JP2015048539A - シャツ - Google Patents

シャツ Download PDF

Info

Publication number
JP2015048539A
JP2015048539A JP2013178736A JP2013178736A JP2015048539A JP 2015048539 A JP2015048539 A JP 2015048539A JP 2013178736 A JP2013178736 A JP 2013178736A JP 2013178736 A JP2013178736 A JP 2013178736A JP 2015048539 A JP2015048539 A JP 2015048539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shirt
nail
sleeve
collar
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013178736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5883421B2 (ja
Inventor
英信 阪本
Hidenobu Sakamoto
英信 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOUYAMA CHOYA SEWING
Original Assignee
KOUYAMA CHOYA SEWING
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOUYAMA CHOYA SEWING filed Critical KOUYAMA CHOYA SEWING
Priority to JP2013178736A priority Critical patent/JP5883421B2/ja
Publication of JP2015048539A publication Critical patent/JP2015048539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5883421B2 publication Critical patent/JP5883421B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

【課題】 襟部材などのシャツ構成部材の着脱が容易であると共に、当該シャツ構成部材を装着した状態でも着用感の良好なシャツを提供する。【解決手段】 シャツは、シャツ本体2と、シャツ本体2とは別個に設けられ、シャツ本体2に着脱自在に装着されるシャツ構成部材としての襟部材3と、を備えている。襟部材3には薄板状の爪部5が設けられ、シャツ本体2には爪部5が挿入される爪挿入部6が設けられている。そして、爪部5が爪挿入部6に挿入されることにより、襟部材3がシャツ本体2に着脱自在に装着されるようにされている。【選択図】 図6

Description

本発明は、襟部材、袖口部材(カフス)などのシャツ構成部材をシャツ本体に着脱自在に装着できるようにしたシャツに関する。
ワイシャツ等のシャツは、襟部と袖口部(カフス)が特に汚れやすく、着用し続けた場合には、服地の他の部位がほとんど汚れないうちに、襟部と袖口部だけが汚れてしまうため、頻繁に洗濯する必要があった。
そこで、従来、襟部材、袖口部材などのシャツ構成部材をシャツ本体に着脱自在に装着できるようにしたシャツが提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。特許文献1に開示されたシャツにおいては、襟部材及び袖口部材を、ボタンとボタンホールを用いてシャツ本体に装着するようにされている。また、特許文献2に開示されたシャツにおいては、襟部材及び袖口部材を、ホックを用いてシャツ本体に装着するようにされている。さらに、特許文献3〜5に開示されたシャツにおいては、襟部材及び袖口部材を、面ファスナ雄材と面ファスナ雌材の噛み合わせによってシャツ本体に装着するようにされている。
特許第5022790号公報 実用新案登録第3093235号公報 実用新案登録第3099510号公報 実用新案登録第3154172号公報 実開平5−051914号公報
しかし、特許文献1に開示されているシャツでは、襟部材及び袖口部材を、ボタンとボタンホールを用いてシャツ本体に装着するようにされているため、ボタンの掛け替えが面倒で、襟部材及び袖口部材の着脱を簡単に行なうことができない、という問題点がある。
また、特許文献2に開示されているシャツでは、襟部材及び袖口部材を、ホックを用いてシャツ本体に装着するようにされているため、襟部材及び袖口部材が簡単に外れてしまう虞がある。
さらに、特許文献3〜5に開示されているシャツでは、襟部材及び袖口部材を、面ファスナ雄材と面ファスナ雌材の噛み合わせによってシャツ本体に装着するようにされているため、襟部材及び袖口部材の取付け部分が分厚くなり過ぎて、着用感が悪い、という問題点がある。尚、この問題点を解消するために面ファスナ雄材と面ファスナ雌材の噛み合わせ厚を薄くすると、上記特許文献2に開示されたシャツの場合と同様に、襟部材及び袖口部材が簡単に外れてしまう虞がある。
本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、襟部材、袖口部材(カフス)などのシャツ構成部材の着脱が容易であると共に、当該シャツ構成部材を装着した状態でも着用感の良好なシャツを提供することを目的とする。また、本発明は、襟部材、袖口部材(カフス)などのシャツ構成部材が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係るシャツの構成は、
(1)シャツ本体と、前記シャツ本体とは別個に設けられ、前記シャツ本体に着脱自在に装着されるシャツ構成部材と、を備えたシャツであって、前記シャツ本体と前記シャツ構成部材のいずれか一方には薄板状の爪部が設けられ、他方には当該爪部が挿入される爪挿入部が設けられており、前記爪部が前記爪挿入部に挿入されることにより、前記シャツ構成部材が前記シャツ本体に着脱自在に装着されることを特徴とする。
本発明において、シャツ構成部材には、例えば、襟部材、袖口部材(カフス)、袖部材などの、シャツを構成するあらゆる部材が含まれるものとする。
本発明のシャツの上記(1)の構成によれば、爪部を爪挿入部に挿入するだけで、シャツ構成部材をシャツ本体に装着することができ、爪部を爪挿入部から抜き取るだけで、シャツ構成部材をシャツ本体から取り外すことができるので、シャツ構成部材の着脱が容易なシャツを提供することができる。また、本発明のシャツの上記(1)の構成によれば、シャツ構成部材の取付け部分に、「薄板状」の爪部と当該爪部が挿入される爪挿入部が介在されるだけであり、シャツ構成部材の取付け部分が分厚くなり過ぎることはないので、シャツ構成部材を装着した状態でも着用感の良好なシャツを提供することができる。
本発明のシャツの上記(1)の構成においては、以下の(2)〜(12)のような構成にすることが好ましい。
(2)前記爪挿入部は、前記シャツ本体又は前記シャツ構成部材の二重の生地の内部に形成されている。
上記(2)の好ましい構成によれば、「薄板状」の爪部がシャツ本体又はシャツ構成部材の生地の内部に挿入される構成であり、シャツ構成部材の取付け部分の厚みをさらに薄くすることができるので、シャツ構成部材を装着した状態での着用感をさらに良好なものとすることができる。
(3)前記シャツ構成部材は、襟部材である。
上記(3)の好ましい構成によれば、襟部材が汚れても、他の襟部材に簡単に付け替えることができるので、頻繁に洗濯する必要のないシャツを提供することができる。また、いろいろな形、デザインの襟部材に簡単に付け替えることができるので、クールビズのお洒落を存分に楽しむことのできるシャツを提供することができる。さらに、襟部材を簡単に取り外すことができるので、襟部材だけをシャツ本体とは別個に持ち運んで、当該襟部材の型崩れを防止することもできる。
(4)上記(3)の構成において、前記シャツ本体は、立襟を備えており、前記襟部材は、帯状に形成され、長手方向に沿って二つ折りに折り曲げて、前記立襟に被せられる。
上記(4)の好ましい構成によれば、立襟が芯の役目を果たすため、襟部材を型崩れさせることなくシャツ本体に装着することができる。
(5)上記(4)の構成において、前記爪部は、前記襟部材の、前記立襟の内側の面と対向する側の面に、前記襟部材の折り曲げ線と略垂直に、かつ、先端を前記折り曲げ線の方向に向けた状態で固定され、前記爪挿入部は、前記立襟の前記内側の面に、前記立襟の上縁線と略垂直に、かつ、挿入口を前記上縁線とは反対の方向に向けた状態で形成されている。
上記(5)の好ましい構成によれば、爪部を爪挿入部に挿入した状態で、襟部材を立襟の上方に引っ張っても、爪部が爪挿入部から簡単に抜けてしまうことはない。従って、上記(5)の好ましい構成によれば、シャツ構成部材である襟部材が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。
(6)上記(5)の構成において、前記爪部は、前記襟部材の前記長手方向に沿って複数配置され、前記爪挿入部は、前記立襟の長手方向に沿って前記複数の爪部と一対一対応で同数配置されている。
(7)前記シャツ構成部材は、袖口部材である。
上記(7)の好ましい構成によれば、袖口部材(カフス)が汚れても、他の袖口部材(カフス)に簡単に付け替えることができるので、頻繁に洗濯する必要のないシャツを提供することができる。また、いろいろな形、デザインの袖口部材に簡単に付け替えることができるので、クールビズのお洒落を存分に楽しむことのできるシャツを提供することができる。さらに、袖口部材を簡単に取り外すことができるので、袖口部材だけをシャツ本体とは別個に持ち運んで、当該袖口部材の型崩れを防止することもできる。
(8)上記(7)の構成において、前記袖口部材は、帯状に形成されており、前記爪部は、前記袖口部材の裏側の面の、少なくとも前記袖口部材の長手方向の両端部に、前記長手方向に沿わせ、かつ、先端を前記長手方向の中央に向けた状態で固定され、前記爪挿入部は、前記シャツ本体の袖先端部の外側の面の、少なくとも前記袖先端部の周方向の両端部に、前記周方向に沿わせ、かつ、挿入口を前記周方向の両端に向けた状態で形成されている。
上記(8)の好ましい構成によれば、爪部を爪挿入部に挿入した状態で、袖口部材を袖先端部の前方に引っ張っても、爪部が爪挿入部から簡単に抜けてしまうことはない。従って、上記(8)の好ましい構成によれば、シャツ構成部材である袖口部材が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。
(9)上記(8)の構成において、前記爪部は、前記袖口部材の前記長手方向に沿って複数配置され、前記爪挿入部は、前記袖先端部の前記周方向に沿って前記複数の爪部と一対一対応で同数配置されている。
(10)前記シャツ構成部材は、袖部材である。
夏の時季においては、通常、半袖シャツを着用するが、半袖シャツの上からスーツの上着を羽織ると、汗でスーツの袖部分が腕にくっ付いて、着心地の悪い思いをすることがある。その点、上記(10)の好ましい構成によれば、半袖シャツの袖先端部に袖部材を装着し、この状態でシャツを着て、その上からスーツの上着を羽織ることにより、長袖シャツの上からスーツの上着を羽織った場合と同じ状態となる。その結果、汗でスーツの袖部分が腕にくっ付いてしまうことはないので、着心地の悪さを解消することができる。その一方で、スーツの上着を羽織らない場合には、半袖シャツの袖先端部から袖部材を取り外すことにより、暑さを凌ぐことができる。
(11)上記(10)の構成において、前記シャツ本体は、半袖シャツであり、前記爪部は、前記袖部材の内側の面に、前記袖部材の基端開口縁線と略垂直に、かつ、先端を前記袖部材の袖口の方向に向けた状態で固定され、前記爪挿入部は、前記半袖シャツの袖先端部の外側の面に、前記袖先端部の開口縁線と略垂直に、かつ、挿入口を前記開口縁線とは反対の方向に向けた状態で形成されている。
上記(11)の好ましい構成によれば、爪部を爪挿入部に挿入した状態で、袖部材を半袖シャツの袖先端部の前方に引っ張っても、爪部が爪挿入部から簡単に抜けてしまうことはない。従って、上記(8)の好ましい構成によれば、シャツ構成部材である袖部材が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。
(12)上記(11)の構成において、前記爪部は、前記袖部材の基端部の周方向に沿って複数配置され、前記爪挿入部は、前記袖先端部の周方向に沿って前記複数の爪部と一対一対応で同数配置されている。
本発明によれば、襟部材、袖口部材(カフス)などのシャツ構成部材の着脱が容易であると共に、当該シャツ構成部材を装着した状態でも着用感の良好なシャツを提供することができる。また、本発明によれば、襟部材、袖口部材(カフス)などのシャツ構成部材が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。
図1は、本発明の第1及び第2の実施の形態におけるシャツを示す正面図である。 図2は、本発明の第1及び第2の実施の形態におけるシャツのシャツ本体を示す正面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態におけるシャツの襟部材を示す背面図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態におけるシャツの襟部材を示す正面図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態のシャツの襟部材における、長手方向に沿って二つ折りに折り曲げた状態を示す正面図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態のシャツにおける、シャツ本体と襟部材との関係を示す正面図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態のシャツにおける、襟部材の爪部をシャツ本体の爪挿入部に挿入した状態を示す正面図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態のシャツにおける、襟部材をシャツ本体に装着した状態を示す正面図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態におけるシャツの右側の袖口部材を示す背面図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態におけるシャツの右側の袖口部材を示す正面図である。 図11は、本発明の第2の実施の形態におけるシャツの左側の袖口部材を示す背面図である。 図12は、本発明の第2の実施の形態におけるシャツの左側の袖口部材を示す正面図である。 図13は、本発明の第2の実施の形態のシャツにおける、シャツ本体と袖口部材との関係を示す図である。 図14は、本発明の第2の実施の形態のシャツにおける、袖口部材をシャツ本体に装着した状態を示す斜視図である。 図15は、本発明の第3の実施の形態におけるシャツを示す正面図である。 図16は、本発明の第3の実施の形態のシャツにおける、シャツ本体と袖部材との関係を示す斜視図である。 図17は、本発明の第3の実施の形態のシャツにおける、袖部材をシャツ本体に装着した状態を示す正面図である。
以下、好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
[第1の実施の形態]
(シャツの構成)
まず、本発明の第1の実施の形態におけるシャツの構成について、図1〜図8を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるシャツを示す正面図、図2は、当該シャツのシャツ本体を示す正面図、図3は、当該シャツの襟部材を示す背面図、図4は、当該シャツの襟部材を示す正面図、図5は、当該シャツの襟部材における、長手方向に沿って二つ折りに折り曲げた状態を示す正面図、図6は、当該シャツにおける、シャツ本体と襟部材との関係を示す正面図、図7は、当該シャツにおける、襟部材の爪部をシャツ本体の爪挿入部に挿入した状態を示す正面図、図8は、当該シャツにおける、襟部材をシャツ本体に装着した状態を示す正面図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態のシャツ1は、シャツ本体2と、シャツ本体2とは別個に設けられ、シャツ本体2に着脱自在に装着されるシャツ構成部材としての襟部材3及び袖口部材(カフス)4と、を備えている。尚、本実施の形態においては、襟部材3を中心に説明し、袖口部材4の詳細については、後述する第2の実施の形態において説明する。
図2、図3、図6に示すように、襟部材3には薄板状の爪部5が設けられ、シャツ本体2には爪部5が挿入される爪挿入部6が設けられている。そして、図1、図2、図8に示すように、爪部5が爪挿入部6に挿入されることにより、襟部材3がシャツ本体2に着脱自在に装着されるようにされている。
シャツ1のかかる構成によれば、爪部5を爪挿入部6に挿入するだけで、襟部材3をシャツ本体2に装着することができ、爪部5を爪挿入部6から抜き取るだけで、襟部材3をシャツ本体2から取り外すことができるので、襟部材3の着脱が容易なシャツを提供することができる。また、シャツ1のかかる構成によれば、襟部材3の取付け部分に、「薄板状」の爪部5と当該爪部5が挿入される爪挿入部6が介在されるだけであり、襟部材3の取付け部分が分厚くなり過ぎることはないので、襟部材3を装着した状態でも着用感の良好なシャツを提供することができる。また、襟部材3の取付け部分の形状がいびつ(歪)になることもない。そして、シャツ本体2に着脱自在に装着されるシャツ構成部材が襟部材3である場合には、襟部材3が汚れても、他の襟部材に簡単に付け替えることができるので、頻繁に洗濯する必要のないシャツを提供することができる。また、いろいろな形、デザインの襟部材に簡単に付け替えることができるので、クールビズのお洒落を存分に楽しむことができる。さらに、襟部材3を簡単に取り外すことができるので、襟部材3だけをシャツ本体2とは別個に持ち運んで、当該襟部材3の型崩れを防止することもできる。
図3、図4に示すように、襟部材3は、略逆台形の形をした帯状に形成されている。襟部材3は、上辺の長さが約44.5cm、下辺の長さが約36.5cm、幅が約9.5cmである。襟部材3の背面(シャツ本体2に装着する際に、後述する立襟7の内側の面と対向する面;図7参照)には、下辺部の両端及び中央に爪部5が基端を襟部材3に縫い付けることによって固定されている。すなわち、爪部5は、襟部材3の長手方向に沿って3個配置されている。ここで、爪部5は、襟部材3の下辺(あるいは、後述する折り曲げ線3a)と略垂直に、かつ、先端を襟部材3の上辺(あるいは、折り曲げ線3a)の方向に向けた状態で固定されている。爪部5は、可撓性を有するプラスチックで形成されており、長さが約3cm、先端部を除く幅が約1.2cm、厚みが約0.3mm〜約0.5mmである。
図2、図6に示すように、シャツ本体2は、立襟7を備えている。立襟7は、長さが約45cm、幅が約4cmである。そして、図4〜図8に示すように、襟部材3は、長手方向に沿って折り曲げ線3aで二つ折りに折り曲げて、立襟7に被せられる。かかる構成によれば、立襟7が芯の役目を果たすため、襟部材3を型崩れさせることなくシャツ本体2に装着することができる。
図2、図6〜図8に示すように、立襟7の内側の面には、爪挿入部6が立襟7の上縁線7aと略垂直に、かつ、挿入口6aを上縁線7aとは反対の方向に向けた状態で形成されている。ここで、爪挿入部6は、立襟7の長手方向に沿って3個の爪部5と一対一対応で同数配置されている。
爪部5と爪挿入部6を、上記のような向きに設定したことにより、図7に示すように、爪部5を爪挿入部6に挿入した状態で、襟部材3を立襟7の上方に引っ張っても(矢印A参照)、爪部5が爪挿入部6から簡単に抜けてしまうことはない。従って、本実施の形態のシャツ1の構成によれば、シャツ構成部材である襟部材3が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。
本実施の形態において、爪挿入部6は、立襟7(シャツ本体2)の二重の生地を袋状に縫い合わせ、挿入口6aを穴かがり縫いすることによって形成されている。このように、爪挿入部6は、立襟7の二重の生地の内部に形成されており、爪部5は、立襟7の生地の内部に挿入される構成となっている。かかる構成によれば、シャツ構成部材である襟部材3の取付け部分の厚みをさらに薄くすることができるので、襟部材3を装着した状態での着用感をさらに良好なものとすることができる。ここで、爪挿入部6は、長さが約3cm〜約3.5cm、幅が約1.5cmである。
(シャツの使用方法)
次に、本発明の第1の実施の形態におけるシャツの使用方法について説明する。
図6に示すように、まず、シャツ本体2の立襟7を真っ直ぐに伸ばした(開いた)状態にする。そして、図6、図7に示すように、襟部材3に固定されている3個の爪部5をそれぞれ、立襟7に形成された対応する爪挿入部6に挿入口6aから挿入する。次いで、図7、図8に示すように、襟部材3を折り曲げ線3aで二つ折りに折り曲げて、当該襟部材3を立襟7に被せる。この状態でシャツ1を着て、図1に示すように、前ボタン8を留める。これにより、襟部材3が装着された状態のシャツ1を着ることができる。
同じ形、デザインの他の襟部材あるいは別の形、デザインの他の襟部材に付け替える場合には、図7、図8に示すように、二つ折りに折り曲げた襟部材3を広げ、襟部材3に固定されている3個の爪部5をそれぞれ、立襟7に形成された対応する爪挿入部6から抜き取り、上記と同様にして他の襟部材を装着すればよい。このように、いろいろな形、デザインの襟部材に簡単に付け替えることができるので、クールビズのお洒落を存分に楽しむことができる。
尚、本実施の形態においては、シャツ構成部材である襟部材3に爪部5が設けられ、シャツ本体2(立襟7)に当該爪部5が挿入される爪挿入部6が設けられている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。シャツ本体2に爪部が設けられ、シャツ構成部材である襟部材3に当該爪部が挿入される爪挿入部が設けられていてもよい。
また、本実施の形態においては、シャツ本体2が立襟7を備え、襟部材3が当該立襟7に被せられた状態でシャツ本体2に装着される場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。立襟を備えていないシャツ本体に直接襟部材を着脱自在に装着するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、爪挿入部6がシャツ本体2の立襟7(あるいは襟部材3)の二重の生地の内部に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、シャツ本体2あるいは襟部材3の生地の表面に別の生地を袋状に縫い付けることにより、爪挿入部を形成するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、爪部5が、襟部材3の折り曲げ線3aと略垂直に、かつ、先端を折り曲げ線3aの方向に向けた状態で固定され、爪挿入部6が、立襟7の上縁線7aと略垂直に、かつ、挿入口6aを上縁線7aとは反対の方向に向けた状態で形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、爪部が襟部材3の長手方向に沿わせた状態で固定され、特に、前記長手方向の両端の爪部が、先端を前記長手方向の中央に向けた状態で固定されている構成であってもよい。この場合、爪挿入部は、立襟7の長手方向に沿わせた状態で形成され、特に、前記長手方向の両端の爪挿入部は、挿入口を前記長手方向の両端に向けた状態で形成される。そして、この構成によっても、襟部材3の外れ防止を図ることができる。
また、本実施の形態においては、爪部5及び爪挿入部6がそれぞれ3個配置されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。爪部5及び爪挿入部6の数は、1個であっても、2個であっても、4個以上であってもよい。
また、本実施の形態においては、爪挿入部が袋状に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、爪挿入部は、両端が生地に固定された複数の糸を、間隔を置いて複数並べることによって形成されていてもよい。
[第2の実施の形態]
(シャツの構成)
次に、本発明の第2の実施の形態におけるシャツの構成について、図9〜図14のほか、図1、図2をも参照しながら説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態におけるシャツの右側の袖口部材を示す背面図、図10は、当該シャツの右側の袖口部材を示す正面図、図11は、当該シャツの左側の袖口部材を示す背面図、図12は、当該シャツの左側の袖口部材を示す正面図、図13は、当該シャツにおける、シャツ本体と袖口部材との関係を示す図、図14は、当該シャツにおける、袖口部材をシャツ本体に装着した状態を示す斜視図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態のシャツ1は、シャツ本体2と、シャツ本体2とは別個に設けられ、シャツ本体2に着脱自在に装着されるシャツ構成部材としての襟部材3及び袖口部材(カフス)4と、を備えている。尚、襟部材3については上記第1の実施の形態で説明したので、本実施の形態においては、袖口部材4を中心に説明する。
図2、図9〜図13に示すように、右側の袖口部材4aと左側の袖口部材4bには、それぞれ薄板状の爪部9が設けられ、シャツ本体2の袖先端部10には爪部9が挿入される爪挿入部11が設けられている。そして、図1、図2、図14に示すように、爪部9が爪挿入部11に挿入されることにより、袖口部材4(右側の袖口部材4aと左側の袖口部材4b)がシャツ本体2の袖先端部10に着脱自在に装着されるようにされている。
シャツ1のかかる構成によれば、爪部9を爪挿入部11に挿入するだけで、右側の袖口部材4aと左側の袖口部材4bをシャツ本体2の袖先端部10に装着することができ、爪部9を爪挿入部11から抜き取るだけで、右側の袖口部材4aと左側の袖口部材4bをシャツ本体2の袖先端部10から取り外すことができるので、右側の袖口部材4aと左側の袖口部材4bの着脱が容易なシャツを提供することができる。また、シャツ1のかかる構成によれば、袖口部材4の取付け部分に、「薄板状」の爪部9と当該爪部9が挿入される爪挿入部11が介在されるだけであり、袖口部材4の取付け部分が分厚くなり過ぎることはないので、袖口部材4を装着した状態でも着用感の良好なシャツを提供することができる。また、袖口部材4の取付け部分の形状がいびつ(歪)になることもない。そして、シャツ本体2に着脱自在に装着されるシャツ構成部材が袖口部材4である場合には、袖口部材4が汚れても、他の袖口部材に簡単に付け替えることができるので、頻繁に洗濯する必要のないシャツを提供することができる。また、いろいろな形、デザインの袖口部材に簡単に付け替えることができるので、クールビズのお洒落を存分に楽しむことができる。さらに、袖口部材4を簡単に取り外すことができるので、袖口部材4だけをシャツ本体2とは別個に持ち運んで、当該袖口部材4の型崩れを防止することもできる。
図9〜図12に示すように、袖口部材4a、4bは、上辺側の両端が丸くなった帯状に形成されている。袖口部材4a、4bは、長さが約26cm、幅が約7cmである。袖口部材4a、4bの裏側の面(背面)には、下辺部の両端及び中央に爪部9が基端を袖口部材4a、4bに縫い付けることによって固定されている。すなわち、爪部9は、袖口部材4a、4bの長手方向に沿って3個配置されている。ここで、爪部9は、袖口部材4a、4bの長手方向に沿わせた状態で固定されている。特に、両端の爪部9は、先端を前記長手方向の中央に向けた状態で固定され、右側の袖口部材4aと左側の袖口部材4bとで、中央の爪部9の向きが逆になっている。爪部9は、可撓性を有するプラスチックで形成されており、長さが約4.2cm、先端部を除く幅が約1.2cm、厚みが約0.3mm〜約0.5mmである。
図2、図13に示すように、シャツ本体2の袖先端部10の外側の面の、周方向の両端部及び中央部には、爪挿入部11が前記周方向に沿わせた状態で形成されている。すなわち、爪挿入部11は、袖先端部10の周方向に沿って3個の爪部9と一対一対応で同数配置されている。特に、両端部の爪挿入部11は、挿入口11aを前記周方向の両端に向けた状態で形成されている。
爪部9と爪挿入部11を、上記のような向きに設定したことにより、図13、図14に示すように、爪部9を爪挿入部11に挿入した状態で、袖口部材4を袖先端部10の前方に引っ張っても(図14の矢印B参照)、爪部9が爪挿入部11から簡単に抜けてしまうことはない。従って、本実施の形態のシャツ1の構成によれば、シャツ構成部材である袖口部材4が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。
図10、図12に示すように、袖口部材4a、4bの表側の面(正面)には、長手方向の両端部に袖ボタン12と当該袖ボタン12を留めるボタンホール23がそれぞれ設けられている。
本実施の形態において、爪挿入部11は、袖先端部10の二重の生地を袋状に縫い合わせ、挿入口11aを穴かがり縫いすることによって形成されている。このように、爪挿入部11は、袖先端部10の二重の生地の内部に形成されており、爪部9は、袖先端部10の生地の内部に挿入される構成となっている。かかる構成によれば、シャツ構成部材である袖口部材4の取付け部分の厚みをさらに薄くすることができるので、袖口部材4を装着した状態での着用感をさらに良好なものとすることができる。ここで、爪挿入部11は、長さが約5cm、幅が約1.7cmである。尚、二重の生地からなる袖先端部10の幅が爪部9の幅と同程度であれば、穴かがり縫いによって3つの挿入口11aを形成するだけでもよい。この場合、3つの爪挿入部11は、連通した状態となる。
(シャツの使用方法)
次に、本発明の第2の実施の形態におけるシャツの使用方法について説明する。
図2に示すように、まず、シャツ本体2の袖先端部10を真っ直ぐに伸ばした(開いた)状態にする。そして、図13、図14に示すように、袖口部材4に固定されている3個の爪部9をそれぞれ、袖先端部10に形成された対応する爪挿入部11に挿入口11aから挿入する。この状態でシャツ1を着て、図1、図14に示すように、袖ボタン12をボタンホール23に留める。これにより、袖口部材4が装着された状態のシャツ1を着ることができる。
同じ形、デザインの他の袖口部材あるいは別の形、デザインの他の袖口部材に付け替える場合には、図1、図2に示すように、袖ボタン12をボタンホール23から外して、シャツ本体2の袖先端部10を真っ直ぐに伸ばした(開いた)状態にし、図13、図14に示すように、袖口部材4に固定されている3個の爪部9をそれぞれ、袖先端部10に形成された対応する爪挿入部11から抜き取り、上記と同様にして他の袖口部材を装着すればよい。このように、いろいろな形、デザインの袖口部材に簡単に付け替えることができるので、クールビズのお洒落を存分に楽しむことができる。
尚、本実施の形態においては、シャツ構成部材である袖口部材4に爪部9が設けられ、シャツ本体2(袖先端部10)に当該爪部9が挿入される爪挿入部11が設けられている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。シャツ本体2に爪部が設けられ、シャツ構成部材である袖口部材4に当該爪部が挿入される爪挿入部が設けられていてもよい。
また、本実施の形態においては、爪挿入部11がシャツ本体2の袖先端部10(あるいは袖口部材4)の二重の生地の内部に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、シャツ本体2あるいは袖口部材4の生地の表面に別の生地を袋状に縫い付けることにより、爪挿入部を形成するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、爪部9が、袖口部材4a、4bの長手方向に沿わせた状態で固定され、特に、両端の爪部9が、先端を前記長手方向の中央に向けた状態で固定されており、爪挿入部11が、袖先端部10の周方向に沿わせた状態で形成され、特に、両端部の爪挿入部11が、挿入口11aを前記周方向の両端に向けた状態で形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、爪部が袖口部材4a、4bの下辺と略垂直に、かつ、先端を袖口部材4a、4bの上辺の方向に向けた状態で固定されている構成であってもよい。この場合、爪挿入部は、袖先端部10の開口縁線と略垂直に、かつ、挿入口を袖先端部10の開口縁線とは反対の方向に向けた状態で形成される。そして、この構成によっても、袖口部材4a、4bの外れ防止を図ることができる。
また、本実施の形態においては、爪部9及び爪挿入部11がそれぞれ3個配置されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。爪部及び爪挿入部は、袖口部材4の長手方向又は袖先端部10の周方向の少なくとも両端に配置されていればよい。従って、爪部9及び爪挿入部11の数は、2個であっても、4個以上であってもよい。
また、本実施の形態においては、爪挿入部が袋状に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、爪挿入部は、両端が生地に固定された複数の糸を、間隔を置いて複数並べることによって形成されていてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態においては、シャツ本体2に着脱自在に装着されるシャツ構成部材として襟部材3及び袖口部材(カフス)4を備えている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。本発明のシャツは、シャツ構成部材として襟部材及び袖口部材(カフス)の少なくともいずれか一方を備えていればよい。
[第3の実施の形態]
(シャツの構成)
次に、本発明の第3の実施の形態におけるシャツの構成について、図15〜図17を参照しながら説明する。
図15は、本発明の第3の実施の形態におけるシャツを示す正面図、図16は、当該シャツにおける、シャツ本体と袖部材との関係を示す斜視図、図17は、当該シャツにおける、袖部材をシャツ本体に装着した状態を示す正面図である。
図15に示すように、本実施の形態のシャツ13は、シャツ本体14と、シャツ本体14とは別個に設けられ、シャツ本体14に着脱自在に装着されるシャツ構成部材としての袖部材15(右側の袖部材15a、左側の袖部材15b)と、を備えている。ここで、シャツ本体14は、半袖シャツである。
図16に示すように、袖部材15には薄板状の爪部16が設けられ、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17には爪部16が挿入される爪挿入部18が設けられている。そして、図17に示すように、爪部16が爪挿入部18に挿入されることにより、袖部材15が半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17に着脱自在に装着されるようにされている。
シャツ13のかかる構成によれば、爪部16を爪挿入部18に挿入するだけで、右側の袖部材15aと左側の袖部材15bを半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17に装着することができ、爪部16を爪挿入部18から抜き取るだけで、右側の袖部材15aと左側の袖部材15bを半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17から取り外すことができるので、右側の袖部材15aと左側の袖部材15bの着脱が容易なシャツを提供することができる。
夏の時季においては、通常、半袖シャツを着用するが、半袖シャツの上からスーツの上着を羽織ると、汗でスーツの袖部分が腕にくっ付いて、着心地の悪い思いをすることがある。その点、本実施の形態のようにシャツ本体14に着脱自在に装着されるシャツ構成部材が袖部材15a、15bである場合には、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17に袖部材15a、15bを装着し、この状態でシャツ13を着て、その上からスーツの上着を羽織ることにより、長袖シャツの上からスーツの上着を羽織った場合と同じ状態となる。その結果、汗でスーツの袖部分が腕にくっ付いてしまうことはないので、着心地の悪さを解消することができる。その一方で、スーツの上着を羽織らない場合には、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17から袖部材15a、15bを取り外すことにより、暑さを凌ぐことができる。
図16に示すように、袖部材15の基端部の内側の面には、周方向に沿った3箇所に爪部16が基端を袖部材15に縫い付けることによって固定されている。ここで、爪部16は、袖部材15の基端開口縁線19と略垂直に、かつ、先端を袖部材15の袖口20の方向に向けた状態で固定されている。爪部5は、可撓性を有するプラスチックで形成されており、長さが約3cm、先端部を除く幅が約1.2cm、厚みが約0.3mm〜約0.5mmである。尚、袖部材15の基端部には、当該基端部を広げて爪部16を爪挿入部18に挿入しやすくするために、複数の切れ込み22が形成されている。
同じく図16に示すように、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17の外側の面には、爪挿入部18が袖先端部17の開口縁線21と略垂直に、かつ、挿入口18aを開口縁線21とは反対の方向に向けた状態で形成されている。ここで、爪挿入部18は、袖先端部17の周方向に沿って3個の爪部16と一対一対応で同数配置されている。
爪部16と爪挿入部18を、上記のような向きに設定したことにより、図17に示すように、爪部16を爪挿入部18に挿入した状態で、袖部材15を半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17の前方に引っ張っても(矢印C参照)、爪部16が爪挿入部18から簡単に抜けてしまうことはない。従って、本実施の形態のシャツ13の構成によれば、シャツ構成部材である袖部材15が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。
本実施の形態において、爪挿入部18は、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17の二重の生地を袋状に縫い合わせ、挿入口18aを穴かがり縫いすることによって形成されている。このように、爪挿入部18は、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17の二重の生地の内部に形成されており、爪部16は、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17の生地の内部に挿入される構成となっている。かかる構成によれば、シャツ構成部材である袖部材15a、15bの取付け部分の厚みをさらに薄くすることができるので、袖部材15a、15bを装着した状態での着用感をさらに良好なものとすることができる。ここで、爪挿入部6は、長さが約3.5cm、幅が約1.5cmである。
(シャツの使用方法)
次に、本発明の第3の実施の形態におけるシャツの使用方法について説明する。
図16に示すように、まず、袖部材15の基端部を広げ、次いで、図16、図17に示すように、袖部材15に固定されている3個の爪部16をそれぞれ、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17に形成された対応する爪挿入部18に挿入口18aから挿入する。これにより、図15に示すように、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17に右側の袖部材15aと左側の袖部材15bが装着された状態となる。この状態でシャツ13を着て、その上からスーツの上着を羽織れば、長袖シャツの上からスーツの上着を羽織った場合と同じ状態となる。その結果、汗でスーツの袖部分が腕にくっ付いてしまうことはないので、着心地の悪さを解消することができる。
一方、スーツの上着を羽織らない場合には、袖部材15に固定されている3個の爪部16をそれぞれ、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17に形成された対応する爪挿入部18から抜き取り、半袖シャツ(シャツ本体14)の袖先端部17から右側の袖部材15aと左側の袖部材15bを取り外す。これにより、暑さを凌ぐことができる。
尚、本実施の形態においては、シャツ構成部材である袖部材15a、15bに爪部16が設けられ、シャツ本体14(半袖シャツの袖先端部17)に当該爪部16が挿入される爪挿入部18が設けられている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。シャツ本体14に爪部が設けられ、シャツ構成部材である袖部材15a、15bに当該爪部が挿入される爪挿入部が設けられていてもよい。
また、本実施の形態においては、爪挿入部18がシャツ本体14(半袖シャツの袖先端部17)(あるいは袖部材15)の二重の生地の内部に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、シャツ本体14あるいは袖部材15の生地の表面に別の生地を袋状に縫い付けることにより、爪挿入部を形成するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、爪部16が、袖部材15の基端開口縁線19と略垂直に、かつ、先端を袖部材15の袖口20の方向に向けた状態で固定され、爪挿入部18が、袖先端部17の開口縁線21と略垂直に、かつ、挿入口18aを開口縁線21とは反対の方向に向けた状態で形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、爪部が袖部材15の基端部の周方向に沿わせた状態で、かつ、隣接する爪部の向きを異ならせた状態で固定されている構成であってもよい。この場合、爪挿入部は、袖先端部17の周方向に沿わせた状態で、対応する爪部に合わせて形成される。そして、この構成によっても、袖部材15の外れ防止を図ることができる。
また、本実施の形態においては、爪部16及び爪挿入部18がそれぞれ3個配置されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。爪部及び爪挿入部の数は、2個であっても、4個以上であってもよい。
また、本実施の形態においては、爪挿入部が袋状に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、爪挿入部は、両端が生地に固定された複数の糸を、間隔を置いて複数並べることによって形成されていてもよい。
また、本実施の形態においては、シャツ本体14に着脱自在に装着されるシャツ構成部材として袖部材15だけを備えている場合を例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。上記第1及び第2の実施の形態において説明したシャツ構成部材としての襟部材3及び袖口部材(カフス)4のいずれか又は双方をさらに備えた構成であってもよい。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、シャツ構成部材が、襟部材3、袖口部材(カフス)4、袖部材15である場合を例に挙げて説明したが、本発明にいう「シャツ構成部材」は必ずしもこれらの部材に限定されるものではない。シャツ構成部材には、シャツを構成するあらゆる部材、例えば、図15に示す前立て24、ポケット25等も含まれる。
本発明によれば、襟部材、袖口部材(カフス)などのシャツ構成部材の着脱が容易であると共に、当該シャツ構成部材を装着した状態でも着用感の良好なシャツを提供することができる。また、本発明によれば、襟部材、袖口部材(カフス)などのシャツ構成部材が簡単に外れてしまうことのないシャツを提供することができる。従って、本発明のシャツは、いろいろな形、デザインの襟部材や袖口部材(カフス)に簡単に取り替えて、クールビズのお洒落を存分に楽しむのに有用である。
1、13 シャツ
2、14 シャツ本体
3 襟部材
3a 折り曲げ線
4 袖口部材(カフス)
4a 右側の袖口部材(カフス)
4b 左側の袖口部材(カフス)
5、9、16 爪部
6、11、18 爪挿入部
6a、11a、18a 挿入口
7 立襟
8 前ボタン
10、17 袖先端部
12 袖ボタン
15 袖部材
15a 右側の袖部材
15b 左側の袖部材
19 袖部材の基端開口縁線
20 袖口
21 半袖シャツの袖先端部の開口縁線
22 切れ込み
23 ボタンホール
24 前立て
25 ポケット

Claims (12)

  1. シャツ本体と、
    前記シャツ本体とは別個に設けられ、前記シャツ本体に着脱自在に装着されるシャツ構成部材と、を備えたシャツであって、
    前記シャツ本体と前記シャツ構成部材のいずれか一方には薄板状の爪部が設けられ、他方には当該爪部が挿入される爪挿入部が設けられており、
    前記爪部が前記爪挿入部に挿入されることにより、前記シャツ構成部材が前記シャツ本体に着脱自在に装着されることを特徴とするシャツ。
  2. 前記爪挿入部は、前記シャツ本体又は前記シャツ構成部材の二重の生地の内部に形成されている、請求項1に記載のシャツ。
  3. 前記シャツ構成部材は、襟部材である、請求項1又は2に記載のシャツ。
  4. 前記シャツ本体は、立襟を備えており、
    前記襟部材は、帯状に形成され、長手方向に沿って二つ折りに折り曲げて、前記立襟に被せられる、請求項3に記載のシャツ。
  5. 前記爪部は、前記襟部材の、前記立襟の内側の面と対向する側の面に、前記襟部材の折り曲げ線と略垂直に、かつ、先端を前記折り曲げ線の方向に向けた状態で固定され、
    前記爪挿入部は、前記立襟の前記内側の面に、前記立襟の上縁線と略垂直に、かつ、挿入口を前記上縁線とは反対の方向に向けた状態で形成されている、請求項4に記載のシャツ。
  6. 前記爪部は、前記襟部材の前記長手方向に沿って複数配置され、
    前記爪挿入部は、前記立襟の長手方向に沿って前記複数の爪部と一対一対応で同数配置されている、請求項5に記載のシャツ。
  7. 前記シャツ構成部材は、袖口部材である、請求項1又は2に記載のシャツ。
  8. 前記袖口部材は、帯状に形成されており、
    前記爪部は、前記袖口部材の裏側の面の、少なくとも前記袖口部材の長手方向の両端部に、前記長手方向に沿わせ、かつ、先端を前記長手方向の中央に向けた状態で固定され、
    前記爪挿入部は、前記シャツ本体の袖先端部の外側の面の、少なくとも前記袖先端部の周方向の両端部に、前記周方向に沿わせ、かつ、挿入口を前記周方向の両端に向けた状態で形成されている、請求項7に記載のシャツ。
  9. 前記爪部は、前記袖口部材の前記長手方向に沿って複数配置され、
    前記爪挿入部は、前記袖先端部の前記周方向に沿って前記複数の爪部と一対一対応で同数配置されている、請求項8に記載のシャツ。
  10. 前記シャツ構成部材は、袖部材である、請求項1又は2に記載のシャツ。
  11. 前記シャツ本体は、半袖シャツであり、
    前記爪部は、前記袖部材の内側の面に、前記袖部材の基端開口縁線と略垂直に、かつ、先端を前記袖部材の袖口の方向に向けた状態で固定され、
    前記爪挿入部は、前記半袖シャツの袖先端部の外側の面に、前記袖先端部の開口縁線と略垂直に、かつ、挿入口を前記開口縁線とは反対の方向に向けた状態で形成されている、請求項10に記載のシャツ。
  12. 前記爪部は、前記袖部材の基端部の周方向に沿って複数配置され、
    前記爪挿入部は、前記袖先端部の周方向に沿って前記複数の爪部と一対一対応で同数配置されている、請求項11に記載のシャツ。
JP2013178736A 2013-08-30 2013-08-30 シャツ Expired - Fee Related JP5883421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178736A JP5883421B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 シャツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178736A JP5883421B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 シャツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015048539A true JP2015048539A (ja) 2015-03-16
JP5883421B2 JP5883421B2 (ja) 2016-03-15

Family

ID=52698794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013178736A Expired - Fee Related JP5883421B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 シャツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5883421B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6061166B1 (ja) * 2016-07-15 2017-01-18 株式会社サンエス 冷却衣服
JP6222587B1 (ja) * 2016-09-30 2017-11-01 富永 一 袖口用袖口カバー。

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030914U (ja) * 1973-07-16 1975-04-05
JPS55720U (ja) * 1978-06-12 1980-01-07
JPS612402U (ja) * 1984-06-06 1986-01-09 尚賢 鍵谷 リバテイ−sシヤツ
JPH0551914U (ja) * 1991-12-13 1993-07-09 栄一 宮腰 衣服の構造
US5771491A (en) * 1997-05-23 1998-06-30 Chromalloy American Corp. Jacket and interchangeable lapel
JP3093235U (ja) * 2001-05-01 2003-04-25 敷弥 二階堂 ワンタッチワイシャツ
JP3099510U (ja) * 2003-07-28 2004-04-08 大野 修司 シャツ
JP3154172U (ja) * 2009-07-21 2009-10-08 株式会社ジャパンプリント シャツ
US20090320190A1 (en) * 2008-06-27 2009-12-31 Morning Pride Manufacturing, L.L.C. Protective garment for use by a firefighter or other emergency worker and having a detachable cuff/wristlet
JP5022790B2 (ja) * 2007-06-29 2012-09-12 修 竹内 シャツ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030914U (ja) * 1973-07-16 1975-04-05
JPS55720U (ja) * 1978-06-12 1980-01-07
JPS612402U (ja) * 1984-06-06 1986-01-09 尚賢 鍵谷 リバテイ−sシヤツ
JPH0551914U (ja) * 1991-12-13 1993-07-09 栄一 宮腰 衣服の構造
US5771491A (en) * 1997-05-23 1998-06-30 Chromalloy American Corp. Jacket and interchangeable lapel
JP3093235U (ja) * 2001-05-01 2003-04-25 敷弥 二階堂 ワンタッチワイシャツ
JP3099510U (ja) * 2003-07-28 2004-04-08 大野 修司 シャツ
JP5022790B2 (ja) * 2007-06-29 2012-09-12 修 竹内 シャツ
US20090320190A1 (en) * 2008-06-27 2009-12-31 Morning Pride Manufacturing, L.L.C. Protective garment for use by a firefighter or other emergency worker and having a detachable cuff/wristlet
JP3154172U (ja) * 2009-07-21 2009-10-08 株式会社ジャパンプリント シャツ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6061166B1 (ja) * 2016-07-15 2017-01-18 株式会社サンエス 冷却衣服
JP2018009264A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社サンエス 冷却衣服
JP6222587B1 (ja) * 2016-09-30 2017-11-01 富永 一 袖口用袖口カバー。

Also Published As

Publication number Publication date
JP5883421B2 (ja) 2016-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8950014B2 (en) Extendable collar stay
JP5022790B2 (ja) シャツ
JP2007321249A (ja) カップ寄せ部材を有するブラジャー
JP5883421B2 (ja) シャツ
JP6238039B1 (ja) ワイシャツ類やブラウスシャツ類袖口交換シャツ。
ES2935724T3 (es) Prenda de vestir convertible
KR200404490Y1 (ko) 간편 상의
JP2001316907A (ja) 肌 着
US11606983B2 (en) Detachable T-shirt collar
WO2009149597A1 (zh) 一种裙裤结构
JP3880784B2 (ja) 上衣
CN203341012U (zh) 女式衬衫
JP3234969U (ja) 着脱衿台を用いたシャツ
CN216533844U (zh) 一种长袖衬衫
JP3175676U (ja) シャツ
JP3236765U (ja) 襦袢
JP2003027306A (ja) 妊婦用衣服
CN209862363U (zh) 一种衣领可拆卸式大衣
JP3120885U (ja) シャツの構造
CN212279952U (zh) 一种儿童牛仔衣
JP2004225165A (ja) 乳児用前掛け
JP5079924B1 (ja) 衣服
JP3071750U (ja) リバーシブル和装着物
JP3127415U (ja) 汗取り用衣類
JP3180041U (ja) シャツ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5883421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees