JP2003254011A - 多軸型コンバインドサイクル発電プラントの運転方法 - Google Patents

多軸型コンバインドサイクル発電プラントの運転方法

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JP2003254011A JP2002060173A JP2002060173A JP2003254011A JP 2003254011 A JP2003254011 A JP 2003254011A JP 2002060173 A JP2002060173 A JP 2002060173A JP 2002060173 A JP2002060173 A JP 2002060173A JP 2003254011 A JP2003254011 A JP 2003254011A
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pressure turbine
turbine
pressure
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Takahiro Mori
高裕 森
Masayuki Toubou
昌幸 当房
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多軸型コンバインドサイクル発電プラントの
蒸気タービン発電機に負荷遮断が発生したとき、高圧タ
ービンの排気温度の上昇を抑制することである。 【解決手段】 負荷遮断が発生したときは、複数台のガ
スタービンユニットのうちから1台を優先ガスタービン
ユニットとして選択し、非優先ガスタービンユニットの
主蒸気アイソレーション弁と再熱蒸気アイソレーション
弁とを全閉し、各排気アイソレーション弁は全開状態を
保持させ、各高圧および低圧タービンバイパス弁を開
く。そして、優先ガスタービンユニットの排熱回収ボイ
ラより発生した主蒸気と再熱蒸気のみを高圧および低圧
タービンに流入させて回転数を定格回転数を保持させ、
高圧タービンの排気蒸気は各排気アイソレーション弁を
通じて優先ガスタービンユニットと非優先ガスタービン
ユニットにも流入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台のガスター
ビンユニットと1台の蒸気タービン設備とを有した多軸
型コンバインドサイクル発電プラントの運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンで仕事を終えた排ガスを排
熱回収ボイラに導き、排熱回収ボイラで蒸気を発生させ
て蒸気タービンを駆動するようにしたコンバインド発電
プラントには、複数台のガスタービンユニットと1台の
蒸気タービン設備とを組み合わせた多軸型コンバインド
サイクル発電プラントがある。
【0003】このような多軸型コンバインドサイクル発
電プラントでは、ガスタービンでガスタービン発電機を
駆動して発電し、ガスタービンで仕事を終えた排ガスを
排熱回収ボイラに導く複数台のガスタービンユニットを
有し、各ガスタービンユニットの各排熱回収ボイラで発
生した蒸気を1台の蒸気タービン設備に導くようにして
いる。
【0004】図5は、そのような多軸型コンバインドサ
イクル発電プラントの系統構成図であり、2台のガスタ
ービンユニットと1台の蒸気タービン設備より構成され
る場合を示している。また、図5では、多軸型コンバイ
ンドサイクル発電プラントの通常運転状態を示してい
る。
【0005】ガスタービンユニット11a、11bは、
ガスタービン12a、12bとガスタービン発電機13
a、13bと排熱回収ボイラ14a、14bとを組合わ
せて構成されている。ガスタービン12a、12bには
ガスタービン発電機13a、13bが連結されており、
ガスタービン12a、12bは燃料の燃焼によって駆動
されガスタービン発電機13a、13bを回転させて電
力を発生する。また、ガスタービン12a、12bの排
ガスは排熱回収ボイラ14a、14bに導かれ、図示省
略の蒸発器内で熱交換されて蒸気を発生させる。発生し
た主蒸気はドラム15a、15bに留まり、過熱器16
a、16bにより過熱された後に、主蒸気アイソレーシ
ョン弁17a、17bに導かれる。
【0006】主蒸気アイソレーション弁17aの出口と
主蒸気アイソレーション弁17bの出口とは接続されて
おり、ガスタービンユニット11aの主蒸気とガスター
ビンユニット11bの主蒸気はここで合流した後、蒸気
加減弁18を介して蒸気タービン設備の高圧タービン1
9に供給されるようになっている。
【0007】蒸気タービン設備は、高圧タービン19と
低圧タービン20と蒸気タービン発電機21が回転軸2
2上に連結されて構成され、高圧タービン19に供給さ
れる蒸気は蒸気加減弁18により流量が制御される。
【0008】ガスタービンユニット11aとガスタービ
ンユニット11bの主蒸気は合流した後に蒸気加減弁1
8を通じて高圧タービン19に流入し、高圧タービン1
9を駆動する。高圧タービン19を駆動した排気蒸気は
排気部23に排出され、その排気蒸気は排気部23の出
口でガスタービンユニット11a側とガスタービンユニ
ット11b側に分流する。そして、各々のガスタービン
ユニット11a、11bに設置された排気アイソレーシ
ョン弁24a、24bを通じて、それぞれ再熱器25
a、25bに流入し、そこで加熱されて再熱蒸気とな
る。
【0009】この再熱蒸気は、再熱蒸気アイソレーショ
ン弁26a、26bを介して、これら再熱蒸気アイソレ
ーション弁26a、26bの出口で合流し、インターセ
プト弁27で流量制御されて低圧タービン20に導かれ
る。インターセプト弁27で制御された再熱蒸気は低圧
タービン20に流入し、低圧タービン20を駆動した後
に復水器28に回収される。
【0010】また、ガスタービンユニット11a、11
bには、高圧タービン19をバイパスしてドラム15
a、15bからの主蒸気を再熱器25a、25bに供給
する高圧タービンバイパス弁29a、29bが設けられ
ており、また、低圧タービン20をバイパスして再熱器
25a、25bの再熱蒸気を復水器28に供給する低圧
タービンバイパス弁30a、30bが設けられている。
通常運転時には、これら高圧タービンバイパス弁29
a、29bおよび低圧タービンバイパス弁30a、30
bは全閉状態である。
【0011】高圧タービン19および低圧タービン20
で駆動された蒸気タービン発電機21は電力を発生し、
蒸気タービン発電機21により発生した電力は発電機遮
断器31を介して送電系統の負荷32に供給される。
【0012】図6は、蒸気タービン発電機21に負荷遮
断が発生した場合の運転状態を示す系統構成図である。
送電系統に短絡や地絡等の事故が発生した場合、発電機
遮断器31は解放(解列)され、蒸気タービン発電機2
1の電力は一瞬にして“零”となる。この状態は負荷遮
断と呼ばれ、蒸気タービン20は言わば「空回り」の状
態になり回転数が定格回転数以上に上昇した「オーバー
スピード」状態となる。
【0013】負荷遮断を検知すると、オーバースピード
を極力抑えるために蒸気加減弁18とインターセプト弁
27とは迅速に全閉される。これにより、高圧タービン
19と低圧タービン20との駆動蒸気がなくなり、徐々
に回転数は低下し、オーバースピードは解除される。そ
して、定格回転数になったときに、蒸気加減弁18とイ
ンターセプト弁27は、無負荷・定格回転数を維持する
だけの少量の蒸気が流入するように微開調整される。
【0014】一方、ガスタービン12a、12bは負荷
遮断後も定格出力状態で運転を継続する。これはガスタ
ービン発電機13a、13bにより電力供給を継続する
ことが必要であること、並びにガスタービン12a、1
2bの負荷を降下させると、主蒸気温度も低下し、高圧
タービン19や低圧タービン20の伸び差増大等の影響
が懸念されるためである。
【0015】この状態では、ガスタービンユニット11
a、11bのドラム15a、15bに発生する主蒸気量
は、蒸気タービン設備が必要とする蒸気量より格段に多
く、余剰の主蒸気は過熱器16a、16bの出口部より
分枝した高圧タービンバイパス弁29a、29bを開弁
して再熱器25a、25bに流入させ、さらに再熱器2
5a、25bの出口より分枝した低圧タービンバイパス
弁30a、30bを開弁することにより復水器28に導
き排出する。
【0016】このように、蒸気タービン発電機21が負
荷遮断した場合には、蒸気タービン設備は停止をせず
に、蒸気タービン設備の高圧タービン19および低圧タ
ービン20に無負荷・定格回転数を維持するだけの少量
の蒸気を流入させ、事故復旧後には、速やかに蒸気ター
ビン発電機21から電力を発生できるようにしている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、蒸気タービ
ン発電機21が負荷遮断した場合の蒸気タービン設備の
運転においては、高圧タービン19の排気温度が上昇す
るので、この運転状態で配慮すべきは高圧タービン19
の排気温度の上昇を抑制することである。通常の運転状
態に比較して、負荷遮断後の運転状態は次の要因で排気
温度が上昇する傾向がある。
【0018】(1) 高圧タービン19に流入する蒸気
量が少ない 高圧タービン19の排気温度は高圧タービン19に流入
する蒸気量が少ないほど蒸気タービン内の風損が増えて
上昇する。つまり、負荷遮断後は蒸気タービン設備を無
負荷・定格回転数に保持するだけの少量の蒸気量しか流
入しないので、排気温度が上昇する。
【0019】(2)高圧タービン19の排気部の圧力が
高い 高圧タービン19の排気温度は排気部23の圧力が高い
ほど高圧タービン19の羽根と蒸気の摩擦熱が増えて上
昇する。高圧タービン19の排気部23の蒸気圧力は、
低圧タービンバイパス弁30a、30bの圧力制御より
決定される。負荷遮断の後は多量の余剰蒸気が低圧ター
ビンバイパス弁30a、30bを通じて復水器28に排
出される。排気温度を低減するためには低圧タービンバ
イパス弁30a、30bの圧力制御を低くして開度を大
きくし、排気部23の圧力を低下させることが有効であ
るが、低圧タービンバイパス弁30a、30bは容量的
な制限があり、圧力制御の設定値を低くすると蒸気の圧
力が低下して、蒸気の体積流量(ボリュームフロー)が
増加して低圧タービンバイパス弁30a、30bは開度
が増大し、最悪のケースでは全開状態となり圧力制御機
能を喪失する。従って、無制限に圧力設定値を低くでき
ず、排気部23は比較的高い圧力状態に保持され排気部
23の温度は上昇する。
【0020】本発明の目的は、多軸型コンバインドサイ
クル発電プラントの蒸気タービン発電機に負荷遮断が発
生したとき、高圧タービンの排気温度の上昇を抑制でき
る多軸型コンバインドサイクル発電プラントの運転方法
を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る多軸型コ
ンバインドサイクル発電プラントの運転方法は、ガスタ
ービンでガスタービン発電機を駆動し前記ガスタービン
の排熱で蒸気を発生させる排熱回収ボイラを備えた複数
台のガスタービンユニットと、複数台の各ガスタービン
ユニットの各排熱回収ボイラからの主蒸気により高圧タ
ービンおよび低圧タービンを駆動して蒸気タービン発電
機を駆動する蒸気タービン設備とを組み合わせて構成さ
れた多軸型コンバインドサイクル発電プラントの通常運
転のときは、各ガスタービンユニットに設けられた各高
圧タービンバイパス弁および各低圧タービンバイパス弁
を全閉状態に保持し、各ガスタービンユニットの各排熱
回収ボイラからの主蒸気を各主蒸気アイソレーション弁
を介した後に合流させて前記高圧タービンに流入させ、
前記高圧タービンの排気蒸気は各排気アイソレーション
弁を介した後に各ガスタービンユニットの各排熱回収ボ
イラ内の各再熱器に分流させ、各再熱器で過熱された再
熱蒸気を各再熱蒸気アイソレーション弁を介した後に合
流させて低圧タービンに供給して前記蒸気タービン発電
機を駆動し、前記蒸気タービン発電機の負荷遮断が発生
したときは、前記高圧タービンおよび前記低圧タービン
には定格回転数を保持するに必要な蒸気を供給し、各ガ
スタービンユニットの各排熱回収ボイラで発生した余剰
の蒸気は各ガスタービンユニットに設けられた各高圧タ
ービンバイパス弁および各低圧タービンバイパス弁を開
き、復水器に直接的に供給するようにした多軸型コンバ
インドサイクル発電プラントの運転方法において、前記
蒸気タービン発電機の負荷遮断が発生したときは、複数
台のガスタービンユニットのうちの少なくとも1台のガ
スタービンユニットを優先ガスタービンユニットとして
選択し、前記優先ガスタービンユニット以外の非優先ガ
スタービンユニットの主蒸気アイソレーション弁と再熱
蒸気アイソレーション弁とを全閉し、各ガスタービンユ
ニットの各排気アイソレーション弁は全開状態を保持さ
せ、各ガスタービンユニットに設けられた各高圧タービ
ンバイパス弁および各低圧タービンバイパス弁を開き、
前記優先ガスタービンユニットの排熱回収ボイラより発
生した主蒸気と再熱蒸気のみを前記高圧タービンと前記
低圧タービンに流入させて前記高圧タービンおよび前記
低圧タービンの回転数を定格回転数を保持させ、前記高
圧タービンの排気蒸気は各排気アイソレーション弁を通
じて前記優先ガスタービンユニットおよび前記非優先ガ
スタービンユニットに流入させるようにしたことを特徴
とする。
【0022】請求項1に係る多軸型コンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法においては、蒸気タービン発
電機の負荷遮断が発生したときは、複数台のガスタービ
ンユニットのうちから少なくとも1台を優先ガスタービ
ンユニットとして選択し、非優先ガスタービンユニット
の主蒸気アイソレーション弁と再熱蒸気アイソレーショ
ン弁とを全閉し、各排気アイソレーション弁は全開状態
を保持させ、各高圧および各低圧タービンバイパス弁を
開く。そして、優先ガスタービンユニットの排熱回収ボ
イラより発生した主蒸気と再熱蒸気のみを高圧および低
圧タービンに流入させて回転数を定格回転数を保持さ
せ、高圧タービンの排気蒸気は各排気アイソレーション
弁を通じて優先ガスタービンユニットのみでなく非優先
ガスタービンユニットにも流入させる。
【0023】請求項2に係る多軸型コンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法は、請求項1の発明におい
て、前記高圧タービンの排気蒸気の圧力が前記非優先ガ
スタービンユニットの再熱器の蒸気圧力より所定値だけ
高くなるように、当該非優先ガスタービンユニットの低
圧タービンバイパス弁の開度を調整することを特徴とす
る。
【0024】請求項2に係る多軸型コンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法においては、請求項1の発明
の作用に加え、非優先ガスタービンユニットの低圧ター
ビンバイパス弁の開度を調整し、高圧タービンの排気蒸
気の圧力が非優先ガスタービンユニットの再熱器の蒸気
圧力より所定値だけ高くする。これにより、高圧タービ
ンの排気蒸気の一部が非優先ユニットの再熱器に確実に
流入するようになる。
【0025】請求項3に係る多軸型コンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法は、請求項2の発明におい
て、前記所定値は、前記高圧タービンの排気蒸気の温度
に応じて可変とすることを特徴とする。
【0026】請求項3に係る多軸型コンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法においては、請求項2の発明
の作用に加え、高圧タービンの排気蒸気の温度に応じ
て、高圧タービンの排気蒸気の圧力と非優先ガスタービ
ンユニットの再熱器の蒸気圧力との差圧を可変とする。
これにより、高圧タービンの排気蒸気状態に応じて適切
に高圧タービンの排気蒸気を非優先ユニットの再熱器に
流入できる。
【0027】請求項4に係る多軸型コンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法は、請求項1乃至請求項3の
いずれか1項の発明において、前記非優先ガスタービン
ユニットの前記高圧タービンからの排気蒸気の受入流量
が許容値を逸脱する状態であるときは、当該非優先ガス
タービンユニットのガスタービン出力を低下させること
を特徴とする。
【0028】請求項4に係る多軸型コンバインドサイク
ル発電プラントの運転方法は、請求項1乃至請求項3の
いずれか1項の発明の発明の作用に加え、高圧タービン
からの排気蒸気の受入流量が許容値を逸脱する状態であ
るときは、当該非優先ガスタービンユニットのガスター
ビン出力を低下させる。これにより、高圧タービンの排
気蒸気の受け入れが常に過不足なく可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る多軸型コ
ンバインドサイクル発電プラントの運転方法を適用した
場合の系統構成図である。図1では、蒸気タービン発電
機21の負荷遮断時の高圧タービン23の排気温度の上
昇を回避する場合の運転状態を示している。なお、図1
ではガスタービンユニット2台、蒸気タービン設備1台
の例を示しているが、ガスタービンユニットは3台また
はそれ以上であっても以下に説明する運転方法の適用に
関しては何ら問題はない。
【0030】図1において、蒸気タービン発電機21の
負荷遮断が発生した状態では発電機遮断器31は開放さ
れる。その場合、ガスタービンユニット11aを優先ガ
スタービンユニットとして選択し、それ以外のガスター
ビンユニット11bを非優先ガスタービンユニットとし
て選択する。そして、非優先ガスタービンユニットの主
蒸気アイソレーション弁17bおよび再熱蒸気アイソレ
ーション弁26bを全閉し、排気蒸気アイソレーション
弁24bは全開状態を維持させる。なお、各種弁の開閉
状態を容易に把握するため、図1では全閉状態の弁は弁
体を黒色で表現し、それ以外の全開状態または開度制御
状態にある弁は弁体を白抜きで表現している。
【0031】負荷遮断中の蒸気加減弁18は、高圧ター
ビン19を無負荷・定格回転数運転で保持するために微
開しており、優先ガスタービンユニットのドラム15a
より発生する主蒸気は、一部は主蒸気アイソレーション
弁17aを経由して蒸気加減弁18に流入し高圧タービ
ン19を駆動する。残りの大部分の主蒸気は高圧タービ
ンバイパス弁29aに流入し、再熱器25aおよび低圧
蒸気タービンバイパス弁30aを介して復水器28に排
出される。また、高圧タービン19の排気部23よりの
排気蒸気は、排気アイソレーション弁24aに流入し、
高圧タービンバイパス弁29aからの主蒸気と合流して
再熱器25aに流入することになる。
【0032】負荷遮断中のインターセプト弁27は蒸気
加減弁18と同様に微開しており、再熱器25aより出
た再熱蒸気は、一部は再熱蒸気アイソレーション弁26
aを経由してインターセプト弁27に流入して低圧ター
ビン20を駆動する。残りの大部分の再熱蒸気は低圧タ
ービンバイパス弁30aを経由して復水器28に排出さ
れる。
【0033】一方、非優先ガスタービンユニットのドラ
ム15bより発生する主蒸気は主蒸気アイソレーション
弁17bが全閉しているので、蒸気加減弁18に流入す
ることなく全量が高圧タービンバイパス弁29bに流入
する。そして、排気アイソレーション弁24bが全開し
ているので、高圧タービン19の排気部23からの排気
蒸気の一部は、この排気アイソレーション弁24bに流
入して、高圧タービンバイパス弁29bからの主蒸気と
合流して再熱器25bに流入する。再熱器25bからの
再熱蒸気は再熱蒸気アイソレーション弁26bが全閉さ
れているので、インターセプト弁27に流入することな
く全量が低圧タービンバイパス弁30bに流入して復水
器28に排出される。
【0034】この第1の実施の形態での運転方法は、高
圧タービン19の排気蒸気の一部が非優先ガスタービン
ユニットの排気アイソレーション弁24bを通じて再熱
器25bに流入する。つまり、優先ガスタービンユニッ
トであるガスタービンユニット11aより発生する蒸気
の一部が非優先ガスタービンユニットであるガスタービ
ンユニット11bを経由して、復水器28に排出される
ことになり、ガスタービンユニット11aの再熱蒸気量
が減り、低圧タービンバイパス弁30aを通過する蒸気
量を低減させることができる。
【0035】これにより、図6に示した従来の運転方法
に比較して、低圧タービンバイパス弁30aの開度をよ
り大きくして、高圧タービン19の排気部23の排気圧
力を低減し、排気温度の上昇を抑制できる。
【0036】また、ガスタービンユニット11aより発
生する主蒸気および再熱蒸気だけが蒸気加減弁18とイ
ンターセプト弁27とに流入するので、図6に示した両
系のガスタービンユニット11a、11bの発生蒸気が
蒸気タービン設備に流入する方法に比較して、高圧ター
ビンバイパス弁29aと低圧タービンバイパス弁30a
とを通過する蒸気量を低減できる。従って、低圧タービ
ンバイパス弁30aの開度をより大きくして、高圧ター
ビン19の排気部23の排気圧力を低減でき、高圧ター
ビン19の排気温度の上昇を抑制することができる。
【0037】この第1の実施の形態によれば、優先ガス
タービンユニットであるガスタービンユニット11aの
発生蒸気の一部が非優先ガスタービンユニットであるガ
スタービンユニット11bより復水器28に排出される
ので、優先ガスタービンユニットの低圧タービンバイパ
ス弁30aを通過する蒸気量が低減され、より大きな開
度で低圧タービンバイパス弁30aを開弁することが可
能となる。
【0038】また、ガスタービンユニット11aより発
生する主蒸気と再熱蒸気とだけで高圧タービン19と低
圧タービン20とを駆動するので、低圧タービンバイパ
ス弁30aに流入する蒸気量が低減し、より大きな開度
で低圧タービンバイパス弁30aを開弁することが可能
となる。このように、低圧タービンバイパス弁30aを
大きな開度で開弁できるので、排気蒸気の圧力を低減す
ることが可能であり、高圧タービン19の排気温度の上
昇は回避される。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係る多軸型コン
バインドサイクル発電プラントの運転方法を適用した場
合の部分系統構成図である。この第2の実施の形態は、
図1に示した第1の実施の形態に対し、高圧タービン1
9の排気蒸気の圧力が非優先ガスタービンユニットの再
熱器25bの蒸気圧力より所定値だけ高くなるように、
低圧タービンバイパス弁30bの開度を調整するように
したものである。
【0040】図2において、高圧タービン19の排気部
23の排気部圧力を検出する圧力センサ33と、再熱器
25bの入口部の再熱器圧力を検出する圧力センサ34
と、圧力センサ33で検出された高圧タービン19の排
気部23の圧力および圧力センサ34で検出された再熱
器25bの入口部の圧力に基づいて、低圧タービンバイ
パス弁30bの開度を調整する制御装置35が追加して
設置されている。
【0041】圧力センサ33により検出された高圧ター
ビン19の排気部23の排気部圧力P1は制御装置35
の減算器36に入力され、設定器37に設定されたバイ
アス値εが減算され、圧力目標値P0(P0=P1−
ε)として比較器38に入力される。比較器38は、圧
力センサ34により検出された再熱器圧力P2と減算器
36で得られた圧力目標値P0とを比較し、その圧力偏
差ΔP(ΔP=P2−P0)をコントローラ39に入力
する。PIコントローラ39は、圧力偏差ΔPが零とな
るように開度指令値θを演算し低圧タービンバイパス弁
30bの開度を調節する。
【0042】PIコントローラ39は、圧力偏差ΔPが
プラスの値のとき、つまり再熱器圧力P2が圧力設定値
P0より大きいときは、開度指令値θの値を増加させ
て、低圧タービンバイパス弁30bをより大きく開弁し
て、再熱器圧力P2を低下させるように制御する。ま
た、圧力偏差ΔPがマイナス値のときは、開度指令値θ
の値を低減させて低圧タービンバイパス弁30bの開度
を小さくして、再熱器圧力P2を増加するように制御す
る。これにより、低圧タービンバイパス弁30bは、再
熱器25bの圧力P2が排気蒸気の圧力P1よりバイア
ス値εだけ低くなるように圧力制御される。
【0043】このように、負荷遮断時の運転状態におい
て、低圧タービンバイパス弁30bにより、再熱器25
bの圧力P2が排気蒸気の圧力P1よりバイアス値εだ
け低くなるように圧力制御されるので、排気アイソレー
ション弁24bの上流側(排気蒸気の圧力とほぼ等し
い)が下流側(再熱器25bの圧力とほぼ等しい)に差
圧が生じ、かつ、この差圧は常に上流側が高く下流側が
低い。従って、この差圧により排気蒸気の一部が排気ア
イソレーション弁24bを通過して再熱器25b確実に
流入する。
【0044】この第2の実施の形態によれば、非優先ガ
スタービンユニットの再熱器25b内の蒸気圧力P2を
排気蒸気の圧力P1より低くすることで、排気アイソレ
ーション弁4bの上流の圧力が高く、下流の圧力が低く
なるような差圧が生成される。従って、高圧タービン1
9の排気蒸気の一部が確実に非優先ガスタービンユニッ
トに流入し、排気蒸気の圧力P1を確実に低減すること
が可能となり、また高圧タービン19の排気温度の上昇
が回避できる。
【0045】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態に係る多軸型コン
バインドサイクル発電プラントの運転方法を適用した場
合の部分系統構成図である。この第3の実施の形態は、
図2に示した第2の実施の形態に対し、高圧タービン1
9の排気蒸気温度T1を検出する温度センサ40を設け
ると共に、設定器37に代えて、バイアス値εを高圧タ
ービン19の排気蒸気温度T1に応じて可変とする関数
発生器41を設けたものである。
【0046】温度センサ40により検出された高圧ター
ビン19の排気蒸気温度T1は、制御装置35の関数発
生器41に入力される。関数発生器41は、排気蒸気温
度T1が高いほどバイアス値εが大きく、排気蒸気温度
T1が小さいほどバイアス値εが小さくなる関数を有
し、バイアス値εを高圧タービン19の排気蒸気温度T
1に応じて可変のバイパス値εを出力する。
【0047】減算器36では、高圧タービン19の排気
部23の排気部圧力P1からバイアス値εが減算され圧
力設定値P0が作成される。比較器38は再熱器圧力P
2より圧力設定値P0を減算して圧力偏差ΔPを作成す
る。その圧力偏差ΔPはPIコントローラ39に入力さ
れ、PIコントローラ39は、圧力偏差ΔPが零となる
ような低圧タービンバイパス30bの開度指令値θを作
成し、低圧タービンバイパス30bの開度を調整する。
【0048】これにより、低圧タービンバイパス弁30
bは、再熱器25bの圧力P2が排気蒸気の圧力P1よ
りバイアス値εだけ低くなるように制御され、かつ排気
蒸気の温度T1が高いときはバイアス値εをより大きく
することで、排気アイソレーション弁24bの上流と下
流での差圧が大きくなり、排気アイソレーション弁24
bを通過する排気蒸気の量が多くなる。逆に、排気蒸気
の温度T1が低いときはバイアス値εが小さいので、排
気アイソレーション弁24bを通過する排気蒸気の量を
少なくすることができる。
【0049】このように、第3の実施の形態によれば、
排気温度T1に応じてガスタービンユニット11bに流
入する排気蒸気を可変とすることが可能となり、関数発
生器41で演算するバイアス値εの値を最適にすること
で、排気温度T1の状態に応じて過不足のない流入蒸気
量を得ることができる。
【0050】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第4の実施の形態に係る多軸型コン
バインドサイクル発電プラントの運転方法を適用した場
合の部分系統構成図である。この第4の実施の形態は、
図1に示した第1の実施の形態に対し、非優先ガスター
ビンユニットであるガスタービンユニット11bの高圧
タービン19からの排気蒸気の受入流量が許容値を逸脱
する状態であるときは、当該非優先ガスタービンユニッ
トのガスタービン12bの出力を低下させるようにした
ものである。すなわち、低圧タービンバイパス弁30b
の開度θ1を検出する開度センサ42を設け、制御装置
35は、低圧タービンバイパス弁30bの開度が高圧タ
ービン19からの排気蒸気の受入流量の許容値を逸脱す
る状態であるときは、ガスタービン12bの出力を低下
させる指令Lをガスタービン12bに出力する。
【0051】図4において、開度センサ42により検出
された低圧タービンバイパス弁30bの開度θ1は制御
装置35の比較器44に入力され、開度設定器43に予
め設定された設定値θ0と比較される。開度設定器43
には、例えば、低圧タービンバイパス弁30bの90%
開度が設定されている。
【0052】比較器44は低圧タービンバイパス弁30
bの開度θ1が設定値θ0より大きいとき、つまり、低
圧タービンバイパス弁30bの開度θ1が90%開度よ
り大きいときは、ガスタービン12bの出力降下指令L
を出力する。ガスタービン12bは出力降下指令Lを受
けて、出力を降下するように燃料流量を調整する。
【0053】負荷遮断の運転おいて、優先ガスタービン
ユニットであるガスタービンユニット11aの発生蒸気
が高圧タービン19の排気蒸気として、非優先ガスター
ビンユニットであるガスタービンユニット11bに流入
するので、低圧タービンバイパス弁30bの開度θ1が
大きくなる。例えば、低圧タービンバイパス弁30bの
開度θ1が90%開度に達したときは、ガスタービンユ
ニット11aからの排気蒸気の受入が上限であり、これ
以上の排気蒸気の受入は許容できない状態となる。
【0054】この状態を開度センサ42により検出した
低圧タービンバイパス弁30bの開度θ1も基づき、制
御装置35の比較器44で判定する。すなわち、比較器
44は、低圧タービンバイパス弁30bの開度θ1が9
0%開度に達したことを判断すると、ガスタービン12
bの出力降下を行う。これにより、ドラム15bより発
生する主蒸気の量を低減させ、低圧タービンバイパス弁
30bを通過する蒸気の量も低減させる。従って、結果
的にガスタービンユニット11bはより多くの排気蒸気
の受入が可能となる。
【0055】この第4の実施の形態では、低圧タービン
バイパス弁30bの開度が90%開度以下のときは、ガ
スタービン12bの出力降下は行なわれず、従って排気
蒸気の受入が可能なように、過不足なくガスタービン1
2bの出力を調整することができる。なお、以上の説明
では、第1の実施の形態に対し適用した場合について説
明したが、第2の実施の形態または第3の実施の形態に
ついて適用することも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、負
荷遮断発生時に優先ガスタービンユニットと非優先ガス
タービンユニットとを選択し、非優先ユニットの主蒸気
アイソレーションと再熱蒸気アイソレーション弁とは全
閉し、排気アイソレーション弁は全開するようにしたの
で、蒸気タービン設備の高圧タービンの排気温度の上昇
が適正に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る多軸型コンバ
インドサイクル発電プラントの運転方法を適用した場合
の系統構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る多軸型コンバ
インドサイクル発電プラントの運転方法を適用した場合
の部分系統構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る多軸型コンバ
インドサイクル発電プラントの運転方法を適用した場合
の部分系統構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る多軸型コンバ
インドサイクル発電プラントの運転方法を適用した場合
の部分系統構成図。
【図5】従来の多軸型コンバインドサイクル発電プラン
トの系統構成図。
【図6】従来の負荷遮断が発生した場合の運転状態を示
す多軸型コンバインドサイクル発電プラントの系統構成
図。
【符号の説明】
11…ガスタービンユニット、12…ガスタービン、1
3…ガスタービン発電機、14…排熱回収ボイラ、15
…ドラム、16…過熱器、17…主蒸気アイソレーショ
ン弁、18…蒸気加減弁、19…高圧タービン、20…
低圧タービン、21…蒸気タービン発電機、22…回転
軸、23…排気部、24…排気アイソレーション弁、2
5…再熱器、26…再熱蒸気アイソレーション弁、27
…インターセプト弁、28…復水器、29…高圧タービ
ンバイパス弁、30…低圧タービンバイパス弁、31…
発電機遮断器、32…負荷、33、34…温度センサ、
35…制御装置、36…減算器、37…設定器、38…
比較器、39…PIコントローラ、40…温度センサ、
41…関数発生器、42…開度センサ、43…開度設定
器、44…比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G071 AB01 BA04 BA11 BA22 BA33 CA09 DA11 FA01 HA02 JA04 3G081 BA02 BA11 BB00 BC07 BD00 DA06 DA26 5H590 AA08 BB20 CA01 CA08 CA29 CC01 CE01 EA14 EB21 FA01 HA16 JA12 JA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンでガスタービン発電機を駆
    動し前記ガスタービンの排熱で蒸気を発生させる排熱回
    収ボイラを備えた複数台のガスタービンユニットと、複
    数台の各ガスタービンユニットの各排熱回収ボイラから
    の主蒸気により高圧タービンおよび低圧タービンを駆動
    して蒸気タービン発電機を駆動する蒸気タービン設備と
    を組み合わせて構成された多軸型コンバインドサイクル
    発電プラントの通常運転のときは、各ガスタービンユニ
    ットに設けられた各高圧タービンバイパス弁および各低
    圧タービンバイパス弁を全閉状態に保持し、各ガスター
    ビンユニットの各排熱回収ボイラからの主蒸気を各主蒸
    気アイソレーション弁を介した後に合流させて前記高圧
    タービンに流入させ、前記高圧タービンの排気蒸気は各
    排気アイソレーション弁を介した後に各ガスタービンユ
    ニットの各排熱回収ボイラ内の各再熱器に分流させ、各
    再熱器で過熱された再熱蒸気を各再熱蒸気アイソレーシ
    ョン弁を介した後に合流させて低圧タービンに供給して
    前記蒸気タービン発電機を駆動し、前記蒸気タービン発
    電機の負荷遮断が発生したときは、前記高圧タービンお
    よび前記低圧タービンには定格回転数を保持するに必要
    な蒸気を供給し、各ガスタービンユニットの各排熱回収
    ボイラで発生した余剰の蒸気は各ガスタービンユニット
    に設けられた各高圧タービンバイパス弁および各低圧タ
    ービンバイパス弁を開き、復水器に直接的に供給するよ
    うにした多軸型コンバインドサイクル発電プラントの運
    転方法において、前記蒸気タービン発電機の負荷遮断が
    発生したときは、複数台のガスタービンユニットのうち
    の少なくとも1台のガスタービンユニットを優先ガスタ
    ービンユニットとして選択し、前記優先ガスタービンユ
    ニット以外の非優先ガスタービンユニットの主蒸気アイ
    ソレーション弁と再熱蒸気アイソレーション弁とを全閉
    し、各ガスタービンユニットの各排気アイソレーション
    弁は全開状態を保持させ、各ガスタービンユニットに設
    けられた各高圧タービンバイパス弁および各低圧タービ
    ンバイパス弁を開き、前記優先ガスタービンユニットの
    排熱回収ボイラより発生した主蒸気と再熱蒸気のみを前
    記高圧タービンと前記低圧タービンに流入させて前記高
    圧タービンおよび前記低圧タービンの回転数を定格回転
    数を保持させ、前記高圧タービンの排気蒸気は各排気ア
    イソレーション弁を通じて前記優先ガスタービンユニッ
    トおよび前記非優先ガスタービンユニットに流入させる
    ようにしたことを特徴とする多軸型コンバインドサイク
    ル発電プラントの運転方法。
  2. 【請求項2】 前記高圧タービンの排気蒸気の圧力が前
    記非優先ガスタービンユニットの再熱器の蒸気圧力より
    所定値だけ高くなるように、当該非優先ガスタービンユ
    ニットの低圧タービンバイパス弁の開度を調整すること
    を特徴とする請求項1記載の多軸型コンバインドサイク
    ル発電プラントの運転方法。
  3. 【請求項3】 前記所定値は、前記高圧タービンの排気
    蒸気の温度に応じて可変とすることを特徴とする請求項
    2記載の多軸型コンバインドサイクルの運転方法。
  4. 【請求項4】 前記非優先ガスタービンユニットの前記
    高圧タービンからの排気蒸気の受入流量が許容値を逸脱
    する状態であるときは、当該非優先ガスタービンユニッ
    トのガスタービン出力を低下させることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の多軸型コンバ
    インドサイクルの運転方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009150392A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 General Electric Co <Ge> コンバインドサイクル発電システムを始動させるための方法及び装置
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