JP6234361B2 - 送風装置 - Google Patents

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    • F04D25/16Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows
    • F04D25/166Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows using fans

Description

本発明は、複数の遠心送風機を箱体内に組込んだ送風装置に関する。
従来、建物内の空間を換気する換気装置には、複数の遠心送風機を備える送風装置を用いることがある。このような送風装置は、遠心式ファンとこれを駆動する電動機とを有する複数の遠心送風機が、箱体内に組込まれて構成される。特許文献1では、2台の遠心送風機を送風方向および遠心式ファンの回転軸に沿った方向にずらして配置することで、箱体に形成されたメンテナンス開口から、両方の送風機をメンテナンス可能とする構成が開示されている。
特許第5012260号公報
遠心送風機には、ファンケーシングの一側面に送風機吸込口が形成された片吸込型遠心送風機と、ファンケーシングの両側面に送風機吸込口が形成された両吸込型遠心送風機とがある。箱体内に両吸込型遠心送風機を組み込んで送風装置を構成した場合には、両吸込型遠心送風機同士の間で、一方の両吸込型遠心送風機の送風機吸込口に向かう気流と、この気流とは逆に他方の両吸込型遠心送風機の送風機吸込口に向かう気流とが発生する。箱体内での両吸込型遠心送風機同士の遠心式ファンの回転軸に沿った方向へのずれ量が小さすぎると、互いに逆方向を向く気流間で干渉が生じ、送風効率が低下するおそれがある。そのため、両吸込型遠心送風機同士の遠心式ファンの回転軸に沿った方向へのずれ量を確保する必要があり、装置の小型化が妨げられる場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の遠心送風機を組み込みつつ、送風効率の向上と装置の小型化を図ることのできる送風装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、互いに対向する第1の壁と第2の壁を有し、箱体吸込口と箱体吐出口が形成された箱体と、第1の遠心式ファンと第1の遠心式ファンを回転させる第1の電動機を有して箱体の内部に収容され、第1の遠心式ファンの両側に空気を吸い込む送風機吸込口が形成された第1の遠心送風機と、第2の遠心式ファンと第2の遠心式ファンを回転させる第2の電動機を有して箱体の内部に収容され、第2の遠心式ファンの片側から空気を吸い込む送風機吸込口が形成された第2の遠心送風機と、を備え、第1の遠心送風機は、一方の送風機吸込口を第1の壁に向けて配置され、第2の遠心送風機は、送風機吸込口を第1の壁に向けて配置され、第2の遠心送風機は、第1の遠心送風機よりも空気の吐出方向の下流側、かつ第1の遠心送風機よりも第1の壁側にずらして配置されることを特徴とする。
本発明にかかる送風装置によれば、複数の遠心送風機を組み込みつつ、送風効率の向上と装置の小型化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる送風装置の斜視図 実施の形態1にかかる送風装置を側方から見た図であって、メンテナンスパネルを外した状態を示す図 実施の形態1にかかる送風装置を上方から見た断面図 実施の形態1における第1の遠心送風機の斜視図 比較例にかかる送風装置を上方から見た断面図 本発明の実施の形態2にかかる送風装置を上方から見た断面図 本発明の実施の形態3にかかる送風装置を上方から見た断面図 本発明の実施の形態4にかかる送風装置を上方から見た断面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる送風装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる送風装置の斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる送風装置を側方から見た図であって、メンテナンスパネルを外した状態を示す図である。図3は、実施の形態1にかかる送風装置を上方から見た断面図である。図4は、実施の形態1における第1の遠心送風機の斜視図である。本発明の実施の形態1に係る送風装置70は、建物内に設けられて、建物内の空間を換気する換気装置である。
送風装置70は、内部に送風機を収容する空間が形成された箱体である外側ケーシング1を備える。外側ケーシング1は、第1の壁1aと、第1の壁1aに対向する第2の壁1bとを有して直方体形状を呈している。第2の壁1bには、メンテナンス用のメンテナンス開口8が形成されている。メンテナンス開口8は、着脱可能なメンテナンスパネル15で塞がれている。外側ケーシング1には、第1の壁1aおよび第2の壁1bと異なる壁に、内部に空気を吸い込む箱体吸込口2が形成されている。箱体吸込口2が形成されている壁と対向する壁には、外側ケーシング1の外部に空気を吐き出す箱体吐出口3が形成されている。
外側ケーシング1の内部には、第1の遠心送風機4と第2の遠心送風機5が組み込まれている。第1の遠心送風機4は、第1の電動機41によって回転軸42を中心に回転される第1の遠心式ファン43が、ファンケーシング44に収容されて構成される。ファンケーシング44には、回転軸42の延長線と交差する面の両面に空気を吸い込む送風機吸込口44aが形成されている。すなわち、第1の遠心送風機4は、第1の遠心式ファン43の両側から空気を吸い込む両吸込型遠心送風機である。ファンケーシング44には、回転軸42と垂直となる方向に空気を吐き出す送風機吐出口44bが形成されている。図4にも示すように、両吸込型遠心送風機である第1の遠心送風機4では、第1の電動機41は、一方の送風機吸込口44a側に設けられている。
第2の遠心送風機5は、第2の電動機51によって回転軸52を中心に回転される第2の遠心式ファン53が、ファンケーシング54に収容されて構成される。ファンケーシング54には、回転軸52の延長線と交差する面のうち一方の面に空気を吸い込む送風機吸込口54aが形成されている。ファンケーシング54には、回転軸52と垂直となる方向に空気を吐き出す送風機吐出口54bが形成されている。すなわち、第2の遠心送風機5は、第2の遠心式ファン53の片側から空気を吸い込む片吸込型遠心送風機である。片吸込型遠心送風機である第2の遠心送風機5では、第2の電動機51は、送風機吸込口54aが形成された面の反対側となる面の外側に設けられている。
第1の遠心送風機4は、第1の電動機41が設けられていない送風機吸込口44aが、第1の壁1aに向けて配置される。第2の遠心送風機5は、送風機吸込口54aが、第1の壁1aに向けて配置される。第1の遠心送風機4と第2の遠心送風機5は、回転軸42の延長線および回転軸52の延長線が、第1の壁1aおよび第2の壁1bと交差するように外側ケーシング1内に配置され、空気の吐出方向が一致するようになっている。ここで、吐出方向が一致するとは、吐出方向が概ね一致することを含み、吐出方向が多少ずれた状態も、吐出方向が一致した状態に含まれる。本実施の形態1では、第1の遠心送風機4と第2の遠心送風機5の吐出方向が、図2および図3の紙面上で右方向に一致されている。
また、第2の遠心送風機5は、第1の遠心送風機4よりも第1の壁1a側にずらして配置されている。具体的には、第1の遠心送風機4のファンケーシング44の送風機吐出口44bが形成された面に、第2の遠心送風機5のファンケーシング54が重ならない位置に、第2の遠心送風機5がずらして配置されている。より具体的には、第1の壁1a側への第2の遠心送風機5のずれ量は、第1の遠心送風機4のファンケーシング44の送風機吐出口44bが形成された面の回転軸42に沿った方向の幅Xと等しくなっている。これにより、第1の遠心送風機4から吐出される空気の流れが第2の遠心送風機5によって妨げられにくくなる。
また、第2の遠心送風機5は、第1の遠心送風機4の空気の吐出方向の下流側にずらして配置されている。具体的には、第1の遠心送風機4のファンケーシング44の送風機吸込口44aが形成された面に、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の第2の電動機51が設けられた面が重ならない位置に、第2の遠心送風機5がずらして配置されている。より具体的には、吐出方向の下流側への第2の遠心送風機5のずれ量は、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の吐出方向に沿った幅Yと等しくなっている。これにより、第1の遠心送風機4の送風機吸込口44aが第2の遠心送風機5によって塞がれずに済む。第2の遠心送風機5の2方向へのずれによって、ファンケーシング44の吐出方向側の一辺とファンケーシング54の吐出方向と逆側の一辺とが接触する構成となる。
また、第1の遠心送風機4は、第1の電動機41を第2の壁1bに向けて、外側ケーシング1内に配置されている。また、第2の遠心送風機5は、第2の電動機51を第2の壁1bに向けて、外側ケーシング1内に配置されている。
第1の遠心送風機4のファンケーシング44の送風機吐出口44bが形成された面と、外側ケーシング1の第2の壁1bとの間には、仕切り壁19が設けられている。また、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の送風機吐出口54bが形成された面と、外側ケーシング1の第1の壁1aとの間には、仕切り壁19が設けられている。
外側ケーシング1の内部空間のうち、第1の遠心送風機4、第2の遠心送風機5および仕切り壁19よりも箱体吸込口2側となる領域が吸込風路20となり、箱体吐出口3側となる領域が吐出風路21となる。これは、外側ケーシング1の内部空間が、第1の遠心送風機4の送風機吸込口44aおよび第2の遠心送風機5の送風機吸込口54aが面する吸込風路20と、第1の遠心送風機4の送風機吐出口44bおよび第2の遠心送風機5の送風機吐出口54bが面する吐出風路21とに区切られていると換言できる。上述した第1の遠心送風機4、第2の遠心送風機5および仕切り壁19の配置によって、第2の遠心送風機5が有する第2の電動機51は、吐出風路21内に露出される。また、第2の電動機51は、第1の遠心送風機4の送風機吐出口44bに対向する位置に設けられることとなる。
図5は、比較例にかかる送風装置を上方から見た断面図である。比較例にかかる送風装置170では、第1の遠心送風機104および第2の遠心送風機105のどちらも両吸込型遠心送風機である。そのため、第1の遠心送風機104と第2の遠心送風機105との間に、隙間を設ける必要がある。第1の遠心送風機104と第2の遠心送風機105との間に流入する空気は、第1の遠心送風機104に吸い込まれる気流と、第2の遠心送風機105に吸い込まれる気流とが逆方向を向くため、気流間で干渉が生じやすい。気流間で干渉が生じることで送風効率の低下を招くおそれがある。また、気流間で干渉が生じないように第1の遠心送風機104と第2の遠心送風機105との間隔を広げれば、送風装置170の小型化が阻害される。
一方、本実施の形態1にかかる送風装置70によれば、両吸込型遠心送風機である第1の遠心送風機4と片吸込型遠心送風機である第2の遠心送風機5を併用したことで、吸込風路20において、第1の遠心送風機4よりも第1の壁1a側では、第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5に吸い込まれる際の空気の向きが第2の壁1bに向かう方向に統一される。そのため、吸込風路20内で気流の干渉が生じにくく、送風効率の向上を図ることができる。
また、両吸込型遠心送風機と片吸込型遠心送風機の併用によって、第1の遠心送風機4と第2の遠心送風機5との間に、第1の遠心式ファン43の回転軸42および第2の遠心式ファン53の回転軸52に沿った隙間を設ける必要がない。そのため、第1の遠心送風機4と第2の遠心送風機5との間に隙間を設けるよりも送風装置70の小型化を図ることができる。
また、メンテナンスの際は、外側ケーシング1のメンテナンスパネル15を取り外せば、第1の遠心送風機4と第2の遠心送風機5の両方がメンテナンス開口8に臨む。吐出方向の下流側への第2の遠心送風機5のずれ量が、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の幅Yと等しくなっているため、第1の遠心送風機4だけでなく第2の遠心送風機5の全体がメンテナンス開口8に臨む。そのため、第1の遠心送風機4および仕切り壁19を取り外さずに、メンテナンス開口8を通して第2の遠心送風機5のメンテナンスを行うことができる。
また、メンテナンス開口8が形成された第2の壁1b側に第1の電動機41および第2の電動機51を向けて第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5が配置されているので、第1の電動機41および第2の電動機51もメンテナンス開口8に臨む。そのため、第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5を外側ケーシング1から取り出さずに、第1の電動機41および第2の電動機51の触診を行うことが可能となり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
また、第2の遠心送風機5に用いた片吸込型遠心送風機では、送風機吸込口54aから吸い込まれる空気によって運転中の第2の電動機51を冷却するために、第2の電動機51を送風機吸込口54aに設けることが一般的である。この場合、送風機吸込口54aの一部が第2の電動機51で塞がれるため、流路断面積が狭められて流路抵抗が増大することで、圧力損失が大きくなって送風性能が低下しやすい。
一方、本実施の形態1では、ファンケーシング54の送風機吸込口54aが形成された面の反対側となる面の外側が吐出風路21となっており、第1の遠心送風機4から吐出された空気が流れている。そのため、送風機吸込口54aが形成された面の反対側となる面の外側に第2の電動機51を設けた場合であっても、本実施の形態1にかかる送風装置70のように第2の電動機51を吐出風路21に露出させれば、第1の遠心送風機4から吐出された空気によって第2の電動機51の冷却を図ることができる。そのため、送風機吸込口54aが第2の電動機51に塞がれず、第2の電動機51を送風機吸込口54aに設ける場合に比べて、送風性能の向上を図ることができる。
また、両吸込型遠心送風機では、片側の送風機吸込口に電動機が設けられている。したがって、電動機の冷却に用いられる空気は、片側の送風機吸込口から吸い込まれる空気、すなわち両吸込型遠心送風機に吸い込まれる空気の半分だけが電動機の冷却に用いられる。一方、送風装置70では、第2の遠心送風機5の第2の電動機51は吐出風路21に露出しており、第1の遠心送風機4から吐出されるほとんどの空気を用いて冷却される。したがって、一般的な両吸込型遠心送風機に設けられる電動機よりも高い効率での冷却が図られる。
なお、第2の遠心送風機5の吐出方向へのずれ量は、メンテナンス開口8に第1の遠心送風機4と第2の遠心送風機5の両方の全面が臨む距離関係であればよい。したがって、ファンケーシング54の幅Yよりも、大きなずれ量であっても構わない。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかる送風装置を上方から見た断面図である。なお、上記実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態2にかかる送風装置80では、第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5に加えて、第3の遠心送風機6が外側ケーシング1の内部に追加されている。
第3の遠心送風機6は、第3の電動機61によって回転軸62を中心に回転される第3の遠心式ファン63が、ファンケーシング64に収容されて構成される。ファンケーシング64には、回転軸62の延長線と交差する面のうち一方の面に空気を吸い込む送風機吸込口64aが形成されている。ファンケーシング64には、回転軸62と垂直となる方向に空気を吐き出す送風機吐出口64bが形成されている。すなわち、第3の遠心送風機6は、第3の遠心式ファン63の片側から空気を吸い込む片吸込型遠心送風機である。片吸込型遠心送風機である第3の遠心送風機6では、第3の電動機61は、送風機吸込口64aが形成された面の反対側となる面の外側に設けられている。
第3の遠心送風機6は、送風機吸込口64aが、第1の壁1aに向けて配置される。第3の遠心送風機6は、第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5と空気の吐出方向が一致するように外側ケーシング1内に配置される。
また、第3の遠心送風機6は、第2の遠心送風機5よりも第1の壁1a側にずらして配置されている。具体的には、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の送風機吐出口54bが形成された面に、第3の遠心送風機6のファンケーシング64が重ならない位置に、第3の遠心送風機6がずらして配置されている。より具体的には、第2の遠心送風機5に対する第1の壁1a側への第3の遠心送風機6のずれ量は、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の送風機吐出口54bが形成された面の回転軸52に沿った方向の幅Pと等しくなっている。これにより、第2の遠心送風機5から吐出される空気が第3の遠心送風機6によって妨げられにくくなる。
また、第3の遠心送風機6は、第2の遠心送風機5の空気の吐出方向の下流側にずらして配置されている。具体的には、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の送風機吸込口54aが形成された面に、第3の遠心送風機6のファンケーシング64の第3の電動機61が設けられた面が重ならない位置に、第3の遠心送風機6がずらして配置されている。より具体的には、吐出方向の下流側への第3の遠心送風機6のずれ量は、第3の遠心送風機6のファンケーシング64の吐出方向に沿った幅Qと等しくなっている。これにより、第2の遠心送風機5の送風機吸込口54aが第3の遠心送風機6によって塞がれずに済む。
また、第3の遠心送風機6は、第3の電動機61を第2の壁1bに向けて、外側ケーシング1内に配置されている。
本実施の形態2にかかる送風装置80によれば、両吸込型遠心送風機である第1の遠心送風機4と片吸込型遠心送風機である第2の遠心送風機5および第3の遠心送風機6を併用したことで、吸込風路20内で気流の干渉が生じにくく、送風効率の向上を図ることができる。
また、両吸込型遠心送風機と片吸込型遠心送風機の併用によって、第2の遠心送風機5と第3の遠心送風機6との間に隙間を設ける必要がない。そのため、第2の遠心送風機5と第3の遠心送風機6との間に隙間を設けるよりも送風装置80の小型化を図ることができる。
また、メンテナンスの際は、外側ケーシング1のメンテナンスパネル15を取り外せば、第1の遠心送風機4、第2の遠心送風機5および第3の遠心送風機6がメンテナンス開口8に臨む。第3の遠心送風機6の全体がメンテナンス開口8に臨むため、第1の遠心送風機4、第2の遠心送風機5および仕切り壁19を取り外さずに、メンテナンス開口8を通して第3の遠心送風機6のメンテナンスを行うことができる。
また、メンテナンス開口8が形成された第2の壁1b側に第1の電動機41、第2の電動機51および第3の電動機61を向けて第1の遠心送風機4、第2の遠心送風機5および第3の遠心送風機6が配置されているので、第1の電動機41、第2の電動機51および第3の電動機61もメンテナンス開口8に臨む。そのため、第1の遠心送風機4、第2の遠心送風機5、第3の遠心送風機6を外側ケーシング1から取り出さずに、第1の電動機41、第2の電動機51および第3の電動機61の触診を行うことが可能となり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
また、第2の遠心送風機5と同様に、送風機吸込口64aが形成された面の反対側となる面の外側に第3の電動機61を設けることで、第2の遠心送風機5から吐出された空気によって第3の電動機61の冷却を図ることができる。そのため、送風機吸込口64aが第3の電動機61に塞がれず、第3の電動機61を送風機吸込口64aに設ける場合に比べて、送風性能の向上を図ることができる。
なお、第3の遠心送風機6の吐出方向へのずれ量は、メンテナンス開口8に第3の遠心送風機6の全面が臨む距離関係であればよい。したがって、ファンケーシング64の幅Qよりも、大きなずれ量であっても構わない。
また、本実施の形態2で示すように、片吸込型遠心送風機をずらして追加していくことで、遠心送風機自体を大きくせずに、送風装置の風量を増やすことが可能となる。遠心送風機を大きくすることで風量の増加を図った場合には、送風装置の高さも高くなってしまう。近年では、室内空間を広くするために、天井高さを大きくする傾向がある。それに伴って、天井内空間の高さが小さくなる傾向があるため、片吸込型遠心送風機の追加によって、送風装置自体の高さを抑えて風量の増加が可能であることは有意であるといえる。
なお、外側ケーシング1内に組み込まれる送風機の数は3台に限られず4台以上であっても構わない。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3にかかる送風装置を上方から見た断面図である。なお、上記実施の形態と同様の構成には、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態3にかかる送風装置90は、第2の遠心送風機5のファンケーシング54に消音材17が貼り付けられている。
消音材17は、ファンケーシング44,54の中で遠心式ファン43,53から発生され、箱体吸込口2側に伝播していく音の吸音が目的で設置されている。また、消音材17は、図7に示すように、第1の遠心送風機4のファンケーシング44の送風機吸込口44aが形成された面のうち送風機吐出口44b側となる端部と、第2の遠心送風機5のファンケーシング54の送風機吐出口54bが形成された面の反対側の面とに接着されている。また、消音材17は、第2の遠心送風機5の吐出方向に沿って第2の遠心送風機5から離れるほど回転軸52に沿った方向の幅が狭くなるテーパ形状を呈している。
これにより、第2の遠心送風機5のファンケーシング54のうち消音材17が貼り付けられた面に向かう気流を、第1の遠心送風機4の送風機吸込口44aに向かう気流と、第2の遠心送風機5の送風機吸込口54aに向かう気流とに整流させることが可能となる。すなわち、消音材17の追加によって、送風装置90の騒音の発生を抑えるとともに、送風性能の向上を図ることができる。
なお、消音材17は、上記実施の形態2で示した第3の遠心送風機6にも貼り付けられていても構わない。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4にかかる送風装置を上方から見た断面図である。なお、上記実施の形態と同様の構成には、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態4にかかる送風装置100は、第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5が、吐出方向を第1の壁1a側または第2の壁1b側に傾けて配置されている。
遠心送風機を傾けて配置することで、第1の壁1aと第2の壁1bの間隔を狭めることができる。したがって、送風装置100の小型化を図ることができる。また、第1の遠心送風機4のファンケーシング44と第2の壁1bとの間は、吐出方向下流側では狭くなっているが、吐出方向上流側では広くなっている。そのため、第1の電動機41が設けられている送風機吸込口44aでは、空気の流入側でファンケーシング44と第2の壁1bとの間が広くなっており、空気の円滑な吸い込みが図られる。したがって、第1の遠心送風機4の吐出方向を傾けたことによる送風性能の低下を抑えることができる。
また、第2の遠心送風機5のファンケーシング54と第1の壁1aとの間は、吐出方向下流側では狭くなっているが、吐出方向上流側では広くなっている。そのため、送風機吸込口54aでは、空気の流入側でファンケーシング54と第1の壁1aとの間が広くなっており、空気の円滑な吸い込みが図られる。したがって、第2の遠心送風機5の吐出方向を傾けたことによる送風性能の低下を抑えることができる。
このように、本実施の形態4にかかる送風装置100では、送風性能の低下を抑えつつ装置の小型化を図ることができる。なお、本実施の形態4では、第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5の両方の吐出方向を傾けているが、第1の遠心送風機4および第2の遠心送風機5の少なくとも一方の遠心送風機の吐出方向を傾ければ、送風装置の小型化を図ることが可能である。なお、上記実施の形態3で示したように、第3の送風機7を設けた場合にも吐出方向を傾けて、送風装置の小型化を図ることが可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 外側ケーシング(箱体)、1a 第1の壁、1b 第2の壁、2 箱体吸込口、3 箱体吐出口、4 第1の遠心送風機、5 第2の遠心送風機、8 メンテナンス開口、15 メンテナンスパネル、17 消音材、19 仕切り壁、20 吸込風路、21 吐出風路、41 第1の電動機、42 回転軸、43 第1の遠心式ファン、44 ファンケーシング、44a 送風機吸込口、44b 送風機吐出口、51 第2の電動機、52 回転軸、53 第2の遠心式ファン、54 ファンケーシング、54a 送風機吸込口、54b 送風機吐出口、70,80,90,100,170 送風装置、104 第1の遠心送風機、105 第2の遠心送風機。

Claims (8)

  1. 互いに対向する第1の壁と第2の壁を有し、箱体吸込口と箱体吐出口が形成された箱体と、
    第1の遠心式ファンと前記第1の遠心式ファンを回転させる第1の電動機を有して前記箱体の内部に収容され、前記第1の遠心式ファンの両側に空気を吸い込む送風機吸込口が形成された第1の遠心送風機と、
    第2の遠心式ファンと前記第2の遠心式ファンを回転させる第2の電動機を有して前記箱体の内部に収容され、前記第2の遠心式ファンの片側から空気を吸い込む送風機吸込口が形成された第2の遠心送風機と、を備え、
    前記第1の遠心送風機は、一方の送風機吸込口を前記第1の壁に向けて配置され、
    前記第2の遠心送風機は、送風機吸込口を前記第1の壁に向けて配置され、
    前記第2の遠心送風機は、前記第1の遠心送風機よりも空気の吐出方向の下流側、かつ前記第1の遠心送風機よりも前記第1の壁側にずらして配置され
    前記箱体の内部に、前記第1の遠心送風機の送風機吸込口と前記第2の遠心送風機の送風機吸込口と前記箱体吸込口とが面する吸込風路が形成されることを特徴とする送風装置。
  2. 前記第2の壁には、メンテナンス用のメンテナンス開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記第1の遠心送風機は、前記第1の電動機を前記第2の壁に向けて配置されることを特徴とする請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記第2の遠心送風機は、前記第2の電動機を前記第2の壁に向けて配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の送風装置。
  5. 前記第2の遠心送風機の前記第1の壁側へのずれ量は、前記第1の遠心送風機のファンケーシングの送風機吐出口が形成された面の前記第1の遠心式ファンの回転軸に沿った方向の幅と等しいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の送風装置。
  6. 前記第2の遠心送風機の吐出方向の下流側へのずれ量は、前記第2の遠心送風機のファンケーシングの吐出方向に沿った幅以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の送風装置。
  7. 第3の遠心式ファンと前記第3の遠心式ファンを回転させる第3の電動機を有して前記箱体の内部に収容され、前記第3の遠心式ファンの片側から空気を吸い込む送風機吸込口が形成された第3の遠心送風機をさらに備え、
    前記第3の遠心送風機は、前記第2の遠心送風機よりも空気の吐出方向の下流側、かつ前記第2の遠心送風機よりも前記第1の壁側にずらして配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の送風装置。
  8. 前記第1の遠心送風機は、吐出方向が前記第2の壁側に傾けられて配置され、
    前記第2の遠心送風機は、吐出方向が前記第1の壁側に傾けられて配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の送風装置。
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