JP3235488U - 子守帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着者の肩に負担をかけずに、乳幼児の身体を安定して保持することができる子守帯を提供する。【解決手段】乳幼児の身体を支持する支持本体部11と、支持本体部11に固定端部側で取り付けられる一対の肩帯12と、肩帯12の自由端部側にそれぞれ設けられる一対の第一結合部13と、第一結合部13と着脱可能であり、支持本体部11に設けられる一対の第二結合部14と、を備えた子守帯1であって、肩帯12は、装着者の身体に巻回され、固定端部の短手方向における幅よりも、長手方向中央部の短手方向における幅が広く、装着者の肩を包む幅広の布であり、子守帯1は、支持本体部11と別に設けられ、乳幼児の下腹部又は臀部を保持する保持部16を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、子守帯に係り、特に、新生児から幼児にいたる比較的長い期間にわたって抱っこやおんぶなどの様々な態様で安全に使用できる子守帯に関する。
近年、生後間もない乳児期から抱っこしたいという要望がある。しかしながら、未だ首がすわらず身体のしっかりしていない乳児を抱っこするには、やや成長した幼児よりも更に安定した身体保持が必要である。
例えば、特許文献1には、装着者の身体に巻回される帯と、乳幼児の身体を包容する支持本体部とを備えた抱っこ具が開示されている。抱っこ具の帯は、雄バックルと雌バックルとを嵌合させることで、肩ベルトや腰ベルトとして用いられる。
そして、特許文献1の抱っこ具では、バックルの嵌合の組み合わせをいずれか選択することで、乳幼児を抱っこする形態を一方の肩に帯を掛けるワンショルダータイプをして使用する場合と、両方の肩に帯を掛けるツーショルダータイプとして使用する場合とに切り替えることができる。
特開2003−102598公報
一般的に、乳幼児をおんぶ又は抱っこが可能な子守帯を装着した際、乳幼児の体重により、垂直方向に荷重が加えられて、装着者の肩に荷重が集中してしまい、装着者の負担となるおそれがある。特に、特許文献1の抱っこ具のように、肩に掛ける帯の幅が狭い場合、装着者の肩に食い込んでしまうため、長時間使用時に装着者が痛みを感じるおそれがある。
また、特許文献1の抱っこ具では、装着者がおんぶ又は抱っこをする際に、乳幼児の臀部を支持本体部のみで支持するため、装着時又は装着中に乳幼児の身体を安定して保持できないおそれがある。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、装着者の肩に負担をかけずに、乳幼児の身体を安定して保持することができる子守帯を提供することにある。
前記課題は、本考案の子守帯によれば、乳幼児の身体を支持する支持本体部と、前記支持本体部に固定端部側で取り付けられる一対の肩帯と、前記肩帯の自由端部側にそれぞれ設けられる一対の第一結合部と、前記第一結合部と着脱可能であり、前記支持本体部に設けられる一対の第二結合部と、を備えた子守帯であって、前記肩帯は、装着者の身体に巻回され、固定端部の短手方向における幅よりも、長手方向中央部の短手方向における幅が広く、前記装着者の肩を包む幅広の布であり、前記子守帯は、前記支持本体部と別に設けられ、前記乳幼児の下腹部又は臀部を保持する保持部を有すること、により解決される。
上記の構成により、肩に掛ける帯の幅が広いため、背中や肩全体に荷重が分散されるので、装着者の肩の痛みや負担が軽減できる。また、乳幼児を支持本体部と保持部とで保持することにより、乳幼児の身体を安定して保持させた状態で、安全に子守帯を使用することができる。
また、本考案の子守帯について好適な構成を述べると、前記保持部は、前記支持本体部に設けられるパンツ部であり、前記パンツ部は、前記乳幼児の左右の脚をそれぞれ配置するための一対の開口部を有するとよい。
上記の構成により、乳幼児の下腹部又は臀部を、支持本体部とパンツ部とで保持することにより、乳幼児の身体を安定して保持させた状態で、安全に子守帯を使用することができる。
また、本考案の子守帯について好適な構成を述べると、前記子守帯は、前記装着者の身体に巻き付けて前記乳幼児を保持する補助紐を更に有し、前記補助紐は、前記装着者の身体に巻き付けた際、前記乳幼児の臀部に対応する位置にタックが形成されるとよい。
上記の構成により、補助紐で乳幼児を固定した際、タックが乳幼児の臀部に沿って広がることで、臀部を全体的に覆うことを可能にし、乳幼児の保持を確実とすることができる。
また、本考案の子守帯について好適な構成を述べると、前記子守帯は、前記装着者の身体に巻き付けて前記乳幼児を保持する補助紐を更に有し、前記保持部は、前記補助紐によって前記装着者の腰部に固定される保持部材であり、前記保持部材は、前記乳幼児の臀部を載置可能な座部と、前記座部から延設し、前記装着者の身体に沿って配置可能なベース部と、を有するとよい。
上記の構成により、乳幼児の下腹部又は臀部を、支持本体部と保持部材とで保持することにより、乳幼児の身体を安定して保持させた状態で、安全に子守帯を使用することができる。
また、本考案の子守帯について好適な構成を述べると、前記補助紐は、前記保持部材を収納可能な収納部を有し、前記保持部材は、前記収納部に収納された状態で、装着者の腰部に固定可能であるとよい。
上記の構成により、装着者は、収納部に保持部材を収納して、腰部に補助紐を巻き付けるだけで、容易に保持部材を装着者の腰部に固定することができる。
また、本考案の子守帯について好適な構成を述べると、前記子守帯は、前記座部及び前記ベース部を覆うカバー部材を有し、前記カバー部材はクッション性を有するとよい。
上記の構成により、座部の剛性を確保するために座部の材料を固くしても、クッション性を有するカバー部材で座部を覆うことで、乳幼児の着座感を損なわずに、乳幼児を安定して保持することができる。また、乳幼児が着座する座部だけではなく、装着者の腰部に当接するベース部まで覆うことで、装着者の腰部の痛みや負担を軽減することができる。
また、本考案の子守帯について好適な構成を述べると、前記第一結合部又は前記第二結合部は、前記肩帯から前記第一結合部及び前記第二結合部を介した前記支持本体部までの長さを調整可能な長さ調整部を有するとよい。
上記の構成により、乳幼児が成長しても子守帯のサイズを調整することができ、長期間使用することができる。また装着者の体形に合わせて子守帯のサイズを調整することができる。
また、本考案の子守帯について好適な構成を述べると、前記支持本体部はメッシュ生地を含むとよい。
上記の構成により、メッシュ生地を含むので、通気性に優れ、乳幼児が汗をかくことを抑制することができる。
本考案によれば、装着者の肩に負担をかけずに、乳幼児の身体を安定して保持することができる子守帯を提供することができる。
また、補助紐で乳幼児を固定した際、タックが乳幼児の臀部に沿って広がることで、臀部を全体的に覆うことを可能にし、乳幼児の保持を確実とすることができる。
また、装着者は、収納部に保持部材を収納して、腰部に補助紐を巻き付けるだけで、容易に保持部材を装着者の腰部に固定することができる。
また、座部の剛性を確保するために座部の材料を固くしても、クッション性を有するカバー部材で座部を覆うことで、乳幼児の着座感を損なわずに、乳幼児を安定して保持することができる。また、乳幼児が着座する座部だけではなく、装着者の腰部に当接するベース部まで覆うことで、装着者の腰部の痛みや負担を軽減することができる。
また、乳幼児が成長しても子守帯のサイズを調整することができ、長期間使用することができる。また装着者の体形に合わせて子守帯のサイズを調整することができる。
また、メッシュ生地を含むので、通気性に優れ、乳幼児が汗をかくことを抑制することができる。
本実施形態の子守帯本体の正面図である。 子守帯本体の背面図である。 子守帯の補助紐の背面図である。 子守帯の補助紐のタック部を折り畳んだ状態の一部を示す図である。 子守帯の補助紐のタック部を広げた状態の一部を示す図である。 子守帯の保持部材の斜視図である。 子守帯のカバー部材の斜視図である。 子守帯の第一実施形態であり、乳幼児をパンツ部で保持した使用状態を示す図である。 子守帯の第一実施形態であり、抱っこ姿勢での使用状態を示す図である。 子守帯の第一実施形態であり、おんぶ姿勢での使用状態を示す図である。 子守帯の第二実施形態であり、保持部材を補助紐に収納した状態で装着者の腰部に固定した使用状態を示す図である。 子守帯の第二使用状態であり、乳幼児を保持部材で保持した状態を示す図である。
以下、本考案の実施形態に係る子守帯1について図1〜図11を用いて説明する。本実施形態の子守帯1は、図1〜図6に示すように、子守帯本体10と、補助紐20と、保持部材30から構成される。子守帯1は、図7〜図11に示すように、子守帯1の装着者50が乳幼児40を抱っこ又はおんぶする際に、乳幼児40を安定して保持できるようにする。
図1及び図2は、本実施形態の子守帯本体10の正面図と背面図である。子守帯本体10は、乳幼児40の身体を支持する支持本体部11と、支持本体部11に設けられる一対の肩帯12と、肩帯12の自由端部側にそれぞれ設けられる一対の第一結合部13と、第一結合部13と着脱可能であり、支持本体部11に設けられる一対の第二結合部14と、第二結合部14に設けられる長さ調整部15と、支持本体部11に設けられるパンツ部16(保持部)と、を備える。
支持本体部11は、図1に示すように、装着時における上方端部と下方端部との中間部分よりも腰幅方向に延出した第一延出部11a及び第二延出部11bが形成されている。なお、本実施形態では、支持本体部11は、後述する第二結合部14と、それぞれ第一延出部11a及び第二延出部11bを介して連結されるが、支持本体部11は、下方端部が腰幅方向に延出しない形状としても良い。この場合、第二結合部14は、支持本体部11の下方端部の腰幅方向における側端部に直接連結される。
支持本体部11の上方端部は、乳幼児40の背中又は胸部を支持し、下方端部は、乳幼児40の下腹部又は臀部を支持する。これにより、装着者50は、乳幼児40を対面及び前向きで抱っこ、又はおんぶすることができ、乳幼児40を安定して支持することができる。なお、装着者50は、支持本体部11を装着者50の背中側に配置して子守帯本体10を装着し、乳幼児40を後述する肩帯12で支持することもできる(図8参照)。
図1、図2に示すように、支持本体部11は、例えば、内側をメッシュ生地、外側を薄手の布地又は撥水性に優れた布地として、それぞれの生地を合わせて縫製することにより形成される。具体的には、メッシュ生地を通気性に優れた3Dメッシュ又はダブルラッセル生地とすると、汗をかかずに衛生的であり、且つクッション性を確保することができる。また、支持本体部11は布地で構成されているため、折り畳み可能となっている。
肩帯12は、帯状で柔軟な布地からなり、長手方向の一端部が支持本体部11に縫着して固定される固定端部となり、他端部が自由端部となる。肩帯12は、固定端部の短手方向における幅よりも、長手方向中央部の短手方向における幅が広く、装着者50の肩を包む幅広の布で構成される。肩帯12は、一対の第一肩帯12a及び第二肩帯12bと、一対の第一肩帯端部12c及び第二肩帯端部12dとで構成される。図1に示すように、第一肩帯12aは、支持本体部11側の端部が、支持本体部11の上方端部である第一縁部11cに縫着され、第二肩帯12bは、支持本体部11側の端部が、支持本体部11の上方端部である第二縁部11dに縫着される。
第一肩帯端部12cは、第一肩帯12aの自由端部側に延設され、第二肩帯端部12dは、第二肩帯12bの自由端部側に延設される。第一肩帯端部12cは、第一雌バックル13aと第一肩帯12aとを接続し、第二肩帯端部12dは、第二雌バックル13bと第二肩帯12bとを接続する。肩帯12は、装着者50の身体に巻回され、後述する第一結合部13と第二結合部14を連結し、肩全体を包むように肩帯12の布を広げた状態で使用される。
第一結合部13は、第二結合部14と着脱可能な一対の雌雄のバックルからなる雌型連結具であり、第一雌バックル13a及び第二雌バックル13bで構成される。第一雌バックル13aは、第一肩帯端部12cに設けられ、第二雌バックル13bは、第二肩帯端部12dに設けられる。第一雌バックル13aは、第二雄バックル14bと連結され、第二雌バックル13bは、第一雄バックル14aと連結される。肩帯12は装着者50の身体で交差するように巻回されることで、乳幼児40を装着者50に密着させて、安定して抱っこ又はおんぶ姿勢をとることができる(図11参照)。
第二結合部14は、第一結合部13と着脱可能な一対の雌雄のバックルからなる雄型連結具であり、第一雄バックル14a及び第二雄バックル14bと、長さ調整部15とから構成される。第一雄バックル14aは、支持本体部11の下端から延出した第一延出部11aに設けられ、第二雄バックル14bは、支持本体部11の下端から延出した第二延出部11b設けられる。第一雄バックル14aは、第二雌バックル13bと連結され、第二雄バックル14bは、第一雌バックル13aと連結される。
なお、本実施形態では、第一結合部13が雌型であり、第二結合部14が雄型であるが、第一結合部13を雄型として、第二結合部14を雌型としても良い。また、第一結合部13と第二結合部14は、一対のバックルから構成されているが、例えばワンタッチ式や回転式バックルが用いられるほか、ナスカンやカラビナ等の連結具も使用可能であり、いずれを選択しても良い。通常、簡単に連結可能であり、安全性の高いものが使用される。バックルは、その係合操作が容易であり、一度連結したら容易に外れることもなく、機械的強度も高い。
長さ調整部15は、第二結合部14に一体的に設けられる、アジャスター付きバックルである。長さ調整部15は、肩帯12から第一結合部13及び第二結合部14を介した支持本体部11までの長さを調整可能なように、一方又は両方に所定長の調節ベルトを配設している。長さ調整部15を設けることによって、子守帯本体10を装着者50の身体の大きさに合わせることができる。長さ調整部15は、ベルトの長さを調節できるものであれば、第二結合部14と一体となったものでも良く、独立したアジャスターでも良い。なお、本実施形態では、長さ調整部15は第二結合部14に設けられるが、第一結合部13に設けられていても良く、第一結合部13及び第二結合部14の両方に設けられていても良い。
パンツ部16は、図1に示すように、支持本体部11の内面に設けられ、装着時における上方が幅広で、下方が幅狭な略Y字状に形成されている。パンツ部16は、乳幼児40の左右の脚をそれぞれ挿通して配置するための第一開口部16a及び第二開口部16bと、乳幼児40の胴部を挿通する上開口部16cが形成されている(図7参照)。パンツ部16の腰幅方向端部は、第一開口部16a及び第二開口部16bを除いて支持本体部11の側縁に沿って縫着され、パンツ部16の下縁は、支持本体部11の下縁に沿って縫着される。このように、支持本体部11にパンツ部16を設けて乳幼児40の下腹部又は臀部を保持することにより、乳幼児40の安定性が向上する。
なお、本実施形態では、パンツ部16の腰幅方向端部を縫着し、上開口部16cにゴム等を設けることにより、乳幼児40を安定保持する構成としているが、パンツ部16は、縫着せずにバックルやボタンにより着脱可能としても良い。
また、本実施形態では、パンツ部16を構成する布地と支持本体部11の布地が一体となって、乳幼児40を保持する構成としているが、パンツ部16を支持本体部11と独立して構成し、支持本体部11と着脱可能に構成しても良い。このように、パンツ部16を独立させて取り換え可能とすることで、衛生的に使用することができる。また、パンツ部16は、布製でも、剛性のある樹脂製でも良い。
図3は、本実施形態の補助紐20の正面図である。図4Aは、補助紐20のタック部22を折り畳んだ状態の一部を示す図であり、図4Bは、補助紐20のタック部22を広げた状態の一部を示す図である。補助紐20は、装着者50の身体に巻き付けて乳幼児40を固定するものであり、装着者50の身体に巻き付ける補助紐本体部21と、乳幼児40の臀部に沿って伸長するタック部22と、補助紐20を固定する固定部23と、保持部材30を収納可能な収納部24と、を備える。
図3に示すように、補助紐本体部21は、両端部各々から延長される第一固定部23a及び第二固定部23bを有している。装着者50は、補助紐本体部21を自身の身体に巻き付けて、固定部23を互いに結合させることで、補助紐20を身体に巻き付けることができる。
タック部22は、補助紐20の長手方向中央部に設けられ、装着者50が補助紐20を身体に巻き付けたときに、乳幼児40の臀部に対応する位置に設けられる。図4Aは、補助紐20を長手方向中心で半分に折り曲げて、折り畳んだ状態を表す図であり、図4Bは、補助紐本体部21を長手方向中心で半分に折り曲げて、拡張した状態を表す図である。図4に示すように、タック部22は、補助紐本体部21における短手方向の両端部を、乳幼児40の臀部に沿って伸長させるように形成される。タック部22によって、補助紐20の短手方向が立体的となり、乳幼児40の臀部や背中により良くフィットして、安定性が向上する。なお、タックの数や位置は限定されず、ギャザーやプリーツであっても良い。
収納部24は、図3に示すように、補助紐20に設けられ、ポケット状に形成される収納開口部24aと、収納開口部24aを広げるための収納紐24bとで構成される。収納部24は、収納開口部24aは、補助紐本体部21の短手方向の一端部が開口するポケット状に形成される。収納紐24bは、収納開口部24aの縁部に縫着され、例えばゴム紐で構成される。収納部24は、後述する保持部材30を収納開口部24aに収納可能である。
装着者50は、保持部材30を収納部24に収納した状態で、身体に補助紐20を巻き付けて固定部23を互いに結合させることで、装着者50の腰部に保持部材30を固定することができる(図10参照)。なお、本実施形態では、収納部24に保持部材30を収納しているが、これに限らず、保持部材30以外の物を収納しても良い。
図5は、保持部材30の斜視図である。保持部材30は、乳幼児40の臀部を載置可能な座部31と、装着者50の身体に沿って配置可能なベース部32と、保持部材30を補強する補強リブ33と、座部31及びベース部32を覆うカバー部材34と、から構成される。保持部材30は、全体が略L字状に形成され、乳幼児40の体重が負荷された際、大きな変形を生じない程度の強度を有する硬質材料により形成されている。本実施形態では、軽量且つ剛性を有する素材として、プラスチック材で形成されているが、他の素材でも良く、例えばアルミニウムやゴム等でも良い。
座部31は、乳幼児40の臀部を載置可能な程度の大きさの板状部材で形成され、半楕円形状に形成される。なお、座面の形状については限定されることなく、例えば、乳幼児40が着座しやすいように、座面を乳幼児40の臀部に沿った凹形状としても良い。
座部31は、板状部材を貫通するように、複数の座面孔部31aが形成されている。また、座部31は、座面の裏側であって、座面から鉛直方向下側へ向かって立設する複数の補強リブ33が形成される。補強リブ33は、座面孔部31aの周囲に設けられる。座部31は、座面孔部31aの周囲に補強リブ33を設けることで、剛性を保ちつつ軽量とすることができる。
図5に示すように、ベース部32は、座部31の一端部である座面端部31bから、略垂直に交差する方向に延設した板状部材で形成され、装着時に装着者50の身体に沿って当接配置可能なように、なだらかな曲面で構成される。ベース部32は、板状部材を貫通するように、複数のベース孔部32aが形成されている。また、ベース部32は、装着者50の身体に当接する面の裏側であって、当接する面から装着時における前方へ向かって立設する複数の補強リブ33が形成される。補強リブ33は、ベース孔部32aの周囲に設けられる。ベース部32は、ベース孔部32aの周囲に補強リブ33を設けることで、剛性を保ちつつ軽量とすることができる。なお、座面孔部31aやベース孔部32a、補強リブ33の形状や位置、数はこれに限らず、例えば補強リブ33は、座面孔部31aの周囲だけではなく、座部31の周縁部全体に設けられていても良い。
また、本実施形態では、保持部材30は座部31とベース部32が一体成形されているが、座部31とベース部32を別体として例えばヒンジ構造により接続されていても良い。ヒンジ構造とすることで、折り畳み可能となり、持ち運びが容易になる。
図6は、カバー部材34の斜視図である。カバー部材34は、保持部材30の形状に略一致する半楕円形袋形状とされ、開口部分にゴムを設けている。カバー部材34は、クッション性を付加するために、例えばダンボールニットのような多層構造の生地で形成される。ダンボールニットは、中空構造のため軽量であり、保温性とストレッチ性にも優れる。なお、カバー生地を二重構造とし、内側に軟質発泡樹脂製の十分な厚みを確保した素材を充填してクッション性を付加しても良い。カバー部材34は、開口部分から保持部材30に被せることで、座部31及びベース部32の全体を覆うように取り付けることができる。また、カバー部材34は、クッション性を有する素材でベース部32を覆うことで、長時間使用による痛みを軽減することができる。また、カバー部材34は、クッション性を有する素材で座部31を覆うことで、乳幼児40の着座感を向上させることができる。
図7は、保持部としてパンツ部16を設けた子守帯1の第一実施形態であり、乳幼児40をパンツ部16で保持した使用状態を示す図である。装着者50は、上開口部16cから乳幼児40をパンツ部16に挿入し、乳幼児40の左右の脚をそれぞれ第一開口部16a及び第二開口部16bに挿通して配置する。
図8は、第一実施形態における、抱っこ姿勢での使用状態を示す図である。装着者50は、支持本体部11が装着者50の背中側に配置されるように子守帯本体10を装着し、乳幼児40と装着者50が対面するように抱っこ姿勢をとる。その後、装着者50は、補助紐20を身体に巻き付け、タック部22を乳幼児40の臀部位置に合わせて広げ、固定部23で固定する。このように、装着者50は乳幼児40を密着させた状態で抱っこ可能であるため、装着者50は乳幼児40を安定して保持することができる。また、装着者50は、肩帯12を胸側でクロスさせ、肩帯12を肩で広げて抱っこすることで、長時間使用時の肩の痛みを軽減できる。
図9は、第一実施形態における、おんぶ姿勢での使用状態を示す図である。図7に示すように、装着者50は、乳幼児40を子守帯本体10のパンツ部16で保持させ、乳幼児40を装着者50の背中で背負うように、おんぶ姿勢をとり、子守帯本体10を装着する。このように、パンツ部16で保持させた状態でおんぶ可能であるため、乳幼児40を安定して保持することができる。また、装着者50は、肩帯12を胸側でクロスさせ、肩帯12を肩で広げておんぶすることで、長時間使用時の肩の痛みを軽減できる。なお、図示はしないが、装着者50は、子守帯本体10を装着しておんぶした後、補助紐20を身体に巻き付け、タック部22を乳幼児40の臀部位置に合わせて広げ、固定部23で固定して、乳幼児40を保持してもよい。
図10は、保持部として保持部材30を設けた子守帯1の第二実施形態であり、保持部材30を装着者50の腰部に固定した状態を示す図である。装着者50は、保持部材30をカバー部材34で覆い、収納部24に収納する。その後、装着者50は保持部材30を収納した状態で、保持部材30のベース部32を身体に当接させるように、補助紐20を巻き付けて、固定部23により装着者50の腰部に保持部材30を固定する。
図11は、第二実施形態における、抱っこ姿勢での使用状態を示す図である。装着者50は、腰部に保持部材30を固定した状態で、乳幼児40を座部31に座らせ、乳幼児40と装着者50が対面するように抱っこ姿勢をとり、支持本体部11が乳幼児40の背中側に配置されるように子守帯本体10を装着する。このように、保持部材30で保持させた状態で抱っこ可能であるため、装着者50は、乳幼児40を安定して保持することができる。また、装着者50は、肩帯12を背中側でクロスさせ、肩帯12を肩で広げて抱っこをすることで、長時間使用時の肩の痛みを軽減できる。なお、本実施形態では、保持部材30を補助紐20の収納部24で収納して装着者50の腰部に固定する構成としているが、収納部24を設けずに、補助紐20で包み込んだ状態で腰部に巻き付けて固定しても良い。また、保持部材30と補助紐20を一体的に形成しても良い。また、補助紐20以外の部材で固定するようにしても良い。
以上、図を用いて本実施形態の子守帯1について説明した。なお、上記の実施形態は、本考案の理解に容易にするための一例に過ぎず、本考案を限定するものではない。本考案は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良されうると共に、本考案にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 子守帯
10 子守帯本体
11 支持本体部
11a 第一延出部
11b 第二延出部
11c 第一縁部
11d 第二縁部
12 肩帯
12a 第一肩帯
12b 第二肩帯
12c 第一肩帯端部
12d 第二肩帯端部
13 第一結合部
13a 第一雌バックル
13b 第二雌バックル
14 第二結合部
14a 第一雄バックル
14b 第二雄バックル
15 長さ調整部
16 パンツ部(保持部)
16a 第一開口部
16b 第二開口部
16c 上開口部
20 補助紐
21 補助紐本体部
22 タック部
23 固定部
23a 第一固定部
23b 第二固定部
24 収納部
24a 収納開口部
24b 収納紐
30 保持部材(保持部)
31 座部
31a 座面孔部
31b 座面端部
32 ベース部
32a ベース孔部
33 補強リブ
34 カバー部材
40 乳幼児
50 装着者

Claims (8)

  1. 乳幼児の身体を支持する支持本体部と、前記支持本体部に固定端部側で取り付けられる一対の肩帯と、前記肩帯の自由端部側にそれぞれ設けられる一対の第一結合部と、前記第一結合部と着脱可能であり、前記支持本体部に設けられる一対の第二結合部と、を備えた子守帯であって、
    前記肩帯は、装着者の身体に巻回され、固定端部の短手方向における幅よりも、長手方向中央部の短手方向における幅が広く、前記装着者の肩を包む幅広の布であり、
    前記子守帯は、前記支持本体部と別に設けられ、前記乳幼児の下腹部又は臀部を保持する保持部を有することを特徴とする子守帯。
  2. 前記保持部は、前記支持本体部に設けられるパンツ部であり、
    前記パンツ部は、前記乳幼児の左右の脚をそれぞれ配置するための一対の開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の子守帯。
  3. 前記子守帯は、前記装着者の身体に巻き付けて前記乳幼児を保持する補助紐を更に有し、
    前記補助紐は、前記装着者の身体に巻き付けた際、前記乳幼児の臀部に対応する位置にタックが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の子守帯。
  4. 前記子守帯は、前記装着者の身体に巻き付けて前記乳幼児を保持する補助紐を更に有し、
    前記保持部は、前記補助紐によって前記装着者の腰部に固定される保持部材であり、
    前記保持部材は、前記乳幼児の臀部を載置可能な座部と、前記座部から延設し、前記装着者の身体に沿って配置可能なベース部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の子守帯。
  5. 前記補助紐は、前記保持部材を収納可能な収納部を有し、
    前記保持部材は、前記収納部に収納された状態で、装着者の腰部に固定可能であることを特徴とする請求項4に記載の子守帯。
  6. 前記保持部材は、前記座部及び前記ベース部を覆うカバー部材を有し、
    前記カバー部材はクッション性を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の子守帯。
  7. 前記第一結合部又は前記第二結合部は、前記肩帯から前記第一結合部及び前記第二結合部を介した前記支持本体部までの長さを調整可能な長さ調整部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の子守帯。
  8. 前記支持本体部はメッシュ生地を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の子守帯。
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