JP3234969U - 着脱衿台を用いたシャツ - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用状態によっても不意に外れたりしない着脱内衿及び着脱衿台を使用するシャツを提供する。【解決手段】 係合部35と被係合部36により着脱可能な着脱衿台20を有するシャツ1であって、着脱衿台20はシャツ1の生地と異なる生地を用いた表面部31と係合部35を配する裏面部32とを有し、着脱衿台20を着脱するシャツ1の衿台2には、前記係合部35と係合する被係合部36を有し、前記着脱衿台20の湾曲部21,21を挿入可能な衿先収納ポケット10,10を有することを特徴とする。【選択図】 図3
Description
本考案は、衿台付きシャツに着脱可能な衿台を配するものに関する。
従来から夏季の吸汗用の合せ衿に関するシャツが提供されている(特許文献1)。特許文献1に開示される合せ衿は、マグネットと着脱テープにより着脱可能にしている。
特許文献1の合せ衿は、マグネットと着脱テープによりシャツに着脱可能にするものであるが、シャツの衿部分は着用者の動きにより伸縮するものであり、使用時に不意に外れたりする危険性があった。そこで、使用状態によっても不意に外れたりしない着脱内衿及び着脱衿台を使用するシャツが求められていた。
本考案の着脱衿台を用いたシャツは、係合部を有する着脱可能な着脱衿台を有するシャツであって、前記着脱衿台は、前記シャツの衿台に沿った長手方向長さを有し、前記シャツの生地と異なる生地を用いた表面部と、係合部を配する裏面部とを有するものであって、前記衿台は、前記係合部と係合する被係合部を有し、前記着脱衿台の両端を挿入可能な衿先収納ポケットを有することを特徴とする。
また、着脱衿台は、表面部と裏面部との周囲を縫着した袋状に形成し、裏面部に縫着した係合部である円形ボタンを有し、被係合部はシャツの衿台に形成されたボタン穴であるが好ましい。
また、着脱衿台の左右両端は、上縁から湾曲して下縁に至る湾曲部を有し、
シャツの衿台の衿先収納ポケットは、前記衿台の上縁からいったん下方に垂下して縫着する絞り領域を有することが好ましい。
シャツの衿台の衿先収納ポケットは、前記衿台の上縁からいったん下方に垂下して縫着する絞り領域を有することが好ましい。
また、シャツの後身頃は、肩ヨークを配する部位にメッシュ材を配し、前記肩ヨークの下縁を開放した開放部を有することが好ましい。
請求項1に記載の考案により、シャツの衿台に着脱衿台を適宜使用することで、夏場は汗取り、冬場は保温用の衿台を適宜使用することができる。また、裏面部の被係合部でシャツの衿台に着脱しつつ、長手方向両端を衿先収容ポケットに収容することで衿台の周囲に着脱衿台を容易に装着することができ、不意に外れたりしない着脱衿台を用いたシャツを提供することができる。
請求項2に記載の考案により、着脱衿台を袋状とすることで、裏面部側に配される係合部であるボタンを配置するに際し、ボタンを縫着する部分が表面部側に露出せず、着脱衿台を違和感なく使用することが可能になる。また、この構成によると被係合部は衿台に開けられたボタン穴が被係合部となるが、ボタン穴は衿本体により外部に露出しないように形成されている。
請求項3に記載の考案により、衿先収容ポケットに挿入していくに際して、着脱衿台の突出した下縁から挿入することとなり、上縁から垂下する絞り領域が形成されることで、挿入時に上縁側から押さえつけるようになって、挿入・保持をしやすくしている。さらに言うと、着脱衿台は、本実施形態ではボタンとなる係合部と被係合部により一応は固定するものであり、両端を固定した状態で差し入れることとなるが、本実施形態の上縁から下縁への湾曲部と絞り領域があることで、湾曲部のみを容易に差し入れ、不意に端部が外れたりすることがない着脱衿台を有するシャツを提供することができる。
請求項4に記載の考案により、着脱衿台を開放する接続縁と、裏地のメッシュ材を有することで、通気性がよく快適なシャツを提供することが可能になる。さらに着脱衿台に汗取り用のパイル生地を用いればより快適なシャツを提供することができる。
本考案の実施の一例について図面に沿って説明する。本説明において、被服、シャツの正面側を表面部とし、その反対側を裏面部として説明する。また、説明における上下左右とは、正面図の図面上の上下左右の方向を示すものである。
図1、図2に示すように、本考案の着脱衿台20は、主に衿本体6に衿台2を有するシャツ1に用いるものである。シャツ1は、前身頃3、後身頃4、肩ヨーク5を有し、衿台2は、前身頃3と肩ヨーク5の上縁に沿って周縁となるように配置される。
図3、図4、図5に示すように、本考案の着脱衿台20は、左右方向を長手方向とする略長方形状の形状を有する。左右方向の長手方向は、シャツ1の衿本体6の根元部分となる衿台2の衿元ボタン7と衿元ボタン穴8との周縁に渡る長さよりも若干短くしている。この長手方向長さによるものであるため、着脱衿台20を衿台2に装着しても、左右端が衿元ボタン7,衿元ボタン穴8にかからず、衿元ボタンの係合を邪魔しない。
図6に示すように、着脱衿台20の左右端は、幅方向の一方縁が湾曲してアール状となり湾曲部21,21が形成される。本実施形態では、上縁22,22の端部付近から緩やかに下方に向けて湾曲し(第1湾曲部分)、さらに側方で急激な湾曲となって(第2湾曲部分)、下縁23,23に至るまで全体的に湾曲するようにしている。湾曲部21,21は、上縁から下縁に掛けてすべて同じ曲率半径の湾曲である必要はなく、下縁付近では直線状になっていてもよい。
着脱衿台20の長手方向の長さは、シャツ1のサイズに合わせて、300mm乃至400mmの長さを有するところ、湾曲部21,21は、緩やかに湾曲する第1湾曲部分の端は左右端から70mm程度の部分であることが好ましい。
着脱衿台20は、表面部31と裏面部32とからなり、両者は異なる素材を用いている。本実施形態の表面部31と裏面部32とは、上縁22,22を内部に折り返して縫合し、下縁23を縫合することにより接合している。つまり、着脱衿台20の周囲を縫着することで、内部を空間とする袋状に形成している。その他の実施形態として、表面部31と裏面部32とをボタンや両面テープ等で接合してもよい。
着脱衿台20の表面部31は、シャツの生地と異なる異種の生地を採用し、着用者にシャツと異なる使用感を得させることができる。異種の生地は、適宜使用に合った生地を採用することができ、夏用として汗取り用のパイル生地、冬用として保温用の保温生地や発熱生地を適宜採用することができる。本実施形態では汗取り用としてパイル生地を用いている。
着脱衿台20の裏面部32は、表面部31と異なり、本実施形態ではシャツ1と同じ生地を用いている。裏面部32の生地は、一般的にシャツに用いるコットン、リネン、ポリエステル生地を用いてもよい。
着脱衿台20の裏面部32には、係合部35が配置されている。本実施形態の係合部35はボタンであり、長手方向を有する着脱衿台20の裏面部32の幅方向中央に沿って、適宜4カ所に等間隔で配置されている。ボタンによる係合部35とすることで、安易に外れにくいだけでなく、ボタンを縫い付けるとしても着脱衿台20が表面部31と裏面部32とを接合した袋状となることから、ボタンの縫い付け跡が表面部31側に露出することがなく、使用時に違和感を生じないようにしている。着脱衿台20の裏面部32に配置される係合部35は、本実施形態のボタンだけでなく、両面テープ等の他の形態であってもよい。
シャツ1の衿台2には、係合部35、35と係合するための被係合部36,36が形成される。本実施形態ではボタンによる係合部35,35であることから、被係合部36,36としてはボタン穴となる。ボタン穴を被係合部とすることで、衿台2からボタンが後身頃側に露出することとなるが、衿台2から折り返される衿本体6により露出することがない。
図3,図5に示すように、シャツの衿台2は、左右両端の形状に沿った布地を縫着して袋状とした衿先収容ポケット10,10が形成される。衿先収容ポケット10,10は、衿台2の両端に同形状の布体を合わせてポケット状、袋状に形成している。両側各々の衿先収容ポケット10,10の中央側縁は開放されたポケット開口11,11となっており、このポケット開口11,11から着脱衿台20の両端を挿入して、衿先収容ポケット10,10内に収容することができる。
衿先収容ポケット10,10のポケット開口11,11の付近では、ポケット全体に比して上縁から一段下方に垂下する絞り領域12,12が形成されている。具体的には、衿先収容ポケット10,10がシャツの衿台2の周縁に沿って縫着されているが、ポケット開口11,11側から長手方向の約3分の1乃至2分の1の長さで、高さを約6分の1程度狭めるようにして縫着している。
本実施形態の着脱衿台20は、両端が上縁22から下縁23にかけて湾曲する湾曲部21,21が形成されており、下縁23が最も突出した状態となっている。衿先収容ポケット10,10に挿入していくに際して、着脱衿台20の突出した下縁23から挿入することとなる。上縁から垂下する絞り領域12,12が形成されることで、挿入時に上縁側から押さえつけるようになり、挿入をしやすくするとともに、挿入状態を保持しやすくしている。さらに言うと、着脱衿台20は、本実施形態ではボタンとなる係合部35と被係合部36により固定するものであり、固定した状態で両端を挿入、差し入れることとなるが、本実施形態の上縁から下縁への湾曲部21,21と絞り領域12,12があることで、湾曲部21,21のみを容易に差し入れることができる。
図2,図4に示すように、本実施形態のシャツ1は、後身頃4の裏地であって、肩ヨーク5がかかる部位にメッシュ材41を配している。さらに背面図に示すように、後身頃4と肩ヨーク5との接続縁を開放する開放部42を有し、通気性を良くしている。この開放部42は適宜の箇所(本実施形態では3カ所)で縫着部43,43で部分的に縫着している。この実施形態によると、着脱衿台20を夏場用のパイル生地を用い、開放する開放部42と、裏地のメッシュ材41を有することで、通気性がよく制汗作用を有する快適なシャツを提供することが可能になる。
1…シャツ、2…衿台、5…肩ヨーク、10…衿先収容ポケット、12…絞り領域、20…着脱衿台、21…湾曲部、22…上縁、23…下縁、31…表面部、32…裏面部、35…係合部、41…メッシュ材、42…開放部。
Claims (4)
- 係合部を有する着脱可能な着脱衿台を有するシャツであって、
前記着脱衿台は、前記シャツの衿台に沿った長手方向長さを有し、前記シャツの生地と異なる生地を用いた表面部と、係合部を配する裏面部とを有するものであって、
前記衿台は、前記係合部と係合する被係合部を有し、前記着脱衿台の両端を挿入可能な衿先収納ポケットを有することを特徴とする着脱衿台を用いたシャツ。 - 着脱衿台は、表面部と裏面部との周囲を縫着した袋状に形成し、裏面部に縫着した係合部である円形ボタンを有し、
被係合部はシャツの衿台に形成されたボタン穴であることを特徴とする請求項1に記載の着脱衿台を用いたシャツ。 - 着脱衿台の左右両端は、上縁から湾曲して下縁に至る湾曲部を有し、
シャツの衿台の衿先収納ポケットは、前記衿台の上縁からいったん下方に垂下して縫着する絞り領域を有することを特徴とする請求項1または2に記載の着脱衿台を用いたシャツ。 - シャツの後身頃は、肩ヨークを配する部位にメッシュ材を配し、前記肩ヨークの下縁を開放した開放部を有することを特徴とする請求項1,2または3のいずれか一項に記載の着脱衿台を用いたシャツ。
Priority Applications (1)
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JP2021003350U JP3234969U (ja) | 2021-08-30 | 2021-08-30 | 着脱衿台を用いたシャツ |
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2021
- 2021-08-30 JP JP2021003350U patent/JP3234969U/ja active Active
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