JP2015050569A - 色分解装置、色分解方法および色分解プログラム - Google Patents

色分解装置、色分解方法および色分解プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 モアレやロゼッタパターンなどの像構造の発生を防止するための色分解を容易に行うことが可能な色分解装置、色分解方法および色分解プログラムを提供する。【解決手段】 網点候補選択部122は、網点閾値データの候補を選択する。デバイス信号値候補算出部106は、印刷プロファイルに基づいて、記録紙上に再現する目標の色に対応する表色系の値を、許容色差の範囲内で再現可能なデバイス信号値候補を、網点閾値データ候補ごとに算出する。デバイス信号値の候補ごとの色差は色評価値として保持される。画質評価値算出部116は、網点重なりシミュレーションの結果を用いて各デバイス信号値候補の画質評価値を算出する。総合評価値算出部118は、上記色評価値および画質評価値に基づいて、網点閾値データ候補ごと、デバイス信号値候補ごとの総合評価値を算出する。該総合評価値に基づいて最適な網点閾値データとデバイス信号値が決定される。【選択図】 図2

Description

本発明は色分解装置、色分解方法および色分解プログラムに係り、特に印刷用の画像データから、印刷装置で使用される色に色分解する色分解装置、色分解方法および色分解プログラムに関する。
画像データを印刷する際には、画像データを色材(例えば、プロセスカラー(CMYK))ごとの網点画像に色分解し、各色材に対応する網点が形成された印刷版を用いて重ね刷りを行うことにより、画像データの階調が表現される。このように複数の色材に対応する網点画像を重ね合わせる場合、網点の位置や角度、スクリーン線数、形状によって、モアレやロゼッタパターンなどの像構造を有する模様が発生する場合がある。
特許文献1には、画像データを色分解する際に、網点画像における強い周期性を有するノイズ情報を評価する方法が開示されている。特許文献1では、印刷されたパッチ画像を読み込み、その画像データの各画素データをRGBデータに分解し、均等色空間の色情報(例えば、L,a,b)に変換して最適化部12に転送する。そして、最適化部12は、UI部11により選択された粒状度、インク濃度のパラメータに基づいて、Lに基づいて、粒状性評価値を算出する(段落[0019]〜[0023])。
特開2007−116287号公報
特許文献1によれば、色分解を行う場合、すべてのデバイス信号値(1色につき256色)の組み合わせに対応するパッチを印刷し、このパッチの画像から色情報を取得して粒状度の評価値を算出する。このため、2色への色分解を行う場合には、256×256(=65536)という多数のパッチを印刷して測定する必要がある。CMYKの4色への色分解を行う場合には、膨大な数のパッチを印刷して測定することになるため手間がかかる。更に、粒状度などの評価値は網点の種類によっても異なるので、網点の種類ごとに印刷・測定の作業が必要となり負荷が大きい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、モアレやロゼッタパターンなどの像構造の発生を防止するための色分解を容易に行うことが可能な色分解装置、色分解方法および色分解プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る色分解装置は、連続調画像データから、印刷装置において画像を構成する網点の形状および配置を示す色材ごとの2値画像データを作成する際に、印刷装置において再現する色の目標値を取得する目標値取得手段と、連続調画像データを色材ごとの2値画像データに変換するための網点ごとの閾値の情報を含む網点閾値データの候補を取得する網点閾値データ候補選択手段と、印刷装置におけるデバイス信号値と表色系の値との対応関係を示す印刷プロファイルを、網点閾値データの候補ごとに取得する印刷プロファイル取得手段と、目標値取得手段により取得した色の目標値と、印刷プロファイルに基づいて、印刷装置においてデバイス信号値の候補を算出し、網点閾値データの候補および印刷プロファイルに基づいて、網点閾値データの候補の中から目標値に対応する色を再現するための網点閾値データを決定するとともに、デバイス信号値の候補の中から、目標値に対応する色を再現するためのデバイス信号値を決定する色分解手段とを備える。
本態様によれば、デバイス信号値ごとのパッチの印刷および測定を行うことなく、より簡易な演算により、色差の抑制および像構造の発生の抑制が可能な最適な網点閾値データを選択することができ、最適な色分解を実現することができる。
本発明の第2の態様に係る色分解装置は、第1の態様において、デバイス信号値の候補ごとに、目標値に対応する色との間の色差を示す色の評価値を保持する色評価値保持手段と、網点閾値データの候補および印刷プロファイルに基づいて、デバイス信号値の候補ごとに画質の評価値を算出する画質評価値算出手段とを更に備え、色分解手段は、色の評価値および画質の評価値に基づいて目標値に対応する色を再現するための網点閾値データおよびデバイス信号値を決定するように構成したものである。
本発明の第3の態様に係る色分解装置は、第2の態様において、網点閾値データを用いてデバイス信号値の候補に2値化処理を施して、各候補について色材ごとの2値画像データを生成し、色材ごとの2値画像データを重ねることにより、印刷装置によって印刷物上に形成される画像のシミュレーションを行うシミュレーション手段を更に備え、画質評価値算出手段は、印刷物上に形成される画像のシミュレーションの結果に基づいて、候補ごとに画質の評価値を算出するように構成したものである。
本発明の第4の態様に係る色分解装置は、第3の態様において、シミュレーション手段は、印刷装置において、2値画像データに対応する網点を形成したときにおける応答特性に基づいて、印刷装置によって網点を印刷するときに生じる網点の形状の変化を考慮して2値画像データを生成するように構成したものである。
本発明の第5の態様に係る色分解装置は、第2から第4の態様において、デバイス信号値の各候補について、各色材の網点面積率に基づいてインクコストの評価値を算出するインクコスト評価値算出手段を更に備え、色分解手段は、色の評価値、画質の評価値およびインクコストの評価値に基づいて目標値に対応する色を再現するための網点閾値データおよびデバイス信号値を決定するように構成したものである。
本発明の第6の態様に係る色分解装置は、第2から第4の態様において、各評価値に対して重み係数をそれぞれ設定する重み係数設定手段と、重み係数設定手段によって設定された重み係数を用いて、各評価値の重み付け加算を行うことにより、デバイス信号値の候補ごとに総合評価値を算出する総合評価値算出手段とを更に備え、色分解手段は、総合評価値に基づいて目標値に対応する色を再現するための網点閾値データおよびデバイス信号値を決定するように構成したものである。
本発明の第7の態様に係る色分解装置は、第1から第6の態様において、目標値取得手段は、色を特定するための識別子の入力を受け付けるか、色を測定することにより、印刷装置において再現する色の目標値を取得するように構成したものである。
本発明の第8の態様は、色分解装置によって実行される色分解方法であって、連続調画像データから、印刷装置において画像を構成する網点の形状および配置を示す色材ごとの2値画像データを作成する際に、印刷装置において再現する色の目標値を取得する目標値取得工程と、連続調画像データを色材ごとの2値画像データに変換するための網点ごとの閾値の情報を含む網点閾値データの候補を取得する網点閾値データ候補選択工程と、印刷装置におけるデバイス信号値と表色系の値との対応関係を示す印刷プロファイルを、網点閾値データの候補ごとに取得する印刷プロファイル取得工程と、目標値取得工程により取得した色の目標値と、印刷プロファイルに基づいて、印刷装置においてデバイス信号値の候補を算出し、網点閾値データの候補および印刷プロファイルに基づいて、網点閾値データの候補の中から目標値に対応する色を再現するための網点閾値データを決定するとともに、デバイス信号値の候補の中から、目標値に対応する色を再現するためのデバイス信号値を決定する色分解工程とを備える。
本発明の第9の態様に係る色分解プログラムは、連続調画像データから、印刷装置において画像を構成する網点の形状および配置を示す色材ごとの2値画像データを作成する際に、印刷装置において再現する色の目標値を取得する目標値取得機能と、連続調画像データを色材ごとの2値画像データに変換するための網点ごとの閾値の情報を含む網点閾値データの候補を取得する網点閾値データ候補選択機能と、印刷装置におけるデバイス信号値と表色系の値との対応関係を示す印刷プロファイルを、網点閾値データの候補ごとに取得する印刷プロファイル取得機能と、目標値取得機能により取得した色の目標値と、印刷プロファイルに基づいて、印刷装置においてデバイス信号値の候補を算出し、網点閾値データの候補および印刷プロファイルに基づいて、網点閾値データの候補の中から目標値に対応する色を再現するための網点閾値データを決定するとともに、デバイス信号値の候補の中から、目標値に対応する色を再現するためのデバイス信号値を決定する色分解機能とをコンピュータに実現させる。
本発明によれば、色差の大きさを示す色差評価値に加えて、網点重なりベタ明度画像のパワースペクトルと視覚特性のパワースペクトルとを用いて算出した画質評価値を用いて色分解を行うので、特色との間で生じる色差を抑制しつつ、モアレやロゼッタパターンのような像構造の発生を抑制することができる。更に、網点重なりシミュレーションを行うことにより、デバイス信号値ごとのパッチの印刷および測定を行うことなく、より簡易な演算により、色差の抑制および像構造の発生の抑制が可能な最適な網点閾値データを選択することができ、最適な色分解を実現することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、網点閾値データ(AM網)の種類を特定するためのパラメータを説明するための図である。 図4(a)から図4(c)は、網点閾値データ(AM網)のドット形状の種類を示す図である。 図5は、網点重なりシミュレーションの基本処理を説明するための図である。 図6は、デバイス信号値(CMYK)の候補から単色の網点画像を生成する処理を説明するための図である。 図7は、網点形状変化の推定処理を行う場合の網点重なりシミュレーション処理部の構成を示すブロック図である。 図8は、版上網点形状推定処理部の構成を示すブロック図である。 図9は、印刷物上網点形状推定処理部の構成を示すブロック図である。 図10は、システム応答特性の推定処理を説明するためのブロック図である。 図11(a)は、応答特性取得用網点画像データを示す平面図であり、図11(b)は、印刷版(版現物)における網点の形状を示す平面図であり、図11(c)は、印刷物(印刷物現物)における網点の形状を示す平面図である。 図12(a)から図12(f)は、露光応答特性の例を示すグラフである。 図13は、露光応答特性推定部の構成を示すブロック図である。 図14は、印刷応答特性推定部の構成を示すブロック図である。 図15は、画質評価値算出部における演算処理を示すブロック図である。 図16は、観察距離(L)を300(mm)とした場合における視覚特性(Dooley−Shaw関数)を示すグラフである。 図17(a)から図17(d)は、網点重なりベタ明度画像のパワースペクトルの例を示すグラフである。 図18は、本発明の一実施形態に係る色分解処理を示すフローチャートである。 図19は、色分解結果を選択するためのGUIを示す図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る色分解装置、色分解方法および色分解プログラムの実施の形態について説明する。
[画像形成システムの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システム10は、画像処理装置100と、製版装置200と、印刷装置300を備えている。
印刷用画像データD10は、連続調の画像信号を含んでいる。画像処理装置100は、入力された印刷用画像データD10に対して色分解処理を行い、印刷装置300において用いられる色材(本実施形態では、シアン(C),マジェンダ(M),黄(Y),黒(K)の4色)ごとの網点画像を示す製版用データD20を作成して製版装置200に出力する。
製版装置200は、画像処理装置100から供給された製版用データD20に基づいて、複数の網点に対応する突起部を備える印刷版250を作成するCTP(Computer To Plate)描画装置である。製版装置200は、レーザ彫刻機を備えており、印刷版250の主面に複数の網点に対応する突起部を彫刻することにより、印刷版250を作成する。印刷版250の材料としては、フレキソ印刷の場合、例えば、ゴムシート、光硬化性樹脂シート等の高弾性材料が用いられる。
印刷装置300は、製版装置200により作成された印刷版250に色材(インク)を付与し、記録媒体(記録紙)の版面にインクを転移させて印刷物400を形成する。フレキソ印刷の場合、記録紙として、印刷用途の枚葉紙、ロール紙に加えて、表面の凹凸形状が大きい印刷媒体(例えば、段ボール紙、フイルム、布)等が用いられる。印刷装置300は、製版装置200とともに、記録紙の版面に画像を形成する画像形成装置を構成する。
[画像処理装置の構成]
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置(色分解装置)の構成を示すブロック図である。
図2に示す画像処理装置100は、印刷装置300において再現する色の目標値を取得する。そして、画像処理装置100は、色分解処理を行って、上記取得した色の目標値と印刷プロファイルに基づいて、印刷装置300において最適なデバイス信号値および最適な網点閾値データを取得する。
図2において、特色データベース(DB)102および測色部104が目標値取得手段を構成し、網点候補選択部122が網点閾値データ候補選択手段を構成し、デバイス信号値候補算出部106および印刷プロファイル格納部108が印刷プロファイル取得手段を構成し、デバイス信号値候補算出部106、色評価値保持部110、網点重なりシミュレーション部114、画質評価値算出部116、総合評価値算出部118および最適値決定部120が色分解手段を構成する。
なお、本実施形態では、色の目標値を表す表色系および印刷プロファイルにおける表色系として、L表色系(JIS (Japanese Industrial Standards Committee) Z 8729)を用いる例について説明するが、本発明の表色系はこれに限定されるものではない。例えば、国際照明委員会(CIE)が定めるXYZ表色系(輝度(明るさ)を含む刺激値Y、色の刺激値X,Z)、Yxy表色系(輝度Y、色度座標x,y)、L表色系(JIS Z 8518)のほか、HSV表色系(色相H(hue)、彩度S(saturation)、明度V(value)またはB(brightness))、HLS表色系(色相H(hue)、彩度S(saturation)、輝度L(luminance))、YCbCr表色系(輝度Y、色差Cb,Cr)を用いることが可能である。
〈特色の取得〉
特色データベース(特色DB)102には、PANTONE、DIC、TOYO等のインクメーカーの色見本帳における特色の番号(識別子、特色ID)と、特色IDに対応する表色系の値(本実施形態では、Lab値(明度値L、色度値a,b))との対応関係を示すルックアップテーブル(LUT)が格納されている。画像処理装置100は、ユーザから印刷物400上において再現する目標となる色を特定するための特色IDの入力を受け付けて、入力された特色IDに対応する表色系の値(Lab値)を特色DB102から取得する。
測色部104は、測色機(例えば、分光測色機等の光学測色機)を備えている。測色部104は、印刷物400上において再現する目標の色を特定するための特色が塗布された特色現物(例えば、カラーチップ、印刷物)または色が測定可能な物(色見本となる物)の色に対応する表色系の値(Lab値)を、測色機を用いて測定する。
上記特色IDにより特定された特色のLab値、または測色機により測定された特色のLab値(印刷物400上で再現する目標の色を示す目標値)は、デバイス信号値候補算出部106に出力される。
なお、本実施形態では、CMYKの4色に色分解する例について説明するが、印刷装置300における色材の数および種類はこれに限定されるものではない。例えば、色材の数が3色(例えば、CMY)の場合にも、本発明に係る色分解方法を適用することができる。また、色材の数が5色以上(例えば、CMYK+追加の特色1色(例えば、ユーザが指定する色、またはユーザ指定の色の色相に基づいて画像処理装置100が選択した色)の5色、CMYK+追加の特色2色(例えば、「橙(O)、緑(G)」、「橙(O)、紫(V)」)の6色、CMYK+追加の特色3色(例えば、「赤(R)、緑(G)、青(B)」、「O、G、V」)の7色)の場合にも、本発明に係る色分解方法を適用することができる。
〈網点閾値データの候補の選択〉
網点閾値データ格納部112には、色材ごとの連続調画像データを2値化するための網点閾値データ(AM網(Amplitude Modulation Screening)/FM網(Frequency Modulation Screening))が複数格納されている。
図3は、網点閾値データ(AM網)の種類を特定するためのパラメータを説明するための図であり、図4(a)から図4(c)は、網点閾値データ(AM網)のドット形状の種類を示す図である。
図3において、スクリーン線数は、単位長さ当たりの網点の密度を示すパラメータである。スクリーン角度は、網点の配列方向と垂直軸または水平軸とのなす角である。
網点閾値データ格納部112には、スクリーン線数が一例で100,120,133,150,175,200,250,300(lpi(line per inch))、ドット形状が、円形(Circular;図4(a))、楕円形(Elliptical;図4(b))、正方形(Square)、円形−正方形(Round-Square;図4(c))の網点閾値データ(AM網)が格納されている。
また、網点閾値データ(FM網)については、ドット径が一例で20、25、30(μm)のものが格納されている。
網点候補選択部122は、網点閾値データ格納部112に格納されている網点閾値データの中から、ユーザが使用する網点閾値データの候補を複数種類選択する。なお、すべての種類の網点閾値データを候補として選択してもよい。
〈デバイス信号値候補および色評価値の算出〉
印刷プロファイル格納部108には、色材(例えば、プロセスカラー(CMYK))に対応するデバイス信号値と表色系の値(本実施形態では、Lab値)の対応関係を示すルックアップテーブル(LUT;デバイス信号値を表色系の値(Lab値)に変換するための印刷プロファイル)が格納されている。ここで、印刷プロファイルとしては、例えば、インターナショナル・カラー・コンソーシアム(International Color Consortium:ICC)のプロファイルのA2B1テーブルを使用することができる。なお、色空間変換の方法としては、A2B1(Relative Colormetric(測色一致))以外に、A2B0(Perceptual(知覚的な一致))、A2B2(Saturation(彩度が強調される))があるが、A2B1テーブルを採用した場合には、相対的な色域が維持されるので、色域(Gamut)変換(圧縮)の影響を最小限にすることができる。
デバイス信号値候補算出部106は、色材(例えば、プロセスカラー(CMYK))に対応するデバイス信号値を表色系の値(Lab値)に変換するための印刷プロファイルを、上記網点閾値データの候補ごとに、印刷プロファイル格納部108から取得する。そして、デバイス信号値候補算出部106は、この印刷プロファイルを用いて逆演算を行うことにより、記録紙上に再現する目標のLab値(目標Lab値)を、許容色差の範囲内で再現可能なデバイス信号値(印刷装置300におけるCMYK値)の候補((c1,m1,y1,k1),(c2,m2,y2,k2),(c3,m3,y3,k3),…)を、網点閾値データの候補ごとに算出する。
具体的には、デバイス信号値候補算出部106は、許容色差をdEa、目標Lab値を(Lt,at,bt)、印刷プロファイル(LUT)に(C,M,Y,K)を入力したときの出力値(Lab値)を(Lp,ap,bp)=LUT(C,M,Y,K)としたときに、下記の[数1]の条件を満たすCMYK値を探索し、CMYK値の候補を求める。
なお、[数1]において、許容色差dEaの値は、印刷装置300における色の再現精度等を考慮して、ユーザが指定できるようにしてもよい。また、許容色差dEaの値は、あらかじめ決められた値(例えば、3)であってもよい。
CMYK値の候補の探索方法としては、Newton法等を採用することができる。また、CMYK値の候補の探索においては、[数1]の条件を満たすCMYK値をすべて探索するようにしてもよい。
また、デバイス信号値の候補の算出時には、許容色差を用いなくてもよい。この場合、例えば、デバイス信号値の候補の合計数(N)を設定しておき、探索範囲内において、色差dEが小さい順にN個の候補を選択するようにしてもよい。
上記の探索の結果得られた網点閾値データの各候補およびCMYK値の各候補に対応する色差dEは、デバイス信号値候補算出部106から色評価値保持部(色評価値保持手段)110に出力される。色評価値保持部110は、この色差dEを、網点閾値データの各候補およびCMYK値の各候補に対応する色評価値(E)として保持する。
なお、上記[数1]はL表色系における色差ΔEabの計算式であるが、ほかの色差の計算式(例えば、CIE DE2000(Commission International d’Eclairage 2000)における色差ΔE00の計算式)を用いてもよい。また、CMYK値の候補の探索に使用する色差の計算式の種類をユーザが指定できるようにしてもよい。
また、L表色系以外の表色系を用いる場合であっても、上記と同様の方法で色差を計算することが可能である。
〈網点重なりシミュレーション処理〉
網点重なりシミュレーション部(シミュレーション手段)114は、各色材(CMYK)に対応する2値画像データを印刷したときに形成される画像の予測(シミュレーション)を行う。具体的には、網点重なりシミュレーション部114は、デバイス信号値候補算出部106によって算出されたデバイス信号値の各候補から、上記網点閾値データの候補を用いて、網点閾値データの候補ごと、色材(CMYK)ごとの単純平網網点画像データ(単純網点画像データ、2値画像データ)を作成する。
図5は、網点重なりシミュレーションの基本処理を説明するための図である。図6は、デバイス信号値(CMYK)の候補から単色の網点画像を生成する処理を説明するための図である。
まず、網点重なりシミュレーション部114は、各色材(プロセスカラー(CMYK))に対応する網点閾値データを網点閾値データ格納部112から取得する。そして、図5に示すように、網点重なりシミュレーション部114は、デバイス信号値候補算出部106によって算出されたデバイス信号値の候補(色材(CMYK)の連続調画像データ)をラスタ変換して、デバイス信号値の候補に対応するラスタデータを得る。そして、網点重なりシミュレーション部114は、デバイス信号値の候補から得たラスタデータと網点閾値データとを比較して、色材(CMYK)ごとの平網網点画像データ(網点画像データ、2値画像データ)を作成する。
具体的には、図6に示すように、網点重なりシミュレーション部114は、デバイス信号値候補算出部106によって算出されたデバイス信号の画素値(G)が網点閾値データの対応するピクセルの値(T)よりも大きい場合に(G>T)、2値画像データにおける当該ピクセルの値を「1」とする。一方、網点重なりシミュレーション部114は、デバイス信号の画素値が網点閾値データの対応するピクセルの値以下の場合に(G≦T)、2値画像データにおける当該ピクセルの値を「0」とする。
次に、図5に示すように、網点重なりシミュレーション部114は、色材(CMYK)ごとの2値画像を重ね合わせることにより、各ピクセルの明度値(L)の情報を含む網点重なりベタ明度画像を生成する。
網点重なりベタ明度画像においては、重なり合うCMYKの値(網点面積率が0%または100%の2値)の組み合わせの数に対応する16の明度値(L値)の画像となる。CMYKの組み合わせの数16に対する明度値(L値)は印刷プロファイルから取得することができる。このようにして生成された網点重なりベタ明度画像は、画質評価値算出部116に出力される。
表1は、印刷プロファイルから取得した明度値(L値)の一例を示している。なお、表1における明度値(L値)は、印刷装置300の種類によって異なる。
なお、本実施形態では、L表色系の明度値Lを用いて網点重なりシミュレーションを行っているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、XYZ表色系、Yxy表色系、YCbCr表色系、HLS表色系を用いる場合には、輝度値(YまたはL)の分布を示す輝度画像を用いて網点重なりシミュレーションを行ってもよい。
また、明度値または輝度値以外の成分(例えば、色度(L表色系の色度値a,b)ないし彩度(HSV表色系、HLS表色系の彩度S))の分布を示す画像を用いて網点重なりシミュレーションを行ってもよい。この場合、色味に起因するノイズや像構造を評価することが可能になる。
また、明度値または輝度値とこれら以外の成分のそれぞれを用いて網点重なりシミュレーションを行ってもよい。この場合、明るさに起因するノイズや像構造(例えば、モアレ、ロゼッタパターン)だけではなく、色味に起因するノイズや像構造を評価することが可能になる。
〈網点形状の変化を推定する処理を含む網点重なりシミュレーション処理〉
なお、デバイス信号値データにおける網点と印刷物400における網点の差異が比較的小さい印刷系(オフセット印刷等)を想定して網点重なりシミュレーションを行う場合には、図5に示す基本処理を実行すれば足りる。一方、デバイス信号値データにおける網点と印刷物400における網点の差異が比較的大きい印刷系(フレキソ印刷等)を想定して網点重なりシミュレーションを行う場合には、基本処理において単色平網網点画像(単色網点画像)を取得する前までのステップに、図7に示すように、網点形状の変化を推定する処理(網点拡がりシミュレーション)を追加することが好ましい。
図7は、網点形状変化の推定処理を行う場合の網点重なりシミュレーション処理部の構成を示すブロック図である。
図7に示す例において、網点重なりシミュレーション部114は、2値化処理部150と、版上網点形状推定部152と、印刷物上網点形状推定部154を含んでいる。図7に示す例では、2値化処理部150と単色平網網点画像データ(単色網点画像)の生成処理の間に、版上網点形状推定処理と、印刷物上網点形状推定処理の2つの処理が行われる。
システム応答特性データは、画像形成システム10の構成に応じて変化し得るデータであり、例えば、網点重なりシミュレーション部114のメモリに格納されている。システム応答特性データは、露光(彫刻)応答特性データと、印刷応答特性データ(転移応答特性データ)とを含んでいる。
露光応答特性データは、製版装置200に備えられたレーザ彫刻機の光学的特性を示すものであり、印刷版250に網点に対応する突起部を彫刻(露光)した際に印刷版250上の彫刻可能な範囲(位置および大きさ)を表す点拡がり関数(Point Spread Function:PSF)として定義される。
印刷応答特性データは、印刷装置300においてインクを記録紙に転移させるときの転移特性を示すものであり、印刷版250に形成された突起部を用いて網点を印刷したときに、印刷物400上に再現される点の範囲(位置および大きさ)を表すPSFとして定義される。
版上網点形状推定部152は、露光(彫刻)応答特性データに基づいて、製版装置200によって印刷版250に網点を形成したときにおけるデータ上の網点形状と印刷版250に形成される網点形状の差を推定する。
印刷物上網点形状推定部154は、印刷応答特性データ(転移応答特性データ)に基づいて、製版装置200によって印刷版250に形成された網点形状と、該印刷版250を用いて印刷物400に形成される網点形状の差を推定する。
図7に示すシステム応答特性データは、2値化処理部150によって2値画像信号を作成した後に、記録紙に画像を形成するまでの過程で生じる網点形状の変化を示すデータである。システム応答特性データは、画像形成システム10の構成に依存して変化するデータである。
図8は、版上網点形状推定部152の構成を示すブロック図であり、図9は、印刷物上網点形状推定部154の構成を示すブロック図である。
版上網点形状推定部152は、図8に示すように、2値化処理部150から入力された網点画像データと露光応答特性データにFFT処理をそれぞれ施して乗算する。そして、版上網点形状推定部152は、乗算によって得られたデータに対して高速フーリエ逆変換(iFFT)処理を施して、印刷版250上の網点の配置および形状を示す版上網点画像データを生成し、印刷物上網点形状推定部154に出力する。
印刷物上網点形状推定部154は、図9に示すように、版上網点形状推定部152から入力された版上網点画像データと印刷応答特性データにFFT処理をそれぞれ施して乗算する。そして、印刷物上網点形状推定部154は、乗算によって得られたデータに対して逆高速フーリエ変換(iFFT)処理を施して、印刷物400上の網点の配置および形状を示す印刷物上網点画像データを生成する。
網点重なりシミュレーション部114は、印刷物上網点画像データに基づいて、CMYKの色ごとの平網網点画像データ(網点画像データ、2値画像)を作成する。
図8および図9に示す例では、網点形状推定処理はフーリエ空間での乗算により行ったが、実空間での畳み込み演算によって網点形状推定処理を行ってもよい。
〈システム応答特性の推定処理〉
なお、システム応答特性データがあらかじめ設けられていない場合には、以下のようにして推定することができる。
図10は、システム応答特性の推定処理を説明するためのブロック図である。図11(a)、図11(b)および図11(c)は、それぞれ応答特性取得用網点画像データ、印刷版(版現物)および印刷物(印刷物現物)における網点の形状を示す平面図である。
図10に示すように、本実施形態に係るシステム応答特性の推定システムは、版測定器500、印刷物測定器502、露光応答特性推定部504および印刷応答特性推定部506を備えている。版測定器500によって測定された版上網点面積率の測定値と、印刷物測定器502によって測定された印刷物上網点面積率の測定値は、所定の通信手段または入力手段を介して、それぞれ露光応答特性推定部504と印刷応答特性推定部506に入力可能となっている。
図10の例において、製版装置200は、応答特性取得用網点画像データの入力を受け付けて印刷版(版現物)250Aを作成する。そして、印刷装置300は、この印刷版250Aを用いて印刷物(印刷物現物)400Aを作成する。
版測定器500は、製版装置200によって作成された印刷版(版現物)250Aにおける網点の形状、印刷版250A上の所定の面積(単位面積)の領域(図11(b)の領域A10)において網点(図11(b)の領域A12)が占める面積の割合を示す版上網点面積率を測定する装置である。版上網点面積率の測定値は、版測定器500から露光応答特性推定部504に入力される。版測定器500としては、例えば、X−Rite社のvipFLEX(http://www.sdg-net.co.jp/products/x-rite/products_detail/vip_flex.html)、Provident社のFlexoCam(http://www.providentgrp.com/)等を用いることができる。
印刷物測定器502は、印刷版250Aを用いて作成された印刷物(印刷物現物)400Aにおける網点の形状、印刷物400A上の所定の面積(単位面積)の領域において網点が占める面積の割合を示す印刷物上網点面積率を測定する。印刷物上網点面積率の測定値は、印刷物測定器502から印刷応答特性推定部506に入力される。印刷物測定器としては、例えば、Techkon社のSpectroPlate(http://www.techkon.co.jp/Products_Techkon_SP_Top.html)、X−Rite社の500シリーズ(http://www.sdg-net.co.jp/products/x-rite/products_detail/500_series.html)等を用いることができる。
なお、露光応答特性推定部504および印刷応答特性推定部506は、画像処理装置100とは別の装置に設けられていてもよいし、画像処理装置100に備えられていてもよい。露光応答特性推定部504および印刷応答特性推定部506が画像処理装置100に備えられている場合には、露光応答特性推定部504および印刷応答特性推定部506による取得結果は、露光応答特性推定部504および印刷応答特性推定部506を画像処理装置100と通信可能に接続することにより、画像処理装置100に入力可能とすることができる。
〈露光(彫刻)応答特性の推定処理〉
図12(a)から図12(f)は、露光応答特性の例を示すグラフである。図13は、露光応答特性推定部504の構成を示すブロック図である。
図12(a)から図12(c)に示すように、印刷版250Aの材料(版材)に、網点を露光(彫刻)するときに、版材の面上の彫刻可能な範囲を示す露光(彫刻)応答特性を矩形関数(デルタ関数)と仮定する(実際には、露光応答特性は、図12(d)から図12(f)に示すような2次元平面(版材表面、xy平面)上の円柱状の関数と仮定するが、説明を簡単にするため)。ここで、露光応答特性とは、露光(彫刻)時に網点以外の部分(図11(b)の白い領域)をレーザで露光したときに発生する網点以外の部分(白地の領域)の拡がりを表すものである。なお、露光応答特性は、光学分野等において点光源の拡がりを表す「点拡がり関数(Point Spread Function:PSF)」と同様の概念である。
次に、矩形関数の幅w(2次元平面の場合、円柱状の関数の円半径r)を変化させて求めた仮の露光応答特性を用いて特性取得用網点画像に対応する版上網点面積率の計算値を算出する。具体的には、図13に示すように、露光応答特性推定部504は、応答特性取得用網点画像データと仮の露光応答特性の入力を受け付けて、応答特性取得用網点画像データと仮の露光応答特性にFFT処理を施す。次に、露光応答特性推定部504は、FFT処理後の応答特性取得用網点画像データと仮の露光応答特性を乗算した後、iFFT処理を施すことにより、仮の露光応答特性に基づいて印刷版250Aに形成される網点の配置および形状を示す版上網点画像を生成する。そして、露光応答特性推定部504は、この仮の露光応答特性に基づいて作成された版上網点画像について、版上網点面積率を計算する。
露光応答特性推定部504は、矩形関数の幅w(2次元平面の場合、円柱状の関数の円半径r)を変化させて仮の露光応答特性に基づく版上網点版上網点面積率の計算を繰り返す。そして、露光応答特性推定部504は、上記の版上網点面積率の測定値と版上網点面積率の計算値が最も近くなる(例えば、版上網点面積率の測定値と版上網点面積率の計算値の差の絶対値が最小または閾値以下になる)仮の露光応答特性が実際の露光応答特性であると決定する。
なお、上記の例では、露光応答特性を矩形関数と仮定したが、例えば、ガウス関数と仮定してもよい。この場合、ガウス関数の半値幅を変化させることにより、仮の露光応答特性を算出すればよい。2次元平面の場合には、ガウス関数を版材表面(xy平面)の法線周りに回転させて得られる曲面を仮定して、その半値幅を変化させることにより、仮の露光応答特性を求めてもよい。
また、レーザ彫刻機のビームスポット径が既知の場合は、露光応答特性推定を実施せずに、ビームスポット径の値を矩形関数の幅やガウス関数の半値幅としてもよい。
〈印刷応答特性の推定処理〉
図14は、印刷応答特性推定部506の構成を示すブロック図である。
印刷応答特性の推定処理においても、露光応答特性の推定処理の場合と同様に、印刷版250Aを用いて網点を印刷物400Aに印刷したときに、印刷物400A上に再現される点の範囲を示す印刷応答特性を矩形関数と仮定する(実際には、印刷応答特性は、2次元平面(印刷物400Aの版面、xy平面)に対する関数と仮定するが、説明の簡単のため)。ここで、印刷応答特性とは、印刷時に印刷版250Aを紙に押し付けることにより発生する凸版の拡がり変形、インクの拡がり等に起因する網点部(図11(c)の黒い領域)の広がりを表すものである。なお、印刷応答特性は、光学分野等で点光源の拡がりを表す「点拡がり関数(Point Spread Function:PSF)」と同様の概念である。
次に、矩形関数の幅w(2次元平面の場合、円柱状の関数の円半径r)を変化させて求めた仮の印刷応答特性を用いて版上網点画像に対応する印刷物上網点面積率の計算値を算出する。なお、ここで用いる版上網点画像としては、露光応答特性推定時に版上面積率計算値と測定値が最も近くなった計算上の網点画像でもよいし、版測定器500で測定した実測の版上網点画像でもよい。
図14に示すように、印刷応答特性推定部506は、版上網点画像データと仮の印刷応答特性の入力を受け付けて、版上網点画像データと仮の印刷応答特性にFFT処理を施す。次に、印刷応答特性推定部506は、FFT処理後の版上網点画像データと仮の印刷応答特性を乗算した後、iFFT処理を施すことにより、仮の印刷応答特性に基づいて印刷物400Aに形成される網点の配置および形状を示す印刷物上網点画像を生成する。そして、印刷応答特性推定部506は、この仮の印刷応答特性に基づいて作成された印刷物上網点画像について、印刷物上網点面積率を計算する。
印刷応答特性推定部506は、矩形関数の幅w(2次元平面の場合、円柱状の関数の円半径r)を変化させて仮の印刷応答特性に基づく版上網点版上網点面積率の計算を繰り返す。そして、印刷応答特性推定部506は、上記の印刷物上網点面積率の測定値と印刷物上網点面積率の計算値が最も近くなる(例えば、印刷物上網点面積率の測定値と印刷物上網点面積率の計算値の差の絶対値が最小または閾値以下になる)仮の印刷応答特性を実際の印刷応答特性と決定する。
なお、上記の例では、印刷応答特性を矩形関数と仮定したが、例えば、ガウス関数と仮定してもよい。この場合、ガウス関数の半値幅を変化させることにより、仮の印刷応答特性を算出すればよい。2次元平面の場合には、ガウス関数を印刷物400Aの版面(xy平面)の法線周りに回転させて得られる曲面を仮定して、その半値幅を変化させることにより、仮の印刷応答特性を求めてもよい。
〈画質評価値算出処理〉
図2に示す画質評価値算出部(画質評価値算出手段)116は、網点重なりシミュレーション部114において生成された網点重なりベタ明度画像に基づいて、網点閾値データの候補ごとの画質評価値(Q)を算出する。
図15は、画質評価値算出部116における演算処理を示すブロック図である。
図15に示すように、画質評価値算出部116は、網点重なりシミュレーション部114において生成された網点平網重なりベタ明度画像(網点重なりベタ明度画像)に対して、高速フーリエ変換(FFT)処理を施して、網点重なりベタ明度画像のパワースペクトルを取得する。ここで、FFT処理時のエリアシングを避けるため、網点重なりベタ明度画像のピクセル数をCMYKの各色に対応する網点閾値データのピクセル数の最小公倍数とすることが好ましい。あるいは、網点重なりベタ明度画像の範囲を任意のピクセル数として、網点重なりベタ明度画像のピクセル値に、網点重なりベタ明度画像の範囲が1で、網点重なりベタ明度画像の範囲外が0になるような窓関数を掛けてからFFT処理を施すことがより好ましい。
また、画質評価値算出部116は、不図示の記憶手段(メモリ)に視覚特性(Visual Transfer Function:VTF)を記憶している。ここで、視覚特性とは、人間の視覚の空間周波数特性を表すものである。視覚特性としては、例えば、DooleyのVTF(数2)を利用することができる。
[数2]において、Lは観察距離(mm)を表し、fは空間周波数(cycles/mm)を表す。
図16は、観察距離(L)を300(mm)とした場合における視覚特性(Dooley−Shaw関数)を示すグラフである。図16において、横軸は空間周波数(cycles/mm)であり、縦軸は(正規化された)VTFの値を示している。
なお、視覚特性の関数形状は、図16に示すDooley−Shaw関数に限定されるものではない。例えば、数理モデルや実験データ等に基づいて種々の特性を適用してもよい。また、視覚特性を算出するときの観察距離300(mm)は一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。視覚特性を算出するときの観察距離Lは、例えば、画像の観察態様等に応じてユーザが設定できるようにしてもよい。
画質評価値算出部116は、視覚特性にFFT処理を施して、視覚特性のパワースペクトルを取得する。そして、画質評価値算出部116は、網点重なりベタ明度画像のパワースペクトルと視覚特性のパワースペクトルとを乗算して得たパワースペクトルに基づいて画質評価値を算出する。具体的には、画質評価値算出部116は、(A)パワースペクトルの平均値、(B)パワースペクトルの最大値、または(C)パワースペクトルの平均値と最大値の重み付き和を画質評価値として算出する。画質評価値算出部116によって算出された画質評価値は、総合評価値算出部118に出力される。
図17(a)から図17(d)は、網点重なりベタ明度画像のパワースペクトルの例を示すグラフである。図17(a)から図17(d)において、横軸は空間周波数(cycles/mm)であり、縦軸は(正規化された)パワースペクトルの値を示している。
なお、図17(a)から図17(d)に網点重なりベタ明度画像のパワースペクトルには、視覚特性(VTF)のパワースペクトルが乗算されているため、人間の視覚によって認知されにくい領域(例えば、空間周波数が約6(cycles/mm)以上の周波数領域)のパワースペクトルの値は相対的に小さくなっている。
図17(a)に示す例では、低周波領域(約1(cycle/mm))に大きなピークが現れている。このため、図17(a)の場合には、印刷物400においてモアレが視認されやすくなる。
図17(b)に示す例では、図17(a)の低周波領域よりも高い周波数領域であって、人間の視覚によって認知され得る領域(約4.5(cycles/mm))に大きなピークが現れている。図17(b)の場合には、印刷物400においてロゼッタパターンが視認されやすくなる。
図17(c)に示す例では、人間の視覚によって認知され得る領域(約0から約6(cycles/mm))のほぼ全体にわたってパワースペクトルの値が比較的高いので、印刷物400においてノイズや粒状感が視認されやすくなる。
図17(d)に示す例では、人間の視覚によって認知され得る領域(約0から約6(cycles/mm))のほぼ全体にわたってパワースペクトルの値が、印刷物400の画質の低下が問題にならない程度に低くなっている。
なお、図17(a)から図17(d)における縦軸の数値はあくまで一例であり、印刷物400において要求される画質の程度等に応じて、画質の低下が問題とならないパワースペクトルの値の基準は変化し得る。
表2は、画質評価値の算出例を示している。表2の例1から例4は、それぞれ図17(a)から図17(d)のパワースペクトルに基づいて算出された画質評価値に対応している。
(A)パワースペクトルの平均値、(B)パワースペクトルの最大値、または(C)パワースペクトルの平均値と最大値の重み付き和のうちのどれを画質評価値とした場合であっても、画質評価値が小さいほど、パワースペクトルの値が小さくなるので、画質が向上する。表2に示す例では、(A)から(C)のいずれの画質評価値を用いた場合でも、例4(図17(d))の画質評価値が最小であり、例4(図17(d))の画質が最良と評価される。
なお、表2に示す例では、(C)パワースペクトルの平均値と最大値の重み付き和を算出する際の(A)パワースペクトルの平均値および(B)パワースペクトルの最大値に対する重み係数はともに1.0であり、(C)=(A)+(B)である。この重み係数の値は1.0に限定されるものではなく、印刷物400の用途等に応じてユーザが変更できるようにしてもよい。例えば、モアレやロゼッタパターン等の特定周波数成分のピークを抑制したい場合には、(B)パワースペクトルの最大値に掛ける重み係数を、(A)パワースペクトルの平均値に掛ける重み係数よりも大きくすればよい。また、特定周波数成分にピークがないノイズ・粒状感を抑制したい場合には、(A)パワースペクトルの平均値に掛ける重み係数を、(B)パワースペクトルの最大値に掛ける重み係数よりも大きくすればよい。
〈総合評価値算出処理〉
総合評価値算出部(総合評価値算出手段)118は、色評価値保持部110を介して入力される、網点閾値データの候補ごと、デバイス信号値候補ごとの色評価値(E)と、画質評価値算出部116によって算出される、網点閾値データの各候補ごと、デバイス信号値候補ごとの画質評価値(Q)に基づいて、網点閾値データの各候補ごと、デバイス信号値候補ごとの総合評価値(V)を算出する。総合評価値(V)は、色評価値に掛ける重み係数をWe、画質評価値に掛ける重み係数をWqとした場合に、下記の[数3]に示す重み付け加算により算出される。
[数3]
V=We×E+Wq×Q
また、色評価値(E)と画質評価値(Q)以外の評価値を加えて総合評価値を算出するようにしてもよい。色評価値(E)と画質評価値(Q)以外の評価値の例としては、インクコストの評価値、インクの消費期限に関する評価値(消費期限が近いものが優先的に消費されるようにインクの配分が決定されるような指標)、分光特性の評価値(再現目標の特色インキの分光特性に近いかどうか)等が挙げられる。
インクコストを評価するためのインクコスト評価値(I)は、不図示のインクコスト評価値算出手段によって下記のようにして求められる。CMYK候補の網点面積率をC,M,Y,Kとし、CMYK各インク1kgあたりの値段を、Cインク:Ic、Mインク:Im、Yインク:Iy、Kインク:Ikとすると、インクコスト評価値Iは次式で表すことができる。
[数4]
I=Ic×C+Im×M+Iy×Y+Ik×K
インクコスト評価値に掛ける重み係数をWiとすると、総合評価値は、下記の[数5]により表される。
[数5]
V=We×E+Wq×Q+Wi×I
なお、上記[数3]または[数5]において、重み係数We,Wq,Wiの値は、印刷物400の用途等に応じて、ユーザが入力手段(重み係数設定手段)を介して設定できるようにしてもよい。例えば、モアレ、ロゼッタパターンまたはノイズによる画質の低下よりも、色の再現性を重視する場合(例えば、色相環上で位置が近い色の組み合わせが含まれる画像の場合)には、WqよりもWeを大きくすればよい。また、インクコストが高くなっても、画質の低下や色差の増加を防止したい場合には、Wiの値をWeおよびWqよりも小さくするか、または[数3]を用いればよい。
〈網点閾値データの決定処理および最適デバイス信号値決定処理〉
最適値決定部120は、総合評価値算出部118によって算出された総合評価値(V)に基づいて、網点閾値データ候補の中から最適な網点閾値データを決定し、デバイス信号値候補の中から最適なデバイス信号値(CMYK)を決定する。最適値決定部120は、総合評価値(V)が最小となる場合の網点閾値データ候補およびデバイス信号値候補を、それぞれ最適な網点閾値データおよびデバイス信号値(色分解結果)として決定する。
[色分解方法]
図18は、本発明の一実施形態に係る色分解方法を示すフローチャートである。
まず、画像処理装置100は、印刷物400において再現する色の目標値(特色)の指定を行う(ステップS10)。特色の指定は、特色IDの入力を受け付けるか、または測色部104によってカラーチップ等の色を測定することによって行われる。
次に、網点候補選択部122は、網点閾値データ格納部112に格納されている網点閾値データの中から、網点閾値データの候補を選択する(ステップS12)。
次に、デバイス信号値候補算出部106は、印刷プロファイル格納部108から印刷プロファイルを取得する。そして、デバイス信号値候補算出部106は、取得した印刷プロファイルに基づいて、記録紙上に再現する目標のLab値(目標Lab値)を、許容色差の範囲内で再現可能なデバイス信号値の候補(デバイス信号値候補)を、網点閾値データ候補ごとに算出する(ステップS14)。ステップS14において取得されたデバイス信号値の候補ごとの色差は、各デバイス信号値候補の色評価値として色評価値保持部110に保持される(ステップS16)。
次に、網点重なりシミュレーション部114は、各色材(例えば、プロセスカラー)に対応する網点画像を印刷したときに印刷される画像のシミュレーションを行う(ステップS18)。画質評価値算出部116は、このシミュレーションの結果に基づいて、各デバイス信号値候補の画質評価値を算出する(ステップS20)。
次に、総合評価値算出部118は、上記色評価値および画質評価値に基づいて、網点閾値データ候補ごと、デバイス信号値候補ごとの総合評価値を算出し(ステップS22)、該総合評価値に基づいて、網点閾値データ候補およびデバイス信号値候補の中から、それぞれ最適な網点閾値データとデバイス信号値が決定される(ステップS24)。ステップS22では、色評価値および画質評価値以外の評価値を用いて総合評価値を算出してもよい。また、ステップS22では、総合評価値の算出に用いる評価値に掛ける重み係数の入力をユーザから受け付けるようにしてもよい。
本実施形態によれば、色差の大きさを示す色差評価値に加えて、網点重なりベタ明度画像のパワースペクトルと視覚特性のパワースペクトルとを用いて算出した画質評価値を用いて色分解が行われるので、特色との間で生じる色差を抑制しつつ、モアレやロゼッタパターンのような像構造の発生を抑制することができる。更に、本実施形態によれば、網点重なりシミュレーションを行うことにより、デバイス信号値ごとのパッチの印刷および測定を行うことなく、より簡易な演算により、色差の抑制および像構造の発生の抑制が可能な網点閾値データを選択することができ、最適な色分解を実現することができる。
[その他]
なお、本実施形態では、特色IDにより指定または測色部104により測定された特色に応じて最適デバイス信号値を決定するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、あらかじめ使用する可能性のある特色(例えば、Pantone等のインクメーカーの色見本帳に掲載されている特色)のすべてについて、最適な色分解結果をあらかじめ算出してデータベース化(テーブル化)しておいてもよい。この場合、画像処理装置100は、特色IDにより指定または測色部104により測定された特色に基づいて、データベース(テーブル)を参照して最適な色分解を取得するようにしてもよい。
また、色分解結果の評価結果(評価値)に応じて、最適なデバイス信号値をユーザが選択できるようにしてもよい。
図19は、色分解結果を選択するためのGUI(Graphical User Interface)を示す図である。
図19に示す例では、3組のデバイス信号値(CMYK値(c1,m1,y1,k1),(c2,m2,y2,k2),(c3,m3,y3,k3))に対する色差評価値、画質評価値およびインクコスト評価値とともに、印刷物400上に印刷する目標の目標色と、実際に印刷される再現色のサンプルが表示されている。なお、色差評価値、画質評価値およびインクコスト評価値は、ユーザに分かりやすいように、A,B,C,Dの4段階で表示したが(例えば、色差はA:0〜1.5(未満),B:1.5〜3.0(未満),C:3.0〜5.0(未満),D:5.0以上とする)、各評価値の数値を表示してもよい。
ユーザは、各CMYK値(c1,m1,y1,k1),(c2,m2,y2,k2),(c3,m3,y3,k3)の右側に表示されている「決定」ボタンを、不図示のポインティングデバイス等を用いて操作することにより、所望のCMYK値(色分解結果)を選択することが可能である。
なお、図19に示すGUIには、例えば、網点重なりシミュレーションにより得られた網点重なりベタ明度画像を表示してもよい。また、各評価値に掛ける重み係数を指定して総合評価値を算出するためのGUIを併せて表示するようにしてもよい。
なお、本発明に係る色分解方法は、プロセッサに上記の処理を行わせるためのコンピュータ読取可能なプログラムコード、該プログラムコードが格納される非一次的(non-transitory)かつコンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、光ディスク(例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc))、磁気ディスク(例えば、ハードディスク、光磁気ディスク)、USB(Universal Serial Bus)メモリ)、および上記方法のための実行可能なコードを格納するコンピュータ・プログラム・プロダクトとしても提供することができる。
10…画像形成システム、100…画像処理装置、102…特色データベース(DB)、104…測色部、106…デバイス信号値候補算出部、108…印刷プロファイル格納部、110…色評価値保持部、112…網点閾値データ格納部、114…網点重なりシミュレーション部、116…画質評価値算出部、118…総合評価値算出部、120…最適値決定部、122…網点候補選択部、200…製版装置、300…印刷装置
特許文献1には、画像データを色分解する際に、網点画像における強い周期性を有するノイズ情報を評価する方法が開示されている。特許文献1では、印刷されたパッチ画像を読み込み、その画像データの各画素データをRGBデータに分解し、均等色空間の色情報(例えば、L*,a*,b*)に変換して最適化部12に転送する。そして、最適化部12は、UI部11により選択された粒状度、インク濃度のパラメータおよびL*に基づいて、粒状性評価値を算出する(段落[0019]〜[0023])。
なお、本発明に係る色分解方法は、プロセッサに上記の処理を行わせるためのコンピュータ読取可能なプログラムコード、該プログラムコードが格納される非一的(non-transitory)かつコンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、光ディスク(例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc))、磁気ディスク(例えば、ハードディスク、光磁気ディスク)、USB(Universal Serial Bus)メモリ)、および上記方法のための実行可能なコードを格納するコンピュータ・プログラム・プロダクトとしても提供することができる。

Claims (9)

  1. 連続調画像データから、印刷装置において画像を構成する網点の形状および配置を示す色材ごとの2値画像データを作成する際に、前記印刷装置において再現する色の目標値を取得する目標値取得手段と、
    前記連続調画像データを前記色材ごとの2値画像データに変換するための前記網点ごとの閾値の情報を含む網点閾値データの候補を取得する網点閾値データ候補選択手段と、
    前記印刷装置におけるデバイス信号値と表色系の値との対応関係を示す印刷プロファイルを、前記網点閾値データの候補ごとに取得する印刷プロファイル取得手段と、
    前記目標値取得手段により取得した前記色の目標値と、前記印刷プロファイルに基づいて、前記印刷装置において前記デバイス信号値の候補を算出し、前記網点閾値データの候補および前記印刷プロファイルに基づいて、前記網点閾値データの候補の中から前記目標値に対応する色を再現するための網点閾値データを決定するとともに、前記デバイス信号値の候補の中から、前記目標値に対応する色を再現するためのデバイス信号値を決定する色分解手段と、
    を備える色分解装置。
  2. 前記デバイス信号値の候補ごとに、前記目標値に対応する色との間の色差を示す色の評価値を保持する色評価値保持手段と、
    前記網点閾値データの候補および前記印刷プロファイルに基づいて、前記デバイス信号値の候補ごとに画質の評価値を算出する画質評価値算出手段とを更に備え、
    前記色分解手段は、前記色の評価値および前記画質の評価値に基づいて前記目標値に対応する色を再現するための網点閾値データおよびデバイス信号値を決定する、請求項1記載の色分解装置。
  3. 前記網点閾値データを用いて前記デバイス信号値の候補に2値化処理を施して、前記各候補について前記色材ごとの2値画像データを生成し、前記色材ごとの2値画像データを重ねることにより、前記印刷装置によって印刷物上に形成される画像のシミュレーションを行うシミュレーション手段を更に備え、
    前記画質評価値算出手段は、前記印刷物上に形成される画像のシミュレーションの結果に基づいて、前記候補ごとに前記画質の評価値を算出する、請求項2記載の色分解装置。
  4. 前記シミュレーション手段は、前記印刷装置において、前記2値画像データに対応する網点を形成したときにおける応答特性に基づいて、前記印刷装置によって前記網点を印刷するときに生じる前記網点の形状の変化を考慮して前記2値画像データを生成する、請求項3記載の色分解装置。
  5. 前記デバイス信号値の各候補について、各色材の網点面積率に基づいてインクコストの評価値を算出するインクコスト評価値算出手段を更に備え、
    前記色分解手段は、前記色の評価値、前記画質の評価値および前記インクコストの評価値に基づいて前記目標値に対応する色を再現するための網点閾値データおよびデバイス信号値を決定する、請求項2から4のいずれか1項記載の色分解装置。
  6. 前記各評価値に対して重み係数をそれぞれ設定する重み係数設定手段と、
    前記重み係数設定手段によって設定された重み係数を用いて、前記各評価値の重み付け加算を行うことにより、前記デバイス信号値の候補ごとに総合評価値を算出する総合評価値算出手段とを更に備え、
    前記色分解手段は、前記総合評価値に基づいて前記目標値に対応する色を再現するための網点閾値データおよびデバイス信号値を決定する、請求項2から5のいずれか1項記載の色分解装置。
  7. 前記目標値取得手段は、色を特定するための識別子の入力を受け付けるか、色を測定することにより、前記印刷装置において再現する前記色の目標値を取得する、請求項1から6のいずれか1項記載の色分解装置。
  8. 色分解装置によって実行される色分解方法であって、
    連続調画像データから、印刷装置において画像を構成する網点の形状および配置を示す色材ごとの2値画像データを作成する際に、前記印刷装置において再現する色の目標値を取得する目標値取得工程と、
    前記連続調画像データを前記色材ごとの2値画像データに変換するための前記網点ごとの閾値の情報を含む網点閾値データの候補を取得する網点閾値データ候補選択工程と、
    前記印刷装置におけるデバイス信号値と表色系の値との対応関係を示す印刷プロファイルを、前記網点閾値データの候補ごとに取得する印刷プロファイル取得工程と、
    前記目標値取得工程により取得した前記色の目標値と、前記印刷プロファイルに基づいて、前記印刷装置において前記デバイス信号値の候補を算出し、前記網点閾値データの候補および前記印刷プロファイルに基づいて、前記網点閾値データの候補の中から前記目標値に対応する色を再現するための網点閾値データを決定するとともに、前記デバイス信号値の候補の中から、前記目標値に対応する色を再現するためのデバイス信号値を決定する色分解工程と、
    を備える色分解方法。
  9. 連続調画像データから、印刷装置において画像を構成する網点の形状および配置を示す色材ごとの2値画像データを作成する際に、前記印刷装置において再現する色の目標値を取得する目標値取得機能と、
    前記連続調画像データを前記色材ごとの2値画像データに変換するための前記網点ごとの閾値の情報を含む網点閾値データの候補を取得する網点閾値データ候補選択機能と、
    前記印刷装置におけるデバイス信号値と表色系の値との対応関係を示す印刷プロファイルを、前記網点閾値データの候補ごとに取得する印刷プロファイル取得機能と、
    前記目標値取得機能により取得した前記色の目標値と、前記印刷プロファイルに基づいて、前記印刷装置において前記デバイス信号値の候補を算出し、前記網点閾値データの候補および前記印刷プロファイルに基づいて、前記網点閾値データの候補の中から前記目標値に対応する色を再現するための網点閾値データを決定するとともに、前記デバイス信号値の候補の中から、前記目標値に対応する色を再現するためのデバイス信号値を決定する色分解機能と、
    をコンピュータに実現させる色分解プログラム。
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