JP2015030342A - リクライナ - Google Patents

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Abstract

【課題】大荷重入力時にリクライナのロック状態を維持しながらエネルギ吸収できるようにする。【解決手段】リクライナ4は、互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット10及びガイド20と、ガイド20に円周方向に支えられた状態として設けられ、半径方向の外側に押し出される移動によりラチェット10に噛合してラチェット10のガイド20に対する回転移動をロックするポール30と、を有する。ポール30は、ガイド20に形成されたガイド壁23により円周方向の両側からあてがえられて支持された状態とされている。ガイド壁23には、そのポール30との接触面から円周方向に離間した箇所に、ポール30との間で円周方向に強制的な変形を伴う大荷重が入力された際にポール30から受ける押圧力によって局所的な応力集中を受けて塑性変形する凹部23B(脆弱部)が形成されている。【選択図】図11

Description

本発明は、リクライナに関する。詳しくは、シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックがシートクッションに対してリクライナを介して背凭れ角度の調整が行える状態に連結された構成が知られている(特許文献1)。上記リクライナは、互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット及びガイドと、これらの相対回転をロックするロック機構と、を有した構成となっている。上記リクライナは、上述したロック機構を構成するポールがガイドに支持された状態で設けられており、ポールを半径方向の外側に押し動かしてラチェットの内周歯面に噛合させることにより、ラチェットとガイドとの相対回転をロックして、シートバックの背凭れ角度を固定した状態にする構成となっている。
特許第4816644号公報
しかし、上記従来技術では、リクライナに車両の衝突発生に伴う大荷重が入力された際に、ロック機構にかかる無理な負荷を変形により逃がすエネルギ吸収構造が設けられていないため、ロック機構によるロック状態を維持するためにロック機構自体の構造強度を高くしなければならない構成となっている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、大荷重入力時にリクライナのロック状態を維持しながらエネルギ吸収できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のリクライナは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナである。リクライナは、互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット及びガイドと、ガイドに円周方向に支えられた状態として設けられ、半径方向の外側に押し出される移動によりラチェットに噛合してラチェットのガイドに対する回転移動をロックするポールと、を有する。ポールは、ガイドに形成されたガイド壁により円周方向の両側からあてがえられて支持された状態とされている。ガイド壁には、そのポールとの接触面から円周方向に離間した箇所に、ポールとの間で円周方向に強制的な変形を伴う大荷重が入力された際にポールから受ける押圧力によって局所的な応力集中を受けて塑性変形する脆弱部が形成されている。
この第1の発明によれば、通常時、ポールを円周方向の両側から支えるガイド壁は、ポールから受ける円周方向の押圧力が脆弱部の形成領域までは及びにくく、ポールを高い支持剛性で支えられるようになる。また、ガイド壁は、上記脆弱部の形成領域までポールの押圧力が及ぶような大荷重が入力された際には、脆弱部が応力集中により塑性変形する。これにより、ポールを破損させることなくラチェットに噛合させた状態(リクライナのロック状態を維持した状態)のまま、ガイド壁を変形させて上記の大荷重をエネルギ吸収しながら受け止めることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、脆弱部がガイド壁の外周縁箇所に形成されているものである。
この第2の発明によれば、ガイド壁の外周縁箇所は、内周縁箇所に比べて、ラチェットと噛合状態のポールがラチェットから回転方向の荷重入力を受ける荷重入力点に近い箇所であるため、大荷重入力時に脆弱部に効果的に応力集中を生じさせてガイド壁を適切に塑性変形させることができる。
実施例1のリクライナが適用された乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 リクライナの組み付け部を一方側から見た分解斜視図である。 リクライナの組み付け部を他方側から見た分解斜視図である。 リクライナを一方側から見た分解斜視図である。 リクライナを他方側から見た分解斜視図である。 リクライナをラチェット側から見た正面図である。 図1のVII-VII線断面図である。 リクライナのロック状態を表した図7のVIII-VIII線断面図である。 リクライナのアンロック状態を表した断面図である。 リクライナをロック状態にする時の各支点を強調して表した模式図である。 リクライナが大荷重の入力によって変形した状態を表した模式図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のリクライナ4の構成について、図1〜図11を用いて説明する。本実施例のリクライナ4は、図1に示すように、小型自動車の助手席を構成するシート1に適用されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2を、着座部となるシートクッション3に対して、背凭れ角度の調整を行える状態に連結する回転止め可能な回転軸装置(継手装置)として機能するように構成されているものである。ここで、シートクッション3が本発明の「ベース」に相当する。上述したリクライナ4は、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2Fの左右両側のサイドフレーム2Faの下端部と、シートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3Fの左右両側のサイドフレーム3Faの後端部と、の間にそれぞれ介在して設けられており、これらを互いに連結した状態となっている(図2〜図3参照)。詳しくは、上述したシートバック2の各サイドフレーム2Faは、シートクッション3の各サイドフレーム3Faの内側に位置するように設けられており、これらの各間にリクライナ4がそれぞれ介在して設けられた状態とされている。
図1に示すように、上述した各リクライナ4は、常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に保持されている。各リクライナ4は、シートクッション3の車両外側の側部に設けられたリクライニングレバー5が引き上げられる操作により、それらのロック状態が一斉に解除されて、シートバック2の背凭れ角度を変えられるアンロック状態に切り替えられるようになっている。また、各リクライナ4は、上記リクライニングレバー5の引き上げられた操作状態が戻されることにより、附勢によって再びシートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に戻されるようになっている。
上述したシートバック2の左右両側のサイドフレーム2Faとシートクッション3の左右両側のサイドフレーム3Faとの間には、それぞれ、シートバック2に対して常時、前倒れ回転する方向への附勢力をかけるリターンスプリング6が掛着されている。これらリターンスプリング6は、それぞれ、渦巻きバネによって構成されており、それらの内側の端部が、シートクッション3の各サイドフレーム3Faの外側面に結合されたブラケット3Fcに掛着され、それらの外側の端部が、シートバック2の各サイドフレーム2Faの外側面に結合されたブラケット2Fcに掛着されて設けられた状態とされている(図7参照)。
これらリターンスプリング6の回転附勢力により、シートバック2は、上述した各リクライナ4による背凭れ角度の固定状態が解かれることで、着座乗員の背部に当たる位置まで起こし上げられて、着座乗員がその背部を前後に傾動させる動きに合わせてその背凭れ角度が前後に自由に調整されるようになっている。このような附勢構造が設けられていることにより、シートバック2の背凭れ角度の調整を簡便に行えるようになっている。
上述したシートバック2は、シートクッション3の上面部に畳み込まれた状態となる前倒れ位置から後方側に倒し込まれた状態となる後倒れ位置までの約180度の回転領域を回動することができるようになっている。このうち、シートバック2の背凭れ角度が上方側に真っ直ぐに起立した状態となる位置から上述した後倒れ位置までの約90度の回転領域は、リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめることでその背凭れ角度が固定された状態に戻される「ロックゾーン」の回転領域として設定されている。また、シートバック2の背凭れ角度が上記ロックゾーンを前側に越えた位置から上述した前倒れ位置までの約90度の回転領域は、リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめてもその背凭れ角度が固定された状態には戻されない「フリーゾーン」の回転領域として設定されている。
上記のロックゾーンやフリーゾーンの回転領域は、それぞれ、後述する各リクライナ4に設定されたロックゾーンやフリーゾーンの回転領域によって形成されている。上述したフリーゾーンの回転領域が設けられていることにより、シートバック2は、シート1に人が座っていない状態でリクライニングレバー5を操作して、附勢によってフリーゾーンに入る位置まで倒し込まれたら、その後はリクライニングレバー5の操作を継続しなくても自動的にシートクッション3の上面部に畳み込まれる位置まで前倒しされていくようになっている。
上述した各リクライナ4は、図2〜図3に示すように、上述したシートバック2の各サイドフレーム2Faの外側面に一体的に結合されるラチェット10と、シートクッション3の各サイドフレーム3Faの内側面に一体的に結合されるガイド20と、を有し、これらラチェット10とガイド20との相対回転がロックされたり解除されたりすることにより、シートバック2の背凭れ角度を固定したり解除したりする構成となっている。
以下、上述した各リクライナ4の具体的な構成について詳しく説明していく。なお、各リクライナ4は、互いに左右対称向きに配設されているが、実質的な構成は同じものとなっている。したがって、以下では、これらを代表して、図2〜図3に示されている車両外側に配置されたリクライナ4の構成について説明することとする。図4〜図5に示すように、リクライナ4は、互いに軸方向に組み付けられる円板形状のラチェット10及びガイド20と、これらの間に組み付けられる3個のポール30(30A〜30C)、回転カム40、及びヒンジカム50と、ガイド20の外側面に組み付けられるロックスプリング60と、ラチェット10とガイド20との間に跨って組み付けられる座付きの円筒型形状に形成された外周リング70と、を有して構成されている。上述したラチェット10、ガイド20、3つのポール30、回転カム40及びヒンジカム50は、それぞれ、焼き入れ処理された硬い鋼板材によって形成されている。
図4に示すように、ラチェット10は、略円板型形状に形成されており、その円板本体11の外周縁部に、ガイド20への組み付け方向となる軸方向に円筒状に突出する円筒部12が形成された構成となっている。上記円筒部12は、円板本体11の外周縁部が板厚方向に半抜き加工されることにより、同方向に円筒状に押し出された形となって形成されている。この円筒部12の内周面には、後述する各ポール30の外周面に形成された各外歯列31をそれぞれ半径方向の内側から押し付けて噛合させることのできる内歯列12Aが形成されている。上記内歯列12Aは、円筒部12の内周面領域のほぼ全周に亘って形成されており、円周方向に複数の内歯が2度ピッチで並んで形成された構成となっている。また、上記内歯列12Aが形成されていない円筒部12の円周方向の1箇所の領域には、半径方向の内側に向かって滑らかな円弧面状に突出する乗上げ部12Bが形成されている。上記乗上げ部12Bは、内歯列12Aよりも半径方向の内側に突出する形となって形成されている。
また、上述したラチェット10の円板本体11の中心部には、丸孔形状に貫通した貫通孔11Aが形成されている。この貫通孔11A内には、後述するヒンジカム50に差し込まれて装着される操作ピン5Aが軸方向の外側から差し込まれるようになっている。また、図5〜図6に示すように、上述したラチェット10の円板本体11の外側面上には、長円状に突出する4つのダボ11Bが、円周方向に等間隔に並んで形成された状態とされている。これらダボ11Bは、ラチェット10の円板本体11の一部が板厚方向に半抜き加工されることによって形成されている。これらダボ11Bは、図2及び図7に示すように、ラチェット10の円板本体11の外側面をシートバック2のサイドフレーム2Faの外側面にあてがえて結合する際に、サイドフレーム2Faに形成された4つの各ダボ孔2Fa1内にそれぞれ嵌め込まれて溶接により一体的に結合される結合部として機能するものとなっている。上記シートバック2のサイドフレーム2Faには、更に、上述した操作ピン5Aを軸方向に通せるようにするための丸孔状の通し孔2Fa2も形成されている。
図4〜図5に示すように、ガイド20は、上述したラチェット10よりもひとまわり大きな外径をもつ略円板型形状に形成されており、その円板本体21の外周縁部に、ラチェット10への組み付け方向となる軸方向に円筒状に突出する円筒部22が形成された構成となっている。上記円筒部22は、その円筒内部にラチェット10の円筒部12を緩やかに嵌め込むことができる大きさに形成されている。上記ガイド20は、上述した円筒部22内にラチェット10の円筒部12を嵌め込んで組み付けることにより、ラチェット10の円筒部12と互いに内外に緩やかに嵌まり合った状態となって、互いに相対回転可能に内外に支え合った状態に組み付けられるようになっている。そして、上記ガイド20は、上記円筒部22とラチェット10の円筒部12との間に外周側から跨って装着される後述する外周リング70によって、ラチェット10に対して互いの円板形状を摺り動かす形で相対回転することができるように軸方向に外れ止めされた状態に組み付けられた状態とされている(図2〜図3及び図7参照)。
上述したガイド20の円板本体21の中心部には、丸孔形状に貫通した貫通孔21Aが形成されている。上記貫通孔21Aの内部には、後述するヒンジカム50の軸部52が軸方向の内側から外側に差し込まれて軸回転可能な状態に枢着された状態とされている。また、図4に示すように、上述したガイド20の円板本体21の外側面上には、長円状に突出する3つのダボ21Bが、円周方向に90度ずつの間隔を空けて形成された状態とされている。詳しくは、各ダボ21Bは、ガイド20の円板本体21の外側面上における、後述する3つのカム収容溝24Bが形成された円周領域上にそれぞれ1つずつ形成されている。上述した各ダボ21Bは、ガイド20の円板本体21の一部が板厚方向に半抜き加工されることによって形成されている。これらダボ21Bは、図3及び図7に示すように、ガイド20の円板本体21の外側面をシートクッション3のサイドフレーム3Faの外側面にあてがえて結合する際に、サイドフレーム3Faに形成された3つのダボ孔3Fa1内にそれぞれ嵌め込まれて溶接により一体的に結合される結合部として機能するものとなっている。上記シートクッション3のサイドフレーム3Faには、更に、前述した操作ピン5Aとガイド20の円板本体21の外側面に装着される後述するロックスプリング60を軸方向に通せるようにする通し孔3Fa2も形成されている。
また、図5に示すように、上述したガイド20には、その円板本体21の内側面の円周方向の4箇所の位置に、ラチェット10への組み付け方向となる軸方向に扇型形状に突出するガイド壁23が形成されている。これらガイド壁23は、ガイド20の円板本体21の一部が板厚方向に半抜き加工されることによって、同方向に半径方向の外側に向かって形を広げる扇型形状に押し出されて形成された状態とされている。そして、図5に示すように、上述した各ガイド壁23の形成により、各ガイド壁23の円周方向の配置間領域には、後述する3つのポール30をそれぞれ内部に収容することのできる凹状のポール収容溝24Aが形成された状態とされている。上述した各ガイド壁23は、上述した各ポール収容溝24A内にセットされる各ポール30を、それぞれ、半径方向の内外方にのみ移動させられるように円周方向の両側から支持する構成となっている。また、上述した各ガイド壁23の形成により、各ガイド壁23によって囲まれたガイド20の中心部領域には、後述する回転カム40を内部に軸回転させられる状態に収容可能な凹状のカム収容溝24Bが形成されている。
また、上述した4つのガイド壁23のうち、ポール30が間に配置されていない図示上側2つのガイド壁23には、それぞれ、上述したカム収容溝24B内にセットされる回転カム40を外周側からあてがえて支持することができる延出部23Aが形成されている。これら延出部23Aによる支持により、回転カム40は、その円周方向の偏った3箇所の位置で後述するポール30を半径方向の内側から支えることで図示上方側への偏向した反力の作用を受けても、力の釣り合いがとれた状態として保たれるようになっている(図8参照)。
上述した各ガイド壁23の円周方向の配置間領域に形成される3つのポール収容溝24Aとガイド20の中心部に形成されるカム収容溝24Bは、それぞれ、上述した各ガイド壁23の押し出し成形によって相対的に凹んだ形となって形成されるガイド溝24の一部として、互いに面一状に凹んだ形となって形成されている。このように、上述したガイド20には、ラチェット10との間に組み付けられる3つのポール30と回転カム40とヒンジカム50とがそれぞれ支持された状態に組み付けられた状態とされている。
また、図5に示すように、上述したガイド20の円板本体21の外側面には、後述するロックスプリング60の外側の端部を掛着させるためのバネ掛部25が突出して形成されている。上記バネ掛部25は、ガイド20の円板本体21の一部が板厚方向に半抜き加工されることによって形成されている。上記バネ掛部25は、上述した円板本体21の外側面上に円周方向に90度ずつの間隔を空けて形成された3つのダボ21Bと互いに等間隔の配置となる位置(隣り合う2つのダボ21Bと円周方向に90度ずつの間隔を空ける位置)に形成された状態とされている。上記バネ掛部25は、後述するロックスプリング60の外側の端部を引掛けられるようにするくびれを中間部に有した形状とされている。
図5及び図8に示すように、3つのポール30は、ガイド20の円板本体21の内側面に形成された各ポール収容溝24A内にそれぞれ収容されて組み付けられた状態とされている。上記組み付けにより、各ポール30は、ガイド20に対して、各ポール収容溝24Aの形状に沿って半径方向の内外方にしか移動することができないように円周方向に支持された状態とされている。各ポール30は、図7に示すように、上述した各ポール収容溝24A内に収容された状態において、それらの半径方向の外側への移動先の位置に、ラチェット10の円筒部12の内周面上に形成された内歯列12Aが露呈するようになっている。
図4〜図5に示すように、上述した各ポール30の外周面上には、上述したラチェット10の内歯列12Aと噛合することのできる外歯列31がそれぞれ形成されている。各外歯列31は、各ポール30の円弧面状に湾曲した外周面上に複数の外歯が円周方向に2度ピッチで並んだ形となって形成されている。上述した各ポール30は、図8〜図9に示すように、ガイド20の中心部にセットされた回転カム40が軸回転操作されることにより、同回転カム40によって半径方向の外側に押し出されたり(図8参照)内側に引き戻されたり(図9参照)するように操作されるようになっている。
図8に示すように、各ポール30が回転カム40の回転によって半径方向の外側に押し出されることにより、各ポール30の外周面に形成された外歯列31がラチェット10の内歯列12Aに押し付けられて噛合した状態となる。これにより、各ポール30がラチェット10に対して回転方向に一体的に結合された状態となり、各ポール30を介してラチェット10とガイド20との間の相対回転がロックされた状態となる。すなわち、各ポール30は、ガイド20との関係においては、上述した各ガイド壁23による円周方向の支えによって半径方向の内外方にしか移動することができないようになっていることから、ラチェット10と噛合して回転方向に一体的な状態となることにより、ラチェット10のガイド20に対する回転をロックするように機能するからである。
また、図9に示すように、各ポール30が回転カム40の回転によって半径方向の内側に引き戻されることにより、各ポール30がラチェット10の内歯列12Aとの噛合状態から外される。これにより、上述したラチェット10とガイド20との間の相対回転がロックされていた状態が解除され、ラチェット10とガイド20とが互いに相対回転することのできる状態に切り替えられる。上述した各ポール30は、それぞれ、半径方向の内側に向けて形状を延ばす2本の脚部32を有するU字型形状に形成されており、それぞれのU字形状の内部に片側の脚部32から突出する引掛部33が形成された構成となっている。
各ポール30は、図8に示すように、回転カム40の回転によってそれらの脚部32が回転カム40により半径方向の内側から押圧されることにより、半径方向の外側に押し出されるようになっている。また、各ポール30は、図9に示すように、回転カム40が上記とは逆方向に回転することにより、それらの引掛部33が回転カム40のフック44によって半径方向の内側に引き込まれて、半径方向の内側に引き戻されるようになっている。
回転カム40は、図8において前述したように、ガイド20の円板本体21の内側面に形成されたカム収容溝24B内に収容されて組み付けられた状態とされている。上述した回転カム40は、その中心部に差し込まれて組み付けられる後述するヒンジカム50によって、ガイド20に対して軸回転可能に支持された状態とされている。上記回転カム40は、図7に示すように、上述した各ポール30と同程度の厚みを有した形に形成されており、上述したカム収容溝24B内(図5参照)に収容された状態において、各ポール30と軸方向において同じ位置に配置された状態とされている。
上述した回転カム40は、図8〜図9に示すように、その各ポール30と面する図示左右両側と下側の各面部上に、各ポール30の脚部32をそれぞれ入り込ませることのできる凹部42と、各凹部42内に入り込んだ各ポール30の脚部32をそれぞれ回転カム40の回転動作によって半径方向の外側に押し出すように乗り上げさせる肩部43と、回転カム40の逆方向への回転動作によって各ポール30の引掛部33にそれぞれ引掛けられて各ポール30を内側に引き込むフック44と、が形成された構成となっている。
上記回転カム40は、その中心部に形成された貫通孔41内に、後述するヒンジカム50の操作部53が回転方向に一体的となるように軸方向に組み付けられてセットされた状態とされている。具体的には、上記貫通孔41は、鉤孔形状に形成されており、ヒンジカム50の鉤状に形成された操作部53が組み付けられることにより、同操作部53と回転方向に一体的な状態となるように組み付けられるようになっている。上記組み付けにより、回転カム40は、上記ヒンジカム50が回転方向の一方側或いは他方側に軸回転操作される動きによって、ヒンジカム50と一体的となって回転操作されるようになっている。
上記回転カム40は、図8に示すように、常時は、上述したヒンジカム50が後述するロックスプリング60によって図示時計回り方向に回転付勢された状態とされていることにより、同方向に押し回された状態に保持された状態とされている。これにより、回転カム40は、その左右両側と下側の各面部上に形成された各肩部43により各ポール30の脚部32をそれぞれ半径方向の外側に押し出して、各ポール30をラチェット10の内歯列12Aに噛合させて、リクライナ4の回転をロックした状態に保持した状態となっている。
上記回転カム40は、上述したヒンジカム50がリクライニングレバー5(図1参照)の引き上げ操作によって上記附勢方向とは反対方向に軸回転操作されることにより、図9に示すように、ヒンジカム50の操作部53によって図示反時計回り方向に回転操作される。これにより、回転カム40は、その左右両側と下側の各面部上に形成された各凹部42が各ポール30の脚部32の直下位置(半径方向の内側の位置)に移動していきながら、各面部から延び出す各フック44が各ポール30の引掛部33にそれぞれ徐々に深く引掛けられていき、各ポール30を半径方向の内側に引き込んで、ラチェット10との噛合状態から外した状態にする。これにより、リクライナ4のロック状態が解除された状態となる。また、回転カム40は、上記リクライニングレバー5の操作が戻されることにより、再びロックスプリング60からの附勢力を受けて回転するヒンジカム50の操作部53によって図示時計回り方向に回されて、各ポール30をラチェット10の内歯列12Aに噛合させた状態(リクライナ4を回転ロックさせた状態)に戻される。
ところで、上述した各ポール30を半径方向の外側に押し出す回転カム40は、上述したラチェット10とガイド20との相対的な回転位置状態が、いずれかのポール30(本実施例では図9の左側に配置されたポール30C)の移動先の領域に前述した乗上げ部12Bが位置した状態となる時には、各ポール30を半径方向の外側に押し出しても、上記1つのポール30Cが乗上げ部12B上に乗り上がってその移動が途中で止められてしまうことで、全てのポール30の噛合移動が噛合する手前の位置で止められてしまうようになっている。このように、上記1つのポール30Cが乗上げ部12Bに乗り上がってしまうことで、リクライナ4がロック作動できなくなる領域が、図1で前述したフリーゾーンの領域(リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめてもシートバック2の背凭れ角度が固定された状態に戻されない領域)となっている。また、いずれのポール30も乗上げ部12Bに乗り上がることなく、リクライナ4がロック作動できる領域(図9において乗上げ部12Bがポール30Bとポール30Cとの間の上側の領域に位置する領域)が、同じく図1で前述したロックゾーンの領域(リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめることでシートバック2の背凭れ角度が固定された状態に戻される領域)となっている。
ここで、上述した3つのポール30(30A〜30C)のうち、図8〜図9に示す下側のポール収容溝24A内に配置されるポール30Aは、円周方向に2分割された第1ピース30A1と第2ピース30A2とによって構成されている。第1ピース30A1は、ポール30Aの形状の大部分を占める構成となっており、その外周面には前述した外歯列31が形成され、内周部には、ポール30Aの片側の脚部32と引掛部33とがそれぞれ形成されている。第2ピース30A2は、上述した第1ピース30A1よりも小さなポール30Aの一部分の形状を占める構成となっており、その外周面には外歯列31は形成されておらず、ポール30Aのもう一方側の脚部32を形作る程度の小片形状に形成されている。上記ポール30Aを第1ピース30A1と第2ピース30A2とに分割する分割ラインは、これらを図示縦方向に真っ直ぐに分割する縦のラインと、これらを横向きのV字形状に斜めに屈曲させた形に分割する斜めのラインと、を有した形となっている。
上記分割により、図8に示すように、第1ピース30A1には、その第2ピース30A2と隣接する図示左側の面に、図示左方向(ポール30Aの進退移動方向に垂直な方向)に真っ直ぐに面を向ける垂直面30A1aと、図示左下方向に斜めに面を向ける第1傾斜面30A1bと、図示左上方向に斜めに面を向ける第2傾斜面30A1cと、が形成されている。また、第2ピース30A2には、その第1ピース30A1と隣接する図示右側の面に、上記第1ピース30A1の垂直面30A1aと対面する図示右方向(ポール30Aの進退移動方向に垂直な方向)に真っ直ぐに面を向ける垂直面30A2aと、上記第1ピース30A1の第1傾斜面30A1bと対面する図示右上方向に斜めに面を向ける第1傾斜面30A2bと、上記第1ピース30A1の第2傾斜面30A1cと対面する図示右下方向に斜めに面を向ける第2傾斜面30A2cと、が形成されている。
上記分割された形状のポール30Aは、図8に示すように、回転カム40が図示時計回り方向に回転することにより、その第2ピース30A2の脚部32が回転カム40の肩部43により半径方向の外側に押し出される。この押し出しにより、第2ピース30A2は、その第2傾斜面30A2cが、第1ピース30A1の第2傾斜面30A1cを半径方向の外側へ斜めに押圧して、第1ピース30A1と第2ピース30A2とが互いに相反する円周方向に擦り動かされながら、それぞれが半径方向の外側に押し出されて、第1ピース30A1の外歯列31をラチェット10の内歯列12Aに押し付けて噛合させた状態にする。このとき、第1ピース30A1と第2ピース30A2とは、互いに相反する円周方向に擦り動く動作によって、その全体としての横幅を広げて、その円周方向の両外側の側面をこれらを支える各ガイド壁23に押し付けた状態にして、第1ピース30A1の外歯列31をラチェット10の内歯列12Aに押し付けて噛合させるようになっている。これにより、上記ポール30Aは、ガイド20に対する円周方向のガタ付きをなくした状態として、ラチェット10に噛合した状態に保持されるようになっている。
すなわち、上述した各ポール収容溝24Aは、それらの内部に組み付けられる各ポール30の組み付け性や摺動性を担保するために、それらの溝幅が各ポール30の横幅よりも広く設定されている。これにより、各ポール30がラチェット10の内歯列12Aと噛合した状態となっても、上記各ポール30が各ポール収容溝24A内で円周方向にガタ付ける隙間によって、ラチェット10とガイド20とが互いに円周方向にガタ付ける状態となる。しかしながら、上記分割された1つのポール30Aが、上記のように横幅を広げてガイド20に対する円周方向のガタを詰めた状態としてラチェット10に噛合する構成となっていることにより、ラチェット10とガイド20とを円周方向にガタ付かせない状態にして回転止めすることができる。
また、図10に示すように、上記回転カム40は、その回転により各ポール30をラチェット10の内歯列12Aに押し付ける動作時に、その外周面の一部が、上記ガイド20に形成された図示左上側のガイド壁23の延出部23Aに先行して押し付けられて(接点C1)、ガイド20に対して中心部から図示右下方向に押し出される偏心力を受けるようになっている。これにより、回転カム40は、図示下側のポール30Aと右側のポール30Bとを、それぞれ、ラチェット10の内歯列12Aに押し付ける位置を越えた位置までラチェット10を押し動かすように押し出すようになっている(接点C2,C3)。そして、この2つのポール30A,30Bの超過位置までの押し出しにより、ラチェット10が、ガイド20に対して、上記押し出し力の合力方向である図示右下方向に押し出されて、ラチェット10の円筒部12がガイド20の円筒部22の内周面に押し付けられた状態となる(接点C4)。これにより、上記ラチェット10の円筒部12とガイド20の円筒部22との間に設定されている半径方向の隙間が詰められた状態となるため、ラチェット10とガイド20とを半径方向にもガタ付かせない状態にして回転止めすることができる。
詳しくは、上記回転カム40が上記2つのポール30A,30Bをそれぞれ超過位置まで押し出す操作は、回転カム40の図示下側と左側の外周部に形成された肩部43により、図示下側のポール30Aの第2ピース30A2の脚部32と、図示右側のポール30Bの図示上側の脚部32と、をそれぞれ一点ずつ押圧することにより行われる(接点C2,接点C3)。なお、各ポール30のその他の脚部32に対応する回転カム40の外周部位置に形成された各肩部43は、厳密には、各ポール30の脚部32との間に僅かな隙間を有して、各ポール30がラチェット10と噛合した状態から外されないようにそれぞれ半径方向の内側で待ち受けて支持するものとなっている。また、図示右上側のガイド壁23に形成された延出部23Aも、厳密には、回転カム40の外周面との間に僅かな隙間を有して、各ポール30がラチェット10との噛合状態から外される方向に負荷を受けた際に回転カム40が図示上方向に偏って受ける反力を受け止められるように機能するものとなっている。
このように、回転カム40は、その回転により、複数のポール30のうち、図示下側のポール30Aと右側のポール30B(互いに円周方向に隣り合って配置される2つのポール)を、上記超過位置まで押し出す構成とされている。また、この回転カム40に上記押し出し方向の偏心力をかける延出部23Aは、上記2つのポール30A,30Bの円周方向の配置間領域のガイド20の中心部に対する点対称の領域内位置に、回転カム40の外周部を先行して押し当てるように形成されている。これにより、ラチェット10がその円周方向の2点でガイド20に向かって半径方向に押し付けられる構成となるため、安定した押し付け状態を得ることができるようになっている。
ヒンジカム50は、図4〜図5に示すように、角筒形状のバネ掛部51と、円筒形状の軸部52と、半径方向の外側に突出した角形状を有する操作部53と、が軸方向に並んで形成された軸部材として構成されている。上記ヒンジカム50の中心部には、軸方向に四角孔形状に貫通する貫通孔50Aが形成されている。上記ヒンジカム50は、そのバネ掛部51が軸部52と共にガイド20の中心部に形成された貫通孔21A内に内側から通されることにより、操作部53がガイド20の円板本体21の内側面に当たって係止される位置で、バネ掛部51がガイド20の外側まで突出し、軸部52がガイド20の貫通孔21A内に軸回転可能な状態に嵌め込まれた状態として、ガイド20に装着されている。
そして、上記ヒンジカム50は、そのガイド20の外側に突出するバネ掛部51の四角形状の外周部上に、ロックスプリング60の四角形状に巻かれた内側の端部が嵌め込まれて回転方向に一体的な状態に掛着された状態とされている。上記ロックスプリング60は、図3に示すように、渦巻きバネによって構成されており、ガイド20の外側面に配置されて、その内側の端部が上述したヒンジカム50のバネ掛部51に掛着され、外側の端部がガイド20の外側面に突出形成されたバネ掛部25に掛着された状態として設けられている。これにより、ロックスプリング60は、常時、ヒンジカム50をガイド20に対して回転カム40をロック作動させる方向に回転させる附勢力を発揮する構成とされている。
そして、図7に示すように、上記ラチェット10とガイド20との間に組み付けられたヒンジカム50の中心部(貫通孔50A内)には、そのバネ掛部51が形成された側の端部から、操作ピン5Aが差し込まれて、溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。上記操作ピン5Aの上記貫通孔50A内に挿通される側とは反対側の端部には、ヒンジカム50の貫通孔50Aよりも径寸法の大きいフランジ部が形成されていて、フランジ部の先の頭部に、リクライニングレバー5が溶接により一体的に結合された状態とされている。これにより、ヒンジカム50は、上記挿通された操作ピン5Aを介してリクライニングレバー5に一体的に連結された状態とされており、図1で前述したようにリクライニングレバー5が引き上げられる操作によって、回転カム40を解除操作方向(各ポール30のロック状態を解除操作する方向)に回転させるようになっている。
図7に示すように、上述した操作ピン5Aは、上述したヒンジカム50の貫通孔50A内に挿通された先の端部が、図示しないもう一方側のリクライナ4において同じく挿通された操作ピン5Aの端部と、コネクティングロッド5Bを介して互いに回転方向に一体的な状態に連結された状態とされている。これにより、両側のリクライナ4に挿通された各操作ピン5Aが、リクライニングレバー5の操作によって一斉に軸回転操作されるようになっている。上述したヒンジカム50の操作部53は、上述した軸部52がガイド20の貫通孔21A内に装着される組み付けにより、ガイド20の円板本体21の内側面に当てられた状態として、回転カム40の貫通孔41内にセットされた状態に組み付けられるようになっている。
図4〜図5に示すように、外周リング70は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれると共に、その打ち抜かれた円板の外周部分が板厚方向に絞り加工されることにより、座の付いた円筒型形状に形成されている。詳しくは、上記外周リング70は、上記座の内周部分が座の外周部分に対して更に軸方向に半抜き加工されることにより、上記座の内周部分に、ラチェット10の円筒部12に軸方向の外側からあてがわれる第1押さえ部71が形成され、座の外周部分に、ガイド20の円筒部22に軸方向の内側からあてがわれる第2押さえ部72が形成された構成とされている。
上記外周リング70は、その円筒内部にラチェット10とガイド20とが軸方向に順に組み付けられてセットされることにより、上記第1押さえ部71にラチェット10の円筒部12が軸方向の外側からあてがわれ、第2押さえ部72にガイド20の円筒部22が軸方向の内側からあてがわれた状態として、その円筒状のリング形状がラチェット10とガイド20との外周部間に跨って組み付けられた状態となる。そして、上記外周リング70は、その円筒部分の先(かしめ部73)を第2押さえ部72を支点に半径方向の内側に折り曲げるようにかしめることにより、上記かしめ部73と第2押さえ部72との間にガイド20の円筒部22を挟み込む形に一体的にかしめた状態として、ガイド20に一体的に組み付けられた状態とされている。
上記組み付けにより、外周リング70は、その第1押さえ部71がラチェット10の円筒部12の外側に軸方向に対面した状態として、ラチェット10をガイド20に対して軸方向に脱落させることなく回転させられる状態に保持した状態となる。上記外周リング70の第1押さえ部71には、そのラチェット10の円筒部12の外側面と対面する内側面の縁部上に、軸方向に半抜き加工されて突出する突部71Aが円周方向の複数箇所に等間隔に並んで形成された状態とされている。これら突部71Aにより、外周リング70は、ラチェット10を軸方向に点接触に近い状態で支えられる構成となっており、ラチェット10の回転移動時にラチェット10との接触部に摺動摩擦による抵抗力を発生させにくい構成となっている。
ところで、図5、図8〜図9に示すように、上述した各ポール30を円周方向の両側から支持するガイド20の各ガイド壁23には、それらの円周方向の中間部の外周縁箇所に、部分的に窪んだ凹部23Bがそれぞれ形成されている。各凹部23Bは、それぞれ、各ガイド壁23を板厚方向に半抜き加工する際に、半抜き加工されずに残されることで各ガイド壁23に対して凹んだ形となって形成されている。各凹部23Bは、各ガイド壁23の外周側に向かって開く形に開口する丸みのついた直角三角形状に凹んだ形となって形成されている。ここで、各凹部23Bがそれぞれ本発明の「脆弱部」に相当する。
上述した各ガイド壁23は、それらの中間部に上述した各凹部23Bが形成されていることにより、常時は、各ポール30を円周方向の両外側から高い支持剛性で支えることができる構成でありながら、図11に示すように、リクライナ4が車両の衝突発生等により強制的な回転方向の変形を伴う大荷重の入力を受けた際には、ラチェット10と噛合状態となっている各ポール30がラチェット10と共に円周方向に強制的に回されていく動きに押されて変形することができるようになっている。本実施例では、各ガイド壁23に上記形の凹部23Bが形成されていることにより、大荷重入力時にいずれかの凹部23B(図示では左上側の凹部23B)の半径方向内側の角部に、斜め45度方向の亀裂Crが入るようになっている。上記変形により、各ポール30をラチェット10と噛合させた状態のまま各ガイド壁23を変形させて、リクライナ4に入力された無理な負荷を吸収して逃がすことができるようになっている。
すなわち、上述した各凹部23Bが各ガイド壁23における各ポール30との接触面から円周方向に離間した箇所に形成されていることにより、各ガイド壁23は、各凹部23Bが上記接触面に露呈する箇所に形成されている場合と比べて、通常時、各ポール30を円周方向の両側から支える際に各ポール30から受ける押圧力が各凹部23Bの形成領域までは及びにくくなるため、各ポール30を支える支持剛性を低下させることなく各ポール30を支えることができるようになっている。したがって、リクライナ4が回転ロックされた状態において、上記支持剛性の高い構成によって、シートバック2のサイドフレーム2Fa(図1参照)を前後に撓ませることなく硬く支持することができ、車両の後突発生時にシートバック2のサイドフレーム2Faが後方側に撓むことで鞭打ちを起こさせやすくするような形態にはならないようになっている。
また、各ガイド壁23は、上記リクライナ4に車両の衝突発生等に伴う大荷重(車両の後突の弾みで乗員の背部がシートバック2に圧し掛かるような大荷重)が入力された際には、各ポール30から受ける押圧力が各凹部23Bの形成領域まで及んで、各凹部23Bに応力集中を生じさせて塑性変形するようになっている。詳しくは、上記各ガイド壁23に形成された各凹部23Bは、噛合状態のラチェット10から回転方向の荷重入力を受ける各ポール30の荷重入力点に近い外周縁近傍部位から高い押圧力が入力される外周縁箇所に形成されている。これにより、各ガイド壁23は、上記大荷重入力時に、各凹部23Bの形成部位に効果的に応力集中を生じさせて塑性変形するようになっている。上記各ガイド壁23の変形により、各ポール30を破損させることなく各ポール30をラチェット10に噛合させた状態のまま(リクライナ4のロック状態を維持したまま)上記の大荷重をエネルギ吸収しながら受け止めることができる。したがって、各ポール30の構造強度を過度に高めなくても、大荷重入力時にリクライナ4のロック状態が外されることなく、大荷重の入力に耐えられる構成を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明のリクライナは、自動車の助手席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、シートバックが連結されるベースは、フロア上に設けられるシートクッションの他、フロア上に設けられるブラケット材などであってもよい。
また、リクライナは、ヒンジカムと共に回転する回転カムではなく、ヒンジカムの軸回転によって半径方向にスライドするスライドカムによってポールをラチェットの内周歯面に押し付けたり離したりする構成となっているものであってもよい。また、リクライナは、2つ又は4つのポールをラチェットの内歯列に噛合させる構成となっているものであってもよい。
また、本発明の脆弱部は、上記実施例で示したような凹部の他、ガイド壁の一部に貫通孔を形成したり切り欠きやスリットを形成したりすることで形成したものであってもよい。また、脆弱部の形成箇所は、ポールとの接触面から円周方向に離間した箇所であればよく、ガイド壁の外周縁箇所以外の箇所であってもよい。
1 シート
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fa1 ダボ孔
2Fa2 通し孔
3 シートクッション(ベース)
3F クッションフレーム
3Fa サイドフレーム
3Fa1 ダボ孔
3Fa2 通し孔
4 リクライナ
5 リクライニングレバー
5A 操作ピン
5B コネクティングロッド
6 リターンスプリング
10 ラチェット
11 円板本体
11A 貫通孔
11B ダボ
12 円筒部
12A 内歯列
12B 乗上げ部
20 ガイド
21 円板本体
21A 貫通孔
21B ダボ
22 円筒部
23 ガイド壁
23A 延出部
23B 凹部(脆弱部)
24 ガイド溝
24A ポール収容溝
24B カム収容溝
25 バネ掛部
30 ポール
30A〜30C ポール
30A1 第1ピース
30A1a 垂直面
30A1b 第1傾斜面
30A1c 第2傾斜面
30A2 第2ピース
30A2a 垂直面
30A2b 第1傾斜面
30A2c 第2傾斜面
31 外歯列
32 脚部
33 引掛部
40 回転カム
41 貫通孔
42 凹部
43 肩部
44 フック
50 ヒンジカム
50A 貫通孔
51 バネ掛部
52 軸部
53 操作部
60 ロックスプリング
70 外周リング
71 第1押さえ部
71A 突部
72 第2押さえ部
73 かしめ部
C1〜C4 接点
Cr 亀裂

Claims (2)

  1. シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナであって、
    互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット及びガイドと、
    該ガイドに円周方向に支えられた状態として設けられ、半径方向の外側に押し出される移動により前記ラチェットに噛合して前記ラチェットの前記ガイドに対する回転移動をロックするポールと、を有し、
    前記ポールは、前記ガイドに形成されたガイド壁により円周方向の両側からあてがえられて支持された状態とされ、
    前記ガイド壁には、その前記ポールとの接触面から円周方向に離間した箇所に、前記ポールとの間で円周方向に強制的な変形を伴う大荷重が入力された際に前記ポールから受ける押圧力によって局所的な応力集中を受けて塑性変形する脆弱部が形成されていることを特徴とするリクライナ。
  2. 請求項1に記載のリクライナであって、
    前記脆弱部が前記ガイド壁の外周縁箇所に形成されていることを特徴とするリクライナ。
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