JP6485218B2 - リクライナ - Google Patents

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Description

本発明は、リクライナに関する。詳しくは、シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックがシートクッションに対してリクライナを介して背凭れ角度の調整を行える状態に連結された構成が知られている(特許文献1)。上記リクライナは、互いに相対回転可能な状態に組み付けられたラチェット及びガイドと、これらの相対回転をロック可能なロック機構と、を有した構成となっている。上記ロック機構は、ガイドにセットされた複数のポールがラチェットの外周部に形成された内周歯に噛合されることにより、ラチェットとガイドとの相対回転をロックする構成となっている。
具体的には、上記複数のポールは、ガイドに対して円周方向に支えられた状態として設けられており、半径方向の外側へ押し出される移動により、それらの外周歯がラチェットの内周歯に噛合わされて保持されるようにされている。また、上記複数のポールのうちの1つは、円周方向に斜めに2分割された分割ポールとして構成されており、上記半径方向の外側へ押し出される移動により、円周方向に幅を広げる形に押し動かされて、ガイドに対する円周方向のガタ付きをなくした状態となってラチェットの内周歯に噛合する構成とされている。上記のガタ詰めにより、ラチェットとガイドとが分割ポールを介して互いに円周方向にガタ付かない状態として回転止めされるようになっている。
特開2013−22409号公報
上記従来技術では、分割ポールが径方向に縦割りされて円周方向に分けられる形に分割されている。そのため、上記分割ポールを円周方向に押し広げながらラチェットの内周歯に適切に噛合させるためには、分割された一方側のピースにのみ外周歯を設定することが好ましいことから、外周歯を設定可能な円周領域が分割により狭められてしまうこととなる。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、リクライナを円周方向にガタ詰めしながら回転止めする分割ポールに対し、回転止め用の外周歯を広く設定できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のリクライナは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナであって、互いに相対回転可能に軸方向に組み付けられたラチェット及びガイドと、ラチェットとガイドとの間に設けられてこれらの相対回転を噛合により止める回転止め機構と、を有する。回転止め機構は、ガイドにより円周方向に支えられて半径方向の外側へ押される移動によりラチェットの外周部に形成された内周歯と噛合する外周歯を備えた複数のポールと、複数のポールをガイドに対して半径方向の外側へ押し出すように操作する操作カムと、を有する。複数のポールのうちの1つは、操作カムによって半径方向の外側へ押される移動により円周方向に幅を広げる形に擦り動きながらラチェットの内周歯と噛合する分割ポールとして構成されている。分割ポールは、その円周方向の一側面上の半径方向の途中箇所と内周面上の円周方向の途中箇所とを結ぶ分割ラインにより内角側に分けられる内角ピースと外角側に分けられる外角ピースとに分割された構成とされ、外角ピースの外周面に外周歯が形成され、内角ピースが操作カムに押されて外角ピースを円周方向と半径方向の外側とに押し動かす構成とされ、外角ピースがラチェットの内周歯に噛合された状態では内角ピースと外角ピースとがそれぞれ操作カムにより半径方向の内側からあてがわれた状態とされる構成とされている。
この第1の発明によれば、外角ピースが分割ポールの円周方向の全域に亘って外周側に形状を有する構成とされるため、分割ポールの外周面上に円周方向に広い外周歯を設定して、ラチェットに対する噛合強度を高めることができる。また、分割ポールが、ラチェットとの噛合状態において、内角ピースと外角ピースとがそれぞれ操作カムにより半径方向の内側からあてがわれる構成とされることで、分割ポールをラチェットに対して強くかつ傾がせないように内側から安定して支えることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。外角ピースがラチェットの内周歯に噛合された状態では内角ピースと外角ピースとがそれぞれ操作カムにより半径方向の内側から円周方向の計3点以上であてがわれた状態とされる構成とされている。
この第2の発明によれば、分割ポールをラチェットに対してより傾がせないように内側から安定して支えることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。分割ラインは、分割ポールの内周面上の円周方向の途中箇所から半径方向の外側へ向かって斜めに立ち上がる立ち上がり領域と、立ち上がり領域の先から立ち上がり領域よりも立ち上がりの小さな角度で分割ポールの円周方向の一側面上の半径方向の途中箇所へ延びる逃がし領域と、を有し、立ち上がり領域において内角ピースが外角ピースを半径方向の内側から斜めに面押圧する構成となっている。
この第3の発明によれば、分割ポールに外周歯を広く設定しつつも、内角ピースと外角ピースとの間の分割ラインを半径方向の外側に大きく立ち上げて、内角ピースにより外角ピースを半径方向の外側へ強く押圧できるように圧力角を高く設定することができる。
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。内角ピースが外角ピースを分割ポールの円周方向の中央位置に跨る中央領域において半径方向の内側から斜めに面押圧する構成となっている。
この第4の発明によれば、内角ピースと外角ピースとが互いに円周方向の中央位置に跨る中央領域で面当接し合う構成とされることで、これらの面当接箇所から内角ピース及び外角ピースの円周方向の端箇所までの距離をバランスさせることができる。したがって、内角ピースと外角ピースとをそれぞれ上記面当接箇所まわりに傾がせにくい構成とすることができる。
実施例1のリクライナが適用された乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 リクライナの組み付け部を一方側から見た分解斜視図である。 リクライナの組み付け部を他方側から見た分解斜視図である。 リクライナの分解斜視図である。 リクライナをラチェット側から見た正面図である。 リクライナをガイド側から見た正面図である。 図1のVII-VII線断面図である。 リクライナのロック状態を表した図7のVIII-VIII線断面図である。 リクライナのアンロック状態を表した断面図である。 リクライナのフリーゾーン領域での状態を表した断面図である。 図8における分割ポールの配設領域を拡大して表した断面図である。 図8における回転カムと各ポールとの接点箇所を表した模式図である。 リクライナの配設向きを表したシートの側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
<リクライナ4の概略構成>
始めに、実施例1のリクライナ4の構成について、図1〜図13を用いて説明する。本実施例のリクライナ4は、図1に示すように、自動車の左側座席を構成するシート1に適用されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2を、着座部となるシートクッション3に対して、背凭れ角度の調整を行える状態に連結する回転止め可能な回転軸装置(継手装置)として機能する構成とされている。ここで、シートクッション3が本発明の「ベース」に相当する。上述したリクライナ4は、シートバック2の左右各側のサイドフレーム2Fの下端部と、シートクッション3の左右各側のサイドフレーム(不図示)の後端部に結合されたリクライニングプレート3Fと、の間にそれぞれ介在して設けられており、これらを互いに相対回転可能となる状態に連結している(図2〜図3参照)。上述したシートバック2の各サイドフレーム2Fは、それぞれ、各リクライニングプレート3Fよりもシート幅方向の内側の位置に配置されており、これらの各間に上述した各リクライナ4がそれぞれ介在して設けられた状態とされている。
図1に示すように、上述した各リクライナ4は、常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に保持されている。各リクライナ4は、シートクッション3の車両外側の側部に設けられたリクライニングレバー5が引き上げられる操作によって、それらのロック状態が一斉に解除されて、シートバック2の背凭れ角度を変えられるアンロック状態に切り替えられるようになっている。また、各リクライナ4は、上記リクライニングレバー5の引き上げられた操作状態が戻されることにより、附勢によって再びシートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に戻されるようになっている。
上述したシートバック2の左右各側のサイドフレーム2Fとそれらの外側に配置された各リクライニングプレート3Fとの間には、それぞれ、シートバック2に対して常時、前倒れ回転する方向への附勢力をかけるリターンスプリング6が掛着されている。これらリターンスプリング6は、それぞれ、スパイラルスプリングによって構成されており、それらの内側の端部6Aが、上述した各リクライニングプレート3Fから車両外側に切り起こされた掛部3Fcに掛着され、それらの外側の端部6Bが、シートバック2の各サイドフレーム2Fの外側面に結合されたブラケット2Fcに後側から掛着された状態として設けられている(図7及び図13参照)。
上述した各リターンスプリング6の回転附勢力により、シートバック2は、図1に示すように、上述した各リクライナ4による背凭れ角度の固定状態が解かれることにより、着座乗員の背部に当たる位置まで起こし上げられて、着座乗員の身体が前後に動かされる傾き動作に合わせてその背凭れ角度が前後に自由に調整されるようになっている。このような附勢構造が設けられていることにより、シートバック2の背凭れ角度の調整を簡便に行うことができるようになっている。
上述したシートバック2は、シートクッション3の上面部に畳み込まれる前倒れ位置から後方側に倒し込まれる後倒れ位置までの約180度の回転領域を回動することができるようになっている。このうち、シートバック2の背凭れ角度が上方側に真っ直ぐに起立する位置から上述した後倒れ位置までの間で動かされる約90度の回転領域は、リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめることによってシートバック2の背凭れ角度が固定された状態に戻される「ロックゾーン」の回転領域として設定されている。また、シートバック2の背凭れ角度が上述した起立位置から前倒れ位置までの間で動かされる約90度の回転領域は、リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめてもシートバック2の背凭れ角度が変えられる状態に保たれる「フリーゾーン」の回転領域として設定されている。
上述したロックゾーン及びフリーゾーンの各回転領域は、それぞれ、後述する各リクライナ4に設定されたロックゾーンやフリーゾーンの回転領域によって形成されている。上述したフリーゾーンの回転領域が設けられていることにより、シートバック2は、シート1に人が座っていない状態でリクライニングレバー5の操作により附勢によってフリーゾーンに入る位置まで倒し込まれたら、その後はリクライニングレバー5の操作状態を継続しなくても自動的にシートクッション3の上面部に畳み込まれる位置まで前倒しされていくようになっている。
上述した各リクライナ4は、図2〜図3に示すように、上述したシートバック2の各側のサイドフレーム2Fの外側面に一体的に結合されるラチェット10と、各側のリクライニングプレート3Fの内側面に一体的に結合されるガイド20と、を有し、これらが互いに相対回転可能な状態に組み付けられた構成とされている。そして、各リクライナ4は、上記ラチェット10とガイド20との相対回転が後述する回転止め機構により止められたり解除されたりすることにより、シートバック2の背凭れ角度を固定したり解除したりする構成となっている。
<リクライナ4の具体的な構成>
以下、上述した各リクライナ4の具体的な構成について詳しく説明していく。なお、各リクライナ4は、互いに左右対称な向きに配設されているが、実質的な構成は同じものとなっている。したがって、以下では、これらを代表して、図2〜図3に示されている車両外側に配置された一方側のリクライナ4の構成について説明することとする。図4に示すように、リクライナ4は、互いに軸方向に組み付けられる略円板形状のラチェット10及びガイド20と、これらの間に組み付けられる4個のポール30、回転カム40、ヒンジカム50、及びレリーズプレート80と、ガイド20の外側部に組み付けられるロックスプリング60と、ラチェット10の外周部とガイド20の外周部との間に跨って組み付けられる座付きの円筒型形状に形成された外周リング90と、を有して構成されている。上述したラチェット10、ガイド20、4つのポール30、回転カム40及びヒンジカム50は、それぞれ、焼き入れ処理された硬い鋼板材によって形成されている。ここで、上述した回転カム40が本発明の「操作カム」に相当する。
<ラチェット10>
図4に示すように、ラチェット10は、略円板形状に形成されており、その円板本体11の外周縁部に、ガイド20への組み付け方向となる軸方向に円筒状に突出する円筒部12が形成された構成となっている。上記円筒部12は、円板本体11の外周縁部が板厚方向に半抜き加工されることにより、同方向に円筒状に押し出された形となって形成されている。この円筒部12の内周面には、後述する各ポール30の外周面に形成された各外周歯31をそれぞれ半径方向の内側から押し付けて噛合させることのできる内周歯12Aが形成されている。上記内周歯12Aは、円筒部12の内周面上の全周領域に亘って形成されている。詳しくは、上記内周歯12Aは、複数の内歯が円周方向に2度ピッチで無端状に等間隔に並ぶ形となって形成されている。
上記円筒部12は、図7に示すように、詳しくは、その内周面に形成された内周歯12Aに後述する各ポール30の外周歯31を軸方向の全域に亘って広く半径方向の内側から押し付けて噛合させられるように、ラチェット10の円板本体11から板厚方向に大きく半抜き加工されて形成されている。そのため、上記円筒部12の半抜きされた根元側の繋ぎの部分の肉厚が不足することを防止するため、上記円筒部12の根元側部分の軸方向の外側面部には、上記円板本体11の軸方向の外側面部との間の段差部分に、傾斜状の肉盛り形状を形作る肉盛り部12Bが形成されている。上記肉盛り部12Bは、上記円筒部12の円板本体11の軸方向の外側面部からの半抜き形状を根元側において部分的に斜め形状の半抜きとすることによって形成されている。上記円筒部12は、後述するガイド20の円板本体21の内側面に略突き当たる位置まで軸方向に延び出して、その延び出した先の面が、ガイド20の円板本体21の内側面上に面当接した状態となって組み付けられる後述する各ポール30の図示向かって右側の側面と略面一状となる形にセットされるようになっている。
また、図4に示すように、上述したラチェット10の円板本体11の内側面上には、後述する各ポール30の外周歯31がラチェット10の内周歯12Aと噛合する動きを阻害して上述したフリーゾーンの回転領域を形成するリング状のフリーゾーン部13が形成されている。上記フリーゾーン部13は、そのリング状に形成された円周方向の一部領域に、内周面を半径方向の内側に向けて湾曲した棚状に突出させる乗上げ部13Aが形成された構成となっている。上記フリーゾーン部13は、図2及び図5に示すように、ラチェット10の円板本体11の周縁部が板厚方向に半抜き加工されることにより、上記円周方向の一部領域が円板本体11の内側面側で棚状に突出した形となって形成されている。上記フリーゾーン部13の具体的な構成については、後に詳しく説明することとする。
また、上述したラチェット10の円板本体11の中心部には、丸孔形状に貫通した貫通孔11Aが形成されている。上記貫通孔11Aは、後述するヒンジカム50に装着される操作ピン5Aを軸方向の外側から差し込むための通し孔として機能するものとなっている。また、図4〜図5に示すように、上述したラチェット10の円板本体11の外側面上には、軸方向に断面長円形状に突出する4つのダボ11Bが、円周方向に等間隔に並んで形成された状態とされている。これらダボ11Bは、ラチェット10の円板本体11の一部が板厚方向に半抜き加工されることによって形成されている。
これらダボ11Bは、図2及び図7に示すように、ラチェット10の円板本体11の外側面をシートバック2のサイドフレーム2Fの外側面にあてがえて結合する際に、同サイドフレーム2Fに形成された対応する4つの各ダボ孔2Fa内にそれぞれ嵌め込まれて溶接により一体的に結合される結合部として機能するものとなっている。上述したシートバック2のサイドフレーム2Fには、更に、上述した各ダボ孔2Faによって囲まれた中央の領域に、丸孔状に貫通した通し孔2Fbが形成されている。上記通し孔2Fbは、上述した操作ピン5Aを軸方向に通せるようにするための孔として機能するものとなっている。
<ガイド20>
図4に示すように、ガイド20は、上述したラチェット10よりも僅かに大きな外径をもつ略円板形状に形成されており、その円板本体21の外周縁部に、ラチェット10への組み付け方向となる軸方向に円筒状に突出する円筒部22が形成された構成となっている。上記円筒部22は、円板本体21の外周縁部が板厚方向に半抜き加工されることにより、同方向に円筒状に押し出された形となって形成されている。上記円筒部22は、その内径がラチェット10の円筒部12の外径よりも僅かに大きな形となっており、図7に示すように、その円筒内部にラチェット10の円筒部12が軸方向に組み付けられることにより、互いの円筒部12,22同士が半径方向の内外に緩やかに嵌まり合った状態となって互いに相対回転可能に内外に支え合った状態に組み付けられるようになっている。
また、上記ガイド20の円板本体21の内側面上には、その円周方向の4箇所の位置に、ラチェット10への組み付け方向となる軸方向に扇型形状に突出するガイド壁23が形成されている。これらガイド壁23は、それらの外周面が互いに同一円周の円弧を描く形に湾曲した形状とされており、前述したラチェット10の円筒部12内に緩やかに嵌め込まれる形状とされている。上記各ガイド壁23は、上述したラチェット10の円筒部12内に嵌め込まれることにより、ラチェット10の円筒部12を半径方向の内側からあてがえて相対回転させられる状態に支持するようになっている(図7及び図8参照)。上記ガイド20は、その外周部に形成された円筒部22とラチェット10の外周部に形成された円筒部12との外周部間に跨って後述する外周リング90が組み付けられることにより、同外周リング90を介してラチェット10に対して軸方向に外れ止めされた状態に組み付けられている(図2〜図3及び図7参照)。
上述したガイド20の円板本体21の中心部には、丸孔形状に貫通した貫通孔21Aが形成されている。上記貫通孔21Aには、その内部に後述するヒンジカム50の軸部52が軸方向の内側から外側に差し込まれて軸回転可能な状態に枢着されている。また、図4に示すように、上述したガイド20の円板本体21の外側面上には、軸方向に断面円形状に突出する4つのダボ21Bが、円周方向に90度ずつの間隔を置いて等間隔に並んで形成された状態とされている。上記各ダボ21Bは、ガイド20の円板本体21の外側面上における、後述する4つのカム収容溝24Bが形成された円周領域上にそれぞれ1つずつ形成されている。
上述した各ダボ21Bは、ガイド20の円板本体21の一部が板厚方向に半抜き加工されることによって形成されている。これらダボ21Bは、図3及び図7に示すように、ガイド20の円板本体21の外側面をリクライニングプレート3Fの内側面にあてがえて結合する際に、同リクライニングプレート3Fに形成された対応する4つのダボ孔3Fa内にそれぞれ嵌め込まれて溶接により一体的に結合される結合部として機能するものとなっている。上述したリクライニングプレート3Fには、更に、上述した各ダボ孔3Faによって囲まれた中央の領域に、これらダボ孔3Faよりも大きな形に貫通した通し孔3Fbが形成されている。上記通し孔3Fbは、上述した操作ピン5A及びガイド20の円板本体21の外側面部に装着される後述するロックスプリング60をそれぞれ軸方向に通せるようにするための孔として機能するものとなっている。
図4に示すように、上述した各ガイド壁23は、ガイド20の円板本体21の一部が板厚方向に半抜き加工されることによって、同方向に半径方向の外側に向かって断面扇形状に形を広げるように押し出されて形成されている。上記各ガイド壁23の形成により、各ガイド壁23の円周方向の配置間領域には、後述する4つのポール30をそれぞれ内部に収容することのできる凹状のポール収容溝24Aが形成されている。上記各ガイド壁23は、上述した各ポール収容溝24A内にセットされた各ポール30を、それぞれ、円周方向の両側からあてがえて、半径方向の内外方にのみ移動させられる状態となるよう支持する構成となっている。また、上記各ガイド壁23の形成により、各ガイド壁23により囲まれたガイド20の中心部には、後述する回転カム40を内部に軸回転させられる状態に収容することのできる凹状のカム収容溝24Bが形成されている。また、上述したガイド20の円板本体21の外側面部には、後述するロックスプリング60の外側の端部62を掛着させるためのバネ掛部25が軸方向にピン状に突出した形となって形成されている。
<4つのポール30>
図4及び図8に示すように、4つのポール30は、上述したガイド20の円板本体21の内側面に形成された各ポール収容溝24A内にそれぞれ収容されて組み付けられている。上記組み付けにより、各ポール30は、ガイド20に対して、各ポール収容溝24Aの形状に沿って半径方向の内外方にしか移動することができないように円周方向の両側からあてがわれて支持された状態とされている。各ポール30は、図7に示すように、上述した各ポール収容溝24A内に収容された状態では、それらの半径方向の外側の位置に、前述したラチェット10の円筒部12の内周面に形成された内周歯12Aが露呈するようになっている。
図4に示すように、上述した各ポール30の外周面上には、上述したラチェット10の内周歯12Aに噛合させることのできる外周歯31がそれぞれ円周方向の全域に亘って形成されている。各外周歯31は、各ポール30の円弧状に湾曲した外周面上に複数の外歯が円周方向に2度ピッチで等間隔に並んだ形となって形成されている。上述した各ポール30は、図8〜図9に示すように、ガイド20の中心部にセットされた後述する回転カム40が軸回転操作されることにより、同回転カム40によって半径方向の外側に押し出されたり(図8参照)、内側に引き戻されたり(図9参照)するよう操作されるようになっている。
図8に示すように、各ポール30が回転カム40の軸回転によって半径方向の外側に押し出されることにより、各ポール30の外周面に形成された外周歯31がラチェット10の内周歯12Aに押し付けられて噛合した状態となる。これにより、各ポール30がラチェット10に対して回転方向に一体的に結合された状態となり、各ポール30を介してラチェット10とガイド20との間の相対回転がロックされた状態となる。すなわち、各ポール30は、ガイド20との関係においては、上述した各ガイド壁23による円周方向の支えによって半径方向の内外方にしか移動することができないようになっていることから、ラチェット10と噛合して回転方向に一体的となることにより、ラチェット10とガイド20との相対回転をロックするように機能するからである。
また、図9に示すように、各ポール30が回転カム40の軸回転によって半径方向の内側に引き戻されることにより、各ポール30がラチェット10の内周歯12Aとの噛合状態から外される。これにより、上述したラチェット10とガイド20との相対回転が止められた状態が解除されて、ラチェット10とガイド20とが互いに相対回転することのできる状態に切り替えられる。上述した各ポール30は、それぞれ、円周方向の両端部に半径方向の内側に向けて形状を延ばす2本の脚部32を有するU字型形状に形成されている。上記各ポール30には、それらのラチェット10の軸方向の内側面と対向する側の側面上に、軸方向にピン状に突出する掛突起33が形成されている。これら掛突起33は、後述する回転カム40に重ね合わされて組み付けられる薄い円板形状のレリーズプレート80に形成された各引込み孔83内にそれぞれ通された状態として組み付けられている。
上記各ポール30に形成された掛突起33のうち、図示上側に配置されたポール30の掛突起33は、前述したラチェット10に形成されたフリーゾーン部13の乗上げ部13Aに乗り上がる乗上げ突起34としての機能も兼ね備えた構成として、そのポール30上における配設位置が、他の掛突起33のポール30上における配設位置とは異なる位置に形成されている。上記乗上げ突起34の具体的な機能については、後に詳しく説明することとする。
上述した各ポール30は、図8に示すように、それぞれ、回転カム40の軸回転により、それらの内周面上における円周方向の中央箇所が、回転カム40の外周面上に形成された後述する各押し部44より半径方向の内側から押圧されて、半径方向の外側に押し出されるようになっている。また、各ポール30は、図9に示すように、回転カム40が上記とは逆方向に軸回転することにより、それらの掛突起33が回転カム40に一体的に組み付けられたレリーズプレート80の各引込み孔83の傾斜した外周面形状により半径方向の内側に引き込まれるように案内されて、半径方向の内側に引き戻されるようになっている。
<回転カム40>
回転カム40は、図8において前述したように、ガイド20の円板本体21の内側面上の中心部に形成されたカム収容溝24B内に収容されて組み付けられている。上述した回転カム40は、その中心部に形成された貫通孔41内に差し込まれて組み付けられる後述するヒンジカム50によって、ガイド20に対して軸回転可能に支持された状態とされている。上記回転カム40は、図7に示すように、上述した各ポール30と同じ板厚を有した形状とされており、上述したカム収容溝24B(図4参照)内に収容された状態では、各ポール30の半径方向の内側の位置に面一状に並んで配置された状態とされている。
上述した回転カム40は、図8〜図9に示すように、その各ポール30と対向する図示左右両側と上下両側の各外周面上の位置に、各ポール30の脚部32をそれぞれ半径方向の内側に引き込むことのできる窪み部42と、各窪み部42内に入り込んだ各ポール30の脚部32をそれぞれ回転カム40の軸回転によって半径方向の外側に乗り上げさせるように導くことのできる傾斜状に突出した肩部43と、上記回転カム40の軸回転によって各ポール30の内周面の円周方向の中央箇所を半径方向の内側から外側に押圧する押し部44と、が形成された構成となっている。
上記回転カム40には、その中心部に形成された貫通孔41内に、後述するヒンジカム50の操作部53が軸方向に差し込まれて回転方向に一体的となる状態に組み付けられている。具体的には、上記貫通孔41は、鉤孔形状に形成されており、同貫通孔41内に上記鉤孔形状に合致する形とされた後述するヒンジカム50の操作部53が差し込まれて組み付けられることにより、操作部53と回転方向に一体的な状態に組み付けられるようになっている。上記組み付けにより、回転カム40は、上記ヒンジカム50が回転方向の一方側或いは他方側に軸回転操作される動きによって、ヒンジカム50と一体的となって軸回転操作されるようになっている。
上記回転カム40は、図8に示すように、常時は、上述したヒンジカム50が後述するロックスプリング60によってガイド20に対して図示時計回り方向に回転附勢された状態とされていることにより、同方向に押し回された状態として保持されるようになっている。これにより、回転カム40は、その左右両側と上下両側の各外周面上の位置に形成された各押し部44によって、各ポール30の内周面上の円周方向の中央箇所をそれぞれ半径方向の内側から外側に押圧して、各ポール30の外周歯31をラチェット10の内周歯12Aに噛合させて、リクライナ4を回転止めした状態に保持するようになっている。上記の回転止め状態では、回転カム40は、その左右両側と上下両側の各外周面上の位置に形成された各肩部43を各ポール30の脚部32にそれぞれ半径方向の内側からあてがえた状態として、各ポール30をラチェット10の内周歯12Aに噛合させた状態から外れにくくするように円周方向の両端側2箇所(肩部43)と中央1箇所(押し部44)との計3箇所でそれぞれ半径方向の内側から強く支えた状態となっている。
上記回転カム40は、上述したヒンジカム50がリクライニングレバー5(図1参照)の引き上げ操作によって上記附勢方向とは反対方向に軸回転操作されることにより、図9に示すように、ヒンジカム50の操作部53によって図示反時計回り方向に回転操作される。これにより、回転カム40は、その左右両側と上下両側の各外周面上の位置に形成された各窪み部42が各ポール30の脚部32の半径方向の内側の位置に移動すると共に、回転カム40に一体的に組み付けられたレリーズプレート80の各引込み孔83による案内により各ポール30の掛突起33をそれぞれ半径方向の内側に引き寄せて、各ポール30をラチェット10との噛合状態から外し出すようになっている。これにより、リクライナ4の回転止め状態が解除された状態となる。また、回転カム40は、上記リクライニングレバー5の操作が戻されることにより、再びロックスプリング60からの附勢力を受けて軸回転するヒンジカム50の操作部53により、図示時計回り方向に回されるように操作されて、再び各ポール30を半径方向の外側に押し出してラチェット10の内周歯12Aに噛合させた状態(リクライナ4を回転止めした状態)に戻されるようになっている(図8参照)。
<レリーズプレート80>
上述したレリーズプレート80は、図4に示すように、薄い円板型形状に形成されており、その円板面上の円周方向の3箇所の位置に丸孔状に貫通した嵌合孔82が形成された構成とされている。上記レリーズプレート80は、上述した各嵌合孔82を上述した回転カム40の側面部に突出形成された対応する3つの嵌合突起45に嵌め込むことにより、回転カム40の軸方向の側面部に重ね合わされて回転方向に一体的に装着された状態として組み付けられている。上述したレリーズプレート80には、その円周方向の4箇所の位置に、図示反時計回り方向に先細り状となる三角形状の引込み孔83が貫通して形成されている。これら引込み孔83内には、図9において前述したように、上述した各ポール30に形成された軸方向にピン状に突出する各掛突起33がそれぞれ入り込んだ状態にセットされている。
上記構成のレリーズプレート80は、回転カム40との一体的な回転により、回転カム40が各ポール30を半径方向の外側に押し動かすときには、各ポール30の掛突起33が半径方向の外側に押し出される動きを各引込み孔83の形状によって逃がすようになっている。しかし、レリーズプレート80は、回転カム40が上記とは逆方向に軸回転するときには、各引込み孔83の先細り状に傾斜した形状の案内によって各ポール30の掛突起33をそれぞれ半径方向の内側に引き込んで、各ポール30をラチェット10との噛合状態から外し出すようになっている。上記レリーズプレート80の中心部には、丸孔形状に貫通した貫通孔81が形成されており、後述するヒンジカム50に差し込まれて装着される操作ピン5Aが軸方向に通されるようになっている。
<フリーゾーン部13>
ところで、上述した各ポール30を半径方向の内側から外側に押圧する回転カム40は、図10に示すように、上述したラチェット10とガイド20との相対的な回転位置関係が、図示上側に配置されたポール30の乗上げ突起34(掛突起33)の半径方向の外側の位置に、前述したラチェット10に形成されたフリーゾーン部13の乗上げ部13Aが位置した状態となることにより、各ポール30を半径方向の外側に押し出しても、上記乗上げ突起34が乗上げ部13Aに当たってその移動が途中で止められてしまい、各ポール30を噛合位置まで押し出す移動が途中で止められてしまうようになっている。このように、上記1つのポール30に形成された乗上げ突起34が乗上げ部13Aに乗り上ることで、リクライナ4がロック作動できなくなる領域が、図1で前述したフリーゾーンの領域(リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめてもシートバック2の背凭れ角度が固定された状態に戻されない領域)となっている。また、上記ポール30に形成された乗上げ突起34が乗上げ部13Aに乗り上がることなく、リクライナ4がロック作動できる領域が、同じく図1で前述したロックゾーンの領域(リクライニングレバー5の引き上げ操作をやめることでシートバック2の背凭れ角度が固定された状態に戻される領域)となっている。
<ヒンジカム50>
図4に示すように、ヒンジカム50は、角筒形状のバネ掛部51と、バネ掛部51と同軸上の位置に一体的に並んで形成された円筒形状の軸部52と、軸部52の軸方向の一端部に半径方向の外側に角状に突出する角部53Aを有する形に形成された操作部53と、を有する構成とされている。上記ヒンジカム50の中心部には、軸方向に四角孔形状に貫通する貫通孔50Aが形成されている。上記ヒンジカム50は、そのバネ掛部51が軸部52と共にガイド20の中心部に形成された貫通孔21A内に軸方向の内側から通されることにより、操作部53がガイド20の円板本体21の内側面に当たって係止される位置で、バネ掛部51がガイド20の外側の位置まで突出すると共に、軸部52がガイド20の貫通孔21A内に軸回転可能な状態に嵌め込まれた状態として、ガイド20に装着されている。
そして、上記ヒンジカム50は、そのガイド20の外側に突出するバネ掛部51の四角形状の外周部に、ロックスプリング60の四角形状に巻かれた内側の端部61が嵌め込まれて回転方向に一体的な状態に掛着されている。上記ロックスプリング60は、図3に示すように、スパイラルスプリングによって構成されており、ガイド20の外側面上に配置されて、その内側の端部61が上述したヒンジカム50のバネ掛部51に掛着され、外側の端部62がガイド20の外側面上に突出して形成されたバネ掛部25に掛着された状態として設けられている。これにより、ロックスプリング60は、常時、ヒンジカム50をガイド20に対して回転カム40をロック作動させる方向に回転させる附勢力を発揮する構成とされている。
そして、図7に示すように、上記ヒンジカム50には、その中心部に形成された貫通孔50A内に、車両外側から操作ピン5Aが差し込まれて溶接により強固に一体的に結合されている。上述した操作ピン5Aは、上述した貫通孔50A内に通される側とは反対側の端部に、ヒンジカム50の貫通孔50Aよりも径寸法に大きく張り出したフランジ部が形成されていて、フランジ部から更に軸方向の外側に突出した先の頭部に、リクライニングレバー5が溶接により一体的に結合された構成とされている。これにより、ヒンジカム50は、上記挿通された操作ピン5Aを介してリクライニングレバー5に一体的に連結された状態とされている。上記ヒンジカム50は、図1で前述したようにリクライニングレバー5が引き上げられる操作によって、回転カム40を解除操作方向(各ポール30のロック状態を解除操作する方向)に回転させるようになっている。
<操作ピン5A>
図7に示すように、上述した操作ピン5Aは、上述したヒンジカム50の貫通孔50A内に挿通された先の端部が、図示しないもう一方側のリクライナ4において同じく挿通された操作ピン5Aの端部と、コネクティングロッド5Bを介して互いに一体的となって回転することができるように連結された状態とされている。これにより、各側のリクライナ4に挿通された各操作ピン5Aが、リクライニングレバー5の操作によって一斉に軸回転操作されるようになっている。上述したヒンジカム50の操作部53は、上述した軸部52がガイド20の貫通孔21A内に装着される組み付けにより、ガイド20の円板本体21の内側面に当てられた状態として、回転カム40の貫通孔41内に装着されて同貫通孔41の内周面に回動力を伝達できる状態に組み付けられるようになっている。
<外周リング90>
図4に示すように、外周リング90は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれると共に、その打ち抜かれたリングの外周部分が板厚方向に2段階に円筒状に絞り加工されることにより、リングの内周部分と外周部分とにそれぞれ円環状の座となる第1の押さえ部91と第2の押さえ部92とが軸方向に段差状にずれた形で形成された、段付き円筒形状に形成された構成とされている。上記外周リング90は、その円筒内にラチェット10とガイド20とがそれぞれ軸方向に順に組み付けられることで、上記円環状の第1の押さえ部91と第2の押さえ部92とにそれぞれラチェット10の円筒部12とガイド20の円筒部22とが軸方向にあてがわれた状態にセットされるようになっている。
そして、上記組み付けの後、上記外周リング90のガイド20の円筒部22を軸方向に越えて張り出す円筒部分の先端側のかしめ部93を、半径方向の内側に折り曲げて、上記第2の押さえ部92との間にガイド20の円筒部22を軸方向に挟み込むようにかしめることにより、外周リング90がガイド20の円筒部22に一体的に結合された状態とされている(図7参照)。上記結合により、外周リング90は、上述した第1の押さえ部91によって、ラチェット10をガイド20に対して軸方向に離間移動させることなく回転させられるように軸方向にあてがえた状態として保持するようになっている。
<分割ポール30A>
ところで、図4に示すように、上述した4つのポール30のうちの図示下側に示された1つは、一部が別体として切り離される形に分割された分割ポール30Aとして構成されている。具体的には、上記分割ポール30Aは、図11に示すように、その円周方向の一側面(図示左側面)上の半径方向の途中箇所と内周面上の円周方向の途中箇所とを結ぶ分割ライン30Bにより、内角側に分けられる内角ピース30Cと、外角側に分けられる外角ピース30Dと、に2分割された構成とされている。
上記分割ライン30Bは、詳しくは、分割ポール30Aの内周面上の円周方向の途中箇所から半径方向の外側に向かって、円周方向の一方側(図示左側)に45度の傾斜角で斜めに真っ直ぐ立ち上がる立ち上がり領域30B1と、この立ち上がり領域30B1の先から立ち上がり方向とは逆方向に落ち込む角度(立ち上がりの小さな角度)で分割ポール30Aの円周方向の一側面(図示左側面)上の半径方向の途中箇所へと真っ直ぐ延びる逃がし領域30B2と、を有する構成となっている。
上記分割ライン30Bにより、分割ポール30Aは、内角ピース30Cと外角ピース30Dとにそれぞれ半径方向の内側に延びる脚部32が形成され、外角ピース30Dの外周面に外周歯31が形成され、内角ピース30Cの内周面が前述した回転カム40の押し部44により半径方向の内側から外側へと押圧される構成となっている。そして、上記分割ポール30Aは、上記内角ピース30Cが半径方向の内側から押された力が、上記分割ライン30Bの立ち上がり領域30B1に臨む内角ピース30Cの傾斜した上面から外角ピース30Dの傾斜した下面へと面押圧により伝えられて、内角ピース30Cと外角ピース30Dとが互いに円周方向の相反する側へと幅を押し広げる形に擦り動かされながら半径方向の外側へと押し出されるようになっている。そして、上記の押し出しにより、分割ポール30Aは、ガイド20に対して円周方向にガタ詰めされた状態として、外角ピース30Dの外周面に形成された外周歯31がラチェット10の内周歯12Aに噛合されるようになっている。
上記分割ポール30Aは、上述した外角ピース30Dの外周面に形成された外周歯31がラチェット10の内周歯12Aに押し付けられて噛合した状態では、内角ピース30Cの内周面が回転カム40の押し部44により半径方向の内側から押圧力を受けた状態として保持される。更に、分割ポール30Aは、その円周方向の一端側(図示左側)の内角部から半径方向の内側に延びる内角ピース30Cの脚部32と、円周方向の他端側(図示右側)の内角部から半径方向の内側に延びる外角ピース30Dの脚部32とが、それぞれ、回転カム40の各肩部43によって半径方向の内側からあてがわれた状態とされる。上記構成により、分割ポール30Aは、上述した外角ピース30Dがラチェット10の内周歯12Aに噛合された状態では、内角ピース30Cと外角ピース30Dとがそれぞれ回転カム40によって円周方向の計3点(内角ピース30Cが2点、外角ピース30Dが1点)で半径方向の内側からあてがわれた状態とされるようになっている。
上述した分割ライン30Bの立ち上がり領域30B1は、分割ポール30Aの円周方向の中央位置(中央ラインC)を跨る円周方向の中央領域に形成されている。これにより、内角ピース30Cと外角ピース30Dとが互いに円周方向の中央位置に跨る中央領域で面当接し合う構成とされており、これらの面当接箇所から内角ピース30C及び外角ピース30Dの円周方向の端箇所までの距離がバランスされて、内角ピース30Cと外角ピース30Dとが上記面当接箇所まわりに傾ぎにくい構成とされている。
一方、上記分割ライン30Bの逃がし領域30B2は、分割ポール30Aの外角ピース30Dがラチェット10の内周歯12Aに噛合された状態において、同逃がし領域30B2に臨む内角ピース30Cの傾斜した上面と外角ピース30Dの傾斜した下面との間に半径方向の隙間が僅かに形成されるように両者を分割した構成となっている。上記逃がし領域30B2により、分割ポール30Aは、内角ピース30Cが半径方向の内側から外側への押圧力を受けた際に、内角ピース30Cを外角ピース30Dに対して上記立ち上がり領域30B1においてつかえさせることなく面当接させて、両者を互いに円周方向の相反する側へと押し動かしながら半径方向の外側へと適切に押し出すことができるようになっている。
上述した分割ポール30Aは、上述した外角ピース30Dに形成された外周歯31がラチェット10の内周歯12Aに噛合した状態から、図9に示すように、回転カム40がロックの解除方向に回されることにより、回転カム40と一体的となって回るレリーズプレート80の引込み孔83により、外角ピース30Dに形成された掛突起33が半径方向の内側に引き込まれる。これにより、外角ピース30Dが内角ピース30Cを上記立ち上がり領域30B1において内側に引き込むように面押圧して、外角ピース30Dと内角ピース30Cとがそれぞれ内側に引き込まれるように操作される。
ところで、上述した分割ポール30Aは、上述した回転カム40の軸回転によって他のポール30と共に半径方向の外側へ押し出された際に、ガイド20に対する円周方向のガタを適切に詰められるように円周方向に十分に押し広げられた状態となって、ラチェット10の内周歯12Aと噛合される必要がある。逆に言うと、分割ポール30Aと円周方向に隣り合う他のポール30が分割ポール30Aよりも先行して噛合するようなことがあると、分割ポール30Aは、ガイド20に対する円周方向のガタを十分に詰められない状態のまま噛合方向への移動が止められてしまうこととなる。
そこで、このようなことが起こらないように、回転カム40は、図12に示すように、上述した各押し部44が、分割ポール30Aとこれに対向する図示上側のポール30とを、他の隣接する2つのポール30に先行してラチェット10の内周歯12Aと噛合する位置まで優先的に押し動かせるように、これら分割ポール30Aと図示上側のポール30とに先に押し当てられて(当接点P)、これらを半径方向の外側へと優先的に押圧するようになっている。このように、回転カム40が上記対称位置に配置された2つのポール30,30Aを優先的に噛合位置まで押し出す構成となっていることにより、全体のうちの一部のポール30,30Aに優先的に偏った押圧力をかける構成となっていても、各ポール30,30Aの押圧に伴う偏心方向の反力を釣り合わせることができる。したがって、上記回転カム40によって各ポール30をラチェット10に強く噛合させた状態に保持することができ、高いロック強度を発揮させることができる。
<リクライナ4のリターンスプリング6に対する配設向き>
以上のようにリクライナ4は構成されている。上記構成のリクライナ4は、図13に示すように、上述した4つのポール30を支えるガイド20が、リクライニングプレート3Fに対して、次のような回転向きで結合された状態とされている。すなわち、上記ガイド20は、上述した4つのポール30のうちの互いに対向するもの同士を並ぶ各並びラインL1,L2が、鉛直方向又は水平方向に対してそれぞれ円周方向に傾いた方向に延びる回転向きで、リクライニングプレート3Fに結合されている。
このような構成となっていることにより、リクライナ4は、シートバック2が起立した角度状態となっている時に、シートバック2のブラケット2Fcとリクライニングプレート3Fの掛部3Fcとの間に掛けられたリターンスプリング6の附勢力によって、ラチェット10がガイド20に対して軸を前方側に偏心させる方向に押圧されても、各ポール30の外周歯31とラチェット10の内周歯12Aとの噛合位置をずれさせにくくすることができるようになっている。
具体的には、上記リクライナ4のガイド20が上記の回転向きでリクライニングプレート3Fに結合されていることにより、シートバック2の起立状態において、上記リターンスプリング6のシートバック2のブラケット2Fcに引掛けられた外側の端部6Bからシートバック2及びラチェット10に掛けられる前方側への附勢力の作用方向Fが、上記各ポール30のいずれの並びラインL1,L2とも垂直な関係とならなくなる。したがって、上記リターンスプリング6の附勢力によってラチェット10がガイド20に対して上記附勢力の作用方向Fに軸を偏心させる方向に動かされたとしても、ラチェット10の内周歯12Aと各ポール30の外周歯31との噛合位置の円周方向のずれは、半径方向のずれとして分散されて小さく抑えられるようになる。
なお、上記シートバック2が上記起立位置から後傾した角度領域にある時には、上記リターンスプリング6の外側の端部6Bから受ける附勢力の作用方向Fが、各ポール30の並びラインL2に対して垂直な方向にくることがある。しかし、上記の角度領域では、上記リターンスプリング6により発揮される附勢力の作用が、シートバック2に作用する自重等の重力方向の負荷作用成分の増大により打ち消されやすくなるため、上記のような軸ずれの作用は起こりにくくなる。また、シートバック2が上記起立位置から前傾した角度領域にある時には、リクライナ4は前述したフリーゾーンの領域に入る状態となるため、各ポール30をラチェット10と噛合させる必要がないことから、上記の軸ずれが生じても支障はない。
<まとめ>
以上をまとめると、本実施例のリクライナ4は、次のような構成となっている。すなわち、シートバック2をシートクッション3(フロア上のベース)に対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナ4であって、互いに相対回転可能に軸方向に組み付けられたラチェット10及びガイド20と、ラチェット10とガイド20との間に設けられてこれらの相対回転を噛合により止める回転止め機構と、を有する。回転止め機構は、ガイド20により円周方向に支えられて半径方向の外側へ押される移動によりラチェット10の外周部に形成された内周歯12Aと噛合する外周歯31を備えた4つ(複数)のポール30と、各ポール30をガイド20に対して半径方向の外側へ押し出すように操作する回転カム40(操作カム)と、を有する。
上記4つのポール30のうちの1つは、回転カム40によって半径方向の外側へ押される移動により円周方向に幅を広げる形に擦り動きながらラチェット10の内周歯12Aと噛合する分割ポール30Aとして構成されている。分割ポール30Aは、その円周方向の一側面上の半径方向の途中箇所と内周面上の円周方向の途中箇所とを結ぶ分割ライン30Bにより内角側に分けられる内角ピース30Cと外角側に分けられる外角ピース30Dとに分割された構成とされ、外角ピース30Dの外周面に外周歯31が形成され、内角ピース30Cが回転カム40に押されて外角ピース30Dを円周方向と半径方向の外側とに押し動かす構成とされ、外角ピース30Dがラチェット10の内周歯12Aに噛合された状態では内角ピース30Cと外角ピース30Dとがそれぞれ回転カム40により半径方向の内側から円周方向の計3点であてがわれた状態とされる構成とされている。
このような構成となっていることにより、外角ピース30Dが分割ポール30Aの円周方向の全域に亘って外周側に形状を有する構成とされるため、分割ポール30Aの外周面上に円周方向に広い外周歯31を設定して、ラチェット10に対する噛合強度を高めることができる。また、分割ポール30Aが、ラチェット10との噛合状態において、内角ピース30Cと外角ピース30Dとがそれぞれ回転カム40により半径方向の内側から円周方向の計3点であてがわれる構成とされることで、分割ポール30Aをラチェット10に対して強くかつ傾がせないように内側から安定して支えることができる。したがって、上記構成によっても、分割ポール30Aのラチェット10に対する噛合強度を高めることができる。
上記分割ライン30Bは、分割ポール30Aの内周面上の円周方向の途中箇所から半径方向の外側へ向かって斜めに立ち上がる立ち上がり領域30B1と、立ち上がり領域30B1の先から立ち上がり領域30B1よりも立ち上がりの小さな角度で分割ポール30Aの円周方向の一側面上の半径方向の途中箇所へ延びる逃がし領域30B2と、を有し、立ち上がり領域30B1において内角ピース30Cが外角ピース30Dを半径方向の内側から斜めに面押圧する構成となっている。このような構成となっていることにより、分割ポール30Aに外周歯31を広く設定しつつも、内角ピース30Cと外角ピース30Dとの間の分割ライン30Bを半径方向の外側に大きく立ち上げて、内角ピース30Cにより外角ピース30Dを半径方向の外側へ強く押圧できるように圧力角を高く設定することができる。
また、分割ポール30Aは、内角ピース30Cが外角ピース30Dを分割ポール30Aの円周方向の中央位置(中央ラインC)に跨る中央領域において半径方向の内側から斜めに面押圧する構成となっている。このように、内角ピース30Cと外角ピース30Dとが互いに円周方向の中央位置に跨る中央領域で面当接し合う構成とされることで、これらの面当接箇所から内角ピース30C及び外角ピース30Dの円周方向の端箇所までの距離をバランスさせることができる。したがって、内角ピース30Cと外角ピース30Dとをそれぞれ上記面当接箇所まわりに傾がせにくい構成とすることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明のリクライナは、自動車の左側座席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、シートバックが連結されるベースは、フロア上に設けられるシートクッションの他、フロア上に設けられるブラケットなどであってもよい。
また、複数のポールをガイドに対して半径方向の外側へ押し出すように操作する操作カムは、ヒンジカムと共に回転する回転カムではなく、特開2011−116303号公報等の文献に開示されるような、ヒンジカムの軸回転によって半径方向にスライドして各ポールをラチェットの内周歯に押し付けたり離したりするスライドカムによって構成されたものであってもよい。また、リクライナは、2つ又は3つのポールをラチェットの内周歯に噛合させる構成となっているものであってもよい。
また、分割ポールは、その円周方向の一側面上の半径方向の途中箇所と内周面上の円周方向の途中箇所とを結ぶ分割ラインが、途中で屈曲することなく1本の真っ直ぐな斜めの線で構成されているものや、曲線で構成されているもの、或いは異なる形で延びる複数本の線が組み合わされて構成されているものであってもよい。また、分割ピースは、分割された内角ピースと外角ピースとが操作カムにより半径方向の内側からあてがわれる構成とされていればよく、内角ピースと外角ピースとで1点ずつあてがわれるものの他、内角ピースで1点で外角ピースで2点、或いは、内角ピースで2点外角ピースで1点など、計3点以上であてがわれるようになっていてもよい。
1 シート
2 シートバック
2F サイドフレーム
2Fa ダボ孔
2Fb 通し孔
2Fc ブラケット
3 シートクッション(ベース)
3F リクライニングプレート
3Fa ダボ孔
3Fb 通し孔
3Fc 掛部
4 リクライナ
5 リクライニングレバー
5A 操作ピン
5B コネクティングロッド
6 リターンスプリング
6A 内側の端部
6B 外側の端部
10 ラチェット
11 円板本体
11A 貫通孔
11B ダボ
12 円筒部
12A 内周歯
12B 肉盛り部
13 フリーゾーン部
13A 乗上げ部
20 ガイド
21 円板本体
21A 貫通孔
21B ダボ
22 円筒部
23 ガイド壁
24A ポール収容溝
24B カム収容溝
25 バネ掛部
30 ポール
31 外周歯
32 脚部
33 掛突起
34 乗上げ突起
30A 分割ポール
30B 分割ライン
30B1 立ち上がり領域
30B2 逃がし領域
30C 内角ピース
30D 外角ピース
40 回転カム(操作カム)
41 貫通孔
42 窪み部
43 肩部
44 押し部
45 嵌合突起
50 ヒンジカム
50A 貫通孔
51 バネ掛部
52 軸部
53 操作部
53A 角部
60 ロックスプリング
61 内側の端部
62 外側の端部
80 レリーズプレート
81 貫通孔
82 嵌合孔
83 引込み孔
90 外周リング
91 第1の押さえ部
92 第2の押さえ部
93 かしめ部
C 中央ライン
P 当接点
L1,L2 並びライン
F 附勢力の作用方向

Claims (3)

  1. シートバックをフロア上のベースに対して背凭れ角度の調整を行える状態に連結するリクライナであって、
    互いに相対回転可能に軸方向に組み付けられたラチェット及びガイドと、
    当該ラチェットとガイドとの間に設けられてこれらの相対回転を噛合により止める回転止め機構と、を有し、
    前記回転止め機構は、
    前記ガイドにより円周方向に支えられ、半径方向の外側へ押される移動により前記ラチェットの外周部に形成された内周歯と噛合する外周歯を備えた複数のポールと、
    当該複数のポールを前記ガイドに対して半径方向の外側へ押し出すように操作する操作カムと、を有し、
    前記複数のポールのうちの1つは、前記操作カムによって半径方向の外側へ押される移動により円周方向に幅を広げる形に擦り動きながら前記ラチェットの内周歯と噛合する分割ポールとして構成され、
    前記分割ポールは、その円周方向の一側面上の半径方向の途中箇所と内周面上の円周方向の途中箇所とを斜めに結ぶ1本の分割ラインにより内角側に分けられる内角ピースと外角側に分けられる外角ピースとに円周方向かつ半径方向に2分割された構成とされ、前記外角ピースの外周面に前記外周歯が形成され、前記内角ピースが前記操作カムに押されて前記外角ピースを前記分割ポールの円周方向の中央位置に跨る中央領域において円周方向と半径方向の外側とに斜めに押し動かす構成とされ、前記外角ピースが前記ラチェットの内周歯に噛合された状態では前記内角ピースと前記外角ピースとがそれぞれ前記操作カムにより半径方向の内側からあてがわれた状態とされるリクライナ。
  2. 請求項1に記載のリクライナであって、
    前記外角ピースが前記ラチェットの内周歯に噛合された状態では前記内角ピースと前記外角ピースとがそれぞれ前記操作カムにより半径方向の内側から円周方向の計3点以上であてがわれた状態とされるリクライナ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリクライナであって、
    前記分割ラインは、前記分割ポールの内周面上の円周方向の途中箇所から半径方向の外側へ向かって斜めに立ち上がる立ち上がり領域と、該立ち上がり領域の先から該立ち上がり領域よりも立ち上がりの小さな角度で前記分割ポールの円周方向の一側面上の半径方向の途中箇所へ延びる逃がし領域と、を有し、前記立ち上がり領域において前記内角ピースが前記外角ピースを半径方向の内側から斜めに面押圧する構成となっているリクライナ。
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