JP2015039777A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録されて排出用開口部から排出されようとする用紙が、設置面に載置された用紙の側面に当接してしまい、排出用開口部の外側に排出できずに紙ジャムとなってしまうことがあるという課題がある。
【解決手段】用紙に記録する記録部を収容する筐体としてのハウジング14と、ハウジング14に設けられ、記録部によって記録された用紙が排出される排出用開口部13と、ハウジング14の設置面Eからの高さを変更する高さ変更部材としての排出部カバー20と、を備える記録装置を提供する。
【選択図】図5
【解決手段】用紙に記録する記録部を収容する筐体としてのハウジング14と、ハウジング14に設けられ、記録部によって記録された用紙が排出される排出用開口部13と、ハウジング14の設置面Eからの高さを変更する高さ変更部材としての排出部カバー20と、を備える記録装置を提供する。
【選択図】図5
Description
本発明は、記録装置に関する。
携行可能な大きさに小型化した記録装置が知られている。例えば、特許文献1のプリンターは、記録された用紙が排出される排出用開口部の位置を、筐体の底部に近い位置に設けることにより記録装置を小型化している。
しかしながら、排出用開口部が筐体の底部に近い位置に設けられていると、複数枚の用紙が、連続して記録部に供給され、排出用開口部から連続して排出される場合には、排出された用紙を載置したままにしておくと、排出用開口部に対して用紙が、同じくらいの高さになると、排出用開口部から排出されようとする用紙が、先に排出されて設置面に載置された用紙の側面に当接してしまい、排出用開口部の外側に排出できずに紙ジャムとなってしまうことがあるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]記録媒体に記録する記録部を収容する筐体と、前記筐体に設けられ、前記記録部によって記録された前記記録媒体が排出される排出用開口部と、前記筐体の設置面からの高さを変更可能にする高さ変更部材と、を備えることを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、筐体の設置面からの高さを変更可能にする高さ変更部材が備えられる。これにより、筐体の設置面からの高さを高い状態に設定すれば、排出用開口部の設置面からの高さが高くなる。そのため、排出用開口部から排出されようとする記録媒体の先端部が、先に排出されて設置面に載置された記録媒体の側面に当接することが抑制される。これにより、排出用開口部から排出されようとする記録媒体が排出用開口部の外側に排出できずに紙ジャムとなることが少なくなる。
[適用例2]前記高さ変更部材は、前記排出用開口部を前記記録媒体に記録を実行する際には開き、非使用時には閉じるカバー部材であることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、カバー部材が高さ変更部材としても機能するので、高さ変更部材として別部材を設けなくてもよいので、記録装置の製造コストが増加することを抑制できる。
[適用例3]前記高さ変更部材は、前記筐体を支持する脚部材であり、前記脚部材は、前記筐体の底部に収容可能に構成されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、脚部材を筐体の底部に収容できるので、脚部材が筐体の底部から突出しない。そのため、記録装置の携帯が容易となる。
[適用例4]前記脚部材は、前記筐体の一部であることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、筐体の底壁の一部が脚部材としても機能するので、筐体とは別に脚部材を設けなくてもよいので、記録装置の製造コストが増加することを抑制できる。
[適用例5]前記脚部材は、前記記録媒体の搬送方向において前記筐体の前記排出用開口部側に備えられることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、脚部材として設ける部材の個数を少なくできるので、記録装置の製造コストが増加することを抑制できる。
[適用例6]前記脚部材は、前記記録媒体の搬送方向において前記筐体の前記排出用開口部と反対側に備えられることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、水平方向に対する記録装置の傾斜角度を小さくできる。これにより、排出用開口部側が高い状態で水平方向に対する記録装置の傾斜角度が大きい場合と比べて、排出用開口部から記録媒体が容易に排出される。
以下、実施形態について、図面に従って説明する。
(実施形態1)
図1は記録装置の一例であるプリンター10の外観斜視図であり、図2は、プリンター10において用紙供給部カバー16を開いた状態で、記録部保護カバー18(図5参照)を取り外した状態を示す外観斜視図である。プリンター10の全体構成について概説する。
(実施形態1)
図1は記録装置の一例であるプリンター10の外観斜視図であり、図2は、プリンター10において用紙供給部カバー16を開いた状態で、記録部保護カバー18(図5参照)を取り外した状態を示す外観斜視図である。プリンター10の全体構成について概説する。
ハウジング14は、装置本体12を覆って、プリンター10の外観を構成する。プリンター10の鉛直方向D3における上面には、用紙供給部カバー16が設けられている。以降、「上面」、「上側」、「上方」、「下側」、「下方」、「下端」は、鉛直方向D3における、上面、上側、上方、下側、下方、下端をいう。用紙供給部カバー16は、ハウジング14の上面に回動可能に取り付けられている。用紙供給部カバー16は、ハウジング14に対して、図1の閉じた状態と、図2の開いた状態とを取り得る。用紙供給部カバー16がハウジング14に対して閉じた状態にある場合、ハウジング14の上面とともにプリンター10の上面を構成する。
用紙供給部カバー16がハウジング14に対して開いた状態にある場合、プリンター10の背面側(副走査方向D2上流側)に傾斜した状態となる。この状態において、用紙供給部カバー16の裏面は、記録媒体としての用紙の載置面16aとして機能する。
用紙開口部26には、プリンター10の幅方向(主走査方向D1)に接離移動可能に構成された一対の用紙ガイド28が設けられている。一対の用紙ガイド28は、用紙の幅方向における両端を拘束し、装置幅方向における用紙の位置を規定する。
図2に示すように、記録部保護カバー18をハウジング14から取り外した状態にある場合、使用者は装置本体12に設けられた記録部30にアクセス可能となる。
操作部22は、プリンター10を操作するための電源ボタンや印刷設定ボタン等を備えて構成されている。用紙供給部カバー16がハウジング14に対して開いた状態にある場合、使用者は操作部22に対してアクセス可能となり、プリンター10の操作をすることができる。
ハウジング14の前面(副走査方向D2下流側)には、排出部カバー20が設けられている。排出部カバー20は、ハウジング14の前面に回動軸A1を支点として回動可能に取り付けられている。図2に示すように、排出部カバー20が開いた状態では、ハウジング14の前面には、排出用開口部13が形成される。
図3は、ハウジング14、用紙供給部カバー16、記録部保護カバー18を取り除いた状態における装置本体12の斜視図である。図4は、主走査方向D1から見たプリンター10の断面図である。
載置面16aに載置された用紙を副走査方向D2下流側に給送する用紙供給部24が設けられている。以降、「上流側」、「下流側」は、副走査方向D2における、上流側、下流側をいう。用紙供給部24は、用紙開口部26と、用紙開口部26に設けられた一対の用紙ガイド28と、用紙開口部26から投入された用紙を案内する用紙案内面34と、用紙案内面34と対向する位置に設けられたピックアップローラー36と、戻しレバー38とを備えている。
図2の用紙供給部カバー16がハウジング14に対して開いた状態にある場合、用紙開口部26はプリンター10の上方に対して開いた状態となる。このため、図3の用紙供給部24は、載置面16aに載置された用紙を後述する給送経路に給送可能となる。
図4のピックアップローラー36は、揺動軸40を中心に揺動する支持部材42に設けられている。ピックアップローラー36は、用紙案内面34に載置された用紙に対して接離方向に揺動可能に構成されている。ピックアップローラー36は、用紙案内面34に接近する方向に変位した際、用紙案内面34に載置された最上位の用紙と接し、最上位の用紙を下流側に給送する。この際、次位以降の用紙は、戻しレバー38により用紙案内面34に戻され、次位以降の用紙が不用意に下流側に給送されることを防止する。
用紙供給部24の下流側には搬送部44が設けられている。搬送部44は、搬送駆動ローラー46と、搬送従動ローラー48とを備えている。搬送駆動ローラー46は、搬送ローラー軸50に一体に取り付けられ、図示しない駆動手段により搬送ローラー軸50とともに回転する。搬送部44は、用紙供給部24から給送された用紙を搬送駆動ローラー46と搬送従動ローラー48との間で用紙をニップして下流側に搬送する。搬送部44の下流側には記録部30が設けられている。
記録部30は、キャリッジ52と、キャリッジ52の底部に設けられた記録ヘッド54と、記録ヘッド54に対向し、用紙を支持する支持部としての下部案内部材すなわちプラテン56とを備えている。記録ヘッド54は、プラテン56に支持された用紙と対向する。
キャリッジ52は、制御部60により制御される駆動モーター57によって主走査方向D1に往復動する様に駆動される。プラテン56は、用紙を下方から支持することにより、用紙の記録面と記録ヘッド54のヘッド面との間の距離(ギャップ)を規定する。
記録部30の下流側には、排出部32が設けられている。排出部32は、排出ローラー58を備えている。記録部30で記録が実行された用紙は、排出ローラー58により排出部32の搬送方向下流側(副走査方向D2下流側)すなわち装置前方に向けて排出される。
制御部60は、用紙供給部24、搬送部44、記録部30及び排出部32に電気的に接続され、操作部22から入力された指示に基づいて各部の動作を制御する。また、制御部60は、駆動モーター57を介してキャリッジ52の移動及び搬送ローラー軸50の回転を制御している。尚、図4において制御部60は、装置本体12の外側に図示されているが説明のための図示であり、装置本体12内に設けられている。
記録部30は、キャリッジ52と、記録ヘッド54と、プラテン56とに加え、さらにキャリッジガイド軸62と、図示しないキャリッジ駆動手段と、を備えている。キャリッジガイド軸62は、主走査方向D1すなわち装置本体の幅方向に延設される。キャリッジガイド軸62は、キャリッジ52の背面側に設けられた軸受け部64に通されてキャリッジ52を支持する。また、キャリッジガイド軸62は中空軸として構成されている。
キャリッジ52は、キャリッジ52の前面側に支持部66を備えている。キャリッジ52は、支持部66を介して装置本体12に設けられた主走査方向D1に延びるフレーム68に支持されている。
次に、使用状態におけるプリンター10について説明する。図5(a)は、プリンター10の使用状態における外観斜視図である。図5(b)は、使用状態のプリンター10を主走査方向D1から見た図である。図5(a)、(b)は、図2の排出部カバー20をさらに回動方向D4に回動させ、排出部カバー20の長手方向が副走査方向D2と交わる方向となる状態を示す。
排出部カバー20は、ハウジング14と排出部カバー20との係合部(不図示)によって、排出部カバー20の長手方向が副走査方向D2と交わる方向となる状態で固定される。図5(a)、(b)に示す状態では、排出部カバー20の回動軸A1と反対側の端面201が、設置面Eに当接し、ハウジング14の背面側底部142が設置面Eに当接する。そのため、ハウジング14の前面側底部141は設置面Eから離れた位置となる。
用紙P1は、記録部30によって記録されて排出用開口部13から排出され、設置面Eに載置された複数の用紙である。用紙P2は、記録部30で記録され、排出ローラー58により下流側に排出されようとする状態の用紙である。
図5(b)に示すように、本実施形態における使用状態では、排出用開口部13の下側を形成する排出部カバー20の回動軸A1側の端面202における設置面Eからの高さH1は、設置面Eに載置された複数の用紙P1の最上部P1aにおける設置面Eからの高さH2より高い位置にある。
従って、記録部30によって記録され、排出されようとする用紙P2の先端部P2aは、設置面Eに載置された複数の用紙P1の上流側の側面P1bに当接することが抑制され、複数の用紙P1の最上部P1aに沿って排出される。
以上、本実施形態で説明した図5(a)のプリンター10は、用紙に記録する記録部30を収容する筐体としてのハウジング14と、ハウジング14に設けられ、記録部30によって記録された用紙が排出される排出用開口部13と、ハウジング14の設置面Eからの高さを変更可能にする高さ変更部材としての排出部カバー20と、を備える。
この構成によれば、ハウジング14の設置面Eからの高さを高い状態に設定すれば、排出用開口部13の設置面Eからの高さが高くなる。そのため、排出用開口部13から排出されようとする用紙P2の先端部P2aが、先に排出されて設置面Eに載置された用紙P1の上流側の側面P1bに当接することが抑制される。これにより、排出用開口部13から排出されようとする用紙P2が排出用開口部13の外側に排出できずに紙ジャムとなることが少なくなる。
また、排出部カバー20が排出用開口部13のカバー部材として機能するとともに、高さ変更部材としても機能する。そのため、高さ変更部材として別部材を設けなくてもよいので、プリンター10の製造コストが増加することを抑制できる。
(実施形態2)
実施形態1における排出部カバー20は、ハウジング14の前面に回動可能に備えられたが、実施形態2では、ハウジングの前面にスライド可能に備えられた排出部カバーについて説明する。図6(a)、(b)は、鉛直方向D3にスライド可能に備えられた排出部カバーの部分を示す斜視図である。図6(a)は、排出用開口部13を閉じた状態を示す。図6(b)は、図6(a)の状態にある排出部カバー70を下方にスライドさせた状態を示す斜視図である。
実施形態1における排出部カバー20は、ハウジング14の前面に回動可能に備えられたが、実施形態2では、ハウジングの前面にスライド可能に備えられた排出部カバーについて説明する。図6(a)、(b)は、鉛直方向D3にスライド可能に備えられた排出部カバーの部分を示す斜視図である。図6(a)は、排出用開口部13を閉じた状態を示す。図6(b)は、図6(a)の状態にある排出部カバー70を下方にスライドさせた状態を示す斜視図である。
排出用開口部13における主走査方向D1の両端部には、鉛直方向D3に延びる溝部143が設けられる。溝部143の下側には、溝部143と連続して形成され、上流側に延びる溝部144が形成される。
このような構成により、排出部カバー70は、溝部143に沿ってスライド可能に備えられ、排出部カバー70の上端部701と溝部144が係合した状態で使用することができる。排出部カバー70が、図6(b)の位置にあるとき、排出部カバー70の下端部702は設置面Eに当接し、ハウジング14の前面側底部141は、設置面Eから離れた位置にある。従って、排出用開口部13の設置面Eからの高さが高くなる。
これにより、排出用開口部13から排出されようとする用紙の先端部が、先に排出されて設置面Eに載置された用紙の上流側の側面に当接することが抑制される。これにより、排出用開口部13から排出されようとする用紙が排出用開口部13の外側に排出できずに紙ジャムとなることが少なくなる。本実施形態におけるその他の構成は、実施形態1で説明した構成と同じである。
(実施形態3)
実施形態3では、筐体を支持する脚部材を備えたプリンターについて説明する。図7(a)は、本実施形態における使用状態にあるプリンター10aを底部側から見た斜視図である。図7(a)に示すように、一対の脚部材80が、用紙の搬送方向(副走査方向D2)における下流側に位置する前面側底部141に設けられる。一対の脚部材80は、前面側底部141における主走査方向D1の両側に備えられる。
実施形態3では、筐体を支持する脚部材を備えたプリンターについて説明する。図7(a)は、本実施形態における使用状態にあるプリンター10aを底部側から見た斜視図である。図7(a)に示すように、一対の脚部材80が、用紙の搬送方向(副走査方向D2)における下流側に位置する前面側底部141に設けられる。一対の脚部材80は、前面側底部141における主走査方向D1の両側に備えられる。
図7(b)は、図7(a)の使用状態にあるプリンター10aを主走査方向D1から見た図である。図7(b)は、プリンター10aのハウジング14内部で記録された用紙P2が、排出用開口部13から排出ローラー58により排出されるときの状態を示す。排出部カバー20aが、回動軸A2を支点として回動し、排出部カバー20aは、水平方向に対して傾斜した姿勢で固定される。
図7(a)、(b)の脚部材80は、前面側底部141から立設した状態で固定され、脚部材80の先端部が設置面Eに当接する。そのため、背面側底部142は設置面Eに当接し、前面側底部141は、設置面Eから離れた位置にある。
排出部カバー20aが傾斜して開いた状態において、排出部カバー20aの回動軸A2側の端部によって、排出用開口部13の下側が形成される。設置面Eから排出部カバー20aの回動軸A2側の端部までの高さH3は、先に記録されて排出用開口部13から排出されて設置面Eに積載された複数の用紙P1の最上部P1aにおける設置面Eからの高さH4より高い。
このような構成により、ハウジング14の設置面Eからの高さを高い状態に設定すれば、排出用開口部13の設置面Eからの高さが高くなる。そのため、排出用開口部13から排出されようとする用紙P2の先端部P2aが、先に排出されて設置面Eに載置された用紙P1の上流側の側面P1bに当接することが抑制される。これにより、排出用開口部13から排出されようとする用紙P2が排出用開口部13の外側に排出できずに紙ジャムとなることが少なくなる。本実施形態におけるその他の構成は、実施形態1で説明した構成と同じである。
前面側底部141には、脚部材80に対応する溝部81がそれぞれ形成される。脚部材80は、回動軸A3を支点として回動方向D5に回動し、溝部81に収容可能である。これにより、脚部材80が溝部81に収容された状態では、脚部材80が前面側底部141から突出しないので、使用者は、プリンター10aを容易に携帯することができる。
(実施形態4)
実施形態4では、前面側底部と背面側底部に脚部材80を備えたプリンターについて説明する。図8(a)は、本実施形態の使用状態のプリンター10bを底部側から見た斜視図である。図8(a)は、図7(a)にさらに一対の脚部材80を背面側底部142に回動可能に設けたものである。背面側底部142にも脚部材80が収容可能な溝部81が形成される。
実施形態4では、前面側底部と背面側底部に脚部材80を備えたプリンターについて説明する。図8(a)は、本実施形態の使用状態のプリンター10bを底部側から見た斜視図である。図8(a)は、図7(a)にさらに一対の脚部材80を背面側底部142に回動可能に設けたものである。背面側底部142にも脚部材80が収容可能な溝部81が形成される。
図8(b)は、図8(a)の使用状態にあるプリンター10bを主走査方向D1から見た図である。図8(b)は、本実施形態において、記録部30で記録された用紙P2が、排出ローラー58により下流側に排出されようとする状態を示す。排出用開口部13の下側を形成する排出部カバー20aの回動軸A2側の端面における設置面Eからの高さH5は、設置面Eに載置された複数の用紙P1の最上部P1aにおける設置面Eからの高さH6より高い位置にある。
このような構成により、ハウジング14の設置面Eからの高さを高い状態に設定すれば、排出用開口部13の設置面Eからの高さが高くなる。そのため、排出用開口部13から排出されようとする用紙P2の先端部P2aが、先に排出されて設置面Eに載置された用紙P1の上流側の側面P1bに当接することが抑制される。これにより、排出用開口部13から排出されようとする用紙P2が排出用開口部13の外側に排出できずに紙ジャムとなることが少なくなる。本実施形態におけるその他の構成は、実施形態1で説明した構成と同じである。
また、本実施形態では、一対の脚部材80が、前面側底部141および背面側底部142に備えられる。水平方向に対するプリンター10bの傾斜角度を小さくできる。これにより、排出用開口部13側が高い状態で水平方向に対するプリンター10bの傾斜角度が大きい場合と比べて、排出用開口部13から用紙P1,P2が容易に排出される。本実施形態におけるその他の構成は、実施形態1で説明した構成と同じである。本実施形態の脚部材80は、角柱形状であったが、円柱形状であってもよい。
(実施形態5)
実施形態5では、ハウジング14の底部にスライド可能に備えられた脚部材について説明する。図9(a)、(b)は、ハウジング14の底部145に備えられた脚部材90の部分の斜視図である。
実施形態5では、ハウジング14の底部にスライド可能に備えられた脚部材について説明する。図9(a)、(b)は、ハウジング14の底部145に備えられた脚部材90の部分の斜視図である。
図9(a)のハウジング14の底部145には、脚部材90を収容可能な凹部91が設けられる。脚部材90には、底部145から突出した状態でハウジング14と係合可能な係合部(不図示)が設けられ、脚部材90は、底部145から突出した状態で固定される。
プリンター10の使用状態すなわち記録部30によって用紙に記録して排出するときは、図9(a)に示すように、底部145から突出した状態の脚部材90を設置面Eに当接させる。これにより、排出用開口部13の設置面Eからの高さが高くなる。そのため、排出用開口部13から排出されようとする用紙が、先に排出されて設置面Eに積載された用紙の側面に当接し、排出用開口部13の外側に排出できずに紙ジャムとなることが少なくなる。
図9(b)に示すように、脚部材90は、図9(a)の状態から上方にスライドし、凹部91に収容可能である。これにより、脚部材90が凹部91に収容された状態では、脚部材90が底部145から突出しないので、使用者は、プリンターを容易に携帯することができる。本実施形態におけるその他の構成は、実施形態1で説明した構成と同じである。
(実施形態6)
実施形態6では、ハウジング14の一部が高さ調整部材として構成されるプリンターについて説明する。図10(a)、(b)は、本実施形態におけるプリンター10cを底部(前面側底部141、背面側底部142)側から見た斜視図である。
実施形態6では、ハウジング14の一部が高さ調整部材として構成されるプリンターについて説明する。図10(a)、(b)は、本実施形態におけるプリンター10cを底部(前面側底部141、背面側底部142)側から見た斜視図である。
高さ調整部材146は、ハウジング14の底部を構成する壁部の一部である。高さ調整部材146は、回動軸A4を支点として回動可能である。図10(a)の高さ調整部材146の壁面は、前面側底部141、背面側底部142を構成する壁面と同じ位置にあって、面方向も同じである。
図10(a)の高さ調整部材146は、回動方向D6に回動させ、前面側底部141から立設した状態で、高さ調整部材146とハウジング14が係合する係合部(不図示)によって位置が固定される。
プリンター10cの使用状態すなわち記録部30によって用紙に記録し、排出用開口部13から排出するときは、図10(b)に示すように、高さ調整部材146は、前面側底部141から立設した状態で行われる。
このような構成により、ハウジング14とは別に高さ調整部材として部材を設けなくてもよいので、プリンター10cの製造コストが増加することを抑制できる。本実施形態におけるその他の構成は、実施形態1で説明した構成と同じである。
実施形態1から実施形態6では、インクを噴射する記録ヘッド54を備えたインクジェット式プリンターについて説明したが、感光体を備えた電子写真方式の記録装置などにも適用する。
10,10a,10b,10c…プリンター、13…排出用開口部、14…ハウジング、20,20a,70…排出部カバー、30…記録部、80,90…脚部材、81…溝部、141…前面側底部、142…背面側底部、146…高さ調整部材。
Claims (6)
- 記録媒体に記録する記録部を収容する筐体と、
前記筐体に設けられ、前記記録部によって記録された前記記録媒体が排出される排出用開口部と、
前記筐体の設置面からの高さを変更可能にする高さ変更部材と、を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置であって、
前記高さ変更部材は、前記排出用開口部を前記記録媒体に記録を実行する際には開き、非使用時には閉じるカバー部材であることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置であって、
前記高さ変更部材は、前記筐体を支持する脚部材であり、
前記脚部材は、前記筐体の底部に収容可能に構成されることを特徴とする記録装置。 - 請求項3に記載の記録装置であって、
前記脚部材は、前記筐体の一部であることを特徴とする記録装置。 - 請求項3または請求項4に記載の記録装置であって、
前記脚部材は、前記記録媒体の搬送方向において前記筐体の前記排出用開口部側に備えられることを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置であって、
前記脚部材は、前記記録媒体の搬送方向において前記筐体の前記排出用開口部と反対側に備えられることを特徴とする記録装置。
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Cited By (1)
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2013
- 2013-08-20 JP JP2013170172A patent/JP2015039777A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016190474A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | ブラザー工業株式会社 | インクジェットプリンタ |
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