JP2007036036A - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents

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Makoto Toukosono
誠 東小薗
Hiroyuki Yoshikawa
裕之 吉川
Kazuki Naito
和樹 内藤
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    • H02S40/00Components or accessories in combination with PV modules, not provided for in groups H02S10/00 - H02S30/00
    • H02S40/30Electrical components
    • H02S40/34Electrical components comprising specially adapted electrical connection means to be structurally associated with the PV module, e.g. junction boxes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract


【課題】 バイパスダイオードの装着作業性に優れる端子ボックスを提供する。
【解決手段】 端子ボックスは、太陽電池モジュールのプラス電極及びマイナス電極と両電極に対応する外部接続用のケーブル18との間を電気的に中継する複数の端子板30を基板11上に備える。逆負荷時バイパス用のバイパスダイオード50は、対応する二つの端子板30間に直接的にまたは導体板35を介して間接的に接続される。バイパスダイオード50は、全体として扁平形状をなし、厚み方向の両端面が電極面51として露出するとともに側面52が樹脂でモールド被覆されている。板厚方向で対向する対向部40の対向面41間にバイパスダイオード50を差し込むことにより、両対向面41と電極面51とを電気的に接続させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール用端子ボックスに関する。
従来の端子ボックスとして、基板上に並設されて一端側が太陽電池モジュールの裏面から引き出されたプラス電極及びマイナス電極に接続されるとともに他端側が外部接続用の出力ケーブルに接続される二枚の端子板と、両端子板間に架橋される整流素子としてのバイパスダイオードとを備えたものが知られている(例えば、以下の特許文献1を参照)。バイパスダイオードは、逆負荷時の逆電流を一方から他方へ短絡するためのものであって、チップ状のダイオード機能部とこのダイオード機能部を挟み込むようにして同ダイオード機能部に半田付けによって接続される一対の導体板とからなる。一対の導体板は、互いに逆方向に延出されて、その延出端側で対応する端子板に半田付けにより接続されている。
特許第3498945号公報
ところで、上記した一対の導体板と端子板とを接続する際には、両導体板を位置決めして動かないように支持した状態で半田溶接を施す必要があり、作業が煩わしく面倒であるという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、整流素子を接続する際の作業性に優れる太陽電池モジュール用端子ボックスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、太陽電池モジュールのプラス電極及びマイナス電極と両電極に対応する外部接続用のケーブルとの間を電気的に中継する複数の端子板が基板上に並設され、対応する二つの端子板間に直接的にまたは導体板を介して間接的に逆負荷時バイパス用の整流素子が接続される太陽電池のモジュール用端子ボックスであって、前記整流素子は、全体として扁平形状をなし、厚み方向の両端面が電極面として露出するとともに側面が樹脂でモールド被覆されており、前記端子板または前記導体板が板厚方向で対向する対向部を有し、両対向部の対向面間に前記整流素子を差し込むことにより、前記両対向面と前記電極面とを電気的に接続させる構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記対向部は、前記基板に対して起立状態で配され、前記整流素子を前記対向部の対向面間に差し込む際には、前記整流素子を、前記電極面が前記基板に対して起立方向に向いた縦向き姿勢とするところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記対向部は、前記基板の厚み方向に重なるように配され、前記整流素子を前記対向部の対向面間に差し込む際には、前記整流素子を、前記電極面が前記基板に対向する横向き姿勢とするところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1に記載の発明によれば、端子板または導体板が板厚方向で対向する対向部を有し、この両対向部の対向面間に整流素子を差し込むことで、両対向面と電極面とを電気的に接続させる構成としたから、整流素子をワンタッチで装着させることが可能となり、作業性に優れている。
<請求項2の発明>
請求項2に記載の発明によれば、対向部は基板に対して起立状態で配され、整流素子が縦向き姿勢で対向部の対向面間に差し込まれるから、基板における対向部周辺に部品が配されていてもそれら部品と干渉することなく整流素子の接続作業を行うことができる。
<請求項3の発明>
請求項3に記載の発明によれば、対向部が基板の厚み方向に重なるように配され、整流素子が横向き姿勢で対向部の対向面間に差し込まれるから、縦方向に嵩張ることがなく、縦方向のスペースを有効利用できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。
本実施形態にかかる太陽電池モジュール用端子ボックスは、直列接続された多数の太陽電池セルを配した太陽電池モジュール(図示せず)の裏面側に取り付けられるものであって、ボックス本体10と、このボックス本体10内に並設された複数の端子板30と、隣接する端子板30間に接続された複数のバイパスダイオード50(本発明の「整流素子」に相当する)とを備えている。
ボックス本体10は、合成樹脂材によって上面開放の箱型に形成されており、その内部に絶縁樹脂が充填され、かつ、上方からカバー(図示せず)が被せられるようになっている。詳しくはボックス本体10は、図1に示すように、複数の端子板30が横並びで載置された略矩形状の基板11と、基板11の周縁部から立ち上げられて周囲を取り囲む側板12と、基板11の所定位置から立ち上げられて端子板30間を区画する仕切り壁13とを備える。
基板11には略全幅に亘って開口部14が開設されており、この開口部14に各端子板30の先端部が臨んでいる。そして、基板11の開口部14には各太陽電池セル群と対応するリード20が通され、通された各リード20が対応する端子板30A,30Cの先端部に半田付け等により接続される。
基板11の上面には各端子板30毎に対応して端子板30の位置決め孔31と係合可能な位置決め突部15が突設されている。位置決め突部15の両端外方には撓み可能な一対の係止片16が突出して設けられており、端子板30の装着過程では係止片16が端子板30の両側縁部と係合して開き変形し、端子板30が正規に組み付けられるに伴ない係止片16が復元して端子板30の両側縁部を上方から押し付け、端子板30の浮き上がりを規制するようになっている。
基板11の上面には、端子板の位置決めを行うための位置決め壁21が設けられている。位置決め壁18は、対応する端子板30の幅方向に沿って延出して形成され、その根元には端子板30の後端部を嵌め込み可能な受け溝(図示せず)が設けられている。端子板30は、基板11への装着時に斜め姿勢をとりつつその後端部を受け溝の奥面に当て止めさせ、かかる状態からその前端部を傾倒させることで、その傾倒動作に伴ない位置決め突部15を位置決め孔31に嵌め込むような構成とされる。
側板12には左右一対の切り欠き部17が設けられ、ここに上方から外部接続用の出力ケーブル18が嵌め込まれ、さらにケーブル押さえ部材19が嵌着されて出力ケーブル18が固定されるとともに、ケーブル押さえ部材19と側板12とが一体に連なるようになっている。仕切り壁13は端子板30の外縁に沿うような態様で区画されており、この仕切り壁13の案内によって端子板30が位置決めされた状態で組み付けられる。また、仕切り壁13によって区画された内側空間の端子板30上に絶縁樹脂が充填され、絶縁樹脂の使用量が少なく済むようにしてある。
端子板30は、導電性金属板材を切断等して短冊状に形成され、基板11に横並びで六つ設けられている。基板11の幅方向両側部には、対応する外部接続用のケーブル18が接続されるケーブル用端子板30Aが配されている。ケーブル用端子板30Aは他の端子板30B,30Cと比較して長さ方向に短く形成されている。ケーブル18の端末は導体が露出してケーブル用端子板30Aの後端部に載せられており、そこがねじ25によってねじ止めされるようになっている。ねじ25の先端は基板11に設けられたねじ孔(図示せず)にねじ込まれており、これにより、ケーブル用端子板30Aがケーブル18と接続されるとともに基板11に固定されるようになっている。
基板11の幅方向の略中央部には、ケーブル18とは未接続の端子板30B,30Cが四つ配されている。この端子板30B,30Cは、長さ寸法の相違する二種の端子板30B,30Cからなり、このうち短寸に形成された二つの端子板30B(以下、短寸の端子板30Bという)がケーブル用端子板30Aに隣接して設けられ、残りの二つの端子板30C(以下、長寸の端子板30Cという)が基板11の略中央部に設けられている。短寸の端子板30Bは、太陽電池モジュール側との接点を備えておらず、その先端回りが仕切り壁13に取り囲まれている。隣接する短寸の端子板30Bと長寸の端子板30Cは、それぞれの後端部においてジャンパーピン32によって導通可能に架け渡されている。
また、各端子板30の幅方向の両側縁には、付設部33が側方へ張り出して設けられている。互いに隣接する付設部33には、端子板30の板厚方向で対向して、その間にバイパスダイオード50を差し込み可能とされた対向部40が備えられている。詳しくは、対向部40は、左端のケーブル用端子板30Aと一つの短寸の端子板30Bとの間、及び二つの長寸の端子板30C間、及び右端のケーブル用端子板30Aと一つの短寸の端子板30Bとの間に、それぞれ配置されていている。また、両対向部40は、付設部33の先端を略直角に折り曲げて起立状態とすることにより、基板11の表面に対して略直角でかつ相互に略平行に配されている。さらに、両対向部40の離間距離は、自然状態においてはバイパスダイオード50の厚みよりも小さく設定されている。
バイパスダイオード50は、全体として扁平形状、詳しくは円盤形状をなし、厚み方向の両端面(図3に示す上下面)が電極面51として露出しており、電極面51を除いた部分つまり側面52はシリコンなどの樹脂でモールド被覆されている。詳しくは、バイパスダイオード50は、上側に位置するP側電極51Bと、下側に位置するN側電極51Aと、両電極51A,51B間に挟まれて内部封止されたチップ状のダイオード部53と、側面52を被覆する樹脂部54とからなり、ダイオード部53に対する接触面積は、N側電極51AのほうがP側電極51Bよりも大きくなっている。なお、バイパスダイオード50の構造説明において上下方向については、図3を基準としている。
かかるバイパスダイオード50は、樹脂部54を含んでいる点でベアチップダイオードとは異なり、また、両端が電極面51として露出されている点でパッケージダイオードとも異なっている。そして、このバイパスダイオード50は、市販品として入手可能なものを用いることができる。
図1及び図2に示す右側に位置する対向部40には、バイパスダイオード50の両電極51A,51BのうちのN側電極51A(カソード側)が当接可能とされ、左側に位置する対向部40にはP側電極51B(アノード側)が当接可能とされている。ここで、バイパスダイオード50のN側電極51Aに当接する対向部40をN側対向部40Aとし、バイパスダイオード50のP側電極51Bに当接する対向部40をP側対向部40Bとすると、本実施形態の場合にはN側対向部40AがP側対向部40Bよりも幅広に形成されており、これによってバイパスダイオード50が発熱したときに、N側対向部40Aからの良好な放熱性が担保されている。
次に、本実施形態の製造方法及び作用を説明する。まず、付設部33の先端部を折り曲げ加工して対向部40を形成する。次に、各端子板30を基板11上に載置させ、対応する対向部40を対向位置させる。このとき、基板11上に突設された位置決め突部15を端子板30の位置決め孔31に挿通することにより、端子板30を位置決めし、さらに係止片16の弾性的な係止によって端子板30の浮き上がりを規制している。
そして、ケーブル用端子板30Aにねじ25を螺挿してねじ止めを行う。続いて、ケーブル用端子板30Aにケーブル押さえ部材19を取り付けるとともに、ケーブル18を基板11上に固定する。この場合に、ケーブル18とは未接続の短寸の端子板30Bおよび長寸の端子板30Cについては、その後端部を位置決め壁21の受け溝(図示せず)に嵌入させ、さらに所定の端子板30B,30C間にはジャンパーピン32を架け渡して半田付けする。
次いで、バイパスダイオード50の電極面51を基板11の表面に対し直角方向に向け、さらに対向部40のN側対向部40AにN側電極51Aを当接させ、かつ対向部40のP側対向部40BにP側電極51Bを当接させるようにして両対向部40の対向面41間にバイパスダイオード50を摺動させつつ差し込む。バイパスダイオード50の差し込み動作に伴って、対向部40が拡開変形し、その対向部40の弾性復元力によってパスダイオード50が両対向面41間に弾性的に挟み付けられる。
その後、ボックス本体10を太陽電池モジュールの裏面側に接着材、両面テープ、もしくはボルトで固着する。取り付けの過程で太陽電池モジュールの電極に接続されたリード20を基板11の開口部14を通してボックス本体10内に引き込み、該リード20を端子板30A,30Cの先端部に半田接続する。それからシリコン樹脂等の絶縁樹脂をボックス本体10内における仕切り壁13の内側空間に充填し、さらにカバーを被せて蓋締めをする。絶縁樹脂により、ボックス本体10内が気密に封止される。
本実施形態によれば、両対向部40の対向面41間にバイパスダイオード50を差し込むことで、バイパスダイオード50をワンタッチで簡単に装着できる。したがって、バイパスダイオード50を端子板30に接続する際の作業性に優れている。
また、バイパスダイオード50の電極面51を基板11の表面に対して縦方向詳しくは垂直方向に向けて、該バイパスダイオード50を両対向部40の対向面41間に縦向き姿勢で差し込むようにしたから、対向部40の周辺に部品等が配されていてもそれら部品等と干渉することなくバイパスダイオード50を容易に接続することができる。
さらに、本実施形態におけるバイパスダイオード50は、ダイオード部53の側面52が樹脂で覆われているから、従来におけるベアチップ状のダイオードと違って、外部からの衝撃を回避するための保護手段(例えば、特許第3498945号公報の図1における符号56B)を別途設ける必要がない。加えて、本実施形態におけるバイパスダイオード50は、パッケージダイオードのように大きな場所をとることもない。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図4および図5によって説明する。実施形態2では、バイパスダイオード50が端子板30に導体板35を介して間接的に接続されるという点で実施形態1と相違している。
また、実施形態2では、実施形態1と違って、ケーブル用端子板30Aにねじ挿通孔が設けられておらず、基板11にはねじ孔が設けられていない。そして、ケーブル用端子板30Aは、実施形態1のものよりも前後方向に長く形成され、その後端に設けられたバレル部24がケーブル18の端末導体にかしめ付けられている。さらに、ケーブル18に未接続の端子板30B,30Cは、図4に示すように、短寸の端子板30Bと長寸の端子板30Cが隣接して配されているが、その後端部にて連繋部34を介して一体に連なっており、ジャンパーピン32は設けられていない。
上記した導体板35は、金属板材を曲げ加工して形成され、端子板30よりも薄肉とされている。詳しくは、導体板35は、平坦な形状を有する端子板30の付設部33を横切って端子板30の上面に載せられる接続部36と、その一端から略直角に起立する対向部40とからなり、両対向部40の対向面間に実施形態1と同じ形態のバイパスダイオード50が弾性的に差し込み可能とされている。また、導体板35は、実施形態1の対向部40と同様、図4における右側に位置するものがN側対向部40Aとされ、左側に位置するものがP側対向部40Bとされており、N側対向部40AがP側対向部40Bよりも大きく形成されている。
導体板35が接続される各端子板30の付設部33の略中央部には、切り起こしにより接続突起37が形成されている。この接続突起37は、導体板35の接続部36に形成された接続孔36Aに貫通され、さらに根元部分に半田が施されることにより、導体板35を端子板30の上面に接続可能としている。また、端子板30には接続突起37の切り起こしに伴って肉抜き部38が開口して形成され、この肉抜き部38によって半田熱が周囲に拡散するのが防止されるようになっている。
本実施形態によれば、端子板30よりも板薄の導体板35に曲げ加工を施すことで対向部40が設けられるから、対向部40の撓み変形動作が円滑となってバイパスダイオード50の差し込み動作をよりスムーズに行うことができる。また、対向部40が端子板30とは別体に形成されるから、対向部40を設置する際の設定の自由度を高めることができる。
<実施形態3>
図6および図7は本発明の実施形態3を示す。本実施形態では基板11の上面に段差26が設けられている点、及びバイパスダイオード50の差し込み方向が横方向に設定されている点で、実施形態1及び実施形態2とは大きく異なっている。
基板11には段差26が設けられており、この段差26を介することで、基板11の上面が図7に示す左側から右側にかけて一段落ちた構造となっている。そして、この一段落ちた面には端子板30が載せられるようになっており、載せられた端子板30の端面が段差26に突き当てられるようになっている。
隣り合う端子板30間には端子板30よりも板薄の導体板35Aが架け渡されている。図示する場合、三つの導体板35Aが各端子板30を横切って直列に配されている。
導体板35Aは、図7に示すように、全体として直線状に真直ぐ延びる形態とされ、その一端部が段差26を介して高い位置に配された端子板30に接続され、その他端部が低い位置に配された端子板30側へ延出している。低い位置に配された端子板30の上面には別の導体板35Bが載せられ、導体板35Aの他端部が別の導体板35Bの上方に覆い被さるようにして配される。そして、両導体板35A,35Bの対向面間に、実施形態1と同じ形態のバイパスダイオード50が横向きの姿勢で弾性的に差し込み可能とされている。この場合に、導体板35Aの他端部はバイパスダイオード50の外縁に沿って円弧状をなしている。
ここで、導体板35Aの他端部と別の導体板35Bの一端部とにより本発明の対向部40が構成され、さらに、バイパスダイオード50のP側電極51Bと接する導体板35Aの対向部40がP側対向部40Bとされ、バイパスダイオード50のN側電極51Bと接する導体板35Bの対向部40がN側対向部40Aとされている。N側対向部40Aの全体が端子板30に載置接続されることにより、N側対向部40Aから効率良く放熱されるようになっている。
本実施形態によれば、バイパスダイオード50を、電極面51を基板11と直交する方向に向けた横向きの姿勢となし、この状態からバイパスダイオード50を両導体板35A,35Bにおける対向部40の対向面41間に差し込むようにしたので、基板11と直交する方向つまり高さ方向(縦方向)に嵩張ることがなく、高さ方向(縦方向)のスペースの有効利用を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態においては、対向部を形成するものとして平板状をなすものを備えたが両対向面の少なくとも一方に内向きに曲げ加工を施すことでスイッチ状の接点部を形成したものを備えていてもよい。
(2)上記実施形態3においては、基板上に段差を設けたが、基板上に段差を設けず複数の端子板を同じ高さで載置してもよい。
(3)上記実施形態1および実施形態2においては、対向部として基板の表面に垂直なものを設けたが、対向部は、バイパスダイオードを縦方向から差し込み可能な対向面を有していれば基板の表面に対して正確に垂直に配されていなくてもよい。
(4)上記実施形態3においては右側の端子板の上に接続された導体板と、左側の端子板に接続された導体板とを対向部として設けたが、右側の対向部に、導体板を設けなくてもよい。
(5)本発明においては、短寸の端子板と長寸の端子板はジャンパーピンで架け渡されているものと連結部でつながっているものを相互に変更して用いてもよいし、長さが揃った端子板を備えてもよい。
(6)対向部の先端には、誘い込み用のラッパ形状をなす案内部を設けてもよい。
(7)本発明においては、必要に応じて、対向部40とバイパスダイオード50との間に半田付けを行ってもよい。
実施形態1のボックス本体の平面図 その要部の断面図 バイパスダイオードの断面図 実施形態2のボックス本体の平面図 その要部の断面図 実施形態3のボックス本体の平面図 その要部の断面図
符号の説明
10…ボックス本体
11…基板
30…端子板
33…付設部
35…導体板
40…対向部
40A…N側対向部
40B…P側対向部
41…対向面
50…バイパスダイオード(整流素子)
51…電極面
53…ダイオード部

Claims (3)

  1. 太陽電池モジュールのプラス電極及びマイナス電極と両電極に対応する外部接続用のケーブルとの間を電気的に中継する複数の端子板が基板上に並設され、対応する二つの端子板間に直接的にまたは導体板を介して間接的に逆負荷時バイパス用の整流素子が接続される太陽電池のモジュール用端子ボックスであって、
    前記整流素子は、全体として扁平形状をなし、厚み方向の両端面が電極面として露出するとともに側面が樹脂でモールド被覆されており、
    前記端子板または前記導体板が板厚方向で対向する対向部を有し、両対向部の対向面間に前記整流素子を差し込むことにより、前記両対向面と前記電極面とを電気的に接続させる構成としたことを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  2. 前記対向部は、前記基板に対して起立状態で配され、前記整流素子を前記対向部の対向面間に差し込む際には、前記整流素子を、前記電極面が前記基板に対して起立方向に向いた縦向き姿勢とすることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  3. 前記対向部は、前記基板の厚み方向に重なるように配され、前記整流素子を前記対向部の対向面間に差し込む際には、前記整流素子を、前記電極面が前記基板に対向する横向き姿勢とすることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
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