JP5545595B2 - 蒸気システム - Google Patents
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Description
第一偏差率=(第一上限値−現在値)/(第一上限値−第一下限値)
第二偏差率=(現在値−第二下限値)/(第二上限値−第二下限値)
また、請求項2に記載の発明は、蒸気使用設備からドレン排出機構を介して排出される流体の気液分離部と、この気液分離部から気体を吸入し圧縮して吐出する蒸気圧縮機とを備え、第一センサと第二センサとの双方を備え、その検出値に基づき前記蒸気圧縮機が制御され、前記第一センサは、前記蒸気圧縮機からの蒸気の圧力を検出し、前記第二センサは、前記気液分離部内の圧力または温度を検出し、前記第一センサの検出値に基づき、第一上限値と第一下限値との範囲で、且つその第一上限値を設定値として前記蒸気圧縮機を比例制御またはPID制御するか、前記第二センサの検出値に基づき、第二上限値と第二下限値との範囲で、且つその第二下限値を設定値として前記蒸気圧縮機を比例制御またはPID制御し、設定タイミングで前記各センサによる現在値に基づき、前記第一センサによる制御における前記蒸気圧縮機の操作量と、前記第二センサによる制御における前記蒸気圧縮機の操作量とを求め、前記第一センサによる制御と前記第二センサによる制御との内、操作量の小さい方で前記蒸気圧縮機を制御することを特徴とする蒸気システムである。
請求項1に関し、偏差率が小さいほど、目標値に近いので、蒸気圧縮機の操作量は小さくなる。仮に、偏差率が大きい方、つまり操作量が大きい方で蒸気圧縮機を制御しようとすると、偏差率が小さい方、つまり操作量が小さい方は目標値にすぐに到達してしまうことになる。ところが、請求項1に記載の発明によれば、偏差率の小さい方の制御に適宜切り替えて制御することで、蒸気圧縮機が停止する頻度を少なくすることができる。また、停止するにしても、停止状態へ緩やかに移行することができる。さらに、圧力制御か温度制御かを手動設定する必要もない。
請求項2に関し、仮に、操作量が大きい方で蒸気圧縮機を制御しようとすると、操作量が小さい方は目標値にすぐに到達してしまうことになる。ところが、請求項2に記載の発明によれば、操作量の小さい方の制御に適宜切り替えて制御することで、蒸気圧縮機が停止する頻度を少なくすることができる。また、停止するにしても、停止状態へ緩やかに移行することができる。さらに、圧力制御か温度制御かを手動設定する必要もない。
本実施例の蒸気システム1は、蒸気圧縮機2とボイラ3とを備える。
図2は、第一センサ11の検出圧力、ボイラ蒸気供給弁10の開閉状態、および蒸気圧縮機2の動作状態の対応関係を示す概略図である。ここでは、蒸気圧縮機2は、第一設定値(第一設定圧力)P1でオンオフされ、ボイラ蒸気供給弁10は、第三設定値(第三設定圧力)P3で開閉される。
図4は、第二センサ22の検出圧力または検出温度、排出弁18の開閉状態、および蒸気圧縮機2の動作状態の対応関係を示す概略図である。ここでは、蒸気圧縮機2は、第二設定値(第二設定圧力P2または第二設定温度T2)でオンオフされ、排出弁18は、第四設定値(第四設定圧力P4または第四設定温度T4)で開閉される。
第一センサ11と第二センサ22との切換制御は、図3による制御と、図5による制御との組合せといえる。具体的には、まず、蒸気圧縮機2は、第一センサ11の検出圧力に基づき、第一上限圧力P1Hと第一下限圧力P1Lとの範囲で、且つその第一上限圧力P1Hを設定値として比例制御可能とされる。また、蒸気圧縮機2は、第二センサ22の検出圧力に基づき、第二上限圧力P2Hと第二下限圧力P2Lとの範囲で、且つその第二下限圧力P2Lを設定値として比例制御可能とされる。そして、設定タイミング(たとえば設定時間ごと)で、次式により第一偏差率η1と第二偏差率η2とを求め、第一センサ11による制御と第二センサ22による制御との内、偏差率の小さい方の制御に適宜切り替えて、蒸気圧縮機2を制御すればよい。具体的には、η1<η2の関係にある場合、第一センサ11の検出圧力に基づき蒸気圧縮機2を比例制御すればよく、η1>η2の関係にある場合、第二センサ22の検出圧力に基づき蒸気圧縮機2を比例制御すればよい。なお、次式において、現在圧力Pは、第一センサ11により検出され、現在圧力P´は、第二センサ22により検出される。
第二偏差率η2=(現在圧力P´−第二下限圧力P2L)/(第二上限圧力P2H−第二下限圧力P2L)
第二偏差率η2=(現在値−第二下限値)/(第二上限値−第二下限値)
2 蒸気圧縮機
3 ボイラ
10 ボイラ蒸気供給弁
11 第一センサ
13 蒸気使用設備
14 第一蒸気トラップ(ドレン排出機構)
15 セパレータタンク(気液分離部)
16 第一流路
17 第二流路
18 排出弁
19 第二蒸気トラップ
22 第二センサ
26 バッファタンク(ドレン貯留部)
27 第三流路
28 排水路
29 導入弁
31 第三蒸気トラップ
P1 第一設定圧力(第一設定値)
P1H 第一上限圧力(第一上限値)
P1L 第一下限圧力(第一下限値)
P2 第二設定圧力(第二設定値)
P2H 第二上限圧力(第二上限値)
P2L 第二下限圧力(第二下限値)
T2 第二設定温度(第二設定値)
T2H 第二上限温度(第二上限値)
T2L 第二下限温度(第二下限値)
P3 第三設定圧力(第三設定値)
P4 第四設定圧力(第四設定値)
T4 第四設定温度(第四設定値)
Claims (4)
- 蒸気使用設備からドレン排出機構を介して排出される流体の気液分離部と、この気液分離部から気体を吸入し圧縮して吐出する蒸気圧縮機とを備え、
第一センサと第二センサとの双方を備え、その検出値に基づき前記蒸気圧縮機が制御され、
前記第一センサは、前記蒸気圧縮機からの蒸気の圧力を検出し、
前記第二センサは、前記気液分離部内の圧力または温度を検出し、
前記第一センサの検出値に基づき、第一上限値と第一下限値との範囲で、且つその第一上限値を設定値として前記蒸気圧縮機を比例制御またはPID制御するか、
前記第二センサの検出値に基づき、第二上限値と第二下限値との範囲で、且つその第二下限値を設定値として前記蒸気圧縮機を比例制御またはPID制御し、
設定タイミングで前記各センサによる現在値に基づき、次式により第一偏差率と第二偏差率とを求め、前記第一センサによる制御と前記第二センサによる制御との内、偏差率の小さい方で前記蒸気圧縮機を制御する
ことを特徴とする蒸気システム。
第一偏差率=(第一上限値−現在値)/(第一上限値−第一下限値)
第二偏差率=(現在値−第二下限値)/(第二上限値−第二下限値) - 蒸気使用設備からドレン排出機構を介して排出される流体の気液分離部と、この気液分離部から気体を吸入し圧縮して吐出する蒸気圧縮機とを備え、
第一センサと第二センサとの双方を備え、その検出値に基づき前記蒸気圧縮機が制御され、
前記第一センサは、前記蒸気圧縮機からの蒸気の圧力を検出し、
前記第二センサは、前記気液分離部内の圧力または温度を検出し、
前記第一センサの検出値に基づき、第一上限値と第一下限値との範囲で、且つその第一上限値を設定値として前記蒸気圧縮機を比例制御またはPID制御するか、
前記第二センサの検出値に基づき、第二上限値と第二下限値との範囲で、且つその第二下限値を設定値として前記蒸気圧縮機を比例制御またはPID制御し、
設定タイミングで前記各センサによる現在値に基づき、前記第一センサによる制御における前記蒸気圧縮機の操作量と、前記第二センサによる制御における前記蒸気圧縮機の操作量とを求め、前記第一センサによる制御と前記第二センサによる制御との内、操作量の小さい方で前記蒸気圧縮機を制御する
ことを特徴とする蒸気システム。 - 前記蒸気使用設備のドレンは、前記ドレン排出機構により低圧下に排出された後、前記気液分離部を介してさらに低圧の大気圧下に排出可能とされた
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蒸気システム。 - 前記ドレン排出機構からの排水路は、前記蒸気圧縮機への第一流路と、排出弁を有する第二流路とに分岐されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸気システム。
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JP2010155969A JP5545595B2 (ja) | 2010-07-08 | 2010-07-08 | 蒸気システム |
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Family Applications (1)
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JP2010155969A Active JP5545595B2 (ja) | 2010-07-08 | 2010-07-08 | 蒸気システム |
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