JP2015047818A - 透明導電性積層体、タッチパネル、および、透明導電性積層体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明導電性積層体10は、基板11と、第1の透明電極層15aと、基板11を挟んで第1の透明電極層15aと対向する第2の透明電極層15bと、基板11と第1の透明電極層15aとの間、および、基板11と第2の透明電極層15bとの間の少なくとも一方に設けられた中間層と、を備える。中間層は、透明導電性積層体10における可視光の透過特性を調整する機能と、可視領域以外に波長を有する光を吸収する機能とを有する光学調整層14a,14bを含む。
【選択図】図1
Description
実用上、レジストの露光を紫外領域の波長の光によって行うことには困難が少ない。上記構成によれば、可視領域以外に波長を有する光を吸収する機能が、実用上好ましい形態で実現される。
上記構成によれば、光学調整層に紫外領域の波長の光を吸収する機能を適切に付加することができる。
上記構成によれば、光学調整層による紫外領域の波長の光を吸収する機能が適切に実現される。したがって、紫外領域の波長の光を主とする光によってレジストが露光される場合に、一方のレジストに対する露光光が他方のレジストに到達することが適切に抑えられる。
上記構成によれば、タッチパネルの備える透明導電性積層体を、簡素な流れの製造工程にて製造することができる。
図1を参照して、透明導電性積層体の構成について説明する。
図1に示されるように、透明導電性積層体10は、透明な基板11と、基板11を挟んで対向する2つの光学調整層14a,14bと、基板11および光学調整層14a,14bを挟んで対向する2つの透明電極層15a,15bとを備えている。また、透明導電性積層体10は、図1に示されるように、基板11と光学調整層14a,14bとの間に、樹脂層12a,12bを備えていることが好ましく、樹脂層12a,12bと光学調整層14a,14bとの間に、密着層13a,13bを備えていることがさらに好ましい。透明電極層15aは第1の透明電極層の一例であり、透明電極層15bは第2の透明電極層の一例である。また、樹脂層12a,12b、密着層13a,13b、光学調整層14a,14bの各々は、中間層の一例である。
添加される粒子としては、有機または無機の粒子が挙げられる。透明導電性積層体10の透明性を高めるためには、有機粒子を用いることが好ましい。有機粒子としては、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、または、フッ素樹脂等からなる粒子が挙げられる。
密着層13a,13bに用いられる材料としては、例えば、珪素、ニッケル、クロム、錫、金、銀、白金、亜鉛、チタン、タングステン、ジルコニウム、パラジウム等の金属、または、これら元素の2種類以上からなる化合物、または、これら元素の酸化物、弗化物、硫化物、窒化物、または、これら酸化物、弗化物、硫化物、窒化物の混合物等が挙げられる。上記の材料のうち、酸化物、弗化物、硫化物、窒化物の化学組成は、密着性が向上するならば、化学量論的な組成と一致しなくてもよい。なお、密着層13a,13bは上記の材料からなる複数の層から構成されてもよい。
無機化合物としては、例えば、酸化物、硫化物、フッ化物、あるいは、窒化物等が挙げられる。上記の無機化合物からなる薄膜は、材料によって屈折率が異なる。目的とする光学特性に応じて選択された屈折率の薄膜を特定の膜厚で形成することによって、透明導電性積層体10の光学特性を調整することが可能となる。
光学調整層14a,14bは、光吸収材料を含んでいる。紫外領域の光を吸収するために用いられる光吸収材料としては、紫外線吸収剤や紫外線吸収機能を有する樹脂等が挙げられる。光吸収材料は、光学調整層14a,14bの構成材料への紫外線吸収剤の添加や、光学調整層14a,14bの構成材料が樹脂を含む場合には、光学調整層14a,14bを構成する樹脂と紫外線吸収機能を有する樹脂との共重合によって、光学調整層14a,14bに付加される。
図3〜図12を参照して、透明導電性積層体の製造方法について説明する。
図3に示されるように、まず、基板11の表面に樹脂層12aが形成され、基板11の裏面に樹脂層12bが形成される。
図5に示されるように、次に、基板11の表面側において、密着層13aの面上に光学調整層14aが形成され、基板11の裏面側において、密着層13bの面上に光学調整層14bが形成される。
図10に示されるように、次に、レジスト17a,17bがネガ型の場合には、レジスト17a,17bの感光していない部分が現像液によって除去される。あるいは、レジスト17a,17bがポジ型の場合には、レジスト17a,17bの感光した部分が現像液によって除去される。これにより、レジスト17a,17bに、マスク18a,18bに応じたパターンが形成される。すなわち、レジスト17a,17bに、透明電極層15b,15bのパターンとして設定されたパターンが形成される。
なお、上記の各工程は、ロール・ツー・ロール方式によって行われることが好ましい。これによれば、透明導電性積層体10を効率よく製造することができるため、透明導電性積層体10の製造にかかる時間が短縮される。
上述の透明導電性積層体、タッチパネル、および、透明導電性積層体の製造方法がもたらす作用について説明する。
(1)一方のレジストに対する露光光のうち、レジストに吸収されなかった光を光学調整層14a,14bが吸収する。したがって、一方のレジストに対する露光光が他方のレジストに到達することが抑えられるため、2つのレジストを、これら両方の現像前にまとめて露光できる。その結果、製造工程の流れを簡素にすることができる。
・図13に示されるように、透明導電性積層体21から、密着層13a,13bが割愛されてもよい。この場合、基板11の表面には、樹脂層12a、光学調整層14a、透明電極層15aが、この順に積層されている。基板11の裏面には、樹脂層12b、光学調整層14b、透明電極層15bが、この順に積層されている。こうした透明導電性積層体21は、先の図3〜図12に示した透明導電性積層体の製造方法から、密着層13a,13bの形成工程を除いた製造方法によって製造される。また、基板11と透明電極層15aとの間の密着層13a、および、基板11と透明電極層15bとの間の密着層13bのいずれか一方のみが割愛されてもよい。
・基板11と透明電極層15aとの間の光学調整層14a、および、基板11と透明電極層15bとの間の光学調整層14bのいずれか一方が割愛されてもよい。すなわち、透明導電性積層体は、少なくとも、基板11と、基板11を挟んで対向する透明電極層15a,15bと、基板11と透明電極層15aとの間、および、基板11と透明電極層15bとの間の少なくとも一方に設けられた光学調整層とを備えていればよい。
Claims (6)
- 基板と、
第1の透明電極層と、
前記基板を挟んで前記第1の透明電極層と対向する第2の透明電極層と、
前記基板と前記第1の透明電極層との間、および、前記基板と前記第2の透明電極層との間の少なくとも一方に設けられた中間層と、を備える透明導電性積層体であって、
前記中間層は、透明導電性積層体における可視光の透過特性を調整する機能と、可視領域以外に波長を有する光を吸収する機能とを有する光学調整層を含む
ことを特徴とする透明導電性積層体。 - 前記光学調整層は、紫外領域に波長を有する光を吸収する
請求項1に記載の透明導電性積層体。 - 前記光学調整層は、紫外線吸収剤または紫外線吸収機能を有する樹脂を含む
請求項1または2に記載の透明導電性積層体。 - 波長400nmにおける光線透過率が60%以上であり、かつ、波長365nmにおける光線透過率が20%以下である
請求項1〜3のいずれか一項に記載の透明導電性積層体。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の透明導電性積層体を備える
タッチパネル。 - 透明導電性積層体の製造方法であって、
基板と、前記基板を挟んで対向する2つの透明導電層である第1の透明導電層および第2の透明導電層と、前記基板と前記第1の透明導電層との間、および、前記基板と前記第2の透明導電層との間の少なくとも一方に設けられ、透明導電性積層体における可視光の透過特性を調整する機能と、可視領域以外に波長を有する露光光を吸収する機能とを有する光学調整層と、を備える積層体を形成する工程と、
前記第1の透明導電層の面上と、前記第2の透明導電層の面上とにレジストを形成する工程と、
前記第1の透明導電層の面上に形成されたレジストと、前記第2の透明導電層の面上に形成されたレジストとを露光する工程と、
感光した前記レジストを現像する工程と、
現像された前記レジストから露出する前記第1の透明導電層と前記第2の透明導電層とをエッチングする工程と、
を含むことを特徴とする透明導電性積層体の製造方法。
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