JP3204215U - ペット用リバーシブルベストタイプハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】ペット用ハーネスの機能を確保しつつ、ファッション性を高めたリバーシブル仕様のベストタイプハーネスを提供する。【解決手段】本考案のベストタイプハーネス1は、異なる意匠を有する表地11Aと裏地11Bを重ねてその縁周部15を引張力のある素材で縫合したハーネス本体10に、表(A)裏(B)いずれの側からでもリードが接続可能なリード係合部20を有することにより、リバーシブルで利用可能なベストタイプハーネス1を提供する。また、ハーネス本体10にギャザー部を設け、ペットへの密着性を高めている。【選択図】図1

Description

本考案は、リバーシブルで使用可能なペット用のベストタイプハーネスに関するものである。
ベストタイプハーネスはベルトタイプのハーネスに比べ、そのペットへの密着性の良さから、当初筋力や視力の低下、負傷等によって歩行が困難になったペットの歩行をサポートする(特許文献1)ものや、ペットを自動車に載せる際の安全ベルトとなるペット用セフティベスト(特許文献2)など特殊な目的での使用が提案され、その後、ベルトタイプハーネスの代わりに、散歩に便利なペット用ハーネス(特許文献3)へと目的が変化し、最近ではベストタイプハーネスの機能性を追求してより密着性、優しい密着感が得られるもの(特許文献4)等が提案されている。また、小形ペット用などでは、ハーネスとしての主要な機能であるペットを繋ぎ止め、ペットが激しく動いたりするときのペットに掛かるテンションを和らげる能力よりもよりデザイン性を重視したハーネスが多くなっている。
そこで、ベストタイプハーネスをリバーシブル仕様にすると更にファッションのバリエーションが広がると考えられる。例えば、朝夕の散歩や旅行の際などシュチエーションに応じて表裏を着せ替えるとファッションのバリエーションを広げることができる。
特開2007−159770号公報 実用新案登録第3132077号公報 特開2009−232834号公報 特開2013−118827号公報
本考案は、従来のハーネスの機能を確保しつつ、ベストタイプハーネスのファッション性を高めたリバーシブル仕様のベストタイプハーネスを提供するものである。
本考案は、異なる意匠を有する表地と裏地を重ねて縁周部を引張力ある素材で縫合したハーネス本体に、表裏いずれの側からでもリードが接続できるリード係合部を有することにより、リバーシブルで利用可能なベストタイプハーネスを提供する。
また、ペットへの密着性を高めるため前記ハーネス本体にギャザー部を設けたことを特徴とする。
本考案のベストタイプハーネスは、ハーネスの機能であるペットを繋ぎ止め、ペットが激しく動いたりするときのペットに掛かるテンションを和らげる能力を維持しつつ、朝夕の散歩や旅行の際にシュチエーションに応じて表裏着せ替えができるリバーシブル仕様とすることによりファッション性を高めることができる。
図1は本考案の実施例の一形態であるベストタイプハーネスの表裏を表した全体図であって、(a)は表面図、(b)は裏面図である。 図2は本考案のベストタイプハーネスをペットに着用させたときのイメージ図である。 図3は本考案のベストタイプハーネスのリード係合部の構造を示した説明図であって(a)はリード係合部を表し、(b)は(a)のA―A断面図ある。 図4は本考案のベストタイプハーネスをペットへ装着したときの密着性を高めるためのギャザー部の構造を示した説明図であって、(a)は中央部のギャザーを、(b)は左側のギャザーを、(c)は右側のギャザーの構造の断面を表している。
ベストタイプハーネスをリバーシブル仕様とするためには、(1)一般的に表地は意匠性や耐久性など外的要素が要求され、裏地には肌触りなどの内的要素が要求されるので表裏逆に使用しても両要素が満たされること、(2)表裏逆にしてもペットに着用させてリードを正しく取り付けることができること、かつ(3)ハーネスの機能であるペットを繋ぎ止め、ペットが激しく動いたりするときのペットに掛かるテンションを和らげる能力を損ねないことも必要である。
図1は、本考案のリバーシブル仕様のベストタイプハーネス1の全体的な形態を表したものである。また、図2は、本考案のベストタイプハーネス1をペットに着用させたときのイメージ図である。本考案のベストタイプハーネスのある面を仮に表面(A)と呼び、他の面を裏面(B)と呼ぶことにすると、表面(A)と裏面(B)の形態はバックル30のバックル凸部31とバックル凹部32が左右逆になっている以外は全く同一の形態となっている。ハーネス本体10は前足を挿入するための前足挿入孔12が2つと、ハーネス本体10をペットに着脱自在に密着して装着するための面ファスナ13A、13Bが取り付けられている。ハーネス本体10は意匠の異なる表地11Aと裏地11Bの縁周部15をテンションに強い素材で縫合している。表地11Aと裏地11Bはある程度の柔らかさがあればよく織物、皮、メッシュ布などいかなるものでもよい。周縁部15はリードで使用されるようなテンションに強いものが望まれ、編み物、織物、革、人工皮革などが好ましい。
しかし、ペットに最も触れるのが縁周部15であるため、上記のテンションに強い素材を柔らかな布や毛などで覆って縫合することより、表地11Aの持つ外的要素が裏地11Bとなっても、ペットに直接接触する部分がほとんど縁周部15に限定されるため、(1)の問題の解決を図ることができる。なお、縁周部の首回り15a、胴回り15b及び足回り15cを異なるデザインとして上記の縫合をするとより一層デザイン性を高めることができる。
また、縁周部15をテンションに強い素材とすることで、(3)のハーネスの機能であるペットを繋ぎ止め、ペットが激しく動いたりするときのペットに掛かるテンションを和らげる能力の維持を図ることができる。ただし、小形のペットなどでテンションの強い素材が要求されない場合は、縁周部15を柔らかい布や毛のみで縫合してもよい。
図3は、リード係合部20の構造を示したものである。
リード係合部20は、表面(A)と表面(B)が同一の形態になるように、図3の断面図(b)に示すように、ハーネス本体10とリード係合部20との取付部23はリード係合ベルト21で縁周部首回り15aを挟み込み、ハーネス本体10を縫製して取り付ける。リード40との連結は、表面(A)はリング33Aにより、裏面(B)はリング33Bにより連結する。バックル30はペットを自由に運動させるためリードを外した場合でもリード係合部20を固定させるためのものであり、リード係合ベルト21のベルト縫製部22までを自由に動くように取り付ける。これによって、表面(A)から裏面(B)に着せ替えた場合、リング33Aから33Bにスムースに移行して、リード40を取り付けることができ、(2)の表裏逆にしてもペットに着用させてリードを正しく取り付けることができる。
上記実施例により、リバーシブル仕様とするための課題である上記三つの条件がクリアされる。なお、リード係合部20の構造は本実施例に限られないが、いずれにしても、条件(2)をクリアする必要がある。
図4は、ギャザー部14のギャザーの構造を表している。
ペットの首回の密着性を良好にするために、ハーネスにクッションゴム等の伸縮部を設ける構造をとっているものもある。本考案の場合、縁周部15に強度を持たせているために、クッションゴム等の別材による伸縮部を設ける方法では強度の確保の面で難点がある。そこで、図5に示すようなギャザーを縁周部首回り15aに3か所設け、場合によっては縁周部胴回り15bに数か所挿入することにしている。これにより、ペットへの密着性を良好にし、かつ強度を保つことができ、またリバーシブルにも対応できる。
本考案のベストタイプハーネスは、当初はペットの介護用や自動車のペット用安全ベルトなどの特殊な目的の利用から始まり、現在ではデザイン性のあるもの、よりファッション性のあるものへとニーズが高まってきている。このような状況下で、ハーネスの機能であるペットを繋ぎ止め、ペットが激しく動いたりするときのペットに掛かるテンションを和らげる能力を維持しつつ、朝夕の散歩や旅行の際にシュチエーションに応じて表裏着せ替えができるリバーシブル仕様とすることは、より現代的ニーズに応えることとなり、多大の効果が期待できる。
1 ベストタイプハーネス
10 ハーネス本体
13 面ファスナ
14 ギャザー部
15 縁周部
20 リード係合部
30 バックル
40 リード

Claims (2)

  1. ペット用のベストタイプハーネスにおいて、異なる意匠を有する表地と裏地を重ねて縁周部を引張力のある素材で縫合したハーネス本体に、表裏いずれの側からでもリードが接続可能なリード係合部を有するリバーシブル仕様を特徴とするベストタイプハーネス。
  2. 前記ハーネス本体にギャザー部を設けたことを特徴とする請求項1記載のベストタイプハーネス
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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USD948811S1 (en) 2019-05-16 2022-04-12 Sunny Benishai Reversible dog harness
US11324201B1 (en) 2018-10-18 2022-05-10 Sunny Benishai Reversible dog harness with multiple leash connectors

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