JP2008038316A - 乳児用衣服 - Google Patents
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Abstract
【課題】乳児の背中と衣服の間に汗取りパッドを差し込みやすい乳児用衣服を提供すること。
【解決手段】衣服本体2で肩から股下までを少なくとも覆う乳児用衣服において、衣服本体の後身頃4の背中部分から腰部分の範囲のどこかに、手を出し入れ可能なスリット10を形成してあることを特徴とする乳児用衣服。スリットを、衣服本体の腰部分であって身体の横幅方向全長の中間部に形成してある。後身頃を、腰から上の部分の上生地6と、腰から下の部分の下生地7から形成し、上生地6の下端部を表側にして下生地7の上端部の上に重ね合わせ、上生地と下生地が重なり合う左右両側のみを一体化し、重なり合う中間部をスリットとしてある。
【選択図】 図1
【解決手段】衣服本体2で肩から股下までを少なくとも覆う乳児用衣服において、衣服本体の後身頃4の背中部分から腰部分の範囲のどこかに、手を出し入れ可能なスリット10を形成してあることを特徴とする乳児用衣服。スリットを、衣服本体の腰部分であって身体の横幅方向全長の中間部に形成してある。後身頃を、腰から上の部分の上生地6と、腰から下の部分の下生地7から形成し、上生地6の下端部を表側にして下生地7の上端部の上に重ね合わせ、上生地と下生地が重なり合う左右両側のみを一体化し、重なり合う中間部をスリットとしてある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、背中の汗取りパッドの出し入れに好適な乳児用衣服に関する。
乳児は仰向けにして寝かせるのが一般的である。そして、汗で衣服の背中部分が冷たくなるのを防ぐために、衣服と背中の間に汗取り用のガーゼやタオル(以後、「汗取りパッド」と略す。)を挟むことがある。乳児用衣服は、着替え用に前身頃を開閉可能に設けたものが大半であり、汗取りパッドを出し入れする専用の口部は設けておらず、それ故、汗取りパッドの挿入は、乳児の首の後ろ側から衣服の首通し口に手を差し入れて行われている。ところが、衣服を着せたまま汗取りパッドをきれいに広げて背中に当てるのは、かなり難しく、手馴れていないと、汗取りパッドが所々しわくちゃに重なり合うことになる。特に背中の下の部分(尻に近い部分)については、首通し口から手を深く差し込みながら汗取りパッドを広げねばならず、煩雑である。
なお、本発明の出願に先立って先行技術文献情報の調査を行ったところ、衣服にスリットを形成し、スリット部分から手を出し入れ可能なものは存在しなかった。但し、衣服にスリットを形成し、スリットの裏面側にメッシュ素材を、スリットが開くことを許容する状態で塞いだものは存在した(特許文献1)。この場合は、スリットがメッシュ素材で塞がれているので、汗取りパッドを首通し部から出し入れせねばならず、上述した一般的な問題がある。
特開2003−55804号公報
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その目的は、乳児の背中と衣服の間に汗取りパッドを差し込みやすく且つ広げやすい乳児用衣服を提供することである。
請求項1の発明は、衣服本体で肩から股下までを少なくとも覆う乳児用衣服において、衣服本体の後身頃の背中部分から腰部分の範囲のどこかに、手を出し入れ可能なスリットを形成してあることを特徴とする。
スリットの形成箇所は、首通し部よりも下側であれば良いが、背中汗取りパッドの下部に相当する、後身頃の腰部分とすれば、背中汗取りパッドを上下2箇所で掴めるので、背中汗取りパッドを広げるには望ましい。
スリットは後身頃の身体の横幅方向全長に亘って形成してもよいが、あまりに長いと、スリットが開いた状態になりやすく着心地に悪影響を与えたり、背中汗取りパッドの下部がスリットから食み出して体裁が悪くなるおそれもある。従って、手の平が入る程度(手の平の横幅に見合う分)であれば充分であり、それには、請求項2の発明のように、スリットを、衣服本体の腰部分であって身体の横幅方向全長の中間部に形成してあることが望ましい。
スリットはどのように形成しても良く、例えば一枚の生地に切り込みを入れて形成しても良いが、このようにすると体裁が悪いので、請求項3の発明のように、後身頃を、腰から上の部分の上生地と、腰から下の部分の下生地から形成し、上生地の下端部を表側にして下生地の上端部の上に重ね合わせ、上生地と下生地が重なり合う左右両側のみを一体化し、重なり合う中間部をスリットとすることが望ましい。上生地と下生地は必ずしもそれぞれ一枚生地でなくとも良い。また、上生地と下生地が重なり合う左右両側を一体化する手段としては、通常、縫い合わせる仕方が挙げられる。
請求項1の発明は、衣服本体の後身頃の背中部分から腰部分の範囲のどこかに、手を出し入れ可能なスリットを形成してあるので、スリットに手を差し込めば、しわくちゃになりがちな背中汗取りパッドの背中下部を従来よりも広げやすくなり、使い勝手が良い。
請求項2の発明は、スリットを衣服本体の腰部分に形成してあるので、背中汗取りパッドの下部とスリット形成箇所が一致し、使い勝手が一段と良くなる。また、スリットを身体の横幅方向全長の中間部に形成してあるので、横幅方向全長に亘って形成してある場合に比べれば、着用している際にスリットが口を開いたような体裁になり難くなり、製品として重要なデザイン性が向上する。
請求項3の発明は、後身頃の腰部分において上生地と下生地を重ね合わせ、その重ねあわせ箇所にスリットを設けてあるので、スリットや背中汗取りパッドの下部が外部から目視し難くなり、製品として重要なデザイン性が向上する。
乳児用衣服1の第一例は吸湿性の良い生地で衣服本体2を作っており、図1〜図3に示すように、前身頃3と後身頃4で乳児胴体の肩から股下までを覆うもので、前身頃3及び股下部分には複数組の着替え留め具5を、身の丈方向及び内股方向に沿って間隔をあけて止め、前身頃3を左右に開いて着替えられるようにしてある。図中の太い破線は縫製ラインを示す。
また、衣服本体2は、その後身頃4を腰から上の部分の上生地6と、腰から下の部分の下生地7から形成してある。上生地6の下端部を表側にして、下生地7の上端部の上に重ね合わせ、重ね合わせた部分のうち、身体の横幅方向全長の中間部の左側8及び右側9を、縦方向に縫い合わせ、縫い合わせた箇所の間をスリット10とし、スリット10から内部に背中汗取りパッド11を手と一緒に差し込めるようにしてある。上生地6と下生地7が重なり合った部分の隙間を、スリット10としてあるので、スリット10を設けてあることや、その内側の背中汗取りパッド11を外側から目視し難くなる。また、上生地6の下端部がめくれてスリット10から背中汗取りパッド11が目視されるのを防止するために、スリット10の形成範囲を手の平の横幅に見合う分とし、上生地6の下端部をめくれ難くしてある。さらに、スリット10を開閉する一組のスリット留め具12を、上生地6と下生地7に分けて複数組留めてある。
一組の着替え留め具5及びスリット留め具12は、弾力性を利用してスナップ式に嵌まり合う雄型と雌型のボタンからなる。
背中汗取りパッド11は、吸湿性の良い生地で作られており、首筋から腰付近までを少なくとも覆う大きさであって、身体の形状に合わせて首筋部を幅狭に、それより下側を幅広に形成してある。
上述した乳児用衣服1は以下の要領で使用する。乳児用衣服1を着せる場合には、準備段階として、衣服本体2の前身頃3を上に向けて床におき、前身頃3を開いて後身頃4の内側に背中汗取りパッド11を予め載せて、衣服本体2の首通し部から背中汗取りパッド11の上部を食み出させておく。続いて、乳児を仰向けにして衣服本体2の上に載せ、着替え留め具5を閉める。その後、乳児を抱き起こす等して、衣服本体2の首通し部から食み出している背中汗取りパッド11の首筋部を衣服本体2の外側に折り返し、スリット留め具12を外して衣服本体2のスリット10から内側に手を差し込んで、背中汗取りパッド11の下部を乳児の履く紙オムツの腰部内に入れ、手をスリット10から引き抜き、スリット留め具12を閉じる。背中汗取りパッド11の下部を紙オムツの腰部に入れることによって、紙オムツの腰部分と乳児自身の腰の間に背中汗取りパッド11が挟まり、その部分の汗を吸い取ることができる。
また、乳児が汗をかいて背中が湿っぽくなってきた場合には、乳児を抱いた体勢から、背中汗取りパッド11の外側に折り返した部分を摘んで引き抜く。そして、乾いた別の背中汗取りパッド11を着けるために、まず、スリット留め具12を外して、手の平に背中汗取りパッド11を載せ、スリット10から衣服本体2と乳児の背中の間に、手を背中汗取りパッド11ごと差し込む。手を押し込んで衣服本体2の首通し部から背中汗取りパッド11の上部を食み出させ、手の平で背中汗取りパッド11を背中に押し広げる。続いて、背中汗取りパッド11の下部を乳児の履く紙オムツの腰部に差し込んで、手をスリット10から引き抜き、スリット留め具12を閉じて、背中汗取りパッド11の上部を外側に折り返す。
乳児用衣服1の第二例は、図5、図6に示すように、スリット留め具12を無くす代わりに、下生地7の上端部であってスリット10の形成範囲に亘って、伸縮性のある帯材13(例えば、ゴム紐)を留めてあることを特徴とする。帯材13を少し伸ばして下生地7に縫着等して留めることにより、腰部にギャザー14を形成してある。スリット留め具12が無ければ、スリット10からの手の出し入れが格段にし易くなる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、着替え留め具5は股下部分にだけあっても良い。また、重なり合う上生地6の下端部と下生地7の上端部のうち、スリット10の形成範囲以外の箇所については、身体の横幅方向に沿って縫い合わせて一体化するか否かは問わない。
1乳児用衣服、2衣服本体、3前身頃、4後身頃、5着替え留め具、6上生地、
7下生地、8左側、9右側、10スリット、11背中汗取りパッド、
12スリット留め具、13帯材、14ギャザー
7下生地、8左側、9右側、10スリット、11背中汗取りパッド、
12スリット留め具、13帯材、14ギャザー
Claims (3)
- 衣服本体(2)で肩から股下までを少なくとも覆う乳児用衣服(1)において、
衣服本体(2)の後身頃(4)の背中部分から腰部分の範囲のどこかに、手を出し入れ可能なスリット(10)を形成してあることを特徴とする乳児用衣服。 - スリット(10)を、衣服本体(2)の腰部分であって身体の横幅方向全長の中間部に形成してあることを特徴とする請求項1記載の乳児用衣服。
- 後身頃(4)を、腰から上の部分の上生地(6)と、腰から下の部分の下生地(7)から形成し、上生地(6)の下端部を表側にして下生地(7)の上端部の上に重ね合わせ、上生地(6)と下生地(7)が重なり合う左右両側のみを一体化し、重なり合う中間部をスリット(10)としてあることを特徴とする請求項2記載の乳児用衣服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006218527A JP2008038316A (ja) | 2006-08-10 | 2006-08-10 | 乳児用衣服 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006218527A JP2008038316A (ja) | 2006-08-10 | 2006-08-10 | 乳児用衣服 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008038316A true JP2008038316A (ja) | 2008-02-21 |
Family
ID=39173672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006218527A Pending JP2008038316A (ja) | 2006-08-10 | 2006-08-10 | 乳児用衣服 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008038316A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2503272A (en) * | 2012-06-21 | 2013-12-25 | Checkers Clothing Ltd | Baby garments facilitating nappy inspection |
CN104273662A (zh) * | 2014-10-30 | 2015-01-14 | 无锡市唐帛服饰有限公司 | 一种防止婴幼儿着凉的肚兜 |
KR20200024091A (ko) * | 2018-08-27 | 2020-03-06 | 주식회사 케이엠더블유 | 안테나 설치 구조물 |
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2006
- 2006-08-10 JP JP2006218527A patent/JP2008038316A/ja active Pending
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