JP2015058013A - 義肢ソケット用サポータ - Google Patents

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【課題】その後方開口端に複数本の突片部が設けられた略筒状の義肢ソケットに対して切断肢を安定して支持させるだけでなく、肌触りやクッション性や通気性や吸汗性にも優れた義肢ソケット用サポータを提供する。【解決手段】義肢ソケット用サポータ10を、切断肢30における切断端周辺の外周面に対して切断肢の周方向に沿って宛がわれるサポート生地11,12によって形成し、義肢ソケット21の突片部21aを挿し込むためのポケット11aを、サポート生地11,12における突片部11aと重なる位置に設けた。突片部21aをポケット11aに挿し込んで義肢ソケット21に対してサポート生地11,12を固定した際には、突片部21aの隙間(空白部A)がサポート生地11,12によって覆われる。【選択図】 図1

Description

本発明は、義肢の義肢ソケットに対して切断肢を安定して支持させるための義肢ソケット用サポータに関する。
義手や義足などの義肢には、切断肢の切断端部を固定するための部分(義肢ソケット)が設けられている。従来の義肢ソケットは、義肢の使用者の切断肢の切断端部を型取りして型を作製し、その型にシリコン樹脂などの合成樹脂を流し込んで製造するのが一般的であった。しかし、このようなオーダーメイドの義肢ソケットは、製造コストが嵩むだけでなく、製造期間が長くなるという欠点があった。また、義肢ソケットに固定された切断肢に拘束感を生ずるなど、その使用感も良好なものとは言えなかった。
このような実状に鑑みて、本発明者らは、図6に示す形態の義肢ソケット21を開発した。この義肢ソケット21は、その後方開口端から切断肢30が挿入されて切断肢30を固定する略筒状の義肢ソケット21と、義肢ソケット21の先端部に設けられた義肢先端部22とで構成されている。義肢ソケット21の後方開口端には、後方に突出する複数本の突片部21aが設けられている。また、義肢ソケット21の周壁は、義肢ソケット21の長手方向に沿って設けられたスリット21bによって分断されている。義肢ソケット21をこのような構造とすることで、義肢ソケット21の形態を、それに挿入される切断肢30の形態に応じて変化させることが可能となっている。したがって、義肢ソケット21をレディメイドとしながらも、様々な人が好適に使用できる汎用性の高いものとすることが可能となった。
ところが、図6に示す形態の義肢ソケット21に切断肢30を直接挿入すると、義肢ソケット21を形成する樹脂などの感触がそのまま切断肢30に伝わってしまう。また、樹脂で形成された義肢ソケット21は、クッション性や通気性や吸汗性などが良好とはいえず、使用者が不快に感じるおそれがある。さらに、義肢ソケット21における2本の突片部21aの間の領域は、義肢ソケット21の周壁が存在しない空白部Aとなっているため、その空白部Aから切断肢30の切断端部がはみ出る(突き出る)おそれもある。これらの課題を解決するため、義肢ソケット21の使用感を向上させるとともに、義肢ソケット21に切断肢30を安定して支持させるための工夫を施す必要がある。
ところで、これまでには、義肢ソケットと切断肢の間に介在させて義肢の使用感を向上させるための各種製品が提案されている(例えば、特許文献1の図1におけるライナ2、特許文献2の図1におけるシェル11,12、特許文献3の図1におけるインナ20、特許文献4の図1におけるライナー2、又は特許文献5の図3における義肢用インナーバッグ1を参照。)。しかし、これらの製品はいずれも、本願の図6に示した形態の義肢ソケット21(その後方開口端に複数本の突片部21aが設けられた略筒状の義肢ソケット21)に対して好適に装着できるものとはなっておらず、上記の課題を解決できるものとはなっていない。
特表2008−539834号公報 特表2010−534496号公報 特開2010−012117号公報 特開2011−098038号公報 特開2011−120749号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その後方開口端に複数本の突片部が設けられた略筒状の義肢ソケットに対して切断肢を安定して支持させることのできる義肢ソケット用サポータを提供するものである。また、肌触りやクッション性や通気性や吸汗性に優れた義肢ソケット用サポータを提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
切断肢の外周面に対して切断肢の長手方向に沿って宛がわれる複数の突片部がその後方開口端から後方へ突出して設けられた略筒状の義肢ソケットに対して切断肢を安定して支持させるための義肢ソケット用サポータであって、
切断肢における切断端周辺の外周面に対して切断肢の周方向に沿って宛がわれるサポート生地を備え、
前記突片部を挿し込むためのポケットがサポート生地における前記突片部と重なる位置に設けられ、
前記突片部を前記ポケットに挿し込むことにより義肢ソケットに対してサポート生地を固定した際に、前記複数の突片部のうち一の突片部と該一の突片部の隣に位置する他の突片部との間の領域(空白部)がサポート生地によって覆われるようにしたことを特徴とする義肢ソケット用サポータ
を提供することによって解決される。
本発明の義肢ソケット用サポータは、その殆どの部分が生地(編物や織物や不織布など)によって形成されているため、肌触りに優れているだけでなく、クッション性や通気性や吸汗性に優れたものとなっている。また、本発明の義肢ソケット用サポータは、汗などで汚れた際には、洗濯機などで丸洗いすることも可能であるため、衛生的である。さらに、本発明の義肢ソケット用サポータを義肢ソケットに装着すると、義肢ソケットの突片部の隙間(空白部)がサポート生地によって覆われた状態となるため、切断肢の切断端部が前記空白部からはみ出ない(突き出ない)ようにすることも可能となっている。さらにまた、本発明の義肢ソケット用サポータは、その装着も容易である。
本発明の義肢ソケット用サポータにおいては、前記ポケットの内面における前記突片部の外面と接触する箇所に突片部用の滑り止め手段を設けると好ましい。これにより、ポケットに挿し込まれた突片部がポケットから抜け出ないようにすることが可能になる。したがって、義肢ソケットに対して義肢ソケット用サポータをさらにしっかりと固定することが可能になる。
また、本発明の義肢ソケット用サポータにおいては、サポート生地の内面における切断肢の外周面と接触する箇所に切断肢用の滑り止め手段を設けることも好ましい。これにより、切断肢が義肢ソケット用サポータから抜け出ないようにすることが可能になる。したがって、義肢ソケット用サポータに対して切断肢をさらにしっかりと固定することが可能になる。
さらにまた、本発明の義肢ソケット用サポータにおいては、サポート生地を、本体部と、本体部の一端を他端と連結するためのベルト部とで構成し、ベルト部の長さを調節することにより寸法を調節することができるようにすることも好ましい。これにより、義肢ソケット用サポータを、簡素な構造でありながら、その寸法調節が容易なものとすることができる。
以上のように、本発明によって、その後方開口端に複数本の突片部が設けられた略筒状の義肢ソケットに対して切断肢を安定して支持させることのできる義肢ソケット用サポータを提供することが可能になる。また、肌触りやクッション性や通気性や吸汗性に優れた義肢ソケット用サポータを提供することも可能になる。
本発明に係る義肢ソケット用サポータを義肢ソケットに装着して切断肢を固定した状態を示した図である。 本発明に係る義肢ソケット用サポータを義肢ソケットに装着する状態を示した図である。 本発明に係る義肢ソケット用サポータを筒状にした状態を示した図である。 本発明に係る義肢ソケット用サポータを展開した状態を表側から見た状態を示した図である。 本発明に係る義肢ソケット用サポータを展開した状態を裏側から見た状態を示した図である。 2つの突片部がその後方開口端から後方へ突出して設けられた略筒状の義肢ソケットに対して切断肢を挿入した状態を示した図である。
本発明の義肢ソケット用サポータの好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明に係る義肢ソケット用サポータ10を義肢ソケット21に装着して切断肢30を固定した状態を示した図である。図2は、本発明に係る義肢ソケット用サポータ10を義肢ソケット21に装着する状態を示した図である。図3は、本発明に係る義肢ソケット用サポータ10を筒状にした状態を示した図である。図4は、本発明に係る義肢ソケット用サポータ10を展開した状態を表側から見た状態を示した図である。図5は、本発明に係る義肢ソケット用サポータ10を展開した状態を裏側から見た状態を示した図である。本実施態様の義肢ソケット用サポータ10は、図1に示す形態の義肢20に装着して使用するものとなっている。
* 義肢
まず、義肢ソケット用サポータ10を装着する義肢20について説明する。本実施態様において、義肢20は、図1に示すように、その後方開口端から切断肢30が挿入されて切断肢30を固定する略筒状の義肢ソケット21と、義肢ソケット21の先端部に設けられた義肢先端部22とで構成されている。義肢20は、義手と義足のいずれであってもよいが、図1においては、義手とした場合について図示している。すなわち、図1における切断肢30は、肘と手首の間で切断された腕となっている。また、義肢先端部22は、複数本の指型のアクチュエータ22aを備えた駆動機構によって構成しており、物などを掴むことができるようにしている。これに対し、義肢20を義足とする場合には、義肢先端部22は、通常、足型の構造体や駆動体とされる。
義肢20における義肢ソケット21には、図2に示すように、その後方開口端から後方に突出して複数本の突片部21aが設けられている。突片部21aの本数は、特に限定されないが、通常、4本以下とされ、好ましくは、3本以下とされ、より好ましくは、2本とされる。本実施態様において、突片部21aの本数は、2本となっている。これらの突片部21aは、図1に示すように、切断肢30の橈骨側の外周面及び尺骨側の外周面に対して切断肢30の長手方向に沿って宛がわれる部分となっており、これらの突片部21aによって、切断肢30を義肢ソケット21の内部で安定して支持できるようになっている。
義肢ソケット21における2本の突片部21aの間の領域は、図2に示すように、義肢ソケット21の周壁が存在しない部分(空白部A)となっている。本実施態様において、空白部Aは、義肢ソケット21における正面側(掌側)と背面側(甲側)の2箇所に設けている。また、義肢ソケット21の周壁は、義肢ソケット21の長手方向に沿って設けられたスリット21bによって分断されている。このように、義肢ソケット21の後方開口端に突片部21を設ける(逆にいえば、義肢ソケット21の後方開口端に凹んだ部分(空白部A)を設ける)こと、及び、義肢ソケット21の周壁にスリット21bを設けることで、義肢ソケット21の径を、それに挿入される切断肢30の径などに応じて変化させることが可能となっている。したがって、義肢20の使用者が、義肢20を装着する切断肢30に過大な拘束感を感じないようにすることが可能となっている。
義肢ソケット21の素材は、必要な強度を発揮できるものであれば特に限定されないが、通常、樹脂が用いられる。
* 義肢ソケット用サポータ
続いて、義肢ソケット用サポータ10について説明する。本実施態様の義肢ソケット用サポータ10は、図4,5に示すように、略矩形状を為す本体部11と、本体部11の一端に固定された帯状のベルト部12とで構成されたサポート生地によって構成されている。
** 本体部(サポート生地)
サポート生地における本体部11は、図1に示すように、義肢ソケット用サポータ10を義肢ソケット21に装着した際に、義肢ソケット21の内周面に沿って配される部分となっており、義肢ソケット21が切断肢30に直接接触しないようにするための部分となっている。これにより、義肢ソケット21の内周面にクッション性や通気性や吸汗性を発現させ、義肢20の使用感を向上させることができる。また、本体部11は、義肢ソケット21における2箇所に設けられた空白部Aのうち、正面側(甲側)の空白部Aを覆うための部分となっている。これにより、義肢ソケット21の内部に収容された切断肢30の先端部が、正面側の空白部Aからはみ出る(突き出る)のを防止することができる。
本体部11の表側(外面)には、複数のポケット11aが設けられている。このポケット11aは、図2に示すように、義肢ソケット用サポータ10を義肢ソケット21に対して装着する際に、義肢ソケット21における突片部21aを挿し込むための部分となっている。突片部21aをポケット11aに挿し込むことにより、義肢ソケット21に対して義肢ソケット用サポータ10を正確に位置決めするだけでなく、義肢ソケット21に対して装着された義肢ソケット用サポータ10が義肢ソケット21に対して回転しないようにすることや、義肢ソケット用サポータ10が義肢ソケット21から抜け落ちないようにすることが可能となっている。ポケット11aは、義肢ソケット用サポータ10を義肢ソケット21に装着した際に本体部11(サポート生地)における突片部21aと重なる位置に設けられる。
サポート生地における本体部11の具体的な形態は、特に限定されない。本実施態様の義肢ソケット用サポータ10においては、図4,5に示すように、義肢ソケット用サポータ10を展開した際に本体部11が略矩形状を為すように形成している。本体部11の後端縁(図4,5における上縁)と前端縁(図4,5における下縁)は、内側に凹むように湾曲して形成しており、切断肢30に義肢ソケット用サポータ10を巻いた際の拘束感を軽減することが可能となっている。また、ポケット11aの具体的な形態も、特に限定されないが、それに挿し込まれる突片部21aの形態に合わせると好ましい。本実施態様の義肢ソケット用サポータ10において、それぞれのポケット11aは、略三角形状としている。
サポート生地における本体部11の素材は、特に限定されないが、クッション性と通気性と吸汗性に優れた素材を選択すると好ましい。具体的には、合成繊維や天然繊維からなる編物、織物又は編物などが例示される。本体部11は、上記素材からなる表地(本体部11の外面を形成する生地)及び裏地(本体部11の内面を形成する生地)で構成された複層構造としてもよい。この場合、表地と裏地の隙間に、発泡樹脂シートなど、クッション性を有するクッション材を入れると、本体部11のクッション性をさらに高めることができる。
加えて、本体部11の内面(義肢ソケット用サポータ10で切断肢30を支持した際に切断肢20の外周面と接触する面)に、切断肢用の滑り止め手段を設けると好ましい。これにより、切断肢30が義肢ソケット用サポータ10から抜け出ないようにすることが可能になる。切断肢用の滑り止め手段としては、本体部11の内面の摩擦係数を高める方法などが例示される。例えば、ウレタンシートやゴムシートなど、表面の摩擦係数が大きな滑り止め素材を本体部11の内面に貼り付けることによって、本体部11の内面の摩擦係数を高めることが、本体部11の通気性や吸汗性が犠牲になるおそれがある。このため、本体部11の内面に滑り止め素材を貼り付ける場合には、本体部11の内面の全体に貼り付けるのではなく、部分的に貼り付けると好ましい。
本実施態様の義肢ソケット用サポータ10においては、本体部11の裏地(本体部11の内面を形成する生地)として、裏スパンパワーネット(摩擦係数の大きな滑り止め用の糸(例えばポリウレタン糸)を用いて、本体部の内面に縫い目(畳の目のように配置された縫い目)が表れるように形成した生地。)を用いており、本体部11の内面に表れた滑り止め用の糸の縫い目によって、本体部11の内面に滑り止め機能を付与している。これにより、本体部11の通気性や吸汗性を確保しながらも、本体部11の内面の滑り止め効果を大幅に向上させることができる。
ポケット11aの素材(ポケット11aを形成する生地の素材)も、特に限定されない。ポケット11aの素材としては、合成繊維や天然繊維からなる編物、織物又は編物などが例示される。ポケット11aの内面(ポケット11aに挿し込まれた突片部21aの外面と接触する面)には、突片部用の滑り止め手段を設けると好ましい。これにより、ポケット11aに挿し込まれた突片部21aがポケット11aから抜け出ないようにすることが可能になる。切断肢用の滑り止め手段としては、ポケット11aの内面の摩擦係数を高める方法などが例示される。例えば、ウレタンシートやゴムシートなど、表面の摩擦係数が大きな滑り止め素材をポケット11aの内面に貼り付けることによって、ポケット11aの内面の摩擦係数を高めることができる。ポケット11aには、通気性や吸汗性は特に要求されない。このため、滑り止め素材は、ポケット11aの内面の略全体に貼り付けると好ましい。
** ベルト部(サポート生地)
サポート生地におけるベルト部12は、図1に示すように、義肢ソケット用サポータ10を義肢ソケット21に装着した際に、本体部11の一端を他端と連結するための部分となっている。これにより、本体部11を筒状に巻いた形態で維持するだけでなく、切断肢30の外周部に対して義肢ソケット用サポータ10をしっかりと固定することが可能になる。また、ベルト部12は、義肢ソケット21における2箇所に設けられた空白部Aのうち、背面側(甲側)の空白部Aを覆うための部分となっている。これにより、義肢ソケット21の内部に収容された切断肢30の先端部が、背面側の空白部Aからはみ出る(突き出る)のを防止することができる。
サポート生地におけるベルト部12は、その一端部のみが本体部11に固定されたものであってもよいし、その両端部が本体部11に固定されたものであってもよい。後者の場合、ベルト部12には、ショルダーバックのベルトの長さ調節に用いられるアジャスタ(カクカンなど)や面ファスナが設けられる。本実施態様の義肢ソケット用サポータ10においては、図4,5に示すように、その展開時においては、ベルト部12の先端部は、本体部11に固定されていない(本体部11に対して着脱自在な)自由端となっており、ベルト部12の基端部のみが、本体部11の一端に固定された固定端となっている。
ベルト部12の先端部(自由端)を本体部11に対して着脱可能な状態で固定する手段(ベルト部着脱手段)は、特に限定されない。ベルト部着脱手段としては、面ファスナやボタンやカクカンを利用したものなどが例示される。本実施態様の義肢ソケット用サポータ10においては、図4に示すように、ベルト部12の外面における基端部と先端部に、それぞれ面ファスナ12a,12bを設けるとともに、ベルト部12とは反対側のポケット11aの外面にカクカン11bを設けている。面ファスナ12a,12bのうちいずれか一方がフック面(A面)とされ、他方がループ面(B面)とされる。これにより、図3に示すように、ベルト部12の先端部をカクカン11bに通して折り返した後、ベルト部12aの先端部を基端部に対して固定することが可能になる。ベルト部12の長さは、その先端部を留める箇所を変えることにより、調節することができる。
サポート生地におけるベルト部12の素材は、特に限定されないが、本体部11と同様、クッション性と通気性と吸汗性に優れた素材を選択すると好ましい。具体的には、合成繊維や天然繊維からなる編物、織物又は編物などが例示される。ベルト部12は、上記素材からなる表地(ベルト部12の外面を形成する生地)及び裏地(ベルト部12の内面を形成する生地)で構成された複層構造としてもよい。この場合、表地と裏地の隙間に、発泡樹脂シートなど、クッション性を有するクッション材を入れると、本体部11のクッション性をさらに高めることができる。ベルト部12の内面(義肢ソケット用サポータ10で切断肢30を支持した際に切断肢20の外周面と接触する面)には、本体部11と同様、切断肢用の滑り止め手段を設けてもよい。
10 義肢ソケット用サポータ
11 本体部(サポート生地)
11a ポケット
11b カクカン
12 ベルト部(サポート生地)
12a 面ファスナ
12b 面ファスナ
20 義肢
21 義肢ソケット
21a 突片部
21b スリット
22 義肢先端部
22a アクチュエータ
30 切断肢
A 空白部

Claims (4)

  1. 切断肢の外周面に対して切断肢の長手方向に沿って宛がわれる複数の突片部がその後方開口端から後方へ突出して設けられた略筒状の義肢ソケットに対して切断肢を安定して支持させるための義肢ソケット用サポータであって、
    切断肢における切断端周辺の外周面に対して切断肢の周方向に沿って宛がわれるサポート生地を備え、
    前記突片部を挿し込むためのポケットがサポート生地における前記突片部と重なる位置に設けられ、
    前記突片部を前記ポケットに挿し込むことにより義肢ソケットに対してサポート生地を固定した際に、前記複数の突片部のうち一の突片部と該一の突片部の隣に位置する他の突片部との間の領域がサポート生地によって覆われるようにしたことを特徴とする義肢ソケット用サポータ。
  2. 前記ポケットの内面における前記突片部の外面と接触する箇所に突片部用の滑り止め手段が設けられた請求項1記載の義肢ソケット用サポータ。
  3. サポート生地の内面における切断肢の外周面と接触する箇所に切断肢用の滑り止め手段が設けられた請求項1又は2記載の義肢ソケット用サポータ。
  4. サポート生地が、本体部と、本体部の一端を他端と連結するためのベルト部とで構成され、ベルト部の長さを調節することにより寸法を調節することができるようにした請求項1〜3いずれか記載の義肢ソケット用サポータ。
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