JP2020133581A - コンバインドサイクル発電プラントおよびその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発電プラントの停止期間中における燃料使用量を削減できるコンバインドサイクル発電プラントおよびその運転方法を提供する。【解決手段】実施形態のコンバインドサイクル発電プラント1は、ガスタービン10と、ガスタービン10からの排気が導入される流路21、排気の熱量によって蒸気を生成する蒸気生成部30、流路21の出口を開閉可能なダンパ22を備える排熱回収ボイラ20と、蒸気タービン40と、蒸気生成部30で生成された蒸気を蒸気タービン40に導く主蒸気管44と、バンキング状態のときに、流路21における排気の熱量を利用して蒸気タービン40のグランドシール部に導入する蒸気を生成するグランド蒸気生成部100と、グランドシール部に蒸気を導くグランド蒸気供給管47と、グランド蒸気生成部100で生成された蒸気をグランド蒸気供給管47に導く補助蒸気供給管46とを備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、コンバインドサイクル発電プラントおよびその運転方法に関する。
近年の火力発電プラントにおいては、プラント熱効率が高く、昼夜間格差が大きい電力需供状況に対応可能なコンバインドサイクル発電プラントの需要が高まっている。
コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービン、排熱回収ボイラ(HRSG)、蒸気タービンを備えている。コンバインドサイクル発電では、ガスタービンの駆動を利用した発電に加えて、蒸気タービンの駆動を利用した発電も行っている。蒸気タービンに利用される蒸気は、排熱回収ボイラにおいて回収されたガスタービンからの排気のエネルギを利用して生成される。
このように、コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンの排気を蒸気生成用の熱源として利用している。一方、他の発電プラントとして、ボイラを熱源として蒸気を発生させ、その蒸気で蒸気タービンを駆動するコンベンショナル発電プラントがある。
このような熱源の違いから、コンバインドサイクル発電プラントにおけるプラント熱効率は、コンベンショナル発電プラントにおけるプラント熱効率よりも高い。
また、コンバインドサイクル発電プラントでは、一般的に、起動時の暖機に必要な熱量および時間が少ない。そのため、コンバインドサイクル発電プラントは、短時間での起動停止や急速な負荷変化が可能であり、近年の電力需供状況に対応する週ごと起動停止(WSS(Weekly Start-up & Shutdown)運用)、日ごと起動停止(DSS(Daily Start-up & Shutdown)運用)に適している。
ここで、コンバインドサイクル発電プラントには、蒸気タービンから排出された蒸気を凝縮させて復水とする復水器が備えられている。WSS運用やDSS運用のコンバインドサイクル発電プラントでは、電力需供状況に早急に対応するため、プラント再起動時の時間短縮が要求されている。そのため、プラント停止期間中においても、復水器内を真空に維持することが必要となる。
復水器内を真空に維持するためには、蒸気タービンのグランドシール部において、蒸気タービンのケーシング内部と大気側との遮断が必要である。
そのため、プラント運転中においては、例えば、高圧タービンのグランドシール部や中圧タービンのグランドシール部から大気側へ漏洩する蒸気を回収して、その回収された漏洩蒸気を低圧タービンのグランドシール部に供給している。これによって、蒸気タービン内部と大気側とを遮断している。
一方、プラント停止後は、蒸気タービンへの通気がなくなり、高圧タービンのグランドシール部および中圧タービンのグランドシール部からの漏洩蒸気が発生しない。そこで、補助ボイラを備え、プラント停止工程からプラント再起動工程までの期間、補助ボイラで発生した蒸気をグランド用の蒸気として、各蒸気タービンのグランドシール部に供給している。
WSS運用やDSS運用のコンバインドサイクル発電プラントでは、頻繁な起動や停止が繰り返される。それに伴い、停止工程、停止期間および再起動工程において、補助ボイラの長時間におよぶ運転が必要となる。補助ボイラの運転時間の増大は、燃料使用量の増加となる。
そのような中、WSS運用やDSS運用のコンバインドサイクル発電プラントにおいて、排熱回収ボイラ内に補助バーナを備えることで、補助ボイラに依存しないシステムが検討されている。
従来のコンバインドサイクル発電プラントでは、上記したように、発電プラントの停止工程、停止期間および再起動工程において、長時間、補助ボイラを運転する必要があった。発電プラントの停止期間においては、グランド用の蒸気を供給することができないので、補助ボイラを運転することは必須である。そのため、発電プラントにおける燃料使用量は増加する。
また、補助ボイラを備えずに、排熱回収ボイラ内に補助バーナを備える場合においても、発電プラントの停止工程、停止期間および再起動工程において、補助バーナを作動させて、グランドシール部に供給する蒸気を生成している。
このように、従来のコンバインドサイクル発電プラントでは、発電プラントの停止工程、停止期間および再起動工程において、ボイラやバーナにおいて燃料を燃焼させることによってグランドシール部に供給する蒸気を生成している。そのため、発電プラントの停止工程、停止期間および再起動工程において、ボイラやバーナへの燃料供給が必要となり、燃料使用量を本質的に削減することができない。
本発明が解決しようとする課題は、発電プラントの停止期間中における燃料使用量を削減することができるコンバインドサイクル発電プラントおよびその運転方法を提供することである。
実施形態のコンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンと、前記ガスタービンからの排気が導入される流路、前記流路に設けられ前記排気が有する熱量によって蒸気を生成する蒸気生成部、前記流路の出口を開閉可能なダンパを備える排熱回収ボイラと、前記蒸気生成部で生成された蒸気によって駆動される蒸気タービンと、前記蒸気生成部で生成された蒸気を前記蒸気タービンに導く蒸気管とを備える。
さらに、コンバインドサイクル発電プラントは、運転されていた前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンが停止されて前記ダンパが閉じられたバンキング状態のときに、前記流路における前記排気の熱量を利用して、前記蒸気タービンのグランドシール部に導入する蒸気を生成するグランド蒸気生成部と、前記グランドシール部に蒸気を導くグランド蒸気供給管と、前記グランド蒸気生成部において生成された蒸気を前記グランド蒸気供給管に導く第1の補助蒸気供給管とを備える。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント1の構成を模式的に示す系統図である。
図1は、第1の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント1の構成を模式的に示す系統図である。
図1に示すように、コンバインドサイクル発電プラント1は、ガスタービン10と、排熱回収ボイラ(HRSG)20と、蒸気タービン40と、グランド蒸気生成部100とを主に備えている。
ガスタービン10は、空気圧縮機11と、燃焼器12と、タービン13とを備える。空気圧縮機11は、空気を吸入して圧縮し、燃焼器12に供給する。また、燃焼器12には、燃料が供給される。燃焼器12では、燃料と圧縮空気とが燃焼し、燃焼ガスが生成される。
燃焼器12で生成された燃焼ガスは、タービン13に供給され、タービン13を回転させる。タービン13は、例えば、発電機14と連結されている。タービン13の回転によって発電機14が駆動される。タービン13に供給された燃焼ガスは、排気として、タービン13から排熱回収ボイラ20に導かれる。
排熱回収ボイラ20は、ガスタービン10からの排気が導入される流路21、流路21に設けられ排気が有する熱量によって蒸気を生成する蒸気生成部30、流路21の出口を開閉可能なダンパ22を備える。
蒸気生成部30は、例えば、高圧蒸気生成部31と、中圧蒸気生成部32と、低圧蒸気生成部33とを備える。そして、これらの蒸気生成部は、排気が導入される側から、高圧蒸気生成部31、中圧蒸気生成部32、低圧蒸気生成部33の順に配置されている。
高圧蒸気生成部31は、高圧過熱器31a、高圧蒸気ドラム31b、高圧蒸発器31c、高圧節炭器31dを備える。高圧蒸気ドラム31bは、高圧蒸発器31cに接続されている。また、高圧過熱器31aと高圧蒸気ドラム31bは、配管31eで連結され、高圧蒸気ドラム31bと高圧節炭器31dは、配管31fで連結されている。
後述する復水器60から供給される水は、高圧節炭器31dに導入され、加熱される。高圧節炭器31dで加熱された水は、高圧蒸気ドラム31bに導入され、高圧蒸発器31cで蒸気となり、高圧過熱器31aに導かれる。高圧過熱器31aに導かれた蒸気は、過熱され、高圧タービン41に導かれる。
中圧蒸気生成部32は、中圧過熱器32a、中圧蒸気ドラム32b、中圧蒸発器32c、中圧節炭器32dを備える。中圧蒸気ドラム32bは、中圧蒸発器32cに接続されている。また、中圧過熱器32aと中圧蒸気ドラム32bは、配管32eで連結され、中圧蒸気ドラム32bと中圧節炭器32dは、配管32fで連結されている。
復水器60から供給される水は、中圧節炭器32dに導入され、加熱される。中圧節炭器32dで加熱された水は、中圧蒸気ドラム32bに導入され、中圧蒸発器32cで蒸気となり、中圧過熱器32aに導かれる。中圧過熱器32aに導かれた蒸気は、過熱され、中圧タービン42に導かれる。
低圧蒸気生成部33は、低圧過熱器33a、低圧蒸気ドラム33b、低圧蒸発器33c、低圧節炭器33dを備える。低圧蒸気ドラム33bは、低圧蒸発器33cに接続されている。また、低圧過熱器33aと低圧蒸気ドラム33bは、配管33eで連結され、低圧蒸気ドラム33bと低圧節炭器33dは、配管33fで連結されている。
復水器60から供給される水は、低圧節炭器33dに導入され、加熱される。低圧節炭器33dで加熱された水は、低圧蒸気ドラム33bに導入され、低圧蒸発器33cで蒸気となり、低圧過熱器33aに導かれる。低圧過熱器33aに導かれた蒸気は、過熱され、低圧タービン43に導かれる。
蒸気タービン40は、高圧タービン41、中圧タービン42、低圧タービン43を備えている。図1に示すように、例えば、高圧タービンのタービンロータは、発電機14と連結されている。
なお、図1では、ガスタービン10、蒸気タービン40および発電機14が一軸で連結された形態を示しているが、これに限られるものではない。例えば、ガスタービン10、蒸気タービン40をそれぞれ別の発電機に連結する多軸型の形態としてもよい。
高圧タービン41の蒸気導入部は、主蒸気管44を介して高圧過熱器31aと連結されている。そして、高圧タービン41には、主蒸気管44を介して、高圧蒸気生成部31で生成された蒸気が供給される。主蒸気管44には、蒸気弁44aが介在している。蒸気弁44aは、高圧タービン41に供給される蒸気の流量の調整や蒸気の遮断などを行う。なお、蒸気弁44aは、第1の蒸気弁として機能する。
高圧蒸気生成部31と蒸気弁44aとの間で主蒸気管44は分岐し、補助蒸気供給管46を形成している。補助蒸気供給管46は、各蒸気タービン41、42、43のグランドシール部41a、42a、43aに蒸気を導くグランド蒸気供給管47に連結されている。なお、補助蒸気供給管46は、第1の補助蒸気供給管として機能する。
補助蒸気供給管46には、蒸気弁46aが介在している。蒸気弁46aは、グランド蒸気供給管47に導かれる蒸気の流量の調整や蒸気の遮断などを行う。なお、蒸気弁46aは、第2の蒸気弁として機能する。
高圧タービン41の蒸気排出部は、低温再熱蒸気管45を介して中圧蒸気生成部32の配管32eと連結されている。低温再熱蒸気管45は、分岐し、補助蒸気供給管48を形成している。補助蒸気供給管48は、グランド蒸気供給管47に連結されている。なお、補助蒸気供給管48は、第2の補助蒸気供給管として機能する。
補助蒸気供給管48には、蒸気弁48aが介在している。蒸気弁48aは、グランド蒸気供給管47に導かれる蒸気の流量の調整や蒸気の遮断などを行う。
ここで、例えば、図1に示すように、補助蒸気供給管46は、補助蒸気供給管48よりも下流側(グランドシール部41a、42a、43a側)でグランド蒸気供給管47に連結されている。そして、グランド蒸気供給管47は、補助蒸気供給管46とグランド蒸気供給管47との連結部と補助蒸気供給管48とグランド蒸気供給管47との連結部との間に蒸気弁47aを備えている。蒸気弁47aは、例えば、流路を開閉する遮断弁などで構成される。
中圧タービン42の蒸気導入部は、高温再熱蒸気管49を介して中圧過熱器32aと連結されている。そして、中圧タービン42には、高温再熱蒸気管49を介して、中圧蒸気生成部32で生成された蒸気が供給される。この蒸気には、高圧タービン41から排気され、中圧過熱器32aで加熱された蒸気も含まれる。
ここで、高温再熱蒸気管49には、蒸気弁49aが介在している。蒸気弁49aは、中圧タービン42に導かれる蒸気の流量の調整や蒸気の遮断などを行う。
中圧タービン42の蒸気排出部は、クロスオーバー管50を介して低圧タービン43の蒸気導入部に連結されている。また、低圧過熱器33aは、蒸気管51を介してクロスオーバー管50に連結されている。
ここで、蒸気管51には、蒸気弁51aが介在している。蒸気弁51aは、クロスオーバー管50に導かれる蒸気の流量の調整や蒸気の遮断などを行う。
低圧タービン43の蒸気排出部は、配管を介して復水器60に連結されている。復水器60は、給水管61を介して、各蒸気生成部31、32、33の節炭器31d、32d、33dに連結されている。
ここで、高圧タービン41に供給された蒸気は、高圧タービン41を回転させた後、排出される。高圧タービン41から排出された蒸気は、中圧過熱器32aで過熱され、中圧蒸気生成部32で生成された蒸気とともに、中圧タービン42に供給される。中圧タービン42に供給された蒸気は、中圧タービン42を回転させた後、排出される。
中圧タービン42から排出された蒸気は、低圧蒸気生成部33で生成された蒸気とともに、低圧タービン43に供給される。低圧タービン43に供給された蒸気は、低圧タービン43を回転させた後、排出される。低圧タービン43から排出された蒸気は、復水器60に導かれる。
また、コンバインドサイクル発電プラント1は、補助ボイラ70を備える。補助ボイラ70は、補助蒸気供給管71を介してグランド蒸気供給管47に連結されている。補助ボイラ70は、各蒸気タービン41、42、43のグランドシール部41a、42a、43aに供給する蒸気を生成する。そして、補助ボイラ70は、必要に応じて、各蒸気タービン41、42、43のグランドシール部41a、42a、43aに蒸気を供給する。
補助蒸気供給管71には、蒸気弁71aが介在している。この蒸気弁71aは、グランド蒸気供給管47を介してグランドシール部41a、42a、43aに供給する蒸気の流量の調整や蒸気の遮断などを行う。
ここで、排熱回収ボイラ20内の流路21には、流路21内におけるガスタービン10から導入された排気の温度を検出する温度検出部80が設けられている。温度検出部80は、流路21内に1つまたは複数備えられる。複数の温度検出部80を備える場合、例えば、流路21内の排気の温度として、例えば、各温度検出部80で検出された温度の平均値を適用する。
また、高圧蒸気ドラム31bには、高圧蒸気ドラム31b内の蒸気の温度を検出する温度検出部81が設けられている。これらの温度検出部80、81は、例えば、熱電対などで構成される。
高圧過熱器31aには、高圧過熱器31a内の蒸気の圧力を検出する圧力検出部82が設けられている。また、低温再熱蒸気管45において、補助蒸気供給管48への分岐部と高圧タービン41との間には、低温再熱蒸気管45内の蒸気の圧力を検出する圧力検出部83が設けられている。
ここで、グランド蒸気生成部100について説明する。
グランド蒸気生成部100は、運転されていたガスタービン10および蒸気タービン40が停止されてダンパ22が閉じられたバンキング状態のときに、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の熱量を利用して、グランドシール部41a、42a、43aに供給する蒸気を生成する。
バンキング状態のコンバインドサイクル発電プラント1において、グランド蒸気生成部100は、高圧蒸気生成部31で主に構成される。
すなわち、バンキング状態において、復水器60から高圧節炭器31dに水が導入される。そして、高圧節炭器31dにおいて水が加熱される。高圧節炭器31dで加熱された水は、高圧蒸気ドラム31bに導入され、高圧蒸発器31cで蒸気となり、高圧過熱器31aに導かれる。高圧過熱器31aに導かれた蒸気は、過熱され、グランドシール部41a、42a、43aに供給される蒸気となる。
このグランド用の蒸気は、主蒸気管44、補助蒸気供給管46、グランド蒸気供給管47を通り、グランドシール部41a、42a、43aに供給される。
このように、ここでは、高圧タービンを駆動するための蒸気を生成する高圧蒸気生成部31を、蒸気タービン40が停止しているバンキング状態において、グランド蒸気生成部100として使用している。
また、図1に示すように、コンバインドサイクル発電プラント1は、制御装置90を備える。
制御装置90は、例えば、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)やランダムアクセスメモリ(RAM)などの記憶手段、出入力手段などを主に備えている。CPUでは、例えば、記憶手段に格納されたプログラムやデータベースなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御装置90が実行する処理は、例えば、マイクロコンピュータなどのコンピュータ装置などで実現される。
出入力手段は、外部機器から電気信号を入力したり、外部機器に電気信号を出力する。具体的には、出入力手段は、例えば、各蒸気弁44a、46a、47a、48a、49a、51a、71a、ダンパ22、補助ボイラ70、温度検出部80、81、圧力検出部82、83などと各種信号の出入力が可能に接続されている。
また、出入力手段は、例えば、復水器60で凝縮した水を各節炭器31d、32d、33dに供給する給水ポンプ(図示しない)、各節炭器31d、32d、33dに供給する水量を調節する給水調節弁(図示しない)、発電機14などと各種信号の出入力が可能に接続されている。例えば、発電機14の出力に基づいて、ガスタービン10や蒸気タービン40の負荷を検出することができる。
記憶手段には、例えば、コンバインドサイクル発電プラント1の運転に係る各種データベースなどが記憶されている。例えば、記憶手段には、各蒸気弁44a、46a、47a、48a、49a、51a、71a、ダンパ22、補助ボイラ70、給水ポンプ、給水調節弁などを制御するための各種データベースなどが記憶されている。
次に、コンバインドサイクル発電プラント1の作用について説明する。
図2は、第1の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント1における停止工程から再起動工程までを示したタイムチャートである。なお、図2において、横軸は時間を示し、縦軸は各項目の変化量を示している。
図2において、縦軸の項目には、蒸気タービン40の負荷(ST負荷)、ガスタービン10の負荷(GT負荷)、排熱回収ボイラ20内におけるガスタービン10から導入された排気の温度(HRSG排気温度)、高圧蒸気ドラム31b内の蒸気の温度(HRSGドラム蒸気温度)、高圧過熱器31a内の蒸気の圧力(HRSG過熱器内圧力)、低温再熱蒸気管45内の蒸気の圧力(低温再熱蒸気管内圧力)、高圧節炭器31dへの給水量(給水量)、補助ボイラの運転状態(補助ボイラの運転)が示されている。
ここでは、運転されていたガスタービン10および蒸気タービン40の負荷を徐々に低下させてガスタービン10および蒸気タービン40を停止させる工程(プラント停止工程)、運転されていたガスタービン10および蒸気タービン40が停止されかつダンパ22が閉じられたバンキング状態においてグランドシール用の蒸気を供給する工程(バンキング工程)、バンキング状態からガスタービン10および蒸気タービン40を再起動させる工程(プラント再起動工程)について説明する。
なお、上記したコンバインドサイクル発電プラント1の構成および図2に示したタイムチャートでは、バンキング状態において、高圧蒸気生成部31において生成された蒸気をグランドシール部41a、42a、43aに供給する一例を示している。
ここで、バンキング状態は、プラント停止工程が完了した時、すなわち、図2の時間Eから始まる。つまり、バンキング状態は、運転されていたガスタービン10および蒸気タービン40が停止され、ダンパ22が閉じられ、蒸気タービンを駆動する蒸気を生成するための給水が停止したときから始まる。そして、バンキング状態は、プラント再起動工程が開始したときに終了する。すなわち、バンキング状態は、蒸気タービンを駆動する蒸気を生成するための給水が開始されたとき(時間G)に終了する。
図2に示すように、時間Aにおいて、プラント停止工程が開始する。ここでは、排熱回収ボイラ20へ流入する排気の温度を、定常運転時の排気の温度に維持しつつ、ガスタービン10の負荷を下げる。すなわち、排熱回収ボイラ20へ流入する排気の流量が減少し、高圧蒸気生成部31において生成される蒸気量が減少する。そのため、蒸気タービン40の負荷も低減する。そして、蒸気タービン40は、時間Cにおいて停止する。
なお、プラント停止工程において、蒸気弁44aは、蒸気タービン40が停止する時間Cまで開かれている。換言すれば、蒸気弁44aは、蒸気タービン40が停止した時間Cに閉じられる。なお、蒸気弁49a、51aにおいても、蒸気タービン40が停止した時間Cに閉じられる。また、蒸気弁46aは、閉じられ、蒸気弁47aは、開かれている。
すなわち、プラント停止工程において、グランド用の蒸気は、低温再熱蒸気管45、補助蒸気供給管48、グランド蒸気供給管47を通り、グランドシール部41a、42a、43aに供給される。
グランドシール部41a、42a、43aに供給される蒸気の圧力は、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力よりも高い圧力に調整される。ここで、グランド蒸気供給可能圧力は、グランドシール部41a、42a、43aに蒸気を供給することが可能な、低温再熱蒸気管45内の蒸気の圧力である。また、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力は、グランド蒸気供給可能圧力のうちで最小の圧力である。
なお、グランドシール部41a、42a、43aに供給される蒸気の温度は、タービンロータなどの熱応力を考慮し、所定の設定範囲内の温度(グランド用蒸気設定温度)に維持される。図2に示すように、HRSGドラム蒸気温度は、時間Aから時間Bの間に減少するが、時間Bから時間Eの間は一定である。この時間Aから時間Eの間のHRSGドラム蒸気温度は、所定の設定範囲内の温度(グランド用蒸気設定温度)である。一方、低温再熱蒸気管内圧力は、時間Aから時間Cまで単調に減少している。
プラント停止工程において、制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上となるように、蒸気弁48a、47aを制御する。なお、図2には、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力が破線で示されている。
制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力を下回っていると判定した場合(時間B)には、補助ボイラ70を運転する。この際、制御装置90は、蒸気弁48aを閉じるとともに、蒸気弁71aを開く。
なお、制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力を下回っていないと判定した場合には、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力を下回っているか否かの判定を繰り返す。
補助ボイラ70を運転することで、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上のグランド用の蒸気が、補助ボイラ70からグランドシール部41a、42a、43aに供給される。なお、補助ボイラ70から供給される蒸気は、グランド用の蒸気として要求される温度も満たしている。
続いて、制御装置90は、ガスタービン10の負荷に基づいて、ガスタービン10が停止したと判定した場合(時間D)、ダンパ22を閉じる。さらに、制御装置90は、給水ポンプを停止する制御を行う。すなわち、制御装置90は、蒸気タービンを駆動する蒸気を生成するための給水を停止させる制御を行う。
制御装置90は、給水ポンプからの出力信号に基づいて、給水ポンプが停止したと判定した場合(時間E)、補助ボイラ70の運転を停止するとともに、蒸気弁71aを閉じる。さらに、制御装置90は、蒸気弁46aを開くとともに、給水ポンプを稼働して高圧蒸気生成部31に給水を行う。高圧蒸気生成部31に給水することで、グランドシール部41a、42a、43aに供給する蒸気を生成する。この場合、高圧蒸気生成部31は、グランド蒸気生成部100として機能している。
ここで、時間Eにおいて給水ポンプが停止したときに、プラント停止工程が完了し、バンキング工程となる。
高圧蒸気生成部31において生成された蒸気は、主蒸気管44、補助蒸気供給管46、グランド蒸気供給管47を通り、グランドシール部41a、42a、43aに供給される。
このグランドシール部41a、42a、43aに供給される蒸気は、バンキング状態において、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の熱量を利用して生成される。なお、バンキング工程において、図2に示すように、HRSG過熱器内圧力は一定である。このHRSG過熱器内圧力は、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上である。
図2に示すように、バンキング状態において、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の熱量を利用して蒸気を生成しているため、HRSG排気温度は徐々に低下する。
制御装置90は、温度検出部80からの出力に基づいて、HRSG排気温度がグランド用蒸気生成可能温度を下回ったと判定した場合(時間F)、補助ボイラ70を運転する。この際、制御装置90は、蒸気弁46aを閉じるとともに、蒸気弁71aを開く。さらに、給水ポンプを停止させ、高圧蒸気生成部31への給水を停止する。なお、図2には、グランド用蒸気生成可能温度の下限温度が破線で示されている。
ここで、グランド蒸気生成可能温度は、グランド蒸気生成部100において、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上の蒸気を生成するとともに、グランド用の蒸気に要求されている温度を満たす蒸気を生成することができる、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の温度である。また、図2において破線で示されたグランド蒸気生成可能温度の下限温度は、グランド蒸気生成可能温度のうちで最低の温度である。
補助ボイラ70を運転することで、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上で、かつグランド用の蒸気として要求される温度を満たすグランド用の蒸気が、補助ボイラ70からグランドシール部41a、42a、43aに供給される。
なお、制御装置90は、温度検出部80からの出力に基づいて、HRSG排気温度がグランド用蒸気生成可能温度を下回っていないと判定した場合には、HRSG排気温度がグランド用蒸気生成可能温度を下回っているか否かの判定を繰り返す。
続いて、プラント再起動工程を開始する場合(時間G)、制御装置90は、給水ポンプを駆動し、蒸気タービンを駆動する蒸気を生成するための給水を始める。さらに、制御装置90は、ダンパ22を開く。この給水ポンプの駆動が開始したときに、バンキング工程は終了する。
さらに、制御装置90は、給水ポンプの出力信号に基づいて、蒸気生成部30への給水量が所定量に達したと判定した場合(時間H)、ガスタービン10を運転する。
続いて、制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上となったと判定した場合(時間I)には、補助ボイラ70を停止する。この際、制御装置90は、蒸気弁71aを閉じるとともに、蒸気弁46aを開く。
なお、制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上となっていないと判定した場合には、補助ボイラ70の運転は継続される。
続いて、制御装置90は、時間Jのときに、蒸気弁44a、49a、51aを開き、蒸気タービン40を駆動する。そして、ガスタービン10および蒸気タービン40の負荷を定格負荷まで上昇させる。
上記したように、第1の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント1では、グランド蒸気生成部100を備えることで、バンキング状態において、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の熱量を利用して、グランドシール部41a、42a、43aに供給する蒸気を生成することができる。そのため、プラントが停止している図2における時間Eから時間Fの間においては、補助ボイラ70を運転することなく、グランド用の蒸気を生成することができる。
すなわち、プラント停止工程からプラント再起動工程に亘って、グランド用の蒸気を補助ボイラ70によって生成する従来のコンバインドサイクル発電プラントに比べて、コンバインドサイクル発電プラント1では、プラント停止中の時間Eから時間Fの間に補助ボイラ70において使用される燃料を削減することができる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント2の構成を模式的に示す系統図である。なお、以下の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
図3は、第2の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント2の構成を模式的に示す系統図である。なお、以下の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
第2の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント2では、グランド蒸気生成部110の構成が、第1の実施の形態におけるグランド蒸気生成部100の構成と異なる。ここでは、この異なる構成について主に説明する。
図3に示すように、グランド蒸気生成部110は、フラッシュタンク111で主に構成されている。フラッシュタンク111内は、一定の圧力に維持される。フラッシュタンク111は、供給された水をフラッシュ蒸発させて蒸気とする。
フラッシュタンク111は、高圧節炭器31dで加熱された水を高圧蒸気ドラム31bに導く配管31fから分岐された配管112に連結されている。配管112には、フラッシュタンク111に供給する水量を調整する水量調整弁112aが介在している。
また、フラッシュタンク111は、補助蒸気供給管113を介してグランド蒸気供給管47に連結されている。補助蒸気供給管113には、蒸気弁113aが介在している。蒸気弁113aは、グランド蒸気供給管47に導かれる蒸気の流量の調整や蒸気の遮断などを行う。なお、補助蒸気供給管113は、第1の補助蒸気供給管として機能し、蒸気弁113aは、第2の蒸気弁として機能する。
配管31fにおいて、配管112への分岐部と高圧蒸気ドラム31bとの間に、遮断弁112bが介在している。遮断弁112bは、高圧蒸気ドラム31bへの水の供給を遮断する。
制御装置90の出入力手段は、水量調整弁112a、遮断弁112b、蒸気弁113aとも各種信号の出入力が可能に接続されている。
制御装置90の記憶手段には、例えば、コンバインドサイクル発電プラント2の運転に係る各種データベースなどが記憶されている。例えば、記憶手段には、水量調整弁112a、遮断弁112b、蒸気弁113aなどを制御するための各種データベースなども記憶されている。
次に、コンバインドサイクル発電プラント2の作用について説明する。
図4は、第2の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント2における停止工程から再起動工程までを示したタイムチャートである。なお、図4において、横軸は時間を示し、縦軸は各項目の変化量を示している。なお、縦軸の各項目は、図2に示した縦軸の各項目と同じである。
図4では、図2と同様に、プラント停止工程、バンキング工程、プラント再起動工程のタイムチャートが示されている。
なお、上記したコンバインドサイクル発電プラント2の構成および図4に示したタイムチャートでは、バンキング状態において、高圧蒸気生成部31に供給された水をフラッシュタンク111において蒸気とし、その蒸気をグランドシール部41a、42a、43aに供給する一例を示している。そのため、ここでは、フラッシュタンク111は、グランド蒸気生成部110として機能している。
なお、ここでは、第1の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント1の作用と異なるコンバインドサイクル発電プラント2の作用について説明する。
第2の実施の形態において、時間Aから時間Eまでの作用は、第1の実施の形態と同じである。
制御装置90は、給水ポンプからの出力信号に基づいて、給水ポンプが停止したと判定した場合(時間E)、補助ボイラ70の運転を停止するとともに、蒸気弁71aを閉じる。さらに、制御装置90は、水量調整弁112aおよび蒸気弁113aを開くとともに、遮断弁112bを閉じる。さらに、制御装置90は、給水ポンプを稼働して高圧蒸気生成部31に給水を行う。
なお、給水ポンプが停止したと判定するまでは、水量調整弁112aおよび蒸気弁113aは閉じられ、遮断弁112bは開かれている。
ここで、時間Eにおいて給水ポンプが停止したときに、プラント停止工程が完了し、バンキング工程となる。
高圧蒸気生成部31に供給された水は、高圧節炭器31dを通過することで、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の熱量によって加熱される。高圧節炭器31dを通過した水は、配管31f、配管112を通り、フラッシュタンク111内に導かれる。フラッシュタンク111内に導かれた水は、フラッシュ蒸発して蒸気となる。フラッシュタンク111内に生成した蒸気は、補助蒸気供給管113、グランド蒸気供給管47を通り、グランドシール部41a、42a、43aに供給される。
図4に示すように、バンキング状態において、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の熱量を利用して蒸気を生成しているため、HRSG排気温度は徐々に低下する。しかしながら、排気の熱量は、高圧節炭器31dにおいて水を加熱することのみに使用されるため、バンキング工程におけるHRSG排気温度の低下は、図2におけるバンキング状態のHRSG排気温度の低下よりも緩やかである。
制御装置90は、温度検出部80からの出力に基づいて、HRSG排気温度がグランド用蒸気生成可能温度(具体的には、グランド用蒸気生成可能温度の下限温度)を下回ったと判定した場合(時間K)、補助ボイラ70を運転する。この際、制御装置90は、蒸気弁113aを閉じるとともに、蒸気弁71aを開く。さらに、給水ポンプを停止させ、高圧蒸気生成部31への給水を停止する。
ここで、グランド用蒸気生成可能温度は、フラッシュタンク111において、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上の蒸気を生成するとともに、グランド用の蒸気に要求されている温度を満たす蒸気を生成することができる、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の温度である。また、グランド用蒸気生成可能温度の下限温度は、グランド用蒸気生成可能温度のうちの最低の温度である。
補助ボイラ70を運転することで、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上で、かつグランド用の蒸気として要求される温度を満たすグランド用の蒸気が、補助ボイラ70からグランドシール部41a、42a、43aに供給される。
なお、制御装置90は、温度検出部80からの出力に基づいて、HRSG排気温度がグランド用蒸気生成可能温度を下回っていないと判定した場合には、HRSG排気温度がグランド用蒸気生成可能温度を下回っているか否かの判定を繰り返す。
続いて、制御装置90は、プラント再起動工程において、給水ポンプを駆動し、蒸気タービンを駆動する蒸気を生成するための給水を始める(時間L)。以後の作用は、第1の実施の形態と同じである。
上記したように、第2の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント2では、グランド蒸気生成部110を備えることで、バンキング状態において、排熱回収ボイラ20内に閉じ込められた排気の熱量を利用して、グランドシール部41a、42a、43aに供給する蒸気を生成することができる。そのため、図4において、時間Eから時間Kの間は、補助ボイラ70を運転することなく、グランド用の蒸気を生成することができる。
さらに、コンバインドサイクル発電プラント2では、グランド蒸気生成部110としてフラッシュタンク111を備え、高圧節炭器31dで加熱された水をフラッシュタンク111に供給している。バンキング工程において、排熱回収ボイラ20内の排気の熱量は高圧節炭器31dにおいて水を加熱することのみに使用されるため、HRSG排気温度は、緩やかに低下する。
すなわち、フラッシュタンク111内において水を蒸気にできるため、水を蒸気にするための熱量を排熱回収ボイラ20内の排気から奪わない。
そのため、図4に示すように、補助ボイラ70を停止している時間をより長くすることができる。そして、時間Eから時間Kの間は補助ボイラ70を運転していないので、プラント停止中における使用燃料を削減することができる。
(第3の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント3の構成を模式的に示す系統図である。
図5は、第3の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント3の構成を模式的に示す系統図である。
第3の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント3において、補助蒸気供給管48への分岐部と排熱回収ボイラ20との間の低温再熱蒸気管45に圧力調整弁45aを備えた以外の構成は、第1の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント1の構成と同じである。
図5に示すように、低温再熱蒸気管45において、補助蒸気供給管48への分岐部と排熱回収ボイラ20との間に圧力調整弁45aが設けられている。
この圧力調整弁45aを備えることで、プラント停止工程における低温再熱蒸気管内圧力の時間的な変化を、第1の実施の形態におけるプラント停止工程における低温再熱蒸気管内圧力の時間的な変化と異ならせることができる。ここでは、この点について主に説明する。
図6は、第3の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント3における停止工程から再起動工程までを示したタイムチャートである。なお、図6において、横軸は時間を示し、縦軸は各項目の変化量を示している。なお、縦軸の各項目は、図2に示した縦軸の各項目と同じである。
図6に示すように、時間Aにおいて、プラント停止工程が開始する。プラント停止工程において、制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上となるように、圧力調整弁45aを制御する。この際、制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、例えば、蒸気弁48aを制御することもある。
プラント停止工程において、蒸気タービン40の負荷は、時間とともに低下するため、低温再熱蒸気管内圧力も時間とともに低下する。
制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、圧力調整弁45aを調整しても、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力を下回ると判定した場合(時間E)、補助ボイラ70を運転する。この際、制御装置90は、蒸気弁48aを閉じるとともに、蒸気弁71aを開く。
なお、制御装置90は、圧力検出部83からの出力に基づいて、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力を下回っていないと判定した場合には、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力を下回っているか否かの判定を繰り返す。
補助ボイラ70を運転することで、グランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上のグランド用の蒸気が、補助ボイラ70からグランドシール部41a、42a、43aに供給される。なお、補助ボイラ70から供給される蒸気は、グランド用の蒸気として要求される温度も満たしている。
以降の作用は、第1の実施の形態における作用と同じである。
上記したように、第3の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント3では、圧力調整弁45aを備えることで、プラント停止工程における低温再熱蒸気管内圧力の時間的な変化を調整することができる。すなわち、圧力調整弁45aを備えることで、グランドシール部41a、42a、43aに供給する蒸気の圧力の時間的な変化を調整することができる。
そして、プラント停止工程において、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力を下回るまでの時間を長く維持することができる。換言すると、プラント停止工程において、低温再熱蒸気管内圧力がグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上に維持される時間を長くすることができる。ここでは、プラント停止工程が完了するまで、補助ボイラ70を運転することなく、グランドシール部41a、42a、43aに蒸気を供給することができる。
このように、圧力調整弁45aを備えることで、プラント停止工程において、補助ボイラ70を運転することがないため、使用燃料を削減することができる。また、コンバインドサイクル発電プラント3では、第1の実施の形態における作用効果と同様の作用効果が得られる。すなわち、圧力調整弁45aを備えることで、バンキング工程だけではなく、プラント停止工程においても、使用燃料を削減することができる。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント1の構成に、上記した圧力調整弁45aをさらに備えた構成の一例を示したが、この構成に限られない。
例えば、第2の実施の形態のコンバインドサイクル発電プラント2の構成に、上記した圧力調整弁45aをさらに備えてもよい。この場合においても、上記した作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
第1の実施の形態において、グランド蒸気生成部100を高圧蒸気生成部31で構成した一例を示したが、これに限られない。
第1の実施の形態において、グランド蒸気生成部100を高圧蒸気生成部31で構成した一例を示したが、これに限られない。
第1の実施の形態において、例えば、グランド蒸気生成部100を中圧蒸気生成部32で構成してもよい。この場合、高温再熱蒸気管49は、中圧過熱器32aと蒸気弁49aとの間で分岐し、補助蒸気供給管46を構成する。そして、補助蒸気供給管46は、グランド蒸気供給管47に連結される。
この場合、バンキング工程において、中圧蒸気生成部32で生成された蒸気が、グランド用の蒸気としてグランドシール部41a、42a、43aに供給される。
また、第1の実施の形態において、例えば、グランド蒸気生成部100を低圧蒸気生成部33で構成してもよい。この場合、蒸気管51は、低圧過熱器33aと蒸気弁51aとの間で分岐し、補助蒸気供給管46を構成する。そして、補助蒸気供給管46は、グランド蒸気供給管47に連結される。
この場合、バンキング工程において、低圧蒸気生成部33で生成された蒸気が、グランド用の蒸気としてグランドシール部41a、42a、43aに供給される。
グランド蒸気生成部100を中圧蒸気生成部32または低圧蒸気生成部33で構成した場合でも、グランド蒸気生成部100を高圧蒸気生成部31で構成した場合の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
また、第2の実施の形態において、フラッシュタンク111に加熱された水を供給する配管として、高圧節炭器31dで加熱された水を高圧蒸気ドラム31bに導く配管31fから分岐された配管112を一例として示したが、これに限られない。
第2の実施の形態において、フラッシュタンク111に加熱された水を供給する配管として、中圧節炭器32dで加熱された水を中圧蒸気ドラム32bに導く配管32fから分岐された配管であってもよい。
また、第2の実施の形態において、フラッシュタンク111に加熱された水を供給する配管として、低圧節炭器33dで加熱された水を低圧蒸気ドラム33bに導く配管33fから分岐された配管であってもよい。
なお、フラッシュタンク111は、補助蒸気供給管113を介してグランド蒸気供給管47に連結されている。
いずれの場合においても、第2の実施の形態で示したコンバインドサイクル発電プラント2の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明した実施形態によれば、発電プラントの停止期間中における燃料使用量を削減することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2、3…コンバインドサイクル発電プラント、10…ガスタービン、11…空気圧縮機、12…燃焼器、13…タービン、14…発電機、20…排熱回収ボイラ、21…流路、22…ダンパ、30…蒸気生成部、31…高圧蒸気生成部、31a…高圧過熱器、31b…高圧蒸気ドラム、31c…高圧蒸発器、31d…高圧節炭器、31e、31f、32e、32f、33e、33f、112…配管、32…中圧蒸気生成部、32a…中圧過熱器、32b…中圧蒸気ドラム、32c…中圧蒸発器、32d…中圧節炭器、33…低圧蒸気生成部、33a…低圧過熱器、33b…低圧蒸気ドラム、33c…低圧蒸発器、33d…低圧節炭器、40…蒸気タービン、41…高圧タービン、41a…グランドシール部、42…中圧タービン、43…低圧タービン、44…主蒸気管、44a、46a、47a、48a、49a、51a、71a、113a…蒸気弁、45…低温再熱蒸気管、45a…圧力調整弁、46、48、71、113…補助蒸気供給管、47…グランド蒸気供給管、49…高温再熱蒸気管、50…クロスオーバー管、51…蒸気管、60…復水器、61…給水管、70…補助ボイラ、80、81…温度検出部、82、83…圧力検出部、90…制御装置、100、110…グランド蒸気生成部、111…フラッシュタンク、112a…水量調整弁、112b…遮断弁。
Claims (8)
- ガスタービンと、
前記ガスタービンからの排気が導入される流路、前記流路に設けられ前記排気が有する熱量によって蒸気を生成する蒸気生成部、前記流路の出口を開閉可能なダンパを備える排熱回収ボイラと、
前記蒸気生成部で生成された蒸気によって駆動される蒸気タービンと、
前記蒸気生成部で生成された蒸気を前記蒸気タービンに導く蒸気管と、
運転されていた前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンが停止されて前記ダンパが閉じられたバンキング状態のときに、前記流路における前記排気の熱量を利用して、前記蒸気タービンのグランドシール部に導入する蒸気を生成するグランド蒸気生成部と、
前記グランドシール部に蒸気を導くグランド蒸気供給管と、
前記グランド蒸気生成部において生成された蒸気を前記グランド蒸気供給管に導く第1の補助蒸気供給管と
を具備することを特徴とするコンバインドサイクル発電プラント。 - 前記グランド蒸気生成部は、前記蒸気生成部で構成され、
前記第1の補助蒸気供給管は、前記蒸気管から分岐された配管で構成されることを特徴とする請求項1記載のコンバインドサイクル発電プラント。 - 前記蒸気管は、第1の蒸気弁を備え、
前記第1の補助蒸気供給管は、前記第1の蒸気弁と前記蒸気生成部との間の前記蒸気管から分岐されるとともに、第2の蒸気弁を備え、
前記バンキング状態のときに、前記第1の蒸気弁は閉じられ、前記第2の蒸気弁は開かれていることを特徴とする請求項1または2記載のコンバインドサイクル発電プラント。 - 前記グランド蒸気生成部は、内部が一定の圧力に維持されるとともに前記排熱回収ボイラにおいて加熱された給水をフラッシュ蒸発させるフラッシュタンクで構成され、
前記第1の補助蒸気供給管は、前記フラッシュタンクと前記グランド蒸気供給管と連結する配管で構成されることを特徴とする請求項1記載のコンバインドサイクル発電プラント。 - 前記蒸気管は、第1の蒸気弁を備え、
前記第1の補助蒸気供給管は、第2の蒸気弁を備え、
前記バンキング状態のときに、前記第1の蒸気弁は閉じられ、前記第2の蒸気弁は開かれていることを特徴とする請求項1または4記載のコンバインドサイクル発電プラント。 - 前記蒸気タービンから排出された蒸気を加熱するために前記排熱回収ボイラに導く再熱蒸気管と、
前記再熱蒸気管から分岐され、前記グランド蒸気供給管に連通する第2の補助蒸気供給管と、
前記第2の補助蒸気供給管の分岐部と前記排熱回収ボイラとの間の前記再熱蒸気管に備えられた圧力調整弁と
をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のコンバインドサイクル発電プラント。 - ガスタービンと、
前記ガスタービンからの排気が導入される流路、前記流路に設けられ前記排気が有する熱量によって蒸気を生成する蒸気生成部、前記流路の出口を開閉可能なダンパを備える排熱回収ボイラと、
前記蒸気生成部で生成された蒸気によって駆動される蒸気タービンと、
第1の遮断弁を備え、前記蒸気生成部で生成された蒸気を前記蒸気タービンに導く蒸気管と、
前記流路における前記排気の熱量を利用して、前記蒸気タービンのグランドシール部に導入する蒸気を生成するグランド蒸気生成部と、
前記グランドシール部に蒸気を導くグランド蒸気供給管と、
第2の遮断弁を備え、前記グランド蒸気生成部において生成された蒸気を前記グランド蒸気供給管に導く第1の補助蒸気供給管と、
前記第1の遮断弁、前記第2の遮断弁、前記ダンパを制御する制御装置と、
前記排熱回収ボイラ内の前記排気の温度を検出する温度検出部と
を備えるコンバインドサイクル発電プラントの運転方法であって、
運転されていた前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンが停止されかつ前記ダンパが閉じられたバンキング状態であって、前記第1の遮断弁が閉じられているときに、
前記制御装置が前記第2の遮断弁を開き、前記グランド蒸気生成部で生成された蒸気を前記第1の補助蒸気供給管を介して前記グランド蒸気供給管に供給する蒸気供給工程を有し、
前記制御装置が前記温度検出部からの信号に基づいて前記排熱回収ボイラ内の前記排気の温度がグランド蒸気生成可能温度を下回っていると判定するまで、前記蒸気供給工程を実行することを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの運転方法。 - 前記蒸気タービンから排出された蒸気を加熱するために前記排熱回収ボイラに導く再熱蒸気管と、
前記再熱蒸気管から分岐され、前記グランド蒸気供給管に連通する第2の補助蒸気供給管と、
前記第2の補助蒸気供給管の分岐部と前記排熱回収ボイラとの間の前記再熱蒸気管に備えられた圧力調整弁と、
前記圧力調整弁よりも上流側の前記再熱蒸気管内における蒸気の圧力を検出する圧力検出部と
をさらに備え、
前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンの負荷を徐々に低下せて前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンを停止させる停止工程のときに、
前記制御装置が、前記圧力検出部からの信号に基づいて前記圧力調整弁を調整し、第2の補助蒸気供給管に導かれる蒸気の圧力をグランド蒸気供給可能圧力の下限圧力以上に調整する蒸気圧力調整工程を有し、
前記制御装置が前記圧力検出部からの信号に基づいて前記圧力調整弁を調整しても蒸気の圧力が前記下限圧力を下回っていると判定するまで、前記蒸気圧力調整工程を実行することを特徴とする請求項7記載のコンバインドサイクル発電プラントの運転方法。
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