JP2015049137A - 半導体チップ試験装置及び方法 - Google Patents

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武彦 中原
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淑之 植田
忠之 酒井
Tadayuki Sakai
忠之 酒井
俊太 菅井
Shiyunta Sugai
俊太 菅井
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Abstract

【課題】半導体チップの位置ずれが発生せずに試験が可能である、半導体チップ試験装置及び方法を提供する。【解決手段】半導体チップの電気特性を測定する半導体チップ試験装置101であって、上側プローブ111を有する上部検出部110と、弾性を有する下側プローブ121を有する下部検出部120とを備え、下部検出部は、さらに、半導体チップを支持するチップ載置部材122と、下側プローブを支持するプローブ支持体123と、チップ載置部材又はプローブ支持体に接続され、吸引動作によって半導体チップをチップ載置部材に保持する吸着機構124とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップ試験装置、及びその試験方法に関する。
半導体素子試験は、チップ状の半導体素子(以下、半導体チップという)を試験装置のステージに搭載した状態で、半導体チップ表面の電極パッドと試験装置に接続された上側プローブとを接触させることで行なう。即ち、半導体チップ表面の電極パッドには、上側プローブを介して試験装置から様々な試験条件の電流及び電圧が印加され、その測定値によって半導体チップの特性が測定され評価される。
特に、パワー半導体チップでは、半導体チップ表面の電極パッドと半導体チップ裏面の電極との間に電流及び電圧を印加して試験を行う。その際、半導体チップ裏面電極と試験装置のステージとの間に異物が存在した場合には、半導体チップ裏面電極とステージとの接触が不安定な状態になり、半導体チップ裏面電極における接触抵抗が増大する。その結果、安定して試験ができないという問題があった。そのため、例えば、特許文献1における従来の半導体チップ試験装置では、ステージの代わりに複数の下側プローブを配置して接触の安定性を図っている。
また、上側プローブを表面電極パッドに接触させる際の押圧力で、半導体チップ裏面を損傷させるという問題もあった。この問題を回避するため、特許文献2における従来の半導体チップ試験装置では、ステージ上に金属不織布電極を設けて、接触の安定性を図るとともに、半導体チップ裏面の損傷を防いでいる。
特開2003−185701号公報 特開2006−337247号公報
近年、半導体チップの微細化に伴い、半導体チップ表面におけるテストプローブ用電極パッドについても縮小化が図られ、試験装置の上側プローブとの接触位置精度が、例えば±50μm以下と厳しくなってきている。このような状況下において、特許文献1、2のような従来の半導体チップ試験装置では、試験時に半導体チップの保持を行わないため、上側プローブあるいは下側プローブの接触の際などに半導体チップの位置ずれが発生する可能性がある。そのため、半導体チップ表面の電極パッドと上側プローブの位置ずれによる接触不良のため、試験が実施できないという問題点がある。
また、近年、半導体チップの高性能化に伴い、数十μm厚の半導体チップの試験が必要となってきている。このような数十μm厚の半導体チップは、吸着保持を行わない場合には、静電気を除去するイオナイザーの風圧及び気流によって、半導体チップの位置ずれが発生するという問題点もある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、半導体チップの位置ずれが発生せずに試験が可能であり、さらに半導体素子の裏面電極に対して良好な接触が可能な半導体チップ試験装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の一態様における半導体チップ試験装置は、半導体チップの表面及び裏面の各電極間の導通により上記半導体チップの電気特性を測定する半導体チップ試験装置であって、上記半導体チップの表面電極に接触し弾性を有する複数の上側プローブを有する上部検出部と、上記半導体チップの裏面電極に接触し弾性を有する複数の下側プローブを有する下部検出部とを備え、上記下部検出部は、さらに、上記半導体チップの上記裏面が載置され半導体チップ周縁部にて上記半導体チップを支持するチップ載置部材と、半導体チップ中央部に対応して上記チップ載置部材の内側に配置され、上記下側プローブを支持するプローブ支持体と、上記チップ載置部材又は上記プローブ支持体に接続され、吸引動作によって上記半導体チップを上記チップ載置部材に保持する吸着機構とを備えたことを特徴とする。
本発明の一態様における半導体チップ試験装置によれば、チップ載置部材及び吸着機構を備えたことで、半導体チップの周縁部をチップ載置部材にて支持し、半導体チップは吸着機構にてチップ載置部材に保持される。よって、試験時に半導体チップが位置ずれすることはなく、かつ、試験装置の上側プローブ及び下側プローブと、半導体チップの表面電極及び裏面電極とを精度良く位置合わせすることが可能となる。また、上側プローブ及び下側プローブは弾性を有することから、例えば半導体チップの裏面電極に異物等が付着している場合でも裏面電極と下側プローブとを安定して接触させることができる。よって半導体チップの表面電極に上側プローブを接触させるときの押圧力で半導体チップの裏面を損傷させることもない。
本発明の実施の形態1による半導体チップ試験装置の概略構成を示す図である。 図1に示すチップ載置部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による半導体チップ試験装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態3による半導体チップ試験装置の概略構成を示す図である。 図4に示すS字型の下側プローブを示す斜視図である。 図4に示す半導体チップ試験装置に備わる下側プローブに代えて使用可能な下側プローブを示す斜視図である。 図4に示す半導体チップ試験装置における下側プローブに代えて使用可能な下側プローブであって、図6に示す下側プローブをスペーサを介して積層したプローブを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1〜3による半導体チップ試験装置にて実行する試験方法の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態4による半導体チップ試験装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態5による半導体チップ試験装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態6による半導体チップ試験装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態4〜6による半導体チップ試験装置にて実行する試験方法の動作を説明するフローチャートである。
本発明の実施形態である半導体チップ試験装置及び方法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。また、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け当業者の理解を容易にするため、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、以下の説明及び添付図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また以下に説明する各実施の形態における半導体チップ試験装置にて試験される半導体チップは、対向する表、裏面の両方に電極を設けた、例えばベアチップ等の半導体素子が相当する。また、このような半導体チップは、通常電圧が印加される半導体素子のみならず、高電圧が印加されるパワー半導体素子をも含む概念である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による半導体チップ試験装置101の概略構成を示している。ここで、各構成部分のサイズ、形状、各構成部分間の位置関係等について、実際の構造とは相違する箇所も存在する。
この半導体チップ試験装置101は、半導体チップ1の表面1a及び裏面1bにそれぞれ形成した電極間の導通によって、半導体チップ1の電気特性を測定する装置であり、上部検出部110と、下部検出部120と、測定装置180とを有する。
ここで上部検出部110は、半導体チップ1の表面電極2aに接触可能で弾性を有する複数の探触子である上側プローブ111と、半導体チップ1の厚み方向1cに沿って上側プローブ111を昇降させ表面電極2a及び上側プローブ111の接触、非接触を行う上側昇降装置112とを有する。尚、上側プローブ111及び上側昇降装置112は、以下で説明する下側プローブ121及び昇降装置126と同じ構成を採ることができる。
下部検出部120は、基本的構成として、下側プローブ121と、チップ載置部材122と、プローブ支持体123と、吸着機構124とを有する。本実施の形態1では、これらに加えて昇降装置126を有することができる。
下側プローブ121は、半導体チップ1の裏面電極2bに接触可能であり弾性を有する複数の金属製探触子である。本実施の形態において下側プローブ121は、例えばφ150μmのタングステン線を用いている。このような下側プローブ121は、半導体チップ1の特に厚み方向1cにおいて弾力性を有する。尚、下側プローブ121用の線材及びその直径は、本例のものに限定されない。
また、図1において、半導体チップ1の表面電極2a及び裏面電極2bは、一例を図示したものであり、その数、形状及び配置位置は図示の形態に限定するものではない。
チップ載置部材122は、半導体チップ1の裏面1b側で半導体チップ1の周縁部に対応して配置され、半導体チップ1の周縁部を載置して半導体チップ1を支持する部材であり、本実施形態では、図2に示すように四角形の枠状の部材である。またチップ載置部材122は、吸着機構124を構成する吸引用通路125を有し、この吸引用通路125は半導体チップ1の裏面1bが接触するチップ載置面122aに開口する。よって吸引用通路125も、チップ載置部材122に沿って図2に示すように枠状に形成され、吸引用溝を形成している。
プローブ支持体123は、図示するように枠状のチップ載置部材122の内側で半導体チップ1の中央部に対応して配置され、複数の下側プローブ121を植設して支持する、電気的絶縁性を有する部材である。ここでプローブ支持体123に植設されたそれぞれの下側プローブ121は、測定装置180に電気的に接続される。
本実施の形態では、プローブ支持体123には昇降装置126が取り付けられている。この昇降装置126は、半導体チップ1の厚み方向1cに沿ってプローブ支持体123を昇降させて、半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ121との接触、非接触を行う装置であり、本実施の形態では例えばピエゾ素子を用いて、0〜300μm程度の昇降幅を駆動可能としている。
吸着機構124は、吸引装置124aと吸引用通路125とを有し、本実施の形態では上述のようにチップ載置部材122に形成した吸引用通路125にチューブ等を介して吸引装置124aが接続され、吸引装置124aによる吸引動作によって半導体チップ1をチップ載置部材122のチップ載置面122aに保持する。
測定装置180は、上側プローブ111と下側プローブ121とに接続され、これらの間の導通に基づいて半導体チップ1の電気特性の測定を行う。
以上のように構成した半導体チップ試験装置101において実行される半導体チップ1の電気特性の試験方法について、図8を参照して以下に説明する。
図8におけるステップS1では、図1に示すように、枠状のチップ載置部材122における吸引用通路125の開口を塞ぐように、方形状の半導体チップ1をチップ載置部材122に載置する。
次のステップS2では、吸着機構124の吸引装置124aを作動させて、チップ載置部材122に載置した半導体チップ1をチップ載置部材122に吸着し保持する。
次のステップS3では、下部検出部120に備わる昇降装置126を作動させることで、半導体チップ1の厚み方向1cに沿って下側プローブ121を上昇させ、半導体チップ1の裏面電極2bに下側プローブ121を接触させる。
次のステップS4では、同様に上部検出部110に備わる上側昇降装置112を作動させることで、半導体チップ1の厚み方向1cに沿って上側プローブ111を半導体チップ1側へ移動させ、半導体チップ1の表面電極2aに上側プローブ111を接触させる。これにより上側プローブ111と下側プローブ121との電気的導通が可能となる。
次のステップS5では、測定装置180は、上側プローブ111及び下側プローブ121を介して半導体チップ1の電気特性の測定を行う。
電気特性の取得後、ステップS6では、上側昇降装置112を作動して上側プローブ111を半導体チップ1とは反対側へ移動させ、半導体チップ1の表面電極2aから上側プローブ111を離す。
次のステップS7では、同様に、昇降装置126を作動して下側プローブ121を半導体チップ1とは反対側へ移動させ、半導体チップ1の裏面電極2bから下側プローブ121を離す。
次のステップS8では、吸引装置124aを停止して吸引用通路125を大気圧に戻し半導体チップ1の吸着を解除する。
次のステップS9では、ピンセットあるいはコレット等(図示せず)を用いて、半導体チップ1をチップ載置部材122から取り外す。
そして次のステップS10において、別の半導体チップ1の電気特定測定を行うか否かが判断され、行う場合には再びステップS1に戻り、一方、否の場合には作業を終了する。
このように本実施の形態1の半導体チップ試験装置101によれば、以下の効果を得ることができる。
即ち、半導体チップ1をチップ載置部材122に真空吸着し固定した後に、下部検出部120の下側プローブ121を半導体チップ1の裏面電極2bに、続いて上部検出部110の上側プローブ111を表面電極2aにそれぞれ接触させることができる。よって、半導体チップ1の表面電極2aと上側プローブ111との接触位置を精度良く一致させることが可能となる。
また、例えば下側プローブ121は、半導体チップ1の厚み方向1cにおいて弾性を有することから、半導体チップ1の裏面1bに例えば粒状の異物(パーティクル)が付着している場合でも、この異物に接する下側プローブ121のみが撓むことができ、半導体チップ1の裏面1bを損傷させることはない。また、他の下側プローブ121にて半導体チップ1と電気的な接触を取ることができるため、接触抵抗が増大し安定して試験が行えないという不具合を防止することが可能となる。
また、下部検出部120に備わる昇降装置126にピエゾ素子を用いることで、厚み方向1cに沿った上下駆動が数十μmレベルにて制御できるため、例えば、50μm厚の半導体チップ1をチップ載置部材2に載置した際に、自重で撓んだ半導体チップ1を下側プローブ121が支えるように調整をすることが可能となる。よって、半導体チップ1の撓みによって半導体チップ1の周縁部が浮き上がり、チップ載置部材122の吸引用通路125の開口を塞ぐことができなくなることを防止することが可能となる。したがって、半導体チップ1を確実にチップ載置部材122に吸着保持することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2による半導体チップ試験装置102の概略構成を示している。ここで、各構成部分のサイズ、形状、各構成部分間の位置関係等について、実際の構造とは相違する箇所も存在する。
上述した実施の形態1による半導体チップ試験装置101と比較して、本実施の形態2による半導体チップ試験装置102の相違点は、下側プローブ、及びプローブ支持体123の昇降装置の構成であり、その他の構成に変更箇所はない。したがって以下には、半導体チップ試験装置102における下側プローブ127及び昇降装置128について主に説明する。
尚、上部検出部110に備わる上側プローブ111及び上側昇降装置112について、本実施の形態2では実施の形態1における構成と同じ構成を有するが、以下に説明する下側プローブ127及び昇降装置128を用いてもよい。
下側プローブ127は、半導体チップ1の裏面電極2bに接触可能であり、プローブ支持体123に複数本を植設した金属線にて形成される探触子であり、一例としてφ0.3mmのBeCu線を使用して、その先端部分をC字形のような円形状に成形している。勿論、その線材及び線径は、本例のものに限定されない。このような下側プローブ127では、先端部分を円形状に成形したことで、半導体チップ1の厚み方向1cに沿って下側プローブ127と半導体チップ1の裏面電極2bとが接触する際に、下側プローブ127は弾性を有する。
昇降装置128は、半導体チップ1の厚み方向1cに沿ってプローブ支持体123を昇降させて、半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ127との接触、非接触を行う装置であり、本実施の形態では例えばステッピングモータを用いている。ステッピングモータを使用することで、例えば0〜1mm程度の移動幅を0.05mmステップでプローブ支持体123を厚み方向1cに移動させることが可能となり、半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ127との接触状態の調整が可能となる。
以上のように構成される半導体チップ試験装置102においても、上述の実施の形態1における半導体チップ試験装置101と同様に試験方法を実行する。簡単に説明すると、チップ載置部材122における吸引用通路125の開口を塞ぐように、方形状の半導体チップ1がチップ載置部材122に載置され、吸引装置124aによって半導体チップ1をチップ載置部材122に吸着し保持する。吸着保持後、先端部分がC字形のような円形状の複数の下側プローブ127を支持するプローブ支持体123を、ステッピングモータを用いた昇降装置128により上昇させる。これにより半導体チップ1の裏面電極2bと複数の下側プローブ127とが接触し、電気的導通が取れる。また、上側プローブ111と半導体チップ1の表面電極2aとの電気的導通を取り、測定装置180によって、上側プローブ111及び下側プローブ127を介して半導体チップ1の電気特性の測定を行う。測定後、半導体チップ1と下側プローブ127及び上側プローブ111との電気的導通を解除し、半導体チップ1の吸着保持を解除して、半導体チップ1をチップ載置部材122から取り外す。
以上説明した半導体チップ試験装置102においても、実施の形態1における半導体チップ試験装置101について説明した効果と同様の効果を得ることができる。特に、半導体チップ試験装置102では、先端部分をC字形のような円形状に成形した下側プローブ127を有することから、半導体チップ1の裏面1bに例えば粒状の異物(パーティクル)が付着している場合でも、この異物に接する下側プローブ127のみが撓み、半導体チップ1の裏面1bを損傷させることはない。また、他の下側プローブ127にて半導体チップ1と電気的な接触を取ることができるため、接触抵抗が増大し安定して試験が行えないという不具合を防止することが可能となる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3による半導体チップ試験装置103の概略構成を示している。ここで、各構成部分のサイズ、形状、各構成部分間の位置関係等について、実際の構造とは相違する箇所も存在する。
上述した実施の形態1による半導体チップ試験装置101と比較して、本実施の形態3による半導体チップ試験装置103の相違点は、下側プローブ、及びプローブ支持体123の昇降装置の構成であり、その他の構成に変更箇所はない。したがって以下には、半導体チップ試験装置103における下側プローブ129について主に説明する。尚、昇降装置については、上述の実施の形態2による半導体チップ試験装置102と同様にステッピングモータを用いた昇降装置128を使用する。また、上部検出部110に備わる上側プローブ111及び上側昇降装置112について、本実施の形態3では実施の形態1における構成と同じ構成を有するが、以下に説明する下側プローブ129及び実施の形態2で説明した昇降装置128を用いてもよい。
下側プローブ129は、半導体チップ1の裏面電極2bに接触可能であり、プローブ支持体123に複数本を植設した金属板にて形成される探触子であり、一例として板厚が0.3mmで幅0.3mmのBeCu板を、図5に示すようにS字型に曲げ形成したS字型プローブである。その板材、板厚、板幅、折り曲げ回数、及び全体形状は、本例のものに限定されない。下側プローブ129では、その上端及び下端間を蛇腹状に折り畳んで成形したことで、半導体チップ1の厚み方向1cに沿って下側プローブ129と半導体チップ1の裏面電極2bとが接触する際に、下側プローブ129は特に厚み方向1cにおいて弾性を有する。
以上のように構成される半導体チップ試験装置103においても、上述の実施の形態1、2における半導体チップ試験装置101、102と同様に動作する。ここでの説明は省略する。
以上ように構成した半導体チップ試験装置103においても、実施の形態1における半導体チップ試験装置101について説明した効果と同様の効果を奏することができる。特に、半導体チップ試験装置103では、蛇腹状に折り畳んで成形した下側プローブ129を有することから、半導体チップ1の裏面1bに例えば粒状の異物(パーティクル)が付着している場合でも、この異物に接する下側プローブ129のみが撓み、半導体チップ1の裏面1bを損傷させることはない。また、他の下側プローブ129にて半導体チップ1と電気的な接触を取ることができるため、接触抵抗が増大し安定して試験が行えないという不具合を防止することが可能となる。
また、下側プローブ129のすべての先端をチップ載置部材122におけるチップ載置面122aよりも、例えば0.3mm程度突出するように配置することもできる。このように配置することで、半導体チップ1をチップ載置部材122に配置する際に吸引用通路125の開口を塞ぐように半導体チップ1を押圧した状態で吸引装置124aによる吸引動作を行うことで、下側プローブ129の弾力性により下側プローブ129と半導体チップ1の裏面電極2bとを接触させることが可能となる。したがってこの場合、昇降装置128を不要とすることが可能である。
また、上述した下側プローブ129に代えて、図6及び図7に示す形態の下側プローブを用いることもできる。
図6に示す下側プローブ130は、厚み方向1cに対して斜めに配向した例えば7本の探触子130aを横梁130bで一体化したプローブであり、横梁130bがプローブ支持体123に固定される。よって昇降装置128によるプローブ支持体123の移動により探触子130aが半導体チップ1の裏面電極2bに接触可能である。このような 下側プローブ130は、板厚が例えば0.2mmの真鍮板から作製可能である。下側プローブ130の板材、板厚、探触子130aの数は、本例のものに限定されない。
さらにまた、図7に示す下側プローブ131は、上述の下側プローブ130とスペーサとを板厚方向に交互に配置し積層して形成した積層プローブである。ここでスペーサの板厚は例えば0.8mmである。
これらの下側プローブ130、131を用いた場合でも、下側プローブ129を用いた構成と同じ効果を得ることができる。
実施の形態4.
上述した実施の形態1〜3では、チップ載置部材122に形成した吸引用通路125を介した吸引動作により、半導体チップ1をチップ載置部材122に吸着保持している。これに対して、以下に説明する実施の形態4〜6では、下側プローブが配置される空間を吸引動作にて減圧し、これによって半導体チップ1の保持、さらに下側プローブと半導体チップ1の裏面電極2bとの接触の両動作を実行する構成を採る。
また、以下で詳しく説明するように、実施の形態4〜6間での構成上の主な相違点は、下側プローブの形態であり、実施の形態4では実施の形態1で説明した下側プローブ129を用い、実施の形態5では実施の形態2で説明した下側プローブ127を用い、実施の形態6では実施の形態3で説明した下側プローブ129を用いる。また、上部検出部110に備わる上側プローブ111及び上側昇降装置112について、ここでは実施の形態1における構成と同じ構成を採るが、実施の形態2、3で既に説明した下側プローブ及び昇降装置を適宜用いてもよい。
尚、実施の形態4〜6において、実施の形態1〜3で説明した構成部分と同じ構成については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図9は、本発明の実施の形態4による半導体チップ試験装置104の概略構成を示している。ここで、各構成部分のサイズ、形状、各構成部分間の位置関係等について、実際の構造とは相違する箇所も存在する。
この半導体チップ試験装置104は、半導体チップ1の表面1a及び裏面1bにそれぞれ形成した電極間の導通によって、半導体チップ1の電気特性を測定する装置であり、上部検出部110と、下部検出部140と、測定装置180とを有する。ここで上部検出部110及び測定装置180については、実施の形態1で説明した構成に同じである。
下部検出部140は、基本的構成として、下側プローブ121と、チップ載置部材142と、プローブ支持体143と、吸着機構124とを有する。ここで下側プローブ121及び吸着機構124については、実施の形態1〜3で説明した構成に同じである。
チップ載置部材142は、半導体チップ1の周縁部にて半導体チップ1を支持する部材であり、本実施形態では四角形の枠状の部材である。さらに半導体チップ1の裏面1bに対向する上端面142aには、気密性及び弾性を有する弾性部材141を設けている。この弾性部材141は、半導体チップ1の厚み方向1cに弾力性を有し弾性変形する板状の部材で、いわゆる板状パッキンに相当する部材であり、例えばゴム材等で形成される。よって半導体チップ1は、その周縁部が弾性部材141上に載置され支持される。また弾性部材141は、チップ載置部材142の上端面142a及び半導体チップ1の裏面1bに対しても気密性を有する。尚、チップ載置部材142では、実施の形態1〜3における構成とは異なり吸引用通路125を有していない。
プローブ支持体143は、枠状のチップ載置部材142の内側で半導体チップ1の中央部に対応して配置され、下側プローブ121を植設して支持する、電気的絶縁性を有する部材である。ここでプローブ支持体143に植設されたそれぞれの下側プローブ121は、測定装置180に電気的に接続される。また、プローブ支持体143は、このプローブ支持体143を厚み方向1cに沿って貫通する一又は複数本の吸引用通路125を有する。つまり吸引用通路125は、プローブ支持体143において下側プローブ121が植設されているプローブ支持面143aに開口するとともに、プローブ支持体143における反開口側では、例えばチューブ等を介して吸着機構124の吸引装置124aに連通している。
このようなプローブ支持体143は、チップ載置部材142に対して気密性が確保可能なようにチップ載置部材142との隙間はシールされている。
したがって、チップ載置部材142における弾性部材141上に半導体チップ1を載置している状態では、半導体チップ1、チップ載置部材142及びプローブ支持体143によって囲まれた空間144内に下側プローブ121が存在する。そして、吸引装置124aを作動させることで、吸引用通路125を介して空間144内を排気し減圧することが可能である。
以上のように構成した半導体チップ試験装置104において実行される半導体チップ1の電気特性の試験方法について、図12を参照して以下に説明する。
図12におけるステップS21では、図9に示すように、枠状のチップ載置部材142の上端面142aに設けた弾性部材141上に方形状の半導体チップ1の周縁部を対向させて半導体チップ1を載置する。
次のステップS22では、吸着機構124の吸引装置124aを作動させて、半導体チップ1、チップ載置部材142及びプローブ支持体143によって囲まれた空間144内を排気し減圧する。この減圧によって半導体チップ1は、厚み方向1cにおいて弾性変形する弾性部材141を圧縮しながらプローブ支持体143側へ移動するとともに、プローブ支持体143に保持される。さらに、プローブ支持体143側へ半導体チップ1が移動することによって、半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ121とが接触し、電気的導通が可能になる。
次のステップS23では、上部検出部110に備わる上側昇降装置112を作動させることで、半導体チップ1の厚み方向1cに沿って上側プローブ111を半導体チップ1側へ移動させ、半導体チップ1の表面電極2aに上側プローブ111を接触させる。これにより上側プローブ111と下側プローブ121との電気的導通が可能となる。
次のステップS24では、測定装置180は、上側プローブ111及び下側プローブ121を介して半導体チップ1の電気特性の測定を行う。
電気特性の取得後、ステップS25では、上側昇降装置112を作動して上側プローブ111を半導体チップ1とは反対側へ移動させ、半導体チップ1の表面電極2aから上側プローブ111を離す。
次のステップS26では、吸引装置124aの動作を停止して、半導体チップ1、チップ載置部材142及びプローブ支持体143によって囲まれた空間144内を大気圧に戻す。このとき、弾性変形している弾性部材141は元の形状まで復元し、これに伴い、厚み方向1cにおいて半導体チップ1はプローブ支持体143とは反対側へ移動する。この移動により、半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ121との接触が解除される。さらにまた、大気圧への復帰によって、チップ載置部材142への半導体チップ1の保持が解除される。
次のステップS27では、ピンセットあるいはコレット等(図示せず)を用いて、半導体チップ1をチップ載置部材142から、正確には弾性部材141から取り外す。
そして次のステップS28において、別の半導体チップ1の電気特定測定を行うか否かが判断され、行う場合には再びステップS21に戻り、一方、否の場合には作業を終了する。
このような本実施の形態4の半導体チップ試験装置104においても、上述した実施の形態1〜3の場合と同様の効果を得ることができる。
即ち、半導体チップ1をチップ載置部材142に保持した後に、上部検出部110の上側プローブ111を接触させることができることから、半導体チップ1の表面電極2aと上側プローブ111との接触位置を精度良く一致させることが可能となる。
一方、下側プローブ121は、半導体チップ1の厚み方向1cにおいて弾性を有することから、半導体チップ1の裏面1bに例えば粒状の異物(パーティクル)が付着している場合でも、この異物に接する下側プローブ121のみが撓み、半導体チップ1の裏面1bを損傷させることはない。また、他の下側プローブ121にて半導体チップ1と電気的な接触を取ることができるため、接触抵抗が増大し安定して試験が行えないという不具合を防止することが可能となる。
さらに、上述した実施の形態1〜3の半導体チップ試験装置101〜103とは異なり、本実施の形態4の半導体チップ試験装置104では、半導体チップ1、チップ載置部材142及びプローブ支持体143によって囲まれた空間144内の気圧を吸引装置124aによって変化させることで、厚み方向1cにおいて半導体チップ1を移動させることができ、この移動によって、半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ121との接触及び接触解除を行うことができる。このような構成により、半導体チップ試験装置104における特有の効果として、実施の形態1〜3の半導体チップ試験装置101〜103に備わる昇降装置126、128を省略することが可能となる。
実施の形態5.
図10は、本発明の実施の形態5による半導体チップ試験装置105の概略構成を示している。ここで、各構成部分のサイズ、形状、各構成部分間の位置関係等について、実際の構造とは相違する箇所も存在する。
既に述べたように実施の形態4〜6では、下側プローブが配置される空間を吸引動作にて減圧し、これによって半導体チップ1の保持、さらに下側プローブと半導体チップ1の裏面電極2bとの接触の両動作を実行する形態を有する。このような形態において、上述した実施の形態4による半導体チップ試験装置104と比較して、本実施の形態5による半導体チップ試験装置105は、下側プローブ121に代えて下側プローブ127を用いる点で相違する。一方、この下側プローブ127は、実施の形態2で既に説明した下側プローブ127を用いている。その他の構成に変更箇所はない。
したがって本実施の形態5における半導体チップ試験装置105の構成について、ここでの説明は省略する。
尚、上部検出部110に備わる上側プローブ111及び上側昇降装置112について、実施の形態1における構成と同じ構成を有するが、実施の形態2、3で既に説明した下側プローブ及び昇降装置を適宜用いてもよい。
このように構成される本実施の形態5による半導体チップ試験装置105についても、実施の形態4による半導体チップ試験装置104と同様の動作を行い、半導体チップ1の試験方法を実行することができる。また、本実施の形態5による半導体チップ試験装置105においても、実施の形態4の半導体チップ試験装置104が奏する効果と同様の効果を得ることができる。特に、実施の形態1〜3の半導体チップ試験装置101〜103とは異なり、本実施の形態5の半導体チップ試験装置105では空間144内の気圧を変化させることで、厚み方向1cにおいて半導体チップ1を移動させて半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ127との接触及び接触解除を行うことができる。このような構成により、実施の形態1〜3の半導体チップ試験装置101〜103に備わる昇降装置126、128を省略することができる。
また、半導体チップ試験装置105では、先端部分をC字形のような円形状に成形した下側プローブ127を有することから、半導体チップ1の裏面1bに異物(パーティクル)が付着している場合でも、パーティクルに接する下側プローブ127のみが撓み、半導体チップ1の裏面1bを損傷させることがない。また、他の下側プローブ127にて電気的な接触を取ることができるため、接触抵抗が増大して安定な試験ができないという問題を防ぐことが可能となる。
実施の形態6.
図11は、本発明の実施の形態6による半導体チップ試験装置106の概略構成を示している。ここで、各構成部分のサイズ、形状、各構成部分間の位置関係等について、実際の構造とは相違する箇所も存在する。
実施の形態4、5と同様に本実施の形態6の半導体チップ試験装置106においても、下側プローブが配置される空間を吸引動作にて減圧し、これによって半導体チップ1の保持、さらに下側プローブと半導体チップ1の裏面電極2bとの接触の両動作を実行する形態を有する。このような形態において、上述した実施の形態4による半導体チップ試験装置104と比較して、本実施の形態6による半導体チップ試験装置106は、下側プローブ121に代えて下側プローブ129を用いる点で相違する。一方、この下側プローブ129は、実施の形態3で既に説明した下側プローブ129を用いている。その他の構成に変更箇所はない。
したがって本実施の形態6における半導体チップ試験装置106の構成について、ここでの説明は省略する。
尚、上部検出部110に備わる上側プローブ111及び上側昇降装置112について、実施の形態1における構成と同じ構成を有するが、実施の形態2、3で既に説明した下側プローブ及び昇降装置を適宜用いてもよい。
このように構成される本実施の形態6による半導体チップ試験装置106についても、実施の形態4による半導体チップ試験装置104と同様の動作を行い、半導体チップ1の試験方法を実行することができる。また、本実施の形態6による半導体チップ試験装置106においても、実施の形態4の半導体チップ試験装置104が奏する効果と同様の効果を得ることができる。特に、実施の形態1〜3の半導体チップ試験装置101〜103とは異なり、本実施の形態6の半導体チップ試験装置106でも実施の形態4,5の半導体チップ試験装置104、105と同様に、空間144内の気圧変化により半導体チップ1の裏面電極2bと下側プローブ129との接触及び接触解除を行うことができる。このような構成により、実施の形態1〜3の半導体チップ試験装置101〜103に備わる昇降装置126、128を省略することができる。
また、半導体チップ試験装置106では、蛇腹状に折り畳んで成形した下側プローブ129を有することから、下側プローブ129は厚み方向1cにおいて弾性を有する。よって、半導体チップ1の裏面1bに異物(パーティクル)が付着している場合でも、パーティクルに接するS字型の下側プローブ129のみが撓み、半導体チップ1の裏面1bを損傷させることがない。また、他の下側プローブ129にて電気的な接触を取ることができるため、接触抵抗が増大し安定な試験ができないという問題を防ぐことが可能となる。
また、実施の形態3で説明したように、下側プローブ129に代えて、図6及び図7に示す形態の下側プローブ130,131を用いることもできる。これらの下側プローブ130,131を用いた構成でも、本実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
また、各実施の形態1〜6を適宜組み合わせた構成を採ることも可能であり、そのような構成は、組み合わされた各構成が奏する効果を得ることができる。
1 半導体チップ、1c 厚み方向、
101〜106 半導体チップ試験装置、
110 上部検出部、111 上側プローブ、120 下部検出部、
121 下側プローブ、122 チップ載置部材、123 プローブ支持体、
124 吸着機構、126 昇降装置、127 下側プローブ、128 昇降装置、
129〜131 下側プローブ、140 下部検出部、141 弾性部材、
142 チップ載置部材、143 プローブ支持体、144 空間。

Claims (6)

  1. 半導体チップの表面及び裏面の各電極間の導通により上記半導体チップの電気特性を測定する半導体チップ試験装置であって、
    上記半導体チップの表面電極に接触し弾性を有する複数の上側プローブを有する上部検出部と、
    上記半導体チップの裏面電極に接触し弾性を有する複数の下側プローブを有する下部検出部とを備え、
    上記下部検出部は、さらに、
    上記半導体チップの上記裏面が載置され半導体チップ周縁部にて上記半導体チップを支持するチップ載置部材と、
    半導体チップ中央部に対応して上記チップ載置部材の内側に配置され、上記下側プローブを支持するプローブ支持体と、
    上記チップ載置部材又は上記プローブ支持体に接続され、吸引動作によって上記半導体チップを上記チップ載置部材に保持する吸着機構と、
    を備えたことを特徴とする半導体チップ試験装置。
  2. 上記半導体チップの厚み方向に沿って上記プローブ支持体を昇降して上記半導体チップの上記裏面電極と上記下側プローブとの接触非接触を行う昇降装置をさらに備えた、請求項1に記載の半導体チップ試験装置。
  3. 上記吸着機構は、上記プローブ支持体に接続され、上記チップ載置部材に上記半導体チップを支持した状態にて上記チップ載置部材と上記半導体チップと上記プローブ支持体とで囲まれた空間の排気を行い、
    上記チップ載置部材は、上記半導体チップの上記裏面に対向する端面に気密性及び弾性を有する弾性部材を有する、請求項1に記載の半導体チップ試験装置。
  4. 半導体チップの表面及び裏面の各電極間の導通により上記半導体チップの電気特性を測定する半導体チップ試験方法であって、
    上記半導体チップの上記裏面をチップ載置部材に載置して半導体チップ周縁部にて上記半導体チップを支持し、
    上記半導体チップの支持後、吸着機構による吸着動作にて上記半導体チップを上記チップ載置部材に保持し、
    上記吸着動作による保持後、上記半導体チップの裏面電極と弾性を有する複数の下側プローブとを接触させる、
    ことを備えたことを特徴とする半導体チップ試験方法。
  5. 上記裏面電極と上記下側プローブとの接触動作は、上記半導体チップの厚み方向に沿って上記下側プローブを支持するプローブ支持体を昇降装置にて移動させて行う、請求項4に記載の半導体チップ試験方法。
  6. 上記チップ載置部材は、上記半導体チップの上記裏面に対向する端面に気密性及び弾性を有する弾性部材を有し、
    上記チップ載置部材に上記半導体チップの周縁部を支持した状態にて、上記半導体チップの中央部に対応して上記チップ載置部材の内側に配置され上記下側プローブを支持するプローブ支持体と上記チップ載置部材と上記半導体チップとで囲まれた空間を上記吸着機構で排気し、
    上記空間の減圧により上記半導体チップが上記弾性部材を圧縮しながら上記下側プローブの方へ移動して上記裏面電極と上記下側プローブとを接触させる、請求項4に記載の半導体チップ試験方法。
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