JP2015041185A - 座標検知装置、及び座標検知方法、及び電子情報ボードシステム - Google Patents

座標検知装置、及び座標検知方法、及び電子情報ボードシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明はディスプレイの表面で反射した光による虚像が受光素子に映し込まれない座標検知装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明によれば、ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられ、前記ディスプレイの表面に略平行に光を照射する発光素子と、前記ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられ、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、を有し、前記ディスプレイの表面に接触された指示手段による当該接触位置の座標を前記受光素子が受光する光強度分布に基づいて検知する座標検知装置であって、前記受光素子の受光面に入射される光の振動方向を実像のみが得られる所定の向きに制限する偏光手段を設けたことを特徴とする座標検知装置が提供される。
【選択図】図9

Description

本発明は、座標検知装置、及び座標検知方法、及び電子情報ボードシステムに関する。
近年、所謂電子黒板あるいはインタラクティブ・ホワイトボード(Interactive Whiteboard:IWB)と呼ばれている電子情報ボードの開発が進められている。この種の電子情報ボードシステムは、例えば、液晶パネルやプラズマパネルなどのフラットパネルを用いたタッチパネルディスプレイと、当該ディスプレイの素子面に接触した位置の座標を検知する座標検知装置を組み合わせた構成となっている。
電子情報ボードシステムに用いられる座標検知装置では、例えば、タッチパネルディスプレイの上部角部に接触位置を光学的に検知する一対の受発光センサが設けられている。また、タッチパネルディスプレイの周縁部には、受発光センサからの光を反射する再帰反射板が設けられている。
例えば、専用のスタイラスペンまたは指、指示棒等からなる指示手段の端部がタッチパネルディスプレイの保護ガラス面に接触されると、受発光センサからの光が当該接触位置で遮られる。そして、接触位置以外を通過する光は、再帰反射板で反射して受発光センサに受光される。そのため、座標検知装置においては、反射光が遮られた指示手段の接触位置の座標が検知される。
さらに、電子情報ボードシステムの座標検知装置では、受発光センサからの検出信号に基づいて当該スタイラスペン(指示手段)の接触位置で遮断された光の角度を求め、三角測量の原理に従って接触位置の座標を算出する(例えば、特許文献1参照)。
また、別の座標検知方式としては、発光ダイオードなどの複数の発光素子と、フォトダイオードなどの複数の受光素子とを、各発光素子と各受光素子とがタッチパネルディスプレイの周縁部のX方向、Y方向で対向するように配置されるものがある(例えば、特許文献2参照)。この座標検知方式では、スタイラスペン(または指)の接触位置で発光素子からの光が遮られることで対向する受光素子の検知信号の出力レベルが低下することで座標が検知される。
しかしながら、上記特許文献1では、スタイラスペン(または指)で光を遮ったときの影となる部分における検知光の受光強度の低下に基づいて、スタイラスペン(または指)の位置を演算するものである。そして、この座標検知方式では、受発光センサからの検出光をタッチパネルディスプレイの保護ガラス面に平行に照射し、再帰反射板で同様の経路を戻った反射光を受光する。
また、特許文献2のように、タッチパネルディスプレイの周縁部に複数の発光素子と、複数の受光素子とを対向する位置に配置し、各発光素子からの光を各受光素子が受光する場合には、発光素子からの光を受光できない一の受光素子の位置に基づいて座標が演算される。
そのため、特許文献1、2において、受発光センサの受光部または受光素子に入射される光は、タッチパネルディスプレイの保護ガラス面に対して略平行に照射されるため、受発光センサまたは受光素子に到達する光の他に、タッチパネルディスプレイの素子面や保護ガラス面に全反射された反射光成分も受発光センサの受光部または受光素子に入射する。
このように、タッチパネルディスプレイや保護ガラス面からの反射光が入射される状態で、例えば、スタイラスペン(または指)を保護ガラス面に接触させると、接触圧力により保護ガラスがわずかにたわみ変形する。これにより、保護ガラス面で全反射した光の反射角度に変化が生じ、結果として受光素子に到達する光の光強度に変動が生じる。
このような光強度の変動が生じると、専用のスタイラスペン(または指)で光を遮ったときの光強度の低下位置または、光強度の低下を識別するために座標位置の検知に誤差が生じ、結果として接触位置の座標を正確に検知できないという問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した座標検知装置、及び座標検知方法、及び電子情報ボードシステムの提供を目的とする。
一つの案では、ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられ、前記ディスプレイの表面に略平行に光を照射する発光素子と、
前記ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられ、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、を有し、
前記ディスプレイの表面に接触された指示手段による当該接触位置の座標を前記受光素子が受光する光強度分布に基づいて検知する座標検知装置であって、
前記受光素子の受光面に入射される光の振動方向を実像のみが得られる所定の向きに制限する偏光手段を設けた座標検知装置が提供される。
一態様によれば、発光素子から発した光がディスプレイの表面で反射して受光素子に到達する光強度を抑制できるため、接触圧によるディスプレイの表面の変形による受光素子上の光強度の変動を低減することができる。その結果、接触圧が強くて保護ガラスに変形が生じた場合でも接触位置の座標位置を正確に検知することが可能になる。
また、ディスプレイの表面の変形による接触位置の誤検知を防止できるため、ディスプレイの表面を形成する保護ガラスの厚さを薄くすることが可能になる。その結果、保護ガラス表面と、ディスプレイ素子面との間隔を小さくできるため、上記間隔による視差を大幅に低減することができる。これにより、電子情報ボードシステムにおける、筆記時の良好な筆記感を提供することが可能になる。
本発明による座標検知装置の実施形態1が適用される電子情報ボードシステムを示す斜視図である。 電子情報ボードシステムの主要部を模式的に示す図である。 電子情報ボードのコントローラの構成を示すブロック図である。 座標検知装置の構成を示す図である。 本発明が適用される光学式タッチパネルの座標検知の原理を模式的に示す図である。 受発光センサをディスプレイ部の正面からみた図である。 受光素子に入射される光強度の分布の一例を模式的に示す図である。 スタイラスペンの接触位置と受発光センサとの位置関係を示す図である。 座標検知装置の光学系の一実施形態を示す図である。 従来の受光素子、受光レンズ、再帰反射版、ディスプレイ面の構成を模式的に示す図である。 受光レンズの前に偏光子を配置した構成を模式的に示す図である。 虚像が無い場合の光強度の分布を模試的に示す図である。 読み取り位置に虚像が生じた場合の光強度の変化パターンを模試的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔電子情報ボードシステムの構成〕
図1は本発明による座標検知装置の実施形態1が適用される電子情報ボードシステムを示す斜視図である。図1に示されるように、電子情報ボードシステム10は、ディスプレイ部20と、スタンド40と、機器収納部50とを有する。ディスプレイ部20は、液晶パネル又はプラズマパネルなどのフラットパネルからなり、ディスプレイ部20の素子面の前側には所定間隔を介して保護ガラス22が取り付けられている。そして、保護ガラス22は、ディスプレイの表面を形成しており、接触した座標位置を検知する光学タッチパネル方式の座標検知装置24が設けられている。
さらに、電子情報ボードシステム10は、専用のスタイラスペン(指示手段)100の端部を接触させることにより保護ガラス22に文字や図形などを書き込むことができる。尚、スタイラスペン100の代わりに指示棒や操作者自身の指や手を指示手段として用いることも可能である。
スタイラスペン100は、一端のペン先(先端)が保護ガラス22の表面(ディスプレイ表面)に接触されると、筆記の検知信号を無線信号として送信する。そして、ディスプレイ部20は、スタイラスペン100から送信された筆記検知信号を受信すると、座標検知装置24により検知された座標位置に書き込まれた文字や図形等を表示する。
また、スタイラスペン100は、他端のペン尻を保護ガラス22の表面に接触させると、消去の検知信号を無線信号として送信する。そして、ディスプレイ部20は、スタイラスペン100から送信された消去検知信号を受信すると、座標検知装置24により検知された座標位置に書き込まれた文字や図形等を消去する。
機器収納部50は、例えば、後述するコントローラ、プリンタ、ビデオディスク装置等の各種機器が収納されている。また、機器収納部50の上面には、入力操作を行うキーボード30が搭載されている。
図2は電子情報ボードシステムの主要部を模式的に示す図である。図2に示されるように、ディスプレイ部20は、コントローラ60により制御されており、入力操作される各種画面操作部26やユーザPC(Personal Computer)90から取り込まれた画像を表示する。
また、コントローラ60は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル70が接続されるUSBソケット72、VGA(Video Graphics Array)ケーブル80が接続されるVGA入力ソケット82を有する。
ユーザPC90は、USBソケット72及びVGA入力ソケット82を介してコントローラ60と接続される。また、ユーザPC90は、磁気ディスク装置などからなるストレージ94を有する。ストレージ94には、各種コンテンツ及びコンテンツ表示用アプリケーションソフトウエアなどのプログラムが格納されている。そして、操作者は、ストレージ94に格納されたコンテンツの中から所望のコンテンツを選択することで、モニタ92に当該コンテンツを表示させる。
そのため、コントローラ60は、ユーザPC90のモニタ92に表示された画像データがUSBケーブル70及びVGAケーブル80を介して転送されると、ディスプレイ部20のユーザPC90に表示された画像データと同じ画像を表示する。
また、コントローラ60は、光ファイバなどの通信回線200及びネットワークソケット202を介してインターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワーク204にも接続される。
さらに、図2に示されるように、電子情報ボードシステム10は、スタイラスペン100から送信された検知信号を受信するペン信号受信部210を有する。このペン信号受信部210は、スタイラスペン100から送信された検知信号を受信すると、当該検知信号を座標検知装置24に入力する。これにより、座標検知装置24は、スタイラスペン100からの検知信号によりスタイラスペン100による入力操作が行われていることを認識し、コントローラ60に検知信号を出力する。
〔電子情報ボードの制御系〕
図3は電子情報ボードのコントローラの構成を示すブロック図である。図3に示されるように、電子情報ボードシステム10のコントローラ60は、ペン信号受信部210と、コントローラオペレーションシステム部220と、アプリケーション部230と、映像入力デバイス部240と、タッチパネルドライバ部250とを有する。また、アプリケーション部230は、イベント信号判断部231と、映像入力処理部232と、画面描画処理部234と、画面消去処理部236と、画面操作処理部238とを有する。
コントローラオペレーションシステム部220は、コントローラ60で行う制御処理を管理、実行するメイン制御部である。
アプリケーション部230は、ディスプレイ部20に表示される画像全体を生成する制御処理、ユーザPC画面28に表示する制御処理、スタイラスペン100の筆記検知信号が検知された場合に筆記された図形や文字などを表示する制御処理を行う。
イベント信号判断部231は、コントローラオペレーションシステム部220から入力されるイベント信号を監視しており、入力されたイベント信号に応じた制御処理を行う。
映像入力処理部232は、ユーザPC90から入力された画像をディスプレイ部20に表示するための制御処理を行う。
画面描画処理部234は、イベント信号判断部231を介して座標検知装置24から入力される座標位置のデータに基づいて手書きのグラフィックを生成し、既に表示された画像に手書きのグラフィックを重畳してディスプレイ部20に表示する。
画面消去処理部236は、イベント信号判断部231を介して座標検知装置24から入力される座標位置の情報に基づいて現在表示されている画像の背景色でグラフィックを生成し、既に表示された画像に背景色のグラフィックを重畳して表示する。これにより、ディスプレイ部20に表示された手書きグラフィックに背景色のグラフィックが重畳されて見かけ上は、消去される。
画面操作処理部238は、座標検知装置24から入力される座標位置の情報(信号)をマウスイベントなどのポインティングディバイス信号に変換し、ディスプレイ部20の保護ガラス22に表示される画面操作部26のオン・オフ操作による処理を行う。また、座標検知装置24の受発光センサ300、310により検知されたスタイラスペン100が接触した座標位置の情報をマウスダウンイベントとして座標値と共にコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。また、スタイラスペン100が座標検知装置24の保護ガラス22の表面に接触したまま移動させられた場合、マウスアップイベントとして座標値と共にコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。
タッチパネルドライバ部250は、スタイラスペン100及び座標検知装置24から入力された座標位置信号及び筆記検知信号又は消去検知信号を所定のイベント信号に変換してコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。また、タッチパネルドライバ部250は、ペン信号受信部210でスタイラスペン100より筆記検知信号又は消去検知信号が受信されると、座標位置信号と共に筆記検知信号又は消去検知信号をコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。
〔座標検知方法〕
図4は座標検知装置の構成を示す図である。図4に示されるように、座標検知装置24は、保護ガラス22の周縁部上側の左右角部に一対の受発光センサ300、310が配置されている。保護ガラス22の周縁部左右側方及び下方には、再帰反射板(再帰反射部材)320、330、340が配置されている。また、再帰反射板320、330、340は、夫々保護ガラス22の左右側方、下方の各縁部に沿うように設けられており、保護ガラス22に対する垂直方向に幅寸法が7〜10mmに形成されている。そのため、受発光センサ300、310と再帰反射板320、330、340との間にスタイラスペン100または指などの障害物があると、その座標位置の反射光が受光できなくなる。
左上角部に配置された受発光センサ300は、保護ガラス22を平行な垂直面に対して赤外線を照射しており、赤外線の照射方向は右側方の再帰反射板330及び下方の再帰反射板340の全域である。また、右上角部に配置された受発光センサ310は、保護ガラス22を平行な垂直面に対して赤外線を照射しており、赤外線の照射方向は左側方の再帰反射板320及び下方の再帰反射板340の全域である。
保護ガラス22に何も接触していない場合、受発光センサ300、310から照射された赤外線は、再帰反射板320、330、340で反射され、その反射光が受発光センサ300、310で受光される。
ここで、スタイラスペン100のペン先可動部120又はペン尻可動部130が保護ガラス22に接触された場合、受発光センサ300、310から照射された赤外線が接触箇所で赤外線が遮断される。そのため、受発光センサ回路350は、受発光センサ300、310からの検知信号に基づいて赤外線を遮断された箇所の水平方向に対する傾斜角度を検知し、三角測量の数式で座標位置を演算し、XY座標に変換する。そして、受発光センサ回路350で得られた座標位置の信号は、コントローラオペレーションシステム部220を介して画面描画処理部234、画面消去処理部236、画面操作処理部238に伝送される。
また、スタイラスペン100は、ペン先可動部120及びペン尻可動部130に発光素子を内蔵させる構成としても良い。スタイラスペン100の端部(又はペン先)に発光素子を設けた場合は、受発光センサ300、310からの赤外線の照射が不要になり、受発光センサ300、310は、接触位置から発光された光(赤外線)を受光することで、接触位置の座標を検知できる。
〔光学式タッチパネルによる座標検知の原理〕
ここで、本発明が適用される光学式タッチパネルの座標検知装置24について、その原理を説明する。なお、ここで説明する座標検知の原理は、光学式タッチパネルからなる座標検知装置に関する一例であって、本発明はこの方式に限定されるものではなく、本発明は光学式の座標検知装置全般について適用されものである。
図5は本発明が適用される光学式タッチパネルの座標検知の原理を模式的に示す図である。図5に示されるように、タッチパネル領域390は、四角形の輪郭形状をなし、電子的に画像を表示するディスプレイ部20の保護ガラス22の表面に形成される。このタッチパネル領域390上を光学的に不透明な材質からなるスタイラスペン100で接触した場合を考える。このとき座標検知装置24は、タッチパネル領域390におけるスタイラスペン100が接触した接触位置の座標を検出する。
タッチパネル領域390の上方両端には、一対の受発光センサ300、310が設けられている。
受発光センサ300、310からはタッチパネル領域390に向けて、光ビームによるプローブ光L1、L2、L3、…Lnの束が照射される。実際には、二次光源380から広がるタッチパネル領域390の表面に平行な面に沿って進行する扇形板状の光波である。
タッチパネル領域390の周辺部分には、再帰反射板320、330、340が再帰反射面をタッチパネル領域390の左右側面及び下面の3方を囲むように設けられている。
再帰反射板320、330、340は入射した光を、入射角度によらずに同じ方向に反射する特性をもった部材である。例えば受発光センサ300、310から発した扇形板状の光波のうちある一つのビームL12に注目する。ビームL12は、再帰反射板320、330、340によって反射されて再び同じ光路を再帰反射光L11として受発光センサ300、310に向かって戻るように進行する。受発光センサ300、310には、後述する受光手段が設置されており、プローブ光L1〜Lnのそれぞれに対して、その再帰光が受発光センサ300、310に再帰したかどうかを判断することができる。
いま、ユーザーがスタイラスペン100でタッチパネル領域390の任意の位置に接触した場合を考える。このとき受発光センサ300からのプローブ光L10は、スタイラスペン100の接触位置で遮られて再帰反射板320、330、340には到達しない。従ってプローブ光L10の再帰光は、受発光センサ300には到達しない。そのため、受発光センサ300は、プローブ光L10に対応する再帰光が受光されないことを検出することによって、プローブ光L10の延長線(直線L)上にスタイラスペン100が接触されたことを検出できる。同様に、図5の右上方に設置された受発光センサ310からもプローブ光を照射し、プローブ光L13に対応する再帰光が受光されないことを検出することによって、プローブ光L13の延長線(直線R)上にスタイラスペン100が挿入・接触されたことを検出することができる。直線Lおよび直線Rを求めることができれば、この交点座標を演算により算出することにより、スタイラスペン100が挿入・接触された座標を得ることができる。
次に受発光センサ300によりプローブ光L1〜Lnのうち、どのプローブ光が遮断されたかを検知する際の検知方法について説明する。受発光センサ300の内部の構造の概略を図6に示す。図6は受発光センサ300をディスプレイ部20の正面からみた図である。
ここでは、説明の便宜上、タッチパネル領域390の表面(タッチパネル面)と平行な2次元平面で説明を行う。受発光センサ300は、概略、二次光源380、集光レンズ301および受光素子302を有する。二次光源380は、集光レンズ301よりタッチパネル領域390に向けて扇形にプローブ光L1〜Lnを射出するものとする。二次光源380から射出された扇形の光は、矢印LA、LB、その他の方向に進行するビームの集合であると考える。
光進行方向LAに進行したプローブ光は、再帰反射板330で反射されて、集光レンズ301を通り、受光素子302上の位置JAに到達する。また光進行方向LBに沿って進行したプローブ光は、再帰反射板340によって反射し、反射光が光進行方向LDに戻り、受光素子302上の位置JBに到達する。
このように二次光源380からタッチパネル領域390に向けて照射され、再帰反射板330、340で反射されて同じ経路を戻ってきた光は、集光レンズ301の作用によって、それぞれ受光素子302上のそれぞれ異なる位置JA、JBに到達する。従って、タッチパネル領域390のある位置にスタイラスペン100が接触され、プローブ光が遮断されると、当該プローブ光に対応する受光素子302上の1点(検知位置)に光が到達しなくなる。よって、受光素子302上の光強度の分布を調べることによって、どのプローブ光が遮られたかを知ることができる。
図7は受光素子に入射される光強度の分布の一例を模式的に示す図である。尚、図7において、受光素子302は集光レンズ301の焦点面に設置されているものとする。図7に示されるように、二次光源380からレンズ前方(図7の右方向)に向けて出射したプローブ光は、再帰反射板330によって反射され同じ経路を戻ってくる。従って二次光源380の位置に再び集光する。集光レンズ301の中心は、二次光源位置と一致するように設置する。再帰反射板330で反射して集光レンズ301に戻った再帰光は、集光レンズ301の中心を通るので、レンズ後方(受光素子側)に対称の経路で進行する。
このとき、再帰光が入射された受光素子302上の光強度分布を考える。タッチパネル領域390にスタイラスペン100が接触されていなければ、受光素子301上の光強度分布はほぼ一定である。ところが、図7に示すように、タッチパネル領域390にスタイラスペン100が接触された場合、ここを通過するプローブ光は遮られる。そのため、受光素子301上では、位置Dnに、光強度が弱い領域が生じる(暗点)。この位置Dnは、遮られたプローブ光の出射/入射角θnと対応しており、位置Dnを検出することにより出射/入射角θnを知ることができる。すなわち出射/入射角θnは、Dnの関数として
θn=arctan(Dn/f)…(1)
と表すことができる。ここで、図5の左上方の受発光センサ300におけるθnをθnL、DnをDnLと置き換える。
さらに、図8において、受発光センサ300とタッチパネル領域390との幾何学的な相対位置関係の変換gにより、スタイラスペン100の接触位置とのなす角θLは、式(1)で求められるDnLの関数として、
θL=g(θnL)、但し、θnL=arctan(DnL/f) …(2)
と表すことができる。
同様に、図5に示す右上方の受発光センサ310についても同様の説明により、上記式のL記号をR記号に置き換えて、右側の受発光センサ310とタッチパネル領域390との幾何学的な相対位置関係の変換hにより、
θR=h(θnR)、但し、θnR=rctan(DnR/f)…(3)
と表すことができる。
図8はスタイラスペン100の接触位置と受発光センサ300、310との位置関係を示す図である。図8に示されるように、タッチパネル領域390上の、受発光センサ300、310の取り付け間隔wとする。さらに、スタイラスペン100の接触位置と受発光センサ300、310とを結ぶ直線の横軸に対する傾斜角度をθL、θRとすれば、タッチパネル領域390上のスタイラスペン100で指示した接触位置の座標(x、y)は、次式(4)(5)で求まる。
x=wtanθR/(tanθL+tanθR)…(4)
y=wtanθL・tanθR/(tanθL+tanθR)…(5)
このように座標x、yは、DnL、DnRの関数として表すことができる。すなわち、左右の受発光センサ300、310の受光素子302上の暗点の位置DnL、DnRを検出し、受発光センサ300、310の幾何学的配置を考慮することにより、スタイラスペン100で指示した接触位置の座標を検出することができる。
〔座標検知装置の構成〕
図9は座標検知装置の光学系の一実施形態を示す図である。また、図9において、光学系AおよびBは、説明の便宜上、視点をx方向、z方向からみたものとして示している。また、ディスプレイ面を形成する保護ガラス22は、y方向から見た断面を示している。
ここでは、受発光センサ300、310の発光手段について説明する。受発光センサ300、310の発光手段を形成する光源383としてレーザーダイオード、ピンポイントLEDなどスポットをある程度絞ることが可能な発光素子を用いる。
また、光源383からディスプレイ面(保護ガラス22の表面)に垂直に発した光は、シリンドリカルレンズ384によってx方向にのみの平行光とされる。この平行光は、ハーフミラー387で折り返された後、ディスプレイ面(保護ガラス22の表面)と垂直な方向には平行光として配光するためである。シリンドリカルレンズ384から出射された平行光は、シリンドリカルレンズ384とは曲率の分布が直交する2枚のシリンドリカルレンズ385、386で同図y方向に対して集光される。同図光学系A部分は、この様子を説明するためにシリンドリカルレンズ群の配置と光束の集光状態を、x方向から見たものである。
このシリンドリカルレンズ群の作用により、平行光が線状に集光した領域がシリンドリカルレンズ386の後方(出射側)に形成される。シリンドリカルレンズ386の後方(出射側)には、y方向に狭くx方向に細長いスリット382が挿入される。すなわち、スリット位置に線状の二次光源380を形成する。二次光源380から発した光は、ハーフミラー387で折り返されて、ディスプレイ面(保護ガラス22の表面)に沿って進行する。また、ハーフミラー387から水平方向に出射された光は、ディスプレイ面(保護ガラス22の表面)の垂直方向には広がらず、平行光のまま、保護ガラス22の表面と平行方向には二次光源380を中心に扇形状に広がりながら、ディスプレイ面に沿って進行する。
このように、ディスプレイ面(保護ガラス22の表面)に沿って進行した光は、ディスプレイ周辺端に設置してある再帰反射板330で反射されて、同様の経路でハーフミラー387方向(矢印C)に戻る。そして、ハーフミラー387を透過した光は、ディスプレイ面(保護ガラス22の表面)に平行に進みレンズ301を通り受光素子302に入射する。
図9中、破線で囲った部分Eは、座標検知装置24の受光・発光素子が収められた受発光センサ300、310の本体部である。受発光センサ300、310の本体部Eは、光源383からの光をハーフミラー387で反射させて再帰反射板330へ発光する発光経路と、再帰反射板330からの反射光を受光素子302で受光する受光経路と有する構成である。そして、再帰反射板330から返った光を受ける受光素子302の前方で受光レンズ301が収納された本体部Eの受光用開口部(受光領域)には、受光素子302に至る光の振動方向を実像のみが得られる向きに制限(偏光成分を透過または遮断)する偏光子(偏光手段)400が設けられている。
すなわち、受発光センサ300、310の本体部Eは、受光レンズ301とハーフミラー387との間の受光領域に、偏光フィルタ等からなる偏光子400が挿入される。また、偏光子400は、同図Z方向に電場ベクトルが振動するS偏光成分(S波)を遮断し、同図Y軸方向に電場ベクトルが振動するP偏光成分(P波)を透過する向きに設置される。尚、偏光子400は、受光レンズ301に対応する寸法形状を有する円板形状に形成され、光軸を軸回りに回転可能に取り付けられている。そのため、偏光子400は、S偏光成分(S波)を遮断し、P偏光成分(P波)を透過する向きとなるように調整可能に設けられている。
〔偏光子400の作用について〕
図10は従来の受光素子、受光レンズ、再帰反射版、ディスプレイ面の構成を模式的に示す図である。図11は受光レンズの前に偏光子を配置した構成を模式的に示す図である。
図10に示されるように、再帰反射板330から返った光を受ける受光素子302に対して、実像光路KAと保護ガラス22の表面22aで反射する虚像光路KBとが生じる。
このように、再帰反射板330から実像光路KAと虚像光路KBとが同時に受光素子302に入射するため、受光素子302では実像M及び虚像Nが映り込むことになる。すなわち、再帰反射板330からの反射光は、実像光路KAで示す再帰反射成分が100%を占めるものではないため、虚像光路KBに沿う虚像成分が生じることは避けられない。このようにして、受光素子302の受光面302aには、実像Mと虚像Nとが発生する。
図11に示されるように、本実施形態1では、受光レンズ301の前側(再帰反射板330側)に偏光子400を設けることで、虚像光路KBに含まれるS偏光成分を吸収し、P偏光成分のみを透過させるように制限することができる。すなわち、偏光子400を受光レンズ301の前側に配置することにより、虚像光路KBが受光素子302の受光面に対して、実像MとなるP偏光成分(P波)を透過させ、虚像NとなるS偏光成分(S波)を遮断する。
また、偏光子400は、再帰反射板330からの光が入射される偏光面内に対して特定方向に電場ベクトルが振動する光のみを通過させる性質を有する。すなわち、偏光子400は、図11に示す紙面と同一平面内で電場ベクトルVAが振動するP偏光成分(P波)を透過させ、紙面に対して垂直方向に電場ベクトルVBが振動するS偏光成分(S波)を遮断するように偏光子400を配置する。
保護ガラス22の屈折率は、(a)空気より大きいこと、(b)虚像光路KBが保護ガラス22の表面22aに反射するときの入射角が非常に大きいことから、虚像光路Bを成して受光素子302に入射する光は、S偏光成分(S波)の割合が多い。そのため、S偏光成分、すなわち虚像Nを生じさせる保護ガラス22からの反射光の大部分が偏光子400で遮断される。また、実像Mを成す実像光路KAの光は、偏光子400を透過するため、結果として実像Mのみが受光素子302の受光面302a上に形成されることになる。
なお、上記偏光子400の代わりに、受光レンズ301の前側レンズ面に上記偏光子400と同等の機能を有する偏光フィルムまたは偏光膜を被覆する構成としても良い。
〔虚像発生による誤検知の理由〕
次に、受光素子302の受光面302aに虚像が生じると、スタイラスペン100が保護ガラス22の表面22aに接触したときに接触位置を誤検知する理由について説明する。図12は虚像が無い場合の光強度の分布を模試的に示す図である。図13は読み取り位置に虚像が生じた場合の光強度の変化パターンを模試的に示す図である。
図12に示されるように、受光素子302の受光面302aにおける実像上の読み取り位置に沿って、光強度を読み取った場合の光強度分布T1が閾値Rより高い値である。
スタイラスペン100が保護ガラス22の表面22aに接触していないときの光強度分布と、スタイラスペン100が保護ガラス22の表面22aに接触されたときの光強度分布とを比較する。まず、スタイラスペン100の接触によって生じた光強度のディップ位置TM1を検知してスタイラスペン100が接触した座標位置G1を検知する。実施形態1では、スタイラスペン100の接触位置として検知した座標位置G1は、閾値R以下となるディップ位置TM1の中間位置とする。
また、スタイラスペン100が検知されないときの光強度は、図12の場合と同様である。しかし、スタイラスペン100が保護ガラス22の表面22aに接触した場合、保護ガラス22の表面22aにスタイラスペン100の圧力によってたわみが生じる。その結果、図13に示されるように、保護ガラス22の表面22aで反射して受光素子302の受光面302a上に形成された虚像Nが動き、実像Mとオーバーラップする。
また、虚像Nと実像Mは略平行になっているのが定常状態であるが、スタイラペン100の圧力で保護ガラス22に撓みが生じると、虚像Nの位置が動くことになる。図13では、保護ガラス22の撓みによって虚像Nが実像Mの一部に対してオーバーラップするように動く例を示している(図13中、虚像Nの下側部分)。保護ガラス22の撓みは、スタイラスペン22で押した部分のみが点状に変形するのではなく、押した位置を含めそれ以外の周囲も滑らかに撓んで変形するので、虚像Nもそれに対応した部分が、ある程度の幅を持って動くことになる。図13においては、保護ガラス22の撓みによる虚像Nの動きを模式的に表している。
このように虚像Nが動き、実像Mの一部に対してオーバーラップすることにより、本来、スタイラスペン100でタッチした位置のみの実像Mの光強度が変化するものが、タッチ位置周囲部分の光強度も変化するため、図13に示すような光強度の変化が生じる。
すなわち、スタイラスペン100を保護ガラス22の表面22aに接触させる入ことによる光強度のディップTM2には、本来スタイラスペン100が形成するディップTM1以外のディップTNが加わる。よって、虚像NによるディップTNが検知されることによって実像MによるディップTM1と光強度分布状態が異なる。
従って、光強度の値を閾値R以下とする閾値処理をしてスタイラスペン100を保護ガラス22の表面22aに接触させた位置を検知すると、図13中太線で示すディップ位置TM2の中間位置が座標位置G1として検知される。
ところが、実像Mと虚像Nとが検知された場合、ディップ位置TM2の座標位置G2は、虚像NによるディップTNが加えられた幅広領域の中間位置となるため、実像Mを検知した座標位置G1よりも右側にずれた位置(誤差)として検知される。その結果、実像Mの座標位置を、誤った座標位置G2として検知してしまうことになる。そのため、本来実像Mの座標位置G1を検知するところ、虚像Nの存在により座標位置G2を検知してしまい、正確に座標位置を検知することができない。
そこで、実施形態1においては、前述したように、偏光子400が受光レンズ301の前側に配置されるため、受光素子302の受光面302aに虚像Nが映り込むことが防止され、実像Mのみによる座標位置が検知される。よって、スタイラスペン100の接触により、保護ガラス22の表面22aに撓みが生じても、受光素子302における光強度分布の形状が乱れず、正確な接触位置を検知することが可能となる。
このように保護ガラス22の表面22aにたわみが生じても、虚像Nによる影響を排除して、接触位置を正確に検知することが可能になるため、接触圧により撓みやすい薄い保護ガラス22を用いることが可能になる。すなわち、保護ガラス22を可能な限り薄くすることで、スタイラスペン100の接触圧に対する弾性が高まり、筆記操作の感触が向上する。このように、保護ガラス22を薄くすることでディスプレイ部20の素子面と保護ガラス22の表面22aとの間隔を小さくできる。そのため、保護ガラス22の厚さに応じた視差を大幅に低減できる。これにより、電子情報ボードシステムにおける、筆記時の接触圧が強い場合でも保護ガラス22の弾性変形により良好な筆記感を提供することが可能になる。
また、上記保護ガラス22の厚さによる視差を大幅に低減することにより、スタイラスペン100のペン先とディスプレイ面、すなわち筆跡が表示される面(保護ガラス22の表面22a)との距離を小さくできる。例えば、紙に鉛筆で書く場合は、スタイラスペン100のペン先と紙との距離(=ゼロ)が完全に一致する。しかし、電子ディスプレイの保護ガラス22の表面22aの上に書く場合は、保護ガラス22を薄くすることで、紙に筆記する場合に近づけることができる。その結果、スタイラスペン100の筆記の快適性を大幅に向上させることが可能になる。
尚、上記実施形態1においては、スタイラスペン100の端部をディスプレイ部20の保護ガラス22の表面22aに接触させた場合を例に挙げて説明したが、これに限らないのは勿論である。例えば、発光素子を有するスタイラス、あるいは棒状の指示部材、あるいは操作者自身の指を保護ガラス22の表面22aに接触させても良い。
また、上記実施形態1では、ディスプレイ部20の上部の左右角部に一対の受発光センサ300、310を設けた構成を一例として挙げたが、これに限らないのは勿論である。例えば、発光ダイオードなどの複数の発光素子と、フォトダイオードなどの複数の受光素子とを、各発光素子と各受光素子とがディスプレイ部20の周縁部のX方向、Y方向で対向するように配置する構成としても良い。
10 電子情報ボードシステム
20 ディスプレイ部
22 保護ガラス
24 座標検知装置
30 キーボード
40 スタンド
50 機器収納部
60 コントローラ
90 ユーザPC
100 スタイラスペン
120 ペン先可動部
130 ペン尻可動部
200 通信回線
210 ペン信号受信部
220 コントローラオペレーションシステム部
230 アプリケーション部
231 イベント信号判断部
232 映像入力処理部
234 画面描画処理部
236 画面消去処理部
238 画面操作処理部
240 映像入力デバイス部
250 タッチパネルドライバ部
300、310 受発光センサ
301 集光レンズ
302 受光素子
320、330、340 再帰反射板
350 受発光センサ回路
380 二次光源
382 スリット
383 光源
384、385、386 シリンドリカルレンズ
387 ハーフミラー
390 タッチパネル領域
400 偏光子
KA 実像光路
KB 虚像光路
JA、JB 位置
L1〜Ln プローブ光
LA、LB、LC、LD 光進行方向
M 実像
N 虚像
特許第4627781号公報 特許第2678231号公報

Claims (9)

  1. ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられ、前記ディスプレイの表面に略平行に光を照射する発光素子と、
    前記ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられ、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、を有し、
    前記ディスプレイの表面に接触された指示手段による当該接触位置の座標を前記受光素子が受光する光強度分布に基づいて検知する座標検知装置であって、
    前記受光素子の受光面に入射される光の振動方向を実像のみが得られる所定の向きに制限する偏光手段を設けたことを特徴とする座標検知装置。
  2. 前記発光素子及び前記受光素子は、前記ディスプレイの上部の左右角部に配置された一対の受発光センサであり、
    前記一対の受発光センサは、前記ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられた再帰反射部材で反射した反射光を受光することを特徴とする請求項1に記載の座標検知装置。
  3. 前記偏光手段は、前記受発光センサの本体部に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の座標検知装置。
  4. 前記偏光手段は、前記受光素子の受光面に入射される光に含まれる垂直方向に振動するS波と水平方向に振動するP波のうち、前記S波を遮断し、前記P波を透過させる偏光子であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の座標検知装置。
  5. 前記ディスプレイの表面は、保護ガラスにより形成され、
    前記偏光手段は、前記保護ガラスの表面で反射した反射光に含まれる前記S波を遮断し、前記P波を透過させ、
    前記保護ガラスの表面に接触された当該接触位置の座標を前記受光素子または前記受発光素子が受光する光強度分布に基づいて検知することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の座標検知装置。
  6. 前記発光素子は、前記ディスプレイの表面に接触される前記指示手段の端部に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の座標検知装置。
  7. ディスプレイの表面を囲む周縁部または、専用の指示手段の先端に設置され、前記ディスプレイの表面に略平行に光を照射する発光素子と、
    前記ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられ、前記発光素子からの光を受光する受光素子と、を有し、
    前記保護ガラスの表面に接触された当該接触位置の座標を前記受光素子が受光する光強度分布に基づいて検知する座標検知方法であって、
    前記受光素子の受光面に入射される光の振動方向を実像のみが得られる所定の向きに制限することを特徴とする座標検知方法。
  8. 前記発光素子及び前記受光素子は、前記ディスプレイの上部の左右角部に配置された一対の受発光センサであり、
    前記一対の受発光センサは、前記ディスプレイの表面を囲む周縁部に設けられた反射部材で反射した反射光を受光することを特徴とする請求項7に記載の座標検知方法。
  9. 請求項1〜6の何れかに記載の座標検知装置と、
    前記座標検知手段により検知された座標位置にグラフィックを表示するディスプレイ部と、
    を備えた電子情報ボードシステム。
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