて案内装置3を支持する液面推進機構40を含む。
この液中固体物取出装置1によれば、水面推進機構40によりケーブル39を介して案内装置3を水面に沿って移動させてから、移動部30により案内装置3を固体物の位置に移動させることができる。このため、水面推進機構40により貯蔵プール100の液中を攪拌させる事態を抑えることができ、貯蔵プール100の液の濁りを抑制しつつ貯蔵プール100の液中での案内装置3の移動を実現することができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、案内装置3の移動部30は、図9に示すように、貯蔵プール100の液面の上方で水平方向に移動可能に設けられた水平移動機構50を含む。水平移動機構50は、貯蔵プール100内で、液面の上方に水平方向に伸縮可能に設けられる伸縮部50aと、第二開口部103に取り付けられて伸縮部50aを支持するとともに第二開口部103を中心として伸縮部50aを旋回する旋回部50bと、を有する。伸縮部50aは、例えば、パンタグラフ機構やテレスコピック機構のように、長さが伸縮可能に変化する機構を備え、旋回に伴って貯蔵プール100の側壁に干渉しないように構成されている。この水平移動機構50は、案内装置3のケーブル39を介して案内装置3を支持している。ケーブル39は、伸縮部50aの先端部で案内され、案内装置3の移動に伴い案内装置3と伸縮部50aとの間の距離を変えられるように伸縮部50aに取り付けられている。水平移動機構50の操作は、上述した案内装置制御部38により制御され操作部37により操作される。このため、水平移動機構50は、案内装置制御部38に対し、電源線や信号線を含むケーブル52により接続されている。
このように、図9に示す本実施形態の液中固体物取出装置1では、移動部30は、貯蔵プール100の液面の上方で水平方向に移動可能に設けられて案内装置3を支持する水平移動機構50を含む。
この液中固体物取出装置1によれば、水平移動機構50によりケーブル39を介して案内装置3を水平方向に移動させてから、移動部30により案内装置3を固体物の位置に移動させることができる。このため、水平移動機構50により貯蔵プール100の液中を攪拌させる事態を抑えることができ、貯蔵プール100の液の濁りを抑制しつつ貯蔵プール100の液中での案内装置3の移動を実現することができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置1では、案内装置3の移動部30は、図10に示すように、貯蔵プール100の液面の上方で水平方向に移動可能に設けられた水平移動機構60を含む。水平移動機構60は、貯蔵プール100内で、液面の上方に水平方向に延在して配置されたレール部60aと、このレール部60aの延在方向に沿って移動可能に設けられたスライダ60bと、第二開口部103に取り付けられてレール部60aを支持するとともに第二開口部103を中心としてレール部60aを旋回する旋回部60cと、を有する。レール部60aは、延在方向の長さが伸縮可能に変化する機構(例えば、テレスコピック機構)を備え、旋回に伴って貯蔵プール100の側壁に干渉しないように構成されている。この水平移動機構60は、案内装置3のケーブル39を介して案内装置3を支持している。ケーブル39は、スライダ60bで案内され、案内装置3の移動に伴い案内装置3とスライダ60bとの間の距離を変えられるようにスライダ60bに取り付けられている。水平移動機構60の操作は、上述した案内装置制御部38により制御され操作部37により操作される。このため、水平移動機構60は、案内装置制御部38に対し、電源線や信号線を含むケーブル61により接続されている。
このように、図10に示す本実施形態の液中固体物取出装置1では、移動部30は、貯蔵プール100の液面の上方で水平方向に移動可能に設けられて案内装置3を支持する水平移動機構60を含む。
この液中固体物取出装置1によれば、水平移動機構60によりケーブル39を介して案内装置3を水平方向に移動させてから、移動部30により案内装置3を固体物の位置に移動させることができる。このため、水平移動機構60により貯蔵プール100の液中を攪拌させる事態を抑えることができ、貯蔵プール100の液の濁りを抑制しつつ貯蔵プール100の液中での案内装置3の移動を実現することができる。
また、本実施形態の液中固体物取出方法は、貯蔵プール100の液中に配置された固体物110を取り出すため、貯蔵プール100の上方を塞ぐ天井部101に設けられた第一開口部102および第二開口部103を用いる液中固体物取出方法であって、固体物110を回収する回収装置2を、第一開口部102を介して貯蔵プール100内に配置する工程と、固体物110を回収装置2に対して案内する案内装置3を、第二開口部103を介して貯蔵プール100内に配置する工程と、案内装置3にて固体物110を回収装置2に案内し、当該回収装置2にて固体物110を貯蔵プール100の外部に回収する工程と、を含む。
この液中固体物取出方法によれば、回収装置2が第一開口部102から貯蔵プール100内にアクセスするように構成され、案内装置3が第二開口部103から貯蔵プール100内にアクセスするように構成されているため、局所(1つの開口部)への荷重の集中を防ぐことができ、荷重の集中を防ぐための構造物を不要とすることができる。しかも、案内装置3が第一開口部102に係わらないため、第一開口部102において回収装置2により固体物110を回収する場合に、案内装置3が干渉する事態を防ぐことができ、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出方法では、回収装置2は、固体物110に取り付けられる係合部21aと、係合部21aに固定された索条21bと、索条21bを巻き上げる巻上部21cと、を有し、案内装置3は、貯蔵プール100の液中を移動可能とする移動部30と、固体物110に対して取り付いた状態を維持する固着部31と、回収装置2の係合部21aを固体物110に取り付ける取付部32B(33B)と、を有しており、移動部30により係合部21aを固体物110の位置に移動させ、固着部31により固体物110に取り付いた状態で、係合部21aを取付部32B(33B)により固体物110に取り付ける工程と、巻上部21cにより索条21bを巻き上げて係合部21aが取り付けられた固体物110を回収する工程と、を含む。
この液中固体物取出方法によれば、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出方法では、固体物110に、貯蔵プール100への投入時に用いられた投入ワイヤ110bが取り付けられており、係合部21aを固体物110に取り付ける前に、案内装置3に設けられたワイヤ除去部32C(33C)により投入ワイヤ110bを除去する工程をさらに含む。
この液中固体物取出方法によれば、固体物110に投入ワイヤ110bが取り付けられている場合、この投入ワイヤ110bをワイヤ除去部32C(33C)により除去することで、固体物110の回収時に投入ワイヤ110bが邪魔になったり、固体物110とともに投入ワイヤ110bが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
[実施形態2]
図11は、本実施形態に係る液中固体物取出装置の概略図であり、図12は、本実施形態に係る液中固体物取出装置における回収装置と液中固体物との係合部の概略図であり、図13は、本実施形態に係る液中固体物取出装置における回収装置のブロック図であり、図14は、本実施形態に係る液中固体物取出装置における案内装置のブロック図であり、図15〜図20は、本実施形態に係る液中固体物取出装置の動作を示す概略図である。
図11に示すように、本実施形態の液中固体物取出装置6は、貯蔵プール100の液中に配置された固体物110を取り出すためのものである。固体物110は、高線量の固体廃棄物であって、例えば、図11の固体物は高線量の放射性固体廃棄物を内蔵したものである。
貯蔵プール100は、その上方を塞ぐ天井部101が設けられている。この天井部101は、第一開口部102および第二開口部103が設けられている。第一開口部102は、固体物110を貯蔵プール100の液中に投入するもので、通常時は蓋部(図示せず)により塞がれている。また、第二開口部103は、水の温度や水位など貯蔵プール100の点検を行うもので、通常時蓋部(図示せず)により塞がれている。第一開口部102は、貯蔵プール100の上方の中央付近に設けられ、固体物110を投入できる最小の大きさで開口して形成されている。従って、第一開口部102は、固体物110を取り出すことができる最小の大きさである。第二開口部103は、第一開口部102よりも小さい開口であり、貯蔵プール100の点検を行える。なお、第一開口部102のみが設けられている貯蔵プールの場合、天井部101に第二開口部103に相当する穴を形成する。
液中固体物取出装置6は、回収装置7と、案内装置8と、を備える。回収装置7は、第一開口部102を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられ、固体物110を第一開口部102から貯蔵プール100の外部に回収するものである。案内装置8は、第二開口部103を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられ、固体物110を回収装置8に対して案内するものである。
以下、液中固体物取出装置6の構成の詳細について説明する。回収装置7は、図11〜図13に示すように、覆い部70と、牽引機構71と、取付部72と、ワイヤ除去部73と、カメラ74と、モニタ75と、操作部76と、回収装置制御部77と、を有する。
覆い部70は、図11に示すように、第一開口部102の上部を覆い、第一開口部102から貯蔵プール100の外部に回収された固体物110を囲む空間をなすものである。覆い部70は、放射線を遮蔽する機能を有する。
牽引機構71は、図11に示すように、覆い部70の内部の上方に配置されており、固体物110に取り付けられる係合部71a(図12参照)と、係合部71aに固定された索条71bと、索条71bを巻き上げる巻上部71cと、を有している。係合部71aは、固体物110に設けられた環状の係留部110aに引っかけられる、いわゆるフックなどである。図12に示す係合部71aとしてのフックは、外れ止め機構を有している。索条71bは、いわゆるワイヤである。なお、牽引機構71は、係留部110aを上方に向けて固体物110を立たせて配置した場合に、その上方から固体物110の上部を覆う筒状のケーシング71dを有している。係合部71aは、このケーシング71dの内の上部に配置され、ケーシング71dが固体物110の上部を覆う場合に係留部110aの位置に対応するように構成されている。
取付部72は、ケーシング71dに設けられ、例えば、図12に示すように、係合部71aをスライド移動するアクチュエータからなる。取付部72は、上述したようにケーシング71dで固体物110を覆い、係合部71aが係留部110aの側部の位置に配置された状態で、係合部71aをスライド移動させることで、係合部71aを固体物110の係留部110aに取り付ける。なお、取付部72を有さず係合部71aの構造を変更することで、ケーシング71dで固体物110を覆った状態で、係合部71aが係留部110aに取り付けられるように構成してもよい。
ワイヤ除去部73は、投入ワイヤ110bを除去するものである。投入ワイヤ110bは、上述した牽引機構71の索条71bと同様であり、係合部(例えば、外れ止め機構付きフック)71aを介して固体物110の係留部110aに取り付けられているもので、固体物110が貯蔵プール100に投入される際に切断され、固体物110に取り付けられたままになっている。ワイヤ除去部73は、この投入ワイヤ110bを固体物110から除去するためのもので、例えば、係合部71aの外れ止め機構を解除するハンド機構や、外れ止め機構または索条71bを切断する切断工具として構成される。
カメラ74は、牽引機構71のケーシング71dに設けられ、ケーシング71dで固体物110を覆う状態や、係合部71aが固体物110の係留部110aに取り付けられる状態を撮影するものである。このカメラ74はライト付きであることが撮影した映像を認識しやすくするうえで好ましい。モニタ75は、カメラ74で撮影した映像を映すものである。操作部76は、回収装置7を操作するものである。
回収装置制御部77は、回収装置7を統括的に制御するものである。回収装置制御部77は、貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられ、牽引機構71の巻上部71c、取付部72、ワイヤ除去部73、カメラ74、モニタ75、および操作部76と接続されている。牽引機構71の巻上部71c、取付部72、ワイヤ除去部73、およびカメラ74は、貯蔵プール100に配置されているため、電源線や信号線を含むケーブル78を介して貯蔵プール100から隔離された回収装置制御部77に接続される。モニタ75および操作部76は、回収装置制御部77と同様に貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられている。
そして、回収装置制御部77は、カメラ74で撮影した映像をモニタ75に映す。オペレータは、モニタ75に映された映像を確認しながら操作部76を操作する。回収装置制御部77は、操作部76の入力に応じて牽引機構71の巻上部71c、取付部72およびワイヤ除去部73を作動させる。これにより、投入ワイヤ110bを除去したり、取付部72を固体物110の係留部110aに取り付けたり、係合部71aが取り付けられた固体物110を索条71bの巻き上げにより貯蔵プール100の外部に牽引したりすることができる。
案内装置8は、図11および図14に示すように、搬送部80と、カメラ81と、モニタ82と、操作部83と、案内装置制御部84と、を有する。
搬送部80は、第二開口部103を基準として固体物110を搬送するものである。この搬送部80は、縦軸部80Aと、縦軸回転機構80Bと、縦軸スライド機構80Cと、横軸部80Dと、横軸伸縮機構80Eと、横軸揺動機構80Fと、把持機構80Gと、把持回転機構80Hと、把持揺動機構80Iと、を有する。
縦軸部80Aは、第二開口部103に挿入されるもので上下方向に延在して設けられる。縦軸部80Aは、複数の部材を上下に連結可能に設けられ、上下方向の長さを変えられるように構成されている。これは、例えば、貯蔵プール100の深さが深く、この深さに対して貯蔵プール100上の建屋天井が低い場合、縦軸部80Aが1本ものであると、建屋天井に干渉して貯蔵プール100内に挿入することができなくなるからである。つまり、縦軸部80Aは、複数の部材を上下に連結可能に設けられていることで、上述した制約を受けることなく、貯蔵プール100内に挿入することができる。
縦軸回転機構80Bは、縦軸部80Aを上下方向に延在する縦回転軸80Aaの廻りに回転させる。縦軸回転機構80Bは、例えば、第二開口部103の上縁を囲むように設けられて縦回転軸80Aaを中心とする円環状のレール80Baと、レール80Ba上に載置され、縦軸部80Aを挟持する回転移動部80Bbと、回転移動部80Bbをレール80Baに沿って回転移動させる駆動モータ80Bcと、で構成される。
縦軸スライド機構80Cは、縦軸部80Aを縦回転軸80Aaに沿って上下方向にスライド移動させる。縦軸スライド機構80Cは、例えば、縦軸回転機構80Bの回転移動部80Bbに設けられ、この縦軸回転機構80Bによる縦軸部80Aの挟持を維持しつつ、縦軸部80Aを縦回転軸80Aaに沿ってスライド移動させるローラ80Caと、このローラを回転させる駆動モータ(図示せず)と、で構成される。
横軸部80Dは、縦軸部80Aの下端に設けられる。
横軸伸縮機構80Eは、横軸部80Dを伸縮させる。横軸部80Dは、径の異なる複数の筒体が径の細い順に重ねて挿入されたもので、伸縮可能に構成されている。横軸伸縮機構80Eは、この横軸部80Dの各筒体を徐々に引き出したり引き入れたりする駆動部(例えば、ネジロッドを回転させてネジロッドに螺着されたナット部を移動させる機構)を有するテレスコピック機構として構成されている。
横軸揺動機構80Fは、横軸部80Dを縦軸部80Aに対して揺動させる。横軸揺動機構80Fは、横軸部80Dの基端(最も径の大きい筒体)を、縦軸部80Aの縦回転軸80Aaと直交する支持軸80Faで縦軸部80Aに対して回転可能に支持し、この支持軸80Faを中心に横軸部80Dを揺動させる駆動部(例えば、シリンダ)を有する。
把持機構80Gは、横軸部80Dの伸縮する先端に設けられて固体物110を把持する。把持機構80Gは、横軸部80Dの伸縮する先端、すなわち最も径の小さい筒体に設けられ、固体物110を掴むように開閉する一対の腕部80Gaを有する。腕部80Gaは、例えば、モータやシリンダにより駆動される。なお、把持機構80Gは、把持力を小さくし、固体物110の変形を防止するため、腕部80Gaで固体物110を掴んだ状態を下から支えるように支持部80Gbが設けられている。
把持回転機構80Hは、把持機構80Gを横軸部80Dの伸縮方向に延在する横回転軸80Daの廻りに回転させる。把持回転機構80Hは、把持機構80Gと、横軸部80Dの伸縮する先端である最も径の小さい筒体との間に設けられて、横回転軸80Daを中心に把持機構80Gを回転可能に支持し、かつ把持機構80Gを回転させる駆動部(例えば、モータ)を有する。
把持揺動機構80Iは、把持機構80Gを横軸部80Dに対して揺動させる。把持揺動機構80Iは、把持回転機構80Hと把持機構80Gとの間に設けられ、横軸部80Dの横回転軸80Daと直交する支持軸80Iaで把持機構80Gを把持回転機構80Hに対して回転可能に支持し、この支持軸80Iaを中心に把持機構80Gを揺動させる駆動部(例えば、モータ)を有する。
カメラ81は、横軸部80Dの先端や把持機構80Gに設けられ、把持機構80Gで固体物110を掴む状態を撮影するものである。このカメラ81はライト付きであることが撮影した映像を認識しやすくするうえで好ましい。モニタ82は、カメラ81で撮影した映像を映すものである。操作部83は、案内装置8を操作するものである。
案内装置制御部84は、案内装置8を統括的に制御するものである。案内装置制御部84は、貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられ、搬送部80(縦軸回転機構80B,縦軸スライド機構80C,横軸伸縮機構80E,横軸揺動機構80F,把持機構80G,把持回転機構80H,把持揺動機構80I)、カメラ81、モニタ82、および操作部83と接続されている。搬送部80およびカメラ81は、貯蔵プール100に配置されているため、電源線や信号線を含むケーブル85を介して貯蔵プール100から隔離された案内装置制御部84に接続される。モニタ82および操作部83は、案内装置制御部84と同様に貯蔵プール100から隔離された遠隔部に設けられている。
そして、案内装置制御部84は、カメラ81で撮影した映像をモニタ82に映す。オペレータは、モニタ82に映された映像を確認しながら操作部83を操作する。案内装置制御部84は、操作部83の入力に応じて搬送部80の縦軸回転機構80B、縦軸スライド機構80C、横軸伸縮機構80E、横軸揺動機構80F、把持機構80G、把持回転機構80H、および把持揺動機構80Iを作動させる。これにより、固体物110を貯蔵プール100の液中で搬送することができる。
上述した液中固体物取出装置6の動作(液中固体物取出方法)について図15〜図20を参照して説明する。液中固体物取出装置6を用いるにあたり、液面にカメラおよびライトを有する撮影装置120を配置する。図15および図16に示すように、案内装置8の搬送部80について、縦軸部80Aを縦軸スライド機構80Cにより下方にスライド移動させながら連結し、横軸部80Dおよび把持機構80Gを貯蔵プール100の液中に配置する。その後、図17に示すように、縦軸回転機構80B、縦軸スライド機構80C、横軸伸縮機構80E、および横軸揺動機構80Fを駆動して把持機構80Gを所定(把持することが可能な)の固体物110の位置に移動させ、把持回転機構80H、把持揺動機構80I、および把持機構80Gを駆動して固体物110を把持する。その後、図18に示すように、縦軸回転機構80B、縦軸スライド機構80C、横軸伸縮機構80E、および横軸揺動機構80Fを駆動して、固体物110を把持した把持機構80Gを移動することで、固体物110を回収装置7の直下に搬送する。
その後、図19に示すように、回収装置7について、牽引機構71の巻上部71cにより索条71bを引き出して係合部71aを液中に送る。案内装置8により直下に搬送されている固体物110の係留部110aに、取付部72により係合部71aを取り付ける。その後、図20に示すように、案内装置8において固体物110を離し、回収装置7において、巻上部71cにより索条71bを巻き上げ、固体物110を引き上げて回収する。なお、固体物110に投入ワイヤ110bが付けられている場合がある。この場合、係合部71aを固体物110の係留部110aに取り付ける前に、回収装置7において、ワイヤ除去部73により投入ワイヤ110bを除去する。
このように、本実施形態の液中固体物取出装置6は、貯蔵プール100の液中に配置された固体物110を取り出すための液中固体物取出装置6であって、貯蔵プール100の上方を塞ぐ天井部101に第一開口部102および第二開口部103が設けられており、第一開口部102を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられて固体物110を第一開口部102から貯蔵プール100の外部に回収する回収装置7と、第二開口部103を介して貯蔵プール100内に配置可能に設けられて固体物110を回収装置7に対して案内する案内装置8と、を備える。
この液中固体物取出装置6によれば、回収装置7が第一開口部102から貯蔵プール100内にアクセスするように構成され、案内装置8が第二開口部103から貯蔵プール100内にアクセスするように構成されているため、局所(1つの開口部)への荷重の集中を防ぐことができ、荷重の集中を防ぐための構造物を不要とすることができる。しかも、案内装置8が第一開口部102に係わらないため、第一開口部102において回収装置7により固体物110を回収する場合に、案内装置8が干渉する事態を防ぐことができ、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置6では、回収装置7は、固体物110に取り付けられる係合部71aと、係合部71aに固定された索条71bと、索条71bを巻き上げる巻上部71cと、を有しており、案内装置8は、固体物110を搬送する搬送部80を有する。
この液中固体物取出装置6によれば、回収装置7では、巻上部71cにより係合部71aに固定された索条71bを巻き上げることで、係合部71aが取り付けられた固体物110を回収する。また、案内装置8では、搬送部80により固体物110を貯蔵プール100の液中で搬送し、当該固体物110を回収装置7の係合部71aを取り付ける位置に移動させる。このため、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置6では、搬送部80は、第二開口部103に挿入されて上下方向に延在し上下に連結可能に設けられた縦軸部80Aと、縦軸部80Aを上下方向に延在する縦回転軸80Aaの廻りに回転させる縦軸回転機構80Bと、縦軸部80Aを縦回転軸80Aaに沿って上下方向にスライド移動させる縦軸スライド機構80Cと、縦軸部80Aの下端に設けられた横軸部80Dと、横軸部80Dを伸縮させる横軸伸縮機構80Eと、横軸部80Dを縦軸部80Aに対して揺動させる横軸揺動機構80Fと、横軸部80Dの伸縮する先端に設けられて固体物110を把持する把持機構80Gと、把持機構80Gを横軸部80Dの伸縮方向に延在する横回転軸80Daの廻りに回転させる把持回転機構80Hと、把持機構80Gを横軸部80Dに対して揺動させる把持揺動機構80Iと、を有する。
この液中固体物取出装置6によれば、回収装置7の係合部71aを固体物110に取り付ける位置に固体物110を移動させることを実現できる。このため、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置6では、固体物110に、貯蔵プール100への投入時に用いられた投入ワイヤ110bが取り付けられており、回収装置7は、投入ワイヤ110bを固体物110から除去するワイヤ除去部73を有する。
この液中固体物取出装置6によれば、固体物110に投入ワイヤ110bが取り付けられている場合、この投入ワイヤ110bをワイヤ除去部73により除去することができ、固体物110の回収時に投入ワイヤ110bが邪魔になったり、固体物110とともに投入ワイヤ110bが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出装置6では、図には明示しないが、案内装置8にワイヤ除去部が設けられていてもよい。この場合のワイヤ除去部は、案内装置8の搬送部80において、把持機構80Gに設けられ、回収装置7のワイヤ除去部73と同様に、例えば、係合部71aの外れ止め機構を解除するハンド機構や、外れ止め機構または索条71bを切断する切断工具として構成される。このワイヤ除去部は、案内装置制御部84により制御される。具体的に、案内装置制御部84は、カメラ81で撮影した映像をモニタ82に映す。オペレータは、モニタ82に映された映像を確認しながら操作部83を操作する。案内装置制御部84は、操作部83の入力に応じて搬送部80の縦軸回転機構80B、縦軸スライド機構80C、横軸伸縮機構80E、横軸揺動機構80F、把持機構80G、把持回転機構80H、把持揺動機構80I、およびワイヤ除去部を作動させる。これにより、固体物110から投入ワイヤ110bを除去することができる。
この液中固体物取出装置6によれば、固体物110に投入ワイヤ110bが取り付けられている場合、この投入ワイヤ110bを案内装置8に設けたワイヤ除去部により除去することができ、固体物110の回収時に投入ワイヤ110bが邪魔になったり、固体物110とともに投入ワイヤ110bが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
なお、本実施形態の液中固体物取出装置6では、図には明示しないが、案内装置8に取付部が設けられていてもよい。この場合の取付部は、案内装置8の搬送部80において、把持機構80Gに設けられ、モータやソレノイドなどで動作するハンド機構として構成される。この取付部は、案内装置制御部84により制御される。具体的に、案内装置制御部84は、カメラ81で撮影した映像をモニタ82に映す。オペレータは、モニタ82に映された映像を確認しながら操作部83を操作する。案内装置制御部84は、操作部83の入力に応じて搬送部80の縦軸回転機構80B、縦軸スライド機構80C、横軸伸縮機構80E、横軸揺動機構80F、把持機構80G、把持回転機構80H、把持揺動機構80I、および取付部を作動させる。そして、回収装置7において、巻上部71cにより索条71bを引き出して係合部71aを液中に送っておき、案内装置8において、索条71bまたは係合部71aを取付部により掴み、係合部71aを固体物110の位置に誘導し、固体物110の係留部110aに係合部71aを取り付ける。このようにしても、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。なお、取付部を設けた場合、把持機構80Gを設けなくてもよい。また、取付部を設けた場合、回収装置7に代えて実施形態1にて説明した回収装置2を用いてもよい。
また、本実施形態の液中固体物取出方法は、貯蔵プール100の液中に配置された固体物110を取り出すため、貯蔵プール100の上方を塞ぐ天井部101に設けられた第一開口部102および第二開口部103を用いる液中固体物取出方法であって、固体物110を回収する回収装置7を、第一開口部102を介して貯蔵プール100内に配置する工程と、固体物110を回収装置7に対して案内する案内装置8を、第二開口部103を介して貯蔵プール100内に配置する工程と、案内装置8にて固体物110を回収装置7に案内し、当該回収装置7にて固体物110を貯蔵プール100の外部に回収する工程と、を含む。
この液中固体物取出方法によれば、回収装置7が第一開口部102から貯蔵プール100内にアクセスするように構成され、案内装置8が第二開口部103から貯蔵プール100内にアクセスするように構成されているため、局所(1つの開口部)への荷重の集中を防ぐことができ、荷重の集中を防ぐための構造物を不要とすることができる。しかも、案内装置8が第一開口部102に係わらないため、第一開口部102において回収装置7により固体物110を回収する場合に、案内装置8が干渉する事態を防ぐことができ、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出方法では、回収装置7は、固体物110に取り付けられる係合部71aと、係合部71aに固定された索条71bと、索条71bを巻き上げる巻上部71cと、を有し、案内装置8は、固体物110を搬送する搬送部80を有しており、搬送部80により固体物110を係合部71aの直下の位置に搬送する工程と、搬送された固体物110に係合部71aを取り付け、巻上部71cにより索条71bを巻き上げて係合部71aが取り付けられた固体物110を回収する工程と、を含む。
この液中固体物取出方法によれば、液中に配置された固体物110を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の液中固体物取出方法では、固体物110に、貯蔵プール100への投入時に用いられた投入ワイヤ110bが取り付けられており、係合部71aを固体物110に取り付ける前に、回収装置7または案内装置8に設けられたワイヤ除去部73により投入ワイヤ110bを除去する工程をさらに含む。
この液中固体物取出方法によれば、固体物110に投入ワイヤ110bが取り付けられている場合、この投入ワイヤ110bをワイヤ除去部73により除去することで、固体物110の回収時に投入ワイヤ110bが邪魔になったり、固体物110とともに投入ワイヤ110bが汚染物として回収されたりすることを防ぐことができる。
1 液中固体物取出装置
2 回収装置
21 牽引機構
21a 係合部
21b 索条
21c 巻上部
3 案内装置
30 移動部
31 固着部
32,33 アーム(第一アーム,第二アーム)
32A,33A アーム駆動部
32B,33B 取付部
32C,33C ワイヤ除去部
34 回転部
40 水面推進機構部
50 水平移動機構
50a 伸縮部
50b 旋回部
60 水平移動機構
60a レール部
60b スライダ
60c 旋回部
6 液中固体物取出装置
7 回収装置
71 牽引機構
71a 係合部
71b 索条
71c 巻上部
72 取付部
73 ワイヤ除去部
8 案内装置
80 搬送部
80A 縦軸部
80Aa 縦回転軸
80B 縦軸回転機構
80C 縦軸スライド機構
80D 横軸部
80Da 横回転軸
80E 横軸伸縮機構
80F 横軸揺動機構
80G 把持機構
80H 把持回転機構
80I 把持揺動機構
100 貯蔵プール
101 天井部
102 第一開口部
103 第二開口部
110 固体物
110a 係留部
110b 投入ワイヤ

Claims (17)

  1. 貯蔵プールの液中に配置された固体物を取り出すための液中固体物取出装置において、 前記貯蔵プールの上方を塞ぐ天井部に第一開口部および第二開口部が設けられており、
    前記第一開口部を介して前記貯蔵プール内に配置可能に設けられて前記固体物を前記第一開口部から前記貯蔵プールの外部に回収する回収装置と、
    前記第二開口部を介して前記貯蔵プール内に配置可能に設けられて前記固体物を前記回収装置に対して案内する案内装置と、
    を備えることを特徴とする液中固体物取出装置。
  2. 前記回収装置は、
    前記固体物に取り付けられる係合部と、
    前記係合部に固定された索条と、
    前記索条を巻き上げる巻上部と、を有しており、
    前記案内装置は、
    前記貯蔵プールの液中を移動可能とする移動部と、
    前記固体物に対して取り付いた状態を維持する固着部と、
    前記回収装置の係合部を前記固体物に取り付ける取付部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の液中固体物取出装置。
  3. 前記取付部がアームに取り付けられており、当該アームを回転移動可能とする回転部を有することを特徴とする請求項2に記載の液中固体物取出装置。
  4. 前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記案内装置は、前記投入ワイヤを前記固体物から除去するワイヤ除去部を有することを特徴とする請求項2または3に記載の液中固体物取出装置。
  5. 前記ワイヤ除去部がアームに取り付けられており、当該アームを回転移動可能とする回転部を有することを特徴とする請求項4に記載の液中固体物取出装置。
  6. 前記移動部は、前記案内装置に対して中立浮力を付与する浮力付与機構と、前記案内装置を前記貯蔵プールの液中で3次元方向に移動させる液中推進機構と、を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の液中固体物取出装置。
  7. 前記移動部は、前記貯蔵プールの液面を移動可能に設けられて前記案内装置を支持する液面推進機構を含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の液中固体物取出装置。
  8. 前記移動部は、前記貯蔵プールの液面の上方で水平方向に移動可能に設けられて前記案内装置を支持する水平移動機構を含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の液中固体物取出装置。
  9. 前記回収装置は、
    前記固体物に取り付けられる係合部と、
    前記係合部に固定された索条と、
    前記索条を巻き上げる巻上部と、を有しており、
    前記案内装置は、
    前記固体物を搬送する搬送部を有することを特徴とする請求項1に記載の液中固体物取出装置。
  10. 前記搬送部は、
    前記第二開口部に挿入されて上下方向に延在し上下に連結可能に設けられた縦軸部と、
    前記縦軸部を上下方向に延在する縦回転軸の廻りに回転させる縦軸回転機構と、
    前記縦軸部を前記縦回転軸に沿って上下方向にスライド移動させる縦軸スライド機構と、
    前記縦軸部の下端に設けられた横軸部と、
    前記横軸部を伸縮させる横軸伸縮機構と、
    前記横軸部を前記縦軸部に対して揺動させる横軸揺動機構と、
    前記横軸部の伸縮する先端に設けられて前記固体物を把持する把持機構と、
    前記把持機構を前記横軸部の伸縮方向に延在する横回転軸の廻りに回転させる把持回転機構と、
    前記把持機構を前記横軸部に対して揺動させる把持揺動機構と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の液中固体物取出装置。
  11. 前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記回収装置は、前記投入ワイヤを前記固体物から除去するワイヤ除去部を有することを特徴とする請求項9または10に記載の液中固体物取出装置。
  12. 前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、前記案内装置は、前記投入ワイヤを前記固体物から除去するワイヤ除去部を有することを特徴とする請求項9または10に記載の液中固体物取出装置。
  13. 貯蔵プールの液中に配置された固体物を取り出すため、前記貯蔵プールの上方を塞ぐ天井部に設けられた第一開口部および第二開口部を用いる液中固体物取出方法であって、
    前記固体物を回収する回収装置を、前記第一開口部を介して前記貯蔵プール内に配置する工程と、
    前記固体物を前記回収装置に対して案内する案内装置を、前記第二開口部を介して前記貯蔵プール内に配置する工程と、
    前記案内装置にて前記固体物を前記回収装置に案内し、当該回収装置にて前記固体物を前記貯蔵プールの外部に回収する工程と、
    を含むことを特徴とする液中固体物取出方法。
  14. 前記回収装置は、前記固体物に取り付けられる係合部と、前記係合部に固定された索条と、前記索条を巻き上げる巻上部と、を有し、前記案内装置は、前記貯蔵プールの液中を移動可能とする移動部と、前記固体物に対して取り付いた状態を維持する固着部と、前記回収装置の前記係合部を前記固体物に取り付ける取付部と、を有しており、
    前記移動部により前記係合部を前記固体物の位置に移動させ、前記固着部により前記固体物に取り付いた状態で、前記係合部を前記取付部により前記固体物に取り付ける工程と、
    前記巻上部により前記索条を巻き上げて前記係合部が取り付けられた前記固体物を回収する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の液中固体物取出方法。
  15. 前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、
    前記係合部を前記固体物に取り付ける前に、前記案内装置に設けられたワイヤ除去部により前記投入ワイヤを除去する工程をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の液中固体物取出方法。
  16. 前記回収装置は、前記固体物に取り付けられる係合部と、前記係合部に固定された索条と、前記索条を巻き上げる巻上部と、を有し、前記案内装置は、前記固体物を搬送する搬送部を有しており、
    前記搬送部により前記固体物を前記係合部の直下の位置に搬送する工程と、
    搬送された前記固体物に前記係合部を取り付け、前記巻上部により前記索条を巻き上げて前記係合部が取り付けられた前記固体物を回収する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の液中固体物取出方法。
  17. 前記固体物に、貯蔵プールへの投入時に用いられた投入ワイヤが取り付けられており、
    前記係合部を前記固体物に取り付ける前に、前記回収装置または前記案内装置に設けられたワイヤ除去部により前記投入ワイヤを除去する工程をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の液中固体物取出方法。
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