JP2015050958A - 低カリウム野菜の水耕栽培用培養液及びその培養液を用いた低カリウム野菜の水耕栽培方法 - Google Patents

低カリウム野菜の水耕栽培用培養液及びその培養液を用いた低カリウム野菜の水耕栽培方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ナトリウム含有量を抑制しつつ、カルシウム含有量が多く、しかも優れた野菜の食味を有する低カリウム野菜を提供すること。
【解決手段】低カリウム野菜を栽培するための水耕栽培用培養液は、カリウムを実質的に含有せず、0ppm以上100ppm以下のナトリウム、5ppm以上20ppm以下の鉄及び0.05ppm以上1ppm以下の亜鉛のうちの少なくとも一方、カルシウム、通常量のマグネシウム、リン、及び窒素を含有する水溶液からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、低カリウム野菜を栽培するための水耕栽培用培養液及び低カリウム野菜を栽培するための方法に関する。
近年、カリウムを十分に排泄できない腎臓病患者のために、カリウム含有量の少ない低カリウム野菜が低カリウム野菜の栽培方法が研究されている。特許文献1の発明では、栽培期間の後半の一定期間、カリウム(KNO3)を含有しない代わりにナトリウム(NaNO3)を添加することで低カリウム野菜を栽培している。特許文献2の発明では、ナトリウム添加の代わりにマグネシウムの量を増大させ、成長阻害を防止しつつ低カリウムを実現している。
特開2011-36226 特開2012-183062
慢性腎臓病に対する食事療法基準2007年版によれば、ステージ4以上の病期の場合、カリウム値は1,500以下(mg/day)、食塩3以上6未満(g/day)、カルシウム摂取量はカルシウム含有薬物の内服が処方される機会が多いため提示されていない。しかし、腎臓の機能が低下するとビタミンDの働きが障害されるため、カルシウムが食事によって体内に吸収され難く、血液中のカルシウム濃度が低下するので、吸収され易いカルシウム含有量の多い方が望ましい。また、尿中へのリンの排泄機能が低下するため、血液中のリン濃度が上昇するので、リン酸も制限される。
腎臓病患者が安心して食する事が出来る生野菜には、低カリウム、低リン、低ナトリウム、高カルシウムであること、さらに食生活の質を高めるために美味しさが求められる。
しかしながら、特許文献1の栽培方法ではナトリウム含有量が高くなり、腎臓病透析患者に真に適しているとは言えない。また、特許文献2の方法ではマグネシウムが野菜の苦味の原因となるため、栽培成果物である野菜の食味が悪くなってしまう。
本発明の目的は、ナトリウム含有量を抑制しつつ、カルシウム含有量が多く、しかも優れた野菜の食味を有する低カリウム野菜を提供することである。
本発明者らは、鉄及び亜鉛の少なくとも一方を従来よりも高い濃度で水耕栽培用培養液を用いることにより、ナトリウムやマグネシウムの添加量を増大させずとも上記の目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
項1.カリウムを実質的に含有せず、0ppm以上100ppm以下のナトリウム、5ppm以上20ppm以下の鉄及び0.05ppm以上1ppm以下の亜鉛のうちの少なくとも一方、カルシウム、通常量のマグネシウム、リン、及び窒素を含有する水溶液からなる低カリウム野菜を栽培するための水耕栽培用培養液。
項2.前記水耕栽培用培養液は鉄及び亜鉛を含み、鉄の含有割合は10ppm以上15ppm以下であり、亜鉛の含有割合は0.1ppm以上0.25ppm以下である項1に記載の水耕栽培用培養液。
項3.前記カルシウムの含有割合が300ppm以上である項1又は2に記載の水耕栽培用培養液。
項4.前記該水溶液のpHが4.5〜7.5である項1〜3のいずれか一項に記載の水耕栽培用培養液。
項5.溶媒による希釈により、項1〜4のいずれか一項に記載の水耕栽培用培養液を製造することが可能な項1〜4のいずれか一項に記載の水耕栽培用培養液の濃縮物。
項6.カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、及び窒素を含有する水耕栽培用培養液を栽培に用いる第1の栽培工程と、前記第1の栽培工程の後に、項1〜4のいずれかに記載の水耕栽培用培養液で野菜を栽培する第2の栽培工程とを含む低カリウム野菜の水耕栽培方法。
項7.前記第2の栽培期が収穫までの7〜10日間である項6に記載の低カリウム野菜の水耕栽培方法。
項8.項6又は7に記載の方法により栽培された低カリウム野菜であって、低カリウム野菜はレタスである低カリウム野菜。
本発明によれば、ナトリウム含有量を抑制しつつ、優れた野菜の食味を有する低カリウム野菜が栽培可能となる。
本発明の水耕栽培期間の例を示す略図である。
以下、本発明の低カリウム野菜を栽培するための水耕栽培用培養液及び水耕栽培方法について説明する。本明細書において、ppmは重量比の濃度を表す。
本発明の低カリウム野菜を栽培するための水耕栽培用培養液は、後述する第1の栽培期間では、通常処方であり、養液栽培で使われている配合であれば、特に問わない。一般に、第1の栽培期間における培養液は、多量必須元素(例、窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、イオウの6元素)及び微量必須元素(例、鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン、ホウ素、塩素の7元素)を含有する。
上記の必須元素は、通常、かかる元素を含有する化合物の形で供給され、そのような化合物は種々のものが公知である。例えば窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、及びイオウの場合、窒素を含む化合物(Ca(NO・4HO、NaNO、NHCl)リンを含む化合物(NaHPO2HO、NH42PO4、3PO4)、カリウムを含む化合物(KSO、 KCl)、カルシウムを含む化合物(CaCl およびその水和物)、マグネシウムを含む化合物(MgSO 7HO)、及びイオウを含む化合物(KSO、MgSO)が挙げられるが、これらに限定されない。鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン、ホウ素、及び塩素の場合、鉄を含む化合物(C1012FeNa、EDTA−Fe)、マンガンを含む化合物(MnSO 4HO)、亜鉛を含む化合物(ZnSO 7HO)、銅を含む化合物(CuSO 5HO)、モリブデンを含む化合物(NaMoO2HO、(NH46Mo724 4HO)、ホウ素を含む化合物(HBO)、及び塩素を含む化合物(CaCl 2HO)が挙げられるが、これらに限定されない。必須元素は、化合物の種類に係らず、元素の濃度が本発明の範囲を満たすものとする。
本発明の低カリウム野菜を栽培するための水耕栽培用培養液は、後述する第2の栽培期間では、(i)カリウムを実質的に含有せず、(ii)0ppm以上100ppm以下のナトリウム、(iii)5ppm以上20ppm以下の鉄及び0.05ppm以上1ppm以下の亜鉛のうちの少なくとも一方、(iv)300ppm以上600ppm以下のカルシウム、(v)通常量のマグネシウム、(vi)リン、及び(vii)窒素を含有する水溶液からなる。
カリウムを実質的に含有せずとは、培養液の調製時に他の成分量と比べて無視できる程度の量のカリウムの含有量は許容する意味であり、例えば水耕液の希釈に用いた水道水にカリウムが含まれる場合、このようにして含有されるカリウムは意図的に添加したものではないため、水耕栽培用培養液がカリウムを実質的に含有しているとはいえないということである。
水耕栽培用培養液のカリウムは、一実施形態では0ppm以上20ppm以下である。
水耕栽培用培養液のナトリウムは、0ppm以上100ppm以下、好ましくは0ppm以上50ppm以下のナトリウムであり、より好ましくは20ppm以下である。
本発明の水耕栽培用培養液は、鉄及び亜鉛のうちの少なくとも一方を含み、好ましくは鉄及び亜鉛の両方を含む。
鉄の含有割合は従来の2倍〜15倍に相当する約3.0ppm〜約20ppmであり、より好ましくは5ppm以上20ppm以下、さらにより好ましくは約5.0ppm〜約15ppmである。鉄が3.0ppmより低いと、野菜中のカリウム値低減効果が少ない。鉄が20ppmよりも高いと、葉焼け状態となりクロロシス(退色)等の鉄過剰症の様相を呈する。
亜鉛の含有割合は従来の2倍〜20倍に相当する約0.05ppm〜約1.0ppm、より好ましくは約0.1ppm〜約0.5ppmである。亜鉛が0.05ppmより低いと、葉の色が薄くなり、黄色っぽく変色する等の生育障害が起こる可能性が高くなる。亜鉛が1.0ppmよりも高いと鉄の場合と同様の過剰症の様相を呈する。
水耕栽培用培養液が鉄と亜鉛を両方含む場合、それぞれがこれらの範囲の鉄及び亜鉛を含有する。このように鉄及び/又は亜鉛を高濃度とすることで、糖度を示すBrix値が高く、歯ごたえも良い野菜が得られる。さらに、5訂日本食品標準成分表に示されている葉・生での亜鉛含有量は、0.5mg/100gであるが、本発明の培養液により栽培された低カリウム野菜ではその約2倍の0.8〜1.0mg/100gとなり、かかる培養液で栽培した野菜の摂取者における味覚障害等の亜鉛欠乏の症状の改善に有効である。
水耕栽培用培養液中のカルシウムは300ppm以上600ppm以下である。300ppm以上の濃度とすることで、高濃度のカルシウムを含有する野菜が得られるが、600ppmを超えると浸透圧が高くなり養水分の吸収が阻害される。理論に束縛されるわけではないが、本発明では、培養液の水溶液中のカリウムを低濃度にすることで、野菜における他の金属カチオンの吸収が促進されると考えられる。
5訂日本食品標準成分表に示されている葉・生で、カルシウムの含有量は58mg/100g(580ppm)であるが、かかる培養液により栽培された低カリウム野菜では60mg/100g(600ppm)以上、一般に70〜100mg/100g(700〜1000ppm)の高値にすることも可能となる。カルシウム含有量は1000ppmを超えてもよく、通常の野菜工場で栽培されたレタスのカルシウムは200〜400ppm程度であるが、本発明の培養液により栽培された特定品種(マルチリーフリボン(カネコ種苗株式会社)では、約1100ppmと牛乳並みの含有量となる。
本発明においては低カリウムによる金属イオンの減少を鉄及び/又は亜鉛で補っているため、水耕栽培用培養液中のマグネシウムは高濃度とする必要がなく、特に限定されないが、通常量であってよい。具体的には、農林水産省野菜試験場:野菜試験場研究資料21号(昭和61年)によると、通常量は12ppm以上48ppm以下である。マグネシウムの濃度が12ppmよりも低いと、枯れ等の生育障害が出る可能性がある。マグネシウムの濃度が250ppmを超えると、栽培された野菜に苦みが生じ始める可能性がある。
上記水溶液のpHは、中性領域付近、すなわち4.5〜7.5に調製されることが好ましく、より好ましくは5〜7、さらに好ましくは5.5〜6.8である。pHが8を超すと、レタス等の葉物野菜では、根部が壊死状態になり易く、美味しい野菜を栽培することが出来ない。
上記の水耕栽培用培養液は、第2の栽培期間で用いられる。つまり、第1の栽培期間はカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、及び窒素を含有する通常の水耕栽培用培養液にて栽培し、第2の栽培期間にカリウムを実質的に含有しない本発明の水耕栽培用培養液に切り替える。これにより、野菜の発育状態を維持したまま、栽培時期の全期間に渡ってカリウムを含有する培養液で栽培した場合に比べて、得られた野菜のカリウム含量を大幅に低下させることが可能となる。
また、本発明は、溶媒による希釈により、上記の水耕栽培用培養液を製造することが可能な水耕栽培用培養液の濃縮物も包含する。溶媒は例えば水であるが、これに限定されない。かかる濃縮物を例えば約10倍〜約100倍に希釈することにより、本発明の水耕栽培用培養液を得る。
次に、本発明の低カリウム野菜の水耕栽培方法について、図1を参照しながらより詳しく説明する。Aが播種、Bが苗の定植、Cが培養液切り替え時、Dが収穫であり、播種Aから収穫Dまでの栽培期間を全栽培期間Tとする。全栽培期間Tは栽培する野菜の種類によって栽培する野菜の種類によって大体一定に決まっており、例えばリーフレタスであれば35〜42日程度である。培養液切り替え時Cは、水耕栽培培養液をカリウム含有培養液からカリウムを実質的に含有しない培養液に切り替える時であり、通常、定植Bと収穫Dの間の時点である。
本発明の栽培方法は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、及び窒素を含有する水耕栽培用培養液を栽培に用いる第1の栽培工程と、第1の栽培工程の後に、上述の本発明の水耕栽培用培養液で野菜を栽培する第2の栽培工程とを含む。
第1の栽培工程を行う期間である第1の栽培期間は、一実施形態においては、播種Aから培養液切り替え時Cまでの間の全期間(T1)であるが、別の実施形態では、期間T1全体にわたらなくとも、少なくともそのうちの25日間であればよい。第1の栽培期間の間、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、及び窒素を含有する同じ組成の1種類の水耕栽培用培養液を使い続けてもよいし、定植前後で異なる組成の水耕栽培用培養液に変更してもよい。
第2の栽培工程を行う期間である第2の栽培期間は、一実施形態においては、培養液切り替え時Cから収穫Dまでの間の全期間(T2)であるが、別の実施形態では、期間T2全体にわたらなくとも、少なくともそのうちの7日間であればよい。第2の栽培期間の間も、同じ組成の1種類の本発明の水耕栽培用培養液を使い続けてもよいし、途中で異なる組成の水耕栽培用培養液に変更してもよい。
第1の栽培工程の各成分の濃度は、特に限定されず、通常の野菜の水耕栽培用培養液に使用される濃度であってよい。例えば、カリウムは約100ppm〜、カルシウムは約100ppm〜、マグネシウムは約20ppm〜、リンは約15ppm〜、窒素は約80ppm〜であり、その他の必須元素であるイオウ等の成分を含有する培養液が挙げられる。
以下、第1の栽培期間が播種Aから培養液切り替え時Cまでの間の全期間T1であり、第2の栽培期間が水耕栽培用培養液切り替え時Cから収穫Dまでの間の全期間T2とする。
全栽培期間Tが決まり、第2の栽培期間T2を決めれば第1の栽培期間T1の長さも決まる。第1の栽培期間T1が決まれば、A(播種)から起算してB(定植)までの期間である育苗期T3が決まるとともに、育苗期T3が決まれば、次にB(定植)から水耕栽培用培養液切り替え時Cまでの期間である生育栽培期T4が決まる。
この実施例では第1の栽培期間T1を2期に分けて、前半を育苗期T3、後半を生育栽培期T4としているが、これら各期間の長さは、実験的に行う栽培結果を基にして、野菜に応じた最適な期間を設定するようにする。
また、上記育苗期T3は、種子の発芽から苗の生長が安定するまでの期間であり、通常は野菜の種類に係わらず2〜3週間程度である。そして、育苗期T3が過ぎたら、生長状態の良い苗を選択して植え替え、生育栽培期T4に入る。
この育苗期T3及び生育栽培期T4においては、カリウムを十分に含んだ培養液を用いる通常栽培をして、その生長を促進させる。
なお、育苗期において十分に生長したものを選択し、十分に生長した苗だけを栽培するようにすれば失敗がほとんどなくなるので、上記初期栽培期T1を育苗期T3と生育栽培期T4とに分けるようにしている。
第2の栽培工程(培養液切り替え時Cから収穫Dまでの間の全期間T2)の期間は特に限定されないが、好ましくは7〜10日間である。この期間が短いと低カリウム化が達成されず、長すぎると生育障害が起こりやすい。
本発明の低カリウム野菜を栽培するための培養液の供給方法には、限定ではないが特に噴霧水耕方式と湛液方式がある。湛液方式の場合、培養液の流れを作らない静置状態で栽培してもよいし、流れのある培養液で栽培してもよい。後者の場合、根に培養液を水流として毎秒0.01m以上、より好ましくは毎秒0.05m以上の流速で提供するようにする。根部近傍では培養液中の溶存酸素及び必須元素が根に吸収されて濃度が薄くなるので、培養液が流れることで根部近傍の溶存酸素と必須元素を補う。噴霧水耕方式の場合は、培養液が霧状で供給されるので、酸素欠乏や必須元素の不足状況は生じない。
本発明の水耕栽培用培養液又は水耕栽培方法を用いて栽培される野菜としては、ヘッドレタス(例、サラダ菜)、立ちレタス(例、ロメインレタス、ベビーリーフ)、リーフレタス(例、グリーンリーフ、フリルレタス、シルクレタス、リボンレタス、フレアーリーフレタス、サニーリーフレタス)、カッティングレタス(例、チマ・サンチェ)、ステムレタス等のレタス、ルッコラ、水菜、ほうれん草、小松菜、春菊等の葉菜類;パセリ及びバジル等のハーブ類;イチゴ及びトマト等の果菜が挙げられる。
上記栽培方法により栽培された野菜中の成分は、公知の測定方法により分析可能である。これには例えば、生の野菜を手や撹拌機で物理的に潰し、絞り汁中の各成分を各種測定機器で分析する簡易分析や、野菜を乾燥機で乾燥して粉砕し、酸を加えて振とう、抽出ろ過し、分光光度計やクロマトグラフィー等の測定機器で分析する詳細分析、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
上記栽培方法により栽培された野菜、特にレタスは、カリウム含有割合が3,000ppm以下となり得、さらには2,000ppm以下とすることも可能であり、通常の露地又は従来の水耕栽培によるカリウム含有量の4,000〜6,000ppmと比較し、カリウム値が大幅に低減され得る。
また、上記栽培方法により栽培された野菜の糖度は他の従来の低カリウム野菜と比べて高く、Brix値で3以上、好ましくは4以上、さらに好ましくは5以上となる。一般的にはBrix値は糖度として認識される。ショ糖以外の固形成分を含む溶液では、Brix値は固形成分濃度の目安になる。特にリーフレタスでは、通常Brix値は2前後であるので大幅な増加となり、甘味の強い特長を持つ野菜となる。
さらに、上記栽培方法により栽培された野菜では、水分含有量が低下し得る。例えば、リーフレタス類の水分含有量は通常95%前後であるが、上記の栽培方法により得られた生育重量80g以上のレタスでは水分含有量が92%前後となり、生育重量80g未満では90%前後となり、葉の組織が硬くシャキシャキした歯ごたえが得られる。
本明細書中に引用されているすべての特許出願および文献の開示は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれるものとする。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明がこれらに限定されないことは言うまでもない。
実施例1 水耕培養液中の鉄の濃度の影響
1.試験目的
必須元素が多すぎる場合は、過剰症が生じる。鉄過剰症を生じる濃度を特定した。
2.栽培スケジュール
低カリウム野菜の水耕栽培方法により、リーフレタス(「パリグリーン」丸種株式会社及び「グリーンスパン」カネコ種苗株式会社)で栽培試験を行った。
図1に示す全栽培期間Tを35日間とし、播種Aの時点から35日目を収獲日とする。播種Aの時点Aから18日目を定植時点Bとし、この18日間の期間を育苗期間T3とした。さらに10日目を培用培養液切り替え時点Cとし、この10日間の期間を生育栽培期間T4とした。つまり、第1の栽培期間T1が28日、第2の栽培期間T2は7日とした。育苗期T3に使用した培養液の組成は表1に、生育栽培期T4に使用した培養液の組成は表2に示した。
実施例中の培養液は、複数の市販の肥料、CaCl、EDTA−Fe、及びZnSO 7HOを用いて調製した。以下、表1〜13の培養液の各成分の濃度の単位をmg/Lとしたが、溶液の密度はほぼ1であるため、本明細書ではmg/Lとppmを互換的に使用する。また、各成分の濃度は必須元素の濃度を指す。
本明細書の実施例においては、培養液の各成分は水道水に希釈した。なお、上記栽培期間Tの35日間は、リーフレタスの通常の栽培期間であり、生育の遅いフリルレタス等では42日間が通常の栽培期間となる。フリルレタスの場合でも、第2の栽培期間T2は7日間である。また、全栽培期間T中、栽培室の温度は20℃から24℃に制御した。
3.栽培方法
発芽用の水耕用ウレタン培地は播種前に表1の培養液を十分吸水させておく。水耕用ウレタン培地に播種後、種子を乾燥させず、かつ水没させないように栽培する。光を当てながら発芽・発根を行う。発芽した苗を成長させた。育苗期T3が終了したら、成長の良い苗を選択し、株間隔を広げる為、定植用栽培パネルに移し替えた。生育栽培開始時点のB(定植)を始点とする生育栽培期T4に移し、表2の培養液で栽培を続けた。
生育栽培期T4を経過して培養液切替え時Cに達したら、水耕栽培用培養液を表3〜8の各々に切り替えて第2の栽培期間T2に移行した。なお、本実施例では湛液方式で培養液を供給し、かつ水流のバラツキをなくすため、静置状態で水流なしで比較試験を行った。
4.試験方法
培養液中の鉄含有量を42ppm、22ppm、15ppm、10ppm、5ppm、2ppmの6段階で、上記栽培方法で試験に供した。使用培養液は表3〜8の組成の培養液である。
5.試験結果
試験結果は表14に示す通りである(試験番号1〜6)。
培養液中の鉄濃度22ppmで、葉先の黄化障害をわずかに生じ、42ppmで、葉先の黄化(クロロシス)下葉に斑点状の褐変が生じ、生理障害が認められた。よって、鉄濃度は20ppm以上で、過剰症になる可能性が示された。
レタスのカリウム値は何れも2000ppm前後であった。
実施例2 水耕培養液中の亜鉛の濃度の影響
1.試験目的
水耕培養液中の亜鉛の濃度の影響を確認した。
2.栽培スケジュール
実施例1と同じ
3.栽培方法
実施例1と同様に行った。
4.試験方法
培養液中の亜鉛含有量を0.5ppm、0.25ppm、0.15ppm、0.05ppm、0,02ppmの5段階で、実施例1の栽培方法で試験に供した。使用培養液はそれぞれ表9、表5、表10、表11、表12の組成の培養液である。
5.試験結果
試験結果は表14に示す通りである。試験番号7、3、8、9、10である。亜鉛含有量0.02ppmの試験10では、葉の先端が黄化し、欠乏障害を呈した。
亜鉛含有量が0.05ppm〜0.25ppmではレタスのカリウム濃度は1200〜1400ppmで、Brix5前後であり、生育度も良かった。
実施例3 水流の影響
1.試験目的
水流の影響を確認した。
2.栽培スケジュール
実施例1 と同じ
3.栽培方法
実施例1に、根部へ培養液を水流の状態で供給した。
使用した培養液は表5に記載した通りである。
4.試験方法
同一条件で水流の有無の比較を行った。流速は毎秒0.05m程度で行った。根等が流速を遮る為、均一な流速を得る事が出来ない。水流ポンプを用いて流速を与え、培養液が流れていることを確認した。
5.試験結果
試験結果は表14に示す通りである。試験番号12−1及び12−2、対照は試験番号3である。
水流無し区(試験番号3)ではカリウム値2400ppm、新鮮重58gであったが、水流有区(試験番号12−1及び12−2)では、カリウム値1250ppm〜1350ppm、新鮮重88〜90gであった。鉄試験と同様に水流の効果は顕著であった。また、5訂日本食品標準成分表に示されているカリウム値は4900ppmであり、本実施例により栽培された野菜は低カリウム値の野菜となった。
水流は生育に大きな影響を与えるが、同じ鉄含有量5ppmの試験番号5(水流無し)と試験番号11(水流有)を比較すると、カリウム値は同じ2300ppmであり、新鮮重もほぼ同じで成長度は良くなかった。試験番号11の培養液の組成は表13の通りである。即ち、水流の効果だけではカリウムの低減効果は少なく、培養液中の鉄と亜鉛を高濃度にすることで、達成する事が示唆された。
実施例4 水耕培養液中のナトリウムの濃度
水道水を分析するとナトリウム値は6.76ppmであった(採取日:平成24年7月26日)。水道水由来のナトリウムは水道水殺菌に使用される次亜塩素酸ナトリウムに由来する。実施例1の表5の組成の培養液を水道水を用いて調製したところ、培養液中のナトリウムの濃度は20ppmであった。
なお本実施例において、表14におけるレタスの評価には以下の測定方法を用いた。
(1)成分分析
簡易分析又は詳細分析で行なった。簡易分析では、栽培されたレタスを物理的に潰し、絞り汁を分析に供した。硝酸の分析には株式会社堀場製作所製の硝酸イオンメータB-343を使用した。ナトリウムには株式会社堀場製作所製のB-722/コンパクトイオンメーターLAQUAtwinを使用した。カリウムの分析には、株式会社堀場製作所製のB-731/コンパクトイオンメーターLAQUAtwin を使用した。カルシウムの分析にはRedSea社製の比色分析キットCalciumProを使用した。
詳細分析では、栽培されたレタスを三洋電機株式会社製の乾熱滅菌機MOV-2125で60℃・48時間以上乾燥させ、乳鉢で粉砕し、乾燥重の50倍量の1%(w/w)塩酸を加え、井内盛栄堂社製のシェイカーSRR-2を用いて室温・125rpmで1時間振とうし、活性炭素・粉末を加えてADVANTEC社製1番ろ紙を用いてろ過し、分析に供した。Mgは日立製作所製Z-6100形偏光ゼーマン原子吸光分光光度計で分析した。
(2)糖度測定
糖度(Brix)は、ATAGO社製のポケット糖度計/PAC-1を用いて測定した。
(3)官能検査
風味は、レタス特有風味を有し、苦みが無く甘さを感じるか否かで判断した。苦みが無く甘さを感じる場合を◎、苦みが少なく甘さを感じる場合を○、苦みを感じる場合を△とした。成長度は、収穫した葉の新鮮重で判断した。80g以上を◎、60g〜80gを○、60g以下を△とした。

Claims (8)

  1. カリウムを実質的に含有せず、0ppm以上100ppm以下のナトリウム、5ppm以上20ppm以下の鉄及び0.05ppm以上1ppm以下の亜鉛のうちの少なくとも一方、カルシウム、通常量のマグネシウム、リン、及び窒素を含有する水溶液からなる低カリウム野菜を栽培するための水耕栽培用培養液。
  2. 前記水耕栽培用培養液は鉄及び亜鉛を含み、鉄の含有割合は10ppm以上15ppm以下であり、亜鉛の含有割合は0.1ppm以上0.25ppm以下である請求項1に記載の水耕栽培用培養液。
  3. 前記カルシウムの含有割合が300ppm以上である請求項1又は2に記載の水耕栽培用培養液。
  4. 前記該水溶液のpHが4.5〜7.5である請求項1〜3のいずれか一項に記載の水耕栽培用培養液。
  5. 溶媒による希釈により、請求項1〜4のいずれか一項に記載の水耕栽培用培養液を製造することが可能な請求項1〜4のいずれか一項に記載の水耕栽培用培養液の濃縮物。
  6. カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、及び窒素を含有する水耕栽培用培養液を栽培に用いる第1の栽培工程と、
    前記第1の栽培工程の後に、請求項1〜4のいずれかに記載の水耕栽培用培養液で野菜を栽培する第2の栽培工程と、
    を含む低カリウム野菜の水耕栽培方法。
  7. 前記第2の栽培期が収穫までの7〜10日間である請求項6に記載の低カリウム野菜の水耕栽培方法。
  8. 請求項6又は7に記載の方法により栽培された低カリウム野菜であって、低カリウム野菜はレタスである低カリウム野菜。
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