JP2015038244A - 電気化学的なシリコン膜の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、シリコン酸化物を基板に塗布及び焼結してシリコン酸化物薄膜を形成して、これを電気化学的に還元させて多孔性のシリコン膜を形成した後、再焼結する段階を含むシリコン薄膜の製造方法、これにより製造されたシリコン薄膜、上記のシリコン薄膜を含む電子素子に関するものである。
【選択図】図1
Description
(a)砂、ガラス、石英、岩、セラミックス、シリカ(SiO2)、 オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)、オルトケイ酸テトラメチルまたはシリコンアルコキシを溶媒に溶かしてシリコン酸化物溶液を得る段階;
(b)前記のシリコン酸化物溶液を蒸発、乾燥、抽出または濾過することによって、シリカ、フッ化シリカ、またはフッ化水酸化シリカパウダーを製造する段階;及び
(c)前記のシリカ、フッ化シリカ、またはフッ化水酸化シリカパウダーを液体電解質内で電気化学的に還元させて基板に電着する段階。
また、本発明はシリコン酸化物パウダーを液体電解質に入れて電着反応を行うことによって、シリコン薄膜を製造することができる。
図4は、製造したシリコン酸化物薄膜を高温溶融塩に入れて測定した循環電圧電流曲線を現わしたものである。一番目の走査で絶縁体性質のシリカ薄膜は電流信号を現わさないが、走査回数が増加するにつれ−2.3V近所でリチウムの充電電流が、−2.0 V近所でリチウム放電電流が増加することを見ることができる。7回目走査までリチウムの充放電の電流がずっと増加して8回目走査から電流が一定になることを見せてくれる。これは初期絶縁体であるシリカ薄膜が走査回数が増加するにつれ伝導体であるシリコン薄膜で還元されてリチウムイオンの充放電の電流が測定されることを後押しすることである。
1−1.シリカ薄膜の製造
まず、シリカパウダー900mgを水酸化ナトリウム溶媒18mlに入れて二日間放置することによってシリカを完全に溶かしてスピンコーティング液を準備した(図2参考)。
スピンコーティング法、焼結法で塗布された薄膜を電気化学的に還元させて多孔性のシリコン薄膜を製造するために、電気化学的なセルを準備した。
循環電圧電流曲線測定の結果、図4に現わしたように、循環回数が増加するにつれ−2.3V、−2.0V近所でリチウムイオンのシリコン内部での充放電電流が観測された。これは、シリカがシリコンで還元されたのを証明するものである。
その後、多孔性のシリコン膜をシリコンの溶ける温度以上である1450℃で1時間加熱して焼結することによって、平たくてきれいなシリコン薄膜を得た(図5参考)。
シリカパウダー900mgと0wt%、0.25wt%、0.5wt%の炭酸カリウムを水酸化ナトリウム溶媒18mlに入れて二日間放置することによってシリカと炭酸カリウムを完全に溶かしてスピンコーティング液を準備した。
スピンコーターにタングステン基板を接着させて、500−10000rpmの速度でスピンコーターを回転させて、タングステン基板の上にスピンコーティング液をピペットで落として炭酸塩が添加されたシリカ薄膜を負わせた。その後、上記の塗布されたシリカ薄膜を130℃で1時間加熱して焼結させた。
循環電圧電流曲線測定の結果、図6に現わした通り、添加された炭酸塩の濃度が増加するにつれ−2.3V、−2.0V近所でリチウムイオンの薄膜内部での充放電電流が増加するということが分かった。これは、炭酸塩の濃度が増加するにつれ還元されたシリコンの電気伝導度が添加された炭素によって増加したことを証明することである。
まず、シリカパウダー900mgと0.05wt%、0.15wt%、0.45wt%の硝酸カリウムを水酸化ナトリウム溶媒18mlに入れて二日間放置することによってシリカと硝酸カリウムを完全に溶かしてスピンコーティング液を準備した。
スピンコーターにタングステン基板を接着させて500−10000rpmの速度でスピンコーターを回転させて、タングステン基板の上にスピンコーティング液をピペットで落として硝酸塩が添加されたシリカ薄膜を負わせた。その後、上記の塗布されたシリカ薄膜を130℃ で1時間加熱して焼結させた。
循環電圧電流曲線測定の結果、図7に現わしたように、添加された硝酸塩の濃度が増加するにつれ−2.3V、−2.0V近所でリチウムイオンの薄膜内部での充放電電流が増加するということが分かった。これは、硝酸塩の濃度が増加するにつれ還元されたドーピングされた窒素の量が増加して、これに伴い、シリコンの電気伝導度が増加したことを証明することである。
その後、多孔性シリコン膜をシリコンの溶ける温度以上の1450℃で1時間加熱して焼結することによって平たくてきれいなシリコン薄膜を得た。
砂1.6gを8mlの49%HFに入れて1週間放置して溶解させた後、この溶液に熱を加えて溶媒を蒸発させることで白いパウダー形態のシリコン酸化物を回収した。
その後、回収したシリコン酸化物パウダーをLiCl−KCl高温溶融塩に1.5 wt%の濃度で溶かして、タングステン基板を作用電極、ガラス状炭素を相手電極、 Ag|Ag+を基準電極で使って電気化学セルを構成した。
還元されたシリコン電着物を走査電子顕微鏡とEDX法を利用して確認した結果、図8に現わしたように、作用電極にSiが電着された。
実施例4のような方法でシリコン酸化物パウダーを製造した後、LiCl−KCl高温溶融塩に、このシリコン酸化物パウダー1.5 wt%と塩化ウラニウム1.5 wt%を一緒に溶かして、タングステン基板を作用電極、ガラス状炭素を相手電極、Ag|Ag+を基準電極で使って電気化学セルを構成した。
還元されたシリコン−ウラン電着物を走査電子顕微鏡とEDX法を利用して確認した結果、図9に現わした通り、作用電極にSiUが電着された。
Claims (24)
- 下記の段階を含むシリコン薄膜の製造方法:
(a)シリコン酸化物溶液を基板に塗布及び焼結してシリコン酸化物薄膜を製造する段階、
(b)上記のシリコン酸化物薄膜を液体電解質内で電気化学的に還元させて多孔性のシリコン膜を形成する段階、及び/または
(c)上記の多孔性のシリコン膜を再焼結して平らなシリコン薄膜を製造する段階。 - 前記の段階(a)のシリコン酸化物溶液に炭素酸化物を添加したり、前記の段階(b)の液体電解質に炭素酸化物を添加することで、炭素を電着する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(a)でシリコン酸化物溶液にホウ素(B)、窒素(N)、アルミニウム(Al)、リン(P)、硫黄(S)、ガリウム(Ga)、ヒ素(As)、セレン(Se)、インジウム(In)、スズ(Sn)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、またはこれらの酸化物をさらに添加することを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(b)の以降に、760Torr未満の低圧容器内で液体電解質を沸かしたりまたは水溶液で洗浄して、液体電解質を除去する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(a)のシリコン酸化物は、砂、ガラス、石英、岩、セラミックス、シリカ(SiO2)、 オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)、オルトケイ酸テトラメチル、 シリコンアルコキシ、または四塩化硅素であることを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(a)のシリコン酸化物溶液は、砂、ガラス、石英、岩、セラミックス、シリカ(SiO2)、 オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)、オルトケイ酸テトラメチル、 シリコンアルコキシ、または四塩化硅素を水、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化ルビジウム、水酸化ストロンチウム、水酸化セシウム、水酸化バリウム、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐酸、珪酸ナトリウム、エタノール、メタノール、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ペンタン、 シクロヘキサン、クロロホルム、ジエチルエーテル、ジクロロメタン(DCM)、テトラヒドロフラン(THF)、酢酸エチル、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、または炭酸プロピレンに溶かしたことを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(a)の基板は金属、炭素、またはシリコンであることを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(a)の塗布はスピンコーティング、インクジェットコーティング、キャスティング、 筆づかい、ディッピング(dipping)、物理蒸着、または化学蒸着を利用することを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(b)の液体電解質は高温溶融塩であることを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の高温溶融塩はLiCl、KCl、NaCl、RbCl、CsCl、FrCl、CaCl2、MgCl2、SrCl2、BaCl2、AlCl3、ThCl3、LiF、KF、NaF、RbF、CsF、FrF、CaF2、MgF2、SrF2、BaF2、AlF3、ThF3、LiPF6、LiBr、NaBr、KBr、RbBr、CsBr、FrBr、LiI、NaI、KI、RbI、CsI、またはFrIよりなる群から選ばれる一つ以上であることを特徴とする請求項9に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(b)の液体電解質は、アセトニトリル(acetonitrile)、テトラフルオロホウ酸(tetrafluoroborate)、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(1−butyl−3−methylimidazolium chloride)、1−ブチル−1−メチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(1-butyl-1-methylpyrrolidinium bis(trifluoromethlylsulfonyl)imide)、1−ブチルピリジニウムクロリド(1-butylpyridinium chloride)、 コリンクロリド(choline chloride)、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(1-butyl-3-methylimidazolium chloride)、 ジメチルエチルフェニルアンモニウムブロミド(dimethylethylphenylammonium bromide)、 ジメチルホルムアミド(dimethylformamide)、 ジメチルスルホン (dimethyl sulfone)、 ジメチルスルホキシド(dimethyl sulfoxide)、 炭酸エチレン(ethylene carbonate)、 炭酸ジメチル(dimethyl carbonate)、 炭酸エチルメチル(ethyl-methyl carbonate)、 エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム (ethylene-diaminetetra-acetic acid tetrasodium)、エチレングリコール (ethlyene glycol)、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(1-ethyl-3-methylimidazolium)、1−オクチル−1−メチル-ピロリジニウム ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(1-octyl-1-methyl-pyrrolidinium bis(trifluoromethylsulfonyl)imide)、ヘキサフルオロリン酸塩(hexafluorophosphate)、1−プロピル−3−メチルイミダゾリウム 塩化物 (1-propyl-3-methylimidazolium chloride)、 トリヘキシル(テトラデシル)ホスホニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(trihexyl-tetradecyl-phosphonium bis(trifluoromethylsulfonyl)imide)、塩化テトラブチルアンモニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(tetrabutylammonium chloride bis(trifluoromethylsulfonyl)imide)、テトラヒドロフラン (tetrahydrofuran)、 及びトリメチルフェニルアンモニウムクロリド(trimethylphenylammonium chloride)よりなる群から選ばれる一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の段階(a)の焼結は100℃以上で1秒以上加熱することによって行われて、前記の段階(c)の再焼結は1350℃以上で1秒以上加熱することにより行われることを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記のシリコン酸化物はリチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)、フランシウム(Fr)、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、ラジウム(Ra)、 硼素(B)、 炭素 (C)、アルミニウム(Al)、スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、 鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、 銅(Cu)、 亜鉛 (Zn)、ガリウム(Ga)、ゲルマニウム(Ge)、 砒素(As)、セレン(Se)、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、テクネチウム(Tc)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、 銀(Ag)、カドミウム(Cd)、インジウム(In)、 錫 (スズ、Sn)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、ランタン(La)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、 白金(プラチナ、Pt)、 金(Au)、 水銀(Hg)、タリウム(Tl)、 鉛(Pb)、ビスマス(Bi)、ポロニウム(Po)、アクチニウム(Ac)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、トリウム(Th)、プロトアクチニウム(Pa)、ウラン(U)、ネプツニウム(Np)、プルトニウム(Pu)、アメリシウム(Am)及びキュリウム(Cm)よりなる群から選択される一つ以上の酸化物で代替されることを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の炭素酸化物は、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)、フランシウム(Fr)、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、ラジウム(Ra)、 硼素(B)、アルミニウム(Al)、シリコン(Si)、スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、 鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、 銅(Cu)、 亜鉛 (Zn)、ガリウム(Ga)、ゲルマニウム(Ge)、 砒素(As)、セレン(Se)、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、テクネチウム(Tc)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、 銀(Ag)、カドミウム(Cd)、インジウム(In)、 錫 (スズ、Sn)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、ランタン(La)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、 白金(プラチナ、Pt)、 金(Au)、 水銀(Hg)、タリウム(Tl)、 鉛(Pb)、ビスマス(Bi)、ポロニウム(Po)、アクチニウム(Ac)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、トリウム(Th)、プロトアクチニウム(Pa)、ウラン(U)、ネプツニウム(Np)、プルトニウム(Pu)、アメリシウム(Am)及びキュリウム(Cm)よりなる群から選択される一つ以上の元素または酸化物で代替されることを特徴とする請求項2に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 前記の電気化学的還元は−2.5ないし0Vで行うことを特徴とする請求項1に記載のシリコン薄膜の製造方法。
- 下記の段階を含むシリコン膜の製造方法
(a)砂、ガラス、石英、岩、セラミックス、シリカ(SiO2)、 オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)、オルトケイ酸テトラメチルまたはシリコンアルコキシを溶媒に溶かしてシリコン酸化物溶液を得る段階;
(b)前記のシリコン酸化物溶液を蒸発、乾燥、抽出または濾過することによって、シリカ、フッ化シリカ、またはフッ化水酸化シリカパウダーを製造する段階;及び
(c)前記のシリカ、フッ化シリカ、またはフッ化水酸化シリカパウダーを液体電解質内で電気化学的に還元させて基板に電着する段階。 - 前記の段階(a)の溶媒は水、フッ酸、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化ルビジウム、フッ化セシウム、フッ化ベリリウム、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、フッ化ストロンチウム、フッ化バリウム、フッ化アンモニウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化ベリリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、及び水酸化バリウムよりなる群から選択される一つ以上であることを特徴とする請求項16に記載のシリコン膜の製造方法。
- 前記の段階(c)の液体電解質にウラン(U)、トリウム(Th)、プルトニウム(Pu)、炭素 (C)、硼素(B)、窒素(N)、アルミニウム(Al)、燐(P)、硫黄(S)、ガリウム(Ga)、 砒素(As)、セレン(Se)、インジウム(In)、 錫 (スズ、Sn)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)またはこれらの酸化物をさらに添加することを特徴とする請求項16に記載のシリコン膜の製造方法。
- 前記の段階(c)の液体電解質はLiCl、KCl、NaCl、RbCl、CsCl、FrCl、CaCl2、MgCl2、SrCl2、BaCl2、AlCl3、ThCl3、LiF、KF、NaF、RbF、CsF、FrF、CaF2、MgF2、SrF2、BaF2、AlF3、ThF3、LiPF6、LiBr、NaBr、KBr、RbBr、CsBr、FrBr、LiI、NaI、KI、RbI、CsI、及びFrIよりなる群から選ばれる一つ以上の高温溶融塩であることを特徴とする請求項16に記載のシリコン膜の製造方法。
- 前記の段階(c)の液体電解質は、アセトニトリル(acetonitrile)、
テトラフルオロホウ酸(tetrafluoroborate)、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(1−butyl−3−methylimidazolium chloride)、1−ブチル−1−メチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(1-butyl-1-methylpyrrolidinium bis(trifluoromethlylsulfonyl)imide)、1−ブチルピリジニウムクロリド(1-butylpyridinium chloride)、 コリンクロリド(choline chloride)、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムクロリド(1-butyl-3-methylimidazolium chloride)、 ジメチルエチルフェニルアンモニウムブロミド(dimethylethylphenylammonium bromide)、 ジメチルホルムアミド(dimethylformamide)、 ジメチルスルホン (dimethyl sulfone)、 ジメチルスルホキシド(dimethyl sulfoxide)、 炭酸エチレン(ethylene carbonate)、 炭酸ジメチル(dimethyl carbonate)、 炭酸エチルメチル(ethyl-methyl carbonate)、 エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム (ethylene-diaminetetra-acetic acid tetrasodium)、エチレングリコール (ethlyene glycol)、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(1-ethyl-3-methylimidazolium)、1−オクチル−1−メチル-ピロリジニウム ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(1-octyl-1-methyl-pyrrolidinium bis(trifluoromethylsulfonyl)imide)、ヘキサフルオロリン酸塩(hexafluorophosphate)、1−プロピル−3−メチルイミダゾリウム 塩化物 (1-propyl-3-methylimidazolium chloride)、 トリヘキシル(テトラデシル)ホスホニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(trihexyl-tetradecyl-phosphonium bis(trifluoromethylsulfonyl)imide)、塩化テトラブチルアンモニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(tetrabutylammonium chloride bis(trifluoromethylsulfonyl)imide)、テトラヒドロフラン (tetrahydrofuran)、及びトリメチルフェニルアンモニウムクロリド(trimethylphenylammonium chloride)よりなる群から選ばれる一つ以上であることを特徴とする請求項16に記載のシリコン膜の製造方法。 - 前記の段階(c)の電気化学的な還元は−2.5ないし0Vで行うことを特徴とする請求項16に記載のシリコン膜の製造方法。
- 請求項1ないし請求項21のいずれかの一つの項の方法により製造された膜。
- 請求項22の膜を含む素子。
- 前記の素子は半導体、太陽電池、二次電池、燃料電池、水分解電池、原子炉核燃料、放射性同位元素の生産用のターゲット、化学反応の触媒、またはセンサーであることを特徴とする請求項23に記載の素子。
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