JP2015047979A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり抵抗の悪化を抑えつつ、コーナリング走行時の操縦安定性に優れた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】
トレッド部4においてベルト層5の外周側に積層されたベルト補強層6が、中間陸部11に設けられた第1領域6aと、第1領域6aのタイヤ幅方向外側B1から中間陸部11のタイヤ幅方向外側端部11bまで延びる第2領域6bと、ショルダー主溝8からショルダー陸部10に延びる第3領域6cとを備え、第2領域6bは、第1領域6a及び第3領域6cより剛性が高いことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベルト層と、ベルト層の外周側に積層されたベルト補強層と、ベルト補強層の外周側に配設されたトレッドゴム部とを備えた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤでは、コーナリング走行などで横力を受けると、設置面内でバックリングが生じ、路面から部分的にトレッド部が浮き上がりやすくなり操縦安定性が悪化する問題がある。
空気入りタイヤのトレッド部の表面には、タイヤ周方向に沿って延びる複数の主溝と、その主溝により区画された陸部とが設けられているが、本発明者が研究を重ねたところ、コーナリング走行時に、ショルダー陸部を区画するショルダー主溝近傍、特に、ショルダー主溝からタイヤ幅方向内側に設けられた中間陸部にかけて局所的に大きくバックリング変形を起こしやすいことが判明した。
下記特許文献1には、ベルト補強層をタイヤ周方向にスパイラル状に幅狭ストリップを巻回し、陸部の真下にベルト層に設けた不連続領域の周辺で幅狭ストリップをオーバーラップした空気入りタイヤが記載されている。また、下記特許文献2、3には、ベルト層のタイヤ径方向外側におけるタイヤの赤道面よりタイヤ幅方向の外側に補強層を設けた空気入りタイヤが記載されている。
しかしながら、いずれの特許文献においても上記のようなショルダー主溝からタイヤ幅方向内側に設けられた陸部にかけて生じる局所的なバックリング変形を考慮していないため、局所的なバックリング変形を適切に抑えることができず操縦安定性が悪化する問題がある。
なお、ベルト補強層全体の剛性を高くすることでバックリング変形を抑えることができるが、ベルト層の端部とベルト補強層の端部が近接しており、ベルト層の端部近傍における剛性の変化が大きくなるため、ベルト層の端部近傍に歪みが集中しやすく転がり抵抗が悪化する問題がある。
特開平5−131804号公報 特開平8−20204号公報 特開2004−322718号公報
本発明はこのような問題を考慮してなされたものであり、転がり抵抗を悪化させることなく、コーナリング走行時に生じる局所的なバックリング変形を抑えて操縦安定性に優れた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、ベルト層と、前記ベルト層の外周側に積層されたベルト補強層と、前記ベルト補強層の外周側に配設されたトレッドゴム部とを備えた空気入りタイヤにおいて、前記トレッドゴム部は、ショルダー主溝と、前記ショルダー主溝よりタイヤ幅方向内側に位置するセンター主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ幅方向外側に形成されたショルダー陸部と、前記ショルダー主溝と前記センター主溝との間に区画された中間陸部とを備え、前記ベルト補強層は、前記中間陸部に設けられた第1領域と、前記第1領域のタイヤ幅方向外側から前記中間陸部のタイヤ幅方向外側端部まで延びる第2領域と、前記ショルダー主溝から前記ショルダー陸部に延びる第3領域とを備え、前記第2領域は、前記第1領域及び前記第3領域より剛性が高いことを特徴とする。
本発明の好ましい態様として、回転方向が指定された空気入りタイヤにおいて、前記ベルト補強層がタイヤ中心線より車両外側に設けられてもよい。また、他の形態として、前記第1領域は、前記中間陸部内で終端してもよい。また、他の形態として、前記第3領域は、接地端よりタイヤ幅方向内側で終端してもよい。また、他の形態として、前記第3領域に設けられた前記ベルト補強層が、前記第1領域に設けられた前記ベルト補強層よりも剛性が高く設定されてもよい。また、他の形態として、前記第1領域は、前記中間陸部のタイヤ幅方向内側端部から前記中間陸部の全幅の30%以上離れた位置で終端し、前記第2領域は、その幅が前記中間領域の全幅の30%以上50%以下に設定され、前記第3領域は、前記ショルダー陸部のタイヤ幅方向内側端部から前記ショルダー陸部の全幅の50%以下の位置で終端してもよい。
本発明によれば、ベルト層の外周側に積層されたベルト補強層は、ショルダー主溝から中間陸部にかけて設けられた第2領域が、他の領域より剛性が高く設定されているため、ショルダー主溝から中間陸部にかけて局所的に生じるバックリング変形を抑えることができ、コーナリング走行時の操縦安定性を向上することができる。しかも、ベルト補強層の剛性が段階的に変化しているため、歪みの集中を緩和して転がり抵抗の悪化を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの半断面図である。 トレッド部の構造の一例を模式的に示す断面図である。 トレッド部の構造の一例を模式的に示す断面図である。 トレッド部の構造の一例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態の空気入りタイヤは、左右一対のビード部1と、左右のビード部1の各々からタイヤ径方向外側へ延びる左右一対のサイドウォール部2と、左右のサイドウォール部2の各々の外周端に連なるトレッド部4と、一対のビード部1の間に架け渡されるように配設されたカーカス層3とを備えたラジアルタイヤである。
ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビードコア1aと、ビードコア1aのタイヤ径方向外側に位置する断面三角形状のビードフィラー1bとが埋設されている。
カーカス層3は、ビードコア1a及びビードフィラー1bを挟み込むように巻き上げられて、その端部が係止されている。カーカス3の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナーが配設されている。
トレッド部4におけるカーカス層4の外周側にはベルト層5が配設され、そのベルト層5の外周側にベルト補強層6が積層されている。ベルト層5は、左右両側の接地端Eの近傍まで延びており、トレッド部4の全幅にわたって設けられている。ベルト層5は、内外に積層された2枚のベルトプライ5a、5bを有しており、カーカス層3の外周でトレッド部4を補強する。ベルトプライ5a、5bは、タイヤ周方向に対して所定の角度で傾斜して延びるスチールコードを含み、このスチールコードがプライ間で互いに逆向きに交差するように配設されている。
ベルト補強層6の外周側には、タイヤTの最外周面を構成するトレッドゴム層7が配設されている。このトレッドゴム層7には、タイヤ周方向に連続して延びる左右一対のショルダー主溝8と、ショルダー主溝8のタイヤ幅方向内側B2に設けられたタイヤ周方向に延びるセンター主溝9とが設けられている。本実施形態では、タイヤ赤道Dを挟んで両側に配された2本のセンター主溝9と、そのタイヤ外側に設けられた2本のショルダー主溝8とがトレッド部4の表面に設けられており、合計4本の主溝が設けられている。
上記の4本の主溝8,9により、トレッド部4のトレッドゴム層7には、2本のショルダー主溝8のタイヤ幅方向外側B1に左右一対のショルダー陸部10が形成され、2本のショルダー主溝8のタイヤ幅方向内側B2に中間陸部11が形成され、2本のセンター主溝9の間にセンター陸部12が形成されている。
ベルト補強層6は、平行に配列された複数本の補強コードをゴム被覆してなる。補強コードは、タイヤ周方向に実質的に平行に延びている。本実施形態では、補強コードとしてナイロン、レイヨン、アラミドなどで形成された有機繊維コードやスチールコードが採用される。
図1に示すように、ベルト補強層6は、トレッド部4における中間陸部11からショルダー陸部10にかけて設けられている。このベルト補強層6は、中間陸部11からタイヤ幅方向外側B1へ順に第1領域6aと第2領域6bと第3領域6cに区画され、第2領域6bが第1領域6a及び第3領域6cより高剛性に設けられている。
詳細には、第1領域6aは、中間陸部11に設けられ、一端が第2領域6bと接続され、他端が中間陸部11のタイヤ幅方向内側端部11aからタイヤ幅方向外側B1に離れた位置で終端している。第1領域6aの端部から中間陸部11のタイヤ幅方向内側端部11aまでの距離が中間陸部の全幅Wmの30%より小さくなると、センター主溝9の溝底と中間陸部11との境界部分からクラックが発生しやすくなるため、中間陸部11のタイヤ幅方向内側端部11aから中間陸部の全幅Wmの30%以上離れた位置で第1領域6aが終端することが好ましい。
第2領域6bは、第1領域6aのタイヤ幅方向外側B1から中間陸部11のタイヤ幅方向外側端部11bまで延びて第3領域6cに接続されている。第2領域6bの幅W2は、中間陸部11の全幅Wmの30%以上50%以下に設定され、第2領域6bが、中間陸部11のタイヤ幅方向外側端部11bから中間陸部11の全幅の30%以上50%以下の位置で終端することが好ましい。
第3領域6cは、ショルダー主溝8からショルダー陸部10に延び、接地端Eよりタイヤ幅方向内側B2で終端している。ショルダー陸部10のタイヤ幅方向内側端部10aから第3領域6cのタイヤ幅方向外側端部までの距離が、ショルダー陸部10の全幅(つまり、タイヤ幅方向内側端部10aから接地端Eまでの長さ)Wsの50%より大きくなると、接地端Eの近傍において第3領域6cの端部とベルト層5の幅方向端部とが近接してトレッド部4の剛性が接地端Eの近傍で大きく変化するため、ベルト層の端部近傍に歪みが集中しやすく転がり抵抗が悪化する。このことから、第3領域6cのタイヤ幅方向外側端部は、ショルダー陸部10のタイヤ幅方向内側端部10aからショルダー陸部10の全幅Wsの50%以下の位置で終端することが好ましい。
第1領域6a、第2領域6b、及び第3領域6cは、例えば、複数本の補強コードを所定のエンド数(単位幅あたりのコードの打ち込み本数)で引き揃えてトッピングゴムで被覆してトッピング反に加工し、これをコードがタイヤ周方向に配向するようにタイヤ周方向の全周にわたって設けることで形成してもよい。
この場合、図2に示すように、ベルト層5の外周側に第1領域6aから第3領域6cまでの幅、つまり、ベルト補強層6の全幅に応じた幅寸法のトッピング反6−1を、第1領域6aから第3領域6cに対応する位置にタイヤ周方向の全周にわたって設け、その後、第2領域6bの幅に応じた幅寸法のトッピング反6−2を、第2領域6bに対応する位置にタイヤ周方向の全周にわたって設けて、第2領域6bのみで2枚のトッピング反を積層させ、第2領域6bを第1領域6a及び第3領域6cより高剛性に設けてもよい。
あるいは、図3に示すように、ベルト層5の外周側に第1領域6aから第2領域6bの幅に応じた幅寸法のトッピング反6−1を、第1領域6a及び第2領域6bに対応する位置にタイヤ周方向の全周にわたって設け、その後、第2領域6b及び第3領域6cの幅に応じた幅寸法のトッピング反6−2を、第2領域6b及び第3領域6cに対応する位置にタイヤ周方向の全周にわたって設け、第2領域6bのみで2枚のトッピング反6−1,6−2を積層させ、第2領域6bを第1領域6a及び第3領域6cより高剛性に設けてもよい。
このような場合、第2領域6b及び第3領域6cの幅に応じた幅寸法の2層目のトッピング反6−2が、第1領域6aから第2領域6bの幅に応じた幅寸法の1層目のトッピング反6−1の第2領域6b側の端部を包み込むため、第2領域6bのタイヤ幅方向外側近傍の歪みを緩和することができ、転がり抵抗の悪化を抑えることができる。
また、ベルト補強層6は、補強コードがタイヤ周方向に対して実質的に平行に配向するため、1本または複数本の引き揃えたコードをタイヤ軸周りに螺旋状に巻回すことにより形成してもよい。この場合、図4に示すように、第2領域6bにおけるタイヤ幅方向への送りピッチP2を、第1領域6a及び第3領域6cの送りピッチP1に比べて小さくして、第2領域6bのエンド数を大きく設定し、これにより、第2領域6bを第1領域6a及び第3領域6cより高剛性に設けてもよい。
また、特に図示しないが、第2領域6bに設けられる補強コードを、第1領域6a及び第3領域6cに設けられる補強コードよりも高剛性の素材で構成し、第2領域6bを第1領域6a及び第3領域6cより高剛性に設けてもよい。
なお、第1領域6aと第3領域6cの剛性は、同一に設けても、あるいは、第1領域6aに比べて第3領域6cを高剛性に設けてもよいが、第1領域6aに比べて第3領域6cを高剛性に設けることで、コーナリング走行時にショルダー主溝8近傍に生じる局所的なバックリング変形を抑えることができる。
第1領域6aに比べて第3領域6cを高剛性に設けるには、1本または複数本の引き揃えたコードをタイヤ軸周りに螺旋状に巻回すことでベルト補強層6を形成する場合に、第1領域6aに比べて第3領域6cにおけるタイヤ幅方向への送りピッチを小さくしてエンド数を大きく設定したり、あるいは、図3に示すように、第1領域6aから第2領域6bの幅に応じた幅寸法の1層目のトッピング反6−1と第2領域6b及び第3領域6cの幅に応じた幅寸法の2層目のトッピング反6−2とを設けてベルト補強層6を形成する場合に1層目のトッピング反6−1に比べて2層目のトッピング反6−2のエンド数を大きく設定することで、実現することができる。
以上のような本実施形態の空気入りタイヤであると、ベルト層5の外周側に積層されたベルト補強層6は、ショルダー主溝8から中間陸部11にかけて設けられた第2領域6bが高剛性に設けられ、第2領域6bのタイヤ幅方向の両隣に位置する第1領域6a及び第3領域6cが、第2領域6bより低剛性に設けられているため、最もバックリング変形を起こしやすいショルダー主溝8から中間陸部11にかけて剛性を高く設定し、コーナリング走行時のバックリング変形に起因する操縦安定性の低下を抑えることができる。
しかも、ベルト層5とベルト補強層6とを合わせた剛性の分布が、第2領域6bからタイヤ幅方向に離れると段階的に低下するため、歪みの集中を緩和して転がり抵抗の悪化を抑えることができる。
なお、ベルト補強層6は、タイヤ幅方向の両側に設けても、タイヤ幅方向の片側のみに設けてもよい。タイヤ幅方向の片側のみにベルト補強層6を設ける場合には、旋回時の外側に位置するショルダー主溝8の近傍においてバックリング変形が生じやすいため、空気入りタイヤの装着に関して、ベルト補強層6を設けたタイヤ幅方向の一方側が車両外側に位置するようにタイヤの回転方向を指定したタイヤとすることが好ましい。
また、本実施形態では、ベルト補強層6の第1領域6aのタイヤ幅方向内側端部が、中間陸部11の途中で終端している場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、中間陸部11で終端することなくセンター主溝9を超えて中間陸部11とセンター主溝9を挟んで対向するセンター陸部12まで延接されてもよい。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1〜3、及び比較例1〜3のタイヤ(215/45R17)を試作した。これらの各試作タイヤは、基本的なトレッドパターンとベルト補強層6以外のタイヤ内部構造は同一とし、表1に示すように単位面積当たりに補強コードの占める割合(密度)を第1領域6a、第2領域6b、及び第3領域6cで変更して作製したものである。なお、表1において、比較例1の補強コードの密度を100として指数で表示し、数字が大きいほど補強コードの密度が高く高剛性であることを示す。
具体的には、実施例1〜3は、ベルト補強層6の第2領域6bが第1領域6a及び第3領域6cに比べて補強コードの密度が大きく高剛性に設定されており、実施例1では、第2領域6bにおける補強コードの密度が、第1領域6a及び第3領域6cの2倍に設定され、実施例2では、第2領域6bにおける補強コードの密度が、第1領域6a及び第3領域6cの1.5倍に設定されている。また、実施例3では、第2領域6bにおける補強コードの密度が、第1領域6aの2倍に設定され、第3領域6cにおける補強コードの密度が、第1領域6aの1.5倍に設定されている。
比較例1は、第1領域6a、第2領域6b、及び第3領域6cの補強コードの密度が一定に設定され、ベルト補強層6の全体で等しい剛性に設定されている。比較例2では、第3領域6cが第1領域6a及び第2領域6bに比べて高剛性に設定されており、比較例3では、第1領域6aが第2領域6b及び第3領域6cに比べて高剛性に設定されている。
実施例1〜3及び比較例1〜3の各空気入りタイヤについてコーナリングパワー(操縦安定性)と転がり抵抗性能を評価した。評価方法は以下のとおりである。
・コーナリングパワー:直径が2500mmのドラム試験機を使用し、試験タイヤに発生するコーナリングフォースを測定し、スリップ角5°におけるコーナリングパワーを求めた。比較例1の結果を100として指数評価し、数値が大きいほどコーナリングパワーが大きく操縦安定性能が優れることを示す。
・転がり抵抗:転がり抵抗試験機によって転がり抵抗を測定し、転がり抵抗係数を求めた。比較例1の結果を100として指数評価し、数値が小さいほど転がり抵抗が小さく低燃費性に優れることを示す。
Figure 2015047979
結果は、表1に示すとおりであり、比較例1に対して第3領域6cを高剛性に設定した比較例2では、コーナリングパワーが向上し操縦安定性が向上したが、転がり抵抗が大きくなり低燃費性能が悪化した。また、比較例1に対して第1領域6aを高剛性に設定した比較例3では、コーナリングパワーが低下し操縦安定性が悪化し、転がり抵抗が大きくなり低燃費性能も悪化した。
これに対して、比較例1に対して第2領域6bを高剛性に設定した実施例1〜実施例3では、転がり抵抗が増大することなく操縦安定性が向上していた。
特に、第2領域6bに加え、第2領域6bより剛性が低い範囲内で第3領域6cを第1領域6aより高剛性に設定した実施例3では、コーナリングパワーが実施例1及び2に比べて大幅に向上した。
1…ビード部
2…サイドウォール部
3…カーカス
4…トレッド部
5…ベルト層
6…ベルト補強層
7…トレッドゴム層
8…ショルダー主溝
9…センター主溝
10…ショルダー陸部
11…中間陸部
11a…内側端部
11b…外側端部
12…センター陸部

Claims (6)

  1. ベルト層と、前記ベルト層の外周側に積層されたベルト補強層と、前記ベルト補強層の外周側に配設されたトレッドゴム部とを備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッドゴム部は、ショルダー主溝と、前記ショルダー主溝よりタイヤ幅方向内側に位置するセンター主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ幅方向外側に形成されたショルダー陸部と、前記ショルダー主溝と前記センター主溝との間に区画された中間陸部とを備え、
    前記ベルト補強層は、前記中間陸部に設けられた第1領域と、前記第1領域のタイヤ幅方向外側から前記中間陸部のタイヤ幅方向外側端部まで延びる第2領域と、前記ショルダー主溝から前記ショルダー陸部に延びる第3領域とを備え、
    前記第2領域は、前記第1領域及び前記第3領域より剛性が高いことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 回転方向が指定された空気入りタイヤにおいて、前記ベルト補強層がタイヤ中心線より車両外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1領域は、前記中間陸部内で終端することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第3領域は、接地端よりタイヤ幅方向内側で終端することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第3領域が、前記第1領域より剛性が高いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1領域は、前記中間陸部のタイヤ幅方向内側端部から前記中間陸部の全幅の30%以上離れた位置で終端し、前記第2領域は、その幅が前記中間領域の全幅の30%以上50%以下に設定され、前記第3領域は、前記ショルダー陸部のタイヤ幅方向内側端部から前記ショルダー陸部の全幅の50%以下の位置で終端することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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