JP2015047947A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】高速領域における雪上操縦安定性能を向上させる。
【解決手段】トレッド11の表面に、タイヤ周方向に沿って延長するように形成された2本の周方向溝12c,12aにより区画された内側陸部13bと、内側陸部13bを複数のブロック15bに区画する、溝深さが周方向溝12c,12aの溝深さよりも浅くかつタイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延長する傾斜ラグ溝14bとを設けるとともに、ブロック15bの表面に、傾斜ラグ溝14bと同じ方向に傾斜し、両端が周方向溝12c,12aに開口する1本の傾斜サイプ16pと、一端が周方向溝12c,12aまたは傾斜ラグ溝14bまたは傾斜サイプ16pに開口し、他端が当該ブロック15a内で終端するとともに、傾斜サイプ16pとは反対方向に傾斜する複数のサブサイプ16q,16rとを形成するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関するもので、特に、雪路における操縦安定性能に優れた空気入りタイヤに関する。
従来、冬用空気入りタイヤの雪上性能として、低速/中速領域における操縦安定性能が求められてきた。上記の領域においては、路面へのグリップ性能が重要であることから、ブロックパターンのような、溝の多いトレッドパターンを採用するとともに、ラグ溝やサイプの数を増やしてエッジ量を増大させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4325948号公報
ところで、近年は、雪上性能においても、高速領域における操縦安定性能が求められるようになってきている。
しかしながら、従来の冬用空気入りタイヤのように、ラグ溝やサイプの数を増大させるとパターン剛性が低下してしまうため、高速領域での操縦安定性能を確保することが困難であるといった問題点があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、低速/中速領域における雪上操縦安定性能を得るために必要なエッジ量を維持しつつ、高速領域においても優れた雪上操縦安定性能を得ることのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本願発明は、トレッドの表面にタイヤ周方向に沿って延長するように形成された少なくとも3本の周方向溝と、前記周方向溝により区画された陸部と、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延長し、前記陸部のうちの2本の周方向溝より区画された陸部である内側陸部を複数のブロックに区画する傾斜ラグ溝とを備えた空気入りタイヤであって、前記傾斜ラグ溝は、溝深さが前記周方向溝の溝深さよりも浅く、前記内側陸部のうちの少なくとも1つの内側陸部を構成するブロックの表面には、当該ブロックを区画する傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜し、両端がそれぞれ当該ブロックを区画する周方向溝に開口する1本の傾斜サイプと、一端が前記周方向溝または前記傾斜ラグ溝または前記傾斜サイプに開口するとともに、他端が当該ブロック内で終端する、前記傾斜サイプとは反対方向に傾斜する複数のサブサイプとが形成されていることを特徴とする。
このように、傾斜ラグ溝の溝深さを周方向溝の溝深さよりも浅くするとともに、傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜する傾斜サイプにて内側陸部を2つの小ブロックに分割したので、内側陸部を従来の溝深さが周方向溝の溝深さと同じラグ溝で2つのブロックに分割した場合に比較して、ブロック剛性を大幅に高めることができる。また、傾斜サイプがなく小ブロックに分割されていないブロックよりもエッジ効果が大きい。
また、傾斜サイプに加えて、傾斜サイプとは反対方向に傾斜する複数のサブサイプを設けることで、低速/中速領域における雪上操縦安定性能を得るために必要なエッジ量を確保できるので、グリップ力を確実に得ることができる。更に、サブサイプの一端をブロック内で終端させたので、エッジ効果を確保しつつブロック剛性を高めることができる。
したがって、低速/中速領域だけでなく高速領域においても優れた雪上操縦安定性能を得ることができるだけでなく、雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能についても向上させることができる。
なお、「反対方向に傾斜する」とは、図1に示すように、パターン展開図で見たときに、傾斜ラグ溝が左下から右上に延長しているなら、傾斜サイプは左上から右下に延長していることをいう。
また、本願発明は、前記傾斜サイプの両端には深さが当該傾斜サイプの中央部の深さよりも浅い底上げ部がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、本願発明は、前記サブサイプの開口している側の端部には、深さが当該サブサイプの中央部の深さよりも浅い底上げ部が設けられていることを特徴とする。
このように、サイプの開口部側の深さを浅くしたので、サイプのエッジ効果を維持しつつブロック剛性を高めることができる。
また、本願発明は、前記傾斜サイプとサブサイプとが形成されたブロックを備えた内側陸部が、当該タイヤの赤道面の両側の、赤道面からの距離が同じ位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする。
これにより、タイヤの偏摩耗を防ぐことができる。
また、本願発明は、タイヤ幅方向に隣接する内側陸部をそれぞれ複数のブロックに区画する傾斜ラグ溝の傾斜方向が互いに逆方向であることを特徴とする。
これにより、左右の旋回走行に対しても優れた操縦安定性能を得ることができる。
また、前記傾斜サイプに代えて、一端が当該ブロックを区画する周方向溝に開口し他端が当該内側陸部内で終端する前記傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜する片側ラグ溝と、前記片側ラグ溝の終端部から前記片側ラグ溝が開口している側とは反対側の周方向溝に開口し当該ブロックを区画する傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜する傾斜片サイプとから成るサイプ付き片ラグ溝を設けて、傾斜ラグ溝で区画された内側陸部を2つのブロックに分割しても、ラグ溝でブロックを分割した場合よりもブロック剛性を高めることができるとともに、傾斜サイプのないブロックに比較してエッジ効果を増大させることができるので、雪上性能を向上させることができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。 トレッド部の部分拡大図である。 従来の空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。 本発明による空気入りタイヤのトレッドパターンの他の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は本実施の形態に係る空気入りタイヤ(以下、タイヤという)10のトレッドパターンの一例を示す図で、上下方向がタイヤ周方向、左右方向がタイヤ幅方向である。なお、本発明のタイヤ10は、装着方向が決められたタイヤではないが、便宜上、同図の左側をIN側(車体側)、右側をOUT側(反車体側)とする。
同図において、11はトレッド、12a〜12dはトレッド11の表面にタイヤ周方向に延長するように設けられた周方向溝で、以下、タイヤ幅方向中央に位置する2本の周方向溝12a,12bを主溝、タイヤ幅方向外側に位置する2本の周方向溝12c,12dをショルダー溝という。主溝12a,12bとショルダー溝12c,12dとを区別しない場合には、これらの溝12a〜12dを周方向溝という。なお、符号12kは、ショルダー溝12c,12dのタイヤ幅方向外側に設けられてタイヤ周方向に延長するショルダー副溝である。
13aは2本の主溝12a,12bにより区画された中央陸部、13bはIN側のショルダー溝12cとIN側の主溝12aとにより区画されたIN側陸部、13cはOUT側の主溝12bとOUT側のショルダー溝12dとにより区画されたOUT側陸部、13dはショルダー溝12c,12dにより区画されてタイヤ幅方向外側に位置するショルダー陸部である。上記陸部13a〜13dのうち、2本の主溝より区画された中央陸部13a、IN側陸部13b、及び、OUT側陸部13cが本発明の内側陸部である。
14a〜14cは、中央陸部13a、IN側陸部13b、及び、OUT側陸部13cを、それぞれ、複数のブロック15a〜15cに区画するラグ溝である。これらのラグ溝14a〜14cは、いずれも、溝深さが周方向溝12a〜12dの溝深さよりも浅く形成されて、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延長している。以下、ラグ溝14a〜14cを傾斜ラグ溝という。なお、符号14kは、タイヤ周方向に交差する方向に設けられたショルダーラグ溝である。
本例では、IN側陸部13bを複数のブロック(IN側ブロック)15bに区画する傾斜ラグ溝14bのピッチとOUT側陸部13cを複数のブロック(OUT側ブロック)15cに区画する傾斜ラグ溝14cのピッチとを、中央陸部13aを複数のブロック(中央ブロック)15aに区画する傾斜ラグ溝14aのピッチよりも長くする(ここでは、約1.8倍)とするとともに、IN側に位置する傾斜ラグ溝14bの傾斜方向が右下がりに、中央部に位置する傾斜ラグ溝14aの傾斜方向が右上がりに、OUT側に位置する傾斜ラグ溝14cの傾斜方向が右下がりになるように、ラグ溝15a〜15cを形成した。
すなわち、本例のタイヤ10は、IN側ブロック15bとOUT側ブロック15cのピッチが中央ブロック15aのピッチよりも長く、かつ、タイヤ幅方向に隣接する内側陸部13a〜13cをそれぞれ複数のブロック15a〜15cに区画する傾斜ラグ溝14a〜14cの傾斜方向が互いに逆方向であるトレッドパターンを有する。
なお、本例では、傾斜ラグ溝14a〜14cの延長方向とタイヤ幅方向に平行な直線とのなす角度である傾斜角度を30°(もしくは、−30°)とした。
IN側ブロック15bの踏面側には、両端がそれぞれ周方向溝12c,12aに開口し、IN側ブロック15bを区画する傾斜ラグ溝14bと同じ方向に傾斜する1本の傾斜サイプ16pと、一端が周方向溝12c,12aまたは傾斜ラグ溝14b開口し、他端がブロック内で終端する複数の第1のサブサイプ16qと、一端が傾斜サイプ16pに開口し、他端がブロック内で終端する複数の第2のサブサイプ16rとが形成されている。第1及び第2のサブサイプ16q,16rの傾斜方向は、ともに、傾斜サイプ16pとは反対方向、すなわち、右上がりである。
一方、中央ブロック15aの踏面側には、両端がそれぞれ周方向溝12a,12bに開口し、中央ブロック15aを区画する傾斜ラグ溝14aとは反対同じ方向に傾斜する複数の両端開口サイプ16sが形成されている。
本例では、IN側ブロック15bとOUT側ブロック15bとを、図1のCLで示す赤道面とタイヤ幅方向に平行な直線との交点に対して点対称になるよう形成している。すなわり、OUT側ブロック15cの踏面側にも、IN側ブロック15bの踏面側と同様に、1本の傾斜サイプ16pと、複数の第1及び第2のサブサイプ16q,16rとが形成されている。
図2(a)は、図1のA−A断面図である。本例では、IN側ブロック15cに設けられた傾斜サイプ16pの溝深さh1を傾斜ラグ溝14bの溝深さと同様に、周方向溝12c,12aの溝深さHよりも浅くするとともに、傾斜サイプ16pの両端に、深さh2が傾斜サイプ16pの溝深さh1よりも浅い底上げ部17pを設けている。OUT側ブロック15cに設けられた傾斜サイプ16pも同様である。
図2(b)は、図1のB−B断面図で、第1のサブサイプ16qの溝深さh1を傾斜ラグ溝14bの溝深さと同様に、周方向溝12c,12aの溝深さHよりも浅くするとともに、第1のサブサイプ16qの開口部側である(傾斜ラグ溝14c側もしくは周方向12c,12a側)に、深さh2が第1のサブサイプ16qの溝深さh1よりも浅い底上げ部17qを設けている。なお、OUT側ブロック15cに設けられた第1のサブサイプ16qも同様である。
また、図2(c)は、図1のC−C断面図で、第2のサブサイプ16rの溝深さh1を傾斜ラグ溝14cの溝深さと同様に、周方向溝12b,12dの溝深さHよりも浅くするとともに、第2のサブサイプ16qの傾斜サイプ16p側に、深さh2が第2のサブサイプ16rの溝深さh1よりも浅い底上げ部17rを設けている。なお、IN側ブロック15bに設けられた第2のサブサイプ16rも同様である。
なお、第1及び第2のサブサイプ16q,16rの溝深さ及び底上げ部深さは、傾斜サイプ16pの溝深さ及び底上げ部深さと異なっていてもよい。
図1に示すように、ショルダー陸部13dは、ショルダーラグ溝14kにより複数のショルダーブロック15dに区画され、各ショルダーブロック15dは、ショルダーラグ溝14dよりも溝深さの浅いショルダー副溝12kにより2つのサブブロックに区画されている。
なお、ショルダー陸部13dのパターンは、図1に示したパターンに限るものではなく、ショルダー溝12c,12dとショルダーラグ溝14kで区画されたショルダーブロック15dと、これらショルダーブロック15dのタイヤ踏面側に設けられた図示しないサイプとを備えたパターンなど、他のパターンであってもよい。
本発明のトレッドパターンを有するタイヤ(本発明のタイヤ)10について、図3に示す従来のトレッドパターンを有するタイヤ(従来のタイヤ)50と比較して説明する。
なお、本発明のタイヤ10と従来のタイヤ50との違いを分かりやすくするため、本発明のタイヤ10のIN側陸部13bとOUT側陸部13cのパターンのみを変更したものを従来のタイヤ50とした。但し、従来のタイヤ50のラグ溝54a〜54cの溝深さは、周方向溝52a〜52dの溝深さと同じとした。
従来のタイヤ50では、IN側陸部53bを複数のIN側ブロック55bに区画する傾斜ラグ溝54bのピッチLとOUT側陸部53cを複数のOUT側ブロック55cに区画する傾斜ラグ溝54cのピッチLとを、本発明のタイヤ10の傾斜ラグ溝14b,14cのピッチの約半分の長さとするとともに、IN側及びOUT側ブロック55b,55cの踏面側に設けるサイプを、タイヤ10の中央ブロック15aの踏面側に設けられたサイプと同様に、IN側及びOUT側ブロック55b,55cを区画する傾斜ラグ溝54b,54cとは反対同じ方向に傾斜する両端開口サイプ16sとしている。
本発明のタイヤ10と従来のタイヤ50とを比較すると、本発明のタイヤ10のIN側及びOUT側ブロック15b,15cは、従来のタイヤ50の傾斜ラグ溝54bよりも溝深さの浅い傾斜ラグ溝14bにより区画されるとともに、傾斜サイプ16pにより、従来のタイヤ50のIN側及びOUT側ブロック55b,55cよりも若干周方向長さの長い2つの小ブロックに分割されている。
したがって、本発明のタイヤ10の前記小ブロックは、従来のタイヤ50のIN側及びOUT側ブロック55b,55cに比較して高いブロック剛性を有しているので、高速領域においても優れた雪上操縦安定性能を得ることができる。また、傾斜サイプ16pのない場合、具体的には、従来のタイヤ50の隣接する2個のブロック55b(または、ブロック55c)を連続させた場合には得られないエッジ効果を有するので、低速/中速領域における雪上安定性を損なうことなく、雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能を向上させることができる。
また、傾斜サイプ16pの両端に底上げ部17pを設けることで、前記小ブロックの剛性を高めることができるとともに、サイプエッジ効果を向上させることができる。
更に、サブサイプ16q,16rの開口部側にも、底上げ部17p,17rを設けたので、サイプエッジ効果が更に向上した。
なお、前記実施の形態では、タイヤ10のトレッド11に2本の主溝12a,12bを設けたが、主溝は1本でもよいし、3本以上でもよい。主溝を1本とした場合には、内側陸部がIN側陸部13bとOUT側陸部13cの2つになるので、本例とは異なり、IN側ブロック15bを区画する傾斜ラグ溝14bの傾斜方向と、OUT側ブロック15cを区画する傾斜ラグ溝14cの傾斜方向とを互いに逆方向とすることが好ましい。
また、傾斜サイプ16p及びサブサイプ16q,16rの底上げ部17p,17rについては、一部もしくは全部省略してもよいが、少なくとも、傾斜サイプ16pには底上げ部を設けることがサイプエッジ効果を確保するためには好ましい。
また、上記例では、傾斜ラグ溝14a〜14c、サイプ16p、及び、サブサイプ16q,16rの傾斜角度を±30°としたが、20°〜60°の範囲とすることが好ましい。なお、傾斜角度については、ブロック剛性の前後方向と左右方向のバランス等を考慮して適宜設定すればよい。
また、前記例では、傾斜サイプ16pによりIN側ブロック15bとOUT側ブロック15cとを2つの小ブロックに分割したが、図4に示すように、傾斜サイプ16pに代えて、一端が周方向溝12c(もしくは、周方向溝12d)に開口し他端がIN側ブロック15b(もしくは、OUT側ブロック15c)内で終端する片側ラグ溝18mと、片側ラグ溝18mの終端部から片側ラグ溝18m開口している側とは反対側の周方向溝12a(もしくは、周方向溝12b)に開口する傾斜片サイプ18nとから成るサイプ付き片ラグ溝18を設けて、IN側ブロック15bとOUT側ブロック15cとをそれぞれ2つの小ブロックに分割しても、同様の効果を得ることができる。
なお、片側ラグ溝18mと傾斜片サイプ18nの延長方向は前記ブロック15c,15dを区画する傾斜ラグ溝14b,14cの傾斜方向と同じ向きであることが好ましい。
きる。
図1に示した、主溝と傾斜ラグ溝とにより区画されたブロックに傾斜サイプとサブサイプとが形成されたタイヤ(本発明1)と、図4に示したサイプ付き片ラグ溝とサブサイプとが形成されたタイヤ(本発明2)と、図3に示した従来のタイヤ(従来例)とを準備し、各タイヤを試験車両に搭載して走行試験を行い、雪上操縦性能、雪上トラクション性能、及び、雪上ブレーキ性能を評価した結果を下記の表1に示す。
なお、各タイヤのタイヤサイズは225/65R17で、使用リムは17x6,5J、内圧は210kPaである。
雪上操縦安定性能は、雪路面のテストコースを車速60〜140km/hで走行したときの発進性、コーナリングにおける応答性及び安定性をドライバーが総合評価した結果で、従来例の評価結果を100とした指数で示す。数字が高い程雪上操縦安定性能が高い。
雪上トラクション性能は、試験車両を車速10km/hで雪上を走行した後、アクセルを踏んで加速し車速が40km/hに到達するのに要する時間(加速時間)を測定し、この加速時間の逆数を従来例を100とした指数で評価した。数字が高い程加速時間が短く、雪上トラクション性能が高い。
雪上ブレーキ性能は、試験車両を車速40km/hで雪上を走行した後、ブレーキ踏んで減速し車速が停止するまでの制動距離を測定し、この制動距離の逆数を従来例を100とした指数で評価した。数字が高い程制動距離が短く、雪ブレーキ性能が高い。
表1から明らかなように、本発明1のタイヤは、従来例のタイヤに比較して、全ての雪上性能が向上している。
また、傾斜サイプに代えて、サイプ付き片ラグ溝を設けた本発明2のタイヤも、雪上操縦性能と雪上トラクション性能は本発明1のタイヤに劣るものの、従来例のタイヤに比較して、全ての雪上性能が向上した。
したがって、この試験により、傾斜サイプやサイプ付き片ラグ溝によりブロックを分割すれば、雪上性能を効果的に向上させることができることが確認された。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
本発明によれば、雪上操縦性能、雪上トラクション性能、及び、雪上ブレーキ性能に優れたる空気入りタイヤを提供することができる。
10 空気入りタイヤ、11 トレッド、12a,12b 主溝、
12c,12d ショルダー溝、12k ショルダー副溝、13a 中央陸部、
13b IN側陸部、13c OUT側陸部、13d ショルダー陸部、
14a〜14c ラグ溝、15a〜15c ブロック、16p 傾斜サイプ、
16q 第1のサブサイプ、16q 第2のサブサイプ、16s 両端開口サイプ、
17p,17q 底上げ部、18 サイプ付き片ラグ溝。
本発明は、空気入りタイヤに関するもので、特に、雪路における操縦安定性能に優れた空気入りタイヤに関する。
従来、冬用空気入りタイヤの雪上性能として、低速/中速領域における操縦安定性能が求められてきた。上記の領域においては、路面へのグリップ性能が重要であることから、ブロックパターンのような、溝の多いトレッドパターンを採用するとともに、ラグ溝やサイプの数を増やしてエッジ量を増大させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4325948号公報
ところで、近年は、雪上性能においても、高速領域における操縦安定性能が求められるようになってきている。
しかしながら、従来の冬用空気入りタイヤのように、ラグ溝やサイプの数を増大させるとパターン剛性が低下してしまうため、高速領域での操縦安定性能を確保することが困難であるといった問題点があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、低速/中速領域における雪上操縦安定性能を得るために必要なエッジ量を維持しつつ、高速領域においても優れた雪上操縦安定性能を得ることのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本願発明は、トレッドの表面にタイヤ周方向に沿って延長するように形成された少なくとも3本の周方向溝と、前記周方向溝により区画された陸部と、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延長し、前記陸部のうちの2本の周方向溝より区画された陸部である内側陸部を複数のブロックに区画する傾斜ラグ溝とを備えた空気入りタイヤであって、前記傾斜ラグ溝は、溝深さが前記周方向溝の溝深さよりも浅く、前記内側陸部のうちの少なくとも1つの内側陸部を構成するブロックの表面には、当該ブロックを区画する傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜し、両端がそれぞれ当該ブロックを区画する周方向溝に開口する1本の傾斜サイプと、一端が前記周方向溝または前記傾斜ラグ溝または前記傾斜サイプに開口するとともに、他端が当該ブロック内で終端する、前記傾斜サイプとは反対方向に傾斜する複数のサブサイプとが形成されていることを特徴とする。
このように、傾斜ラグ溝の溝深さを周方向溝の溝深さよりも浅くするとともに、傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜する傾斜サイプにて内側陸部を2つの小ブロックに分割したので、内側陸部を従来の溝深さが周方向溝の溝深さと同じラグ溝で2つのブロックに分割した場合に比較して、ブロック剛性を大幅に高めることができる。また、傾斜サイプがなく小ブロックに分割されていないブロックよりもエッジ効果が大きい。
また、傾斜サイプに加えて、傾斜サイプとは反対方向に傾斜する複数のサブサイプを設けることで、低速/中速領域における雪上操縦安定性能を得るために必要なエッジ量を確保できるので、グリップ力を確実に得ることができる。更に、サブサイプの一端をブロック内で終端させたので、エッジ効果を確保しつつブロック剛性を高めることができる。
したがって、低速/中速領域だけでなく高速領域においても優れた雪上操縦安定性能を得ることができるだけでなく、雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能についても向上させることができる。
なお、「反対方向に傾斜する」とは、図1に示すように、パターン展開図で見たときに、傾斜サイプが左下から右上に延長しているなら、サブサイプは左上から右下に延長していることをいう。
また、本願発明は、前記傾斜サイプの両端には深さが当該傾斜サイプの中央部の深さよりも浅い底上げ部がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、本願発明は、前記サブサイプの開口している側の端部には、深さが当該サブサイプの中央部の深さよりも浅い底上げ部が設けられていることを特徴とする。
このように、サイプの開口部側の深さを浅くしたので、サイプのエッジ効果を維持しつつブロック剛性を高めることができる。
また、本願発明は、前記傾斜サイプとサブサイプとが形成されたブロックを備えた内側陸部が、当該タイヤの赤道面の両側の、赤道面からの距離が同じ位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする。
これにより、タイヤの偏摩耗を防ぐことができる。
また、本願発明は、タイヤ幅方向に隣接する内側陸部をそれぞれ複数のブロックに区画する傾斜ラグ溝の傾斜方向が互いに逆方向であることを特徴とする。
これにより、左右の旋回走行に対しても優れた操縦安定性能を得ることができる。
また、前記傾斜サイプに代えて、一端が当該ブロックを区画する周方向溝に開口し他端が当該内側陸部内で終端する前記傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜する片側ラグ溝と、前記片側ラグ溝の終端部から前記片側ラグ溝が開口している側とは反対側の周方向溝に開口し当該ブロックを区画する傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜する傾斜片サイプとから成るサイプ付き片ラグ溝を設けて、傾斜ラグ溝で区画された内側陸部を2つのブロックに分割しても、ラグ溝でブロックを分割した場合よりもブロック剛性を高めることができるとともに、傾斜サイプのないブロックに比較してエッジ効果を増大させることができるので、雪上性能を向上させることができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。 トレッド部の部分断面図である。 従来の空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。 本発明による空気入りタイヤのトレッドパターンの他の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は本実施の形態に係る空気入りタイヤ(以下、タイヤという)10のトレッドパターンの一例を示す図で、上下方向がタイヤ周方向、左右方向がタイヤ幅方向である。なお、本発明のタイヤ10は、装着方向が決められたタイヤではないが、便宜上、同図の左側をIN側(車体側)、右側をOUT側(反車体側)とする。
同図において、11はトレッド、12a〜12dはトレッド11の表面にタイヤ周方向に延長するように設けられた周方向溝で、以下、タイヤ幅方向中央に位置する2本の周方向溝12a,12bを主溝、タイヤ幅方向外側に位置する2本の周方向溝12c,12dをショルダー溝という。主溝12a,12bとショルダー溝12c,12dとを区別しない場合には、これらの溝12a〜12dを周方向溝という。なお、符号12kは、ショルダー溝12c,12dのタイヤ幅方向外側に設けられてタイヤ周方向に延長するショルダー副溝である。
13aは2本の主溝12a,12bにより区画された中央陸部、13bはIN側のショルダー溝12cとIN側の主溝12aとにより区画されたIN側陸部、13cはOUT側の主溝12bとOUT側のショルダー溝12dとにより区画されたOUT側陸部、13dはショルダー溝12c,12dにより区画されてタイヤ幅方向外側に位置するショルダー陸部である。上記陸部13a〜13dのうち、2本の主溝より区画された中央陸部13a、IN側陸部13b、及び、OUT側陸部13cが本発明の内側陸部である。
14a〜14cは、中央陸部13a、IN側陸部13b、及び、OUT側陸部13cを、それぞれ、複数のブロック15a〜15cに区画するラグ溝である。これらのラグ溝14a〜14cは、いずれも、溝深さが周方向溝12a〜12dの溝深さよりも浅く形成されて、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延長している。以下、ラグ溝14a〜14cを傾斜ラグ溝という。なお、符号14kは、タイヤ周方向に交差する方向に設けられたショルダーラグ溝である。
本例では、IN側陸部13bを複数のブロック(IN側ブロック)15bに区画する傾斜ラグ溝14bのピッチとOUT側陸部13cを複数のブロック(OUT側ブロック)15cに区画する傾斜ラグ溝14cのピッチとを、中央陸部13aを複数のブロック(中央ブロック)15aに区画する傾斜ラグ溝14aのピッチよりも長くする(ここでは、約1.8倍)とするとともに、IN側に位置する傾斜ラグ溝14bの傾斜方向が右下がりに、中央部に位置する傾斜ラグ溝14aの傾斜方向が右上がりに、OUT側に位置する傾斜ラグ溝14cの傾斜方向が右下がりになるように、傾斜ラグ溝14a〜14cを形成した。
すなわち、本例のタイヤ10は、IN側ブロック15bとOUT側ブロック15cのピッチが中央ブロック15aのピッチよりも長く、かつ、タイヤ幅方向に隣接する内側陸部13a〜13cをそれぞれ複数のブロック15a〜15cに区画する傾斜ラグ溝14a〜14cの傾斜方向が互い違いであるトレッドパターンを有する。
なお、本例では、傾斜ラグ溝14a〜14cの延長方向とタイヤ幅方向に平行な直線とのなす角度である傾斜角度を30°(もしくは、−30°)とした。
IN側ブロック15bの踏面側には、両端がそれぞれ周方向溝12c,12aに開口し、IN側ブロック15bを区画する傾斜ラグ溝14bと同じ方向に傾斜する1本の傾斜サイプ16pと、一端が周方向溝12c,12aまたは傾斜ラグ溝14b開口し、他端がブロック内で終端する複数の第1のサブサイプ16qと、一端が傾斜サイプ16pに開口し、他端がブロック内で終端する複数の第2のサブサイプ16rとが形成されている。第1及び第2のサブサイプ16q,16rの傾斜方向は、ともに、傾斜サイプ16pとは反対方向、すなわち、右上がりである。
一方、中央ブロック15aの踏面側には、両端がそれぞれ周方向溝12a,12bに開口し、中央ブロック15aを区画する傾斜ラグ溝14aとは反対方向に傾斜する複数の両端開口サイプ16sが形成されている。
本例では、IN側ブロック15bとOUT側ブロック15とを、図1のCLで示す赤道面とタイヤ幅方向に平行な直線との交点に対して点対称になるよう形成している。すなわ、OUT側ブロック15cの踏面側にも、IN側ブロック15bの踏面側と同様に、1本の傾斜サイプ16pと、複数の第1及び第2のサブサイプ16q,16rとが形成されている。
図2(a)は、図1のA−A断面図である。本例では、IN側ブロック15bに設けられた傾斜サイプ16pの溝深さh1を傾斜ラグ溝14bの溝深さと同様に、周方向溝12c,12aの溝深さHよりも浅くするとともに、傾斜サイプ16pの両端に、深さh2が傾斜サイプ16pの溝深さh1よりも浅い底上げ部17pを設けている。OUT側ブロック15cに設けられた傾斜サイプ16pも同様である。
図2(b)は、図1のB−B断面図で、第1のサブサイプ16qの溝深さh1を傾斜ラグ溝14bの溝深さと同様に、周方向溝12c,12aの溝深さHよりも浅くするとともに、第1のサブサイプ16qの開口部側である(傾斜ラグ溝14b側もしくは周方向12c,12a側)に、深さh2が第1のサブサイプ16qの溝深さh1よりも浅い底上げ部17qを設けている。なお、OUT側ブロック15cに設けられた第1のサブサイプ16qも同様である。
また、図2(c)は、図1のC−C断面図で、第2のサブサイプ16rの溝深さh1を傾斜ラグ溝14cの溝深さと同様に、周方向溝12b,12dの溝深さHよりも浅くするとともに、第2のサブサイプ16rの傾斜サイプ16p側に、深さh2が第2のサブサイプ16rの溝深さh1よりも浅い底上げ部17rを設けている。なお、IN側ブロック15bに設けられた第2のサブサイプ16rも同様である。
なお、第1及び第2のサブサイプ16q,16rの溝深さ及び底上げ部深さは、傾斜サイプ16pの溝深さ及び底上げ部深さと異なっていてもよい。
図1に示すように、ショルダー陸部13dは、ショルダーラグ溝14kにより複数のショルダーブロック15dに区画され、各ショルダーブロック15dは、ショルダーラグ溝14kよりも溝深さの浅いショルダー副溝12kにより2つのサブブロックに区画されている。
なお、ショルダー陸部13dのパターンは、図1に示したパターンに限るものではなく、ショルダー溝12c,12dとショルダーラグ溝14kで区画されたショルダーブロック15dと、これらショルダーブロック15dのタイヤ踏面側に設けられた図示しないサイプとを備えたパターンなど、他のパターンであってもよい。
本発明のトレッドパターンを有するタイヤ(本発明のタイヤ)10について、図3に示す従来のトレッドパターンを有するタイヤ(従来のタイヤ)50と比較して説明する。
なお、本発明のタイヤ10と従来のタイヤ50との違いを分かりやすくするため、本発明のタイヤ10のIN側陸部13bとOUT側陸部13cのパターンのみを変更したものを従来のタイヤ50とした。但し、従来のタイヤ50のラグ溝54a〜54cの溝深さは、周方向溝52a〜52dの溝深さと同じとした。
従来のタイヤ50では、IN側陸部53bを複数のIN側ブロック55bに区画する傾斜ラグ溝54bのピッチLとOUT側陸部53cを複数のOUT側ブロック55cに区画する傾斜ラグ溝54cのピッチLとを、本発明のタイヤ10の傾斜ラグ溝14b,14cのピッチの約半分の長さとするとともに、IN側及びOUT側ブロック55b,55cの踏面側に設けるサイプを、タイヤ10の中央ブロック15aの踏面側に設けられたサイプと同様に、IN側及びOUT側ブロック55b,55cを区画する傾斜ラグ溝54b,54cとは反対方向に傾斜する両端開口サイプ16sとしている。
本発明のタイヤ10と従来のタイヤ50とを比較すると、本発明のタイヤ10のIN側及びOUT側ブロック15b,15cは、従来のタイヤ50の傾斜ラグ溝54b,54cよりも溝深さの浅い傾斜ラグ溝14b,14cにより区画されるとともに、傾斜サイプ16pにより、従来のタイヤ50のIN側及びOUT側ブロック55b,55cよりも若干周方向長さの長い2つの小ブロックに分割されている。
したがって、本発明のタイヤ10の前記小ブロックは、従来のタイヤ50のIN側及びOUT側ブロック55b,55cに比較して高いブロック剛性を有しているので、高速領域においても優れた雪上操縦安定性能を得ることができる。また、傾斜サイプ16pない場合、具体的には、従来のタイヤ50のように隣接する2個のブロック55b(または、ブロック55c)を連続させた場合には得られないエッジ効果を有するので、低速/中速領域における雪上安定性を損なうことなく、雪上トラクション性能及び雪上ブレーキ性能を向上させることができる。
また、傾斜サイプ16pの両端に底上げ部17pを設けることで、前記小ブロックの剛性を高めることができるとともに、サイプエッジ効果を向上させることができる。
更に、サブサイプ16q,16rの開口部側にも、底上げ部17,17rを設けたので、サイプエッジ効果が更に向上した。
なお、前記実施の形態では、タイヤ10のトレッド11に2本の主溝12a,12bを設けたが、主溝は1本でもよいし、3本以上でもよい。主溝を1本とした場合には、内側陸部がIN側陸部13bとOUT側陸部13cの2つになるので、本例とは異なり、IN側ブロック15bを区画する傾斜ラグ溝14bの傾斜方向と、OUT側ブロック15cを区画する傾斜ラグ溝14cの傾斜方向とを互いに逆方向とすることが好ましい。
また、傾斜サイプ16p及びサブサイプ16q,16rの底上げ部17p,17q,17rについては、一部もしくは全部省略してもよいが、少なくとも、傾斜サイプ16pには底上げ部を設けることがサイプエッジ効果を確保するためには好ましい。
また、上記例では、傾斜ラグ溝14a〜14c、傾斜サイプ16p、及び、サブサイプ16q,16rの傾斜角度を±30°としたが、20°〜60°の範囲とすることが好ましい。なお、傾斜角度については、ブロック剛性の前後方向と左右方向のバランス等を考慮して適宜設定すればよい。
また、前記例では、傾斜サイプ16pによりIN側ブロック15bとOUT側ブロック15cとを2つの小ブロックに分割したが、図4に示すように、傾斜サイプ16pに代えて、一端が周方向溝12c(もしくは、周方向溝12d)に開口し他端がIN側ブロック15b(もしくは、OUT側ブロック15c)内で終端する片側ラグ溝18mと、片側ラグ溝18mの終端部から片側ラグ溝18m開口している側とは反対側の周方向溝12a(もしくは、周方向溝12b)に開口する傾斜片サイプ18nとから成るサイプ付き片ラグ溝18を設けて、IN側ブロック15bとOUT側ブロック15cとをそれぞれ2つの小ブロックに分割してもよい。なお、片側ラグ溝18mと傾斜片サイプ18nの延長方向は前記ブロック15b,15cを区画する傾斜ラグ溝14b,14cの傾斜方向と同じ向きであることが好ましい
図1に示した、主溝と傾斜ラグ溝とにより区画されたブロックに傾斜サイプとサブサイプとが形成されたタイヤ(本発明1)と、図4に示したサイプ付き片ラグ溝とサブサイプとが形成されたタイヤ(本発明2)と、図3に示した従来のタイヤ(従来例)とを準備し、各タイヤを試験車両に搭載して走行試験を行い、雪上操縦性能、雪上トラクション性能、及び、雪上ブレーキ性能を評価した結果を下記の表1に示す。
なお、各タイヤのタイヤサイズは225/65R17で、使用リムは17x6,5J、内圧は210kPaである。
雪上操縦安定性能は、雪路面のテストコースを車速60〜140km/hで走行したときの発進性、コーナリングにおける応答性及び安定性をドライバーが総合評価した結果で、従来例の評価結果を100とした指数で示す。数字が高い程雪上操縦安定性能が高い。
雪上トラクション性能は、試験車両を車速10km/hで雪上を走行した後、アクセルを踏んで加速し車速が40km/hに到達するのに要する時間(加速時間)を測定し、この加速時間の逆数を従来例が100とした指数で評価した。数字が高い程加速時間が短く、雪上トラクション性能が高い。
雪上ブレーキ性能は、試験車両を車速40km/hで雪上を走行した後、ブレーキ踏んで減速し車速が停止するまでの制動距離を測定し、この制動距離の逆数を従来例を100とした指数で評価した。数字が高い程制動距離が短く、雪上ブレーキ性能が高い。
表1から明らかなように、本発明1のタイヤは、従来例のタイヤに比較して、全ての雪上性能が向上している。
また、傾斜サイプに代えて、サイプ付き片ラグ溝を設けた本発明2のタイヤも、雪上操縦性能と雪上トラクション性能は本発明1のタイヤに劣るものの、従来例のタイヤに比較して、全ての雪上性能が向上した。
したがって、この試験により、傾斜サイプやサイプ付き片ラグ溝によりブロックを分割すれば、雪上性能を効果的に向上させることができることが確認された。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
本発明によれば、雪上操縦性能、雪上トラクション性能、及び、雪上ブレーキ性能に優れたる空気入りタイヤを提供することができる。
10 空気入りタイヤ、11 トレッド、12a,12b 主溝、
12c,12d ショルダー溝、12k ショルダー副溝、13a 中央陸部、
13b IN側陸部、13c OUT側陸部、13d ショルダー陸部、
14a〜14c ラグ溝、15a〜15c ブロック、16p 傾斜サイプ、
16q 第1のサブサイプ、16r 第2のサブサイプ、16s 両端開口サイプ、
17p,17q 底上げ部、18 サイプ付き片ラグ溝。

Claims (6)

  1. トレッドの表面にタイヤ周方向に沿って延長するように形成された少なくとも3本の周方向溝と、前記周方向溝により区画された陸部と、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延長し、前記陸部のうちの2本の周方向溝より区画された陸部である内側陸部を複数のブロックに区画する傾斜ラグ溝とを備えた空気入りタイヤであって、
    前記傾斜ラグ溝は、溝深さが前記周方向溝の溝深さよりも浅く、
    前記内側陸部のうちの少なくとも1つの内側陸部を構成するブロックの表面には、
    当該ブロックを区画する傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜し、両端がそれぞれ当該ブロックを区画する周方向溝に開口する1本の傾斜サイプと、
    一端が前記周方向溝または前記傾斜ラグ溝または前記傾斜サイプに開口し、他端が当該ブロック内で終端するとともに、前記傾斜サイプとは反対方向に傾斜する複数のサブサイプとが形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記傾斜サイプの両端には深さが当該傾斜サイプの中央部の深さよりも浅い底上げ部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記サブサイプの開口している側の端部には、深さが当該サブサイプの中央部の深さよりも浅い底上げ部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記傾斜サイプとサブサイプとが形成されたブロックを備えた内側陸部が、当該タイヤの赤道面の両側の、赤道面からの距離が同じ位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. タイヤ幅方向に隣接する内側陸部をそれぞれ複数のブロックに区画する傾斜ラグ溝の傾斜方向が互いに逆方向であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. トレッドの表面にタイヤ周方向に沿って延長するように形成された少なくとも3本の周方向溝と、前記周方向溝により区画された陸部と、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に対して傾斜する方向に延長し、前記陸部のうちの2本の周方向溝より区画された陸部である内側陸部を複数のブロックに区画する傾斜ラグ溝とを備えた空気入りタイヤであって、
    前記傾斜ラグ溝は、溝深さが前記周方向溝の溝深さよりも浅く、
    前記内側陸部のうちの少なくとも1つの内側陸部を構成するブロックの表面には、
    一端が当該ブロックを区画する周方向溝に開口し他端が当該内側陸部内で終端する片側ラグ溝と、前記片側ラグ溝の終端部から前記片側ラグ溝が開口している側とは反対側の周方向溝に開口し当該ブロックを区画する傾斜ラグ溝と同じ方向に傾斜する傾斜片サイプとから成るサイプ付き片ラグ溝と、
    一端が前記周方向溝または前記傾斜ラグ溝または前記サイプ付き片ラグ溝に開口し、他端が当該ブロック内で終端する、前記サイプ付き片ラグ溝とは反対方向に傾斜する複数のサブサイプとが形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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