JP2015032672A - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】出力違いの太陽電池モジュールに取り付けられる端子ボックスに同じダイオードを用いた場合の放熱量の違いに対応し、さまざまな太陽電池モジュールに対応可能とする。
【解決手段】太陽電池モジュールに接続される電極端子がケースの一方の側に設けられ、ケースの他方の側に設けられたダイオードに放熱板が結合され、ケースの他方の側に一方の側よりも拡幅された部分を設け、電極端子に接続された外部接続用ケーブルを拡幅された部分からケースの外に向けて延出させる。ケース内で外部接続用ケーブルを引き回すスペースを大きく取る必要がなくなり、放熱板の長さをより一層長くすることができるため、同じダイオードを用いた場合にダイオードの発熱量が増大しても放熱板により対応可能となり、1種類の大きさの端子ボックスと1種類のダイオードとで、放熱板を変えるだけで出力の異なる各種の太陽電池モジュールに対応が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール用端子ボックスに関するものである。
従来、装置間の電気的接続を行うために種々の形態の端子ボックスが用いられている。例えば太陽光発電システムの太陽電池パネルでは複数枚の太陽電池モジュールを縦横に並べ、各太陽電池モジュールに外部接続用ケーブルをそれぞれ接続するための太陽電池モジュール用端子ボックスが取り付けられているものがある。そのような太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、複数の端子を横並びに配設し、各端子には各モジュールをそれぞれ接続し、並び方向両端の正負の電極端子には外部接続用ケーブルをそれぞれ接続し、日陰で発電能力の低下したモジュールとの接続状態を回避する等のために、両電極端子およびその間に配置された中間端子の各端子間にそれぞれダイオードを接続したものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2009−302590号公報
上記太陽電池モジュール用端子ボックスでは、矩形箱型のケースの長辺に沿う方向に各端子が横並びに配設され、各端子間にそれぞれ接続されるモールドタイプのダイオードが端子の並び方向に横並びに配置されている。また、端子の列と並列に延在するように放熱板が設けられ、各ダイオードは放熱板にそれぞれねじ止めにより固定されている。また、一対の外部接続用ケーブルが、矩形箱型のケースの短辺に沿って放熱板の両端の外側を通過するように端子ボックス内に挿入され、端子の列方向両端の一対の電極端子にそれぞれ接続されている。
このような構成の端子ボックスでは、上記したように外部接続用ケーブルが放熱板の両端の外側を通過して端子に接続されていることから、ケーブルを通すスペースを確保する分だけ放熱板を設置するスペースが狭まり、放熱板の大きさが制限されてしまうという問題がある。特に、高出力タイプの太陽電池モジュールに対応させる場合には、放熱板の大きさが制限されるため、大型または高性能のダイオードを用いることになり、太陽電池モジュールの能力の差違によりダイオードを変更するという煩雑さがあった。また、単体のダイオードを複数用いて各端子間を接続する場合には、各ダイオードは、ある程度間隔を空けて配置される。それにより、全体としてのダイオードの配置スペースが広くなり、それに伴って各端子の間隔も広がって、太陽電池モジュール用端子ボックスのコンパクト化が困難になるという問題があった。
特に、従来は、太陽電池モジュールの出力の違いに応じて、スペックの異なる端子ボックスを用意することで対応しており、その結果、各種の大きさの違う端子ボックス、形状の異なる電極端子および各種のダイオードなどの部材を複数種類用意する必要があった。そのため、端子ボックスの組み立てやその管理が煩雑になるという問題があった。
このような課題を解決して、出力違いの太陽電池モジュールに取り付けられる端子ボックスに同じダイオードを用いた場合の放熱量の違いに対応し、さまざまな太陽電池モジュールに対応可能とするために、本発明に於いては、太陽電池モジュール用端子ボックスであって、太陽電池モジュールに取り付けられるケースと、前記太陽電池モジュールに接続されるべく、前記ケースの一方の側に設けられた電極端子と、前記ケースの一方の側に対向する他方の側に設けられたダイオードと、前記ダイオードに結合された放熱板と、前記電極端子に接続され、前記ケースの外に向けて延出される外部接続用ケーブルとを有し、前記ケースが、前記他方の側で前記一方の側よりも拡幅された部分を有し、前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分から前記ケースの外に向けて延出しているものとした。
これによれば、太陽電池モジュールに接続される電極端子がケースの一方の側に設けられ、ケースの他方の側に設けられたダイオードに放熱板が結合され、ケースの他方の側に一方の側よりも拡幅された部分を有し、電極端子に接続された外部接続用ケーブルが拡幅された部分からケースの外に向けて延出しているため、ケース内で外部接続用ケーブルを引き回すスペースを大きく取る必要がなくなり、その余剰スペースを放熱板の配置スペースに用いることができ、放熱板の長さをより一層長くすることができるため、同じダイオードを用いた場合にダイオードの発熱量が増大しても放熱板により対応可能となり、1種類の大きさの端子ボックスと1種類のダイオードとで、放熱板を変えるだけで出力の異なる各種の太陽電池モジュールに対応が可能となる。
また、太陽電池モジュール用端子ボックスであって、太陽電池モジュールに取り付けられるケースと、前記太陽電池モジュールに接続されるべく、前記ケースの一方の側に沿って一つの列をなして配列された3つ以上の電極端子と、前記ケースの一方の側に対向する他方の側に沿って配置され、前記電極端子の隣り合うものの間に渡り接続された複数のダイオードと、前記複数のダイオードに結合された放熱板と、前記電極端子の前記列の各端に接続され、前記ケースの外に向けて延出される外部接続用ケーブルとを有し、前記ケースが、前記他方の側で前記電極端子の前記列方向に拡幅された部分を有し、前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分から前記ケースの外に向けて延出しているものとした。
これによれば、太陽電池モジュールに接続される電極端子がケースの一方の側に一つの列をなして配列され、ケースの他方の側に沿って配設された複数のダイオードに放熱板が結合され、電極端子の列の各端に接続された外部接続用ケーブルがケースの電極端子の配列方向に拡幅された部分からケースの外に向けて延出しているため、ケース内で外部接続用ケーブルを引き回すスペースを大きく取る必要がなくなり、その余剰スペースを放熱板の配置スペースに用いることができ、放熱板の長さをより一層長くすることができるため、同じダイオードを用いた場合にダイオードの発熱量が増大しても放熱板により対応可能となり、1種類の大きさの端子ボックスと1種類のダイオードとで、放熱板を変えるだけで出力の異なる各種の太陽電池モジュールに対応が可能となる。
特に、前記拡幅された部分が前記列方向に突出する局部的な突出部をなし、前記外部接続用ケーブルが、前記突出部を画定する壁を、前記列方向に対して前記ダイオード側に傾斜した斜め方向に貫通するとよい。これによれば、外部接続用ケーブルが、ダイオードが配置されている側からケースの外に向けて、電極端子の列に対して斜めに直線的に延出されることから、ダイオードに結合された放熱板の配置スペースを横切る部分が斜めになり、放熱板の配置スペースを例えば矩形形状の角を落とした程度に確保することができ、角を落とした以外の部分に対して放熱板を電極端子の列方向に延長することができる。
また、前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分を画定する壁を前記列方向に貫通するとよい。これによれば、ケースの外に向けて延出される外部接続用ケーブルの延出方向が電極端子の列方向になることから、外部接続用ケーブルは電極端子の列方向の全範囲に重なることなく延出されるようになり、放熱板の配置スペースを少なくとも電極端子の配列範囲一杯に取ることができる。
また、前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分を画定する他方の側の壁を、前記列方向に直交する向きに貫通するとよい。これによれば、拡幅された部分を外部接続用ケーブルの太さに対応させて拡幅すればよく、その拡幅された分だけ放熱板の配置スペースを広げることができるとともに、外部接続用ケーブルが電極端子の列方向に直交する向きに直線的に延在することにより、放熱板の配置スペースを、電極端子の列方向に延在する矩形状に確保することができ、放熱板を矩形状に形成する角を落とす必要が無く、放熱板を大きく形成することができる。
また、前記複数のダイオードは、一体化されたパッケージに内蔵されているとよい。これによれば、複数のダイオードを、配置スペースを小さくし得るパッケージとして一体化することができ、それにより放熱板の放熱面積を相対的に広く取ることができる。また、複数のダイオードを個々に配置する必要が無く、同数のダイオードを配置するためのスペースを減少することができるため、同じ放熱特性の場合に端子ボックスのコンパクト化を促進し得る。
さらに、前記パッケージが、前記電極端子の前記列の略中央に対向するように配置され、前記放熱板は、前記パッケージの両側に互いに相反する方向に延出された延出部を有し、前記延出部の少なくとも一部には、部分的に切り起こしまたは波状に曲成して形成された放熱部が設けられているとよい。これによれば、放熱板が電極端子の配列方向に延在し、その略中央に対向するようにダイオードのパッケージが配置されることにより、放熱板のパッケージを挟んだ両側部分に延出された延出部の形状を自由に設計できる。放熱板の主面にパッケージが積層状態に設けられる場合には、放熱板の主面とケースのカバー(蓋)との間に少なくともパッケージの厚み分の隙間があり、その隙間を利用して、放熱部の一部を放熱板の主面に対して直交する向きに切り起こしたり、放熱部の主面を波打たせるように曲成したりすることができ、放熱性の異なる種々の形状の放熱板を形成することにより、放熱板の選択幅がより一層拡大する。
また、前記放熱板が、前記拡幅された部分に至る大きさに形成されているとよい。これによれば、放熱板をより一層大きく形成することができる。
また、前記ケースが、ポッティング液を満たすべく、前記放熱板を僅かな隙間をもって外囲する仕切りを有するとよい。これによれば、放熱量の大きなものに合わせてケースの大きさを決めた場合に、低出力タイプの太陽電池モジュールに対応させるべく外形の小さな放熱板を使用する場合に、その放熱板を僅かな隙間をもって外囲する仕切りを設けることにより、ポッティング液を満たす範囲を必要最小限の大きさにすることができ、同じ外形のケースを用いても、ポッティング液の使用量を適切化し得る。
このように本発明によれば、太陽電池モジュールに接続される電極端子がケースの一方の側に一つの列をなして配列され、ケースの他方の側に去って配設された複数のダイオードに放熱板が結合され、電極端子の列の各端に接続された外部接続用ケーブルがケースの電極端子の配列方向に拡幅された部分からケースの外に向けて延出しているため、ケース内で外部接続用ケーブルを引き回すスペースを大きく取る必要がなくなり、その余剰スペースを放熱板の配置スペースに用いることができ、放熱板の長さをより一層長くすることができる。そのため、同じダイオードを用いた場合にダイオードの発熱量が増大しても放熱板により対応可能となり、太陽電池モジュールの発電量の違いに対して、ダイオードを変更することなく、放熱量の違いに応じた種々の形状の放熱板を選択して用いることにより対応し得る。
本発明が適用された太陽電池モジュール用端子ボックスの全体を、カバーを外して示す斜視図である。 図1の端子ボックスの要部組み立て分解斜視図である。 図1の端子ボックス1の構成を模式的に示す図である。 (a)〜(d)は放熱板の種々の形状をそれぞれ示す斜視図である。 (a)〜(c)は放熱板の他の形状をそれぞれ示す斜視図である。 拡幅部の第2の例を示す図1に対応する図である。 図6を模式的に示す平面図である。 拡幅部の第3の例を示す図1に対応する図である。 小型の放熱板を配置した例を示す図1に対応する図である。 ボディの形状違いを示す図7と同様の模式図である。 (a)は端子が1個の場合の図3に対応する図であり、(b)は端子が2個の場合の図3に対応する図である。 外部接続用ケーブルが1本の場合の例であり、(a)は端子が3個の場合の図3に対応する図であり、(b)は端子が2個の場合の図3に対応する図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された太陽電池モジュール用端子ボックスの全体を、カバーを外して示す斜視図であり、図2は分解組立斜視図である。端子ボックス1は、本発明が適用される太陽光発電システムにおける太陽電池モジュール2の裏面に例えば接着剤により固着されて使用される。なお、位置関係を説明する場合に、便宜的に図1の上下左右で示した矢印方向により説明する。
端子ボックス1の外形を形成するケースは、図1に示されるように、全体として箱型に形成されたボディ3と、ボディ3の開口面を覆う板状のカバー4とにより構成されている。なお、ボディ3とカバー4とは合成樹脂材の成形品である。ボディ3は、太陽電池モジュール2の裏面に取り付けられる底壁部の外周部分に立設された外周壁3dと、外周壁3dの内側で外周壁3dに沿うように形成されかつ全周に亘って閉じた状態の内周壁3eとを有する。カバー4は、外周壁3dと略同じ外形に形成され、かつ外周壁3d及び内周壁3e間の隙間に入ることによりラビリンス構造の断面形状となる周壁部(図示省略)を有する。
ボディ3の内周壁3eの内側には、複数(図示例では4個)の電極端子としての各端子5a・5bと、複数(図示例では3個)のダイオード(素子)が一体化されたパッケージに内蔵されたダイオードパッケージ6と、放熱のためにダイオードパッケージ6に結合された放熱板7とが配設されている。
これら端子5a・5b、ダイオードパッケージ6及び放熱板7の配置構成を、図1の端子ボックス1の構成を模式的に示す図3を参照して説明する。なお、図3ではボディ3の外形として外周壁3dを代表して図示しているが、内周壁3eも同様である。各端子5a・5bは、ボディ3の開放側(図の上下左右方向に直交する方向)から見た平面視で、外周壁3dにおけるボディ3の一方の側となる左右方向に延在する上辺部14に沿って直線的に一つの列をなして配列されている。また、ダイオードパッケージ6に内蔵された複数のダイオード(図のD1〜D3)は、外周壁3dにおいて、ボディ3の一方の側に対向する他方の側となる左右方向に延在する下辺部15に沿って配置され、各端子5a・5bの隣り合うものの間に渡り接続されている。ダイオードパッケージ6には、各ダイオードD1〜D3による上記渡り接続のための4本の足6aが互いに平行に端子5a・5b側に延出されており、各足6aが対応する端子5a・5bに例えば半田付けにより接続されている。なお、ダイオードの接続としては、上記した半田付けの他に,溶接,ネジ止め,圧接,バネ接続等があり、接続方法は任意である。
太陽電池モジュール2には、図示例では複数本(図示例では4本)の公知のリボン状のリード線(図示省略)が横一列に等間隔で配設されている。ボディ3の底壁(太陽電池モジュール2の裏面に当接する部分)には、各リード線をボディ3の内部に引き込むための各孔3aが設けられている。孔3aからボディ3内に引き出されたリード線は、対応する端子5a・5bの表側(ボディ3の開口面側)に引き出され、端子5a・5bの表面の所定位置に例えば半田付けにより接続される。なお、太陽電池モジュール2から延出されているリード線の配列は、上記した横一列の等間隔に限られず、互いにオフセットして配列されていたり、不等間隔で配列されているものがある。そのような場合には各孔3aの配置をそれらに合わせればよい。
ダイオードパッケージ6は、上記したように複数(図示例では3個)のダイオードD1〜D3を樹脂モールド成形により内蔵した一体物に形成されている。このように形成されたダイオードパッケージ6は各端子5a・5bの列の略中央に対応する位置に配置されている。なお、図示例ではダイオードパッケージ6の4本の足6aの左右端間となる配列方向の長さは、太陽電池モジュール2のリード線の左右端間となる配列方向の長さよりも短い。
上記したように、太陽電池モジュール2の各リード線の配置と、ダイオードパッケージ6の各足6aの配置との違いに対応するべく、各端子5a・5bは、端子ボックス1の横長の左右方向に対して、太陽電池モジュール2のリード線と接続される部分(対応する孔3aの位置)からダイオードパッケージ6の足6aと接続される部分に至るL字状に形成されている。図示例では、配列方向両端の各端子5aと配列方向中間の2つの端子5bとが、L字及び逆L字をそれぞれ左右対称にするように配設されている。なお、各端子5a・5bの形状は任意であり、またダイオードパッケージ6の形状も種々のものがあり、それぞれ図示例の形状に限定されるものではない。
また、各端子5a・5bは、ボディ3の図における上側(上辺部14側)半分の略全範囲を埋めるように配設され、各端子5a・5b間はボディ3の底面に立設された各壁部により区分けかつ絶縁されている。ボディ3の図における下側(下辺部15側)半分には、その略全範囲を埋めるように放熱板7が配設されている。放熱板7は、太陽電池モジュール2の面に対する平面視で、図に示されるように各端子5a・5bの配列方向(図の左右方向)に細長い板状に形成され、図1のものでは、各端子5a・5bの配置範囲における配列方向両端間の長さ(図3のB)と略同一の長さを有している。その放熱板7の長手方向中央部分にダイオードパッケージ6が積層状態に当接されている。
図2に示されるように、放熱板7の中央部には円形の位置決め孔11が設けられており、ボディ3の底面の下半分の中央部には円柱状ボス部3bが突設されており、ボス部3bに位置決め孔11を嵌合することにより、ボディ3に放熱板7が位置決めされる。なお、ボス部3bには同軸的にねじ孔3cが設けられている。また、ダイオードパッケージ6の中央部分には厚さ方向に通る挿通孔6bが設けられており、ダイオードパッケージ6を放熱板7の中央部分に載置し、ねじ9を挿通孔6bに挿通しかつボス部3bのねじ孔3cにねじ込むことにより、ダイオードパッケージ6と放熱板7とが結合されかつボディ3に共締め状態で固定される。このようにして、放熱板7にダイオードパッケージ6が当接かつ固定される。
また、端子の配列方向両端に位置する各電極端子5aには、正負の電極に対応して外部接続用ケーブル8が例えば半田付けによりそれぞれ接続されている。なお、外部接続用ケーブル8の接続としては、上記半田付けに限られず、溶接,圧着,ネジ止め,圧接,バネ接続等があり、接続方法は任意である。両外部接続用ケーブル8は、図に示されるように、配列方向両端の各端子5aから、直線的に配列された各端子5a・5bの列方向に対して斜めに互いに離反しつつ延出するように設けられている。ボディ3には、略矩形状の外形を形成する外周壁3dと、外周壁3dの内側にて外周壁3dに沿うように全周に亘って閉じた形状の内周壁3eとが設けられている。外部接続用ケーブル8は、配列方向各端の端子5aに半田付けされた接続部8aの近傍で、内周壁3eと外周壁3dとの間でボディ3に係合するケーブルクランプ10によりボディ3に固定され、ボディ3の外に向けて延出している。このように、電極端子5aの近傍から直ぐにボディ3の外へ延出されることにより、ボディ3内に外部接続用ケーブル8のための配線スペースを広く取る必要がない。
また、端子ボックス1には、拡幅された部分として、ボディ3の一部が左右方向(端子5a・5bの配列方向)に突出する局部的な突出部16が設けられている。突出部16は、外周壁3dにおける端子5a・5bの配列方向に位置する側壁部分17の一部を、端子5a・5bの配設方向に直交する線(側壁部分17の上下方向に延在する部分の延長線)を底辺として外に向けて突出させた直角二等辺三角形状に形成されている。なお、図示例では三角形の頂角を直角としたが、突出部16の形状を三角形状にした場合に、その頂角は直角に限られるものではなく種々の角度であってよい。また、突出部16の形状も、三角形状に限られるものではなく、台形や半円形状、その他の種々の形状であってよい。
外部接続用ケーブル8は、端子5a・5bの列方向に対してダイオードパッケージ6側に傾斜した斜め方向に突出部16を貫通するようにされている。図示例では、突出部16における二等辺に相当する部分の端子5a・5bとは相反する側の傾斜壁16aを直交する向きに貫通しており、これにより、ケーブルクランプ10の傾斜壁16aに対する当接面が外部接続用ケーブル8の軸線に直交し、ケーブルクランプ10による保持力が好適に確保される。
上記したように、放熱板7は、端子5a・5bの列方向に長く形成され、ボディ3における端子5a・5bが配置されている側とは反対側に端子5a・5bと並列に配置されている。上記したように、外部接続用ケーブル8は、ボディ3から、端子5a・5b側とは相反する方向に斜め外向きに延出されており、放熱板7の長手方向(端子5a・5bの配列方向)に外部接続用ケーブル8が斜めに逃げるように延在している。
一方、従来の一対の外部接続用ケーブルが互いに平行に配線されるものでは、外部接続用ケーブルが放熱板の長手方向両端を横切るように延在している。そのため、放熱板の長手方向長さが外部接続用ケーブルの手前までとなり、その分、放熱板の設置スペースが減少していた。
それに対して本願発明によれば上記したように、外部接続用ケーブル8が端子5a・5b側とは相反する方向に斜め外向きにボディ3から延出されており、ボディ3内に外部接続用ケーブル8と放熱板7との互いに干渉する部分がほとんど存在しないようにし得ることから、そのスペース増大分を放熱板7の拡大に割り当てることができる。これにより、放熱板7を、端子5a・5bの列方向に延ばすことができ、より大きな放熱板7を取り付けることができる。
なお、図1に示されるように、ボディ3内に端子5a・5bと放熱板7とダイオードパッケージ6とが配設され、かつ外部接続用ケーブル8が対応する電極端子5aに接続された状態で、ポッティング液が充填される。そして、ボディ3にカバー4が組み付けられ、ボディ3内が密閉状態になる。
なお、本発明は、上記図示例では複数のダイオードD1〜D3を内蔵しかつ一体化したダイオードパッケージ6を用いたが、放熱板7の端子5a・5bの列方向長さを長くし得ることから、ダイオード単体を端子5a・5bの隣り合うもの間に接続する従来公知の接続としても放熱板7の放熱面積を確保し得る。また、図示例のように複数のダイオードD1〜D3を一体化したダイオードパッケージ6を用いることにより、同数のダイオードを配置するためのスペースを減少することができるため、同じ放熱特性とした場合に端子ボックスのコンパクト化を促進し得る。
放熱板7は、例えば金属製薄板のプレス加工で製造され、図2に示されるように、ダイオードパッケージ6を載置状態にする平坦な中央部12と、中央部12の両側にそれぞれ延出された両延出部13とを有する。上記したように放熱板7の長手方向(端子5a・5bの列方向)の長さを長くし得ることから、放熱板7における放熱性に寄与する両延出部13の広い面積を確保することができる。
放熱板7において、その放熱面積の増大のみならず、両延出部13の形状変更を自由に設計できる。上記図示例(第1の例)の場合には、放熱板7の両延出部13に、部分的に切り起こした複数の切り起こし片13aが設けられている。これにより、一枚の板状のものよりも放熱面積が拡大しかつポッティング液との接触面積も拡大するため、放熱性を高めることができる。
放熱板7の形状としては、上記図示例(第1の例)に限られるものではなく、図4に種々の形状を示す。なお、上記図示例と同様の部分には同一の符合付してその詳しい説明を省略する。
図4(a)の放熱板21では、その延出部13には、互いに平行な複数本のリブ13bがそれぞれ設けられている。この場合には、上記第1の例の放熱板7と略同等の放熱性を有する。なお、リブ13bに変えてスリット形状にしてもよい。
また、図4(b)の放熱板22では、その延出部13に、コ字状の凹凸波形部13cを一列に並べたものを複数列並べ、かつ隣り合う列同士を並び方向にずらしたものが設けられている。この場合には、上記第1の例の放熱板7よりも放熱板の表面積が拡大されるため、高い放熱性を有するものとなる。
また、図4(c)の放熱板23では、その延出部13に、連続する大きな波となるように曲成された波状部13dが設けられている。この場合には、上記第1の例の放熱板7よりも放熱板の表面積が拡大されるため、放熱性を高めることができる。
また、図4(d)の放熱板24では、その延出部13に、コ字状断面形状の細長い山と谷とが連続する凹凸波形部13eがそれぞれ設けられ、さらに凹凸波形部13eの凸部には複数の小孔13fが設けられている。この場合にも、上記第1の例の放熱板7よりも放熱板の表面積が拡大されるため、放熱性を高めることができる。
さらに、図5(a)・(b)・(c)に他の形状の放熱板25・26・27の例を示す。これらも、上記図示例と同様の部分には同一の符合付してその詳しい説明を省略する。図5(a)の放熱板25では、その延出部13は板状体のままとされている。放熱性をそれ程必要としない場合には板材から切り出したままの放熱板25を用いることができ、それにより加工コストを低減し得る。
図5(b)の放熱板26では、その延出部13の延出方向両端でダイオードパッケージ6の載置側に折り曲げられた曲折部13gが設けられている。この場合には、図5(a)の放熱板25よりも放熱板の表面積が拡大されるため、放熱性を高めることができる。
また、図5(c)の放熱板27では、上記放熱板26の曲折部13gに加えて、延出部13の延出方向に沿う上下の縁でダイオードパッケージ6の載置側に折り曲げられた各曲折部13h・13iと、中央部12の下縁で同様に折り曲げられた曲折部13jとが設けられている。この場合には、図5(b)の放熱板26よりも放熱板の表面積が拡大されるため、放熱性をさらに高めることができる。
本発明によれば、外部接続用ケーブル8が端子5a・5b側とは相反する方向に突出部16から斜め外向きに延出されており、端子5a・5bの列方向に放熱板7の配置スペースを拡張することができる。これにより、放熱板7の形状を大きく変更でき、したがって放熱性を大きく向上することができるため、ダイオード(ダイオードパッケージ6)を変えることなく、大きな放熱量に対応可能になる。
また、複数のダイオードを内蔵するダイオードパッケージ6を用いることにより、ダイオードの設置スペースを小さくすることができ、その分延出部13の面積が増大し、上記したような種々の形状の複数の放熱板7・21〜27を形成することができる。それにより、太陽電池モジュール2の能力の違いによりダイオードパッケージ6に生じる発熱量の大小に対応させることができる。例えば、低出力タイプの太陽電池モジュール2に対しては、ダイオードパッケージ6の発熱量は低いため、図3(a)の放熱板21及び図5の放熱板25〜27のいずれかを必要な放熱量に対応させて選択する。一方、高出力タイプの太陽電池モジュール2に対しては、ダイオードパッケージ6の発熱量は高くなるため、図3(b)〜(d)の各放熱板22〜24を選択して用いるとよい。さらに、図3(b)〜(d)の各放熱板22〜24においても、ある程度の放熱特性の違いがあり、太陽電池モジュール2の能力の細かな違いに対応させることができる。
各放熱板7・21〜27において、延出部13の形状の複雑さにより製造コストに違いが生じるため、不必要に放熱性の高いものを用いる必要が無くなる。太陽電池モジュール2の発電量がそれ程大きくないものに用いられる端子ボックス1に対しては、放熱性が相対的に高くない単純な形状の放熱板(例えば25〜27)を用いることにより加工コストを抑制でき、端子ボックス1の低コスト化を図ることができる。
なお、上記図示例の突出部16は、側壁部分17の上下方向に延在しかつ端子5a・5bを覆う部分からボディ3の外に向けて突出する略三角形状に形成されているが、突出部16の形状はそのような形状に限られるものではない。突出部16は、ボディ3の外形の一部が端子5a・5bの列方向に拡幅された形状に形成されたものであり、その他の例として、図1に対応する図6〜10を参照して説明する。なお、上記図示例と同様の部分については同一の符合を付してその詳しい説明を省略する。
図6の端子ボックスでは、図7に併せて示されるように、突出部16は、ボディ3の上下方向において、端子5a・5bの配置範囲の中間位置から放熱板7の配置範囲の全範囲に亘って設けられている(図のC)。この場合には、外部接続用ケーブル8が対応する端子5aの接続部8aから端子5a・5bの列方向に延出し、突出部16の側壁16bを貫通している。これにより、放熱板7を、図に示されるように突出部16に入り込ませるまで拡張することができ、延出部13をより一層大きくすることができる。これにより、放熱板7を大きく形成することができ、ハイスペックモデルの太陽電池モジュール2に好適に対応し得る。また、図5(a)の二点鎖線で示されるように、放熱板25を、その角を落とす形状にすることなく、矩形に近い形状にすることができる。これにより、放熱板25の大きさをより大きくすることが可能となる。
図8の端子ボックスでは、図1と同様の突出部16が設けられているが、ボディ3の上下方向において、放熱板7の配置範囲が下方向に拡張されている。図示例では、放熱板7の上下方向長さが、図1の例の略2倍となるようにされている。この場合は、例えば端子ボックス1の左右方向(端子5a・5bの列方向)の長さが制限される場合でも、上下方向(端子5a・5bの列方向に直交する方向)に余裕が有る場合に適用し得る。この場合も、放熱板7を大きく形成することができ、ハイスペックモデルの太陽電池モジュール2に好適に対応し得る。
また、図1の例では複数の切り起こし片13aが左右方向に列をなす1列のみ設けられていたが、図8の例では、複数の切り起こし片13aの左右方向の列を2列とするように設けられている。さらに、中央部12の上下方向幅が増大しており、ダイオードパッケージ6を載置するために取られない空きスペースが生じるため、その空きスペースにも切り起こし片13aを設けることができる。これにより、より一層放熱性を高めることができる。
図9の端子ボックスは、ボディ3の外形が図1と同じであるが、小型の放熱板7を使用する場合に対応し得る例である。図に示されるように、放熱板7の長手方向(端子5a・5bの列方向)の長さが図1の例よりも短くされている。また、ポッティング液を満たす仕切りとなる内周壁3eの一部が、放熱板7を僅かな隙間をもって外囲する放熱板仕切り28が設けられている。
この放熱板仕切り28は、図1の例のようにボディ3の左右方向(端子5a・5bの列方向)幅一杯に放熱板7を配置する場合には設けないが、図9のように小型の放熱板7を選択する場合には成形時に形成されるものとする。これにより、ポッティング液を満たす場合に、必要最少限の範囲とすることができ、ポッティング作業の効率化及びポッティング液の使用量の無駄を無くすことができる。
図10は、ボディ3の形状違いを示す図7と同様の模式図である。この場合には、突出部16は、端子5a・5bの配置範囲の中間位置から放熱板7の配置範囲の中間位置に至る範囲に設けられている(図のD)。これにより、突出部16に下向きの下壁16cが形成される。端子5aの一部が突出部16に入り込むように配置され、端子5aの突出部16に入り込んだ部分に接続された外部接続用ケーブル8が突出部16から下方向に下壁16cを貫通して延出されている。この場合にも、ボディ3内の放熱板7の配置スペースが外部接続用ケーブル8により削減されることがなく、放熱板7を大きく形成することができる。
これら図6〜10で示した放熱板7は、図1に対応させて示したものであり、それぞれ図4・5に示した種々の形状のものに置き換え可能であることは言うまでもない。このように、1種類の大きさの端子ボックスと1種類のダイオードとを用い、放熱板を変えるだけで出力の異なる各種の出力違いの太陽電池モジュールに対応が可能となるため、端子ボックスの汎用性を高めることができる。
本発明の端子ボックスは、太陽電池モジュール2の種々の形態にも適用し得るものであり、図11及び図12を参照して説明する。なお、各図において上記図示例と同様の部分には同一の符合を付してその詳しい説明を省略する。
図11(a)の例は太陽電池モジュール2からのリード線が1本の場合に対応するべく端子5bが1個設けられている場合である。図に示されるように、外部接続用ケーブル8が接続される端子5cが設けられており、両端子5b・5c間にダイオードを接続するべく、ダイオードパッケージ6の図示例における4本の足6aの内の2本がそれぞれ対応する端子5b・5cに接続されている(図の○印)。なお、ダイオードパッケージ6を用いずに、公知の2本の足を備える単体のダイオードを用いてもよい(図示省略)。この場合にも、突出部16を設け、その突出部16から外部接続用ケーブル8を外に向けて延出することにより、放熱板7を大きくすることができる。
また、図11(b)の例は、太陽電池モジュール2からのリード線が2本の場合に対応するべく端子5aが2個設けられている場合である。この場合にも、ダイオードパッケージ6の図示例における4本の足6aの内の2本がそれぞれ対応する端子5aに接続されている(図の○印)。なお、ダイオードパッケージ6を用いずに、公知の2本の足を備える単体のダイオードを2個用いてもよい(図示省略)。この場合には、図3の例における端子5bを除いた構成となり、各端子5aにそれぞれ外部接続用ケーブル8が接続されており、図3の例と同様の効果を奏し得る。
図12(a)は外部接続用ケーブル8が1本でありかつ3つの端子5a・5bを備えた端子ボックスの例である。この場合には、3つの端子5a・5bに太陽電池モジュール2からの3本のリード線がそれぞれ接続され、ダイオードパッケージ6の図示例における4本の足6aの内の3本が対応する各端子5a・5bに接続され(図の○印)、端子列の一端の端子5aに外部接続用ケーブル8が接続されている。なお、ダイオードパッケージ6を用いずに、公知の2本の足を備える単体のダイオードを2個用いてもよい(図示省略)。
図12(b)は同じく外部接続用ケーブル8が1本であるが2つの端子5a・5bを備えた端子ボックスの例である。この場合には、太陽電池モジュール2からの2本のリード線がそれぞれ対応する端子5a・5bに接続されている。図示例では、単体のダイオード36が用いられ、その2本の足36aがそれぞれ対応する端子5a・5bに接続され(図の○印)、端子列の一端の端子5aに外部接続用ケーブル8が接続されている。なお、上記と同様にダイオードパッケージ6を用い、2本の足6aを接続するようにしてもよい。
これらの場合にも、突出部16から外部接続用ケーブル8が外に向けて延出されている点は同じであり、上記と同様の効果を奏し得る。なお、このような外部接続用ケーブル8が1本の端子ボックスは、1つの太陽電池モジュール2の中に例えば2つのエリアが設けられ、一方に例えば図12(a)の3端子及び1本の外部接続ケーブルにより構成された端子ボックスを取り付け、他方に図12(b)の2端子及び1本の外部接続ケーブルにより構成された端子ボックスを取り付けるような場合に適用される。
以上、本発明を、その好適実施形態の実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、ダイオードパッケージ6と放熱板7(21〜27)との間には熱伝導性の向上を目的とした部材(例えば熱伝導グリスや熱伝導シート)を挟み込んでもよく、これにより、放熱性をより一層の向上し得る。また、端子5a・5bの材料として熱伝導性に優れる銅合金等を用いるとよい。また、放熱板の材料には、熱伝導性に優れ,コスト的に有利なアルミニウムを主成分とした合金等が考えられるが,さらに高い放熱性を求める場合は,より熱伝導性に優れる純銅に近い材料や銅合金などの材料を用いてもよい。これらの金属材料や熱伝導性向上を目的とした部材を任意に取捨選択することで,各種の太陽電池モジュールに最適な性能と製品コストをもったバリエーションを豊富に取り揃えることができる。
また、太陽電池モジュール2のリード線の数と同じ数の端子を備える端子ボックスにも適用可能であり、ダイオードパッケージ6を用いた場合にはその複数の足6aの一部を端子に接続し、残りを接続せずに使用してもよい。また、複数のダイオードを一体化したパッケージからなるダイオードパッケージ6について説明したが、端子5a・5bの隣り合うものの間に単体のダイオードをそれぞれ接続するものにも適用可能である。また、放熱板の板厚を変えたものを用いることにより、より一層種々の放熱特性を有する放熱板を適用することができる。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 端子ボックス
3 ボディ
4 カバー
5a・5b 端子
6 ダイオードパッケージ
7 放熱板
8 外部接続用ケーブル
12 中央部
13 延出部
14 上辺部
15 下辺部
16 突出部
16a 傾斜壁
16b 側壁
16c 下壁
21〜27 放熱板
28 放熱板仕切り

Claims (9)

  1. 太陽電池モジュール用端子ボックスであって、
    太陽電池モジュールに取り付けられるケースと、
    前記太陽電池モジュールに接続されるべく、前記ケースの一方の側に設けられた電極端子と、
    前記ケースの一方の側に対向する他方の側に設けられたダイオードと、
    前記ダイオードに結合された放熱板と、
    前記電極端子に接続され、前記ケースの外に向けて延出される外部接続用ケーブルとを有し、
    前記ケースが、前記他方の側で前記一方の側よりも拡幅された部分を有し、
    前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分から前記ケースの外に向けて延出していることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  2. 太陽電池モジュール用端子ボックスであって、
    太陽電池モジュールに取り付けられるケースと、
    前記太陽電池モジュールに接続されるべく、前記ケースの一方の側に沿って一つの列をなして配列された3つ以上の電極端子と、
    前記ケースの一方の側に対向する他方の側に沿って配置され、前記電極端子の隣り合うものの間に渡り接続された複数のダイオードと、
    前記複数のダイオードに結合された放熱板と、
    前記電極端子の前記列の各端に接続され、前記ケースの外に向けて延出される外部接続用ケーブルとを有し、
    前記ケースが、前記他方の側で前記電極端子の前記列方向に拡幅された部分を有し、
    前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分から前記ケースの外に向けて延出していることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  3. 前記拡幅された部分が前記列方向に突出する局部的な突出部をなし、前記外部接続用ケーブルが、前記突出部を画定する壁を、前記列方向に対して前記ダイオード側に傾斜した斜め方向に貫通することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  4. 前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分を画定する壁を前記列方向に貫通することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  5. 前記外部接続用ケーブルが、前記拡幅された部分を画定する他方の側の壁を、前記列方向に直交する向きに貫通することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  6. 前記複数のダイオードは、一体化されたパッケージに内蔵されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  7. 前記パッケージが、前記電極端子の前記列の略中央に対向するように配置され、
    前記放熱板は、前記パッケージの両側に互いに相反する方向に延出された延出部を有し、
    前記延出部の少なくとも一部には、部分的に切り起こしまたは波状に曲成して形成された放熱部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  8. 前記放熱板が、前記拡幅された部分に至る大きさに形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  9. 前記ケースが、ポッティング液を満たすべく、前記放熱板を僅かな隙間をもって外囲する仕切りを有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
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