JP2015035968A - 食品製品の提供方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】食品製品A若しくは食品製品Aの原料の一体成長物を見せた状態で、食品製品Aを提供する。食品製品Aが一次産品である柿、リンゴ、豆、米、麦、胡麻、さとうきび等の場合には、一体成長物としては、食品製品Aである柿、リンゴ、豆、米、麦等と一体に成長した葉、根、枝、茎、ぬか、もみ、つる、殻、稲穂、麦穂、さや(豆や胡麻のさや)、幹部(さとうきびの幹部)、花等が挙げられる。なお、殻については殻の中に実を有した状態であっても良い。但し、一体成長物は、食品製品Aとは異なる部分である。
【選択図】図1
Description
同様に、食品(二次産品)は、その原料を生産する際に実際に使用した土壌、肥料、飼料、種子等の影響を強く受けている。
即ち、消費者が安心して食品を選択するためには、[1]付属物を目で見て充分に確認できたり、[2]食品を消費した後においても付属物を証拠品として保管できたり、[3]必要に応じて付属物を検査等に供することができたり、といった点が非常に重要となり、付属物が食品と別個に構成されたことで、これらが実現でき、消費者が安心して食品を選択することができる。
なお、「別個」とは「他と切り離された一つ一つ。べつべつ」を意味することから、「付属物が食品と別個」とは、「付属物と食品とが切り離されて別々であること」を意味する。
例えば、食品が大根(根や茎の部分)である場合は、大根の根や茎のその他の部分は、同一部分であるために、「一体成長物」には該当するものの、「一体成長物の食品とは異なる部分」には該当しない。これに対して、同じ大根の葉は「一体成長物の食品とは異なる部分」に該当する。
即ち、「代替食品」とは、品質を把握するにあたって、食品と同一視できるものを意味している。
例えば、一般栽培(化学肥料と農薬を使う農法)、有機栽培(有機肥料と無農薬の農法)、自然栽培(無肥料と無農薬の農法)等、それぞれの農法の食品は、互いに代替食品では無い。ここで、一般栽培から自然栽培に切り替えたからといって、切り替えた後も1年ぐらいは土壌に化学肥料や農薬が残っており、自然栽培と認定するわけにはいかない。なお、切り替えた後、3年〜5年程度が経過すると、自然栽培農法による食品として認定しても構わない。この点については、有機栽培についても同様である。
例えば、食品がリンゴである場合は、そのリンゴと同じ果樹園で同様の育成条件(肥料や農薬の有無)を施して育てた他のリンゴは「代替食品」に該当する。一方、異なる果樹園のリンゴや、同じ果樹園でも異なる育成条件(肥料や農薬の有無)で育てたリンゴは「代替食品」には該当しない。
例えば、食品がリンゴである場合は、食品として採用されたリンゴと同じ果樹園で同様の育成条件(肥料や農薬の有無)を施して育てたリンゴは、「代替一体成長物の食品に対応する部分とは異なる部分」には該当しない。これに対して、食品として採用されたリンゴと同じ果樹園で同様の育成条件(肥料や農薬の有無)を施して育てたリンゴの枝や葉は「代替一体成長物の食品に対応する部分とは異なる部分」に該当する。
即ち、消費者が安心して食品を選択するためには、[1]付属物を目で見て充分に確認できたり、[2]食品を消費した後においても付属物を証拠品として保管できたり、[3]必要に応じて付属物を検査等に供することができたり、といった点が非常に重要となり、付属物が食品と別個に構成されたことで、これらが実現でき、消費者が安心して食品を選択することができる。
なお、「別個」とは「他と切り離された一つ一つ。べつべつ」を意味することから、「付属物が食品と別個」とは、「付属物と食品とが切り離されて別々であること」を意味する。
なお、一般栽培(化学肥料と農薬を使う農法)、有機栽培(有機肥料と無農薬の農法)、自然栽培(無肥料と無農薬の農法)等、それぞれの農法の食品は、互いに代替原料では無い。ここで、一般栽培から自然栽培に切り替えたからといって、切り替えた後も1年ぐらいは土壌に化学肥料や農薬が残っており、自然栽培と認定するわけにはいかない。なお、切り替えた後、3年〜5年程度が経過すると、自然栽培農法による食品として認定しても構わない。この点については、有機栽培についても同様である。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
[構成の説明]
図1(A)は本発明を適用した食品製品の提供方法の一例を説明するための模式図である。
ここで、食品製品Aが一次産品の場合には、代替一体成長物とは、「食品製品Aの代替食品と一体に成長した物であって食品製品Aに対応する部分とは異なる部分」を意味する。
なお、代替食品とは、食品製品Aと略同一条件で食品製品Aとは別体で成長した物を意味する。
ここで、食品製品Aが二次産品の場合には、代替一体成長物とは、「食品製品Aの代替原料と一体に成長した物であって食品製品Aの原料に対応する部分とは異なる部分」を意味する。
なお、代替原料とは、食品製品Aの原料と略同一条件で食品製品Aの原料とは別体で成長した物を意味する。
上記した本発明を適用した食品製品の提供方法の一例では、消費者は提供される食品製品Aや食品製品Aの原料の成長過程の実体を把握することができ、消費者はより一層安心して食品製品を選択することが可能となり、食品製品の信頼度の向上が実現することとなる。
図1(B)は本発明を適用した食品製品の適用方法の他の例を説明するための模式図である。
図2は本発明を適用した食品製品の提供方法の更に他の例を説明するための模式図である。
なお、図3で示す例では、空きスペース13に、缶コーヒー飲料の原料となるコーヒー豆5a、コーヒーの果肉5b、コーヒーの皮5cを図示することで、缶コーヒーの原料(コーヒー豆5a)と、原料の一体成長物(コーヒーの果肉5b、コーヒーの皮5c)との関係を消費者に分かり易く説明している。
7 商品陳列棚
9 区画
10 展示食品
12 ドリンク
13 空きスペース
Claims (6)
- 一次産品である動物性の食品を、
該食品と一体に成長した一体成長物の前記食品とは異なる部分であり、若しくは、前記食品と略同一条件で前記食品とは別体で成長した代替食品と一体に成長した代替一体成長物の前記食品に対応する部分とは異なる部分であり、かつ、前記食品と別個に封入された付属物を見せて提供する工程を備える
食品製品の提供方法。 - 一次産品である植物性の食品を、
該食品と一体に成長した一体成長物の前記食品とは異なる部分であり、若しくは、前記食品と略同一条件で前記食品とは別体で成長した代替食品と一体に成長した代替一体成長物の前記食品に対応する部分とは異なる部分であり、かつ、前記食品と別個である付属物を見せて提供する工程を備える
食品製品の提供方法。 - 二次産品である所定の食品を、
該食品の動物性の原料と一体に成長した一体成長物の前記食品の動物性の原料とは異なる部分であり、若しくは、前記食品の動物性の原料と略同一条件で前記食品の動物性の原料とは別体で成長した代替原料と一体に成長した代替一体成長物の前記食品の動物性の原料に対応する部分とは異なる部分であり、かつ、前記食品と別個に封入された付属物を見せて提供する工程を備える
食品製品の提供方法。 - 二次産品である所定の食品を、
該食品の植物性の原料と一体に成長した一体成長物の前記食品の植物性の原料とは異なる部分であり、若しくは、前記食品の植物性の原料と略同一条件で前記食品の植物性の原料とは別体で成長した代替原料と一体に成長した代替一体成長物の前記食品の植物性の原料に対応する部分とは異なる部分であり、かつ、前記食品と別個である付属物を見せて提供する工程を備える
食品製品の提供方法。 - 前記一体成長物及び前記代替一体成長物は、内臓、手や足、蟹の足、蟹の甲羅、皮、毛、骨、尻尾あるいは脂肪の少なくとも1つである
請求項1または請求項3に記載の食品製品の提供方法。 - 前記一体成長物及び前記代替一体成長物は、皮、果実、果実の皮、コーヒーの果肉、コーヒーの皮、葉、茎、根、枝、さや、芯、ぬか、もみ、つる、殻、稲穂、麦穂、ホップ花、花あるいは芽の少なくとも1つである
請求項2または請求項4に記載の食品製品の提供方法。
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- 2013-08-12 JP JP2013167897A patent/JP2015035968A/ja active Pending
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