JP3215415U - 下衣 - Google Patents

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佑樹 小川
佑樹 小川
陽介 竹内
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Abstract

【課題】通気性を有し、下衣と着用者との間に熱や湿気がこもることを防ぐことができる下衣を提供する。【解決手段】本体部とウエストベルト部を有する下衣1であり、ウエストベルト部の肌面側に配されているメッシュ地13と、ウエストベルト部の外面側に配されている布地14とを有し、布地14は、ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部が下部の止め付けを行わずに浮かせた状態としたフラシ布15である。【選択図】図3

Description

本考案は下衣に関するものであり、詳細にはウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布である下衣に関するものである。
パンツやスカート等の下半身に着用する衣料である下衣は、着用者の腰部に密着しているために着用者の体温や汗によって蒸れやすく、不快な状態となりやすい。また、下衣のずれを防止して身体に固定するためにベルトを使用することも多いが、ベルトを用いると着用者の腰部と下衣との密着度がより高くなるため、着用者と下衣との間に熱や湿気がこもりやすく不快感が増してしまう。この状態を軽減するために、例えば特許文献1には、ベルトの内面に付着する汗を吸着して、大気中に気化放出する汗除去構造が設けられており、汗除去構造が通気可能な表装材とその内面に配置される吸湿機能および放湿機能を備えた裏材とで構成されていることを特徴とするベルトが記載されている。
特開2005−213660号公報
しかし、ベルトが吸湿機能や放湿機能を有していても、ベルトよりも着用者側に下衣が存在しているため、汗はベルトよりも下衣に吸着されやすい。そのため、このようなベルトを用いても、着用者と下衣との間に熱や湿気がこもることを十分に軽減することはできない。
本考案は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、着用者との間の熱や湿気を外部に十分放出することができる下衣を提供することにある。
前記課題を解決することができた本考案の下衣は、本体部とウエストベルト部を有する下衣であり、ウエストベルト部の肌面側に配されているメッシュ地と、ウエストベルト部の外面側に配されている布地とを有し、布地は、ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布であることを特徴とするものである。
本考案の下衣において、メッシュ地は、ウエストベルト部の前身頃よりも後ろ身頃に多く設けられていることが好ましい。
本考案の下衣において、メッシュ地のJIS L1096 A法(フラジール形法)に基づき測定される通気度は、100cm/cm・s以上であることが好ましい。
本考案の下衣において、布地の幅は、メッシュ地の幅よりも長いことが好ましい。
本考案の下衣において、布地は、布地の下部と本体部の前身頃および後ろ身頃の少なくともいずれか一方とが接合されている布地接合部分を有しており、布地の下部における布地接合部分の合計長さは、フラシ布の周方向の合計長さよりも短いことが好ましい。
本考案の下衣において、ベルトループ部材を有しており、ベルトループ部材の長さは、布地の幅よりも長いことが好ましい。
本考案の下衣において、ベルトループ部材は、ベルトループ部材の一方端部、他方端部、および中間部において本体部およびウエストベルト部の少なくともいずれか一方に接合されており、ベルトループ部材の一方端部は、布地の下端部よりも上側に接合されており、ベルトループ部材の中間部は、布地の下端部よりも下側に接合されており、ベルトループ部材の他方端部は、布地の下端部よりも上側であり布地の上端部よりも下側、かつベルトループ部材の一方端部の接合部分よりも下側に接合されていることが好ましい。
本考案の下衣は、前身頃において、布地の下部における布地接合部分の合計長さは、フラシ布の周方向の合計長さよりも長いことが好ましい。
本考案の下衣は、後ろ身頃において、布地の下部における布地接合部分の長さは、ベルトループ部材と本体部とが接合されているベルトループ接合部分の長さよりも短いことが好ましい。
本考案の下衣において、ベルトループ部材を有しており、布地接合部分とベルトループ部材とは、互いに重なり合わないことが好ましい。
本考案の下衣において、ウエストベルト部の上部に伸縮部材が設けられていることが好ましい。
本考案の下衣において、本体部は、後ろ身頃にヨークを有しており、ヨークは、ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布であることが好ましい。
本考案の下衣において、ヨークは、ヨークの下部と本体部の後ろ身頃とが接合されているヨーク接合部分を有しており、ヨークの下部におけるヨーク接合部分の合計長さは、ヨークのフラシ布の周方向の合計長さよりも短いことが好ましい。
本考案の下衣において、パンツであることが好ましい。
本考案の下衣において、ゴルフ用であることが好ましい。
本考案の下衣は、本体部とウエストベルト部を有する下衣であり、ウエストベルト部の肌面側に配されているメッシュ地と、ウエストベルト部の外面側に配されている布地とを有し、布地は、ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布であることを特徴とする。下衣がこのような構成であることにより、下衣に通気性を持たせることができ、下衣と着用者との間に熱や湿気がこもることを防ぐことができる。
本考案の実施の形態における下衣の前面を表す。 本考案の実施の形態における下衣の後面を表す。 本考案の実施の形態における下衣の上側から見た斜視図を表す。 本考案の実施の形態における下衣の下側から見た斜視図を表す。 本考案の実施の形態におけるベルトループ部材の拡大図を表す。
以下、下記実施の形態に基づき本考案をより具体的に説明するが、本考案はもとより下記実施の形態によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本考案の技術的範囲に包含される。また、図面における種々部材の寸法は、本考案の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
本考案に係る下衣は、本体部とウエストベルト部を有する下衣であり、ウエストベルト部の肌面側に配されているメッシュ地と、ウエストベルト部の外面側に配されている布地とを有し、布地は、ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布であることを特徴とするものである。
本考案において、肌面側とは、下衣の着用時に着用者から見て着用者側を意味する。外面側とは、肌面側とは反対の、外気側を意味する。
本考案において、下衣とは、下半身に着用する衣服であり、ズボン、スラックス、ハーフパンツ等のパンツ、スカート等を含む。
図1および図2に示すように、本考案の下衣1は、本体部11とウエストベルト部12を有している。ウエストベルト部12は、本体部11の上部にあり、下衣1の着用時に着用者の腹部と接する部分である。
図3に示すように、ウエストベルト部12の肌面側には、メッシュ地13が配されている。メッシュ地13とは、複数の穴を有している布地を指す。
メッシュ地13と本体部11との接合方法は特に限定されず、例えば、縫着、接着、溶着等が挙げられる。中でも、縫着が好ましい。メッシュ地13と本体部11とがこのように接合されていることにより、メッシュ地13と本体部11との接合強度を高めることができる。
メッシュ地13を構成する材質は特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロンなどの合成繊維、綿、麻等の天然繊維等が挙げられる。中でも、合成繊維であることが好ましい。メッシュ地13を構成する材質がこのようになっていることにより、メッシュ地13の強度を高めることができる。また、中でも、ポリエステルであることがより好ましい。メッシュ地13を構成する材質がこのようになっていることにより、下衣1が蒸れにくくなり、快適性を高めることができる。
メッシュ地13が有する穴の形状や数等は特に限定されず、下衣1に付与したい通気性能やウエストベルト部12の強度等に合わせて、メッシュ地13の穴の形状や数等を適宜調整すればよい。
メッシュ地13は、JIS L1096のA法(フラジール法)に基づき測定される通気度が100cm/cm・s以上であることが好ましく、110cm/cm・s以上であることがより好ましく、120cm/cm・s以上であることがさらに好ましい。メッシュ地13の通気度がこのようになっていることにより、下衣1と着用者との間の熱や湿気を外部に放出しやすくすることができる。
ウエストベルト部12の外面側には、布地14が配されている。布地14の種類は、例えば、織物、編物、不織布等が挙げられる。
布地14と、本体部11およびメッシュ地13の少なくともいずれか一方との接合方法は特に限定されず、例えば、メッシュ地13と本体部11との接合方法として挙げた方法を用いることができる。中でも、縫着が好ましい。布地14と、本体部11およびメッシュ地13の少なくともいずれか一方とがこのように接合されていることにより、布地14と本体部11、メッシュ地13との接合を強固なものとすることができる。
布地14を構成する材質は特に限定されず、例えば、メッシュ地13を構成する材質として挙げた材質を用いることができる。例えば、布地14を構成する材料が綿等の天然繊維であれば、吸水性および通気性が高く、下衣1着用時の快適性を高めることができる。また、布地14を構成する材料がポリエステル等の合成繊維であれば、下衣1の強度を高めることができる。
布地14の種類は、本体部11を構成する布の種類と同じであることが好ましい。また、布地14を構成する材質は、本体部11を構成する布の材質と同じであることが好ましい。布地14の種類、材質がこのようになっていれば、下衣1の本体部11とウエストベルト部12との外観に統一性を与えることができ、デザイン性のよい下衣1とすることができる。
布地14と本体部11を構成する布の少なくともいずれか一方に吸汗加工剤、紫外線反射剤、赤外線反射剤、赤外線吸収剤、涼感加工剤、抗菌剤、消臭剤等の機能剤を含有させてもよい。布地14と本体部11を構成する布の少なくともいずれか一方が機能剤を有することにより、下衣1に様々な機能を付与することができる。
図3および図4に示すように、布地14は、ウエストベルト部12の周方向において少なくとも一部がフラシ布15である。フラシ布15とは、フラシ(JIS L0122にて定義)の状態である布のことであり、布の下部の止め付けを行わずに浮かせた状態としていることを示す。本考案において、布地14は、ウエストベルト部12の周方向において40%以上がフラシ布15であることが好ましく、50%以上がフラシ布であることがより好ましく、60%以上がフラシ布であることがさらに好ましい。フラシ布15がこのように構成されていることにより、下衣1と着用者との間の熱や湿気をフラシ布15部分から外部に放出することが可能となる。
メッシュ地13は、ウエストベルト部12の肌面側の全周に配されていてもよく、部分的に配されていてもよい。メッシュ地13がウエストベルト部12の肌面側の全周に配されている構成であれば、着用者と下衣1との間の熱や湿気を外部へより発散しやすくすることができる。メッシュ地13がウエストベルト部12の肌面側において部分的に配されている構成であれば、下衣1の内部の熱や湿気を外部へ放出する機能を十分に有しながら、下衣1のウエストベルト部12の強度を高いものとすることができる。
メッシュ地13がウエストベルト部12の肌面側において部分的に配されている場合、メッシュ地13は、ウエストベルト部12の前身頃2よりも後ろ身頃3に多く設けられていることが好ましい。メッシュ地13がこのように設けられていることにより、着用者と下衣1との間の熱や湿気を外へ放出しやすく、かつ、下衣1のウエストベルト部12の強度を高めることができる。
メッシュ地13がウエストベルト部12の肌面側において部分的に配されている場合、ウエストベルト部12の後ろ身頃3に配されているメッシュ地13の面積は、ウエストベルト部12の前身頃2に配されているメッシュ地13の面積の1.5倍以上であることが好ましく、2.0倍以上であることがより好ましく、3.0倍以上であることがさらに好ましい。後ろ身頃3に配されているメッシュ地13の面積と前身頃2に配されているメッシュ地13の面積の比率の下限値をこのように設定することにより、下衣1の着用者が前屈みの体勢になった際に、下衣1の後ろ身頃3から効率的に下衣1の内部の熱や湿気を外部へ出すことができる。また、ウエストベルト部12の後ろ身頃3に配されているメッシュ地13の面積は、ウエストベルト部12の前身頃2に配されているメッシュ地13の面積の15倍以下であることが好ましく、13倍以下であることがより好ましく、11倍以下であることがさらに好ましい。後ろ身頃3に配されているメッシュ地13の面積と前身頃2に配されているメッシュ地13の面積の比率の上限値をこのように設定することにより、下衣1に通気性を持たせながら、下衣1のウエストベルト部12の強度を保つことができる。
ウエストベルト部12の肌面側に配されるメッシュ地13の数は、1つであってもよく、複数であってもよい。中でも、メッシュ地13の数は1つであることが好ましい。メッシュ地13がこのようになっていることにより、下衣1のウエストベルト部12をより強度の高いものとすることができる。
布地14の幅L1は、メッシュ地13の幅L2よりも長いことが好ましい。布地14がこのように構成されていることにより、メッシュ地13が露出しにくくなり、下衣1のデザイン性を高めることができる。
布地14の幅L1は、メッシュ地13の幅L2の1.1倍以上であることが好ましく、1.2倍以上であることがより好ましく、1.3倍以上であることがさらに好ましい。布地14の幅L1とメッシュ地13の幅L2の比率の下限値をこのように設定することにより、メッシュ地13が露出することをより防止することができる。布地14の幅L1とメッシュ地13の幅L2の比率の上限値は特に限定されないが、中でも、布地14の幅L1はメッシュ地13の幅L2の3.0倍以下であることが好ましく、2.5倍以下であることがより好ましく、2.0倍以下であることがさらに好ましい。布地14の幅L1とメッシュ地13の幅L2の比率の上限値をこのように設定することにより、本体部11の上部と布地14との重なりを小さくすることができ、下衣1の着用時の暑さによる不快感を低減することができる。
布地14は、布地14の下部と本体部11の前身頃2および後ろ身頃3の少なくともいずれか一方とが接合されている布地接合部分16を有していることが好ましい。即ち、布地14は一部がフラシ布15であることが好ましい。布地14がこのように構成されていることにより、フラシ布15が大きく開くことによってメッシュ地13が露出し、下衣1のデザイン性が低下することを防ぐことができる。
布地接合部分16は、1箇所であってもよく、複数箇所であってもよい。中でも、布地接合部分16は、複数であることが好ましい。布地14がこのように構成されていることにより、ウエストベルト部12においてフラシ布15が大きく開いて、ウエストベルト部12の肌面側に配されているメッシュ地13が露出し、下衣1のデザイン性が低下することを防止できる。
布地14の下部における布地接合部分16の合計長さは、フラシ布15の周方向の合計長さよりも短いことが好ましい。布地接合部分16がこのように構成されていることにより、フラシ布15部分から下衣1の内部の熱や湿気を外部に放出しつつ、メッシュ地13の露出を防止できる。
布地14の下部における布地接合部分16の合計長さは、フラシ布15の周方向の合計長さの80%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましく、90%以上であることがさらに好ましい。布地接合部分16の合計長さとフラシ布15の周方向の合計長さとの比率の下限値をこのように設定することにより、フラシ布15が大きく開きすぎることを防止できる。また、布地14の下部における布地接合部分16の合計長さは、フラシ布15の周方向の合計長さの100%以下であることが好ましく、98%以下であることがより好ましく、95%以下であることがさらに好ましい。布地接合部分16の合計長さとフラシ布15の周方向の合計長さとの比率の上限値をこのように設定することにより、フラシ布15から下衣1と着用者との間の熱や湿気を十分に放出することが可能となる。
前身頃2において、布地14の下部における布地接合部分16の合計長さは、フラシ布15の周方向の合計長さよりも長いことが好ましい。前身頃2において布地接合部分16がこのように構成されていることにより、下衣1の着用者が前屈みの体勢になった際に、下衣1の後ろ身頃3のウエストベルト部12のフラシ布15が開き、より効率的に下衣1の内部の熱や湿気を外部へ出すことができる。
前身頃2において、布地14の下部における布地接合部分16の合計長さは、フラシ布15の周方向の合計長さの1.1倍以上であることが好ましく、1.5倍以上であることがより好ましく、2.0倍以上であることがさらに好ましい。前身頃2における布地接合部分16の合計長さとフラシ布15の周方向の合計長さとの比率の下限値をこのように設定することにより、下衣1の着用者が前屈みの体勢となったときに、下衣1の後ろ身頃3のフラシ布15の下部が開きやすくなって下衣1の内部の熱や湿気を後ろ身頃3から放出しやすくなる。また、前身頃2において、布地14の下部における布地接合部分16の合計長さは、フラシ布15の周方向の合計長さの10倍以下であることが好ましく、9倍以下であることがより好ましく、8倍以下であることがさらに好ましい。前身頃2における布地接合部分16の合計長さとフラシ布15の周方向の合計長さとの比率の上限値をこのように設定することにより、下衣1の後ろ身頃3だけでなく前身頃2からも下衣1の内部の熱や湿気を放出することが可能となる。
下衣1は、ベルトループ部材17を有していることが好ましい。下衣1がベルトループ部材17を有していることにより、下衣1のウエストベルト部12にベルトを付けることができ、下衣1の着用時に下衣1がずり落ちることを防止できる。
ベルトループ部材17を構成する材質は特に限定されず、例えば、メッシュ地13を構成する材質として挙げた材質を用いることができる。ベルトループ部材17を構成する材質は、本体部11を構成する布および布地14の材質と同じであることが好ましい。また、ベルトループ部材17を構成する布の種類は、本体部11を構成する布および布地14の種類と同じであることが好ましい。ベルトループ部材17の種類、材質がこのようになっていれば、下衣1のデザイン性を向上させることができる。
ベルトループ部材17の長さL3は、布地14の幅L1よりも大きいことが好ましい。ベルトループ部材17がこのように構成されていることにより、ベルトループ部材17にベルトを通しやすくなる。
ベルトループ部材17の長さL3は、布地14の幅L1の1.0倍以上であることが好ましく、1.2倍以上であることがより好ましく、1.4倍以上であることがさらに好ましい。ベルトループ部材17の長さL3と布地14の幅L1との比率の下限値をこのように設定することにより、ベルトループ部材17にベルトを通すことがより容易となる。また、ベルトループ部材17の長さL3は、布地14の幅L1の2.0倍以下であることが好ましく、1.8倍以下であることがより好ましく、1.6倍以下であることがさらに好ましい。ベルトループ部材17の長さL3と布地14の幅L1との比率の上限値をこのように設定することにより、ベルトループ部材17に通したベルトが上下に大きく動くことを防ぐことができ、下衣1のずれ落ち防止効果を高めることができる。
ベルトループ部材17は、本体部11およびウエストベルト部12の少なくともいずれか一方に接合されていることが好ましい。ベルトループ部材17の接合方法は特に限定されず、例えば、縫着、接着、溶着、ボタンや面ファスナー等による接合等が挙げられる。中でも、縫着が好ましい。ベルトループ部材17が縫着によって接合されていることにより、ベルトループ部材17と本体部11およびウエストベルト部12の少なくともいずれか一方との接合強度を高くすることができ、また、ベルトループ部材17にベルトを通しやすくなる。
ベルトループ部材17は、ベルトループ部材17の一方端部71、他方端部72、および中間部73において本体部11およびウエストベルト部12の少なくともいずれか一方に接合されていることが好ましい。ベルトループ部材17がこのように接合されていることにより、ベルトループ部材17の接合強度を高めることができる。
ベルトループ部材17の一方端部71は、布地14の下端部よりも上側に接合されていることが好ましい。即ち、ベルトループ部材17の一方端部71は、ウエストベルト部12の布地14に接合されていることが好ましい。中でも、布地14の幅の中間よりも上側にベルトループ部材17の一方端部71が接合されていることがより好ましい。ベルトループ部材17の一方端部71がこのように接合されていることにより、下衣1にベルトを取り付けて着用した際に、下衣1のウエストベルト部12の上部にベルトが位置するため、下衣1がよりずり落ちにくくなる。
ベルトループ部材17の中間部73は、布地14の下端部よりも下側に接合されていることが好ましい。即ち、ベルトループ部材17の中間部73は、下衣1の本体部11に接合されていることが好ましい。中でも、本体部11の上部にベルトループ部材17の中間部73が接合されていることがより好ましい。また、ベルトループ部材17の一方端部71の接合位置から中間部73の接合位置までの距離は、布地14の幅よりも大きいことが好ましい。ベルトループ部材17の中間部73がこのように接合されていることにより、ベルトループ部材17にベルトを通しやすくなり、また、ベルトを付けた状態であっても、布地14のフラシ布15から下衣1の内部の空気を放出し、外部の空気を下衣1の内部に取り入れやすくできる。
ベルトループ部材17の他方端部72は、布地14の下端部よりも上側であり布地14の上端部よりも下側、かつベルトループ部材17の一方端部71の接合部分よりも下側に接合されていることが好ましい。即ち、ベルトループ部材17の一方端部71と中間部73との間に他方端部72が接合されていることが好ましい。中でも、布地14の幅の中間よりも下側にベルトループ部材17の他方端部72が接合されていることがより好ましい。ベルトループ部材17の他方端部72がこのように接合されていることにより、布地14のフラシ布15の下部が開きやすくなり、下衣1の通気性を高めることが可能となる。
ベルトループ部材17の他方端部72は、本体部11に接合されていてもよく、布地14に接合されていてもよい。ベルトループ部材17の他方端部72が本体部11に接合されていれば、布地14のフラシ布15の下部の開きを妨げず、また、ベルトを着用した際に下衣1をよりずり落ちにくくできる。ベルトループ部材17の他方端部72が布地14に接合されていれば、布地14のフラシ布15の下部がより開きやすくなり、下衣1の通気性をさらに高めることができる。
ベルトループ部材17の接合の順は特に限定されないが、一方端部71、中間部73、他方端部72の順、あるいは、他方端部72、中間部73、一方端部71の順に接合することが好ましい。ベルトループ部材17をこのように接合することにより、ベルトループ部材17を所望の位置に接合しやすくなる。
布地接合部分16とベルトループ部材17とは、互いに重なり合わないことが好ましい。即ち、ベルトループ部材17が設けられている箇所は、布地接合部分16がない箇所であることが好ましい。ベルトループ部材17がこのように構成されていることにより、フラシ布15の下部が過度に開き、内部のメッシュ地13が露出することを防止することができる。
後ろ身頃3において、布地14の下部における布地接合部分16の長さL4は、ベルトループ部材17と本体部11とが接合されているベルトループ接合部分18の長さL5よりも短いことが好ましい。布地接合部分16がこのように構成されていることにより、フラシ布15の下部を開きやすくすることができ、下衣1の内部の熱や湿気をより外部へ放出しやすくなる。
布地接合部分16の長さL4は、ベルトループ接合部分18の長さL5の60%以上であることが好ましく、65%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましい。布地接合部分16の長さL4とベルトループ接合部分18の長さL5との比率の下限値をこのように設定することにより、フラシ布15の下部が過度に開くことを十分に防止できる。また、布地接合部分16の長さL4は、ベルトループ接合部分18の長さL5の90%以下であることが好ましく、85%以下であることがより好ましく、80%以下であることがさらに好ましい。布地接合部分16の長さL4とベルトループ接合部分18の長さL5との比率の上限値をこのように設定することにより、下衣1が十分な通気性を有する程度にフラシ布15の下部が開くようにすることができる。
ウエストベルト部12の上部に伸縮部材が設けられていることも好ましい。中でも、ウエストベルト部12の下衣1がこのように構成されていることにより、下衣1の着用時にベルトを使用しなくても下衣1がずり落ちることを防止することができる。
伸縮部材を構成する材料は、伸縮性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、天然ゴムや合成ゴム等が挙げられる。中でも、合成ゴムであることが好ましい。伸縮部材がこのように構成されていることにより、耐久性を向上することができる。
伸縮部材の形状は特に限定されず、例えば、平紐状や丸紐状等が挙げられる。中でも、平紐状であることが好ましい。伸縮部材がこのように構成されていることにより、下衣1のウエストベルト部12が着用者に密着し、より下衣1がずり落ちにくくなる。
本体部11は、後ろ身頃3にヨーク19を有していてもよい。ヨーク19とは、JIS L0122にて定義されており、身頃の布地の切り替えた部分のことを指す。ヨーク19は、ウエストベルト部12の周方向において少なくとも一部がフラシ布15であることが好ましい。下衣1がこのように構成されていることにより、ウエストベルト部12のフラシ布15に加えて、本体部11のフラシ布15からも下衣1の内部の熱や湿気を放出することができ、下衣1の通気性をより高めることが可能となる。
ヨーク19の肌面側には、メッシュ地を有していてもよく、有していなくてもよい。ヨーク19の肌面側にメッシュ地を有している場合、下衣1のヨーク19の肌面側の肌当たりをよくすることができる。ヨーク19の肌面側にメッシュ地を有していない場合、ヨーク19部分の通気性をより高めることができる。
ヨーク19は、ヨーク19の下部と本体部11の後ろ身頃3とが接合されているヨーク接合部分20を有していることが好ましい。ヨーク19がこのように構成されていることにより、ヨーク19のフラシ布15部分が過度に開きすぎることを防ぐことができる。
ヨーク19の下部におけるヨーク接合部分20の合計長さは、ヨーク19のフラシ布15の周方向の合計長さよりも短いことが好ましい。ヨーク接合部分20がこのように構成されていることにより、ヨーク19のフラシ布15から下衣1の内部の熱や湿気を外部に十分に放出でき、さらにフラシ布15の下部が大きく開きすぎることを防止できる。
ヨーク19の下部におけるヨーク接合部分20の合計長さは、ヨーク19のフラシ布15の周方向の合計長さの3%以上であることが好ましく、4%以上であることがより好ましく、5%以上であることがさらに好ましい。ヨーク接合部分20の合計長さとヨーク19のフラシ布15の周方向の合計長さとの比率の下限値をこのように設定することにより、フラシ布15が大きく開きすぎることを防止できる。また、ヨーク19の下部におけるヨーク接合部分20の合計長さは、ヨーク19のフラシ布15の周方向の合計長さの30%以下であることが好ましく、20%以下であることがより好ましく、10%以下であることがさらに好ましい。ヨーク接合部分20の合計長さとヨーク19のフラシ布15の周方向の合計長さとの比率の上限値をこのように設定することにより、ヨーク19のフラシ布15から下衣1と着用者との間の熱や湿気を十分に放出することが可能となる。
本考案の下衣1は、パンツであることが好ましく、運動時に着用するパンツであることがより好ましい。中でも、ゴルフ用の下衣1であることが好ましい。ゴルフのプレーでは、前屈みの体勢となることが多いため、フラシ布15の下部が開くことが多くなり、下衣1の内部の空気を外部に放出しやすく、快適にゴルフをプレーすることが可能となる。
以上のように、本考案の下衣は、本体部とウエストベルト部を有する下衣であり、ウエストベルト部の肌面側に配されているメッシュ地と、ウエストベルト部の外面側に配されている布地とを有し、布地は、ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布であることを特徴とする。このような構成であることにより、下衣に通気性を持たせることができ、下衣と着用者との間に熱や湿気がこもることを防ぐことができる。
1:下衣
2:前身頃
3:後ろ身頃
11:本体部
12:ウエストベルト部
13:メッシュ地
14:布地
15:フラシ布
16:布地接合部分
17:ベルトループ部材
18:ベルトループ接合部分
19:ヨーク
20:ヨーク接合部分
71:ベルトループ部材の一方端部
72:ベルトループ部材の他方端部
73:ベルトループ部材の中間部
L1:布地の幅
L2:メッシュ地の幅
L3:ベルトループ部材の長さ
L4:布地接合部分の長さ
L5:ベルトループ接合部分の長さ

Claims (15)

  1. 本体部とウエストベルト部を有する下衣であり、
    前記ウエストベルト部の肌面側に配されているメッシュ地と、
    前記ウエストベルト部の外面側に配されている布地とを有し、
    前記布地は、前記ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布であることを特徴とする下衣。
  2. 前記メッシュ地は、前記ウエストベルト部の前身頃よりも後ろ身頃に多く設けられている請求項1に記載の下衣。
  3. 前記メッシュ地のJIS L1096 A法(フラジール形法)に基づき測定される通気度は、100cm/cm・s以上である請求項1または2に記載の下衣。
  4. 前記布地の幅は、前記メッシュ地の幅よりも長い請求項1〜3のいずれか一項に記載の下衣。
  5. 前記布地は、前記布地の下部と前記本体部の前身頃および後ろ身頃の少なくともいずれか一方とが接合されている布地接合部分を有しており、
    前記布地の下部における前記布地接合部分の合計長さは、前記フラシ布の周方向の合計長さよりも短い請求項1〜4のいずれか一項に記載の下衣。
  6. ベルトループ部材を有しており、
    前記ベルトループ部材の長さは、前記布地の幅よりも長い請求項1〜5のいずれか一項に記載の下衣。
  7. 前記ベルトループ部材は、前記ベルトループ部材の一方端部、他方端部、および中間部において前記本体部および前記ウエストベルト部の少なくともいずれか一方に接合されており、
    前記ベルトループ部材の前記一方端部は、前記布地の下端部よりも上側に接合されており、
    前記ベルトループ部材の前記中間部は、前記布地の下端部よりも下側に接合されており、
    前記ベルトループ部材の前記他方端部は、前記布地の下端部よりも上側であり前記布地の上端部よりも下側、かつ前記ベルトループ部材の前記一方端部の接合部分よりも下側に接合されている請求項6に記載の下衣。
  8. 前記前身頃において、前記布地の下部における前記布地接合部分の合計長さは、前記フラシ布の周方向の合計長さよりも長い請求項5に記載の下衣。
  9. 前記後ろ身頃において、前記布地の下部における前記布地接合部分の長さは、前記ベルトループ部材と前記本体部とが接合されているベルトループ接合部分の長さよりも短い請求項6または7に記載の下衣。
  10. ベルトループ部材を有しており、
    前記布地接合部分と前記ベルトループ部材とは、互いに重なり合わない請求項5〜9のいずれか一項に記載の下衣。
  11. 前記ウエストベルト部の上部に伸縮部材が設けられている請求項1〜10のいずれか一項に記載の下衣。
  12. 前記本体部は、前記後ろ身頃にヨークを有しており、
    前記ヨークは、前記ウエストベルト部の周方向において少なくとも一部がフラシ布である請求項1〜11のいずれか一項に記載の下衣。
  13. 前記ヨークは、前記ヨークの下部と前記本体部の後ろ身頃とが接合されているヨーク接合部分を有しており、
    前記ヨークの下部における前記ヨーク接合部分の合計長さは、前記ヨークの前記フラシ布の周方向の合計長さよりも短い請求項12に記載の下衣。
  14. パンツである請求項1〜13のいずれか一項に記載の下衣。
  15. ゴルフ用である請求項1〜14のいずれか一項に記載の下衣。
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