JPWO2017030177A1 - 展示装置、表示制御装置および展示システム - Google Patents

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Abstract

展示装置は、店舗等に設置されて利用者の商品に対する注意を喚起するとともに利用者の興味を引き出すように商品画像の表示態様を制御する。展示装置は、実物(商品など)を陳列する陳列領域と、実物に対応する画像の表示領域と、を備えており、実物に関する実物情報と動体(利用者など)に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域の表示態様を変更する。また、展示システムは、展示装置と、動体が陳列領域に陳列された実物に対して興味があるかを推定する情報処理装置と、により構成される。これにより、展示装置は、動体の興味があると推定した実物の画像に対応する表示領域の表示態様を変更することができる。

Description

本発明は、商品などの実物を展示するとともにその実物に関連する画像を表示する展示装置、その表示画像を制御する表示制御装置、および展示装置と情報処理装置とにより構成される展示システムに関する。
本願は、2015年8月20日に日本国に出願された特願2015−162640号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
近年、商品などの実物を商品棚に陳列して購入者に対して展示する販売形態に代わって、商品などの実物の画像を表示装置に表示して購入者に対して展示する販売形態がマーケティングの現場で採用されている。このような販売形態は、バーチャルストアと呼ばれる。バーチャルストアにおいて商品を販売する販売者は、例えば、自動販売機に設けられたディスプレイに商品の画像とその商品に対応付けられたQRコード(登録商標)を表示させる。利用者(購入者)は、気に入った商品のQRコード(登録商標)をスマートフォンなどで読み取ってその商品を購入する。バーチャルストアであれば販売者は限られたスペースで数多くの商品を展示することができる。一方、利用者は簡単に商品を購入できるという利点がある。
商品の陳列、表示および広告に関して種々の技術が開発されている。特許文献1は、自動販売機のディスプレイに表示された商品の画像に対する利用者(購入者)の注視結果に基づいて、商品の画像の表示形態を変更する商品選択支援装置を開示している。例えば、商品選択支援装置は、商品の画像に対する利用者の注視を検出し、その注視度を算出する。そして、商品選択支援装置は、利用者の注視度の高い商品の画像を強調して表示するなどして利用者に好適な表示画像を提供する。
特許文献2は、主領域と副領域とを有する表示画面において複数の映像視聴者の興味が集まる映像を検出して、その映像を副領域から主領域に切り替える映像表示装置を開示している。特許文献3は、商品棚に陳列された商品についての有益な情報を顧客に提供する広告提供装置を開示している。特許文献4は、多種類の模様替えが可能で、商品の陳列の演出効果を高めることができる商品陳列棚を開示している。
特開2012−22589号公報 特開2006−119408号公報 特開2001−134225号公報 実用新案登録第3182957号公報
特許文献1の技術では、商品などの画像を表示する表示領域を有効に活用できない。例えば、一般的なバーチャルストアでは、ディスプレイに商品の画像が固定的に陳列された状態が表示されており、利用者(購入者)の属性情報や利用者個人に合わせて見せたい商品の陳列ボリュームを変更することができない。また、特許文献2では、視聴者が特定の映像の表示を欲する表示欲求度を算出して、その表示欲求度が最も高い映像が主領域に表示されるように主領域と副領域とで映像を入れ替えることを開示しているが、利用者(購入者)の興味がある商品を推定して、その表示態様を変更することができない。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、商品等の実物の表示態様を動的に変更することができる展示装置、表示制御装置および展示システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、実物を陳列する陳列領域と、実物に対応する画像の表示領域と、実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域の表示態様を変更する制御部と、を備える展示装置である。
本発明の第2の態様は、実物を陳列する陳列領域と、実物に対応する画像の表示領域と、を備える展示装置に適用される表示制御装置である。表示制御装置は、実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域の表示態様を変更する制御部を備える。
本発明の第3の態様は、実物を陳列する陳列領域と、実物に対応する画像の表示領域と、を備える展示装置と、実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域の表示態様を変更する表示制御装置と、を備える展示システムである。
本発明の第4の態様は、展示装置と情報処理装置とを備える展示システムである。展示装置は、実際の商品に相当する実物を陳列する陳列領域と、実物に対応する画像の表示領域と、実物に関する実物情報と利用者に相当する動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて表示領域の表示態様を変更する制御部と、を備える。情報処理装置は、動体が陳列領域に陳列された実物に対して興味があるかを推定する興味推定部を備える。つまり、制御部は、興味推定部が動体の興味があると推定した実物の画像に対応する表示領域の表示態様を変更する。
本発明の第5の態様は、陳列領域と表示領域とを備える展示装置に適用される表示制御方法である。表示制御方法に従って、陳列領域に陳列された実物に対応する画像が表示領域に表示され、実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域の表示態様が変更される。
本発明の第6の態様は、陳列領域と表示領域とを備える展示装置のコンピュータにより実行されるプログラムである。プログラムに従って、陳列領域に陳列された実物に対応する画像が表示領域に表示され、実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域の表示態様が変更される。
本発明によれば、店舗等で商品を陳列するとともに商品画像又は商品情報をディスプレイに表示する場合に、利用者に注意を喚起するとともに利用者の興味を惹きつけることができる。例えば、利用者が展示装置に近づいたとき、または、利用者が展示装置に陳列された商品を手に取ったときに商品画像に対応する表示領域の表示態様を変更することができる。
本発明の実施例1に係る展示装置の最小構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る展示装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る展示システムのブロック図である。 実施例1に係る展示システムを適用した店舗のフロアの一例を示すレイアウトである。 実施例1に係る展示装置が表示する商品陳列画像の第1の例を示す画像図である。 実施例1に係る展示装置の表示領域の変更制御処理の第1の例を示すフローチャートである。 実施例1に係る展示装置の表示領域の変更制御処理の第2の例を示すフローチャートである。 実施例1に係る展示装置の表示領域の変更制御処理の第3の例を示すフローチャートである。 実施例1に係る展示装置が表示する商品陳列画像の第2の例を示す画像図である。 実施例1に係る展示装置が表示する商品陳列画像の第3の例を示す画像図である。 実施例1に係る展示装置が表示する商品陳列画像の第4の例を示す画像図である。 実施例1に係る展示装置が表示する商品陳列画像の第5の例を示す画像図である。 実施例1に係る展示装置が表示する商品陳列画像の第6の例を示す画像図である。 本発明の実施例2に係る展示システムのブロック図である。 実施例2に係る展示システムを適用した店舗のフロアの一例を示すレイアウトである。 実施例2に係る展示装置が表示する商品陳列画像の第7の例を示す画像図である。 実施例2に係る展示装置の表示領域の変更制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る展示システムのブロック図である。 実施例3に係る展示装置の表示領域の変更制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る展示システムのブロック図である。 実施例4に係る展示装置の表示領域の変更制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係る展示システムのブロック図である。 実施例5に係る展示装置の表示領域の変更制御処理を示すフローチャートである。 本発明に係る展示システムに適用される第1のネットワーク構成を示すネットワーク図である。 本発明に係る展示システムに適用される第2のネットワーク構成を示すネットワーク図である。 本発明に係る展示システムの最小構成を示すブロック図である。 本発明に係る展示システムに含まれる制御装置の最小構成を示すブロック図である。
本発明に係る展示装置、表示制御装置および展示システムについて添付図面を参照して実施例とともに説明する。
本発明の実施例1に係る展示装置30について図1乃至図10を参照して説明する。図1は、実施例1に係る展示装置30の最小構成を示すブロック図である。展示装置30は、陳列領域31と、表示領域320と、制御部33とを少なくとも備える。陳列領域31は、商品などの実物を陳列する領域である。陳列領域31は、例えば、商品を陳列する棚、商品を吊るして展示するスタンドおよびネットなどである。表示領域320は、陳列領域31に陳列する実物に対応して、例えば、ディスプレイなどの出力部に画像を表示する。制御部33は、表示領域320の表示態様を制御する。特に、制御部33は、実物に関する情報(以下、実物情報と称する)と動体(例えば、人物など)に関する情報(以下、動体情報と称する)とのうち少なくとも一方に基づいて表示領域320の表示態様を変更する。
図2は、展示装置30の処理手順を示すフローチャートである。図2を参照して、展示装置30の最小構成による表示領域320の表示態様変更処理について説明する。
まず、制御部33は、実物に対応する表示を行なう(ステップS1)。実物とは、例えば、商品や展示品などの陳列領域31に陳列する物品である。物品以外の実物として、例えば、ポスターや標識などが挙げられる。また、「実物に対応する表示」とは、例えば、陳列領域31に陳列された商品を1つまたは複数並べた画像の表示を行なうことである。或いは、その商品に関する情報(商品の説明、商品御紹介、コマーシャルなど)を表示してもよい。制御部33は、実物に対応する画像データを取得し、その画像データをディスプレイなどに出力する。
次に、制御部33は、実物情報または動体情報のうち少なくとも一方に基づいて、表示領域320の表示態様を変更する(ステップS2)。実物情報とは、例えば、陳列領域31に陳列された商品の種類、大きさ、形状、匂いなどの属性である。動体情報とは、例えば、表示領域320を閲覧する人物の年齢や性別などの属性、顔画像、その人物の動作、人物と展示装置30との距離などである。また、動体とは、実物に関係する人物、実物との関係においてセンサで検出された人物などである。なお、動体は人物に限らない。人物の他に、ロボット、動物、無人飛行体などであってもよい。制御部33は、実物情報または動体情報のうち少なくとも一方に基づいて表示領域320の表示態様を変更する。ここで、「表示態様を変更する」とは、例えば、表示領域320を拡大することをいう。或いは、表示領域320に表示する色彩を変更したり、明るさを変更したり、表示する商品などの画像を拡大・縮小してもよい。また、画像の色彩、明るさ、大きさの変更を適宜組み合わせてもよい。
例えば、実物情報に基づいて表示領域320の表示態様を変更する場合、制御部33は、陳列領域31に小さい商品が陳列されたことに基づいて、その商品画像に対応する表示領域320においてその商品画像を拡大して表示する。また、動体情報に基づいて表示領域320の表示態様を変更する場合、表示領域320を閲覧する人物が陳列領域31に陳列された商品に関心があると推定されると、制御部33は、その商品画像に対応する表示領域320を拡大する。なお、制御部33は、実物情報または動体情報に基づいて表示領域320の表示態様を変更するように制御する機能、並びに、実物情報または動体情報に基づいて生成された画像をディスプレイに出力する機能を備えている。また、後述する実施例4で述べるように、制御部33は、例えば、陳列領域31に小さい商品が陳列されたことに基づいて、その商品画像に対応する表示領域320においてその商品画像を拡大して表示することを決定するといった表示領域320を変更するか否かを決定する機能を備えてもよい。
上述の説明では、図1に示される最小構成に合わせて展示装置30が制御部33を備えているものとして表示態様変更処理について説明したが、展示装置30は必ずしも制御部33を備えなくてもよい。その場合、制御部33に相当する機能(後述する出力制御部263の機能)を後述するエッジ端末装置204が有しており、出力制御部263が表示領域320の表示態様の変更を制御してもよい。
図3は、本発明の実施例1に係る展示システム1のブロック図である。展示システム1は、展示装置30や商品棚などに陳列されている商品に対する来店客(利用者)の気づきを高める。展示システム1は、店舗映像センサ10と、エッジ端末装置20と、展示装置30と、サーバ端末装置40と、店舗端末装置50とより構成される。店舗映像センサ10は、店舗内の展示装置30付近の様子や展示装置30の前で商品を選択する利用者の様子を撮影する画像センサである。展示装置30付近の様子は、例えば、2次元カメラで撮影する。また、商品を選択する利用者の様子は、3次元カメラを用いて撮影する。
エッジ端末装置20は、展示装置30を利用する店舗内に設置される情報処理装置である。エッジ端末装置20は、店舗映像センサ10が検出した画像やサーバ端末装置40が分析した情報に基づいて、展示装置30に表示する商品陳列画像を生成する。ここで、商品陳列画像とは、出力部32が表示する画像の全体領域を含むものである。エッジ端末装置20は、映像入力部21と、メタデータ変換部22と、メタデータ送信部23と、マーケットデータ受信部24と、興味推定部25と、出力指示部26と、入力情報受信部27と、データ出力部28と、記憶部29とを備えている。
エッジ端末装置20は、例えば、小型の箱型の筐体を有するパーソナルコンピュータ(PC)であって、各種機能を有するモジュール類(例えば、画像処理モジュール、分析モジュール、対象特定モジュール、推定モジュール、等)を追加して装備することができる。メタデータ変換部22や興味推定部25の機能は、追加されたモジュールによって実現される。また、エッジ端末装置20は、各種通信手段を用いて他の装置との通信を行うことができる。各種通信手段とは、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルや光ファイバを介する有線通信、Wi−Fi(Wireless Fidelity)などの通信方式による無線通信、SIM(Subscriber Identity Module)カードを装着してキャリア網を利用した通信などである。店舗などの様子を撮像した画像やセンサ類が検出した情報をデータセンタ等に設置されたサーバ端末装置に送信すると、ネットワークに負荷がかかったり、情報漏えいなどの虞がある。そのため、通常、エッジ端末装置20をカメラやセンサ類が設けられた店舗側に設置し、画像に対して画像処理や分析を行なってメタデータに変換し、メタデータをサーバ端末装置に送信することが多い。
映像入力部21は、店舗映像センサ10が撮影した画像を入力する。店舗映像センサ10には、2次元カメラ11と3次元カメラ12とが備えられている。メタデータ変換部22は、映像入力部21が入力した画像をメタデータに変換する。例えば、メタデータ変換部22は、2次元カメラ11で撮像した画像を解析して、画像に含まれる人物の属性データをメタデータ送信部23に送出する。属性データとは、例えば、人物の年齢や性別などである。また、メタデータ変換部22は、2次元カメラ11で撮像した画像を解析して、画像に含まれる人物を特定する。記憶部29には、店舗に頻繁に来店する利用者の顔画像などが予め登録されており、映像入力部21が入力した画像と予め登録されている顔画像とを照合して、入力画像に写る利用者を特定する。メタデータ変換部22は、特定した利用者の個人データ(例えば、利用者IDなど)をメタデータ送信部23に送出する。また、メタデータ変換部22は、3次元カメラ12が撮影した画像を購買行動データに変換する。3次元カメラ12は、店舗の天井側から利用者の商品棚前における行動(以下、棚前行動と称する)を撮像可能な位置に取り付けられている。3次元カメラ12が撮像した3次元得画像からは、3次元カメラ12と被写体との距離を得ることができる。例えば、3次元画像に利用者が商品棚の商品を手に取る画像が含まれていれば、利用者が商品を取るために手を伸ばした位置と3次元カメラ12との距離を計測することができ、利用者が商品棚の何段目の商品を手に取ったかを判別することができる。メタデータ変換部22は、3次元画像から利用者が手を伸ばした商品棚の商品やその個数などを特定し、購買行動データとしてメタデータ送信部23に送出する。
メタデータ送信部23は、メタデータ変換部22から送出されたメタデータをサーバ端末装置40へ送信する。マーケットデータ受信部24は、サーバ端末装置40からマーケットデータを受信する。マーケットデータとは、例えば、利用者の属性情報に対応する購買行動の傾向を示す情報、利用者個人についての商品の購買行動履歴などである。興味推定部25は、マーケットデータ受信部24が受信したマーケットデータに基づいて、属性情報が示す利用者層が興味・関心を持つ商品を推定する。また、興味推定部25は、メタデータ変換部23が特定した利用者個人が興味・関心を持つ商品を推定する。
出力指示部26は、興味推定部25が推定した商品についてボリューム表示を行なうように指示情報を展示装置30へ送信する。ボリューム表示とは、商品棚に陳列されている商品に対応する表示領域を拡大して表示することである。例えば、展示装置30の出力部32が複数のディスプレイから構成されている場合、通常の表示態様では、1つの商品に対応した表示領域を1つのディスプレイに対応させている。表示態様をボリューム表示とする場合には、ボリューム表示する商品に対応した表示領域を複数のディスプレイに拡大してもよい。入力情報受信部27は、展示装置30に陳列した商品に対する利用者の選択動作などを含んだ情報を受信し、利用者の選択動作を受け付ける。データ出力部28は、入力情報受信部27が受け付けた利用者が選択した商品の情報を店舗端末装置50へ送信する。記憶部29は、利用者の顔画像、商品の画像など種々の情報を記憶する。
展示装置30は、商品を陳列する陳列領域31と、商品の画像などを表示する出力部32とを備える。陳列領域31は、1台の展示装置30について複数設けてもよい。出力部32は、陳列領域31に陳列する商品の画像に対応する表示領域320を有する。例えば、出力部32は、3次元表示が可能なディスプレイである。或いは、展示装置30が設置された壁面などに画像を投影するプロジェクタであってもよい。展示装置30に陳列領域31が複数設けられている場合、出力部32は、異なる陳列領域31に陳列した商品のそれぞれに対応する表示領域を含む画像を表示する。例えば、陳列領域31に4種類の商品が陳列されている場合、それぞれの商品に対応して4つの表示領域が表示される。出力部32は、画像表示装置に限定されるものではなく、例えば、陳列領域31に陳列する商品に関係する匂いを発する装置、利用者に商品の硬さや柔らかさなどの触覚情報、或いは、利用者が商品を操作する操作感などの触覚体験を提供する超音波ハプティクスなどを備えてもよい。
展示装置30において、制御部33は、出力指示部26から受信した商品陳列画像を出力部32に表示する。例えば、商品A、B、C、Dが陳列領域31に陳列されているとして、出力指示部26から商品Aをボリューム表示する商品陳列画像を受信した場合、制御部33は、その商品陳列画像を出力部32に表示するよう制御する。この場合の商品陳列画像とは、例えば、商品Aに対応する表示領域を拡大し、拡大した表示領域において、拡大前の表示領域に表示される商品Aよりも多数の商品Aを表示するものである。これにより、出力部32にボリューム表示された商品Aが利用者から目に付きやすくなり、利用者の関心を商品Aに惹きつけるようにする。なお、後述するように、ボリューム表示は様々な態様で実現される。
展示装置30は、更に、通信部34と入力受付部35とを備える。通信部34は、エッジ端末装置20などの他の装置と通信を行う。入力受付部35は、利用者からの商品の選択動作を受け付ける。例えば、出力部32は、タッチパネルと液晶表示部が一体的に組み合わされたディスプレイであって、出力部32には商品の選択ボタンが表示されている。この場合、入力受付部35は、利用者による選択ボタンの操作を受け付ける。或いは、入力操作部35は、利用者がスマートフォンを操作して選択した商品の情報を、キャリア網などのネットワークを介して取得して、その商品の選択情報を受け付けるようにしてもよい。入力受付部35は、商品の選択情報をエッジ端末装置20へ送信する。
サーバ端末装置40は、例えば、データセンタに設置されている。サーバ端末装置40は、数多くの消費者による商品の購買履歴などの情報を蓄積している。また、サーバ端末装置40は、ビッグデータ分析部41を備えている。ビッグデータ分析部41は、エッジ端末装置20から受信した画像、利用者が購入した商品、利用者が検索した商品などの情報を蓄積し、年齢層や性別ごとの売れ筋商品を割り出すなどのマーケティング分析を行なう。
店舗端末装置50は、例えば、在庫管理システムや商品の発注システム、POSシステムなどを稼動するものである。店舗端末装置50は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)51や、タブレット端末などのスマートデバイス52である。店舗端末装置50は、エッジ端末装置40のデータ出力部28から利用者が選択した商品の情報を受信すると、その商品の在庫の中から、所定数の商品を商品棚に移動させることを店員に指示する情報を生成し、店舗端末装置50に備えられるディスプレイに表示する。なお、1台のエッジ端末装置20に対して複数の展示装置30が接続されていてもよい。
図4は、展示システム1を適用した店舗のフロア100の一例を示すレイアウトである。フロア100には、エッジ端末装置20、4台の展示装置30A〜30D、レジ110、レジ棚120、8台の商品棚130A〜130Hが備えられている。例えば、フロア100はドラッグストアの売り場である。展示装置30A〜30Dは、フロア100の出入口140A、140Bに近接して設置されている。展示装置30Aには、2次元カメラ11Aと、3次元カメラ12Aとが装着されている。2次元カメラ11Aは、展示装置30Aに近づいてくる利用者を撮像する。3次元カメラ12Aは、例えば、展示装置30Aの最も高い位置から地面側に向けて装着されており、利用者が陳列領域31に陳列された商品に手を伸ばす動作などを上から撮像する。また、展示装置30Aは出力部32の一例であるディスプレイ32Aを備えている。他の展示装置30B〜30Dについても展示装置30Aと同様である。なお、展示装置30A〜30Dを総称して展示装置30と呼ぶ。また、商品棚130A〜130Hを総称して商品棚130と呼ぶ。商品棚130A〜130Hは、フロア100の中央から奥の方に設置されている。フロア100において、薬、化粧品、日用品などの商品が、例えば、その商品の用途ごとに分類され、商品棚130A〜130Hに陳列されている。また、レジ棚120には、利用者が購入するに当たり薬剤師の説明が必要な薬などが陳列されている。
一方、展示装置30A〜30Dには、商品の用途などに関わらず、例えば、新商品や売れ筋商品、或いは、一般需要者の認知度が低いが、今後売上げの増加が見込める商品などが陳列される。ディスプレイ32Aには、それらの商品が陳列された様子が写った商品陳列画像が表示される。
次に、展示装置30Aのディスプレイ32Aに表示された商品陳列画像について説明する。展示装置30Aには、1つまたは複数種類の商品の陳列が可能である。ディスプレイ32Aに表示される商品陳列画像には、商品の画像を表示する表示領域が陳列されている商品のそれぞれについて設けられている。各表示領域には、商品が並べて陳列されている様子を示した画像が表示されている。つまり、実際の商品を展示する代わりに、商品の陳列画像を表示することによって、その商品が陳列されている様子を表現することができる。実際の商品を陳列する代わりに商品を並べた画像を表示する方法では、数多くの種類の商品を画像によって表示することができるため、商品陳列スペースの節約、実際の商品の陳列作業の省力化を行なうことができるという利点がある。また、本実施例に係る展示装置30は、商品の表示領域の表示態様を変化させて、利用者の商品への注目・関心を高めることができる。本実施例では、利用者が目的とする商品を商品棚130から探し出す前に通過するフロア100の出入口140A、140B付近に展示装置30を設置し、商品の表示領域の表示態様を制御し、利用者が目的とする商品以外の商品に対する気づきや購買意欲を向上することができる。
展示装置30は、どの時間帯にどのような年代、性別の利用者が店舗に来店し、その利用者がどのような商品を購入したかを記録した、時間帯ごとの過去の購買行動履歴に基づいて、商品の表示領域の表示態様を制御する。例えば、展示装置30は、特定の時間帯に来店する可能性が高い利用者層が最も購入する可能性がある商品について、その表示領域を拡大して表示する(ボリューム表示)。また、展示装置30は、拡大した表示領域にその商品の画像を、拡大前の表示領域に表示される商品よりも数多く表示させる。これによって、特定の時間帯に来店する可能性が高い利用者層の、その商品に対する購買意欲、関心、認知度を高めることが期待できる。更に、展示装置30は、季節、曜日、天候などに応じて、特定の環境化に最も来店する利用者の購入しそうな商品の表示領域を拡大して表示するようにしてもよい。
また、展示装置30は、店舗映像センサ10が撮像した画像に含まれる利用者の過去の購買行動履歴に基づいて、メタデータ変換部22が特定した利用者が最も購入する可能性がある商品の表示領域を拡大して表示する(ボリューム表示)。更に、展示装置30は、拡大した表示領域に商品の画像を、拡大前の表示領域に表示される商品よりも数多く表示させる。これによって、利用者(リピータ顧客など)が頻繁に購入する商品に対する購買意欲を高めることが期待できる。
次に、展示装置30の表示領域を制御するのに必要な展示システム1の処理の概要について説明する。まず、2次元カメラ11Aおよび3次元カメラ12Aは、撮像した映像をエッジ端末装置20に送信する。エッジ端末装置20では、映像入力部21がその映像を受信して、メタデータ変換部22に送出する。メタデータ変換部22は、2次元カメラ11Aが撮影した映像から、その映像に写る利用者の属性データ(年齢、性別など)、個人データ(顔画像の照合により特定したリピータ顧客の識別情報など)を送出する。また、メタデータ変換部22は、3次元カメラ12Aが撮影した映像から、その映像に写る利用者の購買行動データ(利用者が商品棚から手にとった商品など)を送出する。メタデータ送信部23は、それらの情報をサーバ端末装置40に送信する。サーバ端末装置40では、ビッグデータ分析部41が、メタデータ送信部23から受信した情報を蓄積する。また、ビッグデータ分析部41は、メタデータ送信部23から受信した利用者の属性データや個人データに対応する購買行動履歴や商品検索履歴などをエッジ端末装置20へ送信する。購買行動履歴とは、例えば、メタデータ送信部23から利用者の属性データを受信した場合、その属性データが示す年齢層と性別に相当する利用者層が購入している商品の情報である。また、商品検索履歴とは、その利用者層がインターネットなどを通じて検索している商品の情報である。メタデータ送信部23から利用者の個人情報を受信した場合も、ビッグデータ分析部41は購買行動履歴や商品検索履歴をエッジ端末装置20へ送信する。
エッジ端末装置20では、マーケットデータ受信部24が利用者の購買行動履歴や商品検索履歴を受信して、興味推定部25へ送出する。興味推定部25は、利用者の購買行動履歴や商品検索履歴に基づいて、展示装置30Aの前を通行する利用者が、展示装置30Aに陳列する商品のうち、どの商品に興味を持つかを推定する。例えば、展示装置30Aの陳列領域31に購買行動履歴や商品検索履歴に含まれる商品が陳列されていれば、興味推定部25は、利用者がその商品に興味があると推定する。興味推定部25は、利用者の興味があると推定した商品に係る情報を出力指示部26へ送出する。出力指示部26は、興味推定部25が推定した商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成して展示装置30へ送信する。展示装置30では、制御部33が商品陳列画像を受信して、出力部32に表示する。
次に、興味推定部25による利用者の興味推定に応じて変更する表示領域の表示態様の一例について図5を参照して説明する。図5は、展示装置30が表示する商品陳列画像の第1の例を示す。図5に示す展示装置30には、実際の商品を陳列する4つの領域(即ち、陳列領域31a〜31d)が設けられている。すなわち、陳列領域31aには商品A、陳列領域31bには商品B、陳列領域31cには商品C、陳列領域31dには商品Dがそれぞれ陳列されている。出力部32の表示画面は、商品A〜Dに対応する4つの表示領域(即ち、表示領域320a〜320d)に分割されている。表示領域320aには、商品Aの画像が1つ又は複数表示される。同様に、表示領域320bには商品Bの画像、表示領域320Cには商品Cの画像、表示領域320dには商品Dの画像が表示される。例えば、商品Aの原寸大のサイズでは表示領域320aに1つの画像しか表示できない場合、出力部32は商品Aの画像を1つ表示する。通常、各表示領域には、商品が複数並べて陳列されている様子が表示される。
図5の上側図は、商品Aの表示領域320aを拡大して表示している。なお、表示領域を拡大して表示することをボリューム表示という。表示領域320aを拡大しない場合、商品Aの画像を10個並べて表示することができる。例えば、ボリューム表示した場合、拡大した表示領域320aに商品Aの画像を30個並べて表示することができる。これにより、利用者の商品Aに対する注目を高めることができる。つまり、商品Aのボリューム表示を行なうことにより、展示装置30の出力部32の表示画像に気を留めなかった利用者でも、商品Aの存在に気づく可能性がある。
次に、制御部33が出力制御部26から商品Bをボリューム表示した新たな商品陳列画像を受信したとする。すると、制御部33は、その商品陳列画像を出力部32に表示する。図5の下側図は、商品Bを表示部320bにボリューム表示した表示例である。図5の上側図と同様に、図5の下側図では、表示領域320bを拡大して、拡大前よりも数多くの商品Bの画像を表示することで、利用者の商品Bに対する気づきを高めることができる。
次に、展示装置30の表示領域320におけるボリューム表示を変更する処理の具体例について説明する。図6は、本実施例に係る展示装置30の表示領域320の変更制御処理の第1の例を示すフローチャートである。図6を参照して、各時間帯に来店する利用者層の変化に応じて、ボリューム表示を行なう商品を切り替える処理について説明する。この処理では、興味推定部25が所定の時間間隔でその時間帯にどの商品をボリューム表示すればよいのかを、その時間帯に来店する利用者層の興味・関心に基づいて推定する。記憶部29には、過去の曜日および時間帯ごとの来店した利用者の属性情報の傾向(例えば、特定の利用者層が最も来店するかの傾向)を示す来店傾向情報が予め記憶されている。
ボリューム表示を行なうべき商品を推定する時刻になったと判定すると、興味推定部25は、現在の日時情報を取得する(ステップS11)。次に、興味推定部25は、記憶部29を参照し、日時情報が示す曜日および時間帯に最も多く来店する利用者層の属性情報を読み出す(ステップS12)。例えば、興味推定部25は、日時情報が示す曜日および時間帯には30代の男性が多く来店する傾向があるという情報を記憶部29から読み出す。興味推定部25は、その属性情報をマーケットデータ受信部24に送出する。マーケットデータ受信部24は、その属性情報に対応するマーケットデータをサーバ端末装置40に要求する。ビッグデータ分析部41は、その属性情報を持つ利用者の購買行動履歴や商品検索履歴などをマーケットデータ受信部24に送信する。マーケットデータ受信部24は、それらのマーケットデータを興味推定部25に送出する。興味推定部25は、現在の曜日および時間帯に来店する利用者の多数派の属性情報に対応する興味を推定する(ステップS13)。例えば、興味推定部25は、ビッグデータ分析部41から受信した30代の男性の購買行動履歴などから、30代の男性が購入している商品を抽出し、展示装置30の陳列領域31に陳列されている商品と比較する。興味推定部25は、展示装置30に陳列されている商品に、購買行動履歴に多く記録されている商品と同じ商品や関連する商品が含まれていれば、その商品を30代の男性が興味を持つ商品であると推定する。
次に、興味推定部25は、利用者層の興味が推定された商品の情報を出力指示部26へ送出する。出力指示部26は、その時間帯に多く来店することが予想される利用者層が興味を持つと推定される商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成して、展示装置30へ送信する。展示装置30では、制御部33がボリューム表示を変更した商品陳列画像を表示する(ステップS14)。具体的には、制御部33は、通信部34を介して商品陳列画像を取得して、出力部32に送出する。出力部32は、その商品陳列画像を表示する。
図7は、本実施例に係る展示装置30の表示領域320の変更制御処理の第2の例を示すフローチャートである。図7を参照して、店舗に来店したリピータ顧客などに対して、そのリピータ顧客のニーズに合った商品をボリューム表示する処理について説明する。この処理では、興味推定部25は利用者の購買行動履歴からその利用者の興味・関心を持つ商品を推定する。なお、利用者とは、例えば、リピータ顧客、或いは、その店舗の会員となっている顧客などである。これらの利用者については、顔画像などの利用者の特定に必要な情報が記憶部29に予め記憶されている。
まず、2次元カメラ11が来店した利用者の映像を撮影し続け、その画像を映像入力部21へ送出する。映像入力部21は、2次元カメラ11が撮影した映像を入力する(ステップS21)。次に、映像入力部21は、メタデータ変換部22へ映像を送出する。メタデータ変換部22は、その映像に写る利用者の顔画像を抽出し、記憶部29に記憶された顧客の顔画像と照合を行なう。照合に成功すると、メタデータ変換部22は、来店した利用者が照合に成功した顧客であると特定する(ステップS22)。メタデータ変換部22は、特定した顧客の個人データを、メタデータ送信部23を介してサーバ端末装置40へ送信する。サーバ端末装置40では、ビッグデータ分析部41がその個人データが示す顧客が過去において購入した商品を分析し、その商品情報を含んだ購買行動履歴などをマーケットデータ受信部24へ送信する。興味推定部25は、特定した顧客の過去の購買行動履歴をマーケットデータ受信部24から取得する(ステップS23)。
興味推定部25は、特定した顧客の興味を推定する(ステップS24)。例えば、興味推定部25は、特定した顧客が購入している商品を購買行動履歴から抽出して、展示装置30に陳列されている商品と比較する。興味推定部25は、展示装置30に陳列されている商品に、購買行動履歴に記録されている商品と同じ商品や関連する商品が含まれていれば、その商品を顧客の興味を持つ商品であると推定する。
次に、興味推定部25は、顧客が興味を持つと推定した商品の情報を出力指示部26へ送出する。出力指示部26は、顧客が興味を持つと推定された商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成して、展示装置30へ送信する。なお、展示装置30が複数存在する場合には、出力指示部26は映像入力部21から2次元カメラ11などの識別情報を取得して、その2次元カメラ11に対応する展示装置30へ商品陳列画像を送信する。展示装置30では、通信部34が商品陳列画像を受信し、制御部33がその商品陳列画像を出力部32に送出する。出力部32は、ボリューム表示を変更した商品陳列画像を表示する(ステップS25)。これにより、展示装置30の前を通りかかったリピータ顧客に対して、その顧客が過去に購入した商品やそれと関連する商品への興味や関心を高める効果が期待できる。
なお、図7のステップS22で顧客を特定できなかった場合、映像に写る利用者の属性データを出力してもよい。その場合、ビッグデータ分析部41は、その属性データに対応する購買行動履歴をエッジ端末装置20に送信する。また、出力部32は、展示装置30の前を通りかかる利用者の属性に応じた商品をボリューム表示した画像を表示する。上記の説明では、利用者が興味を持つ商品をボリューム表示したが、利用者の興味を広げる目的で、利用者がこれまでに購入していない商品をボリューム表示して、その商品に対する印象付けを行なってもよい。
図8は、本実施例に係る展示装置30の表示領域320の変更制御処理の第3の例を示すフローチャートである。図8を参照して、展示装置30に陳列している商品の属性に応じてボリューム表示する表示態様を変更する処理について説明する。前提として、記憶部29は、展示装置30に陳列されている商品の属性について予め記憶しているものとする。商品の属性とは、例えば、商品のサイズ、形状、色彩、デザイン、匂い、触覚などである。図8の処理の前に上述した処理によって、ボリューム表示を行なう商品の推定は完了しているものとする。また、図8の処理は、商品の属性として商品のサイズに応じて表示態様を変更することを例として説明する。
まず、エッジ端末装置20の出力指示部26が興味推定部25からボリューム表示を行なう商品の情報を取得する(ステップS31)。次に、出力指示部26は、ボリューム表示を行なう商品の属性を記憶部29から読み出す。出力指示部26は、記憶部29から読み出した商品の属性に含まれるサイズ情報と所定の閾値とを比較して、その商品が小さいかどうか判定する(ステップS32)。商品が小さくない場合(ステップS32の判定結果「NO」)、本処理フローを終了する。この場合、出力指示部26は、ボリューム表示を行なう商品の表示領域を拡大し、その拡大した表示領域において拡大前の表示領域よりも多数の商品を並べた商品陳列画像を生成する。一方、商品が小さい場合(ステップS32の判定結果「YES」)、出力指示部26は、ボリューム表示を行なう商品の表示領域を拡大し、かつ、その拡大した表示領域で並べられた商品の画像を拡大表示した商品陳列画像を生成する(ステップS33)。なお、出力指示部26は、所定時間間隔で、ボリューム表示を行なう商品の表示領域を拡大した商品陳列画像と、その商品の表示領域を拡大しない商品陳列画像とを交互に生成するようにしてもよい。
比較的大きな商品であれば、原寸大のサイズで商品を表示させても、利用者は、その商品を視認することができる。しかし、比較的小さな商品の場合、単に表示領域を拡大して多数の商品を並べた画像を生成しても、利用者がその商品を視認できない可能性がある。しかし、図8の処理であれば、小さな商品を拡大表示することによって、利用者にその商品を認識させることができる。また、商品が特殊な形状をしていたり、その商品の見る方向によって異なる色彩やデザインが施されていたりする場合、出力指示部26は、商品の拡大表示を行なう代わりに、商品を様々な方向から撮影した画像を並べた商品陳列画像を生成してもよい。拡大した表示領域を使って様々な角度から見た商品を表示することで、利用者にその商品の形状やデザインを印象付けることができる。
図9A乃至図9Dは、実施例1に係る展示装置30が表示する商品陳列画像の他の例を示す画像図である。ここでは、展示装置30の陳列領域31a〜31dに商品A〜Dがそれぞれ陳列されており、かつ、商品A〜Dの画像が表示領域320a〜320dにそれぞれ表示されている。
図9Aは、陳列領域31a、31dに陳列された2つの商品A、Dに対応する表示領域320a、320dを拡大して表示する商品陳列画像を示している。興味推定部25が利用者の興味があると推定する商品は1つとは限らない。例えば、商品Aと商品Dとが相互に関連するものであり、利用者の購買行動履歴にその利用者が頻繁に商品Aを購入していることを示す情報が含まれている場合、興味推定部25は、ボリューム表示する商品として商品Aの他に、商品Dを選択する可能性がある。その場合、出力指示部26は、図9Aに示すように商品Aと商品Dとをボリューム表示した商品陳列画像を生成する。
図9Bは、陳列領域31a、31c、31dに陳列された商品A、C、Dに対応する表示領域320a、320c、320dを拡大して表示する商品陳列画像を示している。興味推定部25がボリューム表示を行なう商品として商品A、C、Dを推定した場合、出力指示部26は、商品A、C、Dをボリューム表示した商品陳列画像を生成する。この場合、図9Bに示すように、商品Bに対応する表示領域320bを設けずに、他の3つの商品A、C、Dについてボリューム表示を行なった表示領域320a、320c、320dだけを設けるようにしてもよい。
図9Cは、陳列領域31a〜31dに陳列された商品A〜Dに対応する表示領域320a〜320d以外に、例えば、出力部32の中央に商品A〜Dの何れかに関する広告表示320eを表示した商品陳列画像を示している。例えば、出力指示部26は、興味推定部25が利用者の興味があると推定した商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成してから所定時間が経過すると、図9Cで示したような広告情報320eを出力部32の中央に埋め込んだ商品陳列画像を生成して、展示装置30へ送信する。展示装置30は、ボリューム表示を行なう商品が存在しない時間、商品A〜Dの表示領域320a〜320dとともに広告情報320eを表示する。
図9Dは、陳列領域31a〜31dに陳列された商品A〜Dに対応する表示領域320a〜320d以外に、例えば、商品A〜Dの何れかに関連する商品Fの画像320fを表示した商品陳列画像を示す。この場合、図4に示したフロア100において、展示装置30Aに陳列する商品A〜Dに関連する商品Fを商品棚130Aに陳列しておく。そして、興味推定部25が、ある曜日のある時間帯に来店が見込まれる利用者層の興味があると推定した商品が商品Fである場合、出力指示部26は、商品Fをボリューム表示した画像320fを含む商品陳列画像を生成する。この商品陳列画像によって、商品棚130Aに向かう利用者に対して、商品Fに対する意識付けを行なうことができる。このように、商品陳列画像を、陳列領域31に陳列する商品に限定せず、他の商品棚130に陳列された商品に対する利用者の興味や関心を高める手段として活用することができる。
なお、商品陳列画像は図9A乃至図9Dに例示したものに限定されるものではなく、他の商品陳列画像の例を設計してもよい。例えば、興味推定部25が、諸品A〜Dのうちの任意の数の商品をランダムに選択し、出力指示部26が、選択された全ての商品をボリューム表示する商品陳列画像を生成して展示装置30へ送信するという処理を、所定の時間間隔(例えば、数分)で繰り返し行なってもよい。
図10は、実施例1に係る展示装置30が表示する商品陳列画像の他の例を示す画像図である。図5及び図9A乃至図9Dでは、複数の商品に対応する複数の表示領域を設けて、利用者の関心を引くように商品ごとの表示領域の表示態様を制御する商品陳列画像を示した。図10は、1つの商品についての1つの表示領域だけを表示した商品陳列画像を示す。図10では、展示装置30の陳列領域31bに商品Bが陳列されており、他の陳列領域31a、31c、31dには商品が陳列されていない。また、出力部32は、商品Bに対応する表示領域320bのみを含む商品陳列画像を生成する。表示領域320bには、商品Bの画像が1つ又は複数表示される。
図10の上側図は、商品Bをボリューム表示しない商品陳列画像を示している。商品Bのボリューム表示しない場合、商品Bに対応する表示領域320b以外の領域には他の商品を表示せず、例えば、黒などの色を表示させておく。或いは、広告情報などを表示させてもよい。図10の下側図は、商品Bをボリューム表示したときの商品陳列画像を示す。ボリューム表示を行なうことで、下側図において上側図よりも商品Bを多く並べた画像を表示することができる。特に、図10では、展示装置30は1つの商品Bに対応する表示領域320bのみを表示しているため、その表示領域320bを出力部32の全面に拡大することができるため、複数の商品を陳列して表示する場合に比べて、個々の商品を更に目立たせて、利用者を惹きつける効果が期待できる。このように、本実施例の展示装置30によれば、陳列する商品の種類が1つでも複数でも、ボリューム表示によって利用者の興味を惹きつけ、その商品の認知度を高めることができる。
上述の商品陳列画像におけるボリューム表示では、表示領域を拡大し、その拡大した表示領域において拡大前の表示領域に表示した商品よりも多数の商品を表示するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、拡大した表示領域の背景色や商品の色を変更したり、拡大した表示領域に商品の画像を拡大して表示させてもよい。
また、展示装置30において、陳列する商品の匂いの粒子を充填したタンクと、匂いの粒子を放出する手段とを設けてもよい。これにより、商品のボリューム表示に加えて、その商品の匂いを放出するようにしてもよい。或いは、超音波ハプティクス技術を用いて、ボリューム表示を行なう商品の硬さ、柔らかさ、操作性などの触覚を提示するようにしてもよい。
本実施例に係る展示装置30によれば、利用者の興味や関心に応じて、表示領域320の表示態様を変更することにより、利用者の商品に対する意識を高め、購買意欲を刺激することができる。展示装置30の陳列領域31には実際の商品を展示しているので、ボリューム表示によって商品に興味を持った利用者は、その商品を手に取って検討することができる。
本実施例では、画像センサが検出した画像によって利用者の属性や個人を特定するものとしたが、これに限定されるものではない。利用者の属性などを検出する手段は、画像センサに限定されない。例えば、画像センサに代えて利用者が所有するICカードの読取装置を展示装置30付近に設置してもよい。その場合、利用者がICカードを読取装置にかざすと、読取装置はそのICカードに記録された利用者の個人情報を読み取り、興味推定部25はその個人情報に基づいて顧客の興味を推定する。
次に、本発明の実施例2に係る展示システム2について図11乃至図14を参照して説明する。実施例2では、実施例1の機能に加えて、利用者と展示装置30との距離に応じて、商品陳列画像のボリューム表示を行なうか否かを制御する機能を有する。実施例2に係る展示システム2について、実施例1に係る展示システム1と同様の構成要素及び機能については、その詳細な説明を省略する。
図11は、本発明の実施例2に係る展示システム2のブロック図である。実施例2に係る展示システム2は、実施例1に係る展示システム1と同様に、店舗映像センサ10、展示装置30、サーバ端末装置40、及び店舗端末装置50を備えている。一方、展示システム2はエッジ端末装置20に代えてエッジ端末装置201を備えている。エッジ端末装置201は、エッジ端末装置20と同様に、構成要素21〜25、27〜29を備えている。また、エッジ端末装置201は、出力指示部26に代えて出力指示部261を有するとともに、距離推定部251を有している。距離推定部251は、映像入力部21から2次元カメラ11が撮影した映像を取得する。距離推定部251は、その映像に写る利用者とその周囲に設置された商品棚などを利用して、利用者と2次元カメラ11と取り付けた展示装置30との距離を推定する。距離推定部251は、推定した距離の情報を出力指示部261に送出する。出力指示部261は、実施例1で説明した出力指示部26の機能に加えて、利用者と展示装置30との距離に応じてボリューム表示を行なった商品陳列画像を生成する機能を有している。
図12は、本発明の実施例2に係る展示システム2を適用したフロア101の一例を示すレイアウトである。フロア101には、エッジ端末装置201、展示装置30E、レジ111、レジ棚121、及び商品棚131A〜131Kが備えられている。展示装置30Eには、2次元カメラ11Eと、3次元カメラ12Eとが装着されている。2次元カメラ11Eは、展示装置30Eに近づいてくる利用者を撮像する。3次元カメラ12Eは、利用者の棚前行動を撮像する。展示装置30Eは、フロア101の奥側(即ち、出入口141A、141Bと逆側)に設置されている。例えば、フロア101は家具販売店の店舗であり、展示装置30Eには高価な家具や話題性のある家具(以下、商品Eと称する)が展示されている。一方、商品棚131A〜131Kには、商品の種類に応じて家具類が展示されている。なお、商品棚131A〜131Kを総称して商品棚131と呼ぶ。
展示装置30Eは、2次元カメラ11Eが撮像した映像に含まれる利用者の画像に基づいて推定された距離に基づいて、利用者と展示装置30Eとの距離が所定の閾値以上であれば、商品Eに対してボリューム表示を行なう。これによって、展示装置30Eから離れた場所にいる利用者に対して商品Eを印象付けることができる。
図13は、実施例2に係る展示装置30Eが表示する商品陳列画像の第7の例を示す画像図である。ここで、展示装置30Eの陳列領域31bには商品Eが陳列されている。展示装置30Eの他の陳列領域31a、31c、31dには、商品が陳列されていない。また、出力部32には商品Eに対応する表示領域320bが設けられている。表示領域320bには、商品Eの画像が1つ又は複数表示される。
図13の上側図は、表示領域320bにおいて商品Eがボリューム表示されている様子を示している。展示装置30Eから所定の距離内に利用者が存在しない場合、展示装置30Eは、商品Eをボリューム表示する。これにより、フロア101ないで展示装置30Eから離れた位置にいる利用者にも商品Eを認識させることができる。次に、商品Eのボリューム表示を見て興味を持った利用者が、展示装置30Eから所定の距離内に近づいてくると、展示装置30Eは、出力部32の表示内容を図13の下側図に示すものに切り替える。図13の下側図では、画面を左半分及び右半分の領域に分割しており、商品Eの画像を左半分の領域に表示し、右半分の領域に商品Eの商品説明を表示する。これにより、商品Eに興味を持った利用者は、商品Eについてより深い知識を得ることができる。
図14は、本発明の実施例2に係る展示装置30Eの表示領域の変更制御処理を示すフローチャートである。ここでは、展示装置30Eが図12に示したフロア101内の奥側に設置されており、図13で説明した商品陳列画像を表示するものとして、利用者と展示装置30Eとの距離に応じて商品Eのボリューム表示を行なう処理について説明する。
まず、2次元カメラ11Eが店舗内の利用者の映像を撮像し続け、その映像を映像入力部21へ送出する。映像入力部21は、2次元カメラ11Eが撮影した映像を距離推定部251に送出する。距離推定部251は、映像を解析して、その映像を撮影した2次元カメラ11Eが設けられた展示装置30Eと映像に写る利用者との距離を推定する。例えば、距離推定部251は、映像に写った利用者とその周囲の商品棚131との位置関係から、利用者と展示装置30Eとの距離を推定する。距離推定部251は、推定した距離を出力指示部261へ送出する。出力指示部261は、利用者が展示装置30Eから所定の距離内に存在するか否かを判定する(ステップS41)。
利用者が展示装置30Eから所定の距離内に存在すると判定すると(ステップS41の判定結果「YES」)、出力指示部261は、商品Eの画像と商品Eの商品説明とを含む商品陳列画像を生成する。出力指示部261は、商品陳列画像を展示装置30Eへ送出する。展示装置30Eでは、制御部33が商品Eの画像と商品説明を含む商品陳列画像を出力部32に表示させる(ステップS42)。
一方、利用者が展示装置30Eから所定の距離内に存在しないと判定すると(ステップS41の判定結果「NO」)、出力指示部261は、商品Eをボリューム表示した商品陳列画像を生成する。出力指示部261は、商品陳列画像を展示装置30へ送信する。展示装置30Eでは、制御部33が商品Eをボリューム表示した商品陳列画像を出力部32に表示させる(ステップS43)。
本発明の実施例2については種々の変形例が考えられる。例えば、フロア101の出入口141A、141Bにてビーコン信号の発信機を利用者に配布する。展示装置30Eの付近では、ビーコン信号の受信機を設置し、利用者が近づくとビーコン信号を受信して、利用者が近づいたことを検出する。このとき、受信機は利用者が近づいたことを示す信号をエッジ端末装置201に送信する。エッジ端末装置201では、距離推定部251がその信号を受信する。距離推定部251は、その信号を受信すると、ビーコン信号を検出できる距離を出力指示部261へ送出する。出力指示部261は、その距離に応じて商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成する。展示装置30Eは、商品陳列画像を表示する。
また、本実施例において、利用者と展示装置30Eとの距離を推定する他の方法として、フロア101内において出入口141A、141Bから展示装置30Eに至る通路の床上に圧力センサを設けてもよい。圧力センサが人の重さを検出すると、その圧力センサの設置位置と展示装置30Eの設置位置に基づいて利用者と展示装置30Eとの距離を推定してもよい。フロア101内の通路に設置するのは圧力センサに限定されない。例えば、フロア101内において展示装置30Eに至る通路に人感センサを設けてもよい。この場合、人の通過を検出した人感センサの設置位置と展示装置30Eの設置位置とに基づいて、利用者と展示装置30Eとの距離を推定してもよい。
次に、本発明の実施例3に係る展示システム3について図15乃至図16を参照して説明する。実施例3では、実施例1の機能に加えて、展示装置30に陳列された商品に対する利用者の選択操作に基づいて商品のボリューム表示を行なう機能を有する。なお、実施例3に係る展示システム3について、実施例1に係る展示システム1と同様の構成要素及び機能については、その詳細な説明を省略する。
図15は、本発明の実施例3に係る展示システム3のブロック図である。実施例3に係る展示システム3は、実施例1に係る展示システム1と同様に、店舗映像センサ10、展示装置30、サーバ端末装置40、及び店舗端末装置50を備えている。一方、展示システム3はエッジ端末装置20に代えてエッジ端末装置202を備えている。エッジ端末装置202は、エッジ端末装置20と同様に、構成要素21〜25、27〜29を備えている。また、エッジ端末装置202は、出力指示部26に代えて出力指示部262を有するとともに、選択商品検出部252を有している。選択商品検出部252は、映像入力部21から2次元カメラ11や3次元カメラ12が撮影した映像を取得する。選択商品検出部252は、その映像に写る利用者が展示装置30に陳列された商品のうち手に取った商品の画像を、記憶部29に予め記録された各商品の画像と照合し、利用者がどの商品を手にしたかを特定する。選択商品検出部252は、特定した商品の情報を出力指示部262へ送出する。出力指示部262は、実施例1に係る出力指示部26の機能に加え、利用者が選択した商品についてボリューム表示を行なった商品陳列画像を生成する機能を有している。なお、実施例3の他の構成及び機能は実施例1と同様であるが、実施例3と実施例2とを組み合わせることも可能である。
図16は、本発明の実施例3に係る展示装置30の表示領域の変更制御処理を示すフローチャートである。前提として、2次元カメラ11が、展示装置30に陳列された商品のうち、利用者が手に取った商品を撮像できるように設置されている。まず、2次元カメラ11が、店舗内の利用者の映像を撮影し続け、その映像を映像入力部21へ送出する。また、3次元カメラ12は、利用者の棚前行動を撮影し続け、その映像を映像入力部21へ送出する。映像入力部21は、2次元カメラ11および3次元カメラ12が撮影した映像を選択商品検出部252へ送出する。選択商品検出部252は、映像を解析して、利用者が手に取った商品があれば、利用者によって選択された商品を特定する(ステップS51)。例えば、選択商品検出部252は、3次元カメラ12が撮影した映像によって、利用者が手に取った商品を特定する。或いは、選択商品検出部252は、記憶部29に予め記録された商品の画像と2次元カメラ11が撮影した画像との類似度を算出し、類似度が所定の閾値以上であれば、2次元カメラ11で撮影した画像が記憶部29に予め記録された商品であると特定する。選択商品検出部252は、特定した商品の情報を出力指示部262へ送出する。出力指示部262は、選択商品検出部252が特定した商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成する。出力指示部262は、商品陳列画像を展示装置30へ送信する。展示装置30では、制御部33が、ボリューム表示した商品を含む商品陳列画像を表示する(ステップS52)。
上述の処理と連動して下記の処理を実行してもよい。例えば、店舗において高級品などは実際の商品ではなく、空箱を展示することがある。このため、展示装置30に高級品の空箱を展示する。利用者が、その空箱を手に取ると、選択商品検出部252は、2次元カメラ11や3次元カメラ12が撮影した映像を分析して、利用者が手に取った空箱の商品を特定する。選択商品検出部252は、特定した商品の情報をデータ出力部28へ送出する。データ出力部28は、レジに設置されたPC51に利用者が選択した高級品の情報を送信する。レジ担当の従業員は、PC51に通知された高級品の情報を取得して、その高級品をレジに予め用意しておく。これにより、利用者がレジで空箱を提示してから高級品を探し出す必要が無く、業務の効率化、利用者の待ち時間を低減することができる。
利用者が選択した商品を特定する方法は上記の方法に限定されるものではなく、他の方法を採用することもできる。例えば、利用者が展示システム3と連携するアプリケーションプログラム(以下、専用アプリと称する)を自身が所有する携帯端末で起動してもよい。この場合、利用者は、専用アプリを用いて展示装置30から所定の範囲内で展示装置30に陳列されている商品の検索を行なう。すると、専用アプリは利用者が検索した商品の情報と、利用者が所有する携帯端末の位置情報とをエッジ端末装置202へ送信する。エッジ端末装置202では、選択商品検出部252がこれらの情報を受信する。選択商品検出部252は、携帯端末の位置情報から利用者が存在する位置に設置された展示装置30を特定する。また、選択商品検出部252は、特定した展示装置30に利用者が検索した商品が陳列されているかどうかを判定する。選択商品検出部252は、利用者が検索した商品が特定した展示装置30に陳列されている場合、特定した展示装置30の識別情報と利用者が検索した商品の情報とを出力指示部262へ送出する。出力指示部262は、利用者が検索した商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成する。出力指示部262は、商品陳列画像を識別情報が示す展示装置30へ送信する。
また、出力部32をタッチパネルと一体的に組み合わせたディスプレイとしてもよい。この場合、陳列領域31に陳列された商品に対応する表示領域320にその商品に画像だけでなく選択ボタンを表示する。利用者が選択ボタンをタッチすると、入力受付部35は、利用者が選択した商品の情報をエッジ端末装置202へ送信する。エッジ端末装置202では、入力情報受信部27がその商品情報を受信して、選択商品検出部252へ送出する。出力指示部262は、利用者が選択した商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成する。展示装置30は、その商品陳列画像を表示する。
上述の処理と連動して以下のような処理を加えてもよい。例えば、医薬品を販売する店舗では、利用者が薬剤師から説明を受けないと購入することができない商品が存在する。展示装置30にはそのような特定商品の空箱を展示する。また、その特定商品に対応する展示装置30の表示領域320に商品購入ボタンを表示する。利用者が商品購入ボタンを操作すると、入力受付部35は、利用者が操作した商品購入ボタンに対応する商品の情報をエッジ端末装置202へ送信する。エッジ端末装置202では、入力情報受信部27がその商品情報を受信し、データ出力部28へ送出する。データ出力部28は、レジに設置されたPC51に利用者により購入された商品の情報を送信する。薬剤師は、PC51にて通知された商品をレジに用意しておく。利用者がレジに到着すると、薬剤師は、その商品の説明を行なう。これにより、利用者の購買行動を補助して、買物のし易さを向上することができる。
また、本実施例において、利用者の動作を検出するために加速度センサを商品に装着したり、陳列領域31の商品陳列面(又は、商品陳列棚)に重量センサを設けてもよい。そして、加速度センサは利用者が商品を手に取ることによって商品に生じた加速度を検出し、重量センサは利用者が商品を手に取ることによって重量変化を検出する。このように、加速度センサや重量センサの検出結果に基づいて、利用者が手に取った商品に対応する表示領域320に対してボリューム表示を行なうようにしてもよい。
次に、本発明の実施例4に係る展示システム4について図17乃至図18を参照して説明する。実施例4では、エッジ端末装置20がボリューム表示した商品陳列画像を生成して展示装置30へ送信するのではなく、展示装置30が商品陳列画像を生成して表示する。なお、実施例4に係る展示システム4について、実施例1に係る展示システム1と同様の構成及び機能については、その詳細な説明を省略する。
図17は、本発明の実施例4に係る展示システム4のブロック図である。実施例4に係る展示システム4は、実施例1に係る展示システム1と同様に、店舗映像センサ10、サーバ端末装置40、及び店舗端末装置50を備えている。また、エッジ端末装置20に代えてエッジ端末措置203が設けられるとともに、展示装置30に代えて展示装置300が設けられる。エッジ端末装置203は、エッジ端末装置20の構成要素21〜25、27〜29を具備するとともに、出力指示部26に代えて出力指示部260を設けている。また、展示装置300は、展示装置30の構成要素31、32、34、35を具備するとともに、制御部33に代えて制御部331を備えるとともに、記憶部36を備えている。
エッジ端末装置203の出力指示部260は、ボリューム表示を行なう商品の識別情報を含む指示情報を展示装置300へ送信する。展示装置300の記憶部36は、出力部32の表示領域320に表示する画像を記憶している。記憶部36は、例えば、展示装置300が有するハードディスクや展示装置300に接続するUSBメモリなどである。制御部331は、記憶部36から画像を読み出して商品陳列画像を生成する機能を有している。なお、展示システム4の他の構成や機能は展示システム1と同様であるが、実施例4と実施例2や実施例3とを組み合わせることも可能である。
図18は、本発明の実施例4に係る展示装置300の表示領域320の変更制御処理のフローチャートである。図18のフローチャートを参照して、図6で説明した各時間帯に来店する利用者層の変化に応じてボリューム表示を行なう商品を切り替える処理に対応する実施例4の処理について説明する。図18のフローチャートは、図6と同様のステップS11〜S14を有するとともに、新たなステップS135を導入している。
前提として、展示装置300では、制御部331が記憶部36から陳列領域31に陳列された商品に対応する画像を読み出して商品陳列画像を生成して、出力部32が商品陳列画像を表示するものとする。
まず、興味推定部25がボリューム表示を行なうべき商品を推定する時刻になったと判定して、現在の日時情報を取得する(ステップS11)。次に、興味推定部25は、日時情報が示す曜日および時間帯に最も多く来店する利用者層の属性情報を記憶部29から読み出す(ステップS12)。また、興味推定部25は、現在の曜日時間帯に来店する多数派の利用者層の属性情報が示す利用者の興味を推定する(ステップS13)。その後、興味推定部25は、利用者の興味があると推定した商品の情報を出力指示部260へ送出する。出力指示部260は、その商品の識別情報を展示装置300へ送信する(ステップS135)。展示装置300では、制御部33が通信部34を介して商品の識別情報を取得する。制御部33は、識別情報に対応する商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成して、出力部32へ送出する。出力部32は、その商品陳列画像を表示する(ステップS14)。
本実施例において、USBメモリを利用すれば、商品陳列画像に表示する商品の画像を手軽に切り替えることができる。例えば、時間帯によって来店する利用者層が異なる場合、同じ商品であっても特定の年代別に異なる画像を表示したいようなことがある。本実施例によれば、例えば、商品の画像を記憶するUSBメモリを対象とする年代別に複数用意しておき、それぞれの時間帯に多く来店する利用者の年代に合わせてUSBメモリを差し替えることで、手軽に商品陳列画像を切り替えることができる。また、時間帯に応じて陳列領域31に陳列する商品を切り替える場合にも、本実施例のようにUSBメモリを利用すれば、商品の切替に合わせて簡単に商品陳列画像を変更することができる。
なお、制御部331が、実物情報と動体情報の少なくとも一方に基づいて表示領域320を変更するか否かを決定する機能を有していてもよい。例えば、記憶部29が商品の大きさを示す情報とその商品の画像と対応付けて記憶しており、制御部331は、陳列領域31に陳列された商品の大きさ(実物情報)が所定の閾値より小さい場合には、その商品の表示領域320の表示態様を変更すると決定する。そして、制御部331は、所定の時間間隔で、その商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成して、出力部32へ送出する。或いは、加速度センサを商品に装着しておき、制御部331が加速度センサの検出した加速度を取得できるように構成しておく。そして、加速度センサから取得した加速度(動体情報)が所定の閾値以上の場合、制御部331は、利用者がその商品を手に取った可能性があるので、その商品をボリューム表示すると決定する。その後、制御部331は、商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成する。
次に、本発明の実施例5に係る展示システム5について図19乃至図20を参照して説明する。実施例5では、展示装置30の制御部33の機能をエッジ端末装置204が実施している。なお、実施例5に係る展示システム5について、実施例1に係る展示システム1と同様の構成及び機能については、その詳細な説明を省略する。
図19は、本発明の実施例5に係る展示システム5のブロック図である。実施例5に係る展示システム5は、実施例1に係る展示システム1と同様に、店舗映像センサ10、サーバ端末装置40、及び店舗端末装置50を備えている。また、エッジ端末装置20に代えてエッジ端末措置204が設けられるとともに、展示装置30に代えて展示装置301が設けられる。展示装置301は、展示装置30の制御部33以外の構成要素31、32、34、35を具備している。エッジ端末装置204は、エッジ端末装置20の構成要素21〜29を具備するとともに、新たに出力制御部263を設けている。出力制御部263は、実物情報と動体情報のうち少なくとも1つに基づいて、展示装置301の出力部32の表示領域320の表示態様を変更する。なお、展示システム5の他の構成及び機能は展示システム1と同様であるが、実施例5について実施例2や実施例3と組み合わせることも可能である。
図20は、本発明の実施例5に係る展示装置301の表示領域320の変更制御処理を示すフローチャートである。図20のフローチャートを参照して、図6で説明した各時間帯に来店する利用者層の変化に応じてボリューム表示を行なう商品を切り替える処理に対応する本実施例の処理について説明する。なお、図20のフローチャートは、図6のフローチャートと同様にステップS11〜S13を有するとともに、ステップS14に代えてステップS141を備える。
まず、興味推定部25がボリューム表示を行なうべき商品を推定する時刻になったと判定すると、現在の日時情報を取得する(ステップS11)。次に、興味推定部25は、日時情報が示す曜日及び時間帯に最も多く来店する利用者層の属性情報を記憶部29から読み出す(ステップS12)。その後、興味推定部25は、現在の曜日および時間帯に来店する多数派の利用者層の属性情報が示す利用者の興味を推定する(ステップS13)。次に、興味推定部25は、利用者の興味があると推定した商品の情報を出力指示部26へ送出する。出力指示部26は、その時間帯に多く来店することが予想される利用者層の興味があると推定された商品をボリューム表示した商品陳列画像を生成して、出力制御部263へ送出する。出力制御部263は、その商品陳列画像を展示装置301へ送信し、展示装置301の出力部32に表示させる(ステップS141)。展示装置301では、出力部32がその商品陳列画像を表示する。本実施例によれば、制御部33の機能をエッジ端末装置204に移植したので、展示装置301を軽量化し運搬性能を向上することができる。
次に、本発明の実施例1乃至実施例5に係る展示システム1〜5に適用されるネットワーク構成について説明する。図21は、本発明に係る展示システムに適用される第1のネットワーク構成を示すネットワーク図である。図21に示す第1のネットワーク構成では、エッジ端末装置20の機能を店舗に設置している。ここでは、店舗映像センサ10、エッジ端末装置20、展示装置30、及び店舗端末装置50は、店舗側のLANに接続されている。店舗側のLANは、ゲートウェイ60を介してインターネットやキャリア網等のネットワーク61と接続される。エッジ端末装置20は、ネットワーク61を介してデータセンタに設置されたサーバ端末装置40と通信を行う。第1のネットワーク構成は、実施例1に係る展示システム1のみならず、実施例2及び実施例3に係る展示システム2、3にも適用可能である。
また、サーバ端末装置40の一部または全部の機能を有したモジュールをエッジ端末装置20に追加することも可能である。例えば、エッジ端末装置20に、店舗ごとに来店する可能性が高い年齢層を対象とした利用者層の分析のみを行なうことができるビッグデータ分析部41の機能を搭載し、対象外の年齢層の利用者が来店した場合には、サーバ端末装置40に問い合わせるような構成とすることも可能である。或いは、サーバ端末装置40の全部の機能を有したモジュールをエッジ端末装置20に追加することにより、サーバ端末装置40を省略するような構成とすることも可能である。逆に、エッジ端末装置20の機能の一部をサーバ端末装置40に搭載することも可能である。例えば、エッジ端末装置20の興味推定部25の機能をサーバ端末装置40に搭載してもよい。
図22は、本発明に係る展示システムに適用される第2のネットワーク構成を示すネットワーク図である。図22に示す第2のネットワーク構成では、エッジ端末装置20の機能をデータセンタに設置するサーバ端末装置に実装している。ここで、店舗映像センサ10、展示装置30、及び店舗端末装置50は、店舗側のLANに接続されている。店舗側のLANは、ゲートウェイ装置60を介してインターネットやキャリア網等のネットワーク61と接続される。サーバ端末装置40は、データセンタ6に設置されている。また、エッジ端末装置20と同等の機能を有するサーバ端末装置70は、データセンタ7に設置されている。サーバ端末装置70は、ネットワーク61を介して、データセンタ7に設置されたサーバ端末装置40と通信を行う。展示装置30は、ネットワーク61を介してデータセンタ7に設置されたサーバ端末装置70と通信を行う。なお、サーバ端末装置40とサーバ端末装置70とを同じデータセンタ6に設置してもよい。第2のネットワーク構成は、実施例1に係る展示システム1に適用されるのみならず、実施例2及び実施例3に係る展示システム2、3にも適用可能である。
図21及び図22を参照して説明したように、実施例1乃至実施例5に係る展示システム1〜5については、データセンタ側のサーバ端末装置70などにエッジ端末装置20の機能を搭載し、エッジ端末装置20を店舗側に設けない構成としてもよい。また、サーバ端末装置40の機能をエッジ端末装置20に搭載し、サーバ端末装置40を設けない構成としてもよい。或いは、エッジ端末装置20とサーバ端末装置40とを個別に設け、上述の機能を任意にエッジ端末装置20やサーバ端末装置40に振り分けるような構成としてもよい。
図23は、本発明に係る展示システム8の最小構成を示すブロック図である。展示システム8は、展示装置30と、制御装置20aとを含む。展示装置30は、陳列領域31と、表示領域320とを少なくとも有している。陳列領域31には、実際の商品(実物)が陳列される。陳列領域31は、例えば、商品を陳列する棚、商品を吊るして展示するスタンドやネットなどである。表示領域320は、陳列領域31に陳列する実物に対応して、例えば、ディスプレイなどの出力部に表示された画像の一つの領域である。制御装置20aは、制御部250aを少なくとも有している。展示装置30と制御装置20aとは通信可能に接続されている。制御装置20aの制御部250aは、展示装置30を制御する。
制御部250aは、実物情報と動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域320を変更するか否かを決定する機能を備えている。また、制御部250aは、実物情報と動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域320の表示態様を変更する機能を備えていてもよい。なお、上述のエッジ端末装置20、201、202、203は制御装置20aを例示しており、出力指示部26、260、261、262は制御部250aを例示している。
図24は、本発明に係る展示システムに含まれる制御装置20bの最小構成を示すブロック図である。制御装置20bは、制御部250bを少なくとも有している。制御部250bは、実際の商品(実物)を陳列する陳列領域と、実物に対応する表示領域とを有する展示装置(不図示)を制御する。例えば、制御部250bは、実物情報と動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、表示領域の表示態様を変更する。なお、エッジ端末装置204は制御装置20bを例示しており、出力制御部263は制御部250bを例示している。
本発明の実施例1乃至実施例5では、店舗内に設置した展示装置で商品のボリューム表示を行なうような場面について説明を行なったが、本発明に係る展示システムはその他にも下記のような場面で利用することができる。
(例1)店舗において、展示装置30の陳列領域に警備員のポスターを陳列する。例えば、実施例1の場合、過去に万引きを行った可能性がある人物の顔写真を予め登録しておき、その人物が来店すると警備員のポスターに対応する表示領域をボリューム表示する。或いは、実施例3の場合、顧客が商品棚の前で商品を手に取りそのままバッグに入れるような動作を検知した場合、警備員のポスターに対応する表示領域をボリューム表示する。これによって、万引き防止の効果が期待できる。
(例2)店舗やAI(Artificial Intelligence)ロボットが顧客やオペレータなどによって指定された商品を自動収集するような場面で、展示装置30の陳列領域に陳列された商品であって収集対象となる商品に対応する表示領域をボリューム表示する。例えば、実施例2の場合、AIロボットと展示装置30との距離に応じて商品をボリューム表示してもよい。或いは、収集対象となる商品についてボリューム表示を行なうようにしてもよい。これにより、AIロボットによる収集対象商品の認識精度が向上されることを期待できる。
(例3)展示会場において、実施例1乃至実施例5で説明したように、展示装置30の展示領域に陳列された商品(展示品)に対応する表示領域をボリューム表示してもよい。これにより、展示会場に来場している人の興味に合わせて展示品をアピールすることができる。
(例4)農場に展示装置30を設置して、陳列領域にカカシを陳列してもよい。そして、イノシシなどの野生動物を画像センサなどで検出し、実施例2と同様に、野生動物と展示装置30との距離に応じてカカシに対応する表示領域のボリューム表示を行なう。例えば、イノシシが展示装置30に近寄ってきたらカカシの画像を拡大して表示したり、カカシを数多く表示したりする。これにより、イノシシなどの野生動物が農場を荒らすのを防止する効果が期待できる。
(例5)建物内外に設置された通路に展示装置30を設置し、陳列領域に出口や行き先などを案内する標識を陳列する。そして、人感センサなどで人の気配を感知すると、標識に対応する表示領域をボリューム表示して人を誘導する。これにより、複雑で目印の少ない地下道などを通行する人が、道に迷うことを防止する効果が期待できる。
(例6)交通事故が多発する道路付近に展示装置30を設置し、陳列領域に交通標識や注意を呼びかけるポスターなどを陳列する。そして、車両が展示装置30に対して所定の距離以内に近づくと、交通標識などに対応する表示領域をボリューム表示する。これにより、交通事故の発生を予防する効果が期待できる。
(例7)病院内で薬品や検体を運搬するAIロボットの導入も行なわれている。この場合、病院内で展示装置30を設置して、陳列領域に目印標識を陳列する。そして、AIロボットが展示装置30から所定の距離以内に存在することを検出すると、その目印標識をボリューム表示する。これにより、AIロボットの認識精度が向上し、確実に目的地に薬品などを届けることができる。なお、上述の応用例において、動体は人(利用者、店員など)、動物、物(ロボット、無人飛行体など)のいずれでもよい。
上述の実施例では、エッジ端末装置20をパーソナルコンピュータ(PC)などとして説明したが、エッジ端末装置20の全ての機能又は一部の機能、並びに、店舗映像センサ10及びエッジ端末装置20の全ての機能又は一部の機能をロボットに搭載してもよい。つまり、本発明に係る展示システムにおいて、エッジ端末装置20の代わりにロボットを備えることも可能である。或いは、本発明に係る展示システムにおいてエッジ端末装置20とロボットの両方を含めるようにしてもよい。
上述の展示装置30は、内部にコンピュータシステムを有している。上述の展示装置30の処理過程は、プログラム形式でコンピュータ読取可能な媒体に記憶されており、そのプログラムをコンピュータが読み出して実行することにより、上述の処理が行なわれる。ここで、コンピュータ読取可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリなどをいう。また、本発明の機能を実施するコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、そのコンピュータがコンピュータプログラムを実行するようにしてもよい。上述のプログラムは、本発明の機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上述のプログラムは、本発明の機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、所謂差分プログラム(差分ファイル)であってもよい。
最後に、本発明は上述の実施例及び変形例に限定されるものではなく、添付した請求の範囲に規定される発明の範囲内における設計変更や改変をも包含するものである。例えば、エッジ端末装置20、201、202やサーバ端末装置70は、展示システムにおいて展示装置と協働する情報処理装置を例示している。
本発明は、店舗などに設置されて商品を陳列するとともに商品の画像や商品説明を表示する展示装置、表示制御装置、及び展示システムに適用されるものであるが、これに限定されるものではない。本発明の適用範囲は、商品を陳列して販売する店舗以外にも、倉庫や病院等の施設、道路や公共施設などの社会生活基盤に対しても広く適用できる。
1、2、3、4、5 展示システム
6、7 データセンタ
10 店舗映像センサ
11 2次元カメラ
12 3次元カメラ
20、201、202、203、204 エッジ端末装置
21 映像入力部
22 メタデータ変換部
23 メタデータ送信部
24 マーケットデータ受信部
25 興味推定部
26、260、261、262 出力指示部
27 入力情報受信部
28 データ出力部
29 記憶部
30、300、301 展示装置
302 制御装置
31 陳列領域
32 出力部
320 表示領域
33、330、331 制御部
34 通信部
35 入力受付部
36 記憶部
40 サーバ端末装置
41 ビッグデータ分析部
50 店舗端末装置
51 PC
52 スマートデバイス
60 ゲートウェイ装置
61 ネットワーク
70 サーバ端末装置
100、101 フロア
110、111 レジ
120、121 レジ棚
130、131 商品棚

Claims (20)

  1. 実物を陳列する陳列領域と、
    前記実物に対応する画像の表示領域と、
    前記実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記表示領域の表示態様を変更する制御部と、
    を備えることを特徴とする展示装置。
  2. 前記実物情報は実際の商品に関する情報であり、前記動体情報は利用者に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の展示装置。
  3. 前記制御部は、前記実物情報と前記動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記表示領域の表示態様を変更するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の展示装置。
  4. 前記制御部は、日時情報と前記動体の来店傾向情報とに基づいて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  5. 前記制御部は、前記動体の過去の購買行動履歴に基づいて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  6. 前記制御部は、前記動体の属性に応じて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  7. 前記制御部は、前記動体が前記実物を選択する行動に応じて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  8. 前記制御部は、前記動体と自装置との距離に応じて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  9. 前記制御部は、前記実物の属性に応じて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  10. 前記制御部は、前記実物情報と前記動体情報とのうち少なくも一方に基づいて、前記表示領域を拡大することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  11. 前記制御部は、前記実物情報と前記動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記表示領域を拡大するとともに、前記拡大した表示領域に表示する前記実物の数または前記実物の大きさ、前記拡大した表示領域の色彩または明るさ、のうち何れか1つを変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  12. 前記陳列領域を前記実物の数または種類に応じて複数設けるとともに、
    前記表示領域も前記複数の陳列領域に対応して複数設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の展示装置。
  13. 実物を陳列する陳列領域と、前記実物に対応する画像の表示領域と、を備える展示装置に適用される表示制御装置であって、
    前記実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記表示領域の表示態様を変更する制御部を備えることを特徴とする表示制御装置。
  14. 前記実物情報は実際の商品に関する情報であり、前記動体情報は利用者に関する情報であることを特徴とする請求項13に記載の表示制御装置。
  15. 実物を陳列する陳列領域と、前記実物に対応する画像の表示領域と、を備える展示装置と、
    前記実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記表示領域の表示態様を変更する表示制御装置と、
    を備えることを特徴とする展示システム。
  16. 展示装置と情報処理装置とを備える展示システムであって、
    前記展示装置は、実際の商品に相当する実物を陳列する陳列領域と、前記実物に対応する画像の表示領域と、前記実物に関する実物情報と利用者に相当する動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて前記表示領域の表示態様を変更する制御部と、を備え、
    前記情報処理装置は、前記動体が前記陳列領域に陳列された前記実物に対して興味があるかを推定する興味推定部を備え、
    前記制御部は、前記興味推定部が前記動体の興味があると推定した前記実物の画像に対応する前記表示領域の表示態様を変更することを特徴とする展示システム。
  17. 前記制御部は、日時情報と前記動体の来店傾向情報とに基づいて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項16に記載の展示システム。
  18. 前記制御部は、前記動体の過去の購買行動履歴または前記動体の属性に基づいて前記表示領域の表示態様を制御することを特徴とする請求項16に記載の展示システム。
  19. 陳列領域と表示領域とを備える展示装置に適用される表示制御方法であって、
    前記陳列領域に陳列された実物に対応する画像を前記表示領域に表示し、
    前記実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記表示領域の表示態様を変更することを特徴とする表示制御方法。
  20. 陳列領域と表示領域とを備える展示装置のコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記陳列領域に陳列された実物に対応する画像を前記表示領域に表示し、
    前記実物に関する実物情報と動体に関する動体情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記表示領域の表示態様を変更することを特徴とするプログラム。
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