JP2015047974A - 外装部材の支持構造 - Google Patents
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Abstract
Description
が形成されたものが知られている。
また、ベース部のねじ孔にボルトをねじ結合することにより、ドアミラーがベース部を介してドア本体に支持される(例えば、特許文献1参照。)。
よって、第1突片および第2突片間に雨水などの水滴が浸入した場合、浸入した水滴が第1突片の両側や、第2突片および第2突片間の隙間から漏出することが考えられる。
前記第1外装部材を取付け可能に上下方向に延在された基部と、前記基部に設けられ、内壁、外壁、前記内壁および前記外壁を連結する底部を有し、前記内壁、前記外壁および前記底部で車体前後に延在され、上方が開口された略コ字状断面が形成された溝形状部と、前記基部に設けられ、前記基部に対して直交する方向に張り出されるとともに上下方向に延在され、前記底部に接続されるリブと、を含み、前記溝形状部は、前記基部の上端から上方もしくは下端から下方に突出するように設けられ、前記内壁および前記外壁間に、車外に露出する第2外装部材が配置されることを特徴とする。
これにより、雨水などの水滴が溝形状部から外部に漏出することを防止できる。
これにより、第1外装部材を基部(すなわち、ベース部)で安定させた状態に支持できる。
これにより、基部の強度・剛性を飛躍的に高めることができるので、第1外装部材をベース部で安定させた状態に支持できる。
これにより、ベース部の配置箇所や形状を決める際の設計の自由度を高めることができる。
これにより、ベース部をドア本体に強固に取り付けることができ、かつ、ドア本体をベース部で補強することができる。
よって、内壁や外壁に別部材を取り付ける係止用の開口を形成する必要がない。これにより、溝形状部に導かれた水滴を外部に漏出させることなく排水箇所まで導くことができる。
これにより、溝形状部に導かれた水滴を外部に漏出させることなく、室内装飾部材で突出壁や溝形状部を目視できないように隠すことができる。
これにより、ドア本体にベース部を収納する空間を確保することが容易になり、設計の自由度を高めることができる。
図1に示すように、車両10は、車体11の側部11aに形成されたドア開口部12と、ドア開口部12に開閉自在に支持された前サイドドア15とを備えている。
前サイドドア15は、車体11の一部を構成する部材である。
ドアパネル17は、車外29側に対向するアウタパネル31(図3参照)と、車内28側に対向するインナパネル34とを備えている。
インナパネル34は、車内28側に対向するインナパネル部35と、インナパネル部35の車内28側に設けられたインナ補強部36とを有する。
上後取付孔43は、インナパネル34のうち上方に突出された突出片34aに形成されている。
前サッシュ46および中央サッシュ48間にクオータガラス19が設けられている。
ミラー支持部51の後端部51aにドアミラー52が取り付けられている。
ミラー支持部51は、図5、図6に示すように、後端部51aから支持軸61が上方に向けて突出され、支持軸61にドアミラー52(図1、図3参照)が取り付けられている。ベース部21は、鋳型成形により略矩形状体の箱状に一体に成形された鋳造部材である。
さらに、基部71は、上下の取付孔83,84および中央取付孔82間に開口部86が形成されている。
また、インナパネル34の中央取付孔42および基部71の中央取付孔82に中央ボルト55が差し込まれ、ミラー支持部51の中央ねじ孔63にねじ結合される。
すなわち、基部71に形成された前取付孔81、中央取付孔82および上下の後取付孔83,84は、ミラー支持部51を取り付けるための孔である。
基部71の上端71aに溝形状部72が設けられている。
内壁92および外壁93が底部91で連結されている。
溝形状部72が基部71の上端71aから上方に突出されることにより、溝形状部72に導かれた水滴を溝形状部72で排水箇所まで車体前後方向に導くことが可能になる。これにより、溝形状部72に導かれた水滴が基部71に漏出することを防止できる。
クオータガラス19の下端部19aと溝形状部72(内壁92、外壁93)との間の隙間をシール材95で埋めることにより、雨風が車外29側から車内28側に浸入することを防ぐことができる。
溝形状部72にシール材95を介して下端部19aが収納された状態で、クオータガラス19の外面19b(図1参照)が車外29に露出される。
これにより、雨水などの水滴が溝形状部72から外部に漏出することを防止できる。
この基部71にリブ壁73(図7参照)が設けられている。
これにより、クオータガラス19(図4参照)を基部71(すなわち、ベース部21)で安定させた状態に支持できる。
リブ壁73および溝形状部72(底部91)が連結壁74で連結されている。
水平連結壁97および鉛直連結壁98で連結壁74が略L字状に形成されている。
水平連結壁97の前端97aがリブ壁73の下端73bに対して略直交するように連結されている。また、水平連結壁97の後端97bが鉛直連結壁98の下端98aに対して略直交するように連結されている。
すなわち、鉛直連結壁98の上端98bが底部91の後端91cに対して略直交するように連結されている。
底部91の後半部91d、リブ壁73および連結壁74が側面視略矩形状の枠体に形成され、各部位91d,73,74で複数の取付孔(すなわち、中央取付孔82および上下の後取付孔83,84)が囲まれる。
さらに、基部71の下端71bのうち後半部71jから下壁102が車外29側に張り出されている。
底部91の前半部91e、前壁101、下壁102およびリブ壁73が側面視略矩形状の枠体に形成され、各部位91e,101,102,73で前取付孔81が囲まれる。
さらに、底部91の前半部91e、前壁101、下壁102およびリブ壁73で前取付孔81が囲まれる。
舌状部75は、インナパネル34(インナ補強部36)およびアウタパネル31(アウタ補強部33)間に挟持される(図3、図4参照)。
アウタパネル31の舌部取付孔105から突出されたねじ部107aが舌部ナット108(図9参照)にねじ結合される。
このように、水平連結壁97から舌状部75を延出させることにより、舌状部75を設ける位置をドア本体16に対応させて車幅方向において調整できる。これにより、ベース部21の配置箇所や形状を決める際の設計の自由度を高めることができる。
よって、ベース部21がアウタパネル31およびインナパネル34に強固に接合される。これにより、ベース部21をドア本体16に強固に取り付けることができ、かつ、ドア本体16をベース部21で補強することができる。
さらに、突出壁76は、基部71に対して略面一に形成されている。よって、突出壁76を基部71から車幅方向(具体的には、車内28側)に張り出さないようにできる。
これにより、ベース部21の幅寸法W1を小さく抑えることができ、ベース部21をドア本体16に収納する空間を確保することが容易になり、設計の自由度を高めることができる。
中央クリップ係止部112は、上方が開口されるように凹状に形成され、上内装部材27の中央クリップ(クリップ)116が係止可能な係止凹部である。
後クリップ係止部113は、円形状に開口され、上内装部材27の後クリップ(クリップ)117が係止可能な係止孔である。
ドア内装部材26の上部26aに上内装部材27が配置されている。
前クリップ115が前クリップ係止部111に係止され、中央クリップ116が中央クリップ係止部112に係止される。さらに、後クリップ117が後クリップ係止部113に係止されることにより、上内装部材27が突出壁76に係止される。
上内装部材27が突出壁76に係止され、ドア内装部材26の上部に配置されることにより、上内装部材27が前サイドドア15の車内28側に設けられる。
これにより、溝形状部72に導かれた水滴を外部に漏出させることなく排水箇所まで導くことができる。さらに、突出壁76に上内装部材27を係止することにより、上内装部材27で突出壁76や溝形状部72を車内28側から目視できないように隠すことができる。
例えば、前記実施例では、車体11として前サイドドア15に外装部材の支持構造20を設けた例について説明したが、これに限らないで、車体11として後サイドドア、リヤドアや車体本体などの他の部位に外装部材の支持構造20を設けることも可能である。
Claims (8)
- 車体に設けられ、第1外装部材が取り付けられるベース部を備えた外装部材の支持構造であって、
前記ベース部は、
鋳型成形により一体に成形され、
前記第1外装部材を取付け可能に上下方向に延在された基部と、
前記基部に設けられ、内壁、外壁、前記内壁および前記外壁を連結する底部を有し、前記内壁、前記外壁および前記底部で車体前後に延在され、上方が開口された略コ字状断面が形成された溝形状部と、
前記基部に設けられ、前記基部に対して直交する方向に張り出されるとともに上下方向に延在され、前記底部に接続されるリブと、を含み、
前記溝形状部は、
前記基部の上端から上方もしくは下端から下方に突出するように設けられ、
前記内壁および前記外壁間に、車外に露出する第2外装部材が配置されることを特徴とする外装部材の支持構造。 - 前記基部は、
前記第1外装部材を取り付けるための取付孔を有し、
前記ベース部は、
前記リブおよび前記底部を連結し、かつ、前記基部に対して略直交する方向に張り出された連結壁を有し、
前記リブ、前記底部および前記連結壁で前記取付孔が囲まれていることを特徴とする請求項1記載の外装部材の支持構造。 - 前記ベース部は、
前記連結壁の下端から下方に向けて延出された舌状部を有し、
前記舌状部は、前記車体に備えたドア本体のアウタパネルに接合されていることを特徴とする請求項2記載の外装部材の支持構造。 - 前記基部は前記ドア本体のインナパネルに取り付けられることを特徴とする請求項3記載の外装部材の支持構造。
- 前記ベース部は、
前記内壁より車内側もしくは前記外壁より車外側に設けられた突出壁を有し、
前記内壁より車内側に設けられた前記突出壁が前記内壁と略平行に延在され、もしくは、前記外壁より車外側に設けられた前記突出壁が前記外壁と略平行に延在されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の外装部材の支持構造。 - 前記突出壁は、クリップが係止可能なクリップ係止部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の外装部材の支持構造。
- 前記溝形状部は前記基部の上端から上方に突出するように設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の外装部材の支持構造。
- 前記基部および前記突出壁は略面一に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の外装部材の支持構造。
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