JP2013055304A - 端子ボックス用端子部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子材料の経済性を悪化することも、端子ボックスの小型化、軽量化を阻害することもなく、端子部材に接続される電気素子の放熱性を改善すること。
【解決手段】切り起こしプレス加工部44の剪断面44A等、外部に露呈した断面による放熱面拡張部42を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子ボックス用端子部材に関し、特に、端子ボックス内に少なくとも2個以上、互いに並列に配設される板状の端子部材に関するものである。
従来、装置間の電気的接続を行うために種々の形態の端子ボックスが用いられている。例えば、太陽光発電システムの太陽電池パネルでは、マトリックス配置の複数個の太陽電池モジュールの各々に、外部出力用ケーブルの接続のための端子ボックスが取り付けられている。太陽電池モジュール用の端子ボックスとして、太陽電池モジュールの正負の電極と外部出力用ケーブルとを接続するための少なくとも2個の端子部材を有し、逆負荷時に太陽電池モジュールをバイパスして隣接する端子部材を短絡接続するバイパスダイオードを具備したものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2009−302590号公報
バイパスダイオードのような電気素子を具備した端子ボックスでは、電気素子の放熱性を確保する必要がある。このような端子ボックスにおける電気素子の放熱は、電気素子を接続された端子部材を放熱部材として端子部材表面からの放熱により行われるから、電気素子の放熱性をよくするには、端子部材の表面積を大きくすればよい。
しかし、端子部材の表面積を大きくすると、端子ボックスの小型化が阻害されるばかりでなく、使用する端子材料量、重量が必然的に増加し、材料経済性が悪化すると共に端子ボックスの軽量化も阻害される。
本発明が解決しようとする課題は、端子材料の経済性を悪化することも、端子ボックスの小型化、軽量化を阻害することもなく、端子部材に接続される電気素子の放熱性を改善することである。
本発明による端子ボックス用端子部材は、端子ボックス(10)内に少なくとも2個以上設けられかつ互いに並列に配設される端子部材(30)であって、外部接続用ケーブル(90)が接続されるケーブル接続部(32)と、隣り合う前記端子部材(30)間に配置される電気素子(80)の接続端子が半田付けされる電気素子接続部(36)と、外部に露呈した断面による放熱面拡張部(42)とを有する。
この構成によれば、外部に露呈した断面による放熱面拡張部(42)によって端子部材(30)の放熱面の面積が拡張されるから、端子部材(30)の材料量、重量が増加することがなく、端子材料の経済性を悪化することも、端子ボックス(10)の小型化、軽量化を阻害することもなく、端子部材(30)に接続される電気素子(80)の放熱性を改善することができる。
本発明による端子ボックス用端子部材の前記断面は、好ましくは、切り起こしプレス加工部(44)の剪断面(44A)である。
この構成によれば、放熱面拡張部(42)になる断面の形成によって端子部材(30)自体の表面積が減少することがなく、端子部材(30)の放熱面の面積拡張が効果的に行われる。
本発明による端子ボックス用端子部材は、好ましくは、更に、前記端子ボックス(12)の平らな底面部(16)と対向する平面部(50)を有し、当該平面部(50)に当該平面部(50)より前記底面部(16)の側に突出して当該底面部(16)と当接するリブ(46)が形成されている。
この構成によれば、リブ(46)によって端子部材(30)の曲げ剛性が向上し、端子部材(30)が、導電性、伝熱性に優れた純銅に近い材料により構成されていても、搬送中や組立時に、端子部材(30)が意図しない曲げ変形や捩れ変形を生じることが回避される。リブ(46)が端子部材(30)の平面部より端子ボックス(10)の底面部(16)の側に突出して底面部(16)と当接することにより、端子部材(30)が端子ボックス(10)の底面部(16)より離間することにより、端子部材(30)の下底面も有効な放熱面になり、また、電気素子(80)の半田付け時の熱が端子ボックス(10)に直接伝わることが防止される。
本発明による端子ボックス用端子部材は、好ましくは、更に、前記電気素子接続部(36)であって前記電気素子(80)の接続端子(82)の半田付け部位に隣接する位置に、当該半田付け部位を分断する方向に長いスリット(38)が開口している。
この構成によれば、スリット(38)が、電気素子(80)の接続端子(82)を電気素子接続部(36)に半田付けする際の位置決めの目印として作用すると共に、半田付けの熱の拡散を抑制する熱伝導遮断部として作用し、半田付け作業時間の短縮を図ることができる。
本発明による端子ボックス用端子部材によれば、外部に露呈した断面による放熱面拡張部によって端子部材の放熱面の面積が拡張されるから、端子部材の材料量、重量が増加することがなく、端子材料の経済性を悪化することも、端子ボックスの小型化、軽量化を阻害することもなく、端子部材に接続される電気素子の放熱性を改善することができる。
本発明による端子部材の取付構造を適用された端子ボックスの一つの実施形態を示す分解斜視図。 表面実装型のバイパスダイオードを接続された本実施形態による端子ボックス用端子部材を組み付けられた端子ボックス(ボックス本体)の斜視図。 本実施形態による端子ボックス用端子部材を組み付けられた端子ボックス(ボックス本体)の平面図。 図3の線IV−IV沿った拡大断面図。 図3の線V−Vに沿った拡大断面図。 図3の線VI−VIに沿った拡大断面図。 本実施形態による端子ボックス(ボックス本体)の平面図。 本実施形態による端子部材の斜視図。 端子部材の組み付け状態を示す斜視図。 端子部材の組み付け状態を示す、図3の線IV−IV沿った拡大断面図相当の断面図。
以下に、本発明による端子ボックスにおける端子部材の取付構造を太陽光発電システムにおける太陽電池モジュール用の端子ボックスに適用した一つの実施形態を、図1〜図8を参照して説明する。
図1に示されるように、端子ボックス10は、電気絶縁性を有する合成樹脂材の成形品からなり、上方開口の浅底の矩形箱形のボックス本体12と、ボックス本体12の上部に固定されてボックス本体12の上方開口を閉じる矩形平板状のカバー部材14とにより構成されている。
ボックス本体12には、図1〜図3に示されているように、複数個の、本実施形態では4個の端子部材(端子板)30が互いに並列に所定間隔をおいて取り付けられている。4個の端子部材30は、各々、導電性材料である一枚の金属板のプレス成形品であり、すべて略矩形をした同一形状の同一部品により構成されている。
つぎに、端子部材30の詳細を、専ら図8を参照して説明する。端子部材30の矩形長寸方向の一端部には外部接続用ケーブル90の心線92を導通接続されるケーブル接続部32が、他端部には太陽電池モジュール60の正負電極のリボン端子部材62(図2参照)を導通接続される電池側接続部34が各々形成されている。
ケーブル接続部32は、外部接続用ケーブル90の心線92を受容する溝形をしており、溝部に心線92を半田付けによって結合される。なお、ケーブル接続部32は、他の実施形態として、心線92を圧着結合する圧着端子構造になっていてもよい。
電池側接続部34は、切り起こしプレス加工(ルーバプレス加工)によって下方に切り起こされた接続片34Aを有し、ルーバ開口34Bに通されたリボン端子部材62を接続片34A上に半田付けされる(図4、図5参照)。
端子部材30の矩形長寸方向の中間部にはダイオード接続部36が設けられている。ダイオード接続部36は、平板状をしていて上面に、図2、図3に示されているように、表面実装型(SMT型)のバイパスダイオード80の一方の接続端子82を半田付される。
バイパスダイオード80は、隣り合う端子部材30間に両者を跨ぐように配置され、影になって発電しなくなった太陽電池モジュール60を電気的にバイパスして隣接する端子部材30同士を導通接続するための電気素子である。
ダイオード接続部36には、バイパスダイオード80の接続端子82の半田付け部位(図3参照)に隣接する位置(端子部材30の矩形短寸方向の中央部)に、半田付け部位を分断する方向に長い、つまり端子部材30の矩形長寸方向に長い直線状のスリット(開口部)38がプレス打ち抜き加工によって開口している。
スリット38は、接続端子82をダイオード接続部36に半田付けする際の位置決めの目印として作用すると共に、半田付けの熱の拡散を抑制する熱伝導遮断部として作用し、半田付け作業時間の短縮することに寄与する。更に、スリット38は、溶融半田の流れ込みによって溶融半田の拡散流出を防止するダムとしても作用する。
ダイオード接続部36の縁部には、バイパスダイオード80の設置位置を表す凹部40がエンボス加工によって形成されている。凹部40は、バイパスダイオード80の実装面(ダイオード接続部36の上面)から見て窪んだ凹部である。
凹部40はバイパスダイオード80をダイオード接続部36上に実装する際の実装位置の基準になる。これにより、凹部40を基準にしてバイパスダイオード80の実装位置の位置決めを行うことができる。凹部40は製品検査の際のバイパスダイオード80の実装位置の適否判定の目印にもなる。
凹部40は、バイパスダイオード80の実装面、つまり、ダイオード接続部36の上面には突出していないので、バイパスダイオード80の側縁が凹部40上に、はみ出しても、バイパスダイオード80の半田付け部分がダイオード接続部36の上面より浮き上がることがなく、そのことによるバイパスダイオード80の実装不良を回避できる。また、バイパスダイオード80を端子部材30に対して逆方向にも搭載可能な端子部材形状とすることにより、端子部材形状を変更することなく、勝手違い品と云った製品バリエーションを容易に展開することもできるようになる。
端子部材30のダイオード接続部36よりケーブル接続部32の側の部分と、ダイオード接続部36より電池接続部34の側の部分には、各々、切り起こしプレス加工(ルーバプレス加工)による放熱面拡張部42が形成されている。
放熱面拡張部42は、平面視で端子部材30の矩形短寸方向に長い短冊状で、端子部材30の上面側に湾曲するように切り起こされた複数個の切り起こしプレス加工部44によって構成され、切り起こしによって切り起こしプレス加工部44の両側に存在する剪断面44Aが外部に露呈した断面になっていることにより、各切り起こしプレス加工部44の両側の剪断面44Aの合計面積分、端子部材30の外部露呈面である放熱面の面積を拡張している。
剪断面44Aがスリット等の打ち抜きプレス加工によるものである場合には、打ち抜きの開口面積分、端子部材30の表面積、つまり放熱面の面積が減少するが、本実施形態では、剪断面44Aが切り起こしプレス加工部44によるものであることにより、開口面積による端子部材30の放熱面の面積の減少を生じることがない。また、切り起こしプレス加工部44が円弧状に伸展していることも端子部材30の放熱面面積を増大する。
このように、切り起こしプレス加工部44の剪断面44Aによって端子部材30の放熱面の面積が拡張されていることにより、端子部材30に接続されたバイパスダイオード80の放熱が良好に行われるようになり、バイパスダイオード80や、接続端子82の端子部材30に対する半田付け部位が高温になることが防止される。
また、切り起こしプレス加工部44が円弧状に伸展していることによっても、端子部材30の放熱面面積が増大する。切り起こしプレス加工部44の湾曲による切り起し部分の高さは、端子部材30の板厚方向の嵩さを増やすことを最小限にするために、剪断面44Aが外部に露呈する程度の低いものであってよく、端子部材30の板厚に等しいか、板厚より少し大きい寸法であればよい。
これにより、端子部材30の低背丈化が図られ、端子ボックス10の低背丈化による小型化を促進できる。また、端子部材30の表面積拡大によって使用する端子材料量、重量が増加することもなく、端子材料の経済性を悪化することも、端子ボックス10の軽量化を阻害することもなく、端子部材30に接続されるバイパスダイオード80の放熱性を改善することができる。
屋外使用の端子ボックス10の場合、端子部材30を収容した端子ボックス10内にポッテイング液を注入し、端子ボックス10内を液密封止することが行われる。この場合、切り起こしプレス加工部44の湾曲による切り起し部分の高さが、端子部材30の板厚より少し大きい寸法になっている設定であることが好ましい。
この設定により、切り起こしプレス加工部44に端子部材30の上面側と下底面側とを連通する開口44Bができ、開口44Bがポッテイング液注入時の空気抜き、ポッテイング液の流動通路として作用する。これにより、ポッテイング液の浸透がよくなり、空気抜けも良好に行われ、ポッテイング液による端子ボックス10内の液密封止が安定して確実に行われるようになる。
端子部材30の切り起こしプレス加工部44の両側部分には、各々、端子部材30の側縁に沿って長いリブ46がプレス成形されている。これにより、端子部材30の矩形長寸方向の曲げ剛性が向上する。端子部材30が、導電性、伝熱性に優れた純銅に近い材料により構成されていても、搬送中や組立時に、端子部材30が意図しない曲げ変形や捩れ変形を生じることが回避される。
リブ46はボックス本体12の平らな底面部16と対向する平面部50にあって、底面部16の側、つまり、端子部材30の下底面側に突出していて底面部16と当接するものであってよい。このリブ46は、端子部材30をボックス本体12の底面部16より浮かせる脚体として作用する(図6参照)。
これにより、端子部材30がボックス本体12の底面部16より離間し、端子部材30の下底面も有効な放熱面になり、また、バイパスダイオード80の半田付け時の熱がボックス本体12に直接伝わることが防止される。また、リブ46も端子部材30の放熱面積を大きくすることに寄与する。
つぎに、端子ボックス10に対する端子部材30の取付構造について説明する。
図8に示されているように、端子部材30の矩形短寸方向の互いに平行な両縁部には、端子部材30の矩形長寸方向の2箇所に、耳状の係合片52が突出形成されている。
図6、図7に示されているように、ボックス本体12の底面部16には、端子部材30の両縁部の係合片52が各々スライド式に抜き差し可能に係合するスライド溝18が端子部材30の設置個数分、形成されている。スライド溝18は、各端子部材30毎に対をなして互いに対向する側に開口した横転凹状の溝であって、端子部材30の矩形長寸方向と同方向に長く、端子部材30の係合片52を端子部材30の矩形長寸方向に差し込まれる溝である。
端子部材30の組み付けは、端子部材30をボックス本体12の底面部16上に載置し、端子部材30を、リブ46の先端(底部)が底面部16に当接した状態で、ケーブル接続部32の側を前側にして底面部16上をスライドさせ、端子部材30の矩形短寸方向両側にある係合片52を各々対応するスライド溝18内にX方向に差し込むことにより行われる。
係合片52がスライド溝18内に差し込まれると、端子部材30は、リブ46の高さ分、底面部16より略平行に上方に離間した状態で上下方向の移動を拘束され、ボックス本体12に対する上下方向の固定が行われる。
ボックス本体12の底面部16には、門形をしたスリット20によってばね片22が形成されている。ばね片22は、底面部16に沿って延在していて、端子部材30の矩形長寸方向と同方向に長く、端子部材30の差し込み進み側が自由先端になっている。この自由先端には上方に突出した係止爪24が形成されている。係止爪24は、図4に示されているように、逆止形状をしており、係止爪24の端子部材差し込み進み側の面は垂直面24Aになっているのに対してその反対側の面は傾斜面24Bになっている。
端子部材30のケーブル接続部32側には下底面より下方に突出した係止片54が折曲形成されている。係止片54は、一つの端子部材30に2個形成されていてばね片22の両側のスリット20にスライド可能に嵌り込み、端子部材30が矩形長寸方向の正規の配置位置までボックス本体12に対してスライド移動すると、スリット20の途中に形成されている端面部26(図5、図7参照)に当接し、端子部材30の組み付けスライド方向、つまり差し込み方向(X方向)の移動を規制(制限)する。なお、差し込み方向(X方向)は、(外部接続用ケーブル90の引き抜き方向と同じ方向である。
また、係止片54は、断面分、端子部材30の表面積を増加し、端子部材30の放熱性能の改善にも寄与する。
端子部材30には、最もケーブル接続部32側にある切り起こしプレス加工部44の拡張打ち抜きによって爪係合開口部56(図8参照)が形成されている。係止爪24は、端子部材30の組み付けに際して係合片52がスライド溝18に係合して端子部材30がボックス本体12の底面部16上をスライドする間は、端子部材30の下底面に当接し、傾斜面24Bに案内されてばね片22のばね作用によって弾発的に押し下げられる。これにより、端子部材30は下底面に係止爪24が当接した状態でスライドする。
ばね片22のばね作用による係止爪24の押し下げは、リブ46の先端がボックス本体12の底面部16に当接して端子部材30の板厚方向の移動が制限されていることから、過剰に行われることがない。これにより、ばね片22が折損したり、へたりを生じたりする虞がなくなる。しかも、ばね片22はボックス本体12の底面部16に沿って延在するから、スリット20の設定によって長いものとすることができ、十分なばね長を容易に確保することができる。
端子部材30が矩形長寸方向の正規の配置位置までボックス本体12に対してスライド移動すると、係止爪24がばね片22のばね力によって爪係合開口部56に嵌り込む。この嵌り込み状態では、図4に示されているように、係止爪24の垂直面24Aがこれに対向する爪係合開口部56の端面56Aに当接することにより、端子部材30が組み付けスライド方向(差し込み方向)とは反対の抜け出しスライド方向(Y方向)の移動が規制(制限)される。これにより、端子部材30の抜け止めがなされる。
この端子部材取付構造によれば、ボックス本体12の底部より上方に向けて突出した突起部や係止爪をボックス本体12に設ける必要がないので、ボックス本体12の背丈を低くできる。これにより、製品の低背化が図られる。また、端子部材30を底面部16に沿ってボックス本体12に対してスライドさせるだけで、部品点数や組付工数の増加、撓み可能な係止爪の破損等を招くことなく端子部材30に対するボックス本体12の固定が簡単に行われる。
端子部材30に対する外部接続用ケーブル90の接続は、図1、図2に示されているように、ボックス本体12内に整列配置された複数個の端子部材30のうち、配列方向両側の最も外側にある2個の端子部材30について行われる。このことに応じて、ボックス本体12には最も外側にある2個の端子部材30に対する位置に半円状断面のケーブル通し溝28が形成されている。ボックス本体12のケーブル通し溝部分に半円状断面のケーブル通し溝27を有するケーブルクランプ部材29が固定されることにより、外部接続用ケーブル90がケーブルクランプ部材29とボックス本体12とに挟まれるようようにしてボックス本体12に固定される。
なお、ケーブル通し溝27に外部接続用ケーブル90を通す作業は、端子部材30のケーブル接続部32に結合された外部接続用ケーブル90をボックス本体12の内側から行っても、端子部材30と接続されていない外部接続用ケーブル90をボックス本体12の外側からボックス本体12の内側に通し、その後に外部接続用ケーブル90をケーブル接続部32に結合してもよい。
外部接続用ケーブル90を接続された端子部材30をボックス本体12内に組み込む作業は、図9、図10に示されている要領によって行われてもよい。この実施形態では、外部接続用ケーブル90を接続された端子部材30が配置される部分(図7で見てボックス本体12の左右両側)のケーブル通し溝27側に、ボックス本体12の底部を上下に貫通する傾斜開口15が形成されている。
この場合には、ボックス本体12の下底部側から傾斜開口15に、電池側接続部34を前側にして端子部材30を上下に傾斜させた状態で通し、端子部材30をボックス本体12内に入れる。端子部材30の全体がボックス本体12内に配置されたのち、端子部材30がボックス本体12の底面部16とへ平行になるように、外部接続用ケーブル90側を持ち上げ、外部接続用ケーブル90を、まだケーブルクランプ部材29を取り付けられていない状態のケーブル通し溝27に下側から嵌め込めばよい。
上述の実施形態では、配列方向両側の最も外側にある2個の端子部材30以外の端子部材30のケーブル接続部32は外部接続用ケーブル90の接続を行われないが、複数個の端子部材30を単一部品によって構成し、部品点数、端子部材プレス金型の個数を削減するメリットがある。
以上、本発明を、その好適形態実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。たとえば、端子部材30の材料費の削減に重点が置かれる場合には、複数個の端子部材30を単一部品によって構成せず、ケーブル接続部32がある端子部材30と、ケーブル接続部32がない端子部材30の2種類の端子部材が用いられればよい。また、係止片54は、必ずしも一つの端子部材30に2個形成されている必要はなく、一つの端子部材30に一つだけ形成されていてもよい。
10 端子ボックス
12 ボックス本体
16 底面部
18 スライド溝
22 ばね片
24 係止爪
26 端面部
29 ケーブルクランプ部材
30 端子部材
32 ケーブル接続部
34 電池側接続部
36 ダイオード接続部
38 スリット
42 放熱面拡張部
44 切り起こしプレス加工部
46 リブ
52 係合片
54 係止片
56 爪係合開口部
60 太陽電池モジュール
62 リボン端子部材
70、80 バイパスダイオード
90 外部接続用ケーブル

Claims (4)

  1. 端子ボックス内に少なくとも2個以上設けられかつ互いに並列に配設される端子部材であって、
    外部接続用ケーブルが接続されるケーブル接続部と、
    隣り合う前記端子部材間に配置される電気素子の接続端子が半田付けされる電気素子接続部と、
    外部に露呈した断面による放熱面拡張部と、
    を有する端子ボックス用端子部材。
  2. 前記断面は切り起こしプレス加工部の剪断面である請求項1に記載の端子ボックス用端子部材。
  3. 前記端子ボックスの平らな底面部と対向する平面部を有し、当該平面部に当該平面部より前記底面部の側に突出して当該底面部と当接するリブが形成されている請求項1または2に記載の端子ボックス用端子部材。
  4. 前記電気素子接続部であって前記接続端子の半田付け部位に隣接する位置に、当該半田付け部位を分断する方向に長いスリットが開口している請求項1から3の何れか一項に記載の端子ボックス用端子部材。
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