JP2015048711A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張機の非常停止を要する緊急時に、故障することなく作動流体を逃がすことができる発電装置を提供する。
【解決手段】供給経路11を流れる水蒸気がスクロール膨張機2に供給されてスクロール膨張機2が駆動されることで、当該スクロール膨張機2に接続された誘導発電機3による発電が行われる発電装置1であって、スクロール膨張機2の供給経路11と排出経路12との間には、供給経路11から排出経路12へとバイパスするバイパス経路13が設けられ、供給経路11における当該供給経路11とバイパス経路13との分岐点Aよりも上流側には、第一遮断弁41が設けられ、バイパス経路13には、バイパス弁42が設けられたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、作動流体を利用した発電装置に関するものである。
一般に、ディーゼル機関による発電プラント設備において、ディーゼル機関用発電機とは別に、ディーゼル機関からの排熱によって生成した蒸気を用いて発電する蒸気タービンを備えた発電設備が知られている。
従来より、このような廃熱によって生成した蒸気を用いて発電する蒸気タービンを備えた発電設備としては、蒸気タービンが非常停止した場合に過熱蒸気管内の蒸気圧力が過剰に大きくなって蒸気タービンを壊してしまうことを防止するために、バイパス配管を設けて蒸気を復水器へと逃がすように構成されたものが提案されている。
この発電設備は、過熱蒸気管とバイパス配管との分岐点よりも下流側の過熱蒸気管に、圧力制御弁および蒸気流量調整弁を設けているので、これら圧力制御弁および蒸気流量調整弁を閉じ、バイパス配管に設けたダンプ弁を開くことで、過熱蒸気管を介して供給される蒸気は、バイパス配管に逃がすことを可能にしていた(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2012/18004号
しかし、上記従来の発電設備は、蒸気をバイパス配管に逃がす際、分岐点よりも下流側の過熱蒸気管に設けられた圧力調整弁および蒸気流量調整弁を閉じるので、これら圧力調整弁および蒸気流量調整弁よりも下流側の蒸気は蒸気タービンに流入してしまうため、蒸気タービンの破損を招く可能性がある。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、膨張機の非常停止を要する緊急時に、故障することなく作動流体を逃がすことができる発電装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明に係る発電装置は、供給経路を流れる作動流体が膨張機に供給されて膨張機が駆動されることで、当該膨張機に接続された発電機による発電が行われる発電装置であって、膨張機の供給経路と排出経路との間には、供給経路から排出経路へとバイパスするバイパス経路が設けられ、供給経路における当該供給経路とバイパス経路との分岐点よりも上流側には、第一遮断弁が設けられ、バイパス経路には、バイパス弁が設けられたものである。
上記発電装置において、排出経路における当該排出経路とバイパス経路との合流点よりも上流側には、第二遮断弁が設けられたものであってもよい。
上記発電装置において、供給経路における当該供給経路とバイパス経路との分岐点よりも下流側には、第三遮断弁が設けられたものであってもよい。
上記発電装置において、緊急時に、バイパス弁を開け、このバイパス弁を開けるのと同時またはバイパス弁を開けた後に第一遮断弁を閉じるように制御する制御部を有するものであってもよい。
上記発電装置において、緊急時に、バイパス弁を開け、このバイパス弁を開けるのと同時またはバイパス弁を開けた後に第一遮断弁および第二遮断弁を閉じるように制御する制御部を有するものであってもよい。
上記発電装置において、始動時に、第三遮断弁を閉じるとともに、バイパス弁を開けて配管に溜まったドレン水を排水するように制御する制御部を有するものであってもよい。
上記発電装置において、作動流体が水蒸気となされたものであってもよい。
上記発電装置において、発電機が誘導発電機であってもよい。
上記発電装置において、膨張機が発電機と直結されたスクロールであってもよい。
本発明によると、膨張機の供給経路と排出経路との間には、供給経路から排出経路へとバイパスするバイパス経路を設け、供給経路における当該供給経路とバイパス経路との分岐点よりも上流側には、第一遮断弁を設け、バイパス経路には、バイパス弁を設けているので、発電機の緊急停止時にバイパス弁を開け、第一遮断弁を閉じても、この第一遮断弁よりも下流側の供給経路は、バイパス経路によってバイパスされるので、第一遮断弁を閉じた後に作動流体が膨張機に流入することによって膨張機が壊れるようなことを避けることができる。
本発明に係る発電装置の全体構成の概略図である。 本発明の他の実施の形態に係る発電装置の全体構成の概略図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る発電装置の全体構成の概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る発電装置1の全体構成の概略を示している。
この発電装置1は、供給経路11を流れる水蒸気がスクロール膨張機2に供給されてスクロール膨張機2が駆動されることで、当該スクロール膨張機2に接続された誘導発電機3による発電が行われる発電装置1であって、スクロール膨張機2の供給経路11と排出経路12との間には、供給経路11から排出経路12へとバイパスするバイパス経路13が設けられ、供給経路11における当該供給経路11とバイパス経路13との分岐点Aよりも上流側には、第一遮断弁41が設けられ、バイパス経路13には、バイパス弁42が設けられたものである。
供給経路11は、水蒸気の供給源からスクロール膨張機2の供給口に接続されており、この供給経路11の上流側から供給される水蒸気によってスクロール膨張機2を駆動するように構成されている。この供給経路11には、調量弁40が設けられており、スクロール膨張機2の駆動源となる水蒸気の供給量は、制御部10によって調量弁40の開閉度を制御することで調整される。この際、制御部10は、供給経路11における調量弁40の入口側(上流側)に設けた圧力センサP1およびスクロール膨張機2の入口側(上流側)に設けた圧力センサP2によって圧力を管理しながら調量弁40の開閉制御を行うようになされている。また、供給経路11の最上流側には、当該供給経路11を流れる水蒸気中の異物を濾過するためのストレーナ11aが設けられている。また、供給経路11は、調量弁40の下流側であって、バイパス経路13との分岐点Aの上流側に、第一遮断弁41が設けられている。この第一遮断弁41は、通常時は開いた状態となっており、スクロール膨張機2への水蒸気を遮断する必要が生じた場合には、制御部10による制御によって閉じた状態となって供給経路11を流れる水蒸気を遮断できるようになされている。
排出経路12は、その一端が、スクロール膨張機2の排出口に接続されている。この排出経路12は、その他端が、バイパス経路13との合流点Bの下流側に、凝縮器5を経て復水タンク6に接続されている。これにより、スクロール膨張機2を通過後の水蒸気は、凝縮器5で二次冷却水と熱交換により凝縮液化された後、復水タンク6に貯留される。排出経路12における凝縮器5の出口には、温度センサT1が設けられ、二次冷却水経路51における凝縮器5の出口には、温度センサT2が設けられている。制御部10は、温度センサT1から排出経路12を通過する凝縮水の温度を測定し、温度センサT2から二次冷却水経路51を通過する熱交換後の二次冷却水の温度を測定し、凝縮器5による水蒸気と二次冷却水との熱交換具合を制御できるようになされている。
バイパス経路13は、その一端が、供給経路11に設けられた第一遮断弁41の下流側とスクロール膨張機2の供給口との間に接続され、他端が、スクロール膨張機2の排出口の下流側と凝縮器5の入口の上流側との間に接続されている。これによってバイパス経路13は、供給経路11と排出経路12との間をバイパスするように設けられている。また、バイパス経路13には、バイパス弁42が設けられている。このバイパス弁42は、通常時は閉じた状態となっており、供給経路11の水蒸気をスクロール膨張機2に供給せずに排出経路12へ排出させたい場合には、制御部10による制御によって開いた状態となり、供給経路11を流れる水蒸気を、排出経路12へと排出できるようになされている。
復水タンク6に貯留された凝縮水は、給水経路14に設けられたポンプ7により、エンジン排熱を利用する蒸発器9でエンジン排熱の吸収に利用された後、再度、水蒸気となって供給経路11へと供給される。この復水タンク6には、圧力センサP4および液レベルセンサLが設けられており、制御部10は、圧力センサP4によって凝縮具合をチェックするとともに、液レベルセンサLによって復水タンク6内の凝縮水の量をチェックすることができるようになされている。
スクロール膨張機2は、当該スクロール膨張機2に定められた定格回転数、例えば1800〜3600rpmで回転するように構成されており、誘導発電機3と直結できるようになされている。
誘導発電機3は、励磁電流の供給によって発生する回転磁界の負荷トルクよりも、当該誘導発電機3に直結されたスクロール膨張機2の回転による回転トルクが大きくなると、すべりが発生して発電機として機能することとなる。この誘導発電機3は、前記回転トルクが負荷トルクよりも小さくなると電動機として機能する。誘導発電機3は、電磁開閉器81によって、電気系統8に接続および切断できるように構成されている。
このようにして構成される発電装置1は、供給経路11から供給される水蒸気を、調量弁40によって調整してスクロール膨張機2に供給し、当該スクロール膨張機2と直結された誘導発電機3を発電機として作動させることで、発電される。発電によって得られた電力は、電磁開閉器81を介して電気系統8へと給電される。
スクロール膨張機2に供給され、当該スクロール膨張機2を駆動させた後の水蒸気は、凝縮器5で凝縮水とした後、復水タンク6に貯留される。この貯留された凝縮水は、復水タンク6に接続された排水経路14からポンプ7によって、エンジン排熱を利用する蒸発器9へと供給され、エンジン排熱の吸収に利用された後、再度、水蒸気となって供給経路11へと供給される。この際、エンジン発熱は、例えば、主発電機となるディーゼル機関などのエンジンから排出された排ガスから回収することができる。なお、蒸発器9は、エンジン排熱を利用するものに限定されるものではなく、地熱や太陽熱、工場廃熱などを利用するものであってもよい。
以後、上記動作が繰り返されて発電が継続される。
この発電装置1の運転状態において、スクロール膨張機2には、励磁電流の供給によって発生する回転磁界の負荷トルクが発生している。したがって、このような運転状況から、急に停電になったり、系統解列を起こしたりして励磁電流が遮断されてしまうと、スクロール膨張機2は、負荷トルクが無くなって暴走してしまい、定格回転数を超えて過剰に回転してしまうことが懸念されるので、スクロール膨張機2の非常停止が必要となる。
そこで、本発明の発電装置1の制御部10は、停電や系統解列などで励磁電流が遮断されてしまうような緊急時になった場合、バイパス経路13のバイパス弁42を開き、このバイパス弁42を開くタイミングと同じか少し遅れて第一遮断弁41を閉じるようになされている。
すなわち、バイパス弁42を開くことで、スクロール膨張機2へ供給される水蒸気を、当該バイパス弁42が設けられたバイパス経路13から排出経路12へと逃がすことができ、スクロール膨張機2の暴走を抑えることができることとなる。また、第一遮断弁41を閉じることにより、スクロール膨張機2への水蒸気の供給を完全に停止することができることとなり、当該スクロール膨張機2の暴走による故障を防止することができることとなる。この第一遮断弁41は、供給経路11における分岐点Aよりも上流側に設けているので、第一遮断弁41を遮断しても、供給経路11における分岐点Aよりも下流側の水蒸気は、バイパス経路13を介して排出経路12側へと逃がすことができる。したがって、第一遮断弁41を閉じることによって、その下流側に残存している水蒸気がスクロール膨張機2へ流入することも防止することができる。
なお、バイパス弁42を開けるよりも先に第一遮断弁41を閉じてしまうと、第一遮断弁41よりも下流側の供給経路11に溜まる水蒸気がスクロール膨張機2へ流入して暴走を引き起こすことが懸念される。したがって、制御部10は、バイパス弁42を開けると同時か少し遅れて第一遮断弁41を閉じるように制御するようになされている。
このように制御することで、急に停電になったり、系統解列を起こしたりするような緊急時になった場合であっても、スクロール膨張機2の過剰回転による故障を防止することができる。
図2は、本発明の他の実施の形態に係る発電装置1aを示している。図2において、図1に示す発電装置1と同部材については同符号を付して説明を省略する。
この発電装置1aは、排出経路12における、当該排出経路12とバイパス経路13との合流点Bよりも上流側に、すなわち、スクロール膨張機2の排出口と合流点Bとの間の排出経路12に、第二遮断弁43が設けられている。
この第二遮断弁43は、制御部10によって、以下のように制御される。
すなわち、本発明の発電装置1aの制御部10は、停電や系統解列などで励磁電流が遮断されてしまうような緊急時になった場合、バイパス経路13のバイパス弁42を開き、このバイパス弁42を開くタイミングと同じか少し遅れて第一遮断弁41および第二遮断弁43を閉じるようになされている。すなわち、バイパス弁42を開くことで、スクロール膨張機2へ供給される水蒸気を、当該バイパス弁42が設けられたバイパス経路13から排出経路12へと逃がすことができ、スクロール膨張機2の暴走を抑えることができることとなる。また、第一遮断弁41を閉じることにより、スクロール膨張機2への水蒸気の供給を完全に停止することができることとなり、当該スクロール膨張機2の暴走による故障を防止することができることとなる。さらに、第二遮断弁43を閉じることにより、スクロール膨張機2の排出側への水蒸気の抜けを防止し、当該スクロール膨張機2の回転にブレーキを掛ける役割を果たすこととなる。
なお、バイパス弁42を開けるよりも先に第一遮断弁41を閉じてしまうと、第一遮断弁41よりも下流側の供給経路11に溜まる水蒸気がスクロール膨張機2へ流入して暴走を引き起こすことが懸念される。また、バイパス弁42を開けるよりも先に第二遮断弁43を閉じてしまうと、当該第二遮断弁43よりも上流側の排出経路12に溜まる水蒸気の圧力が過剰に上昇してしまうことになる。したがって、制御部10は、バイパス弁42を開けると同時か少し遅れて、第一遮断弁41および第二遮断弁43を閉じるように制御するようになされている。
このように制御することで、急に停電になったり、系統解列を起こしたりするような緊急時になった場合であっても、スクロール膨張機2の故障を防止することができる。
図3は、本発明のさらに他の実施の形態に係る発電装置1bを示している。図3において、図1に示す発電装置1と同部材については同符号を付して説明を省略する。
この発電装置1bは、供給経路11における、当該供給経路11とバイパス経路13との分岐点Aよりも下流側に、すなわち、スクロール膨張機2の供給口と分岐点Aとの間の供給経路11に、第三遮断弁44が設けられている。
供給経路11の上流側には、ストレーナ11aを設けているが、ストレーナ11aよりも下流側の供給経路11は、発電装置1bの停止によって配管内部に錆やコンタミなどの異物が発生することがある。また、このような異物とともに配管内に溜まっていた凝縮水は、始動時にスクロール膨張機2bへと供給される高圧の水蒸気によって、ウォーターハンマーとなり、スクロール膨張機2を壊してしまうことが懸念される。
そこで、本発明に係る発電装置1bの制御部10は、始動時に、以下のように制御するようになされている。
すなわち、発電装置1bの制御部10は、始動時に第三遮断弁44を閉じるとともに、バイパス弁42を開き、スクロール膨張機2に水蒸気を供給せず、しばらくの間、水蒸気をバイパス経路13から排出経路12へと流す。そして、バイパス経路13へと十分に水蒸気を流した後、バイパス弁42を閉じ、第三遮断弁44を開けてスクロール膨張機2への水蒸気の供給を開始する。
これにより、発電装置1bは、異物がスクロール膨張機2へ入るのを防止できるとともに、凝縮水がウォーターハンマーとなってスクロール膨張機2を壊してしまうことを防止できる。
なお、この発電装置1bは、上記した図2に示す発電装置1aに設けられた第二遮断弁43が設けられた構成としてもよい。
なお、上記した各実施の形態において、発電装置1、1a、1bは、スクロール膨張機2を用いているが、この膨張機としては、蒸気タービンであってもよい。
また、上記した各実施の形態において、発電装置1、1a、1bは、水蒸気を作動流体としているが、作動流体としてはこのような水蒸気に限定されるものではなく、この種の排熱発電に使用される各種の作動流体であってもよい。
さらに、上記した各実施の形態において、発電装置1、1a、1bは、誘導発電機3を使用しているが、発電機としては、このような誘導発電機3に限定されるものではなく、停電や系統解列などの緊急時に負荷トルクが無くなってしまうような発電機であれば、他の誘導発電機や同期発電機であってもよい。
さらに、上記した各実施の形態において、発電装置1、1a、1bは、供給経路11における分岐点Aよりも上流側に第一遮断弁41を設けることで、バイパス経路13におけるバイパス弁42を開いた際に、分岐点Aよりも下流側の供給経路11の水蒸気の圧力を、バイパス経路13を介して排出経路12へと逃がすように構成されているが、この分岐点Aよりも下流側の供給経路11における水蒸気の圧力を逃がすことを考慮する必要がなければ、第一遮断弁41に代えて、分岐点Aの位置に切替弁(図示省略)を設けてもよい。この場合、切替弁(図示省略)は、通常時は分岐点Aの上流側の供給経路11と下流側の供給経路11とを連絡し、緊急時には分岐点Aの下流側とバイパス経路13とを連絡するように切り替えられるように構成されたものであってもよいし、通常時は分岐点Aの上流側の供給経路11と下流側の供給経路11とを連絡し、緊急時には分岐点Aの上流側とバイパス経路13とを連絡するように切り替えられるように構成されたものであってもよい。前者の切替弁(図示省略)の場合、緊急時に切り替えた後は、供給経路11の上流側からの水蒸気の供給を止めることができるとともに、分岐点Aの下流側の供給経路11の水蒸気の圧力を、バイパス経路13を介して排出経路12に逃がすことができる。
1 発電装置
1a 発電装置
1b 発電装置
10 制御部
11 供給経路
12 排出経路
13 バイパス経路
2 スクロール膨張機(膨張機)
3 誘導発電機(発電機)
41 第一遮断弁
42 バイパス弁
43 第二遮断弁
44 第三遮断弁
A 分岐点
B 合流点

Claims (9)

  1. 供給経路を流れる作動流体が膨張機に供給されて膨張機が駆動されることで、当該膨張機に接続された発電機による発電が行われる発電装置であって、
    膨張機の供給経路と排出経路との間には、供給経路から排出経路へとバイパスするバイパス経路が設けられ、供給経路における当該供給経路とバイパス経路との分岐点よりも上流側には、第一遮断弁が設けられ、バイパス経路には、バイパス弁が設けられたことを特徴とする発電装置。
  2. 排出経路における当該排出経路とバイパス経路との合流点よりも上流側には、第二遮断弁が設けられた請求項1に記載の発電装置。
  3. 供給経路における当該供給経路とバイパス経路との分岐点よりも下流側には、第三遮断弁が設けられた請求項1または2に記載の発電装置。
  4. 緊急時に、バイパス弁を開け、このバイパス弁を開けるのと同時またはバイパス弁を開けた後に第一遮断弁を閉じるように制御する制御部を有する請求項1ないし3の何れか一に記載の発電装置。
  5. 緊急時に、バイパス弁を開け、このバイパス弁を開けるのと同時またはバイパス弁を開けた後に第一遮断弁および第二遮断弁を閉じるように制御する制御部を有する請求項2または3に記載の発電装置。
  6. 始動時に、第三遮断弁を閉じるとともに、バイパス弁を開けて配管に溜まったドレン水を排水するように制御する制御部を有する請求項3に記載の発電装置。
  7. 作動流体が水蒸気となされた請求項1ないし6の何れか一に記載の発電装置。
  8. 発電機が誘導発電機である請求項1ないし7の何れか一に記載の発電装置。
  9. 膨張機が発電機と直結されたスクロールである請求項1ないし8の何れか一に記載の発電装置。
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