JP2011018478A - 電池接続アセンブリ - Google Patents

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Shinichi Takase
慎一 高瀬
Ryoya Okamoto
怜也 岡本
Tomoyuki Sakata
知之 坂田
Masakuni Kasugai
正邦 春日井
Hiroki Hirai
宏樹 平井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、製造コストを低減しつつ複数の接続部材の取り付け作業を簡略化できる電池接続アセンブリを提供する。
【解決手段】電池接続アセンブリ13は、複数本の芯線23を互いに接触した状態で並列させてなるフラット導体21の外周を絶縁樹脂22でフラット形状に包囲してなる電力線15と、隣り合う電極端子14間を接続するための接続部材29を有する複数の接続ユニット16と、電力線15と接続ユニット16との間を接続すると共に撓み変形することにより接続部材29を覆う位置に電力線15を配置可能な可撓部26と、フラット導体21の端部に配されて電力線15が接続部材29を覆う位置に配された状態で接続部材29が接続された電極端子14とは異なる電極端子14に接続される電池接続端子19と、備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池接続アセンブリに関する。
電気自動車やハイブリッド車用の電池モジュールは、正極及び負極の電極端子を有する単電池が横並びに複数個配置されている。そして、隣り合う単電池の電極端子間を接続部材(バスバー)で接続することにより複数の単電池が直列や並列に接続されるようになっている(特許文献1参照)。
特開平11−067184号公報
ところで、上記構成では、複数箇所の電極端子間を接続部材で接続する必要があるため、電極端子間に接続部材を接続する作業を繰り返すという煩雑な作業が必要になる。
そこで、接続する電極端子間の数に応じて、インサート成形等により金型内に配置した複数の接続部材を樹脂内に一体成形した電池接続プレートを形成することが考えられる。
このようにすれば、複数の単電池から突出する複数の電極端子に1つの電池接続プレートを取り付けるだけで、隣り合う単電池の電極端子間を複数箇所についてまとめて接続することができ、作業効率を向上させることが可能になる。
しかしながら、複数の接続部材を一体成形した電池接続プレートを用いる場合には、単電池の数が多くなると、電池接続プレートを成形するための金型が大型化し、そのためのコストが大きくなってしまう。また、単電池の数を変更する場合には、単電池の数に応じた長さの別の金型を新たに用意して、異なる長さの電池接続プレートを成形する必要が生じ、金型の形成等のコストが大きくなってしまう。そのため、製造コストを低減することが課題となっていた。
さらに、上記の電池接続プレートには、接続部材を保護するためのカバーが取り付けられる場合がある。このカバーは、電池接続プレートのうち接続部材が配される領域を覆うので、大型化する傾向にある。カバーを合成樹脂材で形成する場合には、カバーを成形するための金型も大型化する。更に、単電池の数を変更すると、接続部材を覆うカバーについても新たな金型を用意する必要が生じるため、金型の製造コストが一層増大することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、製造コストを低減しつつ複数の接続部材の取り付け作業を簡略化できる電池接続アセンブリを提供することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群を有する電池モジュールにおいて前記単電池群を接続するための電池接続アセンブリであって、複数本の芯線を互いに接触した状態で並列させてなるフラット導体の外周を絶縁樹脂でフラット形状に包囲してなる電力線と、隣り合う前記電極端子間を接続するための接続部材を有する複数の接続ユニットと、前記電力線と前記接続ユニットとの間を接続すると共に撓み変形することにより前記接続部材を覆う位置に前記電力線を配置可能な可撓部と、前記フラット導体の端部に配されて前記電力線が前記接続部材を覆う位置に配された状態で前記接続部材が接続された前記電極端子とは異なる電極端子に接続される電池接続端子と、備える。
本発明によれば、複数箇所の電極端子間を接続する際に、電池接続アセンブリを単電池群に取り付ければよいから、電極端子間を接続する際の取り付け作業を簡略化することができる。
また、電池接続アセンブリは、複数の接続ユニットにより電極端子間が接続される。そのため、単電池の接続個数が変わる場合には、接続ユニットの数を変更すればよい。即ち、1つの接続ユニットを作成するための1つの金型を用意すれば複数の接続ユニットを製造することが可能になる。よって、一体化された電池接続プレートを製造する場合のように単電池の接続個数が多くなって金型等が大型化したり、単電池の接続個数に応じてその都度、電池接続プレートを形成するための金型等を別に用意したりする必要がなくなる。よって、製造コストを低減することができる。
また、フラットケーブルは、送電特性が良く、また、外気に触れる面積が大きいため放熱性が良い。更に、フラット形状であることから折り曲げが容易であるため、電線の配索が容易になる。
更に、電力線により接続部材を覆うことができるからカバーを省略することができる。これにより、カバーを製造するための金型が不要になるので、製造コストを削減することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記可撓部は、前記絶縁樹脂から外方に突出すると共に前記フラット導体の延びる方向に延びて形成されることが好ましい。
上記の態様によれば、フラット導体の外周に絶縁樹脂を押し出し成形する工程と同時に、可撓部も形成することができるから、製造工程を削減することができる。
前記可撓部のうち前記接続ユニットが接続された端部寄りの位置には、前記単電池の並び方向に延びる金属線が埋設されていることが好ましい。
上記の態様によれば、金属線によって可撓部が補強される。これにより、接続ユニットを可撓部に接続する際に、可撓部が過度に撓み変形することが抑制されるから、接続ユニットの取り付け作業の効率を向上させることができる。
前記接続ユニットは側壁を有して前記接続部材を収容可能な箱状をなしており、前記可撓部には第1係合部が形成されており、前記接続ユニットの前記側壁の外側面には、外方に突出すると共に断面形状が略C字状をなして拡開変形可能に形成されてなり、且つ前記第1係合部と係合可能な第1被係合部が形成されていることが好ましい。
上記の態様において接続ユニットは以下のようにして可撓部に取り付けられる。まず、接続ユニットの第1被係合部の先端部を可撓部の第1係合部に向けた姿勢で接続ユニットを可撓部に接近させる。すると、第1被係合部の先端部が第1係合部と当接することにより第1被係合部が拡開変形する。これにより第1係合部は第1被係合部に挟持される。このようにして接続ユニットを可撓部に取り付けることができる。
前記接続ユニットは側壁を有して前記接続部材を収容可能な箱状をなしており、前記可撓部には第3係合部が陥没して形成されており、前記側壁の外側面には外方に突出する板状の基部が形成されており、前記基部には前記基部の肉厚方向と交差する方向に突出すると共に前記第3係合部内に嵌入する第3被係合部が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、接続ユニットの第3被係合部を、可撓部の第3係合部内に嵌入させることにより、接続ユニットと可撓部とを接続することができる。
前記第3係合部は、所定個数の前記単電池毎に、前記単電池の並び方向に沿って複数並んで設けられていることが好ましい。
上記の態様によれば、接続ユニットの第3被係合部を、可撓部の第3係合部内に嵌入させることにより、単電池の並び方向に沿って所定個数の単電池毎に接続ユニットを容易に配設することができる。
前記接続ユニットには前記電力線が前記接続部材を覆う位置に配された状態で前記電力線と係合する第2係合部が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、電力線を第2係合部と係合させることにより、接続部材を覆う位置に電力線を保持することができる。
前記第2係合部は前記電力線のうち前記芯線の並列方向両側縁部と係合する爪状をなしており、前記可撓部には前記第2係合部との干渉を避ける逃がし孔が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、第2係合部によって電力線のうち芯線の並列方向両側縁部を係合することができる。これにより、電力線を接続ユニットに対して確実に取り付けることができる。
前記電力線又は前記可撓部のうち前記接続部材が位置する側の面には前記接続部材に接続された電圧検知線が配設されていることが好ましい。
上記の態様によれば、電圧検知線を容易に配索できる。
本発明によれば、電池接続アセンブリの製造コストを低減させつつ複数の接続部材の取り付け作業を簡略化することができる。
図1は本発明の実施形態1に係る電池接続アセンブリが組み付けられた電池モジュールを示す平面図である。 図2は接続ユニットを示す斜視図である。 図3は電力線を示す断面図である。 図4は接続ユニットと電力線との係合構造を示す側面図である。 図5は電池接続アセンブリを示す斜視図である。 図6は電池接続アセンブリを示す平面図である。 図7は電池接続アセンブリを示す側面図である。 図8は単電池群に電池接続アセンブリを組み付けた状態を示す平面図である。 図9は、電力線を、接続ユニットを覆う位置に配した状態を示す側面図である。 図10は電力線を、接続ユニットを覆う位置に配した状態を示す電池接続アセンブリの斜視図である。 図11は実施形態2に係る電池接続アセンブリが組み付けられた電池モジュールを示す平面図である。 図12は並べて配された状態の接続ユニットを示す平面図である。 図13は接続ユニットを示す平面図である。 図14は接続ユニットを示す側面図である。 図15は接続ユニットを示す斜視図である。 図16は電池接続アセンブリを示す平面図である。 図17は単電池群に電池接続アセンブリを組み付けた状態を示す平面図である。 図18は、単電池群に電池接続アセンブリを組み付けた状態を示す要部拡大平面図である。 図19は単電池群に電池接続アセンブリを組み付けた状態を示す側面図である。 図20は、電力線を、接続ユニットを覆う位置に配した状態を示す側面図である。 図21は、電力線を、接続ユニットを覆う位置に配した状態を示す斜視図である。 図22は他の実施形態に係る電力線を示す断面図である。
<実施形態1>
本発明に係る電池接続アセンブリ13を電池モジュール10に適用した実施形態1を図1ないし図10を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電池モジュール10は、例えば電気自動車又はハイブリッド自動車等に搭載されて、これらの駆動源として使用される。電池モジュール10は、複数(本実施形態では17個)の単電池11を図1における左右方向に並べて配置した単電池群12と、この単電池群12を接続するための電池接続アセンブリ13と、を備える。
(単電池11)
単電池11の内部には図示しない発電要素が収容されている。図8に示すように、単電池11の端縁からは、発電要素と電気的に接続された一対の電極端子14が、紙面を貫通する方向手前側、及び奥側に突出して形成されている(図8では手前側のみ図示)。電極端子14の極性は、紙面を貫通する方向手前側と、奥側とで逆になっている。電極端子14は概ね円柱形状をなしており、その外周面にはねじ山が形成されている。
また、各単電池11は、隣り合う単電池11から突出する電極端子14の極性が逆向きになるように配置されている。このため、図8に示すように、電極端子14を構成する正極端子14Aと負極端子14Bとは、隣り合うように配されている。単電池群12を構成する単電池11は、図示しない固定部材によって固定されている。
(電池接続アセンブリ13)
図8に示すように、隣り合う単電池11の電極端子14間は、単電池群12に電池接続アセンブリ13を取り付けることによって直列に接続されている。電池接続アセンブリ13は、単電池11の並び方向に延びると共に電極端子14に接続される電力線15と、この電力線15に取り付けられる複数(本実施形態では8個)の接続ユニット16と、を備える。各接続ユニット16は同形、同大に形成されている。
なお、電池モジュール10は単電池11を直列に接続してなるものであるため、図示はしないが、電池モジュール10のうち図8における紙面を貫通する方向奥側の面にも隣り合う異極の電極端子14を接続するように電池接続アセンブリ13が取り付けられている。
(電力線15)
図8に示すように、電力線15は単電池11の並び方向(図8における左右方向)に延びて配されている。電力線15の左端部には、図示しない相手側端子と接続される接続端子17が配されている。接続端子17の先端は板状をなすと共に端子接続孔18Aが貫通して形成されている。図7に示すように、接続端子17は、図7における上側にクランク状に曲げ形成されている。
また、図4に示すように、図8における電力線15の右端部には、電極端子14と接続される電池接続端子19が配されている。図7に示すように、電池接続端子19は、図7における上側にクランク状に曲げ形成されている。電池接続端子19の先端は板状をなすと共に端子接続孔18Bが貫通して形成されている。図1に示すように、この端子接続孔18Bには電極端子14が貫通されている。電池接続端子19を貫通した電極端子14にはナット20が螺合されている。これにより、電極端子14と電池接続端子19とが電気的に接続される。
図3に示すように、電力線15は、複数本(本実施形態では6本)の芯線23を図3における左右方向に並列させてなるフラット導体21の外周を絶縁樹脂22で包囲してなる。フラット導体21の端部には、上記した接続端子17、及び電池接続端子19がそれぞれ接続されている。本実施形態においては、芯線23は、複数の金属細線(図示せず)を撚り合わせてなる撚り線とされる。金属細線としては、銅、銅合金、アルミ、アルミ合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。本実施形態においては、芯線23は左右方向に1列に並んで配される構成としたが、これに限られず、上下方向に複数段に並んで配する構成としてもよい。
本実施形態に係る電力線15は、上記のフラット導体21を、絶縁樹脂22で、図3における上下方向についてフラット形状に覆ったフラットケーブルとされる。
(可撓部26)
絶縁樹脂22のうち、図3における略右半分の領域は、芯線23が絶縁樹脂22で包囲されている。絶縁樹脂22のうち、図3における略右半分の領域は、フラット導体21を包囲する絶縁樹脂22から芯線23の並列方向(図3における左右方向)について外方(図3における右方)に延びて形成されて、撓み変形可能な可撓部26とされる。
可撓部26のうち、フラット導体21と反対側(図3における右側)の端部寄りの位置には、1本の金属線28が埋設されている。この金属線28は、電力線15の延びる方向(紙面を貫通する方向)に延びて配されている。可撓部26のうち金属線28が埋設された領域は、金属線28の形状に倣って、断面形状が円形状をなしており、第1係合部42とされる。この第1係合部42には、後述する接続ユニット16が係合するようになっている。第1係合部42は、電力線15の延びる方向に沿って延びて形成されている。
(接続ユニット16)
図2に示すように、接続ユニット16は合成樹脂製であって、図2における上方に開口する箱状をなしている。接続ユニット16の内部には金属板材を所定形状にプレス成形してなる接続部材29が収容される。接続部材29は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)等、必要に応じて任意の金属材料により形成することができる。また、接続部材29の表面にはスズメッキ、ニッケルメッキ等、必要に応じて任意の金属メッキ層を形成することができる。
接続部材29は略長方形状をなしている。図8に示すように、接続部材29の、図8における左右方向の長さ寸法は、単電池11を2つ並べた状態における幅寸法(図8における左右方向の長さ寸法)よりも小さく設定されている。接続部材29には、電極端子14が挿通される一対の端子接続孔18Cが、図2における右手前側から左奥側に向かう方向について並んで形成されている。
接続部材29の端子接続孔18C内に電極端子14が挿通されて、電極端子14にナット20が螺合されることにより、隣り合う電極端子14が接続部材29により電気的に接続される。
接続ユニット16は、上述したように箱状をなしており、底部と、この底部の側縁から立ち上がる側壁30と、を有する。底部は、上述した接続部材29を収容可能な寸法に設定されている。詳細には図示しないが、底部には、電極端子14が挿通される一対の端子挿通孔が、接続部材29の端子接続孔18Cと対応する位置に形成されている。
接続ユニット16の側壁30のうち、図2における左手前側に位置する側壁30には、左手前側に突出する第1被係合部31が形成されている。この第1被係合部31は接続ユニット16の側壁30と一体に形成されている。図4に示すように、第1被係合部31は、断面形状が略C字状をなしており、接続ユニット16側を支点として拡開変形可能に形成されている。
図4に示すように、第1被係合部31の内部に可撓部26に形成された第1係合部42が嵌入した状態において、第1被係合部31の弾発力により、第1係合部42は第1被係合部31に挟持される。これにより、接続ユニット16は電力線15に組み付けられるようになっている。
(電圧検知線35)
図8に示すように、接続部材29によって接続された電極端子14の一方には、電圧検知端子33が接続されている。この電圧検知端子33は金属板状の先端部を貫通する端子接続孔18Cが形成されており、この端子接続孔18C内に電極端子14が挿通された状態で、上述したナット20によって、電極端子14及び接続部材29に対して共締めされる。これにより、電圧検知端子33と電極端子14とが電気的に接続される。
電圧検知端子33には圧着部34が設けられている。この圧着部34には電圧検知線35が圧着されている。なお、電圧検知端子33と電圧検知線35との接続には、圧着の他に、半田付け、溶接等、必要に応じて任意の手法を用いることができる。
図2に示すように、接続ユニット16の側壁30のうち、図2における左手前側に位置する側壁30には、電圧検知端子33の圧着部34が導出される導出溝36が形成されている。図8に示すように、電圧検知端子33の圧着部34は、導出溝36内に挿通されて、接続ユニット16の外部に導出される。この圧着部34に圧着された電圧検知線35は、電力線15の表面(図8において紙面を貫通する方向手前側の面)に並べられた状態で配索される。電圧検知線35は、電力線15の表面に並べられた状態で、例えば粘着テープで覆うことによって固定してもよく、また、電力線15の表面に貼着された両面テープに並べて固定してもよい。電圧検知線35を電力線15に対して固定する手段としては、必要に応じて任意の手段を用いることができる。
図8に示すように、電圧検知線35は、電力線15の左端部寄りの位置までは電力線15の表面に配索された後、電力線15から離間して配索される。電圧検知線35のうち電極端子14と接続された側と反対側の端部には、コネクタ37が接続されている。このコネクタ37は、図示しない電池ECUに接続される。この電池ECUは、マイクロコンピュータ、素子等が搭載されたものであって、単電池11の電圧・電流・温度等の検知、各単電池11の充放電コントロール等を行うための機能を備えた周知の構成のものである。
(第2係合部40)
図9に示すように、可撓部26を折り曲げることにより、電力線15は、接続部材29を覆う位置に配されるようになっている。このとき、電力線15は、接続ユニット16の側壁30の上縁部に載置されることにより下方への移動が規制されている。
図9における接続ユニット16の上端部には、電力線15が接続部材29を覆う位置において、電力線15の図9における左右両側から電力線15と係合する第2係合部40が形成されている。
図2に示すように、第2係合部40は、接続ユニット16の四隅部から上方に突出して形成されている。図9に示すように、第2係合部40の先端は鉤状に形成されており、接続ユニット16の内方に突出して形成されている。第2係合部40は、図9における上方から電力線15と係合することにより、電力線15が上方に移動して接続ユニット40から外れることを規制するようになっている。
図10に示すように、第2係合部40と、電力線15とが係合することにより、電力線15は、可撓部26に取り付けられた接続ユニット16全体を覆う位置に保持される。上述したように電池接続端子19はクランク状に曲げ加工されているので、電力線15が接続ユニット16に保持された状態で、電池接続端子19に形成された端子接続孔18B内には、電極端子14が挿通されるようになっている。この電極端子14は、図8において右端に位置する単電池11に設けられた電極端子14であって、接続部材29によって接続された電極端子14とは異なるものである。電池接続端子19が取り付けられた電極端子14にはナット20が螺合されている。これにより、電極端子14と電力線15とが電気的に接続される。
図8に示すように、可撓部26には、電力線15が接続部材29を覆う位置に配された状態で、第2係合部40との干渉をさけるための複数の逃がし孔41が、第2係合部40と対応する位置に形成されている。図8に示すように、本実施形態においては、逃がし孔41は、第1係合部42と、電力線15との間の領域に亘って形成されているが、これに限られず、第2係合部40との干渉を避けることができる任意の形状、寸法で形成することができる。
(組み付け方法)
次に、電池接続アセンブリ13の組み立て及び取り付け方法について説明する。本実施形態では、図1に示すように、17個の単電池11が直列に接続されて単電池群12が構成される。この単電池群12の一方の面には、8個の接続ユニット16が取り付けられる。
まず、図5及び図6に示すように、電力線15の一方の端部に接続端子17を接続し、他方の端部には電池接続端子19を接続する。
続いて、接続ユニット16の第1被係合部31を、その先端部を電力線15の第1係合部42側に向けた姿勢で、電力線15の可撓部26に接近させる。すると、第1被係合部31の先端部が電力線15の第1係合部42と当接することにより第1被係合部31が拡開変形する。更に第1被係合部31を可撓部26側に押し込むと、第1被係合部31によって第1係合部42が挟持される。これにより接続ユニット16が電力線15に取り付けられる(図4参照)。
上記の工程を各接続ユニット16に対して行うことにより、図5及び図6に示すように、1つの電力線15に対して8個の接続ユニット16を組み付ける。
この後、各接続ユニット16内に接続部材29を収容する。なお、接続ユニット16を電力線15に取り付ける工程の前に、接続ユニット16に接続部材29を収容してもよい。
次いで、単電池群12に接続ユニット16及び電力線15を組み付ける。図8における右から2つ目の電極端子14から左端に位置する電極端子14までを、接続ユニット16に収容された接続部材29の端子接続孔18Cに挿通させる。
次いで、電圧検知線35の端部を電圧検知端子33の圧着部34に圧着する。その後、電圧検知端子33の圧着部34を接続ユニット16の導出溝36内に収容すると共に、電圧検知端子33の端子接続孔18D内に電極端子14を挿通させる。これにより、電圧検知端子33が接続ユニット16内に収容される。
その後、端子接続孔18C、18Dから突き出た電極端子14にナット20を螺合させる。これにより、電極端子14と、電圧検知端子33とが共締めされて、電極端子14と電圧検知端子33とが電気的に接続される。
その後、電力線15の表面(図8における紙面を貫通する方向手前側の面)に電圧検知線35を並べて配索した後、例えば図示しない粘着テープで、電力線15と電圧検知線35とを固定する。
続いて、可撓部26を折り曲げることにより、電力線15を、接続部材29が収容された接続ユニット16を覆う位置に配する。このとき、接続ユニット16に形成された第2係合部40によって電力線15の両側縁を係合することにより、電力線15を、接続ユニット16を覆う位置に保持する。この状態において、電圧検知線33は、電力線15のうち接続部材29が位置する側の面(図10における電力線15の下側の面)に配されている。これにより電圧検知線33は電力線15により保護されるようになっている。
その後、図1における右端部に位置して、接続部材29によって接続された電極端子14とは異なる電極端子14を、電力線15の電池接続端子19に形成された端子接続孔18Bに挿通させると共に、電極端子14にナット20を螺合する。これにより、電極端子14と電力線15とが電気的に接続される。
単電池群12の他方の面に対しても、上記と同様の手法により電池接続アセンブリ13を組み付ける。これにより電池モジュール10が完成する。
なお、電池接続アセンブリ13の組み付け工程は、上記した工程に限定されず、例えば、以下のようにしてもよい。まず、上記と同様にして電力線15に8個の接続ユニット16を組み付ける。その後、電圧検知線35に接続された電圧検知端子33の圧着部34を、接続ユニット16の導出溝36内に収容する。次いで、電圧検知線35を電力線15の表面に配索して電力線15に固定する。その後、接続ユニット16に収容された接続部材29の端子接続孔18C、及び電圧検知端子33の端子接続孔18D内に、それぞれ、対応する電極端子14を挿通させる。その後、端子接続孔18C、18Dから突き出た電極端子14にナット20を螺合させる。次いで、可撓部26を折り曲げることにより、電力線15を、接続ユニット16を覆う位置に保持した後、電力線15の電池接続端子19に形成された端子接続孔18B内に電極端子14を挿通させ、端子接続孔18Bから突き出た電極端子14にナット20を螺合させる。このようにして単電池群12に電池接続アセンブリ13を組み付けてもよい。
(作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、複数箇所の電極端子14間を接続する際に、対応する個数(本実施形態では8個)の接続ユニット16が取り付けられた電池接続アセンブリ13を単電池群12に取り付ければよいから、電極端子14間を接続する際の取り付け作業を簡略化することができる。
また、電池接続アセンブリ13は、複数の接続ユニット16により電極端子14間が接続される。そのため、単電池11の接続個数が変わる場合には、接続ユニット16の数を変更すればよい。即ち、1つの接続ユニット16を作成するための1つの金型を用意すれば複数の接続ユニット16を製造することが可能になる。よって、一体化された電池接続プレートを製造する場合のように単電池11の接続個数が多くなって金型等が大型化したり、単電池11の接続個数に応じてその都度、電池接続プレートを形成するための金型等を別に用意したりする必要がなくなる。よって、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態においては、電力線15としてフラットケーブルを用いた。このフラットケーブルは送電特性が良く、また、外気に触れる面積が大きいため放熱性が良い。更に、フラット形状であることから折り曲げが容易であるため、電線の配索が容易になる。
更に、電力線15により接続部材29を覆うことができる。これにより接続部材29は電力線15により保護される。
接続部材29を保護するためのカバーを設ける場合には、カバーは接続部材29を覆って配されるため大型化する傾向にある。このカバーを合成樹脂材で形成する場合には、カバーを成形するための金型も大型化する。更に、単電池11の数を変更すると、接続部材29を覆うカバーについても新たな金型を用意する必要が生じるため、金型の製造コストが一層増大することが懸念される。本実施形態においては、このようなカバーを省略できるので、カバーを製造するための金型が不要になる。この結果、製造コストを削減することができる。
また、本実施形態においては、可撓部26に形成された第1係合部42は、単電池12の並び方向に沿って延びて形成されている。このため、接続ユニット16の第1被係合部31を第1係合部42に係合させた後、単電池の並び方向に接続ユニット16をずらすことにより、単電池12の並び方向における、隣り合う電極端子14間の寸法公差を吸収することができる。隣り合う電極端子14間の寸法公差は、例えば、単電池12の製造上の寸法公差、単電池12の組み付け公差等を含む。
また、本実施形態によれば、可撓部26のうち第1係合部42が形成されて接続ユニット16が組み付けられる側の端部寄りの位置には金属線28が埋設されている。この金属線28によって可撓部26が補強される。これにより、可撓部26が過度に撓み変形することが抑制される。この結果、接続ユニット16の組み付け作業の効率が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、接続ユニット16は以下のようにして電力線15に取り付けられる。まず、接続ユニット16の第1被係合部31の先端部を電力線15の第1係合部42に向けた姿勢で接続ユニット16を電力線15の可撓部26に接近させる。すると、第1被係合部31の先端部が電力線15の第1係合部42と当接することにより第1被係合部31が拡開変形する。更に第1被係合部31を可撓部26側に押し込むことにより、第1係合部42は第1被係合部31に挟持される。接続ユニット16が電力線15に取り付けられる。
また、本実施形態によれば、第2係合部40は電力線15のうち芯線23の並列方向についての両側縁部と係合する爪状をなしており、可撓部26には第2係合部40との干渉を避ける逃がし孔41が形成されている。これにより、第2係合部40によって、電力線15のうち芯線23の並列方向について両側縁部を係合することができる。この結果、電力線15を、接続部材29を覆う位置において、接続ユニット16に対して確実に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、電力線15には接続部材29に接続された電圧検知線35が配設されている。これにより、電圧検知線35を容易に配索できる。
<実施形態2>
次に、本発明のに係る電池接続アセンブリ53を電池モジュール50に適用した実施形態2を図11ないし図21を参照しつつ説明する。本実施形態においては電池モジュール50に含まれる単電池11の数が実施形態1と異なっている。
(電力線15)
図19に示すように、本実施形態における可撓部76は、電力線15の絶縁樹脂22から、芯線23の並列方向(図19における左右方向)について外方(図19における右方)に突出して形成されている。更に可撓部76は、図16に示すように、電力線15の延びる方向(図16における左右方向)に延びて形成されている。
(接続ユニット56)
図15に示すように、接続ユニット56は合成樹脂製であって、図15における上方に開口する箱状をなしている。接続ユニット56の内部には金属板材を所定形状にプレス成形してなる接続部84材79が収容される。
図16に示すように接続部84材79は略長円形状をなしている。図16に示すように、接続部84材79の、図16における左右方向の長さ寸法は、単電池11を2つ並べた状態における幅寸法(図16における左右方向の長さ寸法)よりも小さく設定されている。
接続ユニット56は、上述したように箱状をなしており、底部と、この底部の側縁から立ち上がる側壁80と、を有する。
図13に示すように、底部は、上述した接続部84材79を収容可能な寸法に設定されている。底部には、電極端子14が挿通される一対の端子挿通孔95が、接続部84材79の端子接続孔18Cと対応する位置に形成されている。
図15に示すように、接続ユニット56の側壁80のうち、図15における右手前側に位置する側壁80の下端部には、右手前側に突出する板状をなす基部96が形成されている。この基部96は、接続ユニット56の側壁80と一体に形成されている。
図14に示すように、基部96のうち図14における左右両端部寄りの位置には、上方に突出する1対の第3被係合部97が形成されている。第3被係合部97は、基部96から立ち上がる軸部98と、軸部98の先端に形成されて、図14における左右方向に膨出する膨出部99と、を備える。膨出部99の先端部は先細り形状となっている。
図16に示すように、接続ユニット56を一列に並べた状態において、電力線15を接続ユニット56の並列方向に沿って並べたときに、可撓部76のうち第3被係合部97に対応する位置には、可撓部76を貫通する係合孔75が形成されている。係合孔75は、電力線15の延びる方向(単電池11の並ぶ方向)について所定の間隔を空けて間欠的に形成されている。この係合孔75の孔縁部27が、特許請求の範囲に記載の第3係合部に相当する。
係合孔75の断面形状は第3被係合部97の軸部98の断面形状と同じかやや大きく設定されている。第3被係合部97が係合孔75内に貫通された状態において、第3被係合部97の膨出部99が係合孔75の孔縁部57と係合することにより、第3係合部97が抜け止めされるようになっている(図19参照)。
(電圧検知端子83)
図18に示すように、本実施形態における電圧検知端子83は、略四角形状をなしている。電圧検知端子83には、図18における上方に突出すると共に左方に曲げ加工された接続部84が設けられている。この接続部84には電圧検知線35が半田付け、溶接等、公知の手法により接続されている。
図15に示すように、接続ユニット56の側壁80のうち、図15における右手前側に位置する側壁80には、電圧検知端子83の接続部84が導出される導出溝86が形成されている。図18に示すように、電圧検知端子83の接続部84は、導出溝86内に挿通されて、接続ユニット56の外部に導出される。この接続部84に圧着された電圧検知線35は、可撓部76の表面(図18において紙面を貫通する方向手前側の面)に並べられた状態で配索される。電圧検知線35は、可撓部76の表面に並べられた状態で、粘着テープ88によって覆うことによって固定される(図20参照)。
(第2係合部90)
図14に示すように、第2係合部90は、接続ユニット56の側壁80を切り欠くことによって形成されたアーム部93と、このアーム部93の先端に設けられて接続ユニット56の内方に向かって突出する爪部94と、を備える。この爪部94が、図20における上方から電力線15と係合することにより、電力線15が上方に移動して接続ユニット56から外れることを規制するようになっている。
接続ユニット56の側壁80には、アーム部93を保護するための保護部材92が形成されている。保護部材92は、アーム部93を跨ぐようにして側壁80から略U字形状をなして突出して形成されている。
図21に示すように、可撓部76には、電力線15が接続部84材を覆う位置に配された状態で、接続ユニット56の第2係合部90との干渉をさけるための複数の逃がし孔91が、第2係合部90と対応する位置に形成されている。図18に示すように、本実施形態においては、逃がし孔91は、第2係合部90の爪部94の大きさよりもやや大きな形状に形成されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(組み付け方法)
次に、電池接続アセンブリ53の組み立て及び取り付け方法について、実施形態1と異なる部分について説明する。
本実施形態においては、接続ユニット56は以下のようにして電力線15に組み付けられる。まず、図12に示すように、所定の個数の接続ユニット56を一列に並べる。次いで、各接続ユニット56内に接続部84材を収容する。なお、接続ユニット56を並べる前に、接続ユニット56内に接続部84材を収容してもよい。
次いで、電力線15の可撓部76に形成された係合孔75を、接続ユニット56の第3被係合部97の上方に配し、上方から接続ユニット56に接近させる。すると、第3被係合部97の先端が、係合孔75内に挿入される。すると、第3被係合部97の膨出部99に押圧されて、係合孔75の孔縁部57が拡開変形する。更に、第3被係合部97を挿入して、膨出部99が係合孔75を貫通すると、係合孔75の孔縁部57が復帰変形する。この結果、膨出部99と、係合孔75の孔縁部57とが係合して、係合突部52が係合孔75から抜け止めされるようになる。このようにして、接続ユニット56は電力線15に取り付けられる。
また、本実施形態においては、電圧検知線35は、可撓部76の上に並べられた後、粘着テープ88により可撓部76に固定される。電力線15が第2係合部90と係合した状態において、電圧検知線33は、可撓部76のうち接続部材79が位置する側(図20における右側の面)の面に配されている。
(作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態においては、可撓部76は、絶縁樹脂22から外方に突出すると共にフラット導体21の延びる方向に延びて形成されている。これにより、フラット導体21の外周に絶縁樹脂22を押し出し成形する工程と同時に、可撓部76も形成することができるから、製造工程を削減することができる。
また、本実施形態においては、接続ユニット56の第3被係合部97を、可撓部76の第3係合部内に嵌入させることにより、接続ユニット56と可撓部76とを接続することができる。
更に、本実施形態においては、係合孔75は、所定個数(本実施形態では2つ)の単電池11毎に間隔を空けて、単電池11の並び方向に沿って複数並んで設けられている。これにより、接続ユニット56の第3被係合部97を、可撓部76の第3係合部内に嵌入させることにより、単電池11の並び方向に沿って所定個数の単電池11毎に接続ユニット56を容易に配設することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)第1係合部又は第3係合部は、可撓部に陥没形成された凹部の開口縁部としてもよい。また、第1係合部又は第3係合部は可撓部に形成した突部とし、第1被係合部又は第3被係合部は接続ユニットに形成した凹部の開口縁部又は係合孔の孔縁部としてもよい。このように第1又は第3係合部、及び第1又は第3被係合部については、必要に応じて任意の形状を採用しうる。
(2)本実施形態における芯線は複数の金属細線を撚り合わせてなる撚り線を用いたが、これに限られず、金属棒材、又は金属板材からなる単芯線としてもよい。
(3)本実施形態においては、可撓部は電力線の絶縁樹脂から延出される構成としたが、これに限られず、絶縁樹脂とは別体に形成する構成としてもよい。また、可撓部は、接続ユニットから延設される構成としてもよい。
(4)本実施形態においては、可撓部に埋設される金属線は1本である構成としたが、これに限られず、可撓部に複数本の金属線が埋設される構成としてもよい。この金属線は金属棒材又は金属板材からなる単芯線でもよく、また、金属細線を撚り合わせてなる撚り線であってもよく、必要に応じて任意の形状の金属線を用いることができる。また、図22に示すように、金属線は省略してもよい。
(5)本実施形態では、接続部材は、異極の電極端子を接続(単電池を直列接続)するものとしたが、これに限られず、同極の電極端子を接続(単電池を並列接続)するものでもよい。例えば、上記実施形態の電池モジュールに更に別の単電池を並列接続し、この並列接続における同極の電極端子を複数の接続部材(電池接続アセンブリ)で接続するようにしたものでもよい。
(6)上記実施形態では、接続ユニットを連結してから、電池モジュールに取り付けることとしたが、各接続ユニットを電極端子に取り付ける際に接続ユニットと電力線とを連結する作業を順番に繰り返し行うことで、電池接続アセンブリが電池モジュールに取り付けられるようにしてもよい。
10,50…電池モジュール
11…単電池
12…単電池群
13,53…電池接続アセンブリ
14A…正極端子(電極端子14)
14B…負極端子(電極端子14)
15…電力線
16,56…接続ユニット
19…電池接続端子
21…フラット導体
22…絶縁樹脂
23…芯線
26…可撓部
28…金属線
29,79…接続部材
30,80…側壁
31…第1被係合部
35…電圧検知線
40,90…第2係合部
41,91…逃がし孔
42…第1係合部
75…係合孔(第3被係合部)
96…基部
97…第3係合部

Claims (9)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群を有する電池モジュールにおいて前記単電池群を接続するための電池接続アセンブリであって、
    複数本の芯線を互いに接触した状態で並列させてなるフラット導体の外周を絶縁樹脂でフラット形状に包囲してなる電力線と、隣り合う前記電極端子間を接続するための接続部材を有する複数の接続ユニットと、前記電力線と前記接続ユニットとの間を接続すると共に撓み変形することにより前記接続部材を覆う位置に前記電力線を配置可能な可撓部と、前記フラット導体の端部に配されて前記電力線が前記接続部材を覆う位置に配された状態で前記接続部材が接続された前記電極端子とは異なる電極端子に接続される電池接続端子と、備えた電池接続アセンブリ。
  2. 前記可撓部は、前記絶縁樹脂から外方に突出すると共に前記フラット導体の延びる方向に延びて形成された請求項1に記載の電池接続アセンブリ。
  3. 前記可撓部のうち前記接続ユニットが接続された端部寄りの位置には、前記単電池の並び方向に延びる金属線が埋設されている請求項1または請求項2に記載の電池接続アセンブリ。
  4. 前記接続ユニットは側壁を有して前記接続部材を収容可能な箱状をなしており、前記可撓部には第1係合部が形成されており、前記接続ユニットの前記側壁の外側面には、外方に突出すると共に断面形状が略C字状をなして拡開変形可能に形成されてなり、且つ前記第1係合部と係合可能な第1被係合部が形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電池接続アセンブリ。
  5. 前記接続ユニットは側壁を有して前記接続部材を収容可能な箱状をなしており、前記可撓部には第3係合部が陥没して形成されており、前記側壁の外側面には外方に突出する板状の基部が形成されており、前記基部には前記基部の肉厚方向と交差する方向に突出すると共に前記第3係合部内に嵌入する第3被係合部が形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電池接続アセンブリ。
  6. 前記第3係合部は、所定個数の前記単電池毎に、前記単電池の並び方向に沿って複数並んで設けられている請求項5に記載の電池接続アセンブリ。
  7. 前記接続ユニットには前記電力線が前記接続部材を覆う位置に配された状態で前記電力線と係合する第2係合部が形成されている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電池接続アセンブリ。
  8. 前記第2係合部は前記電力線のうち前記芯線の並列方向両側縁部と係合する爪状をなしており、前記可撓部には前記第2係合部との干渉を避ける逃がし孔が形成されている請求項7に記載の電池接続アセンブリ。
  9. 前記電力線又は前記可撓部のうち前記接続部材が位置する側の面には前記接続部材に接続された電圧検知線が配設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の電池接続アセンブリ。
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