JP2011002500A - 商品情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品棚に陳列された商品にアクセスした顧客の購入意欲を高めるための詳細情報を画像で提供する。
【解決手段】商品棚の商品の近くに赤外線センサS1〜S15とディスプレイモニター30を取り付ける。通常はディスプレイモニター30に商品棚にある様々な商品の画像コンテンツをループ再生しておく。このループ再生中に、顧客がある商品32にアクセスしたとき、その取出し動作を当該商品32近郊に設けたセンサによって検出し、その商品32に関わる詳細な画像コンテンツがディスプレイモニター30に割り込み再生される。
【選択図】図20

Description

この発明は、陳列棚等に陳列した物品等の情報に関連する画像や音声コンテンツを、当該物品等を陳列棚等から取出した者に提供する商品情報提供装置に関し、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗の商品棚に陳列した商品の情報提供手段として好適なものである。
従来から、スーパーマーケットなどの店舗にある商品棚に陳列した商品の産地や、生産者、調理方法などを当該商品毎に、あるいは商品群ごとにディスプレイモニター上に可視的に表示し、あるいは音声で消費者に提供することが行われている。可視的な情報提供の手段にLCD(液晶ディスプレイ)などのディスプレイモニターを用いたものも知られている。この種の従来技術を開示したものとして、特許文献1、特許文献2を挙げることができる。特許文献1は、センサが客の接近を検知したことに応答して、CDプレヤーから商品の説明をディスプレイモニターに表示すると共に、関連説明をスピーカで流すものである。特許文献2は、消費者(顧客)が食材に表示されているバーコードをリーダで読み取ることでLCD上に当該食材の生産者等の情報を表示するトレーサビリティ情報表示システムを開示する。
また、この種の装置に類似するものとして、例えば特許文献3に示されているように、旅行代理店などの店舗の店頭に設置する広告装置がある。この広告装置は、店頭にパンフレットやカタログが収容される複数のポケットが設けられたスタンドラックを設置し、店舗への来客者や通行人が、このスタンドラックのポケットに収容されたパンフレットやカタログを自由に取り出して、持ち帰ることができるようにしたものにおいて、スタンドラックにLCDなどのディスプレイモニターを付設し、このディスプレイモニターの画面に、ポケットに収容されているパンフレットやカタログに関連する広告映像を、その取出しに連動して表示するようにしたメデイア複合型の広告装置である。
登録実用新案第3014979号公報 特開2008−102959号公報 特開平6−89076号公報
引用文献1に開示された従来技術は、一般的な展示品の説明技術と同様なものであり、引用文献2に記載の情報表示システムは引用文献1よりも細かな商品情報を提供するものであるが、消費者に対してバーコード入力を要求する必要があるため、利用勝手は必ずしも良好なものとはいえない。また、特許文献3に示された複合広告装置では、広告画像をディスプレイモニターの画面上に表示することによって来客者や通行人の興味や関心を引くことが可能ではあるが、ポケットに収容されているパンフレットやカタログとそのディスプレイモニター上に表示されている広告画像との関係を即座に知ることはできない。
引用文献3では、例えば、ポケットに収容されているパンフレットやカタログの広告画像をディスプレイモニターの画面上に順番に繰り返して表示する表示方式(ループ再生)とした場合(通常はこのような表示方式をとることが多い)、画面に表示されている現在の画像がどのポケットに収容されているパンフレットやカタログの広告画像に関連するものかをすぐには判断することが難しい。
このため、店舗への来客者や通行人は、画面に表示される広告画像に興味や関心を示すものの、どのポケットに収容されているパンフレットやカタログと対応するのかが分からず、探すのが面倒となって、そのパンフレットやカタログをスタンドラックのポケットから取り出そうとはしないことが多い。
また、ポケットに収容されているパンフレットやカタログに興味を示して取り出したとしても、そのパンフレットやカタログの広告画像が画面上に表示されるまで待たなければならず、待つのが面倒となって、すぐに立ち去ってしまうことが多く、スタンドラックに付設されたディスプレイモニターの画面上に広告画像を表示はしているが、そのパンフレットやカタログの配布効果は今一つであった。
そして、引用文献1や引用文献2に開示された商品説明のための機器や食材情報の表示システムも商品毎の詳細説明には適していなかったり、消費者(顧客)の特定の操作を要求する必要があるなどで簡易に、且つ十分な商品情報を提供することは難しい
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、店舗等にある陳列棚(商品棚)等に陳列した物品(商品)等の情報に関連する画像や音声コンテンツを、当該物品等を陳列棚等から取出した者に提供する商品情報提供装置を実現することにある。
このような目的を達成するために、本発明の商品情報提供装置は、複数のセンサの検知信号に応じて、当該検知信号に対応する画像コンテンツをディスプレイモニター上に表示して顧客に提供する画像表示制御装置を備える。本発明の商品情報提供装置は、基本的には前記画像表示制御装置とディスプレイモニターおよび複数センサで構成され、既存の商品棚に取り付けるのみで小規模の商品情報提供装置として簡易構築が可能としたものである。
本発明は、画像表示制御装置とディスプレイモニターおよび複数のセンサからなる商品情報提供装置を、店舗にある既存の商品棚に設置して消費者(顧客)に対して、当該消費者が商品棚から取出した商品に係る詳細情報を画像(必要に応じて音声を伴う。画像は動画、静止画を問わない。以下、単に画像コンテンツとも称する)で提供するようにした。すなわち、消費者が商品棚から商品を取ることに連動させて、当該商品に係る情報(当該商品がDVDレンタルショップのDVDの場合はプロモーション画像など、当該商品が食材であれば、その産地や、生産者、調理方法、賞味期限、等の画像など)の画像コンテンツをディスプレイモニター上に表示して視聴させる。
この商品情報提供装置では、消費者が特定の商品を商品棚から取り出す動作(商品へのアクセス)がない状態では、予め設定した範囲の商品棚に収納した商品あるいは商品群についての簡単な、あるいは包括的な情報(商品紹介静止画や簡単な動画など)を予め決められた順序でディスプレイモニター上に循環的に表示しておく(これを、ループ再生と称する)。このとき、音声はオプションとして、画像のみを表示することもできる。商品棚の商品の近傍には当該商品への消費者のアクセスを検知するセンサを取りつける。このセンサで消費者の手、或いは取出された商品を検知することで、当該商品に係る情報を提供する画像コンテンツを、通常のループ再生に割り込んで当該商品に係る詳しい画像コンテンツを優先的にディスプレイモニター上に表示する。
これにより、消費者に対して商品の詳細情報を提供し、商品レンタルあるいは購入の意欲を喚起することができる。商品「レンタル」と「購入」を以下では「購入」として説明する。商品棚へのセンサの取り付け位置は商品の種類や形状、サイズに応じて自由に選んで設置できるようにしたことで、店舗内の設置作業性が向上する。また、センサの検知方向(赤外線センサの場合は、商品の種類や形状、サイズに応じて、その赤外線出射方向:指向性)も自由に選んで配置することができるようにする。
また、本発明の商品情報提供装置は、ネットワーク(例えば、インターネット、イーサネット(登録商標))との接続機能を設け、離れた場所に設置した複数の画像表示システムを集中的に制御し、情報提供媒体ごとの利用傾向データを吸い上げて、データの集計と情報提供媒体の入れ替えや交換に利用するように構成できる。
本発明の商品情報提供装置は、既存の店舗内での簡易構築が可能であり、既存の商品棚に設置して、消費者に画像コンテンツを利用した商品情報の提供や宣伝を行うことができる。消費者が商品棚から興味のある商品を取り出すことに連動させて、当該商品に係る情報の画像コンテンツをディスプレイモニター上で提供させることができる。また、商品の近傍にセンサを取り付けることで、消費者の手、或いは商品の取出しを検知し、当該商品に係る情報の画像コンテンツを通常のループ再生に割り込ませて優先的にディスプレイモニター上に表示させる。これにより、消費者は正しい情報の提供を受けることができ、販売者は消費者の購入意欲を喚起することができる。なお、センサの設置は、商品棚への取り付け位置を自由に選べるため、店舗内の取り付け作業性も良好である。
本発明にかかる商品情報提供装置を構成する画像表示制御装置の構成例を実施例1として説明する外観図である。 図1の画像表示制御装置に有する蓋を開放して本体の内部を露出した状態を説明する画素遺憾図である。 図1に示した画像表示制御装置の操作パネルが設けられた正面図である。 本発明の画像表示制御装置の構成例を説明する機能ブロック図である。 セットトップボックスである第1の主要ユニットモジュール13−1に有するCPU1の内部回路の構成を説明する機能ブロック図である。 図5のROM131aに格納されるプログラムと演算部131bの構成例を説明する図である。 制御基板である第2の主要ユニットモジュール13−2に有するCPU2の内部回路の構成を説明する機能ブロック図である。 図6のROM132aに格納されるプログラムと演算部132bの構成例を説明する図である。 第1の主要ユニットモジュール13−1を有するセットトップボックスのCPU1の処理を説明する状態遷移図である。 制御基板に有するCPU2の外部信号入力(センサ)に対する状態処理を説明する遷移図である。 図4に示したUSBメモリ15内のテーブルTB1に格納されるデータ構成を表で示した説明図である。 図4に示したUSBメモリ15内のテーブルTB2に格納されるデータ構成を表で示した説明図である。 図4に示したUSBメモリ15内へ格納された画像コンテンツの再生手順を動作フローで説明した図である。 本実施例で使用する赤外線センサチップの構造を説明する外観図である。 図12に示した赤外線センサチップの動作を説明する模式図である。 図12に示した赤外線センサチップを用いた赤外線センサモジュールの説明図である。 本発明における赤外線センサの信号動作を説明する検知信号の説明図である。 本発明にかかる画像表示制御装置の電気的回路の全体構成を説明するブロック図である。 本発明にかかる画像表示制御装置に接続される各種のケーブル配線の説明図である。 本発明にかかる画像表示制御装置をグローバルネットワーク構成とした接続態様の説明図である。 本発明の商品情報提供装置をネットワークに接続して運用する場合の配線例を説明する図である。 ビデオレンタル店内でのDVDのレンタル或いは販売に本発明を適用した構成例を実施例2として説明するDVD商品棚の説明図である。 図20に示した商品棚の側面図である。 制御基板のCPU2によるセンサ検知とSTBのCPU1が実行する画像コンテンツ再生表示機能を説明するブロック図である。 図21Aが実行する画像コンテンツの割り込み再生処理を説明する流れ図である。 スーパーマーケットやデパート等の売り場内の商品棚に本発明を適用した構成例を実施例3として説明する食料品商品棚の説明図である。 図22における商品棚の下段の一部拡大図である。 スーパーマーケットやデパート等の売り場内の商品棚に本発明を適用した他の構成例を実施例4として説明する一般商品棚の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる商品情報提供装置を構成する画像表示制御装置の構成例を実施例1として説明する外観図である。図1に示した画像表示制御装置は平箱型であるが、これに限るものではなく、設置利用者の要求に応じて、その形状、サイズを任意に変更可能である。画像表示制御装置は、本体101にヒンジHGで開閉可能とした蓋5で構成される。蓋5はロックLKで本体101に施錠するようになっており、この装置の設置及び保守検査等以外で開けられないようにし、不特定ユーザからの悪戯を防止するため、シリンダー錠を好適とする錠である。本体101の外壁には設置対象への固定のためのブラケット2が取り付けある。このブラケット2は外壁の所要箇所に1又は複数個が取り付けられている。また、本体101の他の外壁には第1端子部開口3、第2端子部開口4が設けられている。
図2は、図1の画像表示制御装置の蓋を開放して本体の内部を露出した状態を説明する画素遺憾図である。本体101の内部にはメインユニット102が収納されている。メインユニット102の第1端子部開口3に対応する部分には電源ケーブル類が配線接続される第1コネクタ3Tが、また第2端子部開口4に対応する部分に各センサへの配線が行われる第2コネクタ4Tが設けられている。
図3は、図1に示した画像表示制御装置の操作パネルが設けられた正面図である。操作パネルには、ブレーカー兼電源スイッチ6、LAN I/F7、AV I/F8、USB I/F9、電源入力端子10、AC電源接続端子11、センサI/F12が設けられている。ブレーカー兼電源スイッチ6を設けることの目的は、本装置(この画像表示制御装置)へのAC電源の配線間違い、或いは内部ユニット内での部品のトラブルに対する異常電流が流れることを防止することにある。定めた電流値を超えると、装置本体へ外部AC電源供給部から電源が供給されないように電源ラインを切る機能を有している。異常部分を改修後正規の電源電流となった場合、ブレーカーをOFF/ONすることで、本装置は正常動作を行うことができることは言うまでもない。
LAN I/F7は、イントラネット及びインターネットへの接続端子である。本装置は、ネットワーク通信機能を有しており、外部のPC(パソコン)等に対してサーバー経由でグローバル接続が可能である。LAN I/F7は、本装置を外部機器と通信接続するためのインタフェースになる。この端子を利用し、ネットワークシステムとしての構築が可能となる。また、この端子を利用し、ネットワーク経由で画像コンテンツの配信及び再生ログデータを自動的に取るなどのデータ通信が可能となる。
本発明の画像表示制御装置はAV(Audio Video)再生機能を有している。AV I/F8は本装置に接続された記録媒体に記録された画像コンテンツを再生したときに画像及び音声の出力インタフェースとなる。なお、ここでは、AV I/Fとして表記しているが、本製品はアナログAV出力インタフェースとHDMI(High-Definition Multimedia Interface)ディジタルAVインタフェース機能を持っており、基本的には後者のインタフェースを利用することで、大きな画面ザイズのディスプレイモニターとの接続が可能である。アナログAV出力の場合、大きい画面サイズの表示装置に接続することも可能であるが、表示画像が劣化する。従って、大きなディスプレイモニターの場合、主にHDMIインタフェースを利用する。
USB I/F9は、(1)記録媒体接続用USBインタフェース、(2)同インタフェースへ記録媒体であるUSBフラッシュメモリーカードや記録媒体であるHDDを接続することができる。
AC電源接続端子11は、この端子を経由して、本装置へのAC電源の供給と本装置が制御する機器にAC電源を出力するための中継端子である。この端子を利用してAC電源の入出力を行う理由は次のとおりである。すなわち、本装置は、海外を含めたあらゆる電源電圧に対して接続ができることを目的とする。通常、専用のAC電源コネクタを利用することが多いが、国によってAC電源、AC電源コネクタの構造も異なります。様々な国で本装置の利用を考えた場合、このような端子接続を利用することで、本装置の価格を軽減することができる。
センサI/F12は、(1)外部センサモジュールの接続インタフェース、(2)同インタフェースコネクタには、それぞれ定められた番号が規定されており、接続されるセンサモジュールに対して、番号管理される。接続インタフェースとしては、16個を有し、1個〜16個までを自由に接続して利用することが可能である。
図4は、本発明の画像表示制御装置の構成例を説明する機能ブロック図である。図4において、メインユニット102を構成する電気回路103、処理装置13、ハードディスク装置14、USBメモリ15を有する。処理装置13は2つの主要ユニットモジュール(第1の主要ユニットモジュール13−1、第2の主要ユニットモジュール13−2)を備える。これらの主要ユニットモジュールにはCPU1、CPU2がそれぞれ搭載された基板で構成される。これらの各モジュールに搭載されたCPUは違う目的で制御処理を行う。CPU1を搭載した第1の主要ユニットモジュール13−1は、外部との通信機能を有する意味でセットトップボックス(STB)とも称する。また、CPU2を搭載した第2の主要ユニットモジュール13−2は、センサの検知信号に基づいて第1の主要ユニットモジュール13−1の制御機能を有する意味で制御基板とも称する。
図5は、STBである第1の主要ユニットモジュール13−1に有するCPU1の内部回路の構成を説明する機能ブロック図である。CPU1は、ROM131a、演算部131b、モニターI/F131c、USBI/F131d、HDD I/F131e、通信I/F131f、RAM131gを有している。
図5Aは、ROM131aに格納されるプログラムと演算部131bの構成例を説明する図である。ROM131aには、遷移判断プログラム、“Playlist”実行プログラム、割り込み実行プログラム、動作診断プログラム、プロセス移管プログラム、などが格納されている。演算部131bは、コマンド発行手段150、センサ識別手段151、画像信号判断手段152、遷移処理手段153、表示制御手段154、演算手段155、プロセス移管手段156などを備え、ROM131aに格納されたプログラムに基づいて各インタフェース信号に対する遷移判断処理と制御、及び画像信号の判断処理などのプロセスに対して演算処理制御を行う機能を主な機能として有する。プロセス遷移とは、入力される様々なデータの処理プログラムから画像再生表示プログラムに処理が移ることを意味し、例えば図5AのROM131aに格納されたプログラム[センサ識別手段151、画像信号判断152、演算手段155のデータの処理]の処理からプログラム[コマンド発行による最終的な画像表示制御手段]の処理にジャンプすることを言う。
なお、画像信号判断手段152は、画像フォーマットとパラメータを解析判断する手段である。ここで言う画像フォーマットとは、画像データを構成する種類(例えば、H264、MPEG2、WMV等の画像データの種類)であり、パラメータは、画像表示データ個々の特性(画像解像度、画像の表示特性(色合い、明瞭度等))である。遷移処理手段153は、プログラムにより定められた手順に従い、画像信号判断、センサ識別のデータ処理手段に伴い、表示制御部へコマンド発行等の遷移に伴う判断処理を行う。表示制御手段154はメモリから読み出した画像情報をディスプレイモニターに表示するための信号変換(例えば、表示制御手段の部分に於いて、画像データがデコーダされた画像信号は、画像スケーラーを経由してビデオ信号へ変換を行う。)とタイミング信号を生成する。演算手段155は、センサの入力データや画像データのフォーマットやパラメータ、再生時間等全ての手段に対して演算判断などの処理を行う。プロセス移管手段156は、動作診断プログラムによる診断でCPU1に異常が発生し、あるいは異常の発生が予測される場合に、当該CPU1の機能の一部又は全部を制御基板のCPU2に移管する手段であり、本装置の稼動の継続性を向上するためのものである。プロセス移管が発生したときは、CPU1の機能のうち、CPU2に無い機能をCPU2にコピーすることになる。
モニターI/F131cは、外部機器としてディスプレイモニターのインタフェースである。USBI/F131dは外部機器としてUSBフラッシュメモリを接続するインタフェースである。HDD I/F131eは外部機器としてUSBフラッシュメモリを接続するインタフェースである。通信I/F131fはサーバーを含めて外部機器との通信を行うインタフェースである。通信機能として2つの要素を持っており、ネットワークへ直接接続するLAN機能インタフェースと外部機器とシリアルで通信インタフェース機能とがある。シリアルインタフェース機能によりCPU13−2と接続されている。RAM131gは2つの要素で構成されている。1つ目のRAMブロックは各インタフェースから入力されるデータ、通信データ、プロセス遷移に伴うデータ等のキャッシュデータメモリとして利用される。2つ目のRAMブロックは画像コンテンツファイルのキャシュデータメモリとして利用される。
図6は、制御基板である第2の主要ユニットモジュール13−2に有するCPU2の内部回路の構成を説明する機能ブロック図である。CPU2は、ROM132a、演算部132b、センサI/F132c、通信I/F132d、RAM132eを有している。
図6Aは、ROM132aに格納されるプログラムと演算部132bの構成例を説明する図である。制御基板を構成するROM132aにはプロセス移管プログラムや、遷移判断プログラム、動作診断プログラムなどが格納されている。演算部132bは、コマンド発行手段160、遷移処理手段161、画像信号判断手段162、演算手段163、プロセス移管手段164、などを備え、ROM132aに格納されたプログラムに基づいて各インタフェース信号に対するそれぞれの処理を行う。
この演算部132bの主な機能としては、各インタフェース信号に対する遷移判断処理と制御、及び画像信号の判断処理などのプロセスに対して演算処理制御を行う機能を主な機能として有する。センサI/F132cは1〜16個の各センサ信号を入力接続するためのインタフェースである。通信I/F132dはCPU13−1とのコミュケーションを行う通信インタフェースと外部機器との通信を行うためのインタフェースである。RAM132eは各インタフェースから入力されるデータ、通信データ、プロセス遷移に伴うデータ等のキャッシュデータメモリとして利用される。なお、上記したように、プロセス移管手段164は、動作診断プログラムによる診断でCPU2に異常が発生し、あるいは異常の発生が予測される場合に、当該CPU2の機能の一部又は全部を制御基板のCPU1に移管する手段であり、本装置の稼動の継続性を向上するためのものである。プロセス移管が発生したときは、CPU2の機能のうち、CPU1に無い機能をCPU1にコピーすることになる。
図7は、第1の主要ユニットモジュール13−1を有するSTBのCPU1の処理を説明する状態遷移図である。この状態遷移図において、CPU1のスケジューラー再生が開始すると、商品紹介などを予め決められた順序でディスプレイモニター上に循環的に表示するループ再生がスタートする。このループ再生中、CPU1は外部割込みの有無を確認し、外部割込みが発生しない限り、ループ再生を続ける(C)。
顧客が商品棚から商品を取出したとすると、これをセンサが検知する。ここでは、赤外線センサを用いるものとして説明する。この検知信号がCPU1に送信されると、CPU1は割り込み有りと認識し、当該センサの検知信号がどの商品に対応するものかを判別する(データ判別)。この判別によって商品が特定されると(データ判別OK)、その商品の詳細情報を記憶手段から読み出して割り込み再生を開始する。その情報の再生が終了すると、この情報の再生があったことを示すログデータをサーバーへ送信すると共に、ループ再生に戻る(C)。
前記データ判別で、センサの検知信号がどの商品に対応するものかの判別が出来なかった場合(データ判別NG)、センサの検知信号からの検知信号を待つ(リトライ)。このリトライは、例えば3回に設定する。リトライ待ち後、予め設定した任意時間の経過でタイムアウトし、エラーメッセージをサーバーに送信し、ループ再生に戻る(C)。データ判別NGは、顧客が赤外線を吸収あるいは拡散反射する手袋などを付けていたり、センサのゴミが付いている場合などに起こる。
基本的には、上記フローチャートで説明した処理は、CPU1との通信エラーが発生した場合は割込み再生を行わず、ループ再生を続ける。CPU1はセンサからのデータを確実に受信した場合には、割込み再生を行い、割込み再生終了後にループ再生へ戻る。CPU2から何らかのデータが受信されても判別できない場合は、任意動作(例えば、メモリ内のTB1データのスキャン比較を行い、データ補正の有無を判断する。)を行った後に、ループ再生も維持する。つまり、画像コンテンツの再生表示を継続けることを前提にしている。すなわち、システムにエラーが発生して画像表示が停止することを避け、運用時間外にメンテナンスを行うことに重点を置いている。
図8は、制御基板に有するCPU2の外部信号入力(センサ)に対する状態処理を説明する遷移図である。CPU2はセンサからの信号入力を待つ。センサからの信号が入力されると、先ずその信号がセンサからの信号であるか否かを判断し、センサからの信号であると判断した場合は、その信号をデータ変換してCPU1へシリアルデータ形式で送信する。センサからの信号をデータ変換してCPU1へシリアルデータ形式で送信するのは、互いの通信I/F機能に合わせるためである。なお、データ変換ではセンサ出力信号であるH(High)/L(Low)のセンシング信号をセンサーのIDを含む定めたhex形式のデータに変換する。
CPU1へ送信後、STBに有するCPU1からの受信完了(hex)の返答を待つ。CPU1から返答が無い場合は、リトライで予め設定した一定の時間応答待ちをし、センサからの信号入力を待ちに戻る(A)。CPU1から返答がある場合は、予め設定した所定の時間(例えば、5秒間)入力を無視し、センサからの信号入力を待ちに戻る(A)。これは、画像コンテンツ表示を視聴する利用者に対して違和感無く表示させて視聴させるためである。
基本的には、上記フローチャートで説明した処理は、CPU1との通信エラー等が発生しても、前記任意動作(3回のリトライと任意時間の待機する動作)を行った後に通信エラーを無視して、次の動作(センサ受信待機状態)にすることである。
図9は、図4に示したUSBメモリ15内のテーブルTB1に格納されるデータ構成を表で示した説明図である。この表は、各センサ信号に対した画像コンテンツファイルの割付表であり、「識別情報♯S1〜S16」はセンサ毎に与えられたIDで、これらの各センサID対応で画像コンテンツがメモリに格納されている。
図10は、図4に示したUSBメモリ15内のテーブルTB2に格納されるデータ構成を表で示した説明図である。この表は通称“Playlist”(プレイリスト)として表現される。同表は、図7の処理のために割付られた画像コンテンツの再生順序の一覧表である。画像コンテンツの再生順番は自由に設定が可能とされる。定められた画像コンテンツ登録ツールを用いて、再生順番を登録する。
図11は、図4に示したUSBメモリ15内へ格納された画像コンテンツの再生手順を動作フローで説明した図である。図11(a)は、ループ再生の状態を示す。通常は、CPU1が発行する [PLAYLIST] コマンドに従って画像コンテンツを順次再生し、“Playlist”の最初と最後に登録された順番に繰り返し連続再生を続ける。また、図11(b)は、ループ再生の途中、センサ信号を受け割り込み再生を行う時の再生動作になります。ここで、割り込み再生を遷移と称する。図11(b)は画像コンテンツG2を再生中にセンサの識別情報#S1へ割り付けられた画像コンテンツGS1を再生する遷移が発生した状態を示す。
この「割り込み」再生動作により、画像コンテンツGS1の再生が行われる。画像コンテンツGS1の再生を終了した時点で、割り込み信号が発生した画像コンテンツG2のスタートに「戻り」、再度画像コンテンツG2を再生する。画像コンテンツG2の再生中に新たなセンサ割り込みが発生しない場合は、通常のループ再生動作に移る。
図12は、本実施例で使用する赤外線センサチップの構造を説明する外観図である。この赤外線センサチップSは、本体の前面に赤外線発光部W1と赤外線の受光部W2を有する。
図13は、図12に示した赤外線センサチップの動作を説明する模式図である。図13(a)は、顧客の手60に反応した赤外線の発光及び反射光の状態を示す。このセンサチップは、商品61等の反射対象物の色に拘らない位置検出が可能なセンサとしての特徴をもっている。図13における符号16は赤外線の発光光を示す。符号17は反射対象物からの赤外線の反射光を示します。図13(b)は、商品等の反射対象物に赤外線が当たり、その反射光が発生する状態を示す。
図14は、図12に示した赤外線センサチップを用いた赤外線センサモジュールの説明図である。図14において、赤外線センサモジュール18は、発光ダイオードLEDと赤外線センサSを基板に搭載して構成される。このセンサモジュール18は、ケーブルで接続された接続用のコネクタ19を有し、商品棚の商品の近傍に設置されて、コネクタ19を図3に示された画像表示制御装置のセンサI/Fコネクタ12に接続して利用される。
図15は、本発明における赤外線センサの信号動作を説明する検知信号の説明図である。横軸Tは時間を示し、縦軸は赤外線センサ(以下、単にセンサとも称する)の出力信号レベルを示す。検知が無い時はセンサの出力レベルはL0にある。顧客の手が商品に近づき、時刻t1からt2までは顧客の手の乱反射期間であり、顧客の手が確実に有効な検知範囲(距離)に入った時刻t2で検知レベルは閾値Lthを0(ゼロ)側に超える。時刻t3は、商品を掴んだ顧客の手が商品棚すなわちセンサから遠ざかり始めてセンシングが有効な検知範囲(距離)から外れたことを示す。すなわち、時刻t1からt2までの時間tの期間T1(t1≦t<t2)はセンサの反射信号レベルが不安定(揺らぎ)の期間であり、図の示すように期間T1の間はセンサ信号が出力されない。
Lthは、閾値(スレッシュレベル)で、信号レベルが期間T1を経過して閾値Lthを0レベル方向に越えたときに、センサから“L"信号が画像表示制御装置に出力される。なお、T1とT2の期間は、センサに対する反射物(顧客の手、顧客の手が掴んだ商品)の移動スピードによって変化する。反射物がセンサに近づくスピードが速い場合、期間T1及びT2の間隔は短くなり、反射物がセンサに近づくスピードが遅い場合は、期間T1およびT2の間隔は長くなる。商品を掴んだ顧客の手が商品棚すなわちセンサから遠ざかり始めてセンシングが有効な検知範囲(距離)から外れた時刻t3から有効な検知範囲(距離)から外れるまでは期間T1と同じような反射信号レベルが不安定な期間となる。また、このような不安定期間によるセンサ出力が画像表示制御装置の誤動作を招かないためには、センサ内部にヒステリシス特性を持たせた回路を搭載するのが好ましく、本実施例にはこの回路を搭載してある。
また、ある顧客が同じ商品棚の商品の取出し動作を始めた直後に、他の顧客が同じ商品棚にある他の商品の取出し動作をした場合、これらの動作が干渉して画像表示制御装置が誤動作することが考えられる。これらの動作が干渉しないようにするため、最初の顧客を検知したセンサの出力が図15の閾値Lthを0レベル方向に越えたことを示す信号で残りのセンサの検知を禁止するプログラムを画像表示制御装置に設けておく。
図16は、本発明に係る商品情報提供装置を構成する画像表示制御装置の電気的回路の全体構成を説明するブロック図である。電気的回路ブロックを符号104で示す。符号22はAC電源フィルタである。このAC電源フィルタ22は、AC電源ラインに発生する外部からノイズを抑えるのと同時に、この回路ブロック104の内部で発生するノイズがAC電源ラインを通過して漏れ出るのを防ぐ役目も持つ。スイッチング電源23はこの電気的回路ブロック内部の電子回路のDC電源を生成する。ここでは、1つの画像表示制御装置に設けるセンサの数を最大16個として説明するが、処理装置の処理能力に従って、32個、64個、・・と増やすことが可能である。しかし、1つの商品棚の前に立つ1人の顧客に対しての商品アピール数を考えれば、16個が妥当な数である。
STB13Aはネットワーク機能/画像コンテンツ再生プレヤー機能/画像及び音声出力I/F/記録媒体管理機能、等を有している。制御基板13Bの主な機能はセンサの制御/AC電源の入出力制御であり、STB13Aとの通信I/Fラインの接続により、互いにコミュケーション通信を行い、内部プログラムのプロセスに従って遷移処理動作が行われる。また、STB13Aには、HDD50、USBメモリカード51が接続され、制御基板13Bが接続されている。SCはセンサ接続コネクタ、7はLANコネクタ、8はAV出力コネクタ、9はUSBコネクタ、12はセンサI/F、13は処理装置、20はブレーカー、21は端子台、S1〜S16はセンサを示す。ネットワーク接続はモジュラージャックLANで行われる。センサS1〜S16は、センサI/F12を介して制御基板13Bに接続される。
図17は、本発明にかかる画像表示制御装置に接続される各種のケーブル配線の説明図である。これらのケーブル配線は、AC電源出力端子24、AC電源入力プラグ25、オーディオ/ビデオケーブル26、センサケーブル27〜29、センサS1〜S16である。これらのケーブル配線の長さは、適用する商品棚のサイズに応じて任意に選択できる。
図18は、本発明にかかる商品情報提供装置をグローバルネットワーク構成とした接続態様の説明図である。符号110はグローバルネットワーク網を示す。このグローバルネットワーク網110に本発明に係る画像表示制御装置101−1〜101nと共に、画像コンテンツ等の配信管理を行うことを主とするサーバー200、各端末の管理、画像コンテンツの配信及び再生スケジュール等の設定管理する管理PC201が接続される。
図19は、本発明の商品情報提供装置の画像表示制御装置を既存のネットワークに接続して運用する場合の配線例を説明する図である。図19において、符号300はパソコンPCを示す。屋内で既に構築されているネットワークがある場合、図19に示したように、ネットワークのスイッチングハブ400へ接続することで、ネットワークシステムとして構築できる。そして、ルータ500を介してインターネット回線に接続できる。又、屋内にネットワークが無い場合には、新たにインターネットへ接続する。この構成例を点線で示す。
図20は、ビデオレンタル店内でのDVDのレンタル或いは販売に本発明を適用した構成例を実施例2として説明するDVD商品棚の説明図である。本実施例ではDVDレンタルショップの商品棚を例に説明する。また、本実施例では、DVD32を入れるポケットが15個(P1−P15)備えたもので説明するが、これに限らないことは言うまでもない。商品棚31の顧客が見易い位置(ここでは、商品棚の最上部)にディスプレイモニター30が取り付けられている。このディスプレイモニター30はLCDパネルやプラズマパネルあるいは有機ELパネルを用いたモニターユニットが好適である。その画面サイズも任意で、商品棚の規模に応じて選択できる。
ショップ(店舗)で既存設備として利用している商品棚31に有するDVDを入れるポケットP1−P15に赤外線センサS1−S15を設け、ラックの背面に画像表示制御装置を配置している。商品棚に設けるセンサも必要とするポケットを選んで設けることができる。つまり、センサを必要とする位置に自由に配置することができる。前記のような既存の商品棚にDVDの広告情報提供システムとして構成できることから、設備備品の導入に際し、専用の商品棚の購入と比較した場合、導入費用の大幅な軽減を図ることができる。
図21は、図20に示した商品棚の側面図である。画像表示制御装置101は商品棚31の裏側に置かれているが店舗の任意の場所に置いてよい。同図では、赤外線センサから赤外光16が出ている状態を示す。この構成では、商品棚31の全てのポケットの上方表面(ポケットの取出し口側)にセンサを設け、商品棚31の背板に穴を開けて配線を画像表示制御装置に接続している。しかし、背板に穴を開けないで背板に沿って配線してもよい。
次に、DVDレンタルショップに適用した本実施例の情報提供システムの動作を説明する。各ポケットP1−P15に入れられたDVD32に関連付けされた画像コンテンツのデータは、画像表示制御装置101に接続された記録媒体(図16のHDD50、USBメモリ51)に記録されている。又、センサのそれぞれにはID(図9の識別情報#S1・・・#S16)が割り付けられている。このIDは、当該ポケットに入れられたDVDの広告画像コンテンツと関連付けされている。
通常状態(顧客のDVDアクセスの検出がない状態)では、画像表示制御装置101は、当該商品棚に関連する様々なDVDの広告用画像コンテンツをループ再生にてディスプレイモニター30に表示させている。顧客が商品棚31の特定のポケットに挿入されたDVDに手を伸ばして取りだした場合、センサは顧客の手の動き、或いはポケットから取出されたDVDを検知する。画像表示制御装置101内のセンサ制御部(制御基板13−2のCPU2)は、このセンサの検知信号を受信する。制御基板13−2のCPU2は受信した検知信号がどのセンサからのものであるかを判断し、検知信号をSTB13−1のCPU1が判断できるデータに変換し、これを当該STB13−1のCPU1に送信する。
STB13−1のCPU1は、通常はディスプレイモニターにループ再生を続けさせているが、センサ信号の変換データを受信したことによりループ再生を中断し、受信したデータに合わせて、当該センサに関連付けられた画像コンテンツの割り込み再生に遷移する。この割り込みの遷移がスタートするまでに1秒程度の時間遅れ(猶予期間)を設定することで、選択迷い時のセンサ検知を無視するようにしている。この猶予期間の設定は、前記した他の顧客の商品アクセスとの競合が発生した場合も適用される。センサ制御部である制御基板13−2のCPU2は、任意ポケットの1つのセンサの検知後、上記の1秒間の猶予期間の経過後、画像コンテンツの再生表示期間に設定した所定の期間(例えば、5秒間程度)は他のセンサに検知が発生しても、データ変換の処理に入らないようにしたものである。
センサとセンサの動作間隔は自由に設定が可能であるが、上記猶予期間後の5秒間程度という間隔を設ける目的は、割り込みによる画像コンテンツの表示時間をこの程度にすることで、顧客がそのDVDに興味を無くしてポケットに戻した後もディスプレイモニター上に当該画像コンテンツの表示が続く無駄を防止することにある。また同時に、顧客が違和感なくディスプレイモニター上で、ポケットから取出したDVDの画像コンテンツに興味を持って視聴できるための最低間隔として、この期間を設定したものである。
また、例えば1秒という短い間隔でセンサが反応し、即ディスプレイモニターで画像コンテンツの表示が切り替わるようにした場合、顧客にとっては、違和感を覚えてしまう。また、このことから、センサとセンサの検知動作の間隔には5秒間とした。又、顧客が、ポケットからDVDを取出さなくても、ポケットへ手を差し出したことで、センサは、これを検知することになり、上記の猶予期間の経過後に割り込み再生が行われる。ループ再生と割り込み再生については、前記図9での説明のとおりである。
前記のようなセンサの検知で再生される画像コンテンツがディスプレイモニターで表示されたことを画像表示制御装置に接続された記録媒体に自動的に再生履歴としてデータが記録される。画像表示制御装置がネットワークに接続されたシステムとして構成された場合、ネットワーク上の管理PCへ自動的に再生履歴のレポートデータが送信され、HDDに設けた履歴格納領域又はUSBもしくは両者に記録される。
図21Aは、制御基板のCPU2によるセンサ検知とSTBのCPU1が実行する画像コンテンツ再生表示機能を説明するブロック図である。センサS1−S15の検知信号はセンサ検知信号識別手段201に入力する。入力したセンサ検知信号は、センサ検知信号識別手段201でどのポケットのセンサであるかが識別される。識別出力は猶予時間設定手段202で所定の時間の時間遅延を与えられて画像コンテンツ割り込みコマンド発行手段205に入力する。これと同時に、識別出力は画像コンテンツ特定手段203で識別されたセンサに対応する画像コンテンツを検索して特定し、その特定情報を画像コンテンツ割り込みコマンド発行手段205に入力する。なお、特定情報は再生履歴記録手段204段に記録される。
画像コンテンツ割り込みコマンド発行手段205は、割り込みコマンドを画像コンテンツ再生手段206に与える。割り込みコマンドを受けた割り込みコマンドを画像コンテンツ再生手段206は、識別出力は画像コンテンツ特定手段203から入力する特定の画像コンテンツをメモリ50又は60から読み出してディスプレイモニター207に表示する。また、割り込みコマンドを画像コンテンツ再生手段206は、再生終了検出手段208に再生終了信号を与える。この再生終了信号を受けた再生終了検出手段208はループ再生コマンド発行手段209に指示し、ディスプレイモニターにループ再生動作をさせる。なお、再生終了検出手段208からの再生終了信号を再生履歴記録手204段に与えることで再生履歴記録を行うようにしてもよく、また、識別出力は画像コンテンツ特定手段203からの特定情報との論理積で履歴の記録を行うようにすることもできる。
図21Bは、図21Aが実行する画像コンテンツの割り込み再生処理を説明する流れ図である。図21Aのセンサ検知信号識別手段201はセンサ検知信号の有無を監視している(ステップ1、以下S−1のように委細する)。センサ検知信号が入力されると、その検知信号のどのセンサからの信号であるかを識別し(S−2)、猶予期間設定出手段202が識別したセンサのIDに猶予期間を設定する(S−3)。猶予期間の設定後、画像コンテンツ特定手段203により対応する画像コンテンツが特定される(S−4)と共に、この特定情報に基づいて画像コンテンツ割り込みコマンド発行手段205が画像コンテンツ割り込みコマンドを発行する(S−5)。
発行された割り込みコマンドにより画像コンテンツ再生手段206が特定された画像コンテンツをメモリから読み出して再生し(S−6)、これをディスプレイモニターに表示する(S−7)。この再生の終了を監視し、終了した時点で終了情報をループ再生コマンド発行手段209に与え、ループ再生を再開する(S−9)。その後は、センサ検知信号の有無を監視(S=1)に戻ってセンサ検知の有無を待つ。センサ信号がないと判断された場合は、ループ再生開始S−9に至り、ループ再生を続ける。
このシステムを搭載した商品情報提供装置を用いることによって、顧客は自分が選んだDVDの詳しい情報を画像(および音声)により即座に得ることができ、その結果として当該DVDの購買意欲を喚起することができる。
図22は、スーパーマーケトやデパート等の売り場内の商品棚に本発明を適用した構成例を実施例3として説明する食料品商品棚の説明図である。図22において、商品棚(ここでは、冷蔵ショーケース)33の棚35,36のスペースSP1a〜SP3nに商品34が陳列されている。そして、棚のそれぞれには、商品ごと又は商品群ごとにセンサS21〜S2n、S31〜S3n、S41〜S4nが取り付けられている。各棚にはディスプレイモニター37が設置されている。食料品売り場の商品棚には、様々な商品がそれぞれの棚に陳列されている。この商品棚の裏側に画像表示制御装置が設置されている(図示を省略)。
図23は、図22における商品棚の下段の一部拡大図である。図23において、34は商品、35は棚、37はディスプレイモニター、符号S43、S44は赤外線センサで、赤外線16が手前(商品棚の前方)に出射されている状態を示す。
このシステムを用いることによって、顧客は自分が選んだ食品の品質、生産者、添加物の有無、等の詳しい情報を画像(および音声)により即座に得ることができ、その結果として当該食品の選択意欲を喚起することができる。
図24は、スーパーマーケットやデパート等の売り場内の商品棚に本発明を適用した他の構成例を実施例4として説明する一般商品棚の説明図である。この構成例では、商品棚の棚38、39に一般的な商品42が積み重ねて陳列されている。商品の積み重ね高さがランダムに変化する商品棚である本実施例が前の実施例3と異なる。この実施例では、上側の棚では、センサS51−5nは棚39の手前のスペースSP1a−SP1nに設置されており、下方から上後方に赤外線16が出射するように取付けられる。また、下側の棚では、センサS61−6nを棚38ではなく、上側の棚39の下面手前に設置されて上方から下前方に赤外線16をスペースSP2a−SP2nに向けて出射するように取付けられる。ディスプレイモニター41は棚38に設置されている。
このシステムを用いることによっても、顧客は自分が選んだ商品の詳しい情報を画像(および音声)により即座に得ることができ、その結果として当該商品の購買意欲を喚起することができる。
上記実施例3、4におけるシステムの処理は、実施例1、2での説明に順じたものとなる。
以上説明した実施例2−4からも分かるように、本発明の商品情報提供装置は、レンタルショップ、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗の商品棚、旅行代理店などの店頭に限るものではなく、様々な業種の商品等の販売促進のための広告、宣伝に比較的低コストで適用できる。
101・・・画像表示制御装置、102・・・メインユニット、103・・・電気回路、104・・・回路ブロック、2・・・ブラケット、3・・・第1端子部開口、4・・・第2端子部開口、5・・・蓋、6・・・ブレーカ兼スイッチ、LK・・ロック、HG・・ヒンジ、7・・LAN I/F、8・・AV I/F、9・・・USB I/F、7a・・・LANコネクタ、8a・・・AV出力コネクタ、9a・・・USBコネクタ、10・・・電源入力端子、11・・・AC電源接続端子、12・・・センサI/F、13・・・処理装置、13−1・・・第1の主要ユニットモジュール(STB)、13−2・・・第2の主要ユニットモジュール(制御基板)、131a・・・ROM、131b・・・演算部、131c・・・モニターI/F、131d・・・USBI/F、131e・・・HDD I/F、131f・・・通信I/F、131g・・・RAM、14・・・ハードディスク装置、15・・・USBメモリ、18・・・センサモジュール、19・・・コネクタ、20・・・ブレーカー、21・・・端子台、S1〜S16・・・センサ、22・・・AC電源フィルタ、24・・・AC電源出力端子、25・・・AC電源入力プラグ、26・・・オーディオ/ビデオケーブル、27〜29・・・センサケーブル、S1〜S16・・・センサ、30・・・ディスプレイモニター、31・・・商品棚、32・・・DVD、P1−P15・・・ポケット、201・・・センサ検知信号識別手段、202・・・猶予時間設定手段、203・・・画像コンテンツ特定手段、204・・・再生履歴記録手段、205・・・画像コンテンツ割り込みコマンド発行手段、206・・・画像コンテンツ再生手段、207・・・ディスプレイモニター、208・・・再生終了検出手段、209・・・ループ再生コマンド発行手段。

Claims (7)

  1. 商品棚を備える店舗に設置して、前記商品棚に陳列された商品に係る詳細情報の画像コンテツを顧客に提供する商品情報提供装置であって、
    店舗に既設の商品が陳列された商品棚の任意の位置に取り付けられて、前記商品への顧客のアクセスを検知する複数のセンサと、
    前記複数のセンサとはケーブルを介して接続されて、前記商品棚の背面或いは店舗の任意の場所に設置される画像表示制御装置と、
    前記商品棚の正面側に表示面を向けて取り付けられたディスプレイモニターと、
    前記複数のセンサのそれぞれに割り当てられた識別情報に対応した商品詳細情報の画像コンテツを格納したメモリを備えており、
    前記画像表示制御装置は、商品検知信号を出力したセンサを識別して、前記メモリから当該センサに対応する画像コンテンツを前記ディスプレイモニターに出力する手段を有し、
    前記商品棚から顧客により取出された前記商品に係る詳細情報の画像コンテツを前記ディスプレイモニターに表示することを特徴とする商品情報提供装置。
  2. 請求項1において、
    前記画像表示制御装置は、前記複数のセンサからの検知信号を識別するセンサ検知信号識別手段と、センサ検知を識別後に他のセンサの入力を禁止する時間を設定する猶予時間設定手段と、検知されたセンサに対応する画像コンテンツの格納アドレスを特定する画像コンテンツ特定手段と、メモリの格納アドレスの特定に応じて割り込みコマンドを発行する画像コンテンツ割り込みコマンド発行手段と、前記画像コンテンツ特定手段により特定された格納アドレスで前記メモリから画像コンテンツを再生して前記ディスプレイモニターに表示する画像コンテンツ再生手段と、を有することを特徴とする商品情報提供装置。
  3. 請求項2において、
    前記画像コンテンツ特定手段で特定された画像コンテンツが再生されたことを記録する再生履歴記録手段を備えることを特徴とする商品情報提供装置。
  4. 請求項2において、
    前記画像コンテンツ再生手段で再生された画像コンテンツの終了を検出して、当該画像コンテンツが再生されたことを記録する再生履歴記録手段を備えることを特徴とする商品情報提供装置。
  5. 請求項2又は3において、
    前記再生履歴記録手段で記録される再生履歴は前記メモリに設けた再生履歴記録領域に記録されることを特徴とする商品情報提供装置。
  6. 請求項6において、
    前記再生履歴には、再生頻度と再生日時を含むことを特徴とする商品情報提供装置。
  7. 請求項3乃至6の何れかにおいて、
    前記画像表示制御装置はネットワークとの接続手段を備え、
    前記メモリに格納される画像コンテンツの再生履歴を前記ネットワークを通して送信することを特徴とする商品情報提供装置。


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