JP2015048989A - 室外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ショートサーキット防止用のリブによる空気抵抗の増加を抑え、それによって消費電力および騒音を抑えることが可能な室外機を提供する。
【解決手段】空気調和機の室外機1は、吹出口11aを有する前壁11および吸込口13aを有する側壁13を有するケーシング2と、ケーシング2の内部に収納され、吹出口11aに対向する位置に配置されたファン4と、吹出口11aに配置され、ファン4の半径方向に互いに離間して配置された複数のリブ32を有するグリル6とを備えている。グリル6の領域R1において、ファン4の回転軸方向Cにおける複数のリブ32の第1部分32aの高さは、ファン4の半径方向内側に位置するリブから外側に位置するリブまで徐々に大きくなるように設定されている。
【選択図】図2
【解決手段】空気調和機の室外機1は、吹出口11aを有する前壁11および吸込口13aを有する側壁13を有するケーシング2と、ケーシング2の内部に収納され、吹出口11aに対向する位置に配置されたファン4と、吹出口11aに配置され、ファン4の半径方向に互いに離間して配置された複数のリブ32を有するグリル6とを備えている。グリル6の領域R1において、ファン4の回転軸方向Cにおける複数のリブ32の第1部分32aの高さは、ファン4の半径方向内側に位置するリブから外側に位置するリブまで徐々に大きくなるように設定されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気調和機の室外機に関するものである。
従来の空気調和機の室外機では、特許文献1〜2に記載されているように、室外機の吹出側グリルに、吸込側への空気の回り込み(ショートサーキット)を防止するために、複数のリブが設けられているものがある。
具体的には、これらの室外機は、吹出口を有する前壁および吸込口を有する側壁を有するケーシングと、ケーシング内部に収納されたプロペラファンと、吹出口に配置された吹出側グリルとを備えている。プロペラファンは、ケーシング内部において吹出口に対向する位置に配置されている。吹出側グリルは、プロペラファンの半径方向に互いに離間して配置された複数のリブを有している。これらの複数のリブの高さ、すなわち、プロペラファンの回転軸方向におけるリブの高さは、プロペラファンの半径方向内側に位置するリブから外側に位置するリブまで同じである。
複数のリブは、プロペラファンによって吹出口からケーシング外部に吹き出される空気を、当該プロペラファンの回転軸方向へ案内することにより、当該空気が側壁に形成された吸込口への回り込み、いわゆるショートサーキットを回避する。
プロペラファンによって吹出口からケーシング外部に吹き出される空気は、プロペラファンの中心側ではほぼ回転軸方向へ流れるが、プロペラファンの外周側では遠心力によって当該プロペラファンの半径方向外側へ傾斜する方向へ流れる傾向がある。そのため、上記の室外機のように、同じ高さの複数のリブを設けた場合では、プロペラファンの外周側ではリブによって空気を回転軸方向へ案内する効果が十分に発揮されるが、当該プロペラファンの中心側では、リブによる空気を案内する効果は低く、むしろ、リブの先端がプロペラファンに近いことによって、空気抵抗が上昇し、それによって消費電力が上がるとともに騒音が増大するおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ショートサーキット防止用のリブによる空気抵抗の増加を抑え、それによって消費電力および騒音を抑えることが可能な室外機を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機の室外機は、(1、61)は、吹出口(11a、65)を有する第1壁(11、63)および吸込口(13a、64a)を有する第2壁(13、64)を有し、前記第1壁(11、63)が前記第2壁(13、64)に隣接して当該第2壁(13、64)と異なる方向を向くケーシング(2、62)と、前記ケーシング(2、62)の内部に収納され、前記吹出口(11a、65)に対向する位置に配置されたファン(4)と、前記吹出口(11a、65)に配置され、前記ファン(4)の半径方向に互いに離間して配置された複数のリブ(32)を有するグリル(6、41、51、71〜78)とを備えており、前記ファン(4)の回転軸方向における前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(6、41,51、71〜78)の少なくとも一部の領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数のリブ(32)の高さをファンの半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定することにより、吸込口(13a、64a)へ回り込む空気が少ない半径方向内側のリブ(32)については当該リブ(32)の高さを低く抑えることによってリブ(32)による空気抵抗の増加を抑えることができる。その一方で、吸込口(13a、64a)へ回り込む空気が多いファン(4)の半径方向外側に近づくにつれて当該半径方向外側に位置するリブ(32)の高さを徐々に高くしていくことにより、吹出口(11a、65)から吸込口(13a、64a)への空気の流れを積極的に阻止することが可能である。これにより、複数のリブ(32)によってショートサーキットを防止しながら、リブ(32)による空気抵抗の増加を抑えることができる。その結果、消費電力および騒音を抑えることが可能である。
前記グリル(6)は、前記リブ(32)の間において当該リブ(32)と平行に延びる桟(38)をさらに備えており、前記リブ(32)は、当該リブ(32)の間に前記桟(38)を介在した状態で、前記半径方向に並んで配置されているのが好ましい。
この構成によれば、複数のリブ(32)は、ファン(4)の半径方向において、リブ(32)と平行に延びる桟(38)をリブ(32)間に介在した状態で配置されているので、リブ(32)の間隔を広げることが可能になる。その結果、リブ(32)による空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。また、リブ(32)の間隔を広くしても、桟(38)によって吹出口(11a)への異物の侵入を防止することができる。
前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(6)のうち当該グリル(6)の中心よりも前記吸込口(13a、64a)に近い領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定されているのが好ましい。
グリル(6)の中心よりも吸込口(13a、64a)に近い領域では、吹出口(11a、65)から吸込口(13a、64a)へ空気が回り込みやすい。このため、吸込口(13a、64a)側の領域において、ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に高さが大きくなるように設定されていれば、ショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ(32)による空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(6)のうち当該グリル(6)の中心よりも前記吸込口(13a、64a)から遠い領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで同じになるように設定されているのが好ましい。
グリル(6)の中心よりも吸込口(13a、64a)に遠い領域では、吹出口(11a、65)から吸込口(13a、64a)へ回り込む空気がほとんどないので、そのような領域において複数のリブ(32)の高さを同じにすることにより、グリル(6)の形状を簡素化することが可能である。
前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(41)を当該グリル(41)の中心を通る対角線で4分割したうちの前記吸込口に近い1/4の領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定されているようにしてもよい。
グリル(41)の中心を通る対角線で当該グリル(41)を4分割したうちの吸込口に近い1/4の領域では、吹出口から吸込口へ空気がとくに回り込みやすい。このため、吸込口(13a、64a)側の領域において複数のリブ(32)の高さをファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に高さが大きくなるように設定されていれば、ショートサーキットをより効果的に防止することができる。それとともに、リブ(32)による空気抵抗の増加をより一層抑えることが可能になり、消費電力および騒音をより一層抑えることが可能である。
前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(41)を当該グリル(41)の中心を通る対角線で4分割したうちの前記吸込口(13a、64a)に近い1/4の領域以外の領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで同じになるように設定されているのが好ましい。
グリル(41)の中心を通る対角線で当該グリル(41)を4分割したうちの吸込口(13a、64a)に近い1/4の領域以外の領域では、吹出口(11a、65)から吸込口(13a、64a)へ回り込む空気が少ないので、そのような領域において複数のリブ(32)の高さを同じにすることにより、グリル(41)の形状を簡素化することが可能である。
前記第1壁(11、63)は、矩形形状を有しており、前記複数のリブ(32)の高さは、前記第1壁(11、63)の四隅の角部うち前記吸込口(13a、64a)に近い2つの角部と前記グリル(51、71、72)の中心とによって囲まれた領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように、設定されているようにしてもよい。
吹出口(11a、65)を有する第1壁(11、63)の四隅の角部うち吸込口(13a、64a)に近い2つの角部と前記グリル(51、71、72)の中心とによって囲まれた領域では、吹出口(11a、65)から吸込口(13a、64a)へ空気がとくに回り込みやすい。このため、吸込口(13a、64a)側の領域において複数のリブ(32)の高さをファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に高さを大きくなるように設定されていれば、ショートサーキットをより効果的に防止することができる。それとともに、リブ(32)による空気抵抗の増加をより一層抑えることが可能になり、消費電力および騒音をより一層抑えることが可能である。
前記複数のリブ(32)の高さは、前記第1壁(11、63)の四隅の角部うち前記吸込口(13a、64a)に近い2つの角部と前記グリル(51、71、72)の中心とによって囲まれた領域以外の領域において、前記ファンの半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで同じになるように設定されているのが好ましい。
吹出口(11a、65)を有する第1壁(11、63)の四隅の角部うち吸込口(13a、64a)に近い2つの角部と前記グリル(51、71、72)の中心とによって囲まれた領域以外の領域では、吹出口(11a、65)から吸込口(13a、64a)へ回り込む空気が少ないので、そのような領域において複数のリブ(32)の高さを同じにすることにより、グリル(51、71、72)の形状を簡素化することが可能である。
前記吹出口(65)は、第1開口(65a)と、第2開口(65b)とを有しており、
前記第1開口(65a)および前記第2開口(65b)は、前記第1壁(63)と前記第2壁(64)とが接合される縁が延びる方向に並んで配置され、前記グリル(6、41,51、71〜78)は、前記第1開口(65a)および前記第2開口(65b)にそれぞれ配置されているようにしてもよい。
前記第1開口(65a)および前記第2開口(65b)は、前記第1壁(63)と前記第2壁(64)とが接合される縁が延びる方向に並んで配置され、前記グリル(6、41,51、71〜78)は、前記第1開口(65a)および前記第2開口(65b)にそれぞれ配置されているようにしてもよい。
吹出口(65)が第1開口(65a)および第2開口(65)bを有し、各開口(65a、65b)にグリル(6、41、51、71〜78)が配置される場合においても、各グリルにおける吸込口(64a)に近い領域(例えば、グリルの中心よりも吸込口(64a)に近い領域、グリルの中心を通る対角線で当該グリルを4分割したうちの吸込口(64a)に近い1/4の領域、または第1壁(11、63)の四隅の角部うち吸込口(64a)に近い2つの角部と各グリルの中心とによって囲まれた領域など)では、各開口(65a、65b)から吸込口(64a)へ空気が回り込みやすい。そこで、各グリルにおけるそのような領域において複数のリブ(32)の高さをファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定することにより、各開口(65a、65b)から吹き出す空気によるショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ(32)による空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
以上のように、本発明によれば、ショートサーキット防止用のリブによる空気抵抗の増加を抑えることができ、それによって消費電力および騒音を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態にかかる空気調和機の室外機について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜2に示される空気調和機の室外機1は、ケーシング2と、熱交換器3と、プロペラファン4と、プロペラファン4を回転駆動するファンモータ5と、吹出グリル6と、圧縮機7と、仕切り板8と、吸込みグリル9と、ベルマウス10とを備えている。
図1〜2に示される空気調和機の室外機1は、ケーシング2と、熱交換器3と、プロペラファン4と、プロペラファン4を回転駆動するファンモータ5と、吹出グリル6と、圧縮機7と、仕切り板8と、吸込みグリル9と、ベルマウス10とを備えている。
ケーシング2は、前壁11と、当該前壁11の後方側(符号A2で示された矢印と反対方向の側)に対向する後壁12と、両側の側壁13、14と、底板15と、天板16とを備え、これらによって、内部空間21を有する横断面直方体形状のケーシング2が構成されている。
前壁11は、矩形形状の平板からなり、矩形形状の吹出口11aを有する。前壁11は、本発明の第1壁の概念に含まれる。また、両側の側壁13、14は、前壁11に隣接して当該前壁11と直交する方向を向いている。両側の側壁13、14のうち一方の側壁13は、矩形形状の吸込口13aを有する。側壁13は、本発明の第2壁の概念に含まれる。吸込口13aは、側壁13の全高よりもやや狭い範囲に形成されている。吸込口13aの上下方向の幅は、吹出口11aの上下幅よりも広い。さらに、後壁12には矩形形状の開口12aが形成されている。吸込口13aおよび開口12aは、それぞれ吸込みグリル9によって覆われている。
ケーシング2の内部空間21は、仕切り板8によって2つに仕切られ、それによって、ケーシング2の内部には、熱交換室21aおよび機械室21bが形成されている。
熱交換室21aには、L字形状の横断面を有する熱交換器3が収納されている。熱交換器3の一方の外面は、後壁12の開口12aに対向し、他方の外面は側壁13の吸込口13aにそれぞれ対向する。さらに、熱交換室21a内部でかつ熱交換器3の内面側には、前壁11側から順にプロペラファン4、およびファンモータ5が配置されている。ファンモータ5の回転軸5aには、プロペラファン4が連結されている。
プロペラファン4は、前壁11に形成された吹出口11aに対向する位置に配置されている。吹出口11aの周縁には、プロペラファン4を取り囲むベルマウス10が配置されている。
圧縮機7は、熱交換器3から出た冷媒または当該熱交換器3に入る前の冷媒を圧縮するものであり、膨張弁などの冷媒回路を構成する他の部品(図示せず)とともにケーシング2内部の機械室21bに収納されている。
吹出グリル6は、前壁11の前面側において吹出口11aを覆う位置に配置されている。
吹出グリル6は、図3に示されるように、矩形形状の枠部31と、枠部31の内部において、プロペラファン4の半径方向Eに互いに離間して配置され、吹出グリル6の中心Oの周方向に延びる複数のリブ32と、当該半径方向Eへ向けて放射状に広がるように配置され、リブ32間を連結する複数の半径方向桟33と、中心Oに配置され、半径方向桟33と連結する中央板部34とを備えている。これらの枠部31、リブ32、半径方向桟33および中央板部34は、合成樹脂などによって一体成形されている。
複数のリブ32は、プロペラファン4の半径方向Eに互いに離間して配置され、具体的には、少なくとも3つ以上のリブ32が、半径方向Eに並んで配置されている。各リブ32は、回転軸方向Cと平行に延びている。リブ32間の隙間35は、吹出口11aから吹き出した空気が通過可能で、かつ指などの異物の挿入を防止できる程度の間隔に設定されている。
図3〜5に示されるように、プロペラファン4の回転軸方向C(すなわち、回転軸5aの延びる方向)における複数のリブ32の高さは、一部の領域において、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブから外側に位置するリブまで徐々に大きくなるように設定されている。具体的には、各リブ32は、吹出グリル6のうち当該吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに近い領域R1(すなわち、中心Oを通る垂線L1よりも吸込口13aに近い側の吹出グリル6の左半分の領域)にある第1部分32aと、その領域R1以外の吸込口13aから遠い領域R2(同吹出グリル6の右半分の領域)にある第2部分32bとを有する。ここで、半径方向Eに隣合うリブ32の第1部分32aの高さを比べると、半径方向内側の第1部分32aよりも半径方向外側の第1部分32aの方が高く、さらに、その半径方向外側の第1部分32aよりもさらに外側の第1部分32aの方が高くなるように、リブ32の第1部分32aの高さが設定されている。すなわち、リブ32の第1部分32aの高さは、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。例えば、図4に示されるリブ32の第1部分32a2の高さh2は、半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32a1の高さh1よりも高くなっている。したがって、リブ32の第1部分32aの先端は、図4に示されるように、半径方向E外側に位置するほど吹出口11aを向く側(図4の矢印Bの向き)に近くなるように階段状に並ぶ。
これらのリブ32の第1部分32aの高さは、例えば、図4および図8のグラフで示される。図8のグラフは、吹出グリル6の中心Oから当該吹出グリル6の外周端E1までの間の変化量Eと、それらの間のリブ32の第1部分32aの高さとの関係を示すグラフである。この図8のグラフの直線Iに示されるように、リブ32の第1部分32aの高さが一定の増加分で高さが徐々に増加する(すなわち線形的に増加する)ように設定されている。
一方、複数のリブ32において、吹出グリル6のうち当該吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aから遠い領域R2にあるリブ32の第2部分32bの高さは、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第2部分32bから外側に位置するリブ32の第2部分32bまで同じになるように設定されている。そのため、この領域R2では、同じ高さの第2部分32bが並んでいるので、平坦な形状になっている。
上記のように構成された室外機1では、ファンモータ5がプロペラファン4を回転駆動させると、ケーシング2外部の空気は、図2の矢印A1の向きに流れ、ケーシング2の側壁13および後壁12の吸込口13a、12aからケーシング2内部の熱交換室21aに導入される。熱交換室21aに導入された空気は、熱交換器3を通過して熱交換器3内部の冷媒と熱交換を行う。そして、熱交換された空気は、矢印A2のように、ケーシング2の前壁11に形成された吹出口11aから前方へ吹き出す。吹出口11aから吹き出した空気は、吹出グリル6を通過する。吹出グリル6の複数のリブ32において、吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに近い領域R1にある第1部分32aでは、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に高さが大きくなるように設定されている。そのため、これらリブ32の第1部分32aによってリブ32の第1部分32a間を流れる空気が半径方向外側へ流れないように回転軸方向Cへ案内することが可能になる。その結果、前壁11の吹出口11aから側壁13の吸込口13aへの空気の回り込み(図2の矢印A3の流れ)を阻止することが可能である。
(第1実施形態の特徴)
(1)
第1実施形態の室外機1では、吹出グリル6の複数のリブ32において、吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに近い領域R1に位置する第1部分32aの高さが、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、吸込口13aへ回り込む空気が少ない半径方向E内側のリブ32の第1部分32aについては当該リブ32の第1部分32aの高さを低く抑えることによってリブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加を抑えることが可能である。その一方で、プロペラファン4の半径方向E外側では、風速が大きく、吸込口13aへ回り込む空気が多いので、当該半径方向E外側に近づくにつれて当該半径方向E外側に位置するリブ32の第1部分32aの高さを徐々に高くしていくことにより、吹出口11aから吸込口13aへの空気の流れを積極的に阻止することが可能である。その結果、複数のリブ32の第1部分32aによってショートサーキット(すなわち、図2の矢印A3の空気の流れ)を防止しながら、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加を抑えることができる。その結果、消費電力および騒音を抑えることが可能である。
(1)
第1実施形態の室外機1では、吹出グリル6の複数のリブ32において、吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに近い領域R1に位置する第1部分32aの高さが、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、吸込口13aへ回り込む空気が少ない半径方向E内側のリブ32の第1部分32aについては当該リブ32の第1部分32aの高さを低く抑えることによってリブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加を抑えることが可能である。その一方で、プロペラファン4の半径方向E外側では、風速が大きく、吸込口13aへ回り込む空気が多いので、当該半径方向E外側に近づくにつれて当該半径方向E外側に位置するリブ32の第1部分32aの高さを徐々に高くしていくことにより、吹出口11aから吸込口13aへの空気の流れを積極的に阻止することが可能である。その結果、複数のリブ32の第1部分32aによってショートサーキット(すなわち、図2の矢印A3の空気の流れ)を防止しながら、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加を抑えることができる。その結果、消費電力および騒音を抑えることが可能である。
(2)
吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに近い領域R1では、吹出口11aから吸込口13aへ空気がとくに回り込みやすい。そこで、第1実施形態の室外機1では、吸込口13a側の領域R1において、複数のリブ32の第1部分32aの高さは、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、ショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに近い領域R1では、吹出口11aから吸込口13aへ空気がとくに回り込みやすい。そこで、第1実施形態の室外機1では、吸込口13a側の領域R1において、複数のリブ32の第1部分32aの高さは、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、ショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
(3)
第1実施形態の室外機1では、吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに遠い領域R2では、吹出口11aから吸込口13aへ回り込む空気がほとんどないので、そのような領域R2において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定されている。この領域R2では、同じ高さのリブ32の第2部分32bが並んでいるので、平坦な形状になっているので、吹出グリル6の形状を簡素化することが可能である。
第1実施形態の室外機1では、吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに遠い領域R2では、吹出口11aから吸込口13aへ回り込む空気がほとんどないので、そのような領域R2において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定されている。この領域R2では、同じ高さのリブ32の第2部分32bが並んでいるので、平坦な形状になっているので、吹出グリル6の形状を簡素化することが可能である。
(第1実施形態の変形例)
(A)
上記第1実施形態の室外機1では、図4および図8のグラフの直線Iに示されるように、吹出グリル6のリブ32の第1部分32aの高さが一定の増加分で高さが徐々に増加する(すなわち線形的に増加する)ように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されていれば、リブ32の第1部分32aの高さの増加の仕方をいろいろ設定することが可能である。
(A)
上記第1実施形態の室外機1では、図4および図8のグラフの直線Iに示されるように、吹出グリル6のリブ32の第1部分32aの高さが一定の増加分で高さが徐々に増加する(すなわち線形的に増加する)ように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されていれば、リブ32の第1部分32aの高さの増加の仕方をいろいろ設定することが可能である。
例えば、図6および図8のグラフの曲線IIに示されるように、吹出グリル6のリブ32の第1部分32aの高さを、半径方向E内側のリブ32の第1部分32aから外側のリブ32の第1部分32aへ向かうにつれて累乗的に増加(例えば、Y=X2のように変化)するようにしてもよい。その場合、半径方向E外側へ向かうにつれて、隣合うリブ32の第1部分32aの高さの差が徐々に大きくなる。
さらに、図7および図8のグラフの曲線IIIに示されるように、吹出グリル6のリブ32の第1部分32aの高さを、半径方向E内側のリブ32から外側のリブ32へ向かうにつれて対数的に増加(例えば、Y=log10Xのように変化)するようにしてもよい。その場合、半径方向E外側へ向かうにつれて、隣合うリブ32の第1部分32aの高さの差が徐々に小さくなる。
上記図6〜7に示されるような吹出グリル6の形状であっても、上記第1実施形態の吹出グリル6(図4参照)と同様に、複数のリブ32の第1部分32aによってショートサーキット(すなわち、図2の矢印A3の空気の流れ)を防止しながら、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加を抑えることができ、その結果、消費電力および騒音を抑えることが可能である。
(B)
上記実施形態では、リブ32の第1部分32aの高さが一定の増加分で高さが徐々に増加する(すなわち線形的に増加する)ように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、そのうちの一部の隣接するリブ32の第1部分32aの高さが同じであってもよい。
上記実施形態では、リブ32の第1部分32aの高さが一定の増加分で高さが徐々に増加する(すなわち線形的に増加する)ように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、そのうちの一部の隣接するリブ32の第1部分32aの高さが同じであってもよい。
(C)
また、上記第1実施形態の吹出グリル6では、複数のリブ32の第1部分32aが半径方向Eに連続的に並んでいるが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示されるように、リブ32の第1部分32aの間に当該リブ32の第1部分32aと平行に延びる桟38などが介在して、リブ32の第1部分32aが間引いて配置されるようにしてもよい。そのような構成では、複数のリブ32の第1部分32aは、プロペラファン4の半径方向Eにおいて、リブ32の第1部分32aと平行に延びる桟38をリブ32の第1部分32a間に介在した状態で配置されているので、リブ32の第1部分32aの間隔を広げることが可能になる。その結果、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。また、リブ32の第1部分32aの間隔を広くしても、桟38によって吹出口11aへの異物の侵入を防止することができる。
また、上記第1実施形態の吹出グリル6では、複数のリブ32の第1部分32aが半径方向Eに連続的に並んでいるが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示されるように、リブ32の第1部分32aの間に当該リブ32の第1部分32aと平行に延びる桟38などが介在して、リブ32の第1部分32aが間引いて配置されるようにしてもよい。そのような構成では、複数のリブ32の第1部分32aは、プロペラファン4の半径方向Eにおいて、リブ32の第1部分32aと平行に延びる桟38をリブ32の第1部分32a間に介在した状態で配置されているので、リブ32の第1部分32aの間隔を広げることが可能になる。その結果、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。また、リブ32の第1部分32aの間隔を広くしても、桟38によって吹出口11aへの異物の侵入を防止することができる。
(D)
上記の第1実施形態の吹出グリル6では、図4に示されるように複数のリブ32の第1部分32aが回転軸方向Cに沿って平行に延び、それぞれのリブ32の第1部分32aの断面が矩形形状を有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図10のように、リブ32の第1部分32aの先端32cを半径方向内側へ向けて、リブ32の第1部分32aの全体の形状を円弧形状になるようにしてもよい。その場合、半径方向Eの内側から外側へ向けて傾斜して流れる空気流れA4を円滑に回転軸方向Cへ案内することが可能になり、リブ32の第1部分32aの先端32c付近で気流の剥離が生じて騒音などが発生するおそれを低減することが可能である。
上記の第1実施形態の吹出グリル6では、図4に示されるように複数のリブ32の第1部分32aが回転軸方向Cに沿って平行に延び、それぞれのリブ32の第1部分32aの断面が矩形形状を有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図10のように、リブ32の第1部分32aの先端32cを半径方向内側へ向けて、リブ32の第1部分32aの全体の形状を円弧形状になるようにしてもよい。その場合、半径方向Eの内側から外側へ向けて傾斜して流れる空気流れA4を円滑に回転軸方向Cへ案内することが可能になり、リブ32の第1部分32aの先端32c付近で気流の剥離が生じて騒音などが発生するおそれを低減することが可能である。
(E)
上記第1実施形態では、吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに遠い領域R2において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸込口13aに近い領域R1内の複数のリブ32の第1部分32aと同様に、領域R2のリブ32の第2部分32bの高さも、半径方向E内側のリブ32の第1部分32aから外側のリブ32の第1部分32aへ向かうにつれて大きくなるように設定してもよい。
上記第1実施形態では、吹出グリル6の中心Oよりも吸込口13aに遠い領域R2において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸込口13aに近い領域R1内の複数のリブ32の第1部分32aと同様に、領域R2のリブ32の第2部分32bの高さも、半径方向E内側のリブ32の第1部分32aから外側のリブ32の第1部分32aへ向かうにつれて大きくなるように設定してもよい。
(F)
上記第1実施形態では、吹出グリル6の複数のリブ32は、当該吹出グリル6の中心Oの周方向に円弧状に延びているが、本発明はこれに限定されるものではなく、直線状に延びるリブを直線L1と平行になるように半径方向Eに並べて配置してもよい。その場合も、半径方向E外側に近づくにつれて当該半径方向E外側に位置するリブの高さを徐々に高くしていくことにより、吹出口11aから吸込口13aへの空気の流れを積極的に阻止することが可能である。
上記第1実施形態では、吹出グリル6の複数のリブ32は、当該吹出グリル6の中心Oの周方向に円弧状に延びているが、本発明はこれに限定されるものではなく、直線状に延びるリブを直線L1と平行になるように半径方向Eに並べて配置してもよい。その場合も、半径方向E外側に近づくにつれて当該半径方向E外側に位置するリブの高さを徐々に高くしていくことにより、吹出口11aから吸込口13aへの空気の流れを積極的に阻止することが可能である。
(第2実施形態)
上記第1実施形態の吹出グリル6では、側壁13の吸込口13aに近い領域の一例として、吹出グリル6の中心Oを通る垂線L1よりも吸込口13aに近い領域R1(すなわち、吹出グリル6の左半分の領域)が例示され、その領域R1において複数のリブ32の第1部分32aの高さをプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸込口13aに近い領域の他の例として、種々の領域を設定することが可能である。
上記第1実施形態の吹出グリル6では、側壁13の吸込口13aに近い領域の一例として、吹出グリル6の中心Oを通る垂線L1よりも吸込口13aに近い領域R1(すなわち、吹出グリル6の左半分の領域)が例示され、その領域R1において複数のリブ32の第1部分32aの高さをプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸込口13aに近い領域の他の例として、種々の領域を設定することが可能である。
例えば、第2実施形態として、図11〜12に示されるように、吹出グリル41の対角線で4分割したうちの吸込口13aに近い1/4の領域R3において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
具体的には、領域R3は、矩形形状の吹出グリル6において、吹出グリル41の4つの角部42a、42b、42c、42dのうちの吸込口13aに近い角部42aおよび角部42bと吹出グリル41の中心Oとをそれぞれ結ぶ直線L21、L22によって囲まれた領域である。直線L21は、角部42aと角部42dとの対角線の一部を構成する。直線L22は、角部42bと角部42cとの対角線の一部を構成する。
複数のリブ32において領域R3内にある複数のリブ32の第1部分32aの高さは、上記第1実施形態と同様に、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように、例えば線形的に増加するように設定されている。
吹出グリル41の中心Oを通る対角線で当該吹出グリル41を4分割したうちの吸込口13aに近い1/4の領域R3では、吹出口11aから吸込口13aへ空気がとくに回り込みやすい。そこで、第2実施形態では、そのような領域R3において複数のリブ32の第1部分32aの高さは、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、ショートサーキットをより効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をより一層抑えることが可能になり、消費電力および騒音をより一層抑えることが可能である。
また、この第2実施形態の吹出グリル41においても、吸込口13aから遠い領域R4のリブ32の第2部分32bの高さは同じに設定されている。すなわち、図11〜12に示される複数のリブ32の第2部分32bの高さは、吹出グリル41を当該吹出グリル41の中心Oを通る対角線で4分割したうちの吸込口13aに近い1/4の領域R3以外の領域R4において、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで同じになるように設定されている。この領域R4では、吹出口11aから吸込口13aへ回り込む空気が少ないので、そのような領域R4において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じにすることにより、吹出グリル41の形状を簡素化することが可能である。
なお、吹出グリル41の上記以外の構造については、第1実施形態の吹出グリル6の構造と共通している。
(第2実施形態の変形例)
上記第2実施形態の吹出グリル41では、図12に示されるように、吸込口13aに近い1/4の領域R3では複数のリブ32の第1部分32aが他の領域R4のリブ32の第2部分32bよりも高い。そのため、直線L21、L22の位置においてリブ32の第1部分32aとリブ32の第2部分32bとの間に垂直に切り立った段差部が生じ、作業者の指などがこの段差部に接触するおそれがある。また、段差部で気流の剥離が生じて騒音が発生するおそれがある。そこで、図13に示されるように、リブ32の第1部分32aとリブ32の第2部分32bとの間の段差を滑らかにつなぐように斜めに延びる面取り部43を形成してもよい。これにより、垂直に切り立った段差部を無くすことが可能であり、段差部による指など接触や騒音の発生などを回避することが可能である。。
上記第2実施形態の吹出グリル41では、図12に示されるように、吸込口13aに近い1/4の領域R3では複数のリブ32の第1部分32aが他の領域R4のリブ32の第2部分32bよりも高い。そのため、直線L21、L22の位置においてリブ32の第1部分32aとリブ32の第2部分32bとの間に垂直に切り立った段差部が生じ、作業者の指などがこの段差部に接触するおそれがある。また、段差部で気流の剥離が生じて騒音が発生するおそれがある。そこで、図13に示されるように、リブ32の第1部分32aとリブ32の第2部分32bとの間の段差を滑らかにつなぐように斜めに延びる面取り部43を形成してもよい。これにより、垂直に切り立った段差部を無くすことが可能であり、段差部による指など接触や騒音の発生などを回避することが可能である。。
(第3実施形態)
上記第2実施形態の吹出グリル41では、図11〜12に示されるように吹出グリル41の対角線で4分割したうちの吸込口13aに近い1/4の領域R3において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸込口13aに近い領域のさらに他の例として、以下のような領域も設定することが可能である。
上記第2実施形態の吹出グリル41では、図11〜12に示されるように吹出グリル41の対角線で4分割したうちの吸込口13aに近い1/4の領域R3において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸込口13aに近い領域のさらに他の例として、以下のような領域も設定することが可能である。
すなわち、第3実施形態として、図14〜15に示される吹出グリル51のように、ケーシング2前壁11の角部11a、11bと吹出グリル51の中心Oとを結んだ線L31、L32で囲まれた領域R5において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
具体的には、領域R5は、矩形形状の前壁11の4つの角部11a、11b、11c、11dのうちの吸込口13aに近い角部11aおよび角部11bと吹出グリル51の中心Oとをそれぞれ結ぶ直線L31、L32によって囲まれた領域である。
複数のリブ32において領域R5内にある複数のリブ32の第1部分32aの高さは、上記第1〜2実施形態と同様に、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように、例えば線形的に増加するように設定されている。
吹出口11aを有する前壁11の四隅の角部11a〜11dのうち吸込口13aに近い2つの角部11a、11bと吹出グリル51の中心Oとによって囲まれた領域R5では、吹出口11aから吸込口13aへ空気がとくに回り込みやすい。そこで、第3実施形態では、そのような領域R5において複数のリブ32の第1部分32aの高さは、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、ショートサーキットをより効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をより一層抑えることが可能になり、消費電力および騒音をより一層抑えることが可能である。
また、この第3実施形態の吹出グリル51においても、吸込口13aから遠い領域R64のリブ32の第2部分32bの高さは同じに設定されている。すなわち、図14〜15に示される複数のリブ32の第1部分32aの高さは、吸込口13aに近い前壁11の2つの角部11a、11bと吹出グリル51の中心Oとによって囲まれた領域R5以外の領域R6において、プロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで同じになるように設定されている。この領域R6では、吹出口11aから吸込口13aへ回り込む空気が少ないので、そのような領域R6において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じにすることにより、吹出グリル51の形状を簡素化することが可能である。
なお、吹出グリル51の上記以外の構造については、第1実施形態の吹出グリル6の構造と共通している。
(第4実施形態)
上記第1〜第3実施形態の室外機1では、前壁11に1つの吹出口11aが開口し、当該吹出口11aに1つの吹出グリル6が取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ケーシングの前壁に2つの開口を有する吹出口が形成されている場合において、各開口に取り付けられた吹出グリルのリブの高さを変えてもよい。
上記第1〜第3実施形態の室外機1では、前壁11に1つの吹出口11aが開口し、当該吹出口11aに1つの吹出グリル6が取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ケーシングの前壁に2つの開口を有する吹出口が形成されている場合において、各開口に取り付けられた吹出グリルのリブの高さを変えてもよい。
例えば、図16に示される室外機61は、縦長の直方体形状のケーシング62と、2つの吹出グリルとして、例えば、上記第1実施形態の吹出グリル6(図1〜5参照)とを備えている。ケーシング62は、吹出口65を有する前壁63と、吸込口64aを有する側壁64とを有する。吹出口65は、第1開口65aと、第2開口65bとを有する。第1開口65aおよび第2開口65bは、それぞれ矩形形状を有しており、前壁63と側壁64とが接合される縁66が延びる方向(例えば図16における垂直方向)に並んで配置されている。第1開口65aとおよび第2開口65bの大きさは、それぞれ吹出グリル6の矩形の外周縁と同じか若干小さい大きさになるように設定される。吸込口64aは、側壁64の全高よりもやや狭い範囲に形成されている。吸込口64aの上下方向の幅は、吹出口65の上側の開口65aの上縁から下側の開口65bの下縁までの幅よりも広い。
ケーシング62の内部において、吹出口65の第1開口65aおよび第2開口65bに対向する位置には、それぞれ、プロペラファン(図示せず)が配置されている。
さらに、吹出グリル6は、前壁63の前面側において、第1開口65aおよび第2開口65baを覆う位置にそれぞれ配置されている。
上記第4実施形態の室外機61のように、吹出口65が第1開口65aおよび第2開口65bを有し、各開口65a、65bに吹出グリル6が配置される場合においても、各吹出グリル6における中心Oよりも吸込口64aに近い領域R1(すなわち、すなわち、中心Oを通る垂線L1よりも吸込口64aに近い側の吹出グリル6の左半分の領域)では、各開口65a、65bから吸込口64aへ空気が回り込みやすく、ショートサーキットが発生しやすい。しかし、本実施形態では、各吹出グリル6における領域R1において複数のリブ32の第1部分32aの高さが図4に示されるようにプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されているので、各開口65a、65bから吹き出す空気によるショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
(第4実施形態の変形例)
(A)
上記第4実施形態の室外機61では、吹出口65の2つの開口65a、65bにそれぞれ、中心Oよりも吸込口64aに近い領域R1のリブ32の第1部分32aが半径方向外側に向かうにつれて徐々に大きくなっている吹出グリル6が取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。吸込口64aに近い領域のリブが半径方向外側に向かうにつれて徐々に大きくなっている吹出グリルであれば、種々の形状の吹出グリルを吹出口65の2つの開口65a、65bに取り付けて用いることが可能である。
(A)
上記第4実施形態の室外機61では、吹出口65の2つの開口65a、65bにそれぞれ、中心Oよりも吸込口64aに近い領域R1のリブ32の第1部分32aが半径方向外側に向かうにつれて徐々に大きくなっている吹出グリル6が取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。吸込口64aに近い領域のリブが半径方向外側に向かうにつれて徐々に大きくなっている吹出グリルであれば、種々の形状の吹出グリルを吹出口65の2つの開口65a、65bに取り付けて用いることが可能である。
例えば、第4実施形態の変形例として、図17に示されるように、第2実施形態の吹出グリル41(図11〜12参照)を吹出口65の2つの開口65a、65bに取り付けてもよい。各吹出グリル41における吹出グリル41の中心Oを通る対角線で当該吹出グリル6を4分割したうちの吸込口64aに近い1/4の領域R3(すなわち、吸込口13aに近い吹出グリル41の角部42aおよび角部42bと吹出グリル41の中心Oとをそれぞれ結ぶ直線L21、L22によって囲まれた領域)では、各開口65a、65bから吸込口64aへ空気が回り込みやすく、ショートサーキットが発生しやすい。しかし、各吹出グリル41における領域R3において複数のリブ32の第1部分32aの高さが図11〜12に示されるようにプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されているので、各開口65a、65bから吹き出す空気によるショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
(B)
また、第4実施形態の他の変形例として図18に示されるように、吹出口65の2つの開口65a、65bにそれぞれ取り付けられる吹出グリルとして、吹出グリル71、72のように、ケーシング62の前壁63の角部63a、63bと吹出グリル71の中心O1とを結んだ線L41、L42および当該角部63a、63bと吹出グリル72の中心O2とを結んだ線L43、L44によって囲まれた領域R7において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
また、第4実施形態の他の変形例として図18に示されるように、吹出口65の2つの開口65a、65bにそれぞれ取り付けられる吹出グリルとして、吹出グリル71、72のように、ケーシング62の前壁63の角部63a、63bと吹出グリル71の中心O1とを結んだ線L41、L42および当該角部63a、63bと吹出グリル72の中心O2とを結んだ線L43、L44によって囲まれた領域R7において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
この領域7は、具体的には、矩形形状の前壁63の4つの角部63a、63b、63c、63dのうちの吸込口64aに近い角部63aおよび角部63bのうちの当該角部63aと上側の開口65aに取り付けられた吹出グリル71の中心O1とを結ぶ直線L41と、当該中心O1と角部63bとを結ぶ線のうちの当該線上の途中の点P1と中心O1との線分である直線L42と、下側の開口65bに取り付けられた吹出グリル72の当該中心O2と角部64aとを結ぶ線のうちの当該線上の途中の点P1と中心O2との線分である直線L43と、角部63bと中心O2とを結ぶ直線L44とによって囲まれた領域である。上記の中心O1と角部63bとを結ぶ線は、中心O2と角部63aとを結ぶ線と点P1で交わっている。
各吹出グリル71、72は、吸込口64aに近い上記の領域R7において複数のリブ32の第1部分32aの高さが図4の吹出グリル6のようにプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、吸込口64aに近い領域7において各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込むショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
なお、領域R7以外の領域R8では、各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込む空気がほとんどないので、そのような領域R8において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定することにより、吹出グリル71、72の形状の簡素化を図ることが可能である。
(C)
また、第4実施形態のさらに他の変形例として図19に示されるように、吹出口65の2つの開口65a、65bにそれぞれ取り付けられる吹出グリルとして、上下に並んで配置された吹出グリル73、74のように、上側の吹出グリル73における吸込口64aに近い上側の角部73aと当該吹出グリル73の中心O3を結ぶ直線L51と、当該中心O3と下側の吹出グリル74の中心O4とを結ぶ直線L52と、当該吹出グリル74における吸込口64aに近い下側の角部74aと当該中心O4を結ぶ直線L53とによって囲まれた領域R9において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
また、第4実施形態のさらに他の変形例として図19に示されるように、吹出口65の2つの開口65a、65bにそれぞれ取り付けられる吹出グリルとして、上下に並んで配置された吹出グリル73、74のように、上側の吹出グリル73における吸込口64aに近い上側の角部73aと当該吹出グリル73の中心O3を結ぶ直線L51と、当該中心O3と下側の吹出グリル74の中心O4とを結ぶ直線L52と、当該吹出グリル74における吸込口64aに近い下側の角部74aと当該中心O4を結ぶ直線L53とによって囲まれた領域R9において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
各吹出グリル73、74は、吸込口64aに近い上記の領域R9において複数のリブ32の第1部分32aの高さが図4の吹出グリル6のようにプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、吸込口64aに近い領域7において各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込むショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
なお、領域R9以外の領域R10では、各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込む空気がほとんどないので、そのような領域R10において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定することにより、吹出グリル73、74の形状の簡素化を図ることが可能である。
(D)
さらに、第4実施形態のさらに他の変形例として図20に示される吹出グリル75、76のように、ケーシング62の前壁63における吸込口64aに近い上側の角部63aと上側の吹出グリル75の中心O5を結ぶ直線L61と、当該中心O5と下側の吹出グリル76の中心O6とを結ぶ直線L62と、前壁63における吸込口64aに近い下側の角部63bと当該中心O6を結ぶ直線L63とによって囲まれた領域R11において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
さらに、第4実施形態のさらに他の変形例として図20に示される吹出グリル75、76のように、ケーシング62の前壁63における吸込口64aに近い上側の角部63aと上側の吹出グリル75の中心O5を結ぶ直線L61と、当該中心O5と下側の吹出グリル76の中心O6とを結ぶ直線L62と、前壁63における吸込口64aに近い下側の角部63bと当該中心O6を結ぶ直線L63とによって囲まれた領域R11において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
各吹出グリル75、76は、吸込口64aに近い上記の領域R11において複数のリブ32の第1部分32aの高さが図4の吹出グリル6のようにプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、吸込口64aに近い領域7において各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込むショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
なお、領域R11以外の領域R12では、各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込む空気がほとんどないので、そのような領域R12において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定することにより、吹出グリル75、76の形状の簡素化を図ることが可能である。
(E)
さらに、第4実施形態のさらに他の変形例として、上記変形例(B)の吹出グリル71、72(図18参照)を若干変形した形で、図21に示される吹出グリル77、78のように、領域R13において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
さらに、第4実施形態のさらに他の変形例として、上記変形例(B)の吹出グリル71、72(図18参照)を若干変形した形で、図21に示される吹出グリル77、78のように、領域R13において、リブ32の第1部分32aの高さを変えるようにしてもよい。
領域R13は、上側の吹出グリル77の吸込口64aに近い上側の角部77aと当該吹出グリル77の中心O7とを結ぶ直線L71と、当該中心O1と矩形形状の前壁63における吸込口64aに近い下側の角部63bとを結ぶ線のうちの当該線上の途中の点P2と中心O7との線分である直線L72と、下側の吹出グリル78の中心O8と前壁63における吸込口64aに近い上側の角部63aとを結ぶ線のうちの当該線上の途中の点P2と中心O8との線分である直線L73と、当該吹出グリル78の吸込口64aに近い下側の角部78aと中心O8とを結ぶ直線L74とによって囲まれた領域である。上記の中心O7と角部63bとを結ぶ線は、中心O8と角部63aとを結ぶ線と点P2で交わっている。
各吹出グリル77、78は、吸込口64aに近い上記の領域R13において複数のリブ32の第1部分32aの高さが図4の吹出グリル6のようにプロペラファン4の半径方向E内側に位置するリブ32の第1部分32aから外側に位置するリブ32の第1部分32aまで徐々に大きくなるように設定されている。これにより、吸込口64aに近い領域7において各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込むショートサーキットを効果的に防止することができる。それとともに、リブ32の第1部分32aによる空気抵抗の増加をさらに抑えることが可能になり、消費電力および騒音をさらに抑えることが可能である。
なお、領域R13以外の領域R14では、各開口65a、65bから吹き出す空気が吸込口64aへ回り込む空気がほとんどないので、そのような領域R14において複数のリブ32の第2部分32bの高さを同じになるように設定することにより、吹出グリル77、78の形状の簡素化を図ることが可能である。
(F)
上記の第4実施形態の室外機61では、ケーシング62の前壁63に2つの開口65a、65bを有する吹出口65が形成されている例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、3個以上の開口を有する吹出口を有する構成であってもよい。その場合も、上記の第4実施形態と同様に各開口に取り付けられた吹出グリルのリブの高さを変えるようにすれば、上記の第4実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
上記の第4実施形態の室外機61では、ケーシング62の前壁63に2つの開口65a、65bを有する吹出口65が形成されている例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、3個以上の開口を有する吹出口を有する構成であってもよい。その場合も、上記の第4実施形態と同様に各開口に取り付けられた吹出グリルのリブの高さを変えるようにすれば、上記の第4実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
1、61 室外機
2、62 ケーシング
3 熱交換器
4 プロペラファン
6、41、51、71〜78 吹出グリル
11、63 前壁
11a、65 吹出口
13 側壁
13a 吸込口
32 リブ
32a 第1部分
32b 第2部分
38 桟
65a 第1開口
65b 第2開口
2、62 ケーシング
3 熱交換器
4 プロペラファン
6、41、51、71〜78 吹出グリル
11、63 前壁
11a、65 吹出口
13 側壁
13a 吸込口
32 リブ
32a 第1部分
32b 第2部分
38 桟
65a 第1開口
65b 第2開口
Claims (9)
- 空気調和機の室外機(1、61)であって、
吹出口(11a、65)を有する第1壁(11、63)および吸込口(13a、64a)を有する第2壁(13、64)を有し、前記第1壁(11、63)が前記第2壁(13、64)に隣接して当該第2壁(13、64)と異なる方向を向くケーシング(2、62)と、
前記ケーシング(2、62)の内部に収納され、前記吹出口(11a、65)に対向する位置に配置されたファン(4)と、
前記吹出口(11a、65)に配置され、前記ファン(4)の半径方向に互いに離間して配置された複数のリブ(32)を有するグリル(6、41、51、71〜78)と
を備えており、
前記ファン(4)の回転軸方向における前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(6、41、51、71〜78)の少なくとも一部の領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定されている、
室外機(1、61)。 - 前記グリル(6)は、前記リブ(32)の間において当該リブ(32)と平行に延びる桟(38)をさらに備えており、
前記リブ(32)は、当該リブ(32)の間に前記桟(38)を介在した状態で、前記半径方向に並んで配置されている、
請求項1に記載の室外機(1)。 - 前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(6)のうち当該グリル(6)の中心よりも前記吸込口(13a、64a)に近い領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定されている、
請求項1または2に記載の室外機(1、61)。 - 前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(6)のうち当該グリル(6)の中心よりも前記吸込口(13a、64a)から遠い領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで同じになるように設定されている、
請求項3に記載の室外機(1、61)。 - 前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(41)を当該グリル(41)の中心を通る対角線で4分割したうちの前記吸込口(13a、64a)に近い1/4の領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように設定されている、
請求項1または2に記載の室外機(1、61)。 - 前記複数のリブ(32)の高さは、前記グリル(41)を当該グリル(41)の中心を通る対角線で4分割したうちの前記吸込口(13a、64a)に近い1/4の領域以外の領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで同じになるように設定されている、
請求項5に記載の室外機(1、61)。 - 前記第1壁(11、63)は、矩形形状を有しており、
前記複数のリブ(32)の高さは、前記第1壁(11、63)の四隅の角部うち前記吸込口(13a、64a)に近い2つの角部と前記グリル(51、71、72)の中心とによって囲まれた領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで徐々に大きくなるように、設定されている、
請求項1または2に記載の室外機(1、61)。 - 前記複数のリブ(32)の高さは、前記第1壁(11、63)の四隅の角部うち前記吸込口(13a、64a)に近い2つの角部と前記グリル(51、71、72)の中心とによって囲まれた領域以外の領域において、前記ファン(4)の半径方向内側に位置するリブ(32)から外側に位置するリブ(32)まで同じになるように設定されている、
請求項7に記載の室外機(1、61)。 - 前記吹出口(65)は、第1開口(65a)と、第2開口(65b)とを有しており、
前記第1開口(65a)および前記第2開口(65b)は、前記第1壁(63)と前記第2壁(64)とが接合される縁(66)が延びる方向に並んで配置され、
前記グリル(6、41、51、71〜78)は、前記第1開口(65a)および前記第2開口(65b)にそれぞれ配置されている、
請求項1から8のいずれかに記載の室外機(61)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013181302A JP2015048989A (ja) | 2013-09-02 | 2013-09-02 | 室外機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2013-09-02 JP JP2013181302A patent/JP2015048989A/ja active Pending
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