JP2015030564A - シート搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルターの目詰まりに起因する吸気ファンによるシートの吸着力の低下を抑制しつつシート搬送時に吸気ファンによるシートの吸着力を安定して得ることのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】シート搬送装置では、搬送ベルトの裏面側に配置された搬送板上にシートが存在しないことを条件に(S2のYes側及びS3のNo側)、前記搬送板の裏面側からベルト開口部及びプラテン開口部を通じて空気を吸引する吸気ファンのモーターの回転数が検出され(S4)、その検出された回転数に応じて前記モーターへの供給電力(デューティー比の設定値)が変更される(S5)。
【選択図】図4

Description

本発明は、シートを吸引吸着により搬送ベルトに吸着させて搬送するシート搬送装置及び画像形成装置に関する。
一般に、記録ヘッドからシート(紙など)にインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置(画像形成装置の一例)が知られている。また、インクジェット記録装置のタイプの一つに、シート搬送経路に沿って配置された各色の記録ヘッドを備える所謂ラインヘッド型がある。このタイプのインクジェット記録装置には、シートを搬送ベルトにより記録ヘッド各々のインク吐出面に対向した状態で搬送するシート搬送装置が搭載される。
また、搬送ベルトに設けられた複数のベルト開口部と搬送ベルトの裏面側に配置された搬送板に設けられた複数のプラテン開口部とを通じて搬送板の裏面側から吸気ファンで空気を吸引することによりシートを搬送ベルトに吸着させるシート搬送装置がある。この吸気ファンは、例えばDCブラシレスモーターによって回転される。なお、従来から、モーターへの供給電力のPWM制御によりモーターの回転数を制御する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−72708号公報
ところで、この種のシート搬送装置において、吸気ファンによる空気の送風経路に、微細なインク滴又は紙粉のような塵埃を捕捉するフィルターが設けられる場合、そのフィルターに目詰まりが生じると送風経路で圧力損失が生じる。この場合、吸気ファンによる送風量が低下してシートの吸着力が十分に得られなくなるおそれがある。そこで、例えばモーターの回転数を検出してモーターへの供給電力を制御することによりモーターの回転数を補正することが考えられる。
しかしながら、上述のように吸引吸着を利用するシート搬送装置では、搬送板上をシートが通過する度に搬送板のプラテン開口部が塞がれ、吸気ファンによる送風経路の圧力損失が大きく変動する。そのため、例えば常にモーターの回転数を検出してモーターへの供給電力を制御すると、シート搬送時に、モーターの回転数が安定せず吸気ファンによる安定した吸着力が得られないおそれがある。
本発明の目的は、フィルターの目詰まりに起因する吸気ファンによるシートの吸着力の低下を抑制しつつシート搬送時に吸気ファンによるシートの吸着力を安定して得ることのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、搬送ベルトと、搬送板と、吸気ファンと、モーターと、フィルターと、回転数検出手段と、電力変更手段と、を備える。前記搬送ベルトは、複数のベルト開口部を有し、載置面に載置されたシートを搬送する。前記搬送板は、複数のプラテン開口部を有し、前記搬送ベルトの裏面側に配置されている。前記吸気ファンは、前記搬送板の裏面側から前記ベルト開口部及び前記プラテン開口部を通じて空気を吸引する。前記モーターは、前記吸気ファンを回転させる。前記フィルターは、前記吸気ファンによる空気の送風経路に配置されている。前記回転数検出手段は、前記吸気ファン又は前記モーターの回転数を検出する。前記電力変更手段は、前記搬送板上にシートが存在しないことを条件に、前記回転数検出手段により検出される前記回転数に応じて前記電力制御手段による前記モーターへの供給電力を変更する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート搬送装置と、前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、フィルターの目詰まりに起因する吸気ファンによるシートの吸着力の低下を抑制しつつシート搬送時に吸気ファンによるシートの吸着力を安定して得ることのできるシート搬送装置及び画像形成装置が実現される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す模式図。 本発明の実施形態に係るシート搬送装置の構成を示す模式図。 図1に示された画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図。 図1に示された画像形成装置で実行されるモーター制御処理の手順の一例を示すフローチャート。 図1に示された画像形成装置で使用される対応情報の一例を示す図。 図1に示された画像形成装置における吸着力とデューティー比との関係の一例を示す図。 図1に示された画像形成装置で使用される対応情報の一例を示す図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10について説明する。
図1に示すように、前記画像形成装置10は、給紙カセット1、給紙部2、画像形成部3、インクタンク部4、シート搬送装置5、吸気部6、排紙部7、昇降機構8、制御部11、及び操作表示部12を備える所謂インクジェット記録装置である。なお、本実施形態では、前記シート搬送装置5及び前記制御部11が本発明に係るシート搬送装置を構成する。
前記画像形成装置10は、パソコン等の情報処理装置から入力される印字データ(画像データ)に基づいてシートに画像を形成する画像形成処理を実行するプリンターである。なお、本発明に係る画像形成装置は、プリンターに限らず、複写機、ファクシミリ装置、又は複合機などにも適用可能である。
前記操作表示部12は、前記制御部11からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶パネルのような表示部と、ユーザー操作に応じて前記制御部11に各種の情報を入力するタッチパネル及びハードキーのような操作部と、を備える。
前記給紙カセット1には、複数のシートPが収容される。前記シートPは、紙又はフィルムのような記録媒体であって、前記画像形成装置10は、前記シートPに画像を形成する。
前記給紙部2は、ピックアップローラー21、搬送ローラー22、搬送路23、レジストローラー24、手差しフィーダ25、及び給紙ローラー26を備える。前記ピックアップローラー21は、前記給紙カセット1から前記シートPを1枚ずつ取り出す。前記搬送ローラー22及び前記搬送路23は、前記ピックアップローラー21により取り出された前記シートPを前記レジストローラー24まで搬送する。前記レジストローラー24は、所定の搬送タイミング(画像の書き出しタイミング)で前記シートPを前記画像形成部3に搬送する。前記手差しフィーダ25及び前記給紙ローラー26は、外部から前記シートPを供給するために用いられる。
前記画像形成部3は、K(ブラック)に対応する記録ヘッド31、C(シアン)に対応する記録ヘッド32、M(マゼンタ)に対応する記録ヘッド33、及びY(イエロー)に対応する記録ヘッド34を有するインクジェット方式の記録部である。前記記録ヘッド31〜34各々は、前記シート搬送装置5が備える搬送ベルト51の載置面51Aに対向して配置されている。前記記録ヘッド31〜34各々は、前記シート搬送装置5による前記シートPの搬送方向R1に垂直な前記搬送ベルト51の幅方向R2に長尺状であり、前記搬送方向R1に沿って所定間隔ごとに配置されている。前記記録ヘッド31〜34の下端部には、インクを吐出する多数のノズル(吐出口)を有するインク吐出面がそれぞれ設けられている。
そして、前記画像形成部3は、前記シート搬送装置5により前記搬送ベルト51の載置面51Aに載置されて搬送される前記シートPに前記記録ヘッド31〜34のインク吐出面からインクを吐出し、前記シートPに画像を形成する。即ち、前記画像形成装置10は、所謂ラインヘッド型のインクジェット記録装置である。なお、前記記録ヘッド31〜34のインクの吐出方式には、例えばピエゾ素子を利用してインクを吐出させるピエゾ方式又は加熱により気泡を発生させてインクを吐出させるサーマル方式などが採用される。
前記インクタンク部4は、K(ブラック)に対応するインクタンク41、C(シアン)に対応するインクタンク42、M(マゼンタ)に対応するインクタンク43、及びY(イエロー)に対応するインクタンク44を備えている。前記インクタンク41〜44は、不図示のインクチューブにより同色の前記記録ヘッド31〜34にそれぞれ接続されており、前記記録ヘッド31〜34に各色のインクを補給する。
前記シート搬送装置5は、前記記録ヘッド31〜34の下方に配置されている。そして、前記シート搬送装置5は、前記給紙部2から供給された前記シートPを前記記録ヘッド31〜34のインク吐出面に対向させつつ前記排紙部7まで搬送する。具体的に、前記シート搬送装置5は、搬送ベルト51、駆動ローラー52、従動ローラー53、54、55、押圧ローラー56及びシート検知部57などを備える。なお、前記搬送ベルト51と前記記録ヘッド31〜34のインク吐出面との間隙は、前記搬送ベルト51で搬送される前記シートPと前記記録ヘッド31〜34のインク吐出面との間隔が例えば1mm以上2mm以下となるように定められている。
前記搬送ベルト51は、前記シートPが載置される載置面51Aを有する無端状のベルトであって、前記駆動ローラー52及び前記従動ローラー53〜55によって所定のテンションで張架されている。前記搬送ベルト51は、図1に示す搬送方向R1に沿って走行することにより前記載置面51Aに載置された前記シートPを前記搬送方向R1に搬送する。前記駆動ローラー52は、モーター52Aの回転軸に連結されている。そして、前記モーター52Aの駆動により前記駆動ローラー52が反時計回りに回転すると、前記搬送ベルト51が前記搬送方向R1に沿って走行する。このとき、前記従動ローラー53〜55は、前記駆動ローラー52の駆動により前記搬送ベルト51を介して伝達される駆動力により回転する。
前記押圧ローラー56は、前記給紙部2から前記シート搬送装置5への前記シートPの給紙位置に設けられている。前記押圧ローラー56は、前記従動ローラー55の対向位置に配置されており、前記搬送ベルト51は、前記従動ローラー55及び前記押圧ローラー56の間に挟まれている。そして、前記押圧ローラー56は、前記給紙部2から供給される前記シートPを前記搬送ベルト51に押しつけて密着させる。前記シート検知部57は、前記搬送方向R1において前記吸気部6より上流側の位置で前記シートPを検知する光学式センサーである。そして、前記シート検知部57による検知信号は、前記制御部11に入力される。
前記吸気部6は、前記記録ヘッド31〜34の下方であって、環状の前記搬送ベルト51の内側の位置に配置されている。前記吸気部6は、搬送板61、吸気ダクト62、吸気ファン63、フィルター64、及びモーター65を備える。そして、前記吸気部6は、前記搬送ベルト51の下方に位置する前記搬送板61の裏面側から空気を吸引することにより前記シートPを前記搬送ベルト51に吸着させる。なお、前記吸気部6の構成については後段で詳述する。
前記排紙部7は、前記シート搬送装置5の前記搬送方向R1における前記画像形成部3の下流側に設けられている。前記排紙部7は、乾燥装置71、搬送路72、排紙ローラー73及び排紙トレイ74などを有する。前記乾燥装置71は、前記シートPに送風することにより、前記シートPに付着したインクを乾燥させる。そして、前記乾燥装置71で乾燥された前記シートPは、前記搬送路72を介して前記排紙ローラー73により前記排紙トレイ74に排出される。
前記昇降機構8は、前記シート搬送装置5を下方から支持しており、前記シート搬送装置5を前記記録ヘッド31〜34に対して上下に昇降させる。具体的に、前記昇降機構8は、前記シート搬送装置5の底面の四隅に対応する四組の偏心カム81、回転軸82、及びベアリング群83を備える。前記偏心カム81は前記回転軸82により回転可能に軸支されており、前記回転軸82は不図示のモーターの回転軸に連結されている。前記ベアリング群83は、その一部が前記偏心カム81の外周縁部よりも外側に突出した状態で前記偏心カム81に支持された複数のベアリングを含む。前記シート搬送装置5は、前記ベアリング群83に設けられた複数のベアリングのうち鉛直方向の位置が最も高いベアリングによって下方から支持される。
そして、前記昇降機構8では、不図示のモーターで前記回転軸82が回転駆動されることにより前記偏心カム81が回転する。このとき、前記偏心カム81の回転に伴って、前記ベアリング群83に設けられたベアリングのうち鉛直方向の位置が最も高いベアリングが順に入れ替わる。これにより、前記シート搬送装置5を下方から支持するベアリングが入れ替わり、前記シート搬送装置5が鉛直方向に昇降する。例えば、図1において左側の前記偏心カム81が時計回りに、右側の前記偏心カム81が反時計回りに回転されることにより、前記シート搬送装置5は徐々に下降する。また、図1において左側の前記偏心カム81が反時計回りに、右側の前記偏心カム81が時計回りに回転されることにより、前記シート搬送装置5は徐々に上昇する。
次に、図2を参照しつつ、前記吸気部6の構成について説明する。ここに、図2(A)は、前記シート搬送装置5の平面模式図、図2(B)は図2(A)におけるB−B矢視図である。
前記搬送板61は、前記記録ヘッド31〜34のインク吐出面に対向し、前記搬送ベルト51の裏面側に配置された板状部材である。また、前記搬送板61は、表裏面を貫通する複数のプラテン開口部61A、及び表面に形成された複数の溝部61Bを有する。前記プラテン開口部61A各々は、前記記録ヘッド31〜34の平面視において前記記録ヘッド31〜34のインク吐出面に干渉しない位置に配置されている。前記溝部61B各々は、前記搬送方向R1に沿う方向に延びるように形成された長溝であり、前記溝部61B内には少なくとも一つの前記プラテン開口部61Aが形成されている。
一方、前記搬送ベルト51は、前記載置面51Aを貫通する複数のベルト開口部50を有する。なお、前記ベルト開口部50のうち平面視で前記記録ヘッド31〜34に干渉する位置に形成された貫通孔の図示は省略している。
前記吸気ダクト62は、前記搬送板61の下方に配置され、前記搬送板61の裏面に接合されている。前記吸気ダクト62の側面には、前記吸気ファン63が配置されている。前記吸気ダクト62は、前記搬送板61の前記プラテン開口部61Aから前記吸気ファン63に続く空気の送風経路を形成する閉鎖空間を有する。
前記吸気ファン63は、例えばシロッコファンと称される遠心ファンである。前記遠心ファンは、前記フィルター64に目詰まりが生じて圧力損失が大きくなると送風量が低下して負荷が低下するため、前記吸気ファン63を回転させる前記モーター65の回転数が高くなる。なお、前記吸気部6が、複数の前記吸気ファン63を備えることも考えられる。
前記フィルター64は、前記吸気ファン63の排気口に設けられることにより、前記吸気ファン63による空気の送風経路に配置されている。前記フィルター64は、前記吸気ファン63により送風される空気に含まれる微少なインク滴又は紙粉などを捕捉し、前記吸気ダクト62から排出される空気を浄化する。なお、前記フィルター64は、経年使用により目詰まりするおそれがある。前記フィルター64が目詰まりすると前記吸気ファン63による空気の送風経路上の圧力損失が大きくなる。
前記モーター65は、前記吸気ファン63の回転軸に駆動力を供給して前記吸気ファン63を回転させるDCブラシレスモーターである。そして、前記吸気部6では、前記モーター65によって前記吸気ファン63が回転されることにより、前記搬送板61の裏面側から前記ベルト開口部50及び前記プラテン開口部61Aを通じて空気が吸引される。具体的に、前記モーター65により前記吸気ファン63が回転駆動されると、前記吸気ダクト62から外部に空気が排出されて前記吸気ダクト62内が負圧になる。これにより、前記搬送板61の前記プラテン開口部61A各々から前記吸気ダクト62内に空気が吸い込まれる。従って、前記搬送ベルト51の前記載置面51Aに前記シートPが載置されている場合、前記シートPは前記載置面51Aに吸引吸着された状態で前記搬送ベルト51によって搬送される。
次に、図3を参照しつつ前記画像形成装置10のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、前記画像形成装置10は、前記給紙部2、前記画像形成部3、前記インクタンク部4、前記シート搬送装置5、前記吸気部6、前記排紙部7、前記昇降機構8、前記制御部11、前記操作表示部12、及びPWM制御部13を備える。前記画像形成装置10の各構成要素は内部バスで接続されている。また、前記吸気部6には、前記モーター65に連結されたロータリーエンコーダー66が設けられている。
前記ロータリーエンコーダー66は、前記モーター65の回転軸に連結された多数のスリットを有する円板及び前記円板に形成された前記スリットを検出する光学センサーを有する。前記ロータリーエンコーダー66による前記スリットの検出結果は、前記制御部11に入力され、前記モーター65の回転数の検出に用いられる。
前記PWM制御部13は、前記モーター65に駆動電圧を供給するインバーター回路を備え、前記インバーター回路のPWM制御により前記モーター65への供給電力を制御する電力制御手段の一例である。前記PWM制御部13は、前記制御部11により予め設定されたデューティー比に従って前記インバーター回路のPWM制御を実行する。前記デューティー比は、前記インバーター回路から前記モーター65への電圧印加の制御周期ごとのON時間の割合を示す値であり、前記デューティー比が高いほど前記モーター65への供給電力が増加する。
前記制御部11は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。なお、前記制御部11は、複数の制御主体(プロセッサー)を有するものであってもよい。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。そして、前記CPUは、前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより前記画像形成装置10を統括的に制御する。前記RAMは揮発性の記憶部であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。
具体的に、前記制御部11は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより回転数検出部111、電力変更部112、第1表示制御部113、及び第2表示制御部114として機能する。なお、前記制御部11は集積回路(ASIC又はDSP)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
前記回転数検出部111は、前記ロータリーエンコーダー66を用いて前記モーター65の回転数を検出する回転数検出手段の一例である。具体的に、前記回転数検出部111は、予め設定された時間ごとに前記ロータリーエンコーダー66により検出される前記スリットの数に基づいて前記モーター65の回転数を検出することが可能である。また、前記モーター65の回転数を検出する手法はこれに限らず、例えば前記回転数検出部111が、前記モーター65内のローター磁極の位置を検出する検出部を用いて前記モーター65の回転数を検出することも考えられる。さらに、前記回転数検出部111は、前記モーター65の回転数に代えて、前記吸気ファン63の回転数を検出するものであってもよい。
前記電力変更部112は、前記搬送板61上にシートが存在しないことを条件に、前記回転数検出部111により検出される前記回転数に応じて前記PWM制御部13による前記モーター65への供給電力を変更する電力変更手段の一例である。即ち、前記電力変更部112は、前記画像形成部3による画像形成中のように前記搬送板61上にシートが存在する場合には、前記回転数検出部111により検出される前記回転数に応じた前記PWM制御部13による前記モーター65への供給電力の変更を実行しない。これにより、前記フィルター64の目詰まりに起因する前記吸気ファン63による前記シートPの吸着力の低下が抑制され、シート搬送時に前記吸気ファン63による前記シートPの吸着力が安定する。なお、前記電力変更部112は、前記デューティー比の設定値を変更することにより前記モーター65への供給電力を変更する。
前記第1表示制御部113は、前記電力変更部112による変更後の前記デューティー比が予め設定された上限値に達した場合に予め設定された表示内容を表示する第1表示制御手段の一例である。例えば、前記第1表示制御部113は、前記フィルター64の交換又は清掃などのメンテナンスを促すメッセージを前記操作表示部12に表示させる。これにより、ユーザーは、前記フィルター64のメンテナンスのタイミングを認識することができる。
前記第2表示制御部114は、前記電力変更部112による変更後の前記デューティー比の設定値の値に応じて予め設定された前記フィルター64の目詰まりの状況を表示する第2表示制御手段の一例である。例えば、前記第2表示制御部114は、前記デューティー比の値ごとに予め設定されて前記制御部11の前記ROMなどに記憶されている前記フィルター64の目詰まりの割合(%)を前記操作表示部12に表示させる。これにより、ユーザーは、前記フィルター64の目詰まりの状況を把握することができ、前記フィルター64のメンテナンスのタイミングなどを予測することができる。また、前記制御部11が、前記フィルターの目詰まりの割合に応じて前記フィルター64のメンテナンスが必要となる予測タイミングを予め設定された演算式に従って算出して前記操作表示部12に表示させることも考えられる。
[モーター制御処理]
以下、図4のフローチャートを参照しつつ、前記制御部11によって実行されるモーター制御処理の手順の一例について説明する。ここに、前記制御部11によって実行される各処理手順をステップS1、S2、・・・と称する。なお、前記モーター制御処理は、パソコン等の情報処理装置から印字データ(画像データ)が入力されて印刷ジョブの実行が要求された後、例えば前記吸気ファン63の駆動開始のタイミングとして予め設定されたタイミングで実行される。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、前記制御部11は、前記PWM制御部13を制御することにより前記モーター65を駆動させる。このとき、前記PWM制御部13では、前記制御部11により予め設定されたデューティー比の設定値に基づいて前記モーター65への供給電力が制御される。これにより、前記モーター65によって前記吸気ファン63が回転され、前記搬送板61上に搬入される前記シートPは前記搬送ベルト51に吸着された状態で搬送される。なお、前記デューティー比の設定値は、前記制御部11の前記EEPROMのような記憶部又は前記PWM制御部13に記憶されており、後述のステップS5において変更される。
なお、前記PWM制御部13は、前記シート搬送装置5による前記シートPの搬送時に、一定の前記デューティー比の設定値で前記モーター65への供給電力を制御することが考えられる。一方、前記PWM制御部13が、前記印刷ジョブで使用される前記シートPの種類又はサイズのような条件に従って、必要な吸着力が得られるように前記デューティー比の設定値を補正することも考えられる。例えば、前記PWM制御部13が、前記シート搬送装置5の前記搬送ベルト51により搬送される前記シートPが前記記録ヘッド31〜34の対向箇所に存在する期間だけ前記デューティー比の設定値を短期的に低下させることも考えられる。即ち、前記デューティー比の設定値は、前記制御部11によって前記印刷ジョブの内容又は前記画像形成装置10の動作状況などに応じて前記デューティー比を補正する際の基準として設定及び変更される値であることが考えられる。
ところで、前記画像形成装置10では、例えば前記フィルター64に急激な目詰まりが生じた場合など、前記画像形成部3による前記シートPへの画像形成処理の実行中に前記回転数検出部111により検出される前記モーター65の回転数が予め設定された範囲を超える場合がある。そこで、この場合、前記制御部11は、前記画像形成処理を中止させて前記シートPを前記搬送板61上から搬出させ、後述のステップS4〜S5の処理を実行することが考えられる。これにより、前記搬送板61上に前記シートが存在しない状態で前記回転数検出部111により検出される前記モーター65の回転数に応じて前記モーター65への供給電力が変更される。
<ステップS2>
ステップS2において、前記制御部11は、前記搬送板61上から前記シートPが搬出されたか否かを判断する。即ち、前記ステップS2では、前記制御部11により、前記搬送板61上に前記シートPが存在するか否かが判断される。
具体的に、前記制御部11は、前記シート検知センサー57により前記シートPが検知されてから、前記シートPが前記搬送板61を通過するまでの所要時間として予め設定された通過時間が経過するまでの間は、前記シートPが前記搬送板61に存在すると判断する。一方、前記制御部11は、前記シート検知センサー57により前記シートPが検知されてから前記通過時間が経過した場合に、前記シートPが前記搬送板61上から搬出され、前記搬送板61上に前記シートPが存在していないと判断する。また、前記搬送方向R1における前記搬送板61の下流側に前記シートPを検出するシート検知センサーが設けられており、前記制御部11が前記シート検知センサーの検知結果に応じて前記シートPが前記搬送板61上から搬出されたことを検出することも考えられる。
なお、本実施の形態では、前記画像形成部3による前記シートPへの画像形成処理の終了後であって前記搬送板61上から前記シートPが搬出された後の状態を前記シートPが前記搬送板61上に存在しない状態として判断する場合を例に挙げて説明する。これにより、前記画像形成部3による画像形成処理の実行前に実行される場合に比べて、最初の前記画像形成部3による画像形成処理の所要時間(ファーストプリント時間)が遅れない。もちろん、前記制御部11が、前記搬送板61上から前記シートPが搬出された後の状態に代えて、前記搬送板61上から前記シートPが搬入される前の状態を、前記シートPが前記搬送板61上に存在しない状態として判断することも他の実施形態として考えられる。また、前記制御部11が、前記搬送板61上から前記シートPが搬出された後の状態、及び前記搬送板61上から前記シートPが搬入される前の状態を、前記シートPが前記搬送板61上に存在しない状態として判断することも他の実施形態として考えられる。
ここで、前記制御部11は、前記搬送板61上から前記シートPが搬出されたと判断すると(S2のYes側)、処理をステップS3に移行させる。一方、前記制御部11は、前記搬送板61上から前記シートPが搬出されるまでの間は(S2のNo側)、処理を前記ステップS2で待機させる。
<ステップS3>
ステップS3において、前記制御部11は、前記シート搬送装置5で搬送する次の前記シートPが存在するか否かを判断するか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記印刷ジョブが終了したか否かにより、前記シート搬送装置5で搬送する次の前記シートPが存在するか否かを判断することが可能である。なお、前記制御部11は、前記シート搬送装置5の前記シート検知部57のような搬送経路上のシート検知部による検出結果に応じて次の前記シートPの存在の有無を判断してもよい。
ここで、前記制御部11は、前記シート搬送装置5で搬送する次の前記シートPが存在すると判断すると(S3のYes側)、処理を前記ステップS2に移行させる。一方、前記制御部11は、前記シート搬送装置5で搬送する次の前記シートPが存在しないと判断すると(S3のNo側)、処理をステップS4に移行させる。
<ステップS4>
ステップS4において、前記制御部11は、前記ロータリーエンコーダー66により検出される前記スリットの数に基づいて前記モーター65の回転数を検出する。このように、前記画像形成装置10では、前記制御部11により、前記搬送板61上から前記シートPが搬出された後、前記搬送板61上に前記シートPが存在しない状態で前記モーター65の回転数が検出される。ここに、前記ステップS2〜S4の処理は前記回転数検出部111により実行される。なお、前記ステップS3の処理を省略し、1枚の画像形成処理が終了するごとに前記ステップS4以後の処理が実行されることも他の実施形態として考えられる。
また、前記ステップS4における前記モーター65の回転数の検出時、前記制御部11は、前記PWM制御部13を制御することにより、前記PWM制御部13における前記デューティー比を予め設定された初期値に変更する。例えば、前記初期値は、前記フィルター64に目詰まりが生じていない状態で、前記吸気ファン63により予め設定された吸着力が得られる値として予め設定されている。そのため、前記デューティー比の設定値が前記初期値よりも高い値に設定されている場合であっても、前記ステップS4における前記モーター65の回転数の検出時には、前記PWM制御部13が前記初期値の前記デューティー比に従ってPWM制御を実行することになる。これにより、前記ステップS4における前記モーター65の回転数の検出時、前記PWM制御部13は、前記デューティー比の初期値に対応する予め設定された検出用供給電力を前記モーター65に供給することになる。
また、前記画像形成装置10では、前記画像形成部3による画像形成終了時などに前記移動機構8により前記シート搬送装置5が下方に退避され、前記画像形成部3の清掃などの自動メンテナンスが実行される場合がある。このような場合、前記回転数検出部111によって実行される前記ステップS4は、前記移動機構8による前記シート搬送装置5の移動前に実行される。即ち、前記回転数検出部111は、前記画像形成部3による画像形成処理の実行中と前記記録ヘッド31〜34及び前記搬送板61の位置関係が同じ状態で前記モーター65の回転数を検出する。
<ステップS5>
そして、ステップS5において、前記制御部11は、前記回転数検出部111により検出された前記モーター65の回転数に応じて、前記PWM制御部13による前記モーター65への供給電力を変更する。具体的に、前記制御部11は、前記回転数検出部111により検出された前記モーター65の回転数に応じて、前記PWM制御部13におけるPWM制御のデューティー比の設定値を変更することにより、前記シート搬送装置5によるシート搬送時における前記モーター65への供給電力を変更する。なお、前記ステップS5の処理は、前記制御部11の前記電力変更部112により実行される。
ここに、図5は、予め設定された前記回転数検出部111により検出される前記回転数と前記PWM制御部13におけるデューティー比の設定値との対応関係を示す対応情報の一例を示す図である。前記対応情報は、前記制御部11の前記ROMのような記憶手段に予め記憶されている。そして、前記制御部11は、前記ステップS5において、前記対応情報と前記回転数検出部111により検出される前記回転数とに基づいて前記デューティー比の設定値を変更する。
具体的に、前記制御部11は、前記ステップS4において前記デューティー比の初期値を用いて前記モーター65を駆動させたときに検出された前記回転数がr1である場合には前記デューティー比の設定値をd1に設定する。一方、前記制御部11は、前記ステップS4において前記デューティー比の初期値を用いて前記モーター65を駆動させたときに検出された前記回転数がr1よりも高いr2である場合は、前記デューティー比の設定値をd1より高いd2に変更する。即ち、前記制御部11は、前記回転数検出部111により検出される前記モーター65の回転数が高いほど前記デューティー比の設定値を高い値に変更する。
例えば、図6に示すように、前記シート搬送装置5によるシート搬送時に要求される吸着力に必要な風量がp1であり、前記フィルター64に目詰まりが生じていない場合にそのp1の風量が得られる前記デューティー比の設定値がd1である場合を考える。この場合、経年使用により前記フィルター64に目詰まりなどが生じて前記吸気ファン63の送風経路の圧力損失が大きくなり、前記吸気ファン63による風量(吸着力)がp2まで低下することがある。そこで、前記画像形成装置10では、図5及び図6に示すように、前記吸気ファン63による風量の低下に起因して前記モーター65の回転数が高くなった場合は、前記デューティー比の設定値がd1より高いd2に変更される。従って、図6に示すように、前記モーター65から前記吸気ファン63に作用する軸力が高まって風量がp1まで増加し、前記フィルター64の目詰まりに起因する前記吸気ファン63による前記シートPの吸着力の低下が抑制される。
なお、前記制御部11が、前記ステップS5において、前記モーター65の回転数を検出しながら前記デューティー比を徐々に高くして、前記モーター65の回転数が予め設定された所定値に達したときの前記デューティー比の値に前記デューティー比の設定値を変更することも考えられる。
<ステップS6>
その後、ステップS6において、前記制御部11は、前記PWM制御部13を制御することにより、前記モーター65への電力供給を停止させて前記モーター65の回転を停止させる。
<ステップS7>
次に、前記ステップS7において、前記制御部11は、前記ステップS5における変更後の前記デューティー比が予め設定された上限値以上に達したか否かを判断する。例えば、前記上限値は、前記モーター65の温度が予め設定された上限温度を超えないように予め設定された値である。なお、前記上限値は、前記デューティー比の最大値である100%であってもよい。
ここで、前記制御部11は、前記ステップS5における変更後の前記デューティー比が前記上限値以上であると判断すると(S7のYes側)、処理をステップS71に移行させる。一方、前記制御部11は、前記ステップS5における変更後の前記デューティー比が前記上限値未満であると判断すると(S7のNo側)、処理をステップS8に移行させる。
<ステップS71>
ステップS71において、前記制御部11は、前記フィルター64の交換又は清掃などのメンテナンスを促すメンテナンス要求メッセージを前記操作表示部12に表示させる。ここに、前記ステップ61は、前記制御部11の前記第1表示制御部113により実行される。
<ステップS8>
一方、ステップS8において、前記制御部11は、前記フィルター64の目詰まりの状況を前記操作表示部12に表示させる。具体的に、前記制御部11は、前記第2表示制御部114により、前記電力変更部112による変更後の前記デューティー比の設定値の値に応じて予め設定された前記フィルター64の目詰まりの状況を表示する。
以上説明したように、前記画像形成装置10では、前記電力変更部112が、前記搬送板61上に前記シートPが存在しないことを条件に、前記回転数検出部111により検出される前記回転数に応じて前記モーター65への供給電力を変更する。一方、前記搬送板61上を前記シートPが通過するために前記吸気ファン63の送風経路の圧力損失が大きく変動する状況では、前記回転数検出部111により検出される前記回転数に応じた前記モーター65への供給電力の変更が実行されない。従って、前記画像形成装置10では、前記フィルター64の目詰まりに起因する前記吸気ファン63による前記シートPの吸着力の低下を抑制しつつシート搬送時に前記吸気ファン63による前記シートPの吸着力を安定して得ることができる。
ところで、本実施形態では、前記吸気ファン63がシロッコファンのような遠心ファンである場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、前記吸気ファン63がプロペラファンのような軸流ファンであってもよい。前記軸流ファンは、前記フィルター64に目詰まりが生じると、前記吸気ファン63の送風経路の圧力損失が大きくなって負荷が高くなるため、前記軸流ファンを回転させる前記モーター65の回転数が低下する。そのため、前記制御部11の前記電力変更部112は、前記ステップS4において、前記回転数検出部111により検出される前記モーター65の回転数が低いほど前記デューティー比の設定値を高い値に変更する。これにより、前記画像形成装置10では、前記フィルター64の目詰まりに起因する前記吸気ファン63による前記シートPの吸着力の低下を抑制しつつシート搬送時に前記吸気ファン63による前記シートPの吸着力を安定して得ることができる。
具体的に、図7は、前記吸気ファン63が軸流ファンである場合の前記対応情報の一例を示す図である。図7に示す前記対応情報では、前記モーター65の回転数が低いほど前記デューティー比の設定値が高くなり、前記モーター65の回転数が高いほど前記デューティー比の設定値が低くなるように設定されている。これにより、前記画像形成装置10では、前記フィルター64に目詰まりが生じて前記モーター65の回転数が低下した場合でも、前記デューティー比の設定値が高くなるため前記モーター65の回転数が高くなる。なお、前記制御部11が、前記対応情報を用いることなく、前記モーター65の回転数を検出しながら前記デューティー比を徐々に高くして、前記モーター65の回転数が予め設定された所定値に達したときの前記デューティー比の値に前記デューティー比の設定値を変更することも考えられる。
また、本発明に係るシート搬送装置は、例えば原稿から画像データを読み取る画像読取装置において前記原稿を自動搬送するシート搬送装置などにも適用可能である。さらに、前記画像形成装置10の前記画像形成部3が、感光体ドラム、帯電部、露光装置、現像装置、転写ローラー、定着装置及びトナーコンテナなどを備える電子写真方式の画像形成部であることも考えられる。前記電子写真方式の画像形成部では、前記露光装置が、前記帯電部により所定電位に帯電された前記感光体ドラムに、画像データに基づくレーザ光を照射して静電潜像を形成する。その後、前記現像装置は、前記トナーコンテナから供給されるトナーを用いて前記静電潜像をトナー像として現像する。一方、前記給紙カセット1から前記感光体ドラム及び前記転写ローラーへのシート搬送経路上では前記シート搬送装置5により前記シートPが搬送される。そして、前記感光体ドラム及び前記転写ローラーは、前記感光体ドラムに形成された前記トナー像を前記シートPに転写する。
1 :給紙カセット
2 :給紙部
3 :画像形成部
31〜34:記録ヘッド
4 :インクタンク部
41〜44:インクタンク
5 :シート搬送装置
51:搬送ベルト
52:駆動ローラー
53〜55:従動ローラー
56:押圧ローラー
57:シート検知部
6 :吸気部
61:搬送板
62:吸気ダクト
63:吸気ファン
64:フィルター
65:モーター
66:ロータリーエンコーダー
7 :排紙部
8 :昇降機構
10:画像形成装置
11:制御部
111:回転数検出部
112:電力変更部
113:第1表示制御部
114:第2表示制御部
12:操作表示部
R1:搬送方向
R2:幅方向

Claims (14)

  1. 複数のベルト開口部を有し、載置面に載置されたシートを搬送する搬送ベルトと、
    複数のプラテン開口部を有し、前記搬送ベルトの裏面側に配置された搬送板と、
    前記搬送板の裏面側から前記ベルト開口部及び前記プラテン開口部を通じて空気を吸引する吸気ファンと、
    前記吸気ファンを回転させるモーターと、
    前記モーターへの供給電力を制御する電力制御手段と、
    前記吸気ファンによる空気の送風経路に配置されたフィルターと、
    前記吸気ファン又は前記モーターの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記搬送板上にシートが存在しないことを条件に、前記回転数検出手段により検出される前記回転数に応じて前記電力制御手段による前記モーターへの供給電力を変更する電力変更手段と、
    を備えるシート搬送装置。
  2. 前記電力制御手段が、予め設定されたデューティー比の設定値に基づくPWM制御により前記モーターへの供給電力を制御し、
    前記電力変更手段が、前記デューティー比の設定値を変更することにより前記モーターへの供給電力を変更する請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記回転数検出手段により検出される前記回転数と前記デューティー比の設定値との対応関係が予め設定された対応情報が記憶された記憶手段を備え、
    前記電力変更手段が、前記対応情報と前記回転数検出手段により検出される前記回転数とに基づいて前記デューティー比の設定値を変更する請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記吸気ファンが、遠心ファンであり、
    前記電力変更手段が、前記回転数検出手段により検出される前記モーターの回転数が高いほど前記デューティー比の設定値を高い値に変更する請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記吸気ファンが、軸流ファンであり、
    前記電力変更手段が、前記回転数検出手段により検出される前記モーターの回転数が低いほど前記デューティー比の設定値を高い値に変更する請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  6. 前記電力変更手段による変更後の前記デューティー比の設定値が予め設定された上限値に達した場合に予め設定された表示内容を表示する第1表示制御手段を備える請求項2〜5のいずれかに記載のシート搬送装置。
  7. 前記電力変更手段による変更後の前記デューティー比の設定値の値に応じて予め設定された前記フィルターの目詰まりの状況を表示する第2表示制御手段を備える請求項2〜6のいずれかに記載のシート搬送装置。
  8. 前記電力変更手段が、前記搬送ベルトにより前記搬送板上から前記シートが搬出された後に前記回転数検出手段により検出される前記回転数に応じて前記モーターへの供給電力を変更する請求項1〜7のいずれかに記載のシート搬送装置。
  9. 前記電力変更手段が、前記搬送板上にシートが存在しないことを条件に、前記モーターに予め設定された検出用電力を供給した場合に前記回転数検出手段により検出される前記回転数に応じて前記モーターへの供給電力を変更する請求項1〜8のいずれかに記載のシート搬送装置。
  10. 前記電力制御手段が、前記搬送ベルトによる前記シートの搬送中の前記モーターへの供給電力を前記電力変更手段による変更後の前記供給電力を基準として予め設定された条件に従って補正する請求項1〜9のいずれかに記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
  12. 前記画像形成部が、前記搬送ベルトの前記載置面に対向して配置された一又は複数の記録ヘッドを有し、前記記録ヘッドから前記載置面に載置されたシートにインクを吐出して画像を形成する請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記電力変更手段が、前記画像形成部による画像形成処理の実行中と前記記録ヘッド及び前記搬送板の位置関係が同じ状態で前記回転数検出手段により検出される前記回転数に応じて前記モーターへの供給電力を変更する請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記電力変更手段が、前記画像形成部による前記シートへの画像形成処理の実行中に前記回転数検出手段により検出される前記モーターの回転数が予め設定された範囲を超えた場合に、前記画像形成処理を中止させて前記シートを前記搬送板上から搬出させ、前記搬送板上に前記シートが存在しない状態で前記回転数検出手段により検出される前記モーターの回転数に応じて前記モーターへの供給電力を変更する請求項11〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
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