JP2015047974A - 外装部材の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水などの水滴の漏出を防ぎ、外装部材を支持可能に剛性を確保できる外装部材の支持構造を提供する。【解決手段】外装部材の支持構造20は、車体11にドアミラー52を取り付けるベース部21を備えている。ベース部21は、鋳型成形により一体に成形されている。このベース部21は、ドアミラー52を取付け可能な基部71と、基部71に設けられて略コ字状断面に形成された溝形状部72と、溝形状部72の底部91に接続されるリブ壁73とを含む。溝形状部72は、基部71の上端71aから上方に突出するように設けられている。溝形状部72の内壁92および外壁93間にクオータガラス19が配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、車体にベース部が設けられ、ベース部に第1外装部材が取り付けられる外装部材の支持構造に関する。
車両は、ドア本体にドアミラー(外装部材)を支持する支持構造を備えている。外装部材の支持構造として、ドア本体に鋳造製のベース部が取り付けられ、ベース部の周縁に第1突片および第2突片が車幅方向に間隔をおいて突出され、ドアミラーを支持するねじ孔
が形成されたものが知られている。
第1突片は、ベース部(周縁)の長手方向中央に設けられている。第2突片は、第1突片の両側に所定間隔をおいて複数個設けられている。第1突片および第2突片間にシールが挟持され、挟持されたシールでベース部およびドア本体間の隙間が閉塞される。
また、ベース部のねじ孔にボルトをねじ結合することにより、ドアミラーがベース部を介してドア本体に支持される(例えば、特許文献1参照。)。
実開平3−44045号公報
しかし、特許文献1の支持構造は、第1突片がベース部(周縁)の長手方向中央のみに設けられ、第2突片が第1突片の両側に所定間隔をおいて設けられている。
よって、第1突片および第2突片間に雨水などの水滴が浸入した場合、浸入した水滴が第1突片の両側や、第2突片および第2突片間の隙間から漏出することが考えられる。
また、ベース部のねじ孔にボルトをねじ結合してドアミラーを取り付けることにより、ベース部でドアミラー(外装部材)を支持する必要がある。このため、ベース部の剛性を高める工夫が要求される。
本発明は、雨水などの水滴の漏出を防ぎ、外装部材を支持可能に剛性を確保できる外装部材の支持構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に設けられ、第1外装部材が取り付けられるベース部を備えた外装部材の支持構造であって、前記ベース部は、鋳型成形により一体に成形され、
前記第1外装部材を取付け可能に上下方向に延在された基部と、前記基部に設けられ、内壁、外壁、前記内壁および前記外壁を連結する底部を有し、前記内壁、前記外壁および前記底部で車体前後に延在され、上方が開口された略コ字状断面が形成された溝形状部と、前記基部に設けられ、前記基部に対して直交する方向に張り出されるとともに上下方向に延在され、前記底部に接続されるリブと、を含み、前記溝形状部は、前記基部の上端から上方もしくは下端から下方に突出するように設けられ、前記内壁および前記外壁間に、車外に露出する第2外装部材が配置されることを特徴とする。
請求項2は、前記基部は、前記第1外装部材を取り付けるための取付孔を有し、前記ベース部は、前記リブおよび前記底部を連結し、かつ、前記基部に対して略直交する方向に張り出された連結壁を有し、前記リブ、前記底部および前記連結壁で前記取付孔が囲まれていることを特徴とする。
請求項3は、前記ベース部は、前記連結壁の下端から下方に向けて延出された舌状部を有し、前記舌状部は、前記車体に備えたドア本体のアウタパネルに接合されていることを特徴とする。
請求項4は、前記基部は前記ドア本体のインナパネルに取り付けられることを特徴とする。
請求項5は、前記ベース部は、前記内壁より車内側もしくは前記外壁より車外側に設けられた突出壁を有し、前記内壁より車内側に設けられた前記突出壁が前記内壁と略平行に延在され、もしくは、前記外壁より車外側に設けられた前記突出壁が前記外壁と略平行に延在されることを特徴とする。
請求項6は、前記突出壁は、クリップが係止可能なクリップ係止部が設けられていることを特徴とする。
請求項7は、前記溝形状部は前記基部の上端から上方に突出するように設けられていることを特徴とする。
請求項8は、前記基部および前記突出壁は略面一に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ベース部を鋳型成形し、ベース部の溝形状部を上方が開口するように略コ字状断面に形成した。ベース部を鋳型成形することにより、プレス成形では形成困難な溝形状部を形成できる。この溝形状部に第2外装部材を配置し、第2外装部材を車外に露出するようにした。
第2外装部材を車外に露出させることにより、第2外装部材に雨水などの水滴が付着する。付着した水滴が第2外装部材を伝って溝形状部に導かれ、溝形状部に導かれた水滴が溝形状部で車体前後の排水箇所まで導かれる。
これにより、雨水などの水滴が溝形状部から外部に漏出することを防止できる。
また、基部に第1外装部材が取り付けられる。さらに、基部にリブを設け、リブを上下方向に延在させて溝形状部の底部に接続させた。よって、基部や溝形状部をリブで補強することができ、ベース部の強度・剛性を確保できる。
これにより、第1外装部材を基部(すなわち、ベース部)で安定させた状態に支持できる。
請求項2に係る発明では、基部に取付孔を形成し、取付孔で第1外装部材を取り付けるようにした。さらに、取付孔をリブ、底部および連結壁で囲むようにした。よって、リブ、底部および連結壁で基部を補強することができる。
これにより、基部の強度・剛性を飛躍的に高めることができるので、第1外装部材をベース部で安定させた状態に支持できる。
請求項3に係る発明では、連結壁から舌状部を延出させ、舌状部をドア本体のアウタパネルに接合させた。連結壁から舌状部を延出させることにより、舌状部を設ける位置をドア本体に対応させて車幅方向で調整できる。
これにより、ベース部の配置箇所や形状を決める際の設計の自由度を高めることができる。
請求項4に係る発明では、ベース部の基部をドア本体のインナパネルに取り付けるようにした。ここで、ベース部の舌状部がアウタパネルに接合されている。よって、ベース部の基部をインナパネルに取り付けることにより、ベース部をアウタパネルおよびインナパネルに接合させることができる。
これにより、ベース部をドア本体に強固に取り付けることができ、かつ、ドア本体をベース部で補強することができる。
請求項5に係る発明では、内壁より車内側もしくは外壁より車外側に突出壁を設けた。突出壁を利用して室内装飾部材(例えば、ガーニッシュ)などの別部材を取り付けることができる。
よって、内壁や外壁に別部材を取り付ける係止用の開口を形成する必要がない。これにより、溝形状部に導かれた水滴を外部に漏出させることなく排水箇所まで導くことができる。
請求項6に係る発明では、突出壁にクリップ係止部を設け、クリップ係止部にクリップを係止可能とした。よって、溝形状部の内壁や外壁に係止用の開口を形成することなく、クリップ係止部にクリップを介して室内装飾部材(例えば、ガーニッシュ)を取り付けることができる。
これにより、溝形状部に導かれた水滴を外部に漏出させることなく、室内装飾部材で突出壁や溝形状部を目視できないように隠すことができる。
請求項7に係る発明では、溝形状部を基部の上端から上方に突出させた。これにより、溝形状部に導かれた水滴を溝形状部で排水箇所まで導くことができるので、溝形状部に導かれた水滴が基部に漏出することを防止できる。
請求項8に係る発明では、基部および突出壁を略面一に形成した。よって、突出壁を基部から車幅方向に張り出さないようにできるので、ベース部の幅寸法を小さく抑えることができる。
これにより、ドア本体にベース部を収納する空間を確保することが容易になり、設計の自由度を高めることができる。
本発明に係る外装部材の支持構造を備えた車両(前サイドドア)を示す斜視図である。 図1の車両(前サイドドア)を車内側から見た状態を示す斜視図である。 図2の3−3線断面図である。 図3の外装部材の支持構造を示す分解斜視図である。 図4の外装部材の支持構造を車内側から見た状態を単体で示す斜視図である。 図5の外装部材の支持構造を示す分解斜視図である。 図6のベース部を車外側後方から見た状態を示す斜視図である。 図6のベース部を車外側前方から見た状態を示す斜視図である。 図7の9−9線断面図である。 本発明に係る突出壁に上内装部材を係止させた状態を示す斜視図である。 本発明に係る突出壁から上内装部材を外した状態を示す斜視図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る外装部材の支持構造20について説明する。
図1に示すように、車両10は、車体11の側部11aに形成されたドア開口部12と、ドア開口部12に開閉自在に支持された前サイドドア15とを備えている。
前サイドドア15は、車体11の一部を構成する部材である。
図2に示すように、前サイドドア15は、車体11のドア開口部12(図1も参照)に開閉自在に設けられるドア本体16と、ドア本体16の前サッシュ46および中央サッシュ48間に設けられたクオータガラス(第2外装部材)19と、クオータガラス19の近傍に設けられた外装部材の支持構造20と、ドア本体16の車内28(図2も参照)側に設けられた室内装飾部材25とを備えている。
ドア本体16は、車体のドア開口部に開閉自在に支持されたドアパネル17と、ドアパネル17に設けられたドアサッシュ18とを備えている。
ドアパネル17は、車外29側に対向するアウタパネル31(図3参照)と、車内28側に対向するインナパネル34とを備えている。
図3、図4に示すように、アウタパネル31は、車外29側に対向するアウタパネル部32と、アウタパネル部32の車内28側に設けられたアウタ補強部33とを有する。
インナパネル34は、車内28側に対向するインナパネル部35と、インナパネル部35の車内28側に設けられたインナ補強部36とを有する。
このインナパネル34は、クオータガラス19の下端部19a近傍に、前取付孔41、中央取付孔42および上下の後取付孔43,44を有する。
上後取付孔43は、インナパネル34のうち上方に突出された突出片34aに形成されている。
図1に戻って、ドアサッシュ18は、ドアパネル17の前端部17aに設けられた前サッシュ46と、ドアパネル17の後端部17b側に設けられた後サッシュ47と、前サッシュ46および後サッシュ47間において前サッシュ46寄りの部位17cに設けられた中央サッシュ48とを備えている。
前サッシュ46および中央サッシュ48間にクオータガラス19が設けられている。
図3、図4に戻って、外装部材の支持構造20は、ドアパネル17の上部17dに設けられたベース部21と、ベース部21に取り付けられた第1外装部材22とを備えている。よって、第1外装部材22がベース部21を介してドアパネル17に取り付けられている。
第1外装部材22は、ベース部21に取り付けられるミラー支持部51と、ミラー支持部51に支持されるドアミラー52とを備えている。
ミラー支持部51の後端部51aにドアミラー52が取り付けられている。
ミラー支持部51は、ベース部21に前ボルト54、中央ボルト55および上下の後ボルト56,57で締結されることにより、ベース部21に車外29側から取り付けられている。
ミラー支持部51は、図5、図6に示すように、後端部51aから支持軸61が上方に向けて突出され、支持軸61にドアミラー52(図1、図3参照)が取り付けられている。ベース部21は、鋳型成形により略矩形状体の箱状に一体に成形された鋳造部材である。
図7、図8に示すように、ベース部21は、第1外装部材22を取付け可能に上下方向に延在された基部71と、基部71の上端71aから上方に突出する溝形状部72と、基部71に設けられたリブ壁(リブ)73と、リブ壁73および溝形状部72(底部91)を連結する連結壁74と、連結壁74(水平連結壁97)の下端97cから下方に向けて延出された舌状部75と、溝形状部72の内壁92より車内28側に設けられた突出壁76とを含む。
基部71は、上端71a、下端71b、前端71cおよび後端71dを有する。上端71a、下端71b、前端71cおよび後端71dで基部71が側面視略矩形状に形成されている。基部71は、上下方向に延在されることにより略鉛直に配置されている。
この基部71は、下端71b側の前端71c寄りの部位71eに形成された前取付孔(取付孔)81と、下端71b側の中央の部位71fに形成された中央取付孔(取付孔)82と、上端71aおよび後端71dの交差部71gに形成された上後取付孔(取付孔)83と、下端71bおよび後端71dの交差部71hに形成された下後取付孔(取付孔)84とを有する。
さらに、基部71は、上下の取付孔83,84および中央取付孔82間に開口部86が形成されている。
図3、図4、図6に戻って、基部71がインナパネル34の上部17dに車外29側から当接される。この状態において、インナパネル34の前取付孔41および基部71の前取付孔81に前ボルト54が差し込まれ、ミラー支持部51の前ねじ孔62にねじ結合される。
また、インナパネル34の中央取付孔42および基部71の中央取付孔82に中央ボルト55が差し込まれ、ミラー支持部51の中央ねじ孔63にねじ結合される。
さらに、インナパネル34の上後取付孔43および基部71の上後取付孔83に上後ボルト56が差し込まれ、ミラー支持部51の上後ねじ孔64にねじ結合される。加えて、インナパネル34の下後取付孔44および基部71の下後取付孔84に下後ボルト57が差し込まれ、ミラー支持部51の下後ねじ孔65にねじ結合される。
これにより、前ボルト54、中央ボルト55および上下の後ボルト56,57でインナパネル34に基部71が車外29側から取り付けられる。この基部71にミラー支持部51が車外29側から取り付けられている。
すなわち、基部71に形成された前取付孔81、中央取付孔82および上下の後取付孔83,84は、ミラー支持部51を取り付けるための孔である。
基部71には開口部86が形成され、開口部86から中空状のグロメット87が車内28側に突出されている。中空状のグロメット87にハーネスが貫通され、ハーネスを介してドアミラーの駆動モータが電源に接続されている。
基部71の上端71aに溝形状部72が設けられている。
図8、図9に示すように、溝形状部72は、基部71の上端71aから車外29側に張り出された底部91と、底部91の車幅方向中央91aから上方に突出された内壁92と、底部91の外端91bから上方に突出された外壁93とを有する。
内壁92および外壁93が底部91で連結されている。
この溝形状部72は、内壁92、外壁93および底部91で略コ字状断面が上向きに開口するように形成されている。すなわち、溝形状部72は、基部71の上端71aから上方に突出するように設けられている。さらに、溝形状部72は、基部71の上端71aに沿って車体前後に延在されている(図7も参照)。
このように、ベース部21が鋳型成形され、ベース部21の溝形状部72が上向きに開口するように略コ字状断面に形成される。ベース部21が鋳型成形されることにより、例えば、鋼板のプレス成形では形成困難な溝形状部72が形成可能になる。
溝形状部72が基部71の上端71aから上方に突出されることにより、溝形状部72に導かれた水滴を溝形状部72で排水箇所まで車体前後方向に導くことが可能になる。これにより、溝形状部72に導かれた水滴が基部71に漏出することを防止できる。
図3、図4に示すように、溝形状部72の内壁92および外壁93間に、シール材95を介してクオータガラス19の下端部19aが配置(収納)される。
クオータガラス19の下端部19aと溝形状部72(内壁92、外壁93)との間の隙間をシール材95で埋めることにより、雨風が車外29側から車内28側に浸入することを防ぐことができる。
溝形状部72にシール材95を介して下端部19aが収納された状態で、クオータガラス19の外面19b(図1参照)が車外29に露出される。
クオータガラス19の外面19bを車外29に露出させることにより、外面19bに雨水などの水滴が付着する。付着した水滴が外面19bを伝って溝形状部72に導かれる。溝形状部72に導かれた水滴が溝形状部72に沿って車体前後の排水箇所まで導かれる。
これにより、雨水などの水滴が溝形状部72から外部に漏出することを防止できる。
この基部71にリブ壁73(図7参照)が設けられている。
図7、図8に戻って、リブ壁73は、基部71のうち車体前後方向の中央部位71iに設けられている。このリブ壁73は、基部71の中央部位71iから車外29側に向けて、基部71に対して直交する方向に張り出されている。さらに、リブ壁73は上下方向に延在されている。
リブ壁73が上下方向に延在されることにより、リブ壁73の上端73aが底部91に接続され、リブ壁73の下端73bが基部71の下端71bまで延出されている。よって、基部71や溝形状部72をリブ壁73で補強することができ、ベース部21の強度・剛性を確保できる。
これにより、クオータガラス19(図4参照)を基部71(すなわち、ベース部21)で安定させた状態に支持できる。
リブ壁73および溝形状部72(底部91)が連結壁74で連結されている。
連結壁74は、リブ壁73に前端97aが連結された水平連結壁97と、水平連結壁97の後端97bおよび底部91の後端91cに亘って設けられた鉛直連結壁98とを有する。
水平連結壁97および鉛直連結壁98で連結壁74が略L字状に形成されている。
水平連結壁97は、基部71の下端71bから車外29側に向けて、基部71に対して直交する方向に張り出されている。
水平連結壁97の前端97aがリブ壁73の下端73bに対して略直交するように連結されている。また、水平連結壁97の後端97bが鉛直連結壁98の下端98aに対して略直交するように連結されている。
鉛直連結壁98は、基部71の後端71dから車外29側に向けて、基部71に対して直交する方向に張り出され、水平連結壁97の後端97bおよび底部91の後端91cに亘って設けられている。
すなわち、鉛直連結壁98の上端98bが底部91の後端91cに対して略直交するように連結されている。
水平連結壁97および鉛直連結壁98で連結壁74が形成されることにより、連結壁74が基部71に対して略直交する方向に張り出される。さらに、連結壁74でリブ壁73および底部91(溝形状部72)が連結される。
このように、基部71の上端71aに底部91が設けられ、基部71の中央部位71iにリブ壁73が設けられている。さらに、基部71の下端71bに水平連結壁97が設けられ、基部71の後端71dに鉛直連結壁98が設けられている。
底部91の後半部91d、リブ壁73および連結壁74が側面視略矩形状の枠体に形成され、各部位91d,73,74で複数の取付孔(すなわち、中央取付孔82および上下の後取付孔83,84)が囲まれる。
また、基部71の前端71cから前壁101が車外29側に張り出されている。
さらに、基部71の下端71bのうち後半部71jから下壁102が車外29側に張り出されている。
底部91の前半部91e、前壁101、下壁102およびリブ壁73が側面視略矩形状の枠体に形成され、各部位91e,101,102,73で前取付孔81が囲まれる。
このように、基部71に前取付孔81、中央取付孔82および上下の後取付孔83,84が形成され、各取付孔81〜84でミラー支持部51が取り付けられる。また、中央取付孔82および上下の後取付孔83,84が底部91の後半部91d、リブ壁73および連結壁74で囲まれる。
さらに、底部91の前半部91e、前壁101、下壁102およびリブ壁73で前取付孔81が囲まれる。
よって、底部91(後半部91d、前半部91e)、リブ壁73、連結壁74、前壁101および下壁102で基部71を補強することができる。これにより、基部71(すなわち、ベース部21)の強度・剛性を飛躍的に高めることができるので、ミラー支持部51をベース部21で安定させた状態に支持できる。
図7、図9に示すように、水平連結壁97の車外側端(連結壁74の下端)97cから下方に向けて舌状部75が延出されている。舌状部75にドア取付孔85が形成されている。
舌状部75は、インナパネル34(インナ補強部36)およびアウタパネル31(アウタ補強部33)間に挟持される(図3、図4参照)。
図3、図4に再度戻って、インナパネル34の舌部取付孔104、ドア取付孔85およびアウタパネル31の舌部取付孔105(図9も参照)に舌部ボルト107が差し込まれる。舌部ボルト107のねじ部107aがアウタパネル31の舌部取付孔105から突出される。
アウタパネル31の舌部取付孔105から突出されたねじ部107aが舌部ナット108(図9参照)にねじ結合される。
よって、舌部ボルト107および舌部ナット108で、舌状部75がインナパネル34およびアウタパネル31に挟持された状態に接合される(取り付けられる)。すなわち、舌状部75がアウタパネル31に接合されている。
このように、水平連結壁97から舌状部75を延出させることにより、舌状部75を設ける位置をドア本体16に対応させて車幅方向において調整できる。これにより、ベース部21の配置箇所や形状を決める際の設計の自由度を高めることができる。
このように、ベース部21の基部71がインナパネル34に取り付けられ(接合され)、ベース部21の舌状部75がインナパネル34およびアウタパネル31に挟持(接合)される。
よって、ベース部21がアウタパネル31およびインナパネル34に強固に接合される。これにより、ベース部21をドア本体16に強固に取り付けることができ、かつ、ドア本体16をベース部21で補強することができる。
図9に示すように、突出壁76は、底部91の内端91fから上方に向けて内壁92と略平行に延在されることにより、内壁92より車内28側に所定間隔S1をおいて立設されている。
さらに、突出壁76は、基部71に対して略面一に形成されている。よって、突出壁76を基部71から車幅方向(具体的には、車内28側)に張り出さないようにできる。
これにより、ベース部21の幅寸法W1を小さく抑えることができ、ベース部21をドア本体16に収納する空間を確保することが容易になり、設計の自由度を高めることができる。
図10、図11に示すように、突出壁76は、前端76aに設けられた前クリップ係止部(クリップ係止部)111と、略中央76bに設けられた中央クリップ係止部(クリップ係止部)112と、後端76cに設けられた後クリップ係止部(クリップ係止部)113とを有する。
前クリップ係止部111は、略矩形状に開口され、上内装部材27の前クリップ(クリップ)115が係止可能な係止孔である。
中央クリップ係止部112は、上方が開口されるように凹状に形成され、上内装部材27の中央クリップ(クリップ)116が係止可能な係止凹部である。
後クリップ係止部113は、円形状に開口され、上内装部材27の後クリップ(クリップ)117が係止可能な係止孔である。
図2に示すように、室内装飾部材25は、例えば、装飾用のガーニッシュであり、前サイドドア15(ドアベルトライン部15a(図1参照))に沿って車内28側に設けられたドア内装部材26と、ドア内装部材26の上部26aに配置された上内装部材27とを備えている。
ドア内装部材26は、前サイドドア15のドアベルトライン部15aに沿って車内28側に設けられることによりドアベルトライン部15aに沿った部位を装飾する樹脂製のガーニッシュである。
ドア内装部材26の上部26aに上内装部材27が配置されている。
図10、図11に戻って、上内装部材27は、前クリップ115、中央クリップ116および後クリップ117を有し、ドア内装部材26の上部を装飾する樹脂製のガーニッシュである。
前クリップ115が前クリップ係止部111に係止され、中央クリップ116が中央クリップ係止部112に係止される。さらに、後クリップ117が後クリップ係止部113に係止されることにより、上内装部材27が突出壁76に係止される。
上内装部材27が突出壁76に係止され、ドア内装部材26の上部に配置されることにより、上内装部材27が前サイドドア15の車内28側に設けられる。
ここで、前クリップ係止部111、中央クリップ係止部112および後クリップ係止部113は突出壁76に形成され、突出壁76が溝形状部72(内壁92)に設けられている。この突出壁76を利用して上内装部材27などの別部材を取り付けることができる。
よって、上内装部材27などの別部材を取り付ける係止用の開口を、溝形状部72(内壁92)に形成することなく突出壁76に上内装部材27を係止できる。
これにより、溝形状部72に導かれた水滴を外部に漏出させることなく排水箇所まで導くことができる。さらに、突出壁76に上内装部材27を係止することにより、上内装部材27で突出壁76や溝形状部72を車内28側から目視できないように隠すことができる。
なお、本発明に係る外装部材の支持構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、車体11として前サイドドア15に外装部材の支持構造20を設けた例について説明したが、これに限らないで、車体11として後サイドドア、リヤドアや車体本体などの他の部位に外装部材の支持構造20を設けることも可能である。
また、前記実施例では、溝形状部72を基部71の上端71aから上方に突出する例について説明したが、これに限らないで、溝形状部72を基部71の下端71bから下方に突出させることも可能である。
さらに、前記実施例では、突出壁76を内壁92より車内28側に設け、かつ、内壁92と略平行に延在させた例について説明したが、これに限らないで、突出壁76を外壁93より車外29側に設け、外壁93と略平行に延在させることも可能である。
また、前記実施例で示した車両、車体、前サイドドア、ドア本体、クオータガラス、外装部材の支持構造、ベース部、第1外装部材、アウタパネル、インナパネル、基部、溝形状部、リブ壁、連結壁、舌状部、突出壁、前取付孔、中央取付孔、上下の後取付孔、底部、内壁、外壁、水平連結壁、前クリップ係止部、中央クリップ係止部、後クリップ係止部、前クリップ、中央クリップおよび後クリップなどの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、前サイドドアなどの車体にベース部が設けられ、このベース部に第1外装部材が取り付けられる外装部材の支持構造を備えた自動車への適用に好適である。
10…車両、11…車体、15…前サイドドア、16…ドア本体、19…クオータガラス(第2外装部材)、20…外装部材の支持構造、21…ベース部、22…第1外装部材、28…車内、29…車外、31…アウタパネル、34…インナパネル、71…基部、71a…基部の上端、71b…基部の下端、72…溝形状部、73…リブ壁(リブ)、74…連結壁、75…舌状部、76…突出壁、81…前取付孔(取付孔)、82…中央取付孔(取付孔)、83…上後取付孔(取付孔)、84…下後取付孔(取付孔)、91…底部、92…内壁、93…外壁、97…水平連結壁、97c…水平連結壁の車外側端(連結壁の下端)、111…前クリップ係止部(クリップ係止部)、112…中央クリップ係止部(クリップ係止部)、113…後クリップ係止部(クリップ係止部)、115…前クリップ(クリップ)、116…中央クリップ(クリップ)、117…後クリップ(クリップ)。

Claims (8)

  1. 車体に設けられ、第1外装部材が取り付けられるベース部を備えた外装部材の支持構造であって、
    前記ベース部は、
    鋳型成形により一体に成形され、
    前記第1外装部材を取付け可能に上下方向に延在された基部と、
    前記基部に設けられ、内壁、外壁、前記内壁および前記外壁を連結する底部を有し、前記内壁、前記外壁および前記底部で車体前後に延在され、上方が開口された略コ字状断面が形成された溝形状部と、
    前記基部に設けられ、前記基部に対して直交する方向に張り出されるとともに上下方向に延在され、前記底部に接続されるリブと、を含み、
    前記溝形状部は、
    前記基部の上端から上方もしくは下端から下方に突出するように設けられ、
    前記内壁および前記外壁間に、車外に露出する第2外装部材が配置されることを特徴とする外装部材の支持構造。
  2. 前記基部は、
    前記第1外装部材を取り付けるための取付孔を有し、
    前記ベース部は、
    前記リブおよび前記底部を連結し、かつ、前記基部に対して略直交する方向に張り出された連結壁を有し、
    前記リブ、前記底部および前記連結壁で前記取付孔が囲まれていることを特徴とする請求項1記載の外装部材の支持構造。
  3. 前記ベース部は、
    前記連結壁の下端から下方に向けて延出された舌状部を有し、
    前記舌状部は、前記車体に備えたドア本体のアウタパネルに接合されていることを特徴とする請求項2記載の外装部材の支持構造。
  4. 前記基部は前記ドア本体のインナパネルに取り付けられることを特徴とする請求項3記載の外装部材の支持構造。
  5. 前記ベース部は、
    前記内壁より車内側もしくは前記外壁より車外側に設けられた突出壁を有し、
    前記内壁より車内側に設けられた前記突出壁が前記内壁と略平行に延在され、もしくは、前記外壁より車外側に設けられた前記突出壁が前記外壁と略平行に延在されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の外装部材の支持構造。
  6. 前記突出壁は、クリップが係止可能なクリップ係止部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の外装部材の支持構造。
  7. 前記溝形状部は前記基部の上端から上方に突出するように設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の外装部材の支持構造。
  8. 前記基部および前記突出壁は略面一に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の外装部材の支持構造。
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